6-1 里芋の煮っころがし

ねっとりした食感としみじみとした味わいが人気の定番料理。ししとうがらしを加えると見た目も美しく、食欲を誘います。


 エネルギー : 190 kcal
 塩分 : -
 調理時間 : 25分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・里芋 8コ(約400g)
・ししとうがらし 8本

 【A】 
  ・酒 大さじ3
  ・みりん 大さじ2
  ・みそ 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1
  ・うす口しょうゆ 小さじ2
・だし カップ1
・サラダ油 
 
    

  里芋はよく洗い、上部を少し切る。ししとうがらしはヘタと種を取って小口切りにする。【A】は混ぜておく。
ポイント: 里芋の上部を切っておくと、火の通りがよくなり、皮がむきやすくなる。
  フライパンに里芋の切り口を下にして入れ、水カップ1+1/2を注ぎ、ふたをして強火にかける。沸騰したら火を弱め、約7分間蒸し煮にする。粗熱が取れたら皮をむき、水にくぐらせてぬめりを取り、水けをきる。
ポイント: 火が通りやすいように切り口を下にして蒸し煮にする。竹串が通ればOK。
  フライパンにサラダ油小さじ2を中火で熱し、ししとうがらしをサッと炒めて取り出す。
  フライパンを紙タオルで拭き、だしと を入れ、ふたをして中火にかける。時々転がしながら、約10分間煮る。【A】を加え、煮立ったら を戻し入れて混ぜ、とろみがつくまで弱火で煮詰める。
ポイント: だしの味を含ませてから、合わせ調味料を加える。
表面に調味料がよくからんだら、ししとうがらしを加えて煮詰める。



6-1a  里芋としいたけの重ね揚げ

里芋としいたけのうまみを閉じ込めたフライ。里芋は柔らかくなるまで蒸し煮にすると、しいたけによくなじみます。


  エネルギー : 200 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・里芋 4コ(約200g)
・生しいたけ (大)  4枚

 【衣】 
  ・小麦粉 適量
  ・卵白 (溶きほぐす)  適量
  ・パン粉 適量
・すだち 1コ
・小麦粉 
・揚げ油 
・塩 
 
    

  里芋はよく洗って上部を少し切り、フライパンに切り口を下にして入れる。水カップ1+1/2を注ぎ、ふたをして強火にかける。沸騰したら弱火にし、約20分間、十分に柔らかくなるまで蒸し煮にする。
  しいたけは軸を取り、かさの裏側に小麦粉少々をふる。
  里芋の切り口をしいたけの裏側に当て、皮をつまんで中身を押し出す。ラップをかけ、里芋を指でつぶして茶巾に包み、しいたけに密着させる。
ポイント: 里芋は十分に柔らかくなるまで火を通しておくと、皮がスルッとむける。
しいたけのかさの裏側にまんべんなく里芋をのばしながら、密着させる。
  ラップをはずし、小麦粉、卵白、パン粉の順に【衣】をつけ、150〜160℃の揚げ油で両面を返しながらカラッと揚げる。
  塩を軽くふり、半分に切って器に盛る。半分に切ったすだち、好みで塩を添える。



6-1b  里芋ときのこのお鍋

里芋をだしで煮て、鶏肉、きのこの順に時間差で入れるだけの簡単な一品。煮すぎないのがポイントです。


  エネルギー : 380 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・里芋 8コ(約400g)
・鶏もも肉 200g
・生しいたけ 2枚
・まいたけ 1/2パック
・なめこ 1/2袋
・みつば 1/3ワ

 【A】 
  ・だし カップ4
  ・うす口しょうゆ 大さじ4
  ・みりん 大さじ4
  ・酒 大さじ4
 
    

  里芋はよく洗って上部を少し切り、フライパンに切り口を下にして入れる。水カップ1+1/2を注ぎ、ふたをして強火にかける。沸騰したら火を弱め、約7分間蒸し煮にする。皮をむき、水にくぐらせてぬめりを取り、水けをきる。
  鶏肉は一口大のそぎ切りにする。しいたけは軸を落として斜め半分に切る。まいたけは食べやすい大きさにほぐし、なめこはサッとゆでてざるに上げる。みつばはザク切りにする。
  土鍋に 、【A】を入れて強火にかけ、煮立ったら中火で約10分間煮る。
ポイント: 根菜は水やだしから煮るのが基本。土鍋にだしと調味料、里芋を入れ、火にかける。
  鶏肉を加え、火が通ったら のきのこ類を加える。ひと煮立ちさせたらみつばを加えて火を止める。
ポイント: 鶏肉ときのこを加え、それぞれのうまみが出た煮汁で里芋を煮る。



6-2 ケーク・サレ

チーズ風味の生地に野菜をたっぷり焼き込んだ、お総菜感覚のケーキ。軽い食感の中に、野菜のみずみずしさが感じられる一品です。


 エネルギー : 1740 kcal
 塩分 : -
 調理時間 : 70分

 講師: 小嶋 ルミ


(21cm×8cm×高さ6cmのパウンド型1台分)

 【A】 
  ・薄力粉 125g
  *国産のものを使うとふくらみが悪くなることがあるので注意。 
  ・ベーキングパウダー 5g
  ・粉チーズ 40g
・卵 115g
・牛乳 70g
・サラダ油 70g
・塩 小さじ1/4強
・こしょう 小さじ1/4強

 【炒めたまねぎ】*つくりやすい分量。1台分で35gを使用する。余ったものは冷蔵庫で1週間、冷凍庫で3週間保存可能。 
  ・たまねぎ (粗みじん切り)  2コ分
  ・サラダ油 大さじ1

 【フィリング】*合計で約250gが目安 
  ・パプリカ (赤)  1/4コ
  ・ズッキーニ (小)  1/2本
  ・ブロッコリー 1/3コ
  ・ロースハム 3枚

 【トッピング】 
  ・パプリカ (赤/1.5cm幅に切る)  4本
  ・ズッキーニ (4mm厚さの輪切り)  4枚
  ・ミニトマト (横半分に切る)  4コ分

粗熱を取る時間は除く。 
*エネルギーは全量 


 

下準備 
 【炒めたまねぎ】をつくる。フライパンにサラダ油を熱し、たまねぎを強火で炒める。3分間炒めて部分的に焼き色がついてきたら弱火にし、12〜15分間炒め、バットなどに取り出して冷ましておく。 
 【フィリング】の材料を切る。パプリカは7〜8mm角に、ズッキーニは8mm〜1cm角に切る。ブロッコリーは小房に分ける。ハムは6〜7mm角に切る。 
 ポリ袋に【A】を入れ、空気を含ませるようによくふって混ぜる。 
    


生地をつくる
  ボウルに卵を入れて泡立て器でよく混ぜ、牛乳とサラダ油を加えてさらによく混ぜる。
  塩、こしょうを加えてさらに混ぜ、【炒めたまねぎ】のうち35gを加えてよく混ぜる。
   に下準備を終えた【A】を加える。菜箸3本を握り、固定させる。
ポイント: 泡立て器で混ぜると生地に粘りが出て、焼き上がりが堅くなってしまう。菜箸3本を使い、混ぜすぎを防ぐ。
  ボウルに菜箸を の持ち方で垂直に立て、小さい円を描くようにゆっくりと35〜40回混ぜる。
ポイント: ボウルの左下に直径12cmほどの小さな円を描くように混ぜる。1回混ぜるごとに、ボウルを手前に少し回転させる。生地はなめらかではなく、回りに粉が少々残っていてもよい。
人さし指と親指の間の箸がボウルの側面の粉をかき取るようにして、混ぜ残しのないようにする。
  【フィリング】のパプリカ、ズッキーニ、ハムを加え、ゴムべらで6〜7回、ボウルを回しながら大きく混ぜる。
ポイント: へらの広い面を使って、ボウルの正面右上から左下へ底をこするように動かす。ボウル側面の粉を生地につけてとるようにしてへらを返す。そのとき同時に左手でボウルを手前に少し回転させる。これを6〜7回繰り返す。

型に流して焼く
  型に の1/2量を流し入れ、中央にブロッコリーを並べる。
  残りの生地を流し入れ、ゴムべらで表面を軽くならし、【トッピング】のパプリカ、ズッキーニ、ミニトマトを彩りよく並べる。
  180℃のオーブンで約55分間焼く。表面の裂け目と側面に薄い焼き色がつけばよい。型からはずし、網にのせて粗熱を取る。

《つくる前にしておくこと》
・型の内側にオーブン用の紙を敷く。
・オーブンは220℃に温める(焼くときに180℃に下げる)。
※このレシピは、2012/03/21にも放送しました。
《極上ポイント》
・粉を加えたら混ぜすぎないこと。菜箸3本を使って、混ぜ足りないかなと思うぐらいでやめる。
・粗熱が取れて、ほんのり温かいぐらいがおいしい。冷めたものは切り分けてから、オーブントースターで軽く温めるとよい。



6-2a  フライパンでつくるケーク・サレ

小さめのフライパンに生地を流し、ふたをして焦げないように、ごく弱火で様子を見ながら焼き上げます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 小嶋 ルミ


(直径20cmのフライパン1台分)

 【A】 
  ・薄力粉 125g
  ・ベーキングパウダー 5g
  ・粉チーズ 40g
・卵 115g
・牛乳 70g
・サラダ油 70g
・塩 小さじ1/4強
・こしょう 小さじ1/4強

 【炒めたまねぎ】*つくりやすい分量。1台分で35gを使用する。余ったものは冷蔵庫で1週間、冷凍庫で3週間保存可能 
  ・たまねぎ (粗みじん切り)  2コ分
  ・サラダ油 大さじ1

 【フィリング】*合計で約250gが目安 
  ・パプリカ (赤)  1/4コ
  ・ズッキーニ (小)  1/2本
  ・ブロッコリー 1/3コ
  ・ロースハム 3枚
・サラダ油 


 
 型の内側にオーブン用の紙を敷く。 
 オーブンは220℃に温める(焼くときに180℃に下げる)。 
    

  ケーク・サレ参照。フィリングのブロッコリーはほかの野菜より少し大きく刻み、つくり方 でブロッコリーも一緒に混ぜ込む。フライパンにサラダ油少々を弱火で熱し、紙タオルでフライパンの縁までのばし、余分な油を拭き取る。生地を流し入れ、ふたをして15分間ほど焼く。生地の表面が少し乾いてきたら、裏返してさらに5分間ほど焼く。
ポイント: 一回り大きいフライパンがあれば、そちらに油を薄く塗り、返して焼き上げてもよい。ない場合は、皿などに取り出し、返しながらフライパンに戻す。
裏返してからはふたをせずに、底面に焼き色がつくまで焼く。



6-2b  きのこのケーク・サレ

きのこがたっぷり入った秋らしいケーク・サレ。きのこは好みのものを3〜4種類混ぜて使うとおいしくなります。


  エネルギー : 1760 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 70分 (粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 小嶋 ルミ


(21cm×8cm×高さ6cmのパウンド型1台分)

 【A】 
  ・薄力粉 125g
  ・ベーキングパウダー 5g
  ・粉チーズ 40g
・卵 115g
・牛乳 70g
・サラダ油 70g
・塩 小さじ1/4強
・こしょう 小さじ1/4強
・炒めたまねぎ 35g
*つくり方はケーク・サレ参照。 

 【フィリング】 

 【A】*合わせて250〜300g 
  ・生しいたけ 
  ・しめじ 
  ・まいたけ 
  ・エリンギ 
  ・パセリ (みじん切り)  大さじ2
  ・バター (食塩不使用)  10g
  ・サラダ油 小さじ1
  ・レモン汁 小さじ2

 【トッピング】 
  ・エリンギ (縦薄切り)  4枚
  ・しめじ 4本
  ・ミニトマト (横半分に切る)  4コ分
・サラダ油 少々
*トッピング用。 


 
 型の内側にオーブン用の紙を敷く。 
 オーブンは220℃に温める(焼くときに180℃に下げる)。 
    

  【フィリング】をつくる。しいたけは石づきを除いて薄切りにする。しめじは石づきを除いて1本ずつほぐす。まいたけは手で食べやすい大きさに裂く。エリンギは長さを半分に切り、しいたけと同じぐらいの大きさに切る。
  フライパンにバターとサラダ油を熱し、きのこを入れて炒める。
  しんなりしてきたらレモン汁を加えてサッと炒め、ざるに上げて粗熱を取る。
ポイント: きのこは炒めると水分が出るので、ざるに上げて水けをきる。
  生地をつくる。ケーク・サレのつくり方 と同じように生地をつくる。
   とパセリを加え、ゴムべらで混ぜる(混ぜ方はケーク・サレのつくり方 を参照)。
  型に流し入れ、表面をならしてトッピングを彩りよく並べる。きのこの表面にサラダ油を塗り、180℃のオーブンで約55分間焼く。型からはずし、網にのせて粗熱を取る。
ポイント: きのこは乾燥しやすいので、サラダ油を塗る。

冷蔵庫で保存し、翌日までに食べきる。



6-3  いちじくのコンポート

いちじくをサッと煮て完成のコンポート。コクのある黒砂糖を煮詰めてつくるシロップがポイントです。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは1コ分。)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (冷蔵庫に置く時間は除く。)

 講師: 脇屋 友詞


(4コ分)
・いちじく 4コ
・レモン (薄切り)  1枚

 【A】 
  ・湯 カップ3
  ・黒砂糖 (粉)  100g
  ・砂糖 100g

 【飾り用】 
  ・いちじく (3〜4mm厚さの薄切り)  適量
  ・ミントの葉 (生)  適量
 
    

  【A】を小さめの鍋に入れて煮立て、いちじくを皮付きのまま入れ、レモンを加える。中火で6分間煮て、火を止めてそのまま冷ます。
ポイント: いちじくが半分ほどつかる煮汁でサッと煮て、冷まして味を含ませる。好みでしっかり煮ても。
  いちじくは取り出し、冷蔵庫に入れて1日おく。煮汁は再び中火にかけ、半量になるまで煮詰めてシロップをつくる。火を止め、そのまま冷まして常温におく。
  器に【飾り用】のいちじくを敷き、 のいちじくを盛る。シロップをまんべんなくかけ、ミントの葉を飾る。



6-4  いちじくと豆腐の香りあえ

いちじくと豆腐の新鮮な出会いをご堪能ください。一口食べればそのおいしさに驚くはずです。カナッペ風にしてどうぞ。


  エネルギー : 80 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (豆腐の水きりをする時間は除く。)

 講師: 脇屋 友詞


(2人分)
・いちじく 1/2コ
・絹ごし豆腐 50g
・ザーサイ (みじん切り)  小さじ1
・レモン汁 少々
・食パン 適量
*好みの厚さで 
・セルフィーユ (生)  適宜
・塩 
・こしょう 
 
    

  いちじくは皮付きのまま5mm角に切る。豆腐はしっかり水けをきる。
  ボウルに の豆腐をくずし入れ、ザーサイを加える。塩・こしょう各少々で味を調え、レモン汁をかける。
   にいちじくを加え、混ぜ合わせる。
ポイント: いちじくに豆腐の衣がまんべんなくつくよう、丁寧に混ぜる。
  食パンを食べやすく切ってこんがりと焼き、 をのせる。あればセルフィーユを飾る。



6-5  野菜のポタージュ

ポトフが余ったら、ポタージュにしていただきましょう。


  エネルギー : 120 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 城戸崎 愛


(2〜3人分)
・ポトフの野菜 約カップ1
*にんじん、じゃがいも、セロリ、たまねぎ、トマトなど。 
・ポトフのスープ カップ2
・生クリーム カップ1/4
・塩 適量

 【仕上げ用】 
  ・生クリーム 適量
  ・パセリのみじん切り 少々
 
    

  ポトフの野菜をポトフのスープとともにミキサーにかけてピュレ状にする。鍋に移し、生クリームを加えて火にかける。温まったら塩適量で味を調え、器によそう。生クリーム適量をかけ、パセリのみじん切り少々をふる。



6-5a  肉おでん

牛すね肉でとっただしでおでんの材料を煮込んだ、和風ポトフ。削り節と青のり粉をふっていただくと、ひと味違ってまたおいしい。


  エネルギー : 540 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 210分

 講師: 城戸崎 愛


(5〜6人分)
・牛すね肉 (塊)  500g
・牛すじ肉 150g
・大根 1/2本
・にんじん (大)  1本
・じゃがいも 2コ
・こんにゃく 1枚
・ゆで卵 3コ
・ちくわ 1本
・好みの練り物 20〜25コ
*さつま揚げ、ごぼう巻き、黒はんぺん(いわしを使った練り物で、静岡県でよく食べられる)など。 
・削り節 適量
・青のり粉 適量
・溶きがらし 適量
・しょうゆ 
・酒 
・みりん 
・砂糖 
 
    

  牛すね肉は水でサッと洗ってから、ぬるま湯で洗い、表面の汚れと脂を取り除き、再び水で洗う。牛すじ肉はサッと洗ってゆでこぼし、アクを取り除く。
  大きい鍋に水2リットルと の牛すね肉、牛すじ肉を入れ、強火にかける。沸騰直前に弱火にし、アクを丁寧に取り除く。ふたをして、約2時間煮る。
  大根は2cm厚さの輪切りにして皮をむき、面取りする。15分間ほど下ゆでし、ざるに上げる。
  にんじんは斜めに大ぶりに切る。じゃがいもは半分に切り、面取りして水にさらす。こんにゃくは三角形に6等分に切り、下ゆでする。ゆで卵は殻をむく。
  ちくわは斜めに大ぶりに切る。他の練り物とともに熱湯をかけて油抜きをし竹串を適宜に刺す。
ポイント: おでんダネは熱湯をかけて油抜きをすると、味がしみこみやすくなる。竹串を刺すと味がしみこみやすい。
   の牛肉に竹串がスッと通るまで柔らかくなったら、 の大根を加え、しょうゆカップ3/5、酒大さじ6、みりん大さじ3、砂糖大さじ2を加えて、20分間ほど煮る。
ポイント: ポトフと同じような材料でも、調味料をかえるとお国柄が出る。
   を加えて15分間ほど煮る。
   を加えて30分間ほど煮る。味をみて、うすければしょうゆ少々を足す。
  牛すね肉は食べやすく切る。好みで削り節、青のり粉、溶きがらしをつけながら食べる。



6-5b  豚肉と大豆の煮込み

豚バラ肉と大豆をコトコトと時間をかけて煮込みます。でき上がるまでの待つ時間を楽しみましょう。


  エネルギー : 520 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 180分 (大豆を水につける時間は除く。)

 講師: 城戸崎 愛


(5〜6人分)
・豚バラ肉 (塊)  500〜600g
・大豆 (乾)  カップ2
・ねぎ 1本
・しょうが 1かけ
・砂糖 大さじ3〜4
・酒 大さじ3
・しょうゆ 大さじ3+1/2〜4
 
    

  大豆はよく洗い、3倍量の水に一晩つける。
  厚手の鍋にカップ6の水を入れて強火にかけ、沸騰したら水けをきった の大豆を入れる。沸騰直前に弱火にし、大豆が柔らかくなるまで1時間30分〜2時間煮る。途中で水が少なくなってきたら、水適量を加え、常に豆が水に浸っている状態にする。
  豚肉は4〜5cm角に切る。鍋に湯を沸かして肉を入れ、アクを取りながら15分間ほどゆで、取り出す。
  フライパンを熱して の豚肉の脂身を下にして焼き、表面全体に薄い焼き色をつける。
ポイント: 豚肉は焼きすぎると、表面がパサパサになるので注意。
  ねぎは5cm長さのブツ切りにし、しょうがはたたきつぶす。
  別の鍋に を入れ、水カップ4を注いで強火にかける。沸騰直前に弱火にし、アクを取り除く。ふたをして、約1時間煮る。
   の大豆を汁ごと加え、ふたをずらして弱めの中火で煮る。砂糖大さじ3〜4を2回に分けて加え、酒大さじ3を加え、15分間ほど煮る。
ポイント: 煮汁にも大豆のだしが出ているので、煮汁ごと加える。調味料は時間差で加えて、味を少しずつしみこませる。
  しょうゆ大さじ3+1/2〜4を2回に分けて加え、さらに40分間ほど煮る。
  汁けがほとんどなくなったら、味をみて、うすければ砂糖・しょうゆ各適量を加える。



6-5c  ポトフ

安くてシンプルな材料も、時間という魔法にかかると味わい深いごちそうに。たっぷりつくっておいて、一滴残さずいただきたいものです。


  エネルギー : 320 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 180分

 講師: 城戸崎 愛


(5〜6人分)
・牛すね肉 (塊)  500〜600g
・たまねぎ 2コ
・にんじん (大)  1本
・大根 (大)  1/4本
・ねぎ (大)  1本
・セロリ 1本
・じゃがいも 2コ
・キャベツ (小)  1/2コ
・トマト 1コ
・クローブ 4コ
*香辛料の一種、丁子のこと。香りが高く、甘みに調和する。 
・ブーケガルニ 1コ
・固形スープの素(もと) (洋風)  1コ
・粒マスタード 適宜
・塩 
 
    

  牛すね肉は水でサッと洗ってから、ぬるま湯で洗い、表面の汚れと脂を取り除く。再び水でよく洗う。
ポイント: ぬるま湯で洗うと、すね肉の表面についている余分な脂や汚れが取り除きやすい。
  鍋に水2.5〜3リットルと牛すね肉を入れ、強火にかける。沸騰直前に弱火にし、アクを丁寧に取り除く。
ポイント: アクを取ると、すっきりした味わいのすんだスープになる。
  ブーケガルニと固形スープの素を加え、ふたをして約2時間煮る。
  にんじんと大根は皮をむき、6〜7cm長さに切ってから縦4〜6等分に切る。ねぎとセロリも同じぐらいの長さに切る。たまねぎは縦半分に切り、クローブを刺す。
  じゃがいもは半分に切り、面取りをする。キャベツは芯をつけたまま、縦に4〜6等分に切る。トマトは四つ割りにして、ヘタと種を取り除く。
   の肉に竹串がスッと通るくらいに柔らかくなったら、 の野菜を加えて強火にする。沸騰直前に弱火にし、アクを取り除く。野菜からもアクが出るので、こまめに取り除きながら20分間ほど煮る。
ポイント: すね肉から出ただしを野菜に吸わせるように煮ていく。
  じゃがいもとキャベツを加えてさらに15〜20分間煮る。野菜が柔らかくなったら、トマトを加えてサッと煮、塩適量で味を調える。
  肉は食べやすく1.5cmほどの厚さに切り、野菜とともに皿に盛る。スープを注ぎ、好みで粒マスタードを添える。



6-5d  大根と牛肉の韓国風スープ煮

ポトフと同じ材料ですが、こちらはこま切れ肉を使うので、短時間でできます。粗くつぶした黒こしょうをたっぷりきかせてどうぞ。


  エネルギー : 230 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 75分

 講師: 城戸崎 愛


(4〜5人分)
・大根 (大)  1/2本
・牛こま切れ肉 300g
・にんにく (大/すりおろす)  1かけ分
・貝割れ菜 適宜
・糸とうがらし 適宜
・しょうゆ 
・黒こしょう (粒)  
 
    

  大根は皮をむき、7〜8mm厚さのいちょう形に切る。
   の大根と水カップ7を鍋に入れて強火にかける。沸騰直前に弱火にし、アクを取り除く。大根が透き通るまで、30分間ほど煮る。
  牛肉ににんにくとしょうゆ大さじ3をからめ、20分間ほどおく。
ポイント: 牛肉に下味をつけておくと、煮る時間が短くても味がよくしみこむ。
   の肉を汁ごと加え、強火にする。アクが出たら弱火にし、アクを取り除く。
  黒こしょう小さじ1は鍋の底などで粗くつぶしてから包丁で刻む。 に加え、15分間煮る。
  味をみて、うすければしょうゆ適量を加える。
  器に盛り、粗くつぶした黒こしょう適量をふる。あれば貝割れ菜、糸とうがらしを添える。



6-6  けんちゃん

香川の郷土料理。本来「まんば」という青菜を使いますが、今回は簡単に小松菜を使いましょう。微妙な汁けとクッタリ具合がおいしい!


  エネルギー : 120 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 渡辺 あきこ


(4人分)
・小松菜 250g
・木綿豆腐 1/2丁(150g)
・油揚げ 1枚
・卵 1コ
・だし カップ1/4
・サラダ油 大さじ1
・しょうゆ 大さじ1+1/2
・みりん 大さじ1/2
・砂糖 小さじ1
 
    

  小松菜は根を切り落とし、泥をよく落として4cm長さに切る。豆腐は2cm角くらいにちぎり、ざるに上げて自然に水けをきっておく。油揚げは縦半分に切り、1cm幅に切る。卵は割りほぐす。
ポイント: 豆腐は切り口を多くすると水分が出やすい。おもしをして無理に水けをきる必要はない。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、小松菜を入れて中火で炒め、油が回ったら、豆腐を加えてサッと炒める。
ポイント: 小松菜に油が回り、6〜7割火が入ってしんなりしたところで、豆腐を加える。
  だし、油揚げ、しょうゆ大さじ1+1/2、みりん大さじ1/2、砂糖小さじ1を加え、2分間ほど煮る。
  溶き卵を回しかけて、火を通して器に盛る。
ポイント: すぐには触れず、少し固まったところを箸でざっと混ぜて、火を止める。



6-6a  こづゆ

福島の郷土料理。海と山のうまみが溶け出した、繊細なおいしさです。下ごしらえが重要。冷たいまま食べてもOKです。


  エネルギー : 100 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (干し貝柱、干ししいたけ、きくらげを戻す時間は除く。)

 講師: 渡辺 あきこ


(4人分)
・干し貝柱 8コ(30g)
・干ししいたけ 4枚
・きくらげ (乾)  4g(10コ)
・しらたき 150g
・にんじん 1本
・里芋 6コ(300g)
・白玉麩(ふ) 12コ
*小指の先ほどの小さな焼き麩 

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
  ・酒 大さじ2
・塩 
 
    

  干し貝柱、干ししいたけ、きくらげはそれぞれかぶるくらいの水に一晩つけて戻す。干し貝柱と干ししいたけの戻し汁はとっておく。
ポイント: 乾物類は、少々手間でも一晩かけて戻すと、よいだしが出る。
  貝柱は粗くほぐし、しいたけは軸を除いて薄切りに、きくらげは石づきを除いて小さめにちぎる。
  しらたきは3cm長さに切り、熱湯でサッとゆでてざるに上げる。にんじんと里芋は皮をむき、1cm厚さのいちょう形に切り、熱湯で10分間ゆでる。白玉麩は水につけて戻し、水けを絞る。
  干ししいたけと干し貝柱の戻し汁に水を加えて1リットルにし、鍋に入れる。 としらたきを加えて中火にかけ、煮立ったらアクを除き、弱火にして10分間煮る。
ポイント: アクが出てきたら、すくいながら弱火で煮ていく。
  【A】、にんじん、里芋を加えて中火で5分間煮る。塩少々で味を調え、仕上げに白玉麩を加える。
ポイント: にんじんと里芋は下ゆでしているので、サッと煮ればOK。



6-6b  おやき

いまや長野の名物となったおやき。もっちりとした食感のポイントは焼いてから蒸すことです。好きなあんを包みましょう。


  エネルギー : - (エネルギーはE170kcal(なすのみそ炒め1コ分)、
E170kcal(かぼちゃあん1コ分) 、E160kcal(切り干し大根1コ分))

  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (あんをつくる時間、生地をねかせる時間は除く)

 講師: 渡辺 あきこ


(12コ分)
・中力粉 300g
*なければ薄力粉でもよい。 

 【A】 
  ・熱湯 カップ1
  ・サラダ油 小さじ1
  ・塩 小さじ1/4
・中力粉 適量
*打ち粉用。なければ薄力粉でもよい。 
・サラダ油 

 【なすのみそ炒め】*4コ分。T10分 
  ・なす 2コ
  ・青じそ (5mm角に切る)  2枚
  ・サラダ油 
  ・みそ 
  ・砂糖 

 【かぼちゃあん】*4コ分。T15分 
  ・かぼちゃ 200g
  ・サラダ油 
  ・砂糖 
  ・しょうゆ 
  ・塩 

 【切り干し大根】*4コ分。T15分 
  ・切り干し大根 (乾)  20g
  ・にんじん 30g
  ・油揚げ 1/2枚
  ・サラダ油 
  ・しょうゆ 
  ・砂糖 


 

【なすのみそ炒め】をつくる 
 なすはヘタを落として5mm厚さの半月形に切り、水にさらして水けをきる。 
 フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、なすを入れて中火でサッと炒める。ふたをして弱火で5分間蒸し焼きにする。 
 しんなりしたら、みそ・砂糖各大さじ2を加えてからめる。青じそを加え、4等分にしておく。 

【かぼちゃあん】をつくる 
 かぼちゃは皮をむき、細切りにする。 
 フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、かぼちゃを入れてサッと炒める。水カップ1/4を加え、ふたをして5分間蒸し煮にする。 
 柔らかくなったら砂糖大さじ1、しょうゆ小さじ1、塩一つまみを加えてざっと混ぜ、4等分にして丸めておく。 

【切り干し大根】をつくる 
 切り干し大根はたっぷりの水に15分間つけて戻し、水けを絞って1cm長さに切る。にんじん、油揚げは3cm長さのせん切りにする。 
 鍋にサラダ油小さじ2を熱し、中火でにんじん、切り干し大根の順に炒め、水カップ1、油揚げ、しょうゆ大さじ1、砂糖小さじ2を加える。落としぶたをして汁けがなくなるまで煮て、4等分にしておく。 
    


生地をつくる
  【A】を混ぜ合わせておく。ボウルに中力粉を入れ、菜箸で混ぜながら【A】を回し入れる。
  全体に湯がなじんだら、手で混ぜてひとまとめにする。
  まな板や台に取り出し、手のひらの付け根で手前から奥に押し込むようにして、全体がなめらかになるまで2〜3分間練る。
  ボウルに入れて、ラップをし、15〜20分間常温でねかせる。

あんを包む
   を12等分にして丸め、打ち粉少々をつけ、直径約10cmにのばす。
  1コ分のあんを生地の中央に置き、周囲の生地を寄せてひだをつくりながら包み、口をしっかり閉じる。
  閉じ口を下にし、軽くつぶし、回転させて形を円く整える。

焼いてから蒸す
  フライパンにサラダ油を薄くなじませ、 を並べる。弱火で両面がこんがり色づくまで焼く。
  蒸気の上がった蒸し器に入れ(おやきが重なってもよい)、中火で10分間蒸す。



6-6c  しもつかれ

栃木を中心に、北関東一円で食される一品。正月に残った新巻ざけや酒かす、春先の大根やにんじんも使った、合理的で栄養のある常備菜です。


  エネルギー : 690 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 渡辺 あきこ


(つくりやすい分量)
・塩ざけ (中辛/切り身)  1切れ(90g)
・大豆 (乾)  50g
・油揚げ 1枚
・大根 1/3本(300g)
・にんじん 1/2本(70g)
・酒かす 40g
・しょうゆ 大さじ1
・塩 少々
 
    

  いり大豆をつくる。大豆は洗って水けを拭き、鍋に入れる。弱火にかけ、皮がはじけるまで10分間ほどいる。
  塩ざけは骨を除いて1cm角に切る。油揚げも1cm四方に切る。大根とにんじんは鬼おろしで粗くすりおろす。
ポイント: 鬼おろしの程よい粗さがポイント。汁けはきらずに使う。
  鍋に水カップ4、いり大豆を入れて中火にかける。煮立ったらふたをし、弱火で約10分間煮る。
   と酒かすを加え、さらに30〜35分間煮る。しょうゆ大さじ1と塩少々で味を調える。
ポイント: 大豆を先に煮て、残りの材料を一緒に加えて煮ていく。

【保存】
冷蔵庫で3〜4日間保存可能。



6-7  かぶとハムのサラダ

かぶの塩もみに、自家製たまねぎドレッシングをかければ、一気にごちそうサラダに。クレソンが味のアクセントになります。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 8分

 講師: 高山 なおみ


(2人分)
・かぶの塩もみ 一つかみ
*かぶのポタージュ参照 
・ロースハム (薄切り)  4枚
・クレソン 1ワ
たまねぎドレッシング 適量
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  ハムは半分に切る。クレソンは3cm長さに切る。
  水けを軽くきったかぶの塩もみと をザックリ合わせて器に盛る。たまねぎドレッシングをかけ、黒こしょう適量をふる。



6-7a  かぶのしらすのっけ

シンプルだからこそ、皮の歯ごたえやみずみずしい食感、甘みが実感できます。ちりめんじゃこをつかってもおいしい。


  エネルギー : 25 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 高山 なおみ


(2人分)
・かぶの塩もみ 一つかみ
・しらす 大さじ1
・白ごま (軽くいる)  適量
・しょうゆ 
・ごま油 
 
    

  水けを軽くきったかぶの塩もみを器に盛り、しらすと白ごまをのせる。
  しょうゆ・ごま油各小さじ1/2をかける。



6-7b  かぶのポタージュ

口の中でホロホロとくずれていくかぶがおいしい、味も食感もやさしいスープです。かぶの甘みが詰まった一品。


  エネルギー : 150 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 高山 なおみ


(2人分)
・かぶ (大)  2コ(正味270g)
・かぶの葉 1コ分

 【A】 
  ・水 カップ1
  ・固形スープの素(もと) (洋風/刻む)  1/2コ
  ・ローリエ 1枚
  ・バター 10g
  ・塩 一つまみ
・牛乳 カップ1
・みそ 小さじ1
・塩 少々
・黒こしょう (粗びき)  少々


 

かぶの下処理 
 かぶは葉の付け根で切り離し、残った茎を削り取る。 
 かぶの先端を切り落とし、皮はむかずに黒く傷んだ部分があれば削る。 
 葉は切り口を下にして、たっぷりの水に放す。
 

かぶの保存 
 かぶは3〜4mm厚さに切る。 
ポイント: 余ったかぶは皮ごと塩もみにすると、冷蔵庫で3〜4日間もつうえ、すぐに使えて便利。 
 ボウルに入れ、塩(かぶ〈大〉3コに対して塩小さじ1/2強が目安)をふってざっと合わせる。 
 しばらくおき、しんなりしてきたら保存容器に移し、冷蔵庫へ。出てきた水分ごと移すとみずみずしさが保たれる。 
    

  かぶは葉を切り離して下処理をし、皮ごと縦半分に切る。葉は1cm長さに切る。
  厚手の鍋にかぶの切り口を下にして並べ入れる。【A】を加えてふたをし、強火にかける。
ポイント: 直径20cmの鍋にかぶを入れ、かぶの頭が出るくらいの最低限の水の量で煮始める。
  煮立ったら、弱めの中火にして、かぶが柔らかくなるまで20分間ほど蒸し煮にする。
ポイント: ふたをした鍋の中はクツクツと常に泡が出た状態に。グラグラは火が強すぎ、コトコトは弱すぎ。
  かぶに竹串がスッと通るくらいになったら、火を止め、泡立て器でおおまかにつぶす。
ポイント: かぶに芯がなくなるまでしっかり火を通してからつぶす。少し塊が残るくらいがおいしい。
  牛乳とみそ小さじ1を加えて混ぜ、再び弱めの中火にかける。味をみて足りなければ塩少々で調え、煮立てないように軽く煮る。かぶの葉を加え、ざっと混ぜて火を止める。皿に盛り、黒こしょう少々をふる。

【かぶの葉の保存】
基本的に青菜類はすべてこの保存法。4〜5日間はピンピンと元気です。保存する直前まで水につけておきましょう。
1 ざっと水けをきったら、新聞紙の上に根元を下にして斜めに置く。花をくるむように、ふんわり包む。
2 新聞紙の上を少しあけてポリ袋にゆったり入れ、軽く口を縛る。冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。



6-7c  たまねぎドレッシング

空き瓶に材料を入れて、ふって混ぜれば簡単にできます。生たまねぎの甘みとコクが、味の決め手。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 高山 なおみ


(つくりやすい分量)
・たまねぎ (すりおろす)  1/4コ分
・酢 大さじ3
・練りがらし 小さじ1/3
・塩 小さじ1
・サラダ油 大さじ7
 
    

  たまねぎ、酢、練りがらし、塩を空き瓶に入れて、ふたをしてよくふり混ぜる。塩と練りがらしがよく混ざったら、サラダ油を加えて、ふたをしてさらにふり混ぜる。

冷蔵庫で約2週間保存可能。



6-7d  小松菜と油揚げのサッと煮びたし

少ないだしと蒸気の力で小松菜の濃い味を引き出します。油揚げの香ばしさも味の一つなので、しっかり焼いてください。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (小松菜の下処理をする時間は除く。)

 講師: 高山 なおみ


(2人分)
・小松菜 250g
・油揚げ 1枚

 【A】 
  ・だし カップ1/4
  ・うす口しょうゆ 大さじ1/2
  ・塩 一つまみ
  ・ごま油 小さじ1
・ごま油 


 

小松菜の下処理 
 買ってきたら、根を下にして、たっぷりの水に放す。使わない分は保存する。 
 使う分は、根をギリギリのところで、切り落とす。 
 根元に十文字に切り込みを入れて、水の中で泥をふり洗いする。 
    

  小松菜は下処理をし(下準備参照)、4〜5cm長さに切って、しばらく水につけておく。ざるに上げ、水けをよくきる。油揚げは縦半分に切ってから3cm幅に切る。
  厚手の鍋にごま油小さじ1を入れて中火にかけ、油揚げを入れてじっくり焼く。こんがり焼き色がついたら、 の小松菜を加え、【A】を順に加えて、すぐにふたをする。
ポイント: 油揚げをじっくり焼きつけている間に、鍋がしっかり熱くなっていることが大切。短時間で蒸らすため、調味料を加えたら、混ぜずにすぐにふたをして蒸気を閉じ込める。
  20〜30秒して、小松菜のかさが減ったら、まだ半生のところでざっと混ぜる。ふたをして火を止め、煮汁ごと器に盛る。
ポイント: 皿の上でも余熱は入るので、サッと混ぜたらすぐにふたをして、火を止める。

【小松菜の保存】
基本的に青菜類はすべてこの保存法。4〜5日間はピンピンと元気です。保存する直前まで水につけておきましょう。
1 ざっと水けをきったら、新聞紙の上に根元を下にして斜めに置く。花をくるむように、ふんわり包む。
2 新聞紙の上を少しあけてポリ袋にゆったり入れ、軽く口を縛る。冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。