52-1  ねぎ鶏

ねぎをたっぷり使った鶏肉のボリュームおかず。「蒸しねぎ」と「白髪ねぎ」のダブル使いで、ねぎを楽しみましょう。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 小林 まさみ


(2人分)
・ねぎ 2本(200g)
・鶏もも肉 1枚(250g)

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・しょうが汁 小さじ2
  ・砂糖 小さじ1/4
・赤とうがらし (種を除き、 はさみで縦に細く切る)  1本分
・香菜(シャンツァイ) 適宜
・塩 
・こしょう 
・酒 
・ごま油 
 
    

  鶏肉は厚い部分に切り込みを入れて開き、筋と余分な脂肪を除く。塩小さじ1/2とこしょう少々をすり込んで10分間おく。【A】は混ぜておく。
  ねぎ1/2本は5cm長さに切り、切り目を入れて芯を取る。せん切りにし、水にさらして水けをきり、白髪ねぎにする。芯は縦半分に切る。
  残りのねぎ1+1/2本は、青い部分も一緒に1cm幅の斜め切りにする。
  フライパンに のねぎと の縦半分にした芯を広げ、鶏肉を皮を上にしてのせる。酒大さじ2をふり、強火にかける。フツフツしてきたらふたをして弱火にし、12〜15分間蒸す。
  鶏肉を取り出し、1cm幅のそぎ切りにする。器に蒸したねぎ、鶏肉、白髪ねぎ、赤とうがらしの順に盛り、【A】をかける。
  フライパンをきれいにし、ごま油大さじ1を入れてアツアツに熱する。 の上にかけ、好みで香菜をのせる。

※このレシピは、2014/01/13に放送したものです。



52-2  大根とかまぼこのあえもの

残った大根で、味、食感のがらりと変わったカツ代さんの大好きだった副菜をつくりましょう。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小林 カツ代


(4人分)
・大根 1/3本
・大根の葉 (芯に近い柔らかい部分)  適量
・かまぼこ (小)  1本
*ちくわやハムでもよい。 
・白ごま カップ1/4
・塩 小さじ1/2
・米酢 大さじ1
 
    

  大根は皮をむき、薄めの輪切りにしてからせん切りにする。大根の葉は細かく刻む。
  ボウルに を入れて塩小さじ1/2をふり、ざっと混ぜてからしんなりするまで5分間ほどおく。
  白ごまはすり鉢でよくすり、米酢大さじ1を加えて混ぜる。
   の大根と葉をざるにあけ、自然に水けをきり、薄切りにしたかまぼことともに に2〜3回に分けて加え、ザックリとあえる。

※このレシピは、1997/01/13に放送したものです。



52-2a  白菜とツナのあんかけ汁

「ご飯にトロリとかけて食べるとおいしいの」かたくり粉でとじると冷めにくいので、寒い日にはもってこいの一品です。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 小林 カツ代


(4人分)
・白菜 1/4コ(600〜800g)
・ツナ (オイル漬け/缶詰/小)  1缶

 【A】 
  ・酒 大さじ3
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
  ・水 カップ2
・かたくり粉 大さじ1
 
    

  白菜は芯と葉に切り分け、芯は縦に細切りにする。葉は大きくザク切りにする。
  鍋の中を水でぬらし、白菜の芯、葉を詰める。真ん中をあけて、缶汁ごとツナを入れ、【A】を加えてふたをし、強めの中火で10分間煮る。
  仕上がり間際に底から全体を返し、ひと煮立ちしたら、かたくり粉大さじ1を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。

※このレシピは、1997/01/13に放送したものです。



52-2b  もち入りシチュー

「煮る時間はかかるけれど、火が勝手に煮てくれるから」スープの素(もと)と塩、こしょうがベースのあっさり味で、飽きのこないおいしい一品です。


  エネルギー : 1850 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 105分

 講師: 小林 カツ代


(つくりやすい分量)
・餅 適量
・牛肉 (シチュー用/角切り)  600g
・大根 1/2本
・にんじん 2本(300g)
・セロリ (葉と軸)  1本
・ローリエ 1枚
・固形スープの素 (洋風)  2コ
・パセリ (みじん切り)  適量
*あれば。 
・塩 適量
・こしょう 適量
 
    

  大根は4cm厚さに切り、4〜6等分にする。にんじんは3〜4cm長さに切り、細い部分は縦に2等分、太い部分は縦に4等分にする。
  セロリは筋を取り、太い部分は縦に2等分にしてから3cm長さに切る。葉の部分は軸につけたまま使う。
  牛肉はたっぷりの熱湯で表面の色が変わるまで強火でサッとゆでる。
  厚手の鍋に水2リットルと牛肉、 の野菜、ローリエ、固形スープの素を入れ、強火にかける。煮立ってきたら、静かに沸騰する火加減にして1時間〜1時間30分間煮込む。浮いたアクはすくい、ふたを少しずらしてのせておく。
  煮上がったら塩・こしょう各適量で味を調える。
  好みの数の餅を焼いて器に入れ、 を具ごと注ぐ。あればパセリを散らす。

※このレシピは、1985/12/26に放送したものです。



52-3  ハンからバーグきのこソース

ハンバーグにおからが入るから、名前を合体させて、ハンからバーグになりました。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・おから 80g
・かたくり粉 大さじ2
・牛乳 カップ1/2
・卵 1コ
・合いびき肉 120g
・ウスターソース 小さじ1

 【きのこソース】 
  ・えのきだけ 50g
  ・しめじ 80g
  ・赤ワイン 大さじ1
  ・ウスターソース 大さじ1
  ・トマトケチャップ 大さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・水 カップ1/2
・塩 一つまみ
・こしょう 少々
・サラダ油 少々
・バター 大さじ1
 
    

  おからにかたくり粉を混ぜる。牛乳と溶きほぐした卵を混ぜ、おからとよくなじむまで混ぜ合わせる。
  合いびき肉に とウスターソース、塩一つまみ、こしょう少々を加えて手でこね混ぜる。2等分にして小判形にまとめ、真ん中を軽くへこます。
  フライパンを熱してサラダ油少々をひき、 を中火で焼き、焼き色がついたら裏返す。2〜3分間焼いたら、熱湯をハンからバーグの半分ほどの高さまで注いで、さらにふたをして中火で5分間焼く。
  竹串をの バーグの中まで刺し、竹串が熱くなっていたら、ふたを取って汁けをとばし、取り出して器に盛る。
  きのこソースをつくる。えのきだけは石づきを取り、長さを4つに切る。しめじは石づきを取り、小房に分ける。 のフライパンにバター大さじ1を入れて中火で溶かし、えのきだけとしめじを全体が熱くなるまで炒める。残りのきのこソースの材料を加え、煮立ったら火を止め、ハンからバーグにかける。

※このレシピは、2000/12/05に放送したものです。



52-3a  しっとりうの花

具をシンプルにしておからのおいしさを楽しみましょう。しっとりいり上げ、最後にごま油で香り高く仕上げます。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・おから カップ1+1/2(100g)
・えのきだけ 50g
・にんじん 3cm(30g)
・細ねぎ 2〜3本

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・酒 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
・削り節 1パック(4g)
・ごま油 
 
    

  えのきだけは石づきを取って、長さを4つに切る。にんじんは3cm長さのせん切り、細ねぎは小口切りにする。
  鍋に水カップ1とにんじんを入れ、中火で火が通るまで煮る。えのきだけ、【A】、おから、細ねぎ、削り節を加え、弱めの中火にしていりつける。
  汁けが少なくなってしっとりしたら火を止め、ごま油小さじ1/2を混ぜる。

※このレシピは、2000/12/05に放送したものです。



52-3b  麦ご飯




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 小林 カツ代

・米 カップ1+1/2
・麦 (3対1の配合)  カップ1/2
 
    

  米カップ1+1/2と麦カップ1/2(3対1の配合)を混ぜて洗い、通常の水加減で炊飯器で炊く。

※このレシピは、2000/12/05に放送したものです。



52-3c  野菜のディップ

にんじんをゆでた湯で、むだなくブロッコリーをゆでます。あけぼの色に染めたオーロラソースをディップにしていただきます。


  エネルギー : 150 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・ブロッコリー 1コ
・にんじん 1/2本

 【オーロラソース】 
  ・マヨネーズ 大さじ2
  ・トマトケチャップ 大さじ1
  ・牛乳 小さじ1
 
    

  ブロッコリーは小房に分け、軸の部分は厚く皮をむいて薄切りにする。
  にんじんは皮をむき、約7mm厚さの輪切りにする。
  鍋に のにんじんと水を入れて火にかけ、竹串がスーッと通るまでゆで、ざるにとる。同じ湯に のブロッコリーを入れてサッとゆでる。
  オーロラソースのマヨネーズとトマトケチャップを合わせ、牛乳を加えて溶き混ぜる。
  器にゆでた野菜を盛り、オーロラソースを添える。

※このレシピは、1995/12/06に放送したものです。



52-3d  ナッツライス

ウスターソースを混ぜて味つけ。これがなんともスパイシーで、肉料理にぴったりの一品です。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 2分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・ご飯 ご飯茶碗(わん)軽く2杯分
・マーガリン 小さじ1〜2
*またはバター。 
・松の実 大さじ1
・干しぶどう 大さじ1
・ウスターソース 大さじ1/2
・黒こしょう 少々
 
    

  ボウルにアツアツのご飯を入れ、マーガリン、松の実、干しぶどうを加え、ウスターソースを回しかけ、手早く全体を切るように混ぜる。最後に黒こしょうをふってひと混ぜする。

※このレシピは、1995/12/06に放送したものです。



52-3e  残り野菜のみそスープ

隠し味の牛乳で、コクを出しました。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・煮干し 6〜8匹
・ベーコン (薄切り)  2枚
・白菜 適量
・にんじん 適量
・大根 適量
・みそ 大さじ2
・牛乳 大さじ1
・こしょう 少々
 
    

  鍋に水カップ2+1/2を入れ、頭ワタを除いた煮干しを入れて、火にかける。
  ベーコンは2cm幅に切る。白菜は芯は繊維に沿って細切りにし、葉の幅広いところは3等分に切り、4cmほどの長さに切る。にんじんは薄い輪切りにし、大根は大きめの薄切りにする。
   の鍋に のベーコンと野菜を加えて強火にする。煮立ったら火を弱めて、野菜に火が通るまで煮る。
   にみそを加えて調味し、火を止める直前に牛乳を加えて混ぜ、火を止める。器に盛り、こしょう少々をふる。

※このレシピは、2000/12/05に放送したものです。



52-3f  コーンチャウダー

牛乳プラス、缶詰トリオで簡単につくれます。忙しい日のお助けメニューにもってこいのレシピです。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・牛乳 カップ1+1/2
・コーン (缶詰/クリームタイプ/中)  1缶
・あさりの水煮 (缶詰/小)  1缶
・マッシュルーム (缶詰/スライス/小)  1缶
・ベーコン 1枚
・塩 
・こしょう 
 
    

  ベーコンは1cm幅に切る。鍋の内側を水で軽くぬらし、材料すべてを入れて火にかける。缶詰類は汁もおいしいので、汁けをきらずに入れる。
  フツフツ煮立ってきたら、ふきこぼれないように火を弱め、熱くなるまで時々かき混ぜながら煮る。
  味をみて、塩・こしょうで味を調える。

※このレシピは、1995/12/06に放送したものです。



52-4  うちの焼きギョーザ

ザーサイを刻んで隠し味に入れるのがカツ代流。あの独特な風味でメリハリのあるおいしさに仕上げました。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 小林 カツ代


(4人分)
・ギョーザの皮 (市販)  1袋(25〜30枚)
・ザーサイ 50g
・キャベツ (小)  1/4コ(200〜250g)
・にら 1/2ワ
・ねぎ 15〜20cm
・豚ひき肉 200g

 【A】 
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・酒 大さじ1
  ・ごま油 大さじ1
・かたくり粉 
・サラダ油 
・酢 
・しょうゆ 
・ラーユ 
 
    

  ザーサイはみじん切りにし、水に5分間ほどつけて塩抜きし、水けをきっておく。キャベツ、にら、ねぎもみじん切りにする。
  ボウルに豚ひき肉と【A】、かたくり粉小さじ1、 を入れ、よく混ぜ合わせる。
   のタネをギョーザの皮の枚数に合わせておおまかに分けておき、適量ずつ皮にのせる。皮の縁に水をつけ、ひだを4〜5つとって包む。
  フライパンを熱し、サラダ油少々をひく。火を弱めてからギョーザを並べ、ヒタヒタくらいまで湯を注ぎ、ふたをして強めの中火で蒸し焼きにする。
  水分がなくなってきたらふたを取り、フライ返しがスッと入り込むまで、弱火にしてしばらく待つ。パチパチと音がしてきたらフライ返しを入れ、裏の焼き目を上にして皿にとる。好みの割合で合わせた酢じょうゆ、ラーユで食べる。

※このレシピは、1999/06/01に放送したものです。



52-4a  えびとささ身のクリーム煮

トローリ、クリーミーなやさしい味は、大人も子どもも大好き。


  エネルギー : 490 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・えび 6匹
・鶏ささ身 (筋なし)  3本(約150g)
・エリンギ 1パック
・牛乳 カップ1+1/2
・生クリーム カップ1/2
・パセリ (みじん切り)  適宜
・塩 小さじ1/2弱
・白こしょう 少々
・バター 大さじ1
・小麦粉 大さじ2
 
    

  えびは尾まで丁寧に殻をむき、背ワタがあれば取り除く。鶏ささ身は1本を3〜4等分のそぎ切りにする。えびとささ身に塩小さじ1/2弱、こしょう少々をまぶす。
  エリンギは、縦に食べやすく裂く。長ければ長さを2つに切る。
  フライパンにバター大さじ1を入れて火にかけ、、溶けてきたらえび、ささ身、エリンギを入れてざっと炒める。えびの色が少し変わってきたら、小麦粉大さじ2をふりかけて炒める。
  えびの色がすっかり変わったら、いったん火を止めて牛乳を半分ほど加えて丁寧に混ぜる。残りの牛乳、生クリームも加えて、混ぜながら弱めの中火で煮る。フツフツしたら火を止め、器に盛ってパセリを散らす。

生クリームのかわりに、牛乳だけにしてもよい。その場合は牛乳はカップ2、小麦粉は大さじ2強にする。クリーム煮は塩けを強くすると味の直しがきかないので、足りないときは卓上で好みに補う。
※このレシピは、2004/03/09に放送したものです。



52-4b  あれもこれもみそ

みそにあらかじめ調味料を混ぜておくだけですが、本当に重宝します。肉や野菜のソテーにかけたり、回鍋肉(ホイコーロウ)、ジャージャーめん、肉みその味付けにも使えます。


  エネルギー : 560 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小林 カツ代


(つくりやすい分量)
・みそ カップ3/4
*好みのみそでよい。甘めのみその場合は、砂糖の分量を加減する。 
・酒 カップ1/4
・砂糖 大さじ3
・みりん 大さじ3
・しょうゆ 大さじ1
 
    

  小鍋の中を水でぬらし、すべての材料を入れて中火にかける。
  フツフツと軽く煮立ってきたら弱火にし、木べらで鍋底をかき混ぜながら3分間ほど火を通す。
  火から下ろして冷まし、清潔な瓶または密閉容器に入れる。

●活用●
肉や魚介のソテーにかけたり、回鍋肉(ホイコーロー)、ジャージャーめん、肉みその味つけにも。汁けがないので、残り少なくなると瓶の底にくっついて取り出しにくくなる。そうなったら、瓶にご飯と、青じそやねぎを刻んで入れ、箸で混ぜておにぎりに。オーブントースターで香ばしく焼いてもおいしい。
【保存】
冷蔵庫で2〜3か月間保存可能。
※このレシピは、2004/04/05に放送したものです。



52-4c  庶民のえびチャーハン

えびはえびでも少量でもおいしく仕上がる香り高い桜えびを使用しました。まさに庶民の材料使い。


  エネルギー : 470 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 小林 カツ代


(4人分)
・桜えび 大さじ山盛り4
・ご飯 4人分
・卵 3〜4コ

 【ねぎじょうゆ】 
  ・ねぎ 15cm
  ・しょうゆ 大さじ1
・細ねぎ (小口切り)  3〜4本分
・サラダ油 大さじ2
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  卵は溶きほぐしておく。ねぎは粗みじんに刻み、しょうゆに加えて混ぜ、【ねぎじょうゆ】をつくっておく。
  中華鍋に桜えびを入れ、弱めの中火でからいりする。香ばしくなってきたら取り出す。
   の鍋を熱してサラダ油大さじ2を回し入れ、卵を一気に流し入れて鍋を回して広げ、ご飯を加える。上下を大きく返し、卵をくずしながら焼きつけるようによく炒める。
   の桜えびを加えてさらに炒め、 の【ねぎじょうゆ】を回しかけて切るように混ぜる。味をみて、塩適量、こしょう少々で調える。器に盛って、細ねぎをふる。



52-4d  たたき肉とキャベツの水ギョーザ

「こま切れ肉をたたいて使うと食感が残る。ムムッ、やるなって感じ」とカツ代さんに言わしめたギョーザ。豆板醤のきいたピリ辛だれでどうぞ。


  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: ケンタロウ


(4人分)
・ギョーザの皮 (市販)  2袋(50〜60枚)
・キャベツ 1/4コ
・豚こま切れ肉 250g

 【A】 
  ・オイスターソース 小さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1/2
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1/2

 【つけだれ】 
  ・ねぎ (粗みじん切り)  1/2本分
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・白ごま 小さじ1〜2
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1/2
  ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1/2〜1
  ・ごま油 小さじ1/2
・かたくり粉 
・塩 
 
    

  キャベツは粗みじん切りにしてボウルに入れ、かたくり粉大さじ1をまぶしてもみ込む。
  豚肉は包丁で細かくたたき、別のボウルに入れて【A】を加えてよく混ぜる。 のキャベツも加えてよく混ぜる。
   のタネを適量とってギョーザの皮で包み、縁に水をつけて4〜5つのひだをとってピッチリと包む。
  たっぷりの湯を沸かして塩小さじ1/2を入れ、グラグラ煮立ったところにギョーザを入れて5分間ほどゆでる。
  器に のギョーザをすくいとり、熱いうちに、よく混ぜた【つけだれ】をつけて食べる。
ポイント: ギョーザが浮いてきても、中まで火が通っていない場合があるので、一つ取り出して割って、中を確認するとよい。

※このレシピは、1999/06/01に放送したものです。



52-5  おいなりさん

油揚げの煮詰め加減、すし飯のにぎり加減や詰め加減が違えば、でき上がりが変わってくるのがおもしろい。一つ一つのプロセスをちょっと意識して、楽しくつくってみてください。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (油揚げを煮る時間、冷ます時間、米の水をきる時間、炊 く時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(24コ分)
油揚げの炊いたん 12枚
油揚げの煮汁 適量
*すし飯をにぎったり 油揚げに詰めるときの 「手水」に使う。 
・米 400ml(カップ2)

 【合わせ酢】 
  ・米酢 カップ1/3
  ・砂糖 大さじ3
  ・塩 大さじ2/3
・白ごま 大さじ1
・柚子(ゆず)の皮 1コ分
・柚子の搾り汁 適量
・紅しょうが 適宜
 
    


すし飯をつくる
  米は洗ってざるに上げ、30〜40分間おく(洗い米)。計量カップで量って炊飯器に入れ、それより1割引きの水を加えて堅めに炊く。
ポイント: 例えば洗い米が440mlなら、395〜400mlの水を加えます。
  【合わせ酢】の材料を鍋に合わせて弱火にかけ、混ぜながら砂糖を溶かし、火から下ろす。
  固く絞った布巾で盤台の内側を拭き、炊きたてのご飯を移す。熱いうちに【合わせ酢】を回しかけ、うちわであおいで冷ましながら、しゃもじで切るようにサックリと混ぜる。
ポイント: ご飯がベチャッとしないよう、余分な水けを吸ってくれる木製の盤台に移して混ぜるのがおすすめです。
  【合わせ酢】がなじんで粗熱が取れたら、一か所にまとめ、固く絞ったさらしの布巾をかぶせておく。
  冷めたら白ごまをふり、柚子の皮の黄色い表面だけをすりおろして割り箸で散らし、サックリと混ぜる。味をみながら柚子の搾り汁を加える。
  片手に固く絞ったさらしの布巾をかぶせ、反対側の手に油揚げの煮汁(手水)をつけて、 を軽くにぎって丸める。これを24コつくる。

油揚げに詰める
  油揚げの炊いたんは、落としぶたの上に数枚ずつ重ねてしゃもじではさんで煮汁をきる(煮汁は の手水に加える)。
  対角線で半分に切り、数枚ずつ両手でギュッとはさんで、もう一度汁けをきる。
ポイント: 煮汁がきれていないとベチャッとしますが、絞りすぎてもおいしくありません。何度もつくるうちにこの加減が分かります。
  破らないようにして袋状に開き、クルリと裏返しておく。
   を油揚げに入れ、指でギュッと押して隅まで詰めて口を閉じる。油揚げの表裏を逆にして詰めてもよい。器に盛り、好みで紅しょうがを添える。



52-5a  油揚げの炊いたん

フワフワのお座布団のように柔らかく煮た油揚げは、そのままご飯のおかずに変身します。おいしくつくるコツは、油抜きをすることと慌てないでゆっくりと炊くことです。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1枚分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(12枚分)
・油揚げ (「すし揚げ」と呼ばれる 正方形のもの。)  12枚
・だし カップ2
・砂糖 大さじ6
・しょうゆ 大さじ3
 
    

  鍋に湯を沸かして油揚げを入れ、落としぶたをして強火で10〜12分間煮立て、油抜きをする。あとで調味料がよくしみ込むように、強めの火加減で、余分な油をしっかりと抜きます。
  落としぶたで中身を押さえ、湯をきる。ゆで汁は少し残っても大丈夫。油揚げが柔らかくなっているので、破らないように注意します。
  おいなりさんに使うとき、すし飯が詰めやすいように、落としぶたの上に取り出して軽く形を整え、鍋に並べ入れる。
  だしと砂糖を加え、再び落としぶたをして中火で7〜8分間煮る。
  しょうゆを加え、落としぶたをして弱火でゆっくりと約30分間、煮汁が大体なくなるまで煮る。火を止めて、落としぶたをしたまま冷ます。火を止めるタイミングで味の濃さが決まります。

「油揚げの炊いたん」にすし飯を詰めれば「おいなりさん」。うどんにのせたのが大阪の「きつねうどん」です。油揚げはいろいろに「化ける」のです。
《関西風の油揚げ》
油揚げは地域によって一般的に出回る形や大きさ、厚みが違いますが、ここで使うのは、関西で「すし揚げ」と呼ばれる7〜8cm四方の薄い油揚げ。これを対角線で半分に切ってすし飯を詰めると、関西風の三角形のおいなりさんができます。長方形の油揚げを半分に切り、俵形のおいなりさんにしても。



52-6  白菜と豚肉のほうじ茶煮

フライパン1つでできる、うれしい煮物。ほうじ茶の香りで豚肉のクセを抑え、白菜をたっぷりいただきます。しょうがのおかげで体もポカポカです。


  エネルギー : 190 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 杉本 節子


(2人分)
・白菜 3〜4枚(300g)
・豚肩ロース肉 (しゃぶしゃぶ用)  6枚(100g)

 【A】 
  ・ほうじ茶 小さじ2
  ・昆布 (8cm四方)  1枚

 【B】 
  ・しょうが 10g
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
  ・塩 小さじ1/4
・九条ねぎ 1〜2本
*または青ねぎ。 
・塩 
・こしょう 
 
    

  白菜は葉と軸に分け、5〜6cm長さのザク切りにする。【B】のしょうがは皮をむいて薄切りにする。九条ねぎは斜め細切りにし、冷水に放し、水けをきる。
  豚肉は、軽く塩・こしょうをふる。【A】のほうじ茶はお茶用パックに入れておく。
  フライパンに水カップ1+3/4と【A】を入れて中火にかける。沸騰してから2〜3分間煮て、【A】を取り出す。
  【B】を加えて白菜の軸を加え、上に葉をのせる。ふたをして、時々上下を返しながら5〜6分間煮る。
  白菜を鍋の片側に寄せ、空いたところに豚肉を広げながら1枚ずつ加える。アクが出たら除きながら、1〜2分間煮て火を通す。
  器に盛り、 の九条ねぎを添える。



52-6a  白菜とするめのしょうゆ漬け

白菜を冷凍保存するなら、そのままではなく、調味料と合わせて凍らせるのが正解!?自然解凍するだけで、食卓に彩りを添えるラクラク漬物として大活躍する一品です。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (冷凍する時間は除く。)

 講師: 杉本 節子


(つくりやすい分量)
・白菜 (外葉がよい)  2〜3枚(300g)

 【A】 
  ・するめ 10g
  ・昆布 (2cm四方)  5〜6枚
  ・赤とうがらし (小口切り)  1本分

 【B】 
  ・うす口しょうゆ 小さじ1+1/2
  ・みりん 小さじ1+1/2
  ・塩 小さじ1弱
 
    

  白菜は、4〜5cm四方のザク切りにする。【A】のするめは3cm長さの細切りにする。
  ジッパー付きの保存袋に白菜と【A】を入れる。【B】を合わせて加え、全体に行き渡るように手で軽くなじませる。
  空気を抜いてジッパーを閉じ、平らに整えてバットなどにのせ、冷凍する。
ポイント: この状態で、2週間ほど冷凍保存可能。
  常温か冷蔵庫におき、自然解凍して食べる。

【保存のコツ】
◆冷凍漬物◆
葉をザク切りにし、調味料と一緒に冷凍しておくだけで、保存と調理を兼ねた1品ができる、おトクな方法。冷凍すると白菜の細胞が壊れ、解凍されるときにゆっくり味が入っていくので、堅い外葉を使ってもよい。するめ、干し貝柱、干しえびなど、うまみが出るものを加えると、グンとおいしくなる。



52-6b  白菜とサーモンの塩こうじ漬け

半干しした白菜にサーモンとにんじんをはさみ、ポリ袋に入れておくだけの簡単レシピ。塩こうじがどんどんなじみ、まろやかになってきます。しゃれた前菜としてもおすすめです。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (白菜を干す時間、冷蔵庫でおく時間は除く。)

 講師: 杉本 節子


(つくりやすい分量)
・白菜 (芯をつけたまま4つ割りしたもの)  350g
・スモークサーモン 7〜8枚(80g)
・にんじん 50g

 【A】 
  ・塩こうじ 大さじ4
  ・みりん 大さじ2+1/2
・塩 
 
    

  白菜は芯をつけたまま葉を広げて盆ざるにのせ、風通しのよいところに1〜2日間おいて干す。全体がしんなりすれば、干し上がり。
  にんじんはスライサーで、3〜4cm長さ、1mm厚さの薄切りにする。水大さじ2に塩小さじ1/3を合わせた塩水に浸し、しんなりさせて水けをきる。【A】は合わせておく。
  白菜は芯を上にして置き、葉と葉の間に【A】適量を塗り、にんじん適量を並べ、サーモン1〜2枚をのせてはさむ。これを繰り返し、すべての葉の間にはさむ。
  ポリ袋に入れて空気を抜き、袋の口を折り返すようにして、3か所ほど輪ゴムでとめる。バットなどにのせて、途中上下を返しながら冷蔵庫で1日以上おく。
ポイント: 漬けてからそのままの状態で、冷蔵庫で3日間保存可能。
  袋から取り出し、食べやすい大きさに切って器に盛る。

【保存のコツ】
◆半干し白菜◆
白菜の葉を広げてざるにのせ、風通しのよいところで1〜2日間干す。こうして“半干し”するとかさが減るだけでなく、適度に水分が抜けて甘みが増し、保存性が高まる。干したあとは冷蔵庫で3〜4日間保存可能。漬物の下準備にはもちろん、焼き白菜や炒め物、煮物にもおいしく使える。



52-6c  白菜とたらの豆乳クリーム煮

【冬野菜まるごと食べつくす!】冬に食べごろの白菜とたら。ほっくりした白いんげん豆を加えてクリーム煮にします。豆乳で、あっさりヘルシーに仕上げるので、どの年代の方にも、親しみやすいおいしさです。


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 杉本 節子


(2人分)
・白菜 3〜4枚(300g)
・たら (切り身)  2切れ
・たまねぎ 1/2コ

 【A】 
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素 (もと) (洋風)  小さじ1/3
  ・ローリエ 1/2枚
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・白いんげん豆 (水煮/缶詰)  150g
・豆乳 (無調整)  カップ1/2

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 小さじ1
  ・水 大さじ1
・塩 
・こしょう 
・酒 小さじ1
・サラダ油 大さじ1
 
    

  白菜は葉と軸に分け、5〜6cm長さのザク切りにする。たまねぎは1.5cm幅に切る。
  たらは耐熱容器に並べて軽く塩・こしょうをふる。酒小さじ1をふってラップをし、電子レンジ(600W)に1分30秒〜2分間かける。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、白菜の軸とたまねぎを加えて軽く塩をふり、中火で炒める。しんなりしたら白菜の葉を加え、サッと炒める。
  フライパンの中央を空け、たらとたらの蒸し汁、水カップ1/4、【A】を加える。ふたをして2〜3分間煮る。
  水けをきった白いんげん豆と豆乳を加え、1〜2分間煮る。【水溶きかたくり粉】を加え、とろみをつける。



52-6d  白菜のナポリタン風

白菜を、ちょっと懐かしいナポリタン風の味つけで。ソーセージ、にんにく、粉チーズなど洋風の味と白菜がぴったりなじみ、新しいおいしさを発見できます。ふっくら蒸らしてから、炒め上げるのがポイント。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 杉本 節子


(2人分)
・白菜 3枚(250g)
・ウインナーソーセージ 6本
・にんにく 1かけ
・白ワイン 小さじ2
・トマトケチャップ 大さじ1
・粉チーズ 大さじ3
・オリーブ油 
・塩 
・こしょう 
 
    

  白菜は葉と軸に分け、葉はザク切り、軸は5〜6cm長さのそぎ切りにする。ソーセージは斜め半分に切る。にんにくは薄切りにして芯を取る。
  フライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、ソーセージを中火で炒める。焼き色がついたらにんにくを加える。
  白菜の軸を加え、軽く塩・こしょうをふって炒める。しんなりしたら白菜の葉を加え、軽く塩をふって炒める。
  全体に油が回ったら白ワインを加えてふたをし、1分30秒間蒸し焼きにする。ケチャップを加えて煮汁をとばすように炒め、粉チーズの半量をふる。
  チーズが溶けるまで1分間ほど火にかけ、器に盛り、残りの粉チーズをふる。



52-7  大根のおろし大根あん

まさに、大根食べつくし!アラのうまみをゆっくり含ませた大根に、辛みの強い部位でつくった大根あんをかけて、いただきます。寒い日にゆっくり食べたい、極上レシピです。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 90分 (たいのアラに塩をふっておく時間は除 く 。)

 講師: 佐々木 浩


(2人分)
・大根 (上のほう)  6cm(約300g)
・たいのアラ 300g

 【A】 
  ・昆布 1枚(10×5cm)
  ・酒 カップ2

 【B】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ1+2/3
  ・みりん 大さじ1
・大根おろし (下のほうを使う/水けを絞る)  150g

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 大さじ1
  ・水 大さじ1
・塩 約大さじ1/2
 
    

  たいのアラに重さの3%の塩(約大さじ1/2)を全体にふり、2時間ほどおく。魚焼きグリルで表面に焼き色がつくまで焼く。
   と【A】、水カップ4を鍋に入れて火にかけ、アクを除きながら中火で30分間ほど煮出し、こしてだしをとる。
  大根は、皮をむいて2cm幅の半月切りにし、鍋に入れる。たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にする。竹串がスッと通るまでゆで、ゆで汁をあける。
   のだしカップ2+1/2と【B】を の鍋に加えて火にかけ、落としぶたをして30分間ほど弱火で煮含める。
   の鍋から煮汁カップ1を別の鍋にとり、大根おろしを加えて火にかける。沸騰したら【水溶きかたくり粉】を加えてとろみをつけ、あんにする。
   の大根を器に盛り、 の大根あんをかける。



52-7a  マーボー大根

主役は豆腐かと思いきや、なんと大根!小さく切っているので、火通りも早く手軽につくれるのも魅力の一つ。ご飯に合う大根おかず、決定版です。


  エネルギー : 360 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 佐々木 浩


(2人分)
・大根 (中ほど)  12cm(約500g)
・合いびき肉 100g

 【A】 
  ・顆粒(かりゅう)スープの素(もと) (中国風)  大さじ1+1/3
  ・甜麺醤(テンメンジャン) 小さじ1
  ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1
  ・しょうゆ カップ1/4
  ・酒 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1+1/3
  ・しょうが (みじん切り)  10g

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 大さじ1
  ・水 大さじ1
・ラーユ 適量
・ねぎ (白い部分/みじん切り)  1/3本分
・サラダ油 
・ごま油 
 
    

  大根は皮をむいて2cm角に切り、鍋に入れる。たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にし、竹串がスッと通るまでゆでる。
  フライパンにサラダ油大さじ1+1/3を熱し、ひき肉を加えて炒める。色が変わったら【A】と水カップ1+1/2、大根を加え、10分間ほど煮る。
  【水溶きかたくり粉】を加えてとろみをつけ、ごま油小さじ2を鍋肌から回し入れる。
  器に盛ってラーユをかけ、ねぎをあしらう。



52-7b  凍り大根と手羽先の炊いたん

大根は、冷凍すると保存性が高まるだけでなく、味のしみこみがよく、煮物に最適。使うときは、凍ったまま煮汁に入れてOK。手羽先の代わりに牛すじと煮るのもおすすめです。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (大根を凍らせる時間は除く。)

 講師: 佐々木 浩


(2人分)
・大根 (中ほど)  6cm(約250g)
・手羽先 4本

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・砂糖 大さじ3
・絹さや 8枚
・サラダ油 
・塩 
 
    

  大根は皮をむいて1.5cm幅の半月切りにし、バットに並べて3日間ほど冷凍する。
ポイント: 3日間以上おく場合は保存袋に入れる。1週間ほど保存可能。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、手羽先の両面に焼き色をつける。
  鍋に【A】と水カップ2+1/2、 の手羽先を合わせて火にかける。沸騰したら の大根を加え、落としぶたをして弱火で30分間ほど煮る。
  絹さやは筋を取り、サッと塩ゆでする。 を器に盛り、絹さやをあしらう。

【保存のコツ】
◆凍り大根◆
大根を食べやすく切り、バットなどに並べてそのまま3日間ほど冷凍する。冷凍庫の中で適度に水分が抜けるだけでなく、冷凍するときに繊維が壊れるので、味がよくしみ、煮物に向いた“凍り大根”に。保存袋に入れてさらに3〜4日間冷凍保存できる。使うときは凍ったまま煮汁に入れてよい。



52-7c  さけと大根のご飯

余ってしまいがちな大根の先っぽと茎は、炊き込みご飯にしてしまいましょう。だしを含んだ大根と、シャキシャキの大根の茎、それぞれの特長を生かした、上品な一品です。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (大根の茎を冷蔵庫におく時間、ご飯を炊く時間は除く。)

 講師: 佐々木 浩


(3〜4人分)
・大根 (下のほう)  80g
・大根の茎 100g
・塩ざけ (切り身)  160g
・米 360ml(2合)

 【A】 
  ・だし カップ2
  ・酒 カップ1/2
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
・塩 
 
    

  大根の茎は1cm幅に切り、重さの1%の塩(約小さじ1/6)でもみ、ポリ袋に入れる。冷蔵庫で一晩以上おく。
ポイント: このままの状態で、3日間ほど保存可能。
  大根は短冊形に切り、米は洗う。米、大根、【A】を炊飯器に入れ、普通に炊く。
  塩ざけは魚焼きグリルでこんがり焼いて骨を除く。
   が炊き上がったら、 と水けを絞った をのせる。さけをほぐすように大きく混ぜ、器に盛る。

【保存のコツ】
◆大根の茎の塩もみ◆
栄養豊富な大根の茎も、余さず使いたいもの。刻んで塩でもみ、水けを絞って保存袋に入れておくと3日間ほど保存できる。ほかの大根料理のついでにこうして下ごしらえしておくだけで、焼き飯、お茶漬けなどに使えて便利。



52-7d  大根のステーキ トマトソース

大根をこんがり焼いた「ステーキ」は、しっかり下ゆでしてあるので、最後までジューシーさを失いません。たっぷりベーコンのトマトソースでいただきましょう。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 佐々木 浩


(2人分)
・大根 (中ほど)  8cm(約350g)

 【A】 
  ・酒 カップ1/2
  ・昆布 (5×10cm)  1枚
  ・塩 小さじ1

 【トマトソース】*つくりやすい分量 
  ・ベーコン (塊)  100g
  ・トマトの水煮 (缶詰/カットタイプ)  1缶(400g)
  ・塩 少々
  ・砂糖 小さじ2
  ・こしょう 適量
  ・オリーブ油 適量
・ほうれんそう 1/2ワ
・サラダ油 
 
    

  大根は皮をむいて2cm幅の輪切りにし、鍋に入れる。たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にする。竹串がスッと通るまでゆで、ゆで汁をあける。
   の鍋に【A】と水カップ2+1/2を加えて火にかけ、落としぶたをして30分間ほど弱火で煮含める。
  ベーコンは1cm角に切る。フライパンにサラダ油少々を熱し、ベーコンをこんがりと炒める。
   に【トマトソース】の残りの材料を順に加え、味をみながらとろみがつくまで煮詰める。
   の大根の水けを拭き、サラダ油少々を熱したフライパンで、両面に焼き色をつける。大根を取り出し、サラダ油少々を熱して、2cm長さに切ったほうれんそうをサッと炒める。
  器にほうれんそうを敷いて大根を盛り、【トマトソース】をかける。



52-7e  ふろふき大根

あっさり炊いた大根に、まったり甘い玉みそをかければこれぞ冬の幸せ!という味です。玉みそは、焦げつかないよう絶えず練るようにしましょう。


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 佐々木 浩


(2人分)
・大根 7.5cm(約400g)

 【A】 
  ・昆布 (5×10cm)  1枚
  ・酒 カップ1/2
  ・塩 小さじ1

 【玉みそ】*つくりやすい分量 
  ・白みそ 200g
  ・卵黄 1コ分
  ・酒 (煮きったもの)  カップ1/4
  ・砂糖 大さじ1
  ・練りごま (白)  小さじ1
 
    

  大根は、皮をむいて2.5cm幅の半月切りにし、鍋に入れる。たっぷりの水を加えて火にかけ、沸騰したら弱火にする。竹串がスッと通るまでゆで、ゆで汁をあける。
   の鍋に【A】と水カップ2+1/2を加えて火にかけ、落としぶたをして30分間ほど弱火で煮含める。
  小さめの鍋に【玉みそ】の材料を合わせ、中火で10分間練り上げる。
ポイント: 様子をみながら練り、堅くなりすぎたら水適量を加えて調整する。
   を器に盛り、【玉みそ】適量をかける。

【玉みそ】
保存容器に入れ、冷蔵庫で1か月間ほど保存可能。からし酢みそや田楽にも使える。



52-8  キャベツシューマイ

【冬野菜まるごと食べつくす!】つくり方はロールキャベツに似ていますが、キャベツシューマイの味つけは中国風。酢じょうゆでさっぱりと召し上がれ。


  エネルギー : 340 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (ゆでキャベツをつくる時間は除く。)

 講師: 加藤 美由紀


(2〜3人分)
ゆでキャベツ 1/2コ分
・豚ひき肉 300g
・たまねぎ (みじん切り)  1/2コ分

 【A】 
  ・かたくり粉 大さじ2
  ・ごま油 大さじ1+1/2
  ・紹興酒 大さじ1/2
  *または酒。 
  ・砂糖 小さじ1
  ・塩 小さじ1/2
  ・こしょう 少々
・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ1

 【酢じょうゆ】 
  ・酢 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ2
・練りがらし 適宜
 
    

  ボウルにひき肉、たまねぎ、【A】を入れて練る。あまり練りすぎずに、ひき肉の食感が程よく残るようにする。
  ゆでキャベツの外側の、軸が張り出した部分をそぎ取り、6等分に分ける。
ポイント: 肉ダネを巻きやすくするため。
  やや小さめの葉を1枚広げて、 の肉ダネの1/6量を横長に置き、手前から巻く。巻きながら、葉の両端を内側にたたむ。
ポイント: 葉が小さいときは、2、3枚重なるようにして広げ、肉ダネを巻いてもよい。
  大きめの葉を1枚広げ、 を手前側に置き、巻く。巻き終わりをようじで留める。残りの肉ダネも同様にする。
  大きめのフライパンか鍋に、水カップ3を入れて沸騰させる。強めの中火にし、顆粒チキンスープの素を入れて溶かす。 の巻き終わりが下になるように並べ、ふたをして15分間蒸し煮にする。
  取り出してようじを外し、食べやすい大きさに切って器に盛る。【酢じょうゆ】をつけて食べる。好みで練りがらしを添えてもよい。
ポイント: 残ったスープにご飯を入れて、小口切りにした青ねぎと白ごまを散らして食べても美味。



52-8a  ゆでキャベツ

【冬野菜食べつくし&保存のアイデア】キャベツを丸ごと買ったらすぐにゆでて冷蔵庫で保存。ゆでキャベツをストックしておけば、調理時間の短縮になり、塊のままよりもかさばらないのでおすすめです。



  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀


(1コ分)
・キャベツ 1コ
 
    


丸ごとゆでる
  芯の周囲に切り込みを入れて、フォークで芯を取り出す。
  深めのフライパンや鍋にキャベツが半分つかるくらいの湯を沸かし、芯のあった部分を下にして入れる。
  4〜5分間したらキャベツの上下を返し、さらに3〜4分間ほどゆで、トングなどを使って外側の葉を1枚ずつはがす。
  はがした葉は20〜30秒間ほど湯につけて取り出す。
  冷ましてから軽く手で絞り、余分な水けをきる。

【1/2コのキャベツをゆでるときは】
芯を取り、断面を上にしてゆで、次に上下を返してゆでます。ゆで時間の目安は丸ごとゆでるときと同様です。
【保存】
ゆでたキャベツはジッパー付きの保存袋に入れます。量の多いときは重ねて、少ないときはたたんでコンパクトに。冷蔵庫で10日間ほど保存できます。



52-8b  細切りにしたキャベツのドレッシング

細切りにしたキャベツに、オリジナルのドレッシングをあえていただきます。



  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀


(つくりやすい分量)
・キャベツ 1/4〜1/2コ

 【ドレッシング】*好みのものを用意する。 
  ・ごま油塩 適量
  ・梅じょうゆ 適量
  ・明太子マヨ 適量
  ・ラーユにんにく 適量
  ・チーズビネガー 適量
 
    

  キャベツを5mm幅の細切りにする。
  好みのドレッシングをあえていただく。



52-8c  キャベツのじゃがバター煮

料理の時間を十分にとれないときや、何かもう一品増やしたいとき、簡単に作れます。野菜もたっぷりいただけます。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (ゆでキャベツをつくる時間は除く。)

 講師: 加藤 美由紀


(2人分)
・ゆでキャベツ (ザク切りにする)  1/2コ分
・じゃがいも (皮をむき、厚さ1.5cmの輪切りにする)  3コ分(230g)
・たまねぎ (ザク切り)  1/2コ分
・にんにく 1かけ
・顆粒(かりゅう)スープの素(もと) (洋風)  一つまみ
・バター 
・オリーブ油 
・塩 
・こしょう 
 
    

  にんにくは縦半分に切り、芯を除いてつぶす。鍋にバター・オリーブ油各大さじ1、にんにくを入れ、中火にかける。にんにくがきつね色になったら、じゃがいも、たまねぎを加えてふたをし、時々混ぜながら炒める。じゃがいもの表面が透き通ってきたら、ゆでキャベツを加えてサッと炒める。塩・こしょう各少々をふる。
   に水カップ1/2と顆粒スープの素を加えてふたをし、弱めの中火で10分間ほど、時々混ぜながら、じゃがいもがホロッとくずれるくらいまで煮る。
  ふたを取り、塩・こしょう各適量で味を調え、器に盛る。
ポイント: ご飯にのせて、しょうゆを2〜3滴たらして食べてもおいしい。



52-8d  キャベツと鶏肉の水炊き

鶏のうまみがしみ込んだキャベツの味は、まさに最高。具材はシンプルにキャベツと鶏肉のみ。残っただしで雑炊をつくってもおいしくいただけます。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (昆布を水につける時間は除く。)

 講師: 加藤 美由紀


(2〜3人分)
・キャベツ (5等分のくし形に切る)  1/2コ分
・鶏もも肉 (ブツ切り)  2枚分(約450g)
・昆布 (5cm四方)  1枚
・ポン酢しょうゆ 適量
・柚子(ゆず)こしょう 適量
・七味とうがらし 適量
・塩 適量
・酒 カップ1/4
 
    

  鍋に昆布と水カップ6を入れ、15分間おく。
  鶏肉は塩適量をふり、10分間おく。出た水分を紙タオルで拭く。
   と酒カップ1/4を入れて中火にかけ、沸騰したら昆布を取り出して弱火にし、8分間ほど煮る。時々アクを取る。
   にキャベツを加えてふたをし、3〜4分間煮る。
  弱火にかけながら、ポン酢しょうゆ、柚子こしょう、七味とうがらしでいただく。



52-8e  キャベツの焼きコロッケ

タネにゆでキャベツを入れた、少ない油でつくれるコロッケです。塩、市販のソース、からしじょうゆなど、好みの調味料でいただきます。


  エネルギー : 530 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (ゆでキャベツをつくる時間は除く。)

 講師: 加藤 美由紀


(2人分)
・ゆでキャベツ 3枚(120g)
・じゃがいも (皮をむき6等分に切る)  2コ分(150g)
・豚ひき肉 150g
・ゆで卵 (粗いみじん切り)  1コ分
・カリフラワー (小房に分ける)  適量
・牛乳 大さじ1
・ミニトマト (ヘタを取る)  6コ
・塩 
・オリーブ油 
・こしょう 
・小麦粉 
 
    

  鍋にじゃがいも、じゃがいもがかぶるくらいの水、塩一つまみを入れ、中火にかける。じゃがいもに竹串がスッと通るまでゆで、ざるに上げる。水けをきって、マッシャーでつぶす。ゆでキャベツは粗みじん切りにして手で絞り、できるだけ水分を抜く。
  フライパンにオリーブ油小さじ2を入れて強火で熱し、ひき肉を炒める。ひき肉の色が変わったら、塩・こしょう各少々をふり、ゆでキャベツを加えて炒め合わせ、手で触れるくらいまで冷ます。
  ボウルに 、ゆで卵を入れて混ぜ合わせる。6等分して2cm厚さの小判形に整え、小麦粉適量を薄くまんべんなくつける。
  フライパンにオリーブ油大さじ4を入れて強火で熱し、油が熱くなったら を入れる。途中で裏返し、全体に焼き色がついたら取り出して油をきり、器に盛る。
  鍋にカリフラワーを入れ、ヒタヒタになるくらいの水と牛乳、塩一つまみを入れて強火にかける。沸騰したら中火にし、3〜4分間したら取り出し、水けをきる。器に半分に切ったミニトマトとカリフラワーを添えて塩少々をふる。
ポイント: カリフラワーは、牛乳を加えてゆでると、きれいにゆで上がる。



52-8f  大きめに切ったキャベツのつけ塩&つけだれ

オリジナルのつけ塩やつけだれにつけ、気軽な前菜感覚でいただきます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀


(つくりやすい分量)
・キャベツ 1/4〜1/2コ

 【つけ塩とつけだれ】*好みのものをつくる。 
  ・カレー塩 適量
  ・かつお塩 適量
  ・すりごま塩 適量
  ・塩レモン 適量
 
    

  キャベツは、くし形に切ったり、ザク切りにしたり、 手でつまめる形に切る。
  好みのつけ塩やつけだれにつけていただく。



52-8g  キャベツ巻きチーズちくわ

サラダ感覚で味わえる、一口サイズのキャベツ巻きチーズちくわ。ワインや日本酒、ビールに合うのでおつまみにもオススメです。


  エネルギー : 160 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (ゆでキャベツをつくる時間、クリームチー ズを冷やす時間は除く。)

 講師: 加藤 美由紀


(2人分)
・ゆでキャベツ 4枚
・ちくわ 4本
*ここでは長さ約10cm、直径約2cmのものを使用。 
・クリームチーズ 2コ(各18g)
・細ねぎ (小口切り)  2本分
・塩 
・ごま油 
 
    

  クリームチーズは冷凍庫で10分間冷やす(冷やして切りやすくする)。ちくわの穴に入るくらいの棒状に切り、ちくわに詰める。ちくわを指ではさむようにして内部にクリームチーズを行き渡らせる。
  細ねぎに塩少々を混ぜ、ごま油小さじ1/4を加えてさらに混ぜる。
  ゆでキャベツは、軸の張り出した部分をそぎ取る。葉の内側に を塗り、 をのせて巻く。食べやすい大きさに切る。残りも同様につくる。



52-8h  梅じょうゆ

【冬野菜まるごと食べつくす!】細切りにしたキャベツにあうドレッシング。生キャベツがもっとおいしく食べられます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・梅干し (大)  1コ
・酢 小さじ1/4
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 一つまみ
 
    

  梅干しは種を取り除き、包丁でたたく。
  小さめのボウルに、すべての材料を入れて混ぜる。



52-8i  ごま油塩

【冬野菜まるごと食べつくす!】細切りにしたキャベツにあうドレッシング。生キャベツがもっとおいしく食べられます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・ごま油 大さじ1
・塩 小さじ1
 
    

  小さめのボウルにごま油と塩を入れて合わせる。



52-8j  明太子マヨ

【冬野菜まるごと食べつくす!】細切りにしたキャベツにあうドレッシング。生キャベツがもっとおいしく食べられます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・からし明太子 1腹
・マヨネーズ 大さじ1
 
    

  からし明太子は皮に切り目を入れて、スプーンで中身をかき出す。
  小さめのボウルに明太子とマヨネーズを入れて混ぜる。



52-8k  ラーユにんにく

【冬野菜まるごと食べつくす!】細切りにしたキャベツにあうドレッシング。生キャベツがもっとおいしく食べられます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・ラーユ 小さじ2
・にんにく 2かけ
・塩 小さじ1/2
 
    

  にんにくは縦半分に切り、芯を除いて粗めのみじん切りにする。
  小皿ににんにくと塩を入れてあえ、ラーユを加える。



52-8l  すりごま塩

【冬野菜まるごと食べつくす!】大きめに切ったキャベツにつけるオリジナルのつけ塩。生キャベツがもっとおいしく食べられます。気軽な前菜感覚で楽しんで。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・白ごま 小さじ1/2
・塩 小さじ1/2
 
    

  すり鉢でごまを粗めにすり、塩を入れて混ぜる。



52-8m  カレー塩

【冬野菜まるごと食べつくす!】大きめに切ったキャベツにつけるオリジナルのつけ塩。生キャベツがもっとおいしくい食べられます。気軽な前菜感覚で楽しんで。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・カレー粉 小さじ1/6
・塩 小さじ1/2
 
    

  フライパンにカレー粉を入れ、香りがたつくらいまで炒める。
  小さめのボウルなどに移し、塩を入れて混ぜる。



52-8n  塩レモン

【冬野菜まるごと食べつくす!】大きめに切ったキャベツにつけるつけだれ。生キャベツがもっとおいしく食べられます。気軽な前菜感覚で楽しんで。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・レモン (国産)  2コ
・塩 大さじ2
 
    

  レモンはよく洗い、水けを拭き、6等分のくし形に切る。
  ふた付きの瓶に、レモンと塩を交互に入れ、ふたを閉める。
ポイント: 瓶のふたが金属製の場合、ふたがさびることがあるので、ふたと瓶の間にラップなどをはさむとよい。
  常温におき、1日に2〜3回、瓶を上下にふる。1週間後から使える。1週間したら冷蔵庫で保存し、時々かき混ぜる。

【保存】
冷蔵庫で約1か月間保存可能。



52-8o  かつお塩

【冬野菜まるごと食べつくす!】大きめに切ったキャベツにつけるオリジナルのつけ塩。生キャベツがもっとおいしく食べられます。気軽な前菜感覚で楽しんで。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 加藤 美由紀

・削り節 (かつお)  1パック(3g)
・塩 小さじ1/2
 
    

  小さめのフライパンに削り節を入れ、弱火で、パリパリの状態になるまでからいりする。
  小さめのボウルなどに移して手でもみ、粗めの粉状にする。塩を入れて混ぜる。



52-9  チョコブラウニー

チョコレートの苦みがきいた大人っぽいブラウニー。お好みの大きさにカットして、午後のティータイムにどうぞ。


  エネルギー : 3020 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(15×15cmの角型1台分)
・チョコレート (ビター)  150g
・くるみ (ローストしたもの)  50g
*生の場合は、160℃のオーブンで5分間焼く。 
・バター (食塩不使用)  100g
・グラニュー糖 120g
・卵 2コ
・アーモンドパウダー 50g

 【A】 
  ・薄力粉 40g
  ・ココアパウダー 10g
・ココアパウダー 適宜


 
 バターは室温に戻しておく。オーブンは160℃に予熱する。型の内側にオーブン用の紙を敷いておく。 
    

  チョコレートは刻んでボウルに入れ、湯煎で溶かす。
ポイント: 耐熱ボウルに入れてラップをし、電子レンジ(600W)に約1分間かけても。
  くるみは粗く刻む。
  ボウルにバターを入れて練り、柔らかくなったらグラニュー糖を加えて泡立て器で白っぽくなるまでよくすり混ぜる。
  卵を1コずつ加えてさらに混ぜ、 のチョコレートを加えて混ぜる。
  アーモンドパウダーを加えて混ぜ、【A】を合わせてふるい入れ、ゴムべらでサックリと混ぜる。粉っぽさが残るうちにくるみを加え、全体を軽く混ぜる。
  型に流し入れて表面を平らにならす。台に布巾を敷き、型ごと少し持ち上げて台にトン、トンと落とし、空気を抜く。
  160℃のオーブンに入れて約35〜40分間焼く。
ポイント: 表面は少し柔らかい状態に焼き上げますが、冷めると生地がしっとりとして落ち着きます。
  焼き上がったら、オーブンから出し、粗熱を取る。型から出して網にのせて冷まし、ラップなどで覆ってしっとりとさせる。好みの大きさに切り分け、好みでココアパウダーをふる。



52-9a  りんごのデザートピザ

りんごの甘酸っぱさとチーズの塩けはワインとの相性抜群!パリパリの食感が、おいしさを引き立てます。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 栗原 はるみ


(直径22cm1枚分)
・ピザ用シート (市販/薄焼きタイプ)  1枚
・りんご 1/2コ
・ゴルゴンゾーラチーズ 大さじ1(20g)
・はちみつ 小さじ2
・グラニュー糖 大さじ1
・バター 10g


 
 オーブンは250℃に予熱する。 
    

  ピザ用シートはオーブンで4〜5分間焼き、軽く焼き色をつける。
  バター10g弱は小さめの角切りにする。りんごは皮付きのままよく洗い、芯を除いて薄いくし形に切る。
  オーブン用の紙に を置き、 のりんごを放射状に並べる。
ポイント: 食感が大切なので、りんごは重ねずに並べて。余った分は無理に並べず、つまんで食べてしまいましょう!
   のバターをシートの縁に沿って並べる。ゴルゴンゾーラチーズは小さくちぎって全体に散らす。
  はちみつを回しかけ、グラニュー糖を全体にふりかける。250℃のオーブンに入れ、約10分間、表面に焼き色がつくまで焼く。
ポイント: 焼きたてを好みの大きさにカットして召し上がれ!



52-10  ちらしずし

華やかな彩りのちらしずしは、お祝いの食卓に欠かせないごちそう。手間と時間をかけたぶん、いつまでも心に残る家庭の味になります。


  エネルギー : 1770 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (米をざるに上げておく時間は除く。)

 講師: 清水 信子


(つくりやすい分量)

 【すし飯】 
  ・米 360ml(2合)

 【すし酢】 
  ・米酢 カップ1/4
  ・砂糖 大さじ1
  ・粗塩 小さじ1
・にんじん 1/4本(60g)
・ごぼう 60g
・干ししいたけ (水につけて柔らかく戻しておく)  10g

 【煮汁】 
  ・だし カップ2/3
  ・砂糖 小さじ2
  ・うす口しょうゆ 小さじ2

 【甘酢れんこん】 
  ・れんこん (細め)  1節

 【A】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・酒 大さじ2
  ・酢 大さじ2
  ・粗塩 少々

 【錦糸卵】 
  ・卵 1コ

 【B】 
  ・酒 小さじ1
  ・粗塩 少々
・焼きあなご 2枚(140g)
・絹さや 10枚
・酢 
・砂糖 
・しょうゆ 小さじ1
・サラダ油 少々
・酒 少々
・塩 少々


 

酢水と酢布巾を用意する 
 すし飯をつくる前に、水カップ2と酢小さじ2を混ぜた酢水をつくっておく(手やしゃもじをぬらし、ご飯がくっつかないようにするため)。酢水を吸わせて固く絞った酢布巾も用意し、しゃもじや包丁を拭く際に使う。 
    

  米は炊く30〜60分間前に洗ってざるに上げ、水けをきって乾かしておく。
  にんじんは3cm長さの細切りにする。ごぼうは皮をこすり洗いしてにんじんと同様に切り、サッと水につけて水けをきる。戻したしいたけは軸を取り、薄切りにする。
  鍋に【煮汁】とにんじんを入れて落としぶたをし、弱火で柔らかくなるまで7〜8分間煮て取り出す。
   の鍋にごぼうを入れて砂糖・しょうゆ各小さじ1を加える。落としぶたをし、途中でアクを取りながら、弱火で柔らかくなるまで約13分間煮て取り出す。
  残りの【煮汁】に砂糖小さじ1/2を加えてしいたけを入れ、落としぶたをして【煮汁】がなくなるまで弱火で5〜6分間煮る。
ポイント: 同じ【煮汁】で味を変えながら、材料を順に煮て最後まで【煮汁】を使いきる。この手法を「追い込み」という。
  【甘酢れんこん】をつくる。れんこんは皮をむきながら花形に切り、薄切りにして酢水につけ、水けをきる。鍋に【A】を煮立てて水けをきったれんこんを加え、透き通るまで煮る。皿に広げて冷ましておく。
ポイント: 穴と穴の間に切り込みを入れ、穴の丸みに沿って皮をむき、花形に整える。
  【錦糸卵】をつくる。ボウルに卵を割りほぐし、【B】を混ぜる。サラダ油少々を熱したフライパンに1/2量を流し入れ、表面が固まったら裏返し、サッと焼く。残りも同様に焼き、端から巻いてせん切りにする。
  焼きあなごは縦半分に切って2cm幅に切り、フライパンに入れて酒少々をふり、サッと温める。
  絹さやはヘタと筋を除き、斜めにせん切りにして塩少々をまぶす。熱湯でサッとゆでて平らなざるにとり、手早くあおいで冷ます。
  【すし飯】をつくる。鍋に米と水360ml、酒大さじ1を入れ、ふたをして強火にかける。沸騰したらふたを取り、しゃもじで手早く混ぜて表面をならす。
ポイント: 鍋がふいてきたら混ぜておくと、均一に熱が回り、ムラなく炊き上がる。
  表面の水分がひいてポコポコと穴が開いてきたらふたをし、ごく弱火にして10分間炊く。火を止め、そのまま8分間蒸らす。
ポイント: 【すし飯】は蒸らし時間を短めにする。
  ご飯を火にかけたらすぐに【すし酢】の調味料を合わせておく。
   のご飯を酢水でぬらしたしゃもじでひと混ぜし、【すし酢】を回し入れて切るように混ぜ、ふたをして1分間おく。
ポイント: 鍋の中に【すし酢】を入れ、余熱でご飯になじませると、ご飯が【すし酢】をしっかり吸い、べたつかない。
  酢布巾で拭いた大きめのバットに【すし飯】を広げ、酢布巾で拭いたしゃもじで少しずつ上下を返し、表面をならす。うちわであおいで粗熱を取りながら、人肌程度に冷ます。
  にんじん、ごぼう、しいたけ、あなごを【すし飯】の上に均等にのせ、酢布巾で拭いたしゃもじで切るように混ぜる。器に盛り、絹さやと【錦糸卵】、【甘酢れんこん】を飾る。

【目指すポイント】
ベストタイミングを逃さないよう段取りよく。
《具を均等にのせて混ぜる》
【すし飯】は、混ぜすぎるとご飯がベタつきます。【すし飯】の上に具を均等にのせれば、少しずつ上下を返すだけで均一に混ざります。
 



52-10a  太巻きずし

さっぱりしたすし飯としっかり味の具、一口でいろいろな味わいが楽しめるのも人気の理由。遠足や運動会のお弁当に入っていると、うれしかった思い出の太巻きです。


  エネルギー : 650 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (すし飯をつくる時間は除く。)

 講師: 清水 信子


(3本分)
・すし飯 2合分
・干ししいたけ 20g
*水につけて柔らかく戻し、戻し汁もとっておく。 
・かんぴょう (乾)  20g

 【厚焼き卵】 
  ・卵 3コ
  ・はちみつ 大さじ2+1/2〜3

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・うす口しょうゆ 少々
・ほうれんそう 150g
・でんぶ (市販)  50g
・焼きのり (全形)  3枚
・砂糖 
・しょうゆ 
・塩 
・サラダ油 


 

酢水と酢布巾を用意する 
 水カップ2と酢小さじ2を混ぜた酢水をつくっておく(手やしゃもじをぬらし、ご飯がくっつかないようにするため)。酢水を吸わせて固く絞った酢布巾も用意し、しゃもじや包丁を拭く際に使う。 
    

  すし飯は3等分してそれぞれ細長くまとめ、酢布巾をかけておく。

具をつくる
  しいたけは軸を取り、1cm幅に切って鍋に入れる。戻し汁をヒタヒタに注いで火にかけ、煮立ったら砂糖大さじ2を入れ、弱火で4〜5分間煮る。しょうゆ大さじ1強を加え、煮汁がほぼなくなるまで煮る。
  かんぴょうは洗って塩適量でもみ、水で洗い流す。
ポイント: よくもんで繊維を柔らかくすると、煮上がりがふっくらとする。
   を鍋に入れてかぶるくらいの水を入れ、柔らかくゆでる。ゆで汁をヒタヒタより少なめに残して余分は捨て、砂糖大さじ2を加えて弱火で4〜5分間煮る。しょうゆ大さじ1強を加え、時々上下を返しながら煮汁が少し残る程度に煮る。
  【厚焼き卵】をつくる。ボウルにはちみつを入れ、【A】を少しずつ加えてのばす。割りほぐした卵を加え、泡立てないように混ぜる。卵焼き器を熱してサラダ油少々をなじませ、弱めの中火にし、卵液の1/3量を流して焼く。
  半熟状になったら菜箸で向こう側から手前に巻き、向こう側に寄せる。あいた部分にサラダ油少々をなじませる。残りの卵液を半量ずつ流して同様に繰り返し、焼き上げる。まな板にのせて冷まし、1×2cmの棒状に切る。
  ほうれんそうはたっぷりの熱湯でゆでて冷水にとり、水けを絞る。3等分して葉先と葉元を交互に組ませ、紙タオルにのせて水けを取り除く。
ポイント: すし飯が水っぽくならないよう、水けをしっかり取っておく。
   を焼きのりの幅に合わせて切る。すべての具を3等分に分けておく。
ポイント: すし飯にのせる順にバットに並べておくと巻く作業がスムーズになる。

巻く
  焼きのりは表を下にし、巻きすの下縁に沿って縦長に置く。
  すし飯を、向こう側を2〜3cm残して均一に広げる。
  手前を2〜3cmほど残し、手前から、ほうれんそう、かんぴょう、【厚焼き卵】、しいたけ、でんぶの順に並べる。具を押さえて親指で巻きすを持つ。
  クルッと一気に巻いて具の向こう端にかぶせ、右手で巻きすの端を向こう側に引っぱって太巻きを半回転させる。
  両手にグッと力を入れてしめ、一度外して転がし、もう一度しめる。
ポイント: 【具をのせる順番が肝心!】巻くときに芯になるよう、形がくずれにくい具を手前にのせるのがポイント。しいたけやでんぶのようにバラバラするものは、奥にのせる。
 
  酢水をつけた手で両端を押さえて形を整える。残りの2本も同様に巻く。
  乾いたまな板に太巻きをのせ、包丁を1回ごとに酢布巾で拭きながら8等分に切る。
ポイント: 端から切るより、2等分→4等分→8等分の順に切っていくと、具がはみ出さず、切り口がきれいに。

【目指すポイント】
味と彩りの、バランスよく美しく。



52-11  かにクリームコロッケ

かにの風味とホワイトソースが溶け合ったぜいたくな味わい。庶民派のコロッケのなかでは別格のメニューです。衣を2度づけしてカリッとさせ、なめらかな中身との違いを楽しみましょう。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (タネを冷やす時間は除く。)

 講師: 真崎 敏子


(8コ分)
・かに (缶詰)  1缶(110g)
・固ゆで卵 2コ
・ねぎ 1本

 【ホワイトソース】 
  ・バター 30g
  ・小麦粉 40g
  ・牛乳 カップ3/4
  ・粉ゼラチン 5g
・ホットペッパーソース 少々

 【衣】 
  ・小麦粉 適量
  ・パン粉 適量

 【A】 
  ・溶き卵 2コ分
  ・牛乳 大さじ2
・パセリ 適量

 【タルタルソース】 
  ・マヨネーズ カップ1/2
  ・たまねぎ (みじん切り)  大さじ2
  ・ピクルス (市販/みじん切り)  大さじ1
  ・パセリ (みじん切り)  大さじ1
・バター 
・塩 少々
・こしょう 少々
・サラダ油 少々
・揚げ油 
 
    

  かには身をほぐす。ゆで卵は粗いみじん切りにする。ねぎはみじん切りにし、バター少々でサッと炒める。粉ゼラチンは水大さじ3でふやかしておく。
  【ホワイトソース】をつくる。鍋に弱火でバターを溶かし、小麦粉を加えて混ぜながらなじませる。火を止めて冷たい牛乳を注ぎ入れ、泡立て器でなめらかになるまでかき混ぜる。
  弱火にかけ、フツフツと煮立ってとろみがついてくるまで、混ぜながら火を通す。
ポイント: 木べらですくっても落ちないくらい、堅めの【ホワイトソース】に仕上げる。
   のゼラチンを加えて混ぜ、ホットペッパーソース、塩・こしょう各少々、 の具を加えて混ぜる。バットに広げてラップをし、冷蔵庫で十分に冷やす。
ポイント: 柔らかいクリームコロッケのタネをまとめやすくする決め手は、ゼラチン。タネに加えて冷やすとしっかり固まるので、きれいに成形できます。
   を8等分し、サラダ油少々をつけた手で、俵形に成形する。
  小麦粉、混ぜ合わせた【A】、パン粉の順に【衣】をつけ、さらに【A】、パン粉を2度づけする。
ポイント: 【衣】を2度づけすると、揚げている間に中身が溶け出しにくい。
  160℃に熱した揚げ油に洗って水けをよく拭いたパセリを入れ、カリッと揚げる。油の温度を180℃に上げ、 を網じゃくしに2コずつのせてそっと沈める。きつね色になるまで1分間ほど揚げ、網じゃくしで静かに引き上げる。残りも同様に揚げる。
ポイント: 形がくずれやすいので、網じゃくしを使って少量ずつ揚げる。
   を器に盛り、【タルタルソース】の材料を混ぜ合わせて添える。

【目指すポイント】
口当たりなめらかに形よく。



52-11a  ポーチドエッグ

柔らかな白身の中から、トロッと黄身が流れ出すポーチドエッグは、少しハイカラなおふくろの味。新鮮な卵を使うと固まりやすく、失敗なく仕上がります。


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (卵を常温に戻す時間は除く。)

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・卵 2コ
・イングリッシュマフィン 1コ
・ブロッコリーとかぶのサラダ 適量
・塩 
・酢 
・バター 
 
    

  卵は冷蔵庫から出して常温に戻し、器に1コずつ割り入れる。
ポイント: 紅茶のカップのような取っ手がついた器に入れると、鍋に入れやすい。
  鍋に湯1リットルを沸かし、塩小さじ1、酢大さじ1を入れる。
   の湯がグラグラしないように弱火にし、穴あき玉じゃくしに少し湯をすくい、卵を入れる。
ポイント: 沸騰した湯の中に入れると、卵が飛び散り、形がくずれやすい。
  穴あき玉じゃくしごと静かに湯に沈め、そっと玉じゃくしを外して形を整える。
ポイント: 卵白が少し固まってきたら、玉じゃくしを外す。
  好みで5〜6分間ゆで、穴あき玉じゃくしで引き上げて水けをきり、軽く塩をふる。
ポイント: 【塩と酢の効果で形よく】湯に塩や酢を入れてゆでると、固まりやすくなり、卵白がバラバラにならない。卵に塩や酢の味がつかない程度に、両方少量ずつ入れるのがコツ。
  イングリッシュマフィンは横半分に切り、オーブントースターでこんがりと焼いてバター少々を塗る。ポーチドエッグをのせ、ブロッコリーとかぶのサラダを添える。

【目指すポイント】
黄身を半熟に、形よく仕上げる。



52-11b  ブロッコリーとかぶのサラダ

ポーチドエッグに添えれば、充実の朝食に変身!グレープフルーツの酸味がきいた爽やかな味わいのレシピです。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・ブロッコリー 1/4コ
・かぶ 1コ
・パプリカ (赤)  1/3コ
・グレープフルーツ 1/2コ

 【ドレッシング】 
  ・グレープフルーツの果汁 1/2コ分
  ・サラダ油 大さじ3
  ・塩 小さじ1/2
  ・こしょう 少々
・塩 
 
    

  ブロッコリーは小房に分け、かぶはくし形に切る。それぞれ、塩少々を加えた湯でゆで、水けをきる。パプリカは細切りにし、グレープフルーツは小房に分け、薄皮を取る。
  ボウルに を入れ、混ぜ合わせたドレッシングであえる。



52-12  ギョーザ

モッチリとした弾力と濃厚なうまみのあんがたっぷり詰まって、食べごたえ満点の焼きギョーザです。市販の皮でも本格的な食感と味わいが楽しめる焼き方をご紹介。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分 (白菜の軸に塩、酒をふっておく時間、 あんを冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 西部 るみ


(20コ分)
・ギョーザの皮 (大)  20枚

 【あん】 
  ・豚ひき肉 250g
  ・干しえび 大さじ2

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・水 大さじ1
  ・白菜の軸 (粗みじん切り)  200g

 【B】 
  ・塩 小さじ1/2
  ・酒 小さじ2

 【C】 
  ・塩 小さじ2/3弱
  ・砂糖 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ2+1/2
  ・酒 小さじ2
  ・こしょう 少々

 【D】 
  ・ねぎ (みじん切り)  1/2本分
  ・しょうが (小/みじん切り)  1かけ分
  ・ごま油 小さじ2
・香菜(シャンツァイ) 適宜
*あれば。 
・黒酢 適量
*または酢。 
・かたくり粉 小さじ2
・サラダ油 
・黒こしょう (粗びき)  適量


 

おすすめのたれをもう1品!柚子(ゆず)こしょうだれ 
 材料とつくり方(つくりやすい分量)柚子こしょう(市販)小さじ1〜1+1/2、だし大さじ3、柚子か好みのかんきつの搾り汁大さじ1+1/2、うす口しょうゆ小さじ1+1/2を混ぜる。 
    

  干しえびは混ぜた【A】に10分間以上つけて柔らかく戻し、みじん切りにする。戻し汁もとっておく。
  白菜の軸に【B】をふり、しんなりして水けが出るまでもむ。ボウルに重ねたざるに入れ、皿を3枚のせておもしをし、20分間以上おく。
ポイント: 塩もみして余分な水分を抜き、白菜の甘み、うまみを引き出す。
  白菜の水けを絞って別のボウルに移し、かたくり粉小さじ2をふり、指先でつまむように混ぜる。
  別のボウルにひき肉と干しえびを入れ、【C】と の戻し汁を順に加え、よく練り混ぜる。粘りが出たら、【D】を混ぜる。 を2〜3回に分けて加え、指先でサックリと混ぜる。冷蔵庫に20分間おき、【あん】を締める。
ポイント: 干しえびは戻し汁も加えることで濃厚なうまみがついてジューシーに。肉以外のうまみが入ると、味に幅が出ます。
  ギョーザの皮を1枚広げ、 の1/20量を中央にすりつけてのせる。縁に水を塗り、ひだを寄せて包む。残りも同様に包む。
ポイント: ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫で1〜2週間保存可能。
  表面加工のしてあるフライパンにサラダ油小さじ1を強火で熱し、 の半量を並べる。熱湯カップ3/4を回し入れ、沸き上がったらふたをし、約5分間中火で蒸し焼きにする。
ポイント: 蒸し焼きにすると、【あん】がジューシーに仕上がる。
  水分がなくなってきてパチパチと音がしたらふたを取り、水分を完全にとばす。サラダ油小さじ1を側面から回し入れ、フライパンを揺らして油をなじませながら強火で焼く。皮に透明感と張りが出て、底の部分がきつね色になってカリッとしたら焼き上がり。残りも同様に焼く。
ポイント: 水分がとんだら、油でカリッと香ばしく焼き上げる。
  器に盛り、香菜を添える。黒酢に好みで黒こしょう適量をふり、ギョーザに添える。

【目指すポイント】
皮はパリッ!【あん】は味がぼやけずジューシー。



52-12a  シューマイ

せいろを開けた瞬間、温かな湯気とともに広がる家族の笑顔。シューマイをおいしくつくるには、肉の食感をたたせるのが大切です。ひき肉ではなく、薄切り肉を包丁でたたきます。帆立て貝柱を加えて、深みのある味わいに仕上げました。


  エネルギー : 75 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分 (たまねぎとしょうがを冷ます時間、あんを冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 西部 るみ


(10〜12コ分)
・シューマイの皮 10〜12枚

 【あん】 
  ・豚肩ロース肉 (薄切り)  200g
  ・帆立て貝柱 (冷凍/解凍しておく)  100g
  ・たまねぎ (みじん切り)  1/4コ分(50g)
  ・しょうが (みじん切り)  小さじ1

 【A】 
  ・砂糖 小さじ1
  ・酒 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・こしょう 適量
  ・卵白 大さじ1
  ・ごま油 小さじ1
  ・かたくり粉 大さじ2
・ミニトマト 適宜
・クレソン (あれば)  適宜

 【たれ】 
  ・だし 大さじ3
  ・しょうゆ 大さじ1
・練りがらし 適宜
*好みで。 
・サラダ油 
・塩 
・酢 
 
    

  フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、たまねぎ、しょうがを弱火でしんなり炒めて冷ます。かたくり粉の半量をふる。
  豚肉と帆立て貝柱は粗く刻み、包丁で軽くたたく。
ポイント: 刻んだらたたいて、粘りを出す。
  ボウルに を入れ、塩小さじ1/2をふり、練って粘りを出す。【A】と残りのかたくり粉を順に加えて混ぜ、 を加えてよく練る。冷蔵庫に30分間おき、【あん】を締める。
ポイント: 炒めたたまねぎ、しょうがを加え、香りとコクをつける。
【肉の食感をたたせる】薄切り肉を刻んでたたくと食感がたち、うまみをよく味わえる。肉と帆立て貝柱は包丁の代わりにフードプロセッサーにかけてもよいが、細かくしすぎないように。
  シューマイの皮の四隅は、【あん】からはみ出て口当たりが悪くなるので、切り落とす。皮1枚を手のひらの指側にのせ、【あん】の1/12〜1/10量をのせる。皮に【あん】をバターナイフなどで押しつけて密着させながら、側面を絞って表面をすり切る。
ポイント: 蒸す間に皮がはがれないように、あんを皮にしっかり密着させる。
  オーブン用の紙全体に均等に切り目を入れ、せいろ(または蒸し器)に敷く。 を間隔をあけて並べ、蒸気が上がった鍋にのせてふたをし、強火で13分間ほど蒸す。
ポイント: オーブン用の紙に切り目を入れ、蒸気を均一に回す。
  蒸し上がったらすぐに器に盛り、ヘタを取って半分に切ったミニトマトとクレソンを添える。【たれ】の材料を混ぜ、好みで酢適宜、練りがらしとともに添える。
ポイント: すぐに食べない場合は網にのせて冷ます。ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍庫で1〜2週間保存可能。網の上に取り出して冷ますことで、皮の底がベタつかない。

【目指すポイント】
うまみたっぷり歯触りもよく。



52-12b  えびとれんこんのチーズギョーザ

えびはプリッ、れんこんはシャキッ、チーズはとろ〜り。まろやかな味わいで彩りや食感も楽しく、子どもや女性に人気の一品です。


  エネルギー : 75 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 西部 るみ


(10コ分)
・ギョーザの皮 (大)  10枚

 【あん】 
  ・えび (無頭/殻付き)  150〜180g(正味120g)
  ・れんこん 50g
  ・ピザ用チーズ 60g

 【A】 
  ・塩 小さじ1/3
  ・砂糖 小さじ1
  ・酒 大さじ1/2
  ・しょうゆ 小さじ1/2
  ・こしょう 適量
  ・ごま油 少々
  ・かたくり粉 小さじ2/3
・ベビーリーフ 適宜
*あれば。 

 【たれ】 
  ・レモン汁 適量
  ・塩 適宜
  ・ラーユ 適宜
  ・黒こしょう (粗びき)  適宜
・塩 
・サラダ油 
 
    

  えびは殻と背ワタを除き、塩少々をふってもみ、流水で洗って水けをよく拭く。フードプロセッサーにかけて(または包丁でたたき)、粗い粒状にする。
ポイント: 【えびのうまみをたたせる】えびはペースト状にせず、粒状にして食感をたたせる。
  れんこんは3mm幅の輪切りにし、食感が残る程度にゆでる。みじん切りにし、包丁で軽くたたく(フードプロセッサーにかけてもよい)。
ポイント: 包丁でたたき、粘りを出す。
  ボウルに を入れ、【A】を順に加えてよく混ぜる。 のれんこんを加え、指先で混ぜるようにまとめる。1cm幅に刻んだチーズを加え、サックリと混ぜる。
ポイント: 全体がだんご状にならないように、軽く混ぜる。
  ギョーザの皮を1枚広げ、 の1/10量を中央にすりつけてのせる。縁に水を塗り、ひだを寄せて包む。残りも同様に包む。
  ギョーザの6〜7と同様に焼く。器に盛り、ベビーリーフを添える。【たれ】の材料を添え、レモン汁に塩、ラーユ、黒こしょうを好みで混ぜ、ギョーザをつける。



52-13  リ・ド・ヴォーのタブレ

高級食材リ・ド・ヴォーと庶民的な食材スムールを組み合わせ、鮮やかな冷製パスタサラダ「タブレ」をつくります。驚き、楽しさ、美しさが盛り込まれた究極の逸品に。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (野菜スープを冷ます時間、 スムールを1日おく時間は除く。)

 講師: 岸田 周三


(4.5×4.5×4.5cmの型4コ分)
・リ・ド・ヴォー 約120g
*全体備考参照。 
・スムール 110g
*全体備考参照。 

 【野菜スープ】*つくりやすい分量。約400mlのスープがとれる。 

 【A】 
  ・たまねぎ 80g
  ・にんじん 80g
  ・セロリ 80g
  ・にんにく 10g
  ・干ししいたけ 5g
  ・水 500ml

 【B】 
  ・セルフィーユ 5g
  ・イタリアンパセリ 5g

 【C】 
  ・ルッコラ 30g
  ・イタリアンパセリ 3g
  ・ディル 3g
  ・セルフィーユ 3g

 【D】 
  ・塩 (細かいタイプ)  二つまみ
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1

 【E】 
  ・サワークリーム 5g
  ・マヨネーズ 10g
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
  ・レモン汁 1/2コ分

 【F】 
  ・セロリ 15g
  ・ルッコラ 15g
  ・レタス 15g
  ・あさつき 3g
・ハーブ 適宜
*セルフィーユ、ディルなど好みで。 
・こしょう 少々
・塩 少々
・強力粉 適量
・揚げ油 
 
    


【野菜スープ】をつくる
  《火の入れ具合に注意し、香り豊かなスープをつくります。》【A】はすべて薄切りにする。水とともに鍋に入れ、弱めの中火にかける。
ポイント: 香味野菜に、にんにくと干ししいたけを加えてうまみを足す。
  10分間煮出し、火から下ろす直前に【B】を加えて火を止める。粗熱が取れたらこし、氷水でしっかり冷ます。

タブレをつくる
  《冷製のパスタサラダ=タブレを鮮やかな緑色に仕上げます。》【C】は葉の部分を摘み、 のスープ100mlとミキサーで形がなくなるまで15秒間ほどかくはんする。
ポイント: 葉は香りがよく、繊維が残らないので、そのまま使える。
  ボウルにスムールを入れ、 を加えて混ぜ合わせる。
  【D】を加えて全体を混ぜ、ラップをして冷蔵庫で1日休ませる。
ポイント: 1日休ませることで、スムールと野菜のスープがなじみ、味が落ち着く。
  冷蔵庫から を取り出し、【E】を加えて調味する。
ポイント: 味をみながら調味料を加える。サラダ感覚なので、オイルっぽさ、酸味の加減に気を配る。
  【F】のセロリは筋を取ってみじん切りにする。ルッコラは葉を摘み、レタス、あさつきとともに粗みじんに切る。 に加えて混ぜ合わせる。
ポイント: 細かく切りすぎると風味がなくなる。

リ・ド・ヴォーを揚げる
  《中はなめらか、外側はカリッと揚がるように、丁寧に処理をします》リ・ド・ヴォーの薄皮を取り除く。1cmほどの細切りにし、さらに1cm角程度に細かく切る。
ポイント: 薄皮を取り除くことで、より舌ざわりがなめらかになる。
  バットに を重ならないように並べ、全体にこしょう少々をふってから粒の細かい塩少々をふる。
ポイント: こしょうは内臓特有の臭み、くせをやわらげる。塩は下味。
  別のバットに強力粉適量を入れ、 を移す。まんべんなくまぶしたらざるに移し、余分な粉をしっかりはらう。
ポイント: 強力粉を使うことで、香ばしさが増し、カリッと仕上がる。
  180℃の揚げ油に を1コずつ重ならないように入れる。こんがり揚がったら火を止め、取り出す。

仕上げ
  《手早く重ねて形を整え、きれいに仕上げます。》 を4等分する。皿に型をのせ、半量をスプーンなどで敷き詰める。
ポイント: 端のほうまで詰めて土台をつくる。スムールとリ・ド・ヴォーを交互に重ねることで、冷×温、プチプチ感×しっとり感が同時に楽しめます。異なる温度と食感が混在する驚き、色や形の美しさは、おいしさをつくる大切な要素です。
   のリ・ド・ヴォーを4等分する。半量を散らす。
ポイント: 全体に敷き詰めすぎないように。
   の残り半量を重ね、パレットナイフなどで軽く押さえて形を整える。
   の上からおもしなどでしっかり押さえて形をつくり、型を抜く。リ・ド・ヴォーの残り半量をのせ、好みのハーブを飾る。残り3コも同様につくる。

◆リ・ド・ヴォー
仔牛(こうし)の胸腺(きょうせん)部分。生後2〜3か月のものを使用。インターネットなどで購入できる。
◆スムール
硬質小麦からつくられた粒状のもの。世界最小のパスタともいわれ、クスクスの名でも知られる。発祥地といわれる北アフリカや中東、ヨーロッパなど広い地域で、サラダや煮込み料理、つけ合わせ、デザートなどに使われる。
【プロの技法 1 】《色鮮やかに決める》
色や香りはとても繊細。熱の加えすぎは、色を濁らせ、香りがとぶ原因になるので気をつけたい。例えば、つくり方1、2で【野菜スープ】をつくるとき。煮すぎると香りがとび、スープの色も悪くなる。最後に加えるハーブも爽やかな香りづけなので決して煮ないこと。また、3では、ミキサーを回すことで熱が発生するので、決してかくはんしすぎないこと。わずかな熱でも色が濁り、変わりやすい。
【プロの技法 2 】《調味料にこだわる》
材料はもちろん、それ以上にこだわりたいのが調味料。なかでも塩は基本調味料として欠かせない。同じ種類の粒が細かいタイプと粗いタイプをそろえ、使い分ける。細かいタイプは溶けやすいので、混ぜたり、ゆでたり、味をつけるときに使う。粗いタイプは散らすことで味に濃淡がつき、塩の食感が楽しめる。店ではフランス・ブルターニュ産の海塩を使用。ミネラル分が豊富で口当たりもやさしく、味に複雑さが出る。



52-13a  帆立てのタブレ

リ・ド・ヴォーの代わりに帆立ての貝柱でアレンジしました。ハーブの香りと帆立ての貝柱の甘みが印象的な一皿です。旬を迎えるこれからの時季に楽しめる、ぜいたくな味です。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (タブレをつくる時間は除く。)

 講師: 岸田 周三


(4.5×4.5×4.5cmの型  4コ分)
・帆立て貝 4コ
*刺身用の貝柱でもよい。 
・タブレ 全量
・エクストラバージンオリーブ油 少々
・ハーブ (セルフィーユ、 ディルなど好みで)  適宜
・塩 
 
    

  帆立て貝は、ふくらんでいる側を下にして持つ。殻の隙間からパレットナイフを差し込み、動かしながら平たい側に付いた貝柱を外す。平たい殻を外し、黒い部分(ウロ)の下にパレットナイフを差し込み、手前に引く。
  殻に残った貝柱とひもを外す。貝柱は紙タオルなどで水けを拭き取る。
  フライパンにエクストラバージンオリーブ油を強火で熱し、 の貝柱を焼く。焼き色がついたら裏返し、もう片面にも焼き色をつける。
ポイント: 表面を焼き、中まで火を入れない。
  両面に焼き色がついたら火を止め、取り出す。1cm角くらいに切り、粗いタイプの塩少々をふる。
  タブレと は4等分にする。皿に型をのせ、タブレの半量をスプーンなどで敷き詰め、上に の半量を重ならないように散らす。タブレの残り半量を重ねてパレットナイフなどで軽く押さえて形を整える。
  上からおもしなどでしっかり押さえて形をつくり、型を抜く。 の残り半量をのせ、好みのハーブを飾る。残り3コも同様につくる。



52-14  かぶの明太子あんかけ

かぶの白く美しい色合いを生かした京料理です。明太子あんがほんのりと辛く、うす味で炊いたかぶの甘みを引き立てます。


  エネルギー : 50 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・かぶ 2コ
・からし明太子 (皮は取り除く)  1/2腹分(約20g)
・だし カップ1+1/2

 【水溶きかたくり粉】 
  ・水 大さじ1
  ・かたくり粉 小さじ2
・塩 
 
    

  かぶは茎を2cmほど残して葉を落とし、皮をむいて縦半分に切る。茎の付け根の部分に泥がついているときは、水につけながら竹串などできれいに落とす。
ポイント: かぶは、いずれも1コ150〜180g(葉の重さは含まない)ほどのものです。かぶは、皮をむかずに料理することもありますが、今回は、包丁で皮を薄くむいています。しかし皮の筋が堅いこともあるので、薄くむいてから、一部を厚めに切って食べてみるとよいでしょう。筋を感じるようであれば、さらに厚めにむくことをおすすめします。厚めにむいた皮は甘酢漬けなどに利用できます。
  鍋にだしと 、塩二つまみを入れてふたをし、中火にかける。沸騰したらふたをずらして弱火にし、竹串がスッと通るまで10分間ほど煮る。かぶを耐熱の容器に移し、煮汁の半量をかけて、かぶが乾かないようにする。
ポイント: かぶは火が通りやすいので、竹串が通ったらすぐにとり出す。
  残った煮汁に明太子を入れて混ぜ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、【水溶きかたくり粉】を加えてとろみをつけ、30秒間ほど煮る。
  器に のかぶを盛り、 をかける。



52-14a  かぶと豚バラの卵炒め

【シンプル京ごはん】葉も利用したかぶの炒め物です。最後に溶き卵を加えて、手早く全体にからめ、半熟の状態で火を止めるのがコツです。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・かぶ 1コ
・かぶの葉 1コ分
・豚バラ肉 (薄切り)  2枚(約80g)
・溶き卵 1コ分
・糸がつお 適量
*なければ、普通の削り節でよい。 
・塩 少々
・こしょう 少々
・うす口しょうゆ 小さじ2
 
    

  かぶは葉を切り落とし、皮をむいて縦半分に切り、3mm厚さの薄切りにする。葉は4cm長さに切る。豚肉は2cm幅に切り、塩・こしょう各少々をふる。
  表面加工のしてあるフライパンを中火にかけて、豚肉を炒める。豚肉に火が通ったら、かぶを入れて炒める。かぶがしんなりしてきたら、強火にし、葉を加えてうす口しょうゆ小さじ2を入れ、炒め合わせる。
  葉がしんなりしたら溶き卵を回し入れ、卵が半熟のうちに火を止める。器に盛り、糸がつおをかける。



52-14b  かぶのみぞれ汁

【シンプル京ごはん】だしは焼き魚から。焼き魚の残りでもつくれます。すりおろしたかぶが、なんともやさしい味わいです。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・かぶ 1コ
・焼き魚 (白身/塩焼きしたもの)  1切れ(約100g)
*ここではたいを使用。 白身魚であればなんでもよいが、骨付きのもののほうが、だしは出やすい。 

 【水溶きかたくり粉】 
  ・水 大さじ1
  ・かたくり粉 小さじ2
・わさび (すりおろしたもの)  適量
・うす口しょうゆ 適量
 
    

  かぶは皮をむいてすりおろし、ざるにあけて自然に水けをきる。小鍋に水カップ1と焼き魚を入れてふたをし、中火にかける。沸騰したら弱火にし、5分間ほど煮て火を止める。
   から焼き魚を取り出し、骨を取って、身を粗くほぐす。
ポイント: 魚の皮はつけたままでもよい。
   の鍋を中火にかけ、沸騰したらうす口しょうゆ適量を加えて味を調える。【水溶きかたくり粉】を回し入れてとろみをつけ、すりおろしたかぶを加えて混ぜ、1分間煮る。
ポイント: 焼き魚の塩加減に応じて、味見をしながらうす口しょうゆの分量を調節する。
  器に焼き魚を盛り、 のみぞれあんをかけて、わさびをのせる。



52-14c  かぶの白みそ煮

【シンプル京ごはん】トロトロになるまで煮込んだかぶもまた絶品。白みその甘みが、具材をやさしく包み込みます。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・かぶ 2コ
・金時にんじん 40g
*紅色が濃く、甘みの強いにんじん。 なければ普通のにんじんでもよい。 
・よもぎ麩(ふ) (1cm幅に切る)  4切れ(80g)
*よもぎを練り込んだ生麩。 なければ普通の生麩でもよい。 
・だし カップ2
・柚子(ゆず)の皮 適量
・白みそ 
 
    

  かぶは皮をむいて4等分にする。にんじんは皮をむき、7mm厚さの輪切りにする。
  鍋にだしと を入れてふたをし、中火にかける。沸騰したらふたをずらして弱火にし、7分間ほど煮る。この時点ではかぶは堅めにゆでる(竹串がなんとか通るほど)。
  ボウルに白みそ100gを入れ、 の煮汁を適量加えて溶き、 の鍋に入れる。中火にかけて沸騰したら、弱火にしてよもぎ麩を入れ、5分間ほど煮る。器に盛り、柚子の皮をのせる。



52-14d  かぶの柚子こしょうあえ

【シンプル京ごはん】つくりたてならば、生のかぶの食感が楽しめます。時間をおいて味がなじんでから食べてもおいしいですよ。


  エネルギー : 15 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・かぶ 1コ
・柚子(ゆず)こしょう (市販)  小さじ1
・柚子の搾り汁 小さじ1
 
    

  かぶは茎を2cmほど残して葉を落とし、皮をむいて10等分のくし形に切る。茎の付け根に泥がついているときは、水につけながら竹串などで取り除く。
  小さめのボウルに柚子こしょうを入れて、柚子の搾り汁で溶きのばし、かぶを入れてあえる。1/2コのかぶの形になるように、盛る。

【保存】
保存容器などに入れて2〜3日間保存可能。



52-15  豚肉・大根のねぎみそ煮

【冬野菜たっぷり簡単レシピ】フツフツ煮た、みその香ばしさがたまらない。豚肉のうまみと、大根、ねぎの甘みがよくマッチします。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 小林 カツ代


(4人分)
・豚バラ肉 (薄切り)  200g
・大根 10cm(400〜500g)
・ねぎ 2本
・こんにゃく 1枚(200g)

 【合わせみそ】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・みそ (あれば赤みそ)  大さじ3
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・酒 大さじ2
・粉ざんしょう 少々
 
    

  大根は皮をむいて1cm厚さのいちょう形に切り、皮は4cmくらいの長さに切る。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。豚肉は3cm長さに切る。こんにゃくは一口大にスプーンでちぎる。
  鍋に大根と皮、こんにゃく、豚肉を入れ、ヒタヒタの水を加えて強火にかけ、肉の色が変わったらざるに上げる。
  鍋に水カップ1/2を入れ、ねぎを平らに並べ入れる。その上に の大根と皮、こんにゃく、豚肉をのせて平らにし、よく混ぜた【合わせみそ】をポトポトとのせる。
  ふたをして強めの中火で7〜8分間煮る。途中、全体を底から混ぜる。最後は強火にして汁をからめるように煮上げ、粉ざんしょうをふる。

※このレシピは、1997/01/13に放送したものです。



52-16  フライドチキン

スパイス使いがいつものフライドチキンをグレードアップ。さつまいもも同時に揚げれば、付け合わせも段取りよくつくれます。


  エネルギー : 430 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 小林 カツ代


(2人分)
・鶏手羽元 7〜8本

 【A】 
  ・牛乳 大さじ3
  ・レモン汁 1/2コ分
  ・カレー粉 少々
  ・パプリカパウダー 少々
  ・ガーリックパウダー 少々
  *おろしにんにくでもよい。 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・さつまいも 1/2本
・塩 少々
・小麦粉 大さじ山盛り2
・揚げ油 
 
    

  さつまいもは1cm弱厚さの輪切りにし、濃いめの塩水につけてアクを抜く。
  ボウルに手羽元を入れ、【A】の材料を加えてから小麦粉大さじ山盛り2を加え、手でよくもみ込む。
  フライパンに揚げ油を入れて火にかける。油がぬるいうちに のさつまいもの水けを拭いて入れる。
  油が170℃くらいになったら の鶏肉を入れ、ふたをして揚げる。5分間ほどして、さつまいもがカラリと揚がったら取り出し、熱いうちに塩少々をふる。
  鶏肉はきつね色になってカラリとしたら、竹串を刺して火の通りを確認する。中まで揚がっていたら油をきって器に盛り、さつまいもを添える。

※このレシピは、1995/12/06に放送したものです。



52-17  みそ豚丼

豚肉とねぎをチャチャッと炒めて、「あれもこれもみそ」で味をつけたら完成。あっというまにできるので、時間がないときでも大丈夫!


  エネルギー : 610 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小林 カツ代


(4人分)
・豚薄切り肉 (切り落とし)  300g
・ねぎ 2本
・あれもこれもみそ 大さじ2〜3
・ご飯 丼4杯分
*温かいもの。 
・粉ざんしょう 適宜
*または、こしょう。 
・ごま油 大さじ1
 
    

  豚肉は大きければ一口大に切る。
  ねぎは斜め切りにする。
  フライパンにごま油大さじ1を熱し、豚肉とねぎを入れて強火で炒める。
  肉に火がよく通ったら、あれもこれもみそを加え、全体にからめて火を止める。
ポイント: あれもこれもみそを加えたら、肉とねぎによく味がからまるように、全体を混ぜて仕上げる。
  丼にご飯をよそい、 をのせ、好みで粉ざんしょうをふる。
ポイント: 好みの漬け物を添えれば献立としても十分。

ねぎがシャキッとしているほうが好みなら、肉、ねぎの順に加えて炒める。ねぎがクタツとよく炒めてあるほうが好みなら、肉と一緒に炒めるとよい。
※このレシピは、2004/04/05に放送したものです。
おいしく仕上げるには、最初から最後まで強火でジャーッと炒めてください。



52-18  ちらしずし

とっておきの料理でお祝いしたいひな祭り。「春の山」をイメージした盛り付けで春の訪れをいっそう近くに感じさせてくれる華やかなちらしずしです。


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分 (ご飯を炊く時間は除く。)

 講師: 高橋 拓児


(4人分)
・米 360ml(2合)
・昆布 (10cm四方)  1枚

 【すし酢】 
  ・米酢 80ml
  ・砂糖 大さじ3+1/2
  ・塩 小さじ1/2
  ・昆布 (5cm四方)  1枚
・ごぼう 30g
・生しいたけ (大)  6枚

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ4
  ・砂糖 大さじ3
  ・酒 大さじ1+1/3
・えび (殻付き/無頭)  4匹
・絹さや 8枚
・菜の花 8本
・卵 4コ
・木の芽 適量
・塩 
・サラダ油 
 
    


すし飯をつくる
  米は洗い、昆布と一緒に炊飯器に入れる。2合の目盛りの九分目まで水を加え、堅めに炊く。
  【すし酢】の材料を小さめの鍋に入れて中火にかける。沸騰して砂糖が溶けたら火から下ろし、そのまま冷ます。
   のご飯を盤台にあけ、しゃもじに伝わらせながら全体に【すし酢】を加える。しゃもじで切るように手早く混ぜ合わせる。

混ぜる具を準備する
  ごぼうはささがきにし、しいたけは軸を除く。水カップ1+1/2を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したらごぼうを加える。再度沸騰したらしいたけを加え、火が通ったら【A】を加える。
  弱火で10分間ほど煮て、そのまま冷ます。冷めたらごぼうとしいたけ4枚はみじん切りにし、残りのしいたけ2枚は薄切りにする。

飾る具を準備する
  えびは背ワタを取り、殻と身の間に竹串を刺し、そのまま塩ゆでする。尾を残して殻をむき、長さを半分に切る。
  筋を取った絹さやと菜の花はサッとゆで、氷水にとる。水けを拭き、絹さやは長さを半分に切る。菜の花は長ければ切る。
  錦糸卵をつくる。小さめのフライパンにサラダ油を薄くひき、熱する。卵に塩少々を加えて溶いてこし、ボウルに入れる。フライパンに適量流し入れ、底面に卵液が行き渡ったら、余分な卵液をボウルに戻す。
  弱火で焼き、底面からはがれるようになったら裏返し、サッと焼いて紙タオルにとる。上から紙タオルで押さえ、余分な油をとる。
   を繰り返し、卵液がなくなるまで焼く。冷まして細切りにする。
ポイント: できるだけ細く切ったほうが口当たりよく仕上がる。

仕上げる
   のすし飯に の刻んだごぼう、しいたけを混ぜる。
   を器に盛り、錦糸卵をのせる。薄切りにしたしいたけ、えび、絹さや、菜の花を飾り、木の芽をあしらう。
ポイント: 1人分をそれぞれこんもりと盛っても、大皿に広げて盛ってもよい。



52-18a  焼き魚のおすし

つくり方は、ちらしずしとほとんど同じ。焼いたさわらを加え、ふんわりとコクを加えます。


  エネルギー : 540 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分 (ご飯を炊く時間は除く。)

 講師: 高橋 拓児


(4人分)
・米 360ml(2合)
・昆布 (10cm四方)  1枚
・すし酢 全量
・さわら (切り身)  4枚(200g)

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ4
  ・酒 大さじ4
  ・みりん 大さじ2
・ごぼう 30g
・生しいたけ (大)  6枚

 【B】 
  ・しょうゆ 大さじ4
  ・砂糖 大さじ3
  ・酒 大さじ1+1/3
・きくらげ (乾)  10g
・グリンピース 16粒
・卵 4コ
・紅しょうが 適量
・塩 
・サラダ油 
 
    

  ちらしずし を参照し、すし飯をつくる。
  さわらは【A】に10分間つけておく。魚焼きグリルで焼き、骨を除いてほぐす。
  ちらしずし を参照し、ごぼうとしいたけを【B】で煮る。冷めたらすべて刻む。
  きくらげは水につけて戻し、細切りにして熱湯でゆでる。グリンピースは塩ゆでする。それぞれ水けを拭く。
  ちらしずし を参照し、錦糸卵をつくる。
   のすし飯に混ぜる。さわらは飾り用に少し残すとよい。
  器に盛り、飾り用のさわら、錦糸卵をのせる。きくらげ、グリンピース、紅しょうがをあしらう。



52-18b  鶏いなり

すし飯にまぜる鶏肉と一緒に、油揚げを煮ると、こっくりしたうまみがしみ込み、手間も省けて一石二鳥!油揚げは裏返したものと表にしたもの2種類に詰め、食感の違いをお楽しみください。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (ご飯を炊く時間は除く。)

 講師: 高橋 拓児


(8〜10コ分)
・米 180ml(1合)
・昆布 (5cm四方)  1枚
・すし酢 1/2量
ちらしずし参照。 
・油揚げ 4〜5枚
*正方形のもの。 
・鶏むね肉 80g
・にんじん 10g

 【A】 
  ・だし カップ2
  ・しょうゆ カップ1/4
  ・みりん カップ1/4
  ・酒 カップ1/4
  ・砂糖 大さじ4
・黒ごま 小さじ2
・しょうがの甘酢漬け 適量
 
    

  ちらしずし を参照し、すし飯をつくる。
  油揚げは菜箸を転がして開きやすくし、斜め半分に切る。熱湯でゆでて油を抜き、ざるなどに上げる。粗熱が取れたら水けを絞り、裏返す。
ポイント: 裏返すことで、煮たときに味が早くしみ込む。
  鶏肉は5mm角、にんじんは3mm角に切る。【A】を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら鶏肉、にんじん、油揚げを加える。落としぶたをして、弱火で10分間ほど煮る。そのまま冷ます。
  油揚げをボウルで受けたざるにとり、汁けを軽く絞る。残った鶏肉とにんじんは、別のざるにあけて煮汁をきる。
   のすし飯に の鶏肉、にんじん、黒ごまを混ぜる。
  すし飯を8〜10等分して軽くにぎり、油揚げに詰める。軽くにぎって三角形に形を整え、すそは折り込む。油揚げは裏返したままでも、表に返して詰めてもよい。
  器に盛って好みで黒ごま適量(分量外)をふり、しょうがの甘酢漬けを添える。

◆油揚げについて◆
主に関西で「すし揚げ」として販売されている、8〜9cm四方の油揚げを使用。三角形のいなりずしに仕上げる。入手が難しい場合は長方形の油揚げを2等分し、俵形につくってもよい。



52-18c  サーモンの棒ずし

一口サイズに仕上げたすしは、巻きすを使わず、ガーゼで気軽につくれます。青じその爽やかな香りに誘われ、次から次に、手が伸びます。


  エネルギー : 520 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (ご飯を炊く時間は除く。)

 講師: 高橋 拓児


(2本分)
・米 180ml(1合)
・昆布 (5cm四方)  1枚
・すし酢 1/2量
・スモークサーモン 8枚(200g)
・青じそ 10枚
・白ごま 大さじ2
・酢 
 
    

  ちらしずし を参照し、すし飯をつくる。
  青じそと白ごまは刻み、青じそは洗って水けを拭く。すし飯に加え、混ぜる。
  酢大さじ2と水大さじ2をボウルに合わせ、サーモンを1枚ずつくぐらせ、紙タオルにとる。
  ガーゼ(さらしでもよい)の端をまな板の奥にはさむようにおき、サーモン4枚を長方形になるように隙間なく並べる。
  すし飯の半量を、サーモンの長さに合わせて細長い四角形になるよう整え、サーモンの上にのせる。サーモンが上になるようにガーゼごと奥側に転がし、上から押さえて形を整える。
  ガーゼごと押さえて手前にキュッと引きながら形を整え、少し休ませる。同様にもう1本つくる。
  ぬらした包丁で食べやすい大きさに切り、器に盛る。