51-1 ポリ袋で白菜漬け

白菜の少量漬けには、ジッパー付きの保存袋が最適です。下漬けして本漬けにする“二度漬け”で本格的な仕上がりです。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 舘野 真知子


(つくりやすい分量)
・白菜 1/4コ(約600g)
・下漬け用の粗塩
(干した白菜の重量の3%が目安)  
大さじ1強(約16g)
*干した白菜の重量は約540g。 
・本漬け用の粗塩
(下漬けした白菜の重量の0.5%が目安)  
小さじ1/2(2.5g)
*下漬けした白菜の重量は約500g。 
・昆布 (5cm四方)  1枚
・赤とうがらし (種は取る)  1本
 
    


下漬けをする
  白菜はたっぷりの水をはったボウルに入れて洗い、水けをきって縦半分に切る。
  盆ざるに切り口を上にして並べ、半日ほど陰干しにする。
ポイント: 風通しのよい場所であれば、室内で干してもよい。急ぐ場合は2時間ほど天日干しにしてもよい。
  バットに移し、葉を1枚ずつ持ち上げて、下漬け用の粗塩の2/3量を葉と葉の間に均等にふる。
  残りの粗塩を表面全体に手でなでつける。
  ジッパー付きの保存袋に芯と葉を互い違いに入れる。
  水カップ1/4を加える。
ポイント: 水を加えるのは、塩を溶けやすくするため。
  空気を抜いて口を閉じ、さらにポリ袋に入れ、口を結ぶ。
ポイント: ポリ袋に入れるのは、袋が破損して水分がもれる危険を防ぐため。
  バットに置き、おもしをする。水分が上がるまで、常温で直射日光が当たらない場所に1日おく。
ポイント: おもしは干した白菜の重量(約540g)の1.5〜2倍の重さが目安。ここでは、皿と砂糖袋(未開封/1kg)をおもしとして使用。【下漬けの完成】1日おいて水分が上がると、しんなりして、かさが半分くらいになる。このまま2〜3日間おいても大丈夫(それ以上おくと、塩からくなる)。

本漬けをする
  袋から取り出し、ざるに上げて水けを軽く絞る。
  バットに移し、葉を1枚ずつ持ち上げて、本漬け用の粗塩の2/3量を葉と葉の間に均等にふる。残りの粗塩を表面全体に手でなでつける。
  ジッパー付きの保存袋に芯と葉を互い違いに入れ、昆布、赤とうがらしを加える。
ポイント: 【ここで、塩けの加減をみる】袋の口を閉じて本漬けする前に、白菜の葉を少しちぎって、味をみる。塩からいと感じたら、味をみながら水を少しずつ加えて、程よい塩加減に。塩が足りないときは、味をみながら粗塩を少し足して、好みの加減に。
  空気を抜いて口を閉じ、ポリ袋に入れて口を結ぶ。バットに置き、おもしをのせる。水分が上がるまで、常温で直射日光が当たらない場所に3日間ほどおく。
ポイント: おもしは白菜の重量(約500g)の1.5〜2倍の重さが目安。皿と砂糖袋(未開封/1kg)を使用。【本漬けの完成】3日間ほどおいて、全体が黄色っぽくなって発酵の香りがしてきたら、漬け終わり。

【簡単&おいしいポイント】
◆ 漬物容器、おもしなど特別な道具を使わなくてもできる。
◆ 陰干し&下漬けでうまみが凝縮し、食感もよくなる。
【ポリ袋漬けは、現代の生活環境にマッチ!】
長くおかないのでかびが生えにくく、保存に場所をとらないところがおすすめです。少量でもおいしくできる塩分濃度のレシピです。
【酸っぱくなったら料理に活用】
食べるときに余分な水分をきり、好みの大きさに切ります。4〜5日たつと酸味が出るので、そのまま食べて酸っぱいようなら、料理に活用しましょう。細かく切ってスープの具に、ごま油で炒め物に。刻んで椀(わん)に入れ、とろろ昆布適量を加えて湯を注ぎ、しょうゆ少々をたらした即席吸い物もおすすめです。長くおかないのでかびが生えにくく、保存に場所をとらないところがおすすめです。少量もおいしくできる塩分濃度のレシピを紹介しますので、気軽にチャレンジしてください。
【食べごろ】
漬け終わったらすぐ。
【保存】
袋のまま、または保存容器に移して冷蔵庫で約1週間。



51-1a  ポリ袋で白菜漬け+いり大豆

基本の白菜漬けに、いり大豆を加えて香ばしい豆のうまみをプラスして。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 舘野 真知子

・白菜 1/4コ(約600g)
・下漬け用の粗塩 (干した白菜の重量の3%が目安)  大さじ1強(約16g)
*干した白菜の重量は約540g。 
・本漬け用の粗塩 (下漬けした白菜の重量の0.5%が目安)  小さじ1/2(2.5g)
*下漬けした白菜の重量は約500g。 
・昆布 (5cm四方)  1枚
・赤とうがらし (種は取る)  1本
・いり大豆 (市販)  大さじ1
*手づくりする場合は、大豆(乾)をフライパンに入れ、皮が割れて香りが出るまで、揺すりながら弱火でいり、冷ます。 
 
    

  ポリ袋で白菜漬けと同様につくり、 で、昆布、赤とうがらしとともに、いり大豆を加える。



51-1b  白菜漬けの太巻き

焼きのりの代わりに白菜漬けで巻く太巻き。大人向きのまぐろ巻きと、子どもが好きなツナマヨ巻きの2種を紹介します。


  エネルギー : - (エネルギーはまぐろ巻き1本分 510kcal ツナマヨ巻き1本分 590kcal)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (すし飯を冷ます時間は除く。)

 講師: 舘野 真知子


(2人分)
・白菜漬け 全量

 【すし飯】 
  ・ご飯 (温かいもの)  400g

 【すし酢】 
  ・酢 大さじ1+1/3
  ・砂糖 大さじ1/2
  ・塩 小さじ1/2
  ・白ごま 大さじ1/2

 【まぐろ巻き】 
  ・まぐろ (たたいたもの)  80g
  ・たくあん (1cm厚さ)  2切れ(15g)
  ・七味とうがらし 少々
  ・柚子(ゆず)の皮 (せん切り)  少々

 【ツナマヨ巻き】 
  ・ツナ (缶詰/油漬け/小)  1缶(70g)
  ・マヨネーズ 大さじ1
  ・塩 少々
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
  ・きゅうり (縦半分に切ったもの)  1/2本分
  ・白ごま 適量
 
    

  【すし飯】をつくる。ご飯を盤台またはボウルに入れ、【すし酢】の材料を混ぜて加え、しゃもじで切るように混ぜる。白ごまを加えて均等に混ぜ合わせ、半分に分ける。
  白菜漬けは水けをきって芯を除き、1枚ずつにばらす。
  たくあんは縦に細く切る。ツナは油をきり、マヨネーズ、塩、黒こしょうを混ぜてツナマヨをつくる。きゅうりは両端を切り落とし、縦半分に切る。
  巻きすにラップを敷き、奥から手前に向けて白菜漬けの半量をのせていく。葉と軸を交互にして、隙間ができないように少し重ねながら並べる。焼きのり(全形)の大きさを目安にして四角に成形する。
  手前1cm、奥3cmをあけて、【すし飯】の半量を白菜の上に均等に広げる。
  【すし飯】の手前1/3あたりに、まぐろ、たくあんを手前から順にそれぞれ均等にのせる。
  巻きすごと持ち上げ、ラップをはがしながら、手前から奥に巻く。巻き終わりを下にして置き、8等分に切る。
  残りの白菜漬けと【すし飯】を と同様に広げ、【すし飯】の手前1/3あたりに、 のツナマヨを均等にのせ、きゅうりを並べて、 と同様につくる。
   を器に盛り、【まぐろ巻き】には七味とうがらしをふり、柚子の皮をのせる。【ツナマヨ巻き】には白ごまをふる。



51-1c  大根とりんごのべったら漬け風

甘酒で漬けると、べったら漬け風の味わいが簡単に楽しめるレシピです。


  エネルギー : 45 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (塩をまぶしておく時間は除く。)

 講師: 舘野 真知子


(2人分)
・大根 4cm(100g)
・りんご 1/4コ
・甘酒 (市販)  大さじ4
*こうじでつくったもの。 
・塩 小さじ1
 
    

  大根は5mm厚さのいちょう形、りんごは芯を取り、皮付きのまま5mm厚さのいちょう形に切る。
   をボウルに入れて塩小さじ1をまぶし、常温に約30分間おく。
  水けをきり、甘酒を加えてあえる。

●食べごろ/すぐに食べられるが、漬けて1日おくと、もっとおいしい。
●保存/ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫で2〜3日間。



51-1d  ポリ袋で白菜漬け+柚子の皮

基本の白菜漬けに、柚子の皮を加えて爽やかに。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 舘野 真知子

・白菜 1/4コ(約600g)
・下漬け用の粗塩 (干した白菜の重量の3%が目安)  大さじ1強(約16g)
*干した白菜の重量は約540g。 
・本漬け用の粗塩 (下漬けした白菜の重量の0.5%が目安)  小さじ1/2(2.5g)
*下漬けした白菜の重量は約500g。 
・昆布 (5cm四方)  1枚
・赤とうがらし (種は取る)  1本
・柚子(ゆず)の皮 (薄くそいだもの)  2〜3枚
 
    

  ポリ袋で白菜漬けと同様につくり、 で、昆布、赤とうがらしとともに柚子(ゆず)の皮を加える。



51-1e  ポリ袋で白菜漬け+にんにく

基本の白菜漬けに、にんにくを加えて風味よく。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 舘野 真知子

・白菜 1/4コ(約600g)
・下漬け用の粗塩 (干した白菜の重量の3%が目安)  大さじ1強(約16g)
*干した白菜の重量は約540g。 
・本漬け用の粗塩 (下漬けした白菜の重量の0.5%が目安)  小さじ1/2(2.5g)
*下漬けした白菜の重量は約500g。 
・昆布 (5cm四方)  1枚
・赤とうがらし (種は取る)  1本
・にんにく (縦半分に切って芯を取る)  1かけ
 
    

  ポリ袋で白菜漬けと同様につくり、 で、昆布、赤とうがらしとともに、にんにくを加える。



51-1f  ポリ袋で白菜漬け+りんごの皮

基本の白菜漬けに、りんごの皮を加えて甘酸っぱい香りをプラスして。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 舘野 真知子

・白菜 1/4コ(約600g)
・下漬け用の粗塩 (干した白菜の重量の3%が目安)  大さじ1強(約16g)
*干した白菜の重量は約540g。 
・本漬け用の粗塩 (下漬けした白菜の重量の0.5%が目安)  小さじ1/2(2.5g)
*下漬けした白菜の重量は約500g。 
・昆布 (5cm四方)  1枚
・赤とうがらし (種は取る)  1本
・りんごの皮 (縦半分に切る)  1/4コ分
 
    

  ポリ袋で白菜漬けと同様につくり、 で、昆布、赤とうがらしとともに、りんごの皮を加える。



51-1g  白菜とにんじんの塩こうじ漬け

塩こうじのうまみが作用し、短時間でもおいしく漬け上がります。


  エネルギー : 20 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (味をなじませる時間は除く。)

 講師: 舘野 真知子


(2人分)
・白菜 1枚(約100g)
・にんじん 1/5本
・塩こうじ (市販)  小さじ2
 
    

  白菜は2〜3cm四方に切る。にんじんはマッチ棒くらいの大きさの棒状に切る。
  ジッパー付きの保存袋に 、塩こうじを加え、袋の上からもむ。空気を抜いて口を閉じ、常温(夏は冷蔵庫)に1時間以上おいて味をなじませる。汁けを軽くきって器に盛る。

●食べごろ/すぐに食べられる。
●保存/冷蔵庫で2〜3日間。



51-1h  白菜の一度漬け

下漬けと本漬けを合体させた、簡単レシピです。二度漬けよりも食感や味わいは少し落ちますが、早く漬けたい人には、おすすめです。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 舘野 真知子


(つくりやすい分量)
・白菜 1/4コ(約600g)
・粗塩 (干した白菜の重量の3%が目安)  大さじ1強(約16g)
*干した白菜の重量は約540g。 
・昆布 (5cm四方)  1枚
・赤とうがらし (種は取る)  1本
 
    

  白菜はたっぷりの水をはったボウルに入れて洗い、水けをきって縦半分に切る。盆ざるに切り口を上にして並べ、半日ほど陰干しにする。
  バットに移し、葉を1枚ずつ持ち上げて、粗塩の2/3量を葉と葉の間に均等にふる。残りの粗塩を表面全体に手でなでつける。
  ジッパー付きの保存袋に芯と葉を互い違いに入れ、昆布、赤とうがらしを加える。空気を抜いて口を閉じ、ポリ袋に入れて口を結ぶ。バットに置き、皿、砂糖袋(未開封/1kg)を順にのせ、おもしにする。水分が上がるまで、常温で直射日光が当たらない場所に3日間ほどおく。

●食べごろ/漬け終わったらすぐ。
●保存/袋のまま、または保存容器に移して冷蔵庫で約1週間。



51-2  鶏だんご鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜力士絶賛ちゃんこ鍋〜



  エネルギー : 500 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 宮城野部屋


(5〜6人分)

 【鶏だんご】*つくりやすい分量。余ったら保存袋などに入れて冷凍する。使うときは自然解凍してから使う。 
  ・鶏もも肉 600g
  ・鶏むね肉 300g
  ・たまねぎ (みじん切り)  1/2コ
  ・しょうが (みじん切り)  50g
  ・卵 3コ
  ・みそ 大さじ3
  ・酒 カップ3/4
  ・塩 大さじ1強
  ・こしょう 少々

 【スープ】 
  ・水 4リットル
  ・昆布 (16×6cm)  1枚
  ・削り節 20g

 【A】 
  ・うす口しょうゆ カップ1/4
  ・みりん 大さじ2+2/3
  ・塩 大さじ1+1/2

 【具】 
  ・豚バラ肉 200g
  ・大根 100g
  ・白菜 1/4コ
  ・ほうれんそう 1ワ
  ・えのきだけ 1袋
  ・しめじ 1パック
  ・絹ごし豆腐 1丁(350g)
  ・油揚げ 2〜3枚
 
    


具材を準備する
  豚肉は7〜8cm幅に切る。大根は皮をむいて1cm厚さの短冊形に切り、ゆでる。白菜はザク切りにし、ほうれんそうは根元の汚れを落とす。えのきだけとしめじは根元を取り除き、食べやすくほぐす。 豆腐は6等分に切り、油揚げは半分に切ったあと斜め半分に切る。

【スープ】をつくる
  鍋に水と昆布を入れて中火にかけ、沸いたら昆布を取り出す。火を止めて削り節を加え、そのまま15分間おく。削り節を取り出し、【A】を加える。

【鶏だんご】をつくる
  鶏もも肉とむね肉はミンチ機でひく。大きめのバットにすべての材料を入れ、粘りが出るまでしっかり練る。
ポイント: 練り方が足りないと形がくずれるので、肉から粘りが出てたまねぎとくっつくまで練る。

煮る
  【具】は全量を入れず、1/3〜1/2量ほどを用意する。 を中火にかけ、温まったら豚肉を入れる。しゃもじに を適量のせ、手前から菜箸で俵形に落とす。2〜3回繰り返し、アクを取り除きながら煮る。
   に火が通ったら大根を入れる。ほうれんそうは半分にちぎり、ほかの【具】とともに入れて煮る。
  野菜が柔らかくなったら器に盛る。沸騰しない程度の火加減にして、残りの【具】を順次追加しながら煮る。
ポイント: 好みでご飯を添える。



51-2a  ソップ炊き

【達人たちの鍋レシピ】〜力士絶賛ちゃんこ鍋〜



  エネルギー : 790 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分

 講師: 伊勢ノ海部屋


(5〜6人分)

 【スープ】 
  ・鶏ガラ 1羽分(約300g)
  ・水 3リットル

 【A】 
  ・砂糖 200g
  ・しょうゆ カップ3+1/2
  ・酒 カップ1/2
  ・みりん カップ1/2

 【具】 
  ・鶏もも肉 1kg
  ・たまねぎ (大)  2コ
  ・ごぼう 1/2本
  ・にんじん 1/2本
  ・こんにゃく 2枚
  ・キャベツ 1/4コ
  ・小松菜 2ワ
  ・チンゲンサイ 1ワ
  ・油揚げ 2枚
  ・鶏の内臓卵 10コ
  *鶏の体内で卵になる前のもの。 キンカンとも呼ばれている。 
 
    


具材を準備する
  鶏肉は食べやすく切る。たまねぎは半分に切り、1cm幅に切る。ごぼうは皮をこそげ取ってささがきにし、ぬるま湯につけてアクを取る。にんじんは皮をむいて乱切りにする。こんにゃくは手でちぎり、水に浸す。キャベツはザク切りにし、小松菜とチンゲンサイは長さを2〜3等分に切る。油揚げは短冊形に切る。

【スープ】をつくる
  鶏ガラは水で洗って汚れを取り除き、鍋に水と一緒に入れて強火にかける。アクが出てきたら弱火にしてアクを取り、【A】を加える。 中火にして10分間ほど煮て、鶏ガラを取り出す。

煮る
  【具】は全量を入れず、1/3〜1/2量ほどを用意する。 を中火にかけ、鶏肉を入れる。アクを取り、たまねぎを加えて少し煮たらごぼう、にんじん、こんにゃくを入れる。

ポイント: たまねぎの甘み、ごぼうの風味が加わり、味のベースが完成。
  たまねぎがしんなりしたら内臓卵、残りの【具】を加え、火が通るまで煮る。
  器に盛る。沸騰しない程度の火加減にして、残りの【具】を順次追加しながら煮る。
ポイント: 好みでご飯を添える。また、ある程度食べたらゆでたうどんを用意し、鍋に入れて煮るか、器に入れて煮汁をかけても、お好みで。



51-2b  湯豆腐

【達人たちの鍋レシピ】〜力士絶賛ちゃんこ鍋〜



  エネルギー : 510 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 玉ノ井部屋


(5〜6人分)

 【たれ】 
  ・削り節 20g
  ・昆布だし入りじょうゆ (市販)  カップ1
  ・しょうゆ カップ1/3
  ・ねぎ (小口切り)  1本分
  ・卵 2コ
  ・青のり 5g

 【A】 
  ・水 6リットル
  ・昆布 (5×7cm)  3枚

 【具】 
  ・鶏もも肉 約1kg
  ・キャベツ 1/2コ
  ・絹ごし豆腐 (大)  2丁(800g)
 
    


具材を準備する
  鶏肉は大きめの一口大に、キャベツも大きめのザク切りにする。豆腐は6〜8等分に切る。

【たれ】をつくる
  大きめの鍋に湯を沸かし、その中に小さめの鍋を置く。弱火にし、小さめの鍋に削り節をもみながら入れ、水分がとんでパラパラになり、香りが出てくるまでいる。

ポイント: 直接火にかけると焦げやすいので、やさしく火を入れる。
   に昆布だし入りじょうゆとしょうゆを入れてなじませ、ねぎを入れて火を止める。卵を溶いて加え 、中心部に卵を寄せるようにやさしくからめて、青のりを加える。
ポイント: 余熱を利用してやさしく熱を加える。【たれ】がにごるので卵は混ぜないこと。

煮る
  【具】は全量を入れず、1/3〜1/2量ほどを用意する。鍋に【A】を入れて強火にかけ、沸いたら昆布を取り出す。鶏肉を入れ、アクを取り除き、火を弱めて豆腐を入れる。ひと煮立ちしたらキャベツを入れ、しんなりするまで煮る。
  【たれ】を器にとる。【たれ】はこのままでも、煮汁でうすめても。沸騰しない程度の火加減にして、残りの【具】を順次追加しながら煮る。

ポイント: 好みでご飯を添える。



51-3  白菜漬けと豚肉の鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 高城 順子


(2〜3人分)
・白菜漬け (古漬け)  250g
・豚薄切り肉 150〜180g
・干しえび 大さじ1/2(5g)
・チンゲンサイ 1〜2株
・白菜 (葉の部分)  100g
・生しいたけ 4〜6枚
・ねぎ 1/2本
・しょうが 1かけ

 【A】 
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ1
  ・水 カップ4〜5
・サラダ油 大さじ1/2
・塩 小さじ1/2
・酢 大さじ1〜2
・紹興酒 大さじ3
*なければ酒でもよい。 
・ごま油 大さじ1/2
 
    

  豚肉は長さを半分に切る。白菜漬けは水けをよく絞り2〜3cm幅に切る。干しえびはサッと洗い、水カップ1/4に浸す。チンゲンサイは長さを半分に切り、軸のほうは縦4〜6つに切る。白菜は2〜3cm幅に切る。しいたけは軸を取り、半分にそぎ切りにする。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。しょうがは薄切りにする。
ポイント: 白菜漬けには水分が多く含まれているため、水けをよく絞り、白菜漬けのうまみを生かす。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、しょうがを炒める。油がなじんだら、白菜漬けを入れて炒める。
   の香りがたってきたら鍋に移し、【A】と干しえびを汁ごと加える。塩小さじ1/2、酢大さじ1〜2、紹興酒大さじ3、ごま油大さじ1/2で味を調え、沸騰したら弱火で5〜6分間煮る。しいたけ、ねぎ、チンゲンサイ、白菜、豚肉を加えて火を通しながら食べる。

中国で食べられている酸味の強い白菜漬けを使った鍋を、日本の白菜漬けでもつくれるようにアレンジしました。白菜漬けはぜひ、古漬けを使ってくださいね。浅漬けの場合は酢を多めに入れると本場の味に近づきます。具材にかき、あさりなどの魚介や春雨を入れてもおいしいですよ。
◆締めは 「ラーメン」◆
中華麺 (生) をゆで、冷水で洗って水けをきる。残った煮汁に加えて2〜3分間煮る。煮汁が足りないときはチキンスープを補う。香菜 (シャンツァイ) や黒こしょう (粗びき) を添えても。
※このレシピは、2015/01/06に放送したものです。



51-3a  揚げごぼうと昆布のクミン風味

素揚げしたごぼうと昆布のポリポリ食感が楽しい、ヘルシーなおつまみ。クミンのスパイシーな香りで、お酒もすすみます。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 飯塚 宏子


(つくりやすい分量)
・ごぼう 1本
・昆布 (10cm四方)  1〜2枚
・クミンシード 大さじ1

 【A】 
  ・にんにく (すりおろす)  少々
  ・しょうゆ 小さじ1
・オリーブ油 
*またはサラダ油。 
 
    

  ごぼうはこすって洗い、皮付きのまま6〜7cm長さに切り、縦に2〜3mm幅の棒状に切る。昆布は料理ばさみで食べやすい長さで5mm幅に切る。
  フライパンにオリーブ油(またはサラダ油)を3〜4cm深さに入れて熱し、昆布をサッと素揚げする。続いて、ごぼうをカリッとなるまでしっかりと素揚げする。どちらも紙タオルに取り出して油をきる。
   が熱いうちにクミンシード、【A】をふって、サッと混ぜる。

【保存】
保存容器に入れて冷蔵庫で3〜4日間保存可能。



51-3b  かにときのこのワイン鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 飯塚 宏子


(2〜3人分)
・かにの足 (殻付き/ゆでたもの)  10本
・しめじ 1/2パック(約50g)
・まいたけ 1/2パック(約50g)
・えのきだけ 1/2袋(約50g)
・エリンギ 1パック(2〜3本)
・にんにく (小/みじん切り)  1かけ分
・エシャロット (小/みじん切り)  1コ分
・オリーブ (黒)  20コ
・スパークリングワイン 1本(750ml)
*白ワインで代用してもよい。 
・レモン 適宜
・オリーブ油 大さじ3
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  かには殻付きのまま食べやすい大きさに切る。しめじ、まいたけ、えのきだけは根元を取り、食べやすい大きさにほぐす。エリンギは食べやすい大きさに裂く。
  鍋にオリーブ油大さじ3、にんにく、エシャロットを入れ、中火にかけて炒める。香りがたったら、かにの足を加えて炒める。かにの足に油が回ったら、オリーブと のきのこ類を加えて炒める。
  香りがたったらスパークリングワインを注ぎ、10分間以上、好みの加減まで煮る。
ポイント: 土鍋で煮る場合は、具は鍋で炒めてから土鍋に移し、スパークリングワインを注ぐこと。
  味をみて塩・こしょう各少々で調える。好みでレモンを搾る。

スパークリングワインを入れた瞬間、シュワシュワと湧き上がる泡がおもしろくて盛り上がるので、おもてなしにぴったり。かにの代わりに、あさり、はまぐり、殻付きのえびでもおいしくできます。濃厚なうまみの煮汁でつくる締めのリゾットが絶品。ぜひつくってみてください。手間をかけるだけの価値はあります。
●締めは リゾット●
残りの鍋に米180ml(1合)、豆乳 (無調整)、コンソメスープ(固形スープの素(もと)(洋風)を表示どおりに溶いたもの。)各カップ1を入れ、好みの堅さになるまで時々混ぜながら強めの中火で煮る。途中、水分が少なくなってドロッとしたら水適宜を足す。生クリーム大さじ2、塩・黒こしょう (粗びき) 各少々、パルメザンチーズ (すりおろす) 大さじ3を加えて混ぜる。器に盛り、好みでオリーブ油適宜をかける。



51-3c  にんじんのピリ辛あえ

ザーサイのコクとラーユの辛さが、にんじんの甘みを引き立てます。爽やかな辛さが、お鍋の箸休めにぴったりです。


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 高城 順子


(つくりやすい分量)
・にんじん 1本
・ねぎ 5cm
・ザーサイ 40g
*表面の調味料を洗い流し、薄切りにして水に5分間つけて塩抜きしたもの。水けをよくきっておく。なければ味つきの瓶詰でもよい。 

 【A】 
  ・ラーユ 小さじ2〜3
  ・サラダ油 大さじ1
  ・酢 大さじ1+1/2
  ・砂糖 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ2
・香菜(シャンツァイ) 1ワ
 
    

  にんじんは皮をむいて、5cm長さの細切りにする。ねぎは芯を取ってせん切りにし、水に放す。香菜は葉の部分を摘み、茎2本分は1cm幅に切る。ザーサイは細切りにする。
  ボウルに【A】を入れてよく混ぜ合わせる。
  にんじん、ザーサイを であえる。食べる直前に水けをきったねぎと香菜を加え、器に盛る。



51-3d  鯛とはまぐりの雪間鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (昆布だしをつくる時間は除く。)

 講師: 後藤 加寿子


(2〜3人分)
・たい (切り身)  3切れ(約200g)
・はまぐり (砂抜きしたもの)  6コ
・大根 1/2本(600g)
・せり 1/2ワ(30g)

 【昆布だし】 
  ・昆布 10g
  ・水 カップ3

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・みりん 大さじ1弱
  ・うす口しょうゆ 大さじ1弱

 【柚子(ゆず)しょうゆ】 
  ・柚子の搾り汁 大さじ2+1/2
  ・しょうゆ 大さじ2
 
    

  【昆布だし】をつくる。土鍋に分量の水と昆布を入れ、一晩おく。
  たいは食べやすい大きさに切る。はまぐりは殻をよくこすり洗いし、水けをきる。【柚子しょうゆ】の材料を混ぜておく。
  大根は鬼おろしや目の粗いおろし器で粗くすりおろし、ざるに上げて軽く水けをきる。せりは5cm長さに切る。
   の土鍋にはまぐりを入れて弱火で煮る。途中、アクが出たら取り、はまぐりの口が開いたら取り出す。昆布は煮立つ直前に取り出す。
   の鍋を煮立て、【A】を加えて混ぜ、たいを加えて煮る。
  たいに火が通ったら、 のはまぐりを戻し入れ、 の大根おろし、せりを加え、再び煮立たせる。好みで【柚子しょうゆ】をかける。

はまぐりを弱火でゆっくり煮て、うまみをしっかりとだしに移すのがポイントです。ただし、煮すぎると身が堅くなるので気をつけてください。また、大根おろしは歯ごたえが残る程度に粗くおろし、具として味わいます。鬼おろしでおろすのが最良ですが、なければ、目の粗いおろし器などを使ってください。
◆締めは 餅で雑煮風◆
残りの鍋に丸餅、または切り餅を適量を加え、柔らかく煮る。器に盛り、5mm角に切った柚子の皮少々を散らし、すりおろしたわさび 、または練りわさびを 少々をのせる。あれば、せり適量を添え、好みで柚子しょうゆ適宜をかける。



51-3e  わけぎと油揚げのぬた

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 後藤 加寿子


(2〜3人分)
・わけぎ 1/2ワ
・油揚げ 1枚

 【あえ衣】 
  ・白みそ 50g
  *みそが堅い場合は、煮きり酒適量を加えて溶きのばすとよい。 
  ・酢 大さじ1+1/3
  ・砂糖 大さじ2/3
  ・練りがらし 少々
・塩 少々
 
    

  わけぎは塩少々を入れた熱湯でゆで、ざるに上げて湯をきる。うちわであおいで冷まし、包丁でぬめりをしごき出し、3cm長さに切る。
  油揚げは魚焼きグリルかオーブントースターで両面をこんがりと焼き、縦半分に切って7〜8mm幅に切る。
  【あえ衣】の材料をボウルに混ぜ、 を加えてあえる。



51-4  柔らか芋煮鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜シニアもうれしい元気鍋〜



  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 90分

 講師: 池田百合子


(4人分)
・牛肉 (しゃぶしゃぶ用)  300g
・里芋 500g
・こんにゃく 160g
・大根 200g
・ごぼう 80g
・まいたけ 200g
・ねぎ 150g

 【A】 
  ・酒 大さじ1+1/2
  ・砂糖 大さじ1+1/2
  ・しょうゆ 大さじ5
・塩 
 
    


具材を準備する
  牛肉は長さを2〜3等分に切る。里芋は皮をむき、塩少々をふってもみ洗いをする。大きければ半分に切り、水に5分間ほどつけてぬめりを取る。こんにゃくは小さくちぎり、ゆでてアクを抜く。大根は皮をむき、こんにゃくと同じ大きさの乱切りにする。

ポイント: こんにゃくが食べにくい方には大根を代用する。
  ごぼうは皮をこそげて3〜4cm長さのささがきにし、水に5分間ほどつける。水をかえてさらに5分間つけ、アクを取る。まいたけはほぐす。ねぎの白い部分は全体に1〜2mm幅に浅く斜め切り込みを入れ、1〜2cm幅の斜め切りにする。仕上げ用に少量を2〜3mm幅の小口切りにする。緑の部分も1〜2cm幅の斜め切りにする。
ポイント: ねぎの白い部分は切り込みを入れることでかみやすくなる。

煮る
  鍋に水1.2リットル、里芋、こんにゃく、大根、ごぼうを入れて強火にかける。沸騰したら中火にし、ふたをして、里芋が柔らかくなるまで1時間ほど煮る。
ポイント: 堅いものから入れて柔らかく煮る。
  まいたけ、斜め切りのねぎを入れ、ねぎに火が入ったら【A】を加える。アクを取り、約5分間煮る。
  牛肉は重ならないように広げて入れる。

仕上げ
  牛肉に半分ほど火が入ったら小口切りにしたねぎを加える。ねぎがしんなりしたらでき上がり。



51-4a  柔らか芋煮カレーうどん

【達人たちの鍋レシピ】〜シニアもうれしい元気鍋〜



  エネルギー : 1110 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 池田百合子


(つくりやすい分量)
柔らか芋煮鍋 1/2量
・カレールー (市販/甘口)  1かけ(20g)
・ゆでうどん (細め)  1玉
 
    

  残り半分になった芋煮鍋を中火にかけ、カレールーを入れる。
  カレールーが溶けたらうどんを入れて全体を混ぜる。
ポイント: 汁けが足りなかったら水を足す。

土鍋によってはカレーのにおいがつくことがあるので、長時間放置をしないようにする。



51-4b  柔らか芋煮トマト鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜シニアもうれしい元気鍋〜



  エネルギー : 800 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 池田百合子


(つくりやすい分量)
柔らか芋煮鍋 1/2量
・トマト 1コ(200g)
・しょうゆ 大さじ1
 
    

  トマトはヘタを取って湯むきをする。水につけて粗熱を取り、3cm角くらいのザク切りにする。
  残り半分になった芋煮鍋を中火にかけ、 を入れる。しょうゆ大さじ1を加え、全体を混ぜる。
ポイント: 煮加減はお好みで。トマトのフレッシュ感を楽しむもよし、クタクタに煮てもよし。



51-4c  りんごの黒糖キャラメルソテー

焼いたりんごは柔らかく、いつもと違う食感を楽しめます。りんごの酸味と黒糖の甘みがバランスよく、ヨーグルトとの相性も抜群です。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 池田百合子


(4人分)
・りんご 1コ

 【A】 
  ・水 カップ1+1/2
  ・塩 小さじ1
・黒糖 大さじ2+1/2
・プレーンヨーグルト (無糖)  適宜
*水けをきったもの。ざるに紙タオル (不織布タイプ)を敷いてヨーグルトを入れ、そのまま容器に移して表面をラップ で覆い、冷蔵庫に半日〜一晩おいたもの。 
・ミント 適宜
・バター 大さじ1
 
    

  りんごは皮をむいて四つ割りにし、芯を除く。縦に1cm厚さに切り、混ぜ合わせた【A】に5分間つける。ざるにあけ、水けを紙タオルで拭き取る。
  フライパンを強火で熱してバター大さじ1を入れ、バターが溶けないうちに を並べる。2〜3分間焼いたら裏返し、両面を焼く。
  黒糖をふりかけて焼きながらからめ、照りが出てきたら火を止める。皿に盛り、好みでヨーグルトを添え、ミントを飾る。



51-5  ぶり大根

脂がのったぶりと甘みを増した大根の煮物は、昭和の時代から続く、この時季の定番料理です。それぞれ丁寧に下ごしらえをしてからじっくり煮込み、互いのうまみをしみ込ませます。ぶりは、切り身よりおいしいだしが出るアラで!


  エネルギー : 1200 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 70分 (大根を冷ます時間は除く。)

 講師: 野口 日出子


(つくりやすい分量)
・ぶりのアラ 500g
・大根 500g
・ぬか 大さじ3

 【煮汁】 
  ・水 カップ5
  ・昆布 (5×10cm)  1枚
  ・しょうゆ 大さじ3+1/2
  ・砂糖 大さじ3
  ・酒 大さじ1
・しょうが汁 小さじ1
・柚子(ゆず)の皮 (細切り)  適量
・塩 
 
    

  大根は2cm厚さの半月形に切り、面取りをする。鍋に入れてヒタヒタの水を注ぎ、ぬかを加えて火にかける。途中で適宜水を足し、大根が常に湯に浸っている状態を保ちながら、中火で約20分間ゆでる。
  竹串がスッと通るようになったら火を止め、鍋の中で人肌程度になるまで冷ます。冷めたら洗ってぬかを落とす。
ポイント: ゆで汁の中で冷ますことで、大根の甘みが残る。
  ぶりのアラは一口大のブツ切りにし、塩少々をふって約10分間おく。
ポイント: 塩の効果でぶりから水けが出て生臭みが取れ、うまみが凝縮される。
  鍋に熱湯を沸かし、 をサッとくぐらせ、網じゃくしですくって水けをきる。
ポイント: 軽く湯通しして、余分な脂や臭みを抜く。これで味も入りやすくなる。
  鍋に【煮汁】の水、昆布、ぶり、大根を入れて中火にかける。
  煮立ったらアクを取り、しょうゆ、砂糖、酒の順に加え、約40分間煮る。
  仕上げにしょうが汁を回し入れ、火から下ろす。器に盛り、柚子の皮を天盛りにする。

【目指すポイント】
ぶりと大根のくせを抑え味を一体に。
◆大根はぬかを入れて下ゆでを◆
ぬかを入れてゆでると、大根のえぐみを抑えることができます。ぬかの代わりに大さじ1の米を入れても、同様の効果があります。
 




51-5a  ぶりの照り焼き

ふっくらしたぶりの身に、こっくりとした甘辛味のたれをからめて、つやよく仕上げました。白いご飯によく合う照り焼きです。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 野口 日出子


(2人分)
・ぶり (切り身)  2切れ(200g)

 【たれ】*つくりやすい分量。 
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・みりん 大さじ3
  ・酒 大さじ3
  ・砂糖 大さじ1
・ねぎ 1/2本
・しょうゆ 
・サラダ油 
 
    

  鍋に【たれ】の材料を入れ、中火にかける。煮立ったら弱火にし、10分間ほど煮詰める。
ポイント: 【たれ】はあらかじめ煮詰めておくと、とろみがついてぶりにからみやすくなります。短時間でサッとからむので、ぶりの身も堅くならず、ふっくらと仕上がります。
  ねぎは4cm長さに切って金串に刺し、焼き網にのせて色よく焼き、串を抜く。
  ぶりはしょうゆ大さじ1をまぶし、5分間ほどおく。
ポイント: しょうゆをまぶしておくと生臭みが抑えられ、焼き色もきれいにつく。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、ぶりを並べる。中火で焼き目をつけて裏返し、両面に焼き目がついたら火を弱め、八分(ぶ)通り火を通す。ぶりから出た脂は紙タオルで拭き取る。
ポイント: 【たれ】をからめるときに火が入るので、ここでは完全には火を通さない。脂を取り除くと、【たれ】がからみやすくなる。
  弱火にして の【たれ】大さじ2を加え、全体によくからめる。器に盛って ねぎを添え、フライパンに残った【たれ】をかける。

【目指すポイント】
身はふっくらと表面にたれをからめてつやよく。
◆たれは先に煮詰めて◆
たれはあらかじめ煮詰めておくと、とろみがついてぶりにからみやすくなります。短時間でサッとからむので、ぶりの身も堅くならず、ふっくらと仕上がります。
※つくる量が少ないとしょうゆが焦げやすいので、つくりやすい分量でつくる。残りは好みの魚の照り焼きに。冷蔵庫で約1か月間保存できる。



51-5b  鍋焼きうどん

いろいろな具を少しずつ、彩りよく入れた鍋焼きうどん。じっくり煮出したうまみの濃いだしと、モチモチとした太めのうどんがよく合います。


  エネルギー : 650 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 野口 日出子


(2人分)
・生うどん (太麺)  2玉(300g)

 【つゆ】 
  ・うどん用だし カップ4
  *下ごしらえ参照。 
  ・みりん 大さじ1+1/2
  ・うす口しょうゆ 大さじ1
  ・塩 小さじ1/2
・鶏もも肉 1/2枚
・ほうれんそう 3〜4株
・生しいたけ 2枚
・かまぼこ 適量
・なると 適量
・生麩(ふ) 適量
・麩(ふ) (乾)  適量
・卵黄 2コ分
・青ねぎ (5cm長さの斜め切り)  適量
・柚子(ゆず)の皮 少々
・酒 
・塩 


 

だしをとる(約カップ4分) 
 鍋に水カップ5、混合削り節(厚削り)35g、昆布(15×7cm)1枚を入れて弱火にかける。約40分間煮出し、布巾を敷いたざるでこす。 
    

  鍋にたっぷりの湯を沸かしてうどんをゆで、表示時間より1分間早く火を止める。ふたをしてそのまま約2分間蒸らす。ざるに上げて流水で洗い、水けをきる。
  別鍋に【つゆ】の材料を入れ、ひと煮立ちさせておく。
  鶏肉は一口大のそぎ切りにし、酒・塩各少々をふって2〜3分間おく。熱湯にサッとくぐらせ、網じゃくしですくって水けをきる。
  ほうれんそうは塩少々を入れた熱湯でゆで、水にさらして水けを絞り、3cm長さに切る。しいたけは軸を取り、3等分のそぎ切りにする。熱湯でゆでて湯の中で冷まし、水けをきる。
  かまぼこ、なると、生麩はそれぞれ食べやすい厚さに切る。すべて一緒に熱湯でゆでて、水けをきる。麩は水につけて柔らかく戻し、水けを絞る。
  うどん、【つゆ】、具を2等分にし、1人分ずつつくる。土鍋に【つゆ】を注ぎ、うどんを入れて中火にかける。
ポイント: 具を入れる前に、うどんに味をよくしみ込ませる。
  煮立ったら、鶏肉としいたけを加え、2〜3分間煮る。
ポイント: 少し煮て、鶏肉としいたけから、うまみのあるだしを引き出す。
  ほうれんそうと を加え、約5分間煮込む。煮立ったら、真ん中に卵黄を落とし、周りに青ねぎを散らしてふたをする。ひと煮立ちさせて火を止め、柚子の皮をのせる。

【目指すポイント】
具とうどんそれぞれの存在感をしっかり残す。
◆うどんはゆでておく◆
具と一緒にゆでると、つゆがドロッとしてしまい、おいしさが半減。必ず先にゆでておきましょう。たっぷりの湯で泳がせるようにすると麺どうしがくっつかず、上手にゆで上がります。
◆うまみの濃い「うどん用だし」◆
うどんのおいしさはだしが命。ここでは、厚く削った混合削り節(かつお、さば、宗田(そうだ)がつおなどが混ざった削り節)をじっくり煮出しただしを使っています。



51-6  クリームシチュー

口あたりなめらかに仕上げた手づくりのホワイトソースに、野菜と鶏肉をたっぷり加えた、やさしく家庭的な味わいです。


  エネルギー : 700 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・鶏むね肉 1枚
・にんじん 1/2本
・じゃがいも 1+1/2コ
・たまねぎ 1/2コ

 【A】 
  ・水 カップ1
  ・顆粒(かりゅう)スープの素(もと) (洋風) 小さじ2
・ブロッコリー 1/3コ

 【ホワイトソース】 
  ・バター 大さじ3
  ・小麦粉 大さじ3
  ・牛乳 カップ2
・塩 
・こしょう 
・サラダ油 
・バター 
 
    

  鶏肉は一口大に切り、塩・こしょう各少々をふって下味をつける。フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、鶏肉の表面の色が変わる程度に焼く。
ポイント: サッと焼いて鶏肉のうまみを閉じ込める。白く仕上げたいので、焼き色はつけない。
  にんじんは5mm厚さのいちょう形に切り、じゃがいもとたまねぎは一口大に切る。それぞれをバター少々を熱したフライパンでサッと炒める。
  鍋に【A】、にんじん、じゃがいもを入れ、強火にかける。煮立ったらたまねぎと鶏肉を加え、にんじんが柔らかくなるまで煮る。途中アクが出てきたら、丁寧にすくう。
  ブロッコリーは小房に分け、塩少々を入れた湯で1〜2分間ゆで、ざるに上げる。
  【ホワイトソース】をつくる。鍋に弱火でバターを溶かし、小麦粉を加えて混ぜながらなじませる。
  火を止めて冷たい牛乳を注ぎ入れ、泡立て器でかき混ぜる。よく混ざったら弱火にかけ、フツフツと煮立ってとろみがついてくるまで7〜8分間、混ぜながら火を通す。
ポイント: 木べらですくうと、スーッと流れ落ちるくらいの濃度に。
   を煮汁ごと加え、トロリとするまで5分間ほど煮て、塩・こしょう各少々で味を調える。最後に を加えてサッと煮る。
ポイント: 具に【ホワイトソース】の味をよくしみ込ませる。

【目指すポイント】
口あたりなめらかに、仕上がりを白くきれいに。
◆冷たい牛乳を注ぎ、なめらかなソースに◆
牛乳は温めず、冷たい状態で加えるのがコツ。よく混ぜてから火をつけ、徐々に温度を上げていくと、均一にとろみがつき、なめらかなソースになります。



51-6a  マカロニグラタン

サラッとしたとろみ控えめのホワイトソースは、マカロニの食感を引き立てます。


  エネルギー : 650 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・マカロニ (グラタン用)  70g
・カリフラワー 1/4コ(約100g)
・マッシュルーム 4コ
・ハム 2枚

 【ホワイトソース】 
  ・バター 大さじ2
  ・小麦粉 大さじ2
  ・牛乳 カップ3
・パルメザンチーズ (すりおろす)  大さじ2
*なければ粉チーズでもよい。 

 【A】 
  ・パン粉 大さじ4
  ・パルメザンチーズ (すりおろす)  大さじ2
  *なければ粉チーズでもよい。 
・塩 
・バター 
・こしょう 
 
    

  鍋に1リットルの湯を沸かして塩小さじ1を入れ、マカロニを入れて袋の表示時間より1分間短めにゆでる。ざるに上げて水けをきる。
  カリフラワーは小房に分け、塩少々を入れた湯で堅めにゆで、ざるに上げる。
  マッシュルームは石づきを取り、5mm幅に切る。バター大さじ1を熱したフライパンでサッと炒め、取り出す。ハムは1cm四方に切る。
  【ホワイトソース】をつくる。鍋に弱火でバターを溶かし、小麦粉を加えて混ぜながらなじませる。火を止めて冷たい牛乳を注ぎ入れ、泡立て器でかき混ぜる。よく混ざったら弱火にかけ、フツフツと煮立ってとろみがついてくるまで7〜8分間、混ぜながら火を通す。
ポイント: 少しとろみがつく程度のサラッとしたソースに仕上げる。
   の鍋に 、パルメザンチーズを加え、弱火で2〜3分間煮る。 を加え、塩小さじ1/3〜1/2、こしょう少々で味を調える。
  バターを薄く塗った耐熱皿2枚に を均等に入れ、混ぜ合わせた【A】をふりかけ、バターを少量ずつ数か所にのせる。200度に熱したオーブンで表面に焼き色がつくまで焼く。

【目指すポイント】
ソースはさらりと、マカロニはほどよい食感に。
◆焼く前に具とソースをなじませる◆
オーブンに入れる前に、具とソースを合わせて軽く煮ることで、マカロニの穴の中にもソースが入り込み、味に一体感が生まれます。



51-6b  帆立てのグラタン

プリッとした帆立てを生クリームを加えた濃厚なホワイトソースに閉じ込めたました。


  エネルギー : 430 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 真崎 敏子


(2人分)
・帆立て貝柱 (刺身用)  6コ
・マッシュルーム 4コ
・ねぎ (小口切り)  1/2本分
・香味野菜 適量
*ねぎの青い部分やにんじんの切れ端、 パセリの茎、セロリの葉など。 
・白ワイン 25ml
・レモンの搾り汁 1/4コ分

 【ホワイトソース】 
  ・バター 大さじ1+1/2
  ・小麦粉 大さじ2
  ・牛乳 カップ1/2
  ・生クリーム カップ1/2
・パン粉 適量
・バター 
・塩 
・こしょう 
 
    

  帆立ては白ワインをまぶして5分間ほどおく。
  鍋に水カップ1+1/2と香味野菜を入れて煮立て、 の帆立てをサッとくぐらせる。網じゃくしですくって水けをきり、1コを4等分に切る。
ポイント: 帆立ては表面だけ白っぽくなれば、中は生の状態でよい。
  マッシュルームは石づきを取り、4等分に切る。バター少々を熱したフライパンで火が通るまでしっかり炒める。
  フライパンにバター少々を熱し、ねぎをサッと炒める。
  【ホワイトソース】をつくる。鍋に弱火でバターを溶かし、小麦粉を加えて混ぜながらなじませる。火を止めて冷たい牛乳と生クリームを注ぎ入れ、泡立て器でかき混ぜる。よく混ざったら弱火にかけ、フツフツと煮立ってとろみがついてくるまで、混ぜながら火を通す。レモンの搾り汁を加え、塩小さじ1/2、こしょう少々で味を調える。
  【ホワイトソース】の半量に の帆立て、 を混ぜ、バターを薄く塗った耐熱皿2枚に均等に入れる。上から残りのソースをかける。
  パン粉をふってバターを少量ずつ数か所にのせ、200度に熱したオーブンで表面に焼き色がつくまで焼く。

◆ホワイトソースの濃度◆
ホワイトソースのとろみ加減は、粉と水分の割合によって決まります。割合は料理によって異なりますが、グラタンの場合は、小麦粉大さじ1に対してカップ1/2の水分が基本。木べらですくうと、ややもったりと落ちるくらいが目安です。ただし、マカロニグラタンの場合は、マカロニの食感との差を出すために、もっとサラッとしたソースに仕上げます。



51-7  酢豚

食べごたえのある豚肉を、トマトケチャップの入った甘酸っぱいあんで上品に仕上げました。


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 西部 るみ


(2人分)
・豚ヒレ肉 (塊)  200〜250g
*豚肩ロース肉でもよい。 

 【A】 
  ・塩 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
  ・酒 小さじ2
・溶き卵 1/2コ分
・たまねぎ 1/4コ
・ピーマン 2コ

 【B】 
  ・トマトケチャップ 大さじ2
  ・砂糖 大さじ3+1/2
  ・酒 大さじ5
  ・塩 小さじ2/3
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・しょうが汁 小さじ1/3

 【C】 
  ・酢 大さじ3+1/2
  ・レモンの搾り汁 大さじ1/2
  ・こしょう 少々
・かたくり粉 
・小麦粉 
・揚げ油 
 
    

  豚肉は、縦半分に切ってから一口大に切る。ボウルに豚肉、【A】を入れて、手でもみ込むように混ぜる。溶き卵を加えて混ぜたら、かたくり粉小さじ2を加えて混ぜる。室温に10分間おく。
  豚肉のサイズにそろえて、野菜を切る。たまねぎはくし形に切ってほぐす。ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を除き、乱切りにする。
   の肉の汁けをきる。別のボウルに小麦粉適量を入れ、肉を3〜4コずつ加えて、小麦粉をまぶし、余分な粉をはたいて落とす。
ポイント: 豚肉には、薄く、まんべんなく小麦粉をつける。3〜4コずつ行うとよい。
  フライパンに【B】を入れて中火にかけ、酒のアルコール分がとぶまで軽く煮詰めて火を止める。
  揚げ油を150度にし、 の豚肉を入れる。衣が軽く色づいたら取り出して、油をきる。火を強めて揚げ油を165度にし、たまねぎとピーマンを入れ、7〜8秒間したら取り出して油をきる。さらに揚げ油を180度にし、豚肉を戻し入れ、5〜6秒間したら取り出して油をきる。
   を強火にかけ、【C】を入れる。沸騰したら、水溶きかたくり粉(水とかたくり粉を2対1の割合で混ぜたもの)大さじ2/3を加え、とろみをつける。豚肉、たまねぎ、ピーマンを同時に入れ、手早くからめて火を止める。
ポイント: あんに具材を入れたら、豚肉の食感が損なわれないように手早くからめる。

【目指すポイント】
肉はカラリ、あんは程よいとろみで上品な仕上がりに。
◆二度揚げで衣をカラリと◆
まずは150度の揚げ油で揚げ、豚肉の内部まで火を通します。その後、温度を上げた揚げ油で二度揚げすると、衣がカラリと仕上がります。



51-7a  肉だんごの甘酢あん

食感よくジューシーな肉だんごに甘酢あんをたっぷりとからめていただきます。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 西部 るみ


(2人分)
・豚ひき肉 200g
*できれば豚もも肉のひき肉を使う。 
・れんこん 50g
・溶き卵 1/2コ分

 【A】 
  ・ねぎ (みじん切り)  大さじ1
  ・しょうが (みじん切り)  小さじ1
  ・水 大さじ1+1/3

 【B】 
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々
  ・しょうゆ 小さじ1/2
  ・酒 小さじ2
  ・ごま油 小さじ2/3
・ねぎ (みじん切り)  大さじ2
・しょうが (みじん切り)  小さじ1

 【C】 
  ・だし カップ1/2
  ・しょうゆ 大さじ1+1/3
  ・酢 大さじ1+1/3
  ・砂糖 大さじ1+1/2
・クレソン 適量
・かたくり粉 
・揚げ油 
・サラダ油 
 
    

  【A】を小さめのボウルなどに入れ、ねぎとしょうがをよく混ぜて10分間ほどおき、こす。れんこんは皮をむき、薄切りにして透き通るくらいまでゆで、みじん切りにする。
  ボウルにひき肉を入れ、 のこした水を少しずつ加えながら手で混ぜる。【B】を塩から順に入れてそのつどよく混ぜ、れんこんを加えて混ぜる。溶き卵を入れて混ぜ、かたくり粉大さじ2/3を加えて混ぜる。
ポイント: れんこんを入れ、肉だんごの食感をよくする。
   をボウルに打ちつけるようにして空気を抜き、肉ダネをまとめる。
  揚げ油を170度に熱する。片方の手で肉ダネを握り込み、親指と人さし指の間から、直径2〜3cmのだんごになるように絞り出す。サラダ油を薄く塗ったスプーンですくい取って、次々と揚げ油に入れる。
  肉だんごの表面が軽く色づいてきたら、取り出して油をきる。揚げ油の温度を180度にし、肉だんごを戻し入れて5〜6秒間したら取り出して油をきる。
  フライパンにサラダ油小さじ1を入れて弱火で熱し、ねぎとしょうがを加えてしんなりするまで炒める。
  中火にして【C】を加え、沸騰したら、水溶きかたくり粉(水とかたくり粉を2対1の割合で混ぜたもの)大さじ1を入れ、とろみをつける。肉だんごを加え、手早くからめる。器に盛り、クレソンを添える。

【目指すポイント】
食感よくジューシーに。
◆二度揚げで食感よく◆
二度揚げすることで肉だんごの表面が香ばしくなります。中はふんわりとジューシーに、外はカリッとした仕上がりになります。



51-7b  えびときのこのトマト甘酢炒め

トマトを入れて爽やかな酸味をつけた甘酢炒め。豆板醤でほどよく辛みをきかせました。



  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 西部 るみ


(2人分)
・えび (無頭/殻付き)  正味200g

 【A】 
  ・塩 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
  ・しょうゆ 少々
  ・酒 大さじ1
  ・かたくり粉 大さじ1
・しめじ 100g
・まいたけ 100g
・ねぎ (みじん切り)  大さじ2
・しょうが (みじん切り)  小さじ1
・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1
・トマト (小)  2コ
*湯むきしてヘタを除き、種を取って、2〜3cm角に切る。 

 【B】 
  ・トマト汁 大さじ2
  *トマトの種や切ったときに出た汁を ボウルに移し、ざるでこしたもの。 
  ・酒 大さじ1
  ・酢 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ2+2/3
  ・砂糖 小さじ2〜3
  *甘みの強いトマトの場合は少なめに。 
・酒 大さじ1
・サラダ油 小さじ2
・かたくり粉 
・こしょう 少々
 
    

  えびは殻をむき、背に一筋切り目を入れて背ワタを取る。ボウルに入れ、【A】を加えてもみ込み、10分間おく。しめじは石づきを除き、まいたけとともに小房に分ける。
  鍋に湯を沸かして、 のえびを入れる。赤く色が変わったらざるに上げて水けをきる。
ポイント: えびは、色が変わり、表面が固まるまでゆでる。あとで火を通すので、内部は生のままでよい。
  フライパンにきのこを入れ、酒大さじ1をふってふたをする。中火にかけて沸騰してきたら、ふたを取る。しんなりするまで火を通し、ざるに上げて水けをきる。
  フライパンにサラダ油小さじ2を入れて弱火にかけ、ねぎとしょうがをしんなりするまで炒め、豆板醤を加えてサッと炒め合わせる。
  強火にしてトマトを入れ、水分がにじみ出てきたら を加えて、大きく炒め合わせる。【B】を加えて混ぜ、沸騰したら中火にし、 のえびを入れる。えびに火が通ったら強火にし、水溶きかたくり粉(水とかたくり粉を2対1の割合で混ぜたもの)小さじ2を加え、こしょう少々をふってよく混ぜ合わせる。



51-8  豚肉と野菜のギョーザ

にんにくは、炒めてからあんに加えるひと手間で、風味がアップ!羽根を付けてパリッと焼き上げました。


  エネルギー : 45 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (野菜に塩をふっておく時間、 あんの味をなじませる時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(24コ分)
・キャベツ 2〜3枚(正味150g)
・白菜 2〜3枚(正味150g)
・にら 50g
・にんにく (みじん切り)  大さじ1
・豚ひき肉 (脂の多い部分)  150g
・スープ 大さじ1
*ペースト状スープの素(もと)(中国風) 小さじ1を湯大さじ1で溶き、冷ます。 
・紹興酒 大さじ1
・ギョーザの皮 (市販)  1袋(24枚)
・薬味 適量
*せん切りしょうが、香菜などお好みで。 
・たれ 適量
*酢、黒 酢、ラーユ、豆板醤、しょうゆなどをお好みで。 
・塩 
・ごま油 
・こしょう 少々
・小麦粉 小さじ1
・サラダ油 少々
 
    

  キャベツ、白菜はそれぞれ3〜4mm四方に切る。
   をボウルに入れ、塩小さじ1+1/2をまぶして約10分間おく。しんなりしたらさらしなどで包み、水けをしっかり絞る。
  にらは細かいみじん切りにする。
  小さめのフライパンにごま油大さじ1/2を熱し、にんにくを入れて焦がさないようによく炒める。香りが出て少し色づいたら火を止め、粗熱を取る。
ポイント: 炒めるひと手間で、風味がアップ!
  ボウルにひき肉を入れ、スープと紹興酒を加えてよく混ぜる。 のにんにくを油ごと加えてさらによく混ぜてから、 を加えて混ぜる。塩・こしょう各少々を加えて味を調え、時間があれば30分間以上おいて味をなじませる。
  水カップ1/2に小麦粉小さじ1を加えてよく混ぜ、羽根用の液をつくる。
  ギョーザの皮に を約大さじ1のせ、縁に水をつけ、ひだを寄せながら閉じ合わせて包む。24コつくる。
  小さめのフライパンにサラダ油少々を中火で熱し、ギョーザの半量を円形に並べる。少し焼いたら縁から の半量を回し入れ、ふたをして弱めの中火で3分30秒〜4分間蒸し焼きにする。
  水分がほとんどなくなったら、ふたを取ってごま油を適量回しかける。中火にして表面がパリッとするまで焼き、フライパンに皿を重ねて裏返し、盛り付ける。残りのギョーザも同様に焼き、好みの薬味、たれをつけて食べる。



51-8a  大根と帆立のギョーザ

帆立てのうまみを大根にしっかり吸わせ、まん丸に包んでカリカリに焼き上げます。さっぱりしているのに深い味わいのギョーザです。


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 栗原 はるみ


(25コ分)
・大根 1/4本(400g)
・帆立て貝柱 200g(10コ)
・せり 正味30g

 【A】 
  ・しょうが汁 小さじ1
  ・紹興酒 小さじ1
  ・ごま油 小さじ1
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ2
・ギョーザの皮 (市販/大判)  1袋(25枚)
・薬味 適量
*せん切りしょうが、香菜などお好みで。 
・たれ 適量
*酢、黒酢、ラーユ、豆板醤、しょうゆなどをお好みで。 
・かたくり粉 大さじ1
・塩 少々
・こしょう 少々
・サラダ油 少々
・ごま油 適量
 
    

  大根は5〜6cm長さのせん切りにし、熱湯で3〜4分間ゆでて冷水にさらす。ざるに上げ、さらしなどで包んで水けをしっかり絞り、みじん切りにする。
  せりはみじん切りにする。
  【A】を合わせてよく混ぜる。
  帆立て貝柱は刻んでからたたいてボウルに入れ、 を加えてよく練り混ぜる。もう一度水けを絞った大根とせりを加えてさらによく混ぜる。かたくり粉大さじ1を加えて混ぜ、塩・こしょう各少々で味を調える。
  ギョーザの皮に を大さじ1弱のせて縁に水をつけ、軽く閉じる。中央にひだを寄せ、丸く包む。
  閉じた部分はねじってしっかり留め、留め口を平らに押さえて厚みをならす。25コつくる。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、ギョーザの半量を留め口を下にして並べて焼く。焼き色がついたら水カップ1/4を加え、ふたをして弱めの中火で5〜6分間焼く。ふたを外し、水分が蒸発したら裏返してごま油を適量回しかけ、カリッと焼く。残りのギョーザも同様に焼く。
  皿に盛り、好みの薬味、たれをつけて食べる。



51-8b  ラーパーツァイ

ごま油と花椒の香りが食欲をそそる、さっぱり甘酢風味の一品です。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (おもしをしておく時間、 味をなじませる時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・白菜 400g
・にんじん 1/2本(100g)
・しょうが 1かけ

 【甘酢】 
  ・酢 カップ1
  ・砂糖 大さじ3〜4
  ・塩 小さじ1/2

 【A】 
  ・花椒(ホワジャオ) 大さじ1
  ・赤とうがらし (小口切り)  1〜2本分
・柚子(ゆず) 適宜
・塩 小さじ1
・ごま油 大さじ1〜2
 
    

  白菜は5〜6cm長さに切り、芯の部分は8mm幅、葉の部分は2〜3cm幅に切る。にんじんは皮をむき、5cm長さの細切りにする。しょうがは皮をむき、せん切りにする。
  ボウルに白菜を入れ、塩小さじ1を全体にまぶして漬物容器に移す。おもしをして30分間ほどおく。
  【甘酢】の材料を合わせ、砂糖と塩が溶けるまでよく混ぜる。
   の白菜の水けを絞って耐熱容器に入れ、 の【甘酢】を回しかける。にんじん、しょうがと【A】を散らす。ごま油大さじ1〜2をフライパンで煙がたつくらいまで熱し、上から回しかける。
  しばらく冷蔵庫において味をなじませる。好みで柚子を搾りかけ、混ぜながら食べる。



51-9  ねぎの牛鍋

たっぷりのねぎを、砂糖を控えめに煮て、ねぎの甘みを生かしました。柔らかく煮えたねぎと牛肉を、卵にからめながらいただきます。


  エネルギー : 420 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・ねぎ 2本
・牛薄切り肉 200g

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ2
・卵 1コ
・せり 適量
 
    

  ねぎは青い部分を除き、2cm長さに切る。牛肉は、1枚ずつ10cmほどの長さに切る。
  鍋に、ねぎは立てて並べ、牛肉は二つ折りにして並べる。【A】を加えて中火にかけ、ふたをする。
ポイント: ねぎの切り口を見せるようにして並べると、見た目よく仕上がる。
  煮汁が沸騰して1分間ほどしたらふたを取る。菜箸で牛肉を返し、ふたをして3分間ほど煮る。
  卵を割り入れてふたをし、火を止めて2分間おく。せりを添える。

◆冬のねぎを料理していただく喜び◆
寒くなって霜が降りると、ねぎはうんと甘くなります。冬野菜の多くは糖分を多く蓄え、そのおかげで寒くなっても凍らないのだそうです。冬、京都の九条ねぎには、「あん」と呼ばれる甘みを含んだぬめりがたっぷりと詰まっていて、それはそれはおいしいものです。もちろん九条ねぎなどの青ねぎだけでなく、白ねぎもおいしいですね。これらを使って料理し、食卓に並べるのは、この時季の楽しみです。



51-9a  ねぎのかき揚げ

桜えびの香りが食欲をそそる、ねぎが主役のかき揚げです。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・ねぎ 1本
・桜えび 大さじ2
・小麦粉 
・揚げ油 
・塩 
 
    

  ねぎは青い部分を除き、1cm幅に切る。ボウルに、ねぎ、桜えび、小麦粉大さじ1/2を入れて混ぜる。
  小麦粉大さじ2と水大さじ2を溶いて、 のボウルに加え、全体を軽く混ぜる。
  揚げ油を170℃に熱し、 をスプーンですくい、一口大になるように揚げ油に静かに落とす。時々返しながら約2分間揚げ、とり出す。油をきって、塩適量をふる。



51-9b  青ねぎと砂肝の柚子炒め

しんなりとするまで炒めた青ねぎに、柚子(ゆず)の香りがとてもよく合う一品です。ご飯のおかずに、お酒のお供にもどうぞ。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・青ねぎ 200g
・砂肝 100g
・柚子の搾り汁 大さじ1
・塩 
・こしょう 
・ごま油 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  青ねぎは1cm幅の斜め切りにする。砂肝は薄切りにして、塩・こしょう各少々をふる。
  フライパンにごま油大さじ1を入れて中火で熱し、砂肝を3分間ほど炒める。青ねぎを加えてしんなりとしてきたら、塩小さじ1/3を加えて味を調える。
  火を止めて、柚子の搾り汁を回しかけて混ぜ、器に盛り、黒こしょうをふる。

◆ねぎは切って保存◆
わが家では、ねぎを多めに購入したときなどに、用途別に切って冷蔵庫で保存しています。炒め物や煮物には、斜め切りにしてポリ袋で保存したものを使います。よく使う薬味は小口切りにして、においが移らないようにガラスの保存容器に。かさばらず、料理の手間も省けます。いずれも1週間程度で使いきるようにしています。さらに大量にねぎがあるときは、斜め切りにしてポリ袋に入れ、一部を冷凍します。料理のときは、解凍せずに、凍ったままの状態で加熱して使います。冷凍したものは2〜3週間程度で使いきるようにしています。



51-9c  ねぎのスープ煮

ねぎと鶏手羽先のおいしさが溶け込んだ和風のスープは、体がじんわり温まります。


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・ねぎ 2本
・鶏手羽先 4本
・だし カップ2
・塩 
・こしょう 
・うす口しょうゆ 
 
    

  ねぎは青い部分を除き、15cmの長さに切る。鶏手羽先は関節のところで切り、手羽中(肉が多くついたほう)と先の部分とに分ける。手羽中に塩・こしょう各少々をふり、食べやすいように、ところどころ切り目を入れる。
ポイント: 切り分けた先の部分はだしをとるのに使う。
  フライパンを中火で熱し、 の手羽中のみを入れて、表面がきつね色になるまで1分間ほど焼きつけて取り出す。
  鍋にねぎ、手羽先の先の部分、 を入れてだしを注ぎ、中火にかける。沸騰したら弱めの中火にし、アクを取り、うす口しょうゆ小さじ2を加えて10分間ほど煮る。器に手羽中とねぎを盛り、スープを注ぐ。ねぎの青い部分を細く切って添える。

◆自宅でも気分を変えてお食事を◆
たまには気分を変えて食事をしたくなることってありませんか? 外食しなくても、自宅で、ちょっとの工夫で、食事の場が華やぎます。例えば、電気を消してキャンドルをともす、縁側やベランダで食事をする、お料理を重箱に詰めるなど。おカネをかけなくても、ほんの少しのアイデアで、食卓の雰囲気は変わります。食事の時間をたっぷりとれると、なおよいですね。子どもも喜んでくれます。そんな時間を過ごすとなんだか豊かな気持ちになって、心に余裕が生まれてきます。



51-9d  ピリ辛おねぎ

火を使わずに簡単につくれるピリ辛おねぎ。ご飯や豆腐にのせたり、納豆に加えてもおいしい。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは全量(ご飯のエネルギーは含まない))
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 大原 千鶴


(つくりやすい分量)
・ねぎ 2本

 【A】 
  ・ごま油 大さじ1+1/2
  ・コチュジャン 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ2
 
    

  ねぎは青い部分を除き、5mm幅の斜め切りにする。
  ボウルに【A】を入れて混ぜ合わせ、 を加えて混ぜる。このまま食べてもよいが、保存容器に移してふたをし、冷蔵庫で一晩おくと、ねぎがしんなりとしておいしい。

【保存】
保存容器に入れて、冷蔵庫で5日間ほど保存可能。



51-10  白菜のからしあえ

甘い白菜に、からしをきかせた和え物です。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘

・白菜 (軸の部分)  180g

 【三杯酢(1:1:1)】 
  ・うす口しょうゆ 30ml(大さじ2)
  ・みりん 30ml(大さじ2)
  ・酢 30ml(大さじ2)
・練りがらし 小さじ1
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  白菜は3cm長さの拍子木形に切り、熱湯でサッとゆでる。ボウルに【三杯酢】を合わせる。
  白菜をざるに上げて水けをきり、熱いままボウルに入れ、【三杯酢】とあえる。
  冷めたら練りがらしを加えて混ぜ、器に盛る。黒こしょう適量をふる。

【三杯酢】
広く使える合わせ酢です。
●応用●
大根のからしあえ



51-10a  寄せ卵

彩り豊かな卵は、やさしい味わいです。


  エネルギー : 550 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (粗熱を取る時間、冷蔵庫で冷やし固める時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(9x14cmの流し函(かん)1コ分)
・卵 6コ

 【卵の合わせ地(1:1:5)】 
  ・うす口しょうゆ 15ml(大さじ1)
  ・みりん 15ml(大さじ1)
  ・だし 75ml(大さじ5)
・みつば (軸のみ)  1ワ分
・かにかまぼこ 60g
・柚子の皮 (すりおろす)  適量
 
    

  みつばはサッとゆでてザク切りにする。かにかまぼこはほぐす。
  耐熱ボウルに卵を割りほぐし、【合わせ地】を加えて混ぜる。ラップをして電子レンジ(600W)に2分間かけ、菜箸数本でよく混ぜる。これを3回繰り返す。
ポイント: 少しづつ電子レンジで加熱し、細かいいり卵にします。
  みつばとかまぼこを加えて混ぜ、流し函に入れる。熱いうちにへらなどでしっかり平らに押し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。
ポイント: 流し函がない場合は、四角い保存容器などでもよい。その場合はラップを敷いてから卵を入れると、取り出しやすい。
  流し函から取り出して食べやすい大きさに切り、柚子の皮をふる。

【卵の合わせ地】
卵2コに対し、それぞれ小さじ1、小さじ1、小さじ5と覚えるのも手。
●応用●
卵焼き



51-10b  蒸し鶏のあんかけ

しっとりとした蒸し鶏に、ツヤツヤのあんをかけて。


  エネルギー : 280 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (合わせ地を冷ます時間、鶏肉をつけておく時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・鶏もも肉 1枚

 【合わせ地(1:1:8)】 
  ・しょうゆ 30ml(大さじ2)
  ・みりん 30ml(大さじ2)
  ・酒 240ml
・しょうが汁 小さじ1/2
・水溶きかたくり粉 大さじ1
*かたくり粉を同量の水で溶く。 
・柚子(ゆず)の皮 (せん切り)  1/3コ分
 
    

  【合わせ地】を鍋に入れ、ひと煮立ちさせる。冷めたら耐熱容器に入れ、鶏もも肉をつけて半日間おく。
  ラップをして電子レンジ(600W)に5分間かけ、鶏肉の上下を返してさらに4〜5分間かける。
   の蒸し汁をこし、小さめの鍋に入れて火にかける。沸騰したら水溶きかたくり粉を加え、とろみをつけてあんにする。しょうが汁を加えて混ぜる。
ポイント: 鶏肉をつけておいた【合わせ地】を、鶏肉のうまみごとあんにします。
  鶏肉を食べやすい大きさに切って器に盛り、 のあんをかける。柚子の皮をあしらう。

【合わせ地】
つけて焼くだけでも、おいしい肉料理に。
●応用●
鶏の幽庵(ゆうあん)焼き



51-11  金時ご飯

京都では、金時にんじんで作ります。


  エネルギー : 510 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (米をおく時間、炊く時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(4人分)
・にんじん 100g
*あれば金時にんじん。 
・油揚げ 40g
・米 600ml(カップ3)

 【合わせ地(1:3:3:120)】 
  ・塩 5ml(小さじ1)
  ・酒 15ml(大さじ1)
  ・うす口しょうゆ 15ml(大さじ1)
  ・だし 600ml(カップ3)
・柚子(ゆず)の皮 (みじん切りまたはすりおろす)  適量
 
    

  米は洗い、ざるに上げて30分間ほどおく。
  にんじんと油揚げは、1.5cm長さの細切りにする。
ポイント: にんじんは、米となじむ細さを意識して切ってください。
   、【合わせ地】を炊飯器に入れ、普通に炊く。器に盛り、柚子の皮を散らす。

【炊き込みご飯の合わせ地】
今回は水の代わりにだしを使いますが、割合は変わりません。
●応用●
里芋ご飯



51-11a  かぶら汁

かぶの上品な甘みを存分に味わう汁です。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・かぶ 1コ
・生湯葉 40g

 【すまし汁(1:3:160)】 
  ・塩 2.5ml(小さじ1/2)
  ・うす口しょうゆ 7.5ml(大さじ1/2)
  ・だし 400ml(カップ2)
・水溶きかたくり粉 大さじ2
*かたくり粉を同量の水で溶く。 
・練りわさび 小さじ1
 
    

  かぶはすりおろし、水けをきる。湯葉は食べやすい大きさに切る。
  鍋に【すまし汁】の材料と湯葉を入れ、沸騰したらすりおろしたかぶを加える。
  再び沸騰したら水溶きかたくり粉を加えて混ぜ、とろみをつける。器に盛り、わさびをあしらう。

【すまし汁】
うす口しょうゆで、淡い色合いに仕上げます。
●応用●
豆腐のすまし汁



51-11b  ぶりの柚子みそ煮

白みそに柚子(ゆず)が香る一品です。


  エネルギー : 400 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・ぶり (切り身)  2切れ

 【合わせ地(1:1:4:4)】 
  ・しゅうゆ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・みりん 20ml(大さじ1+1/3)
  ・酒 80ml
  ・水 80ml
・白みそ 40ml(大さじ2+2/3)
・柚子の搾り汁 20ml(大さじ1+1/3)
・柚子の皮 (せん切り)  1/3コ分
・小麦粉 大さじ2
・サラダ油 大さじ1+1/2
 
    

  ぶりに小麦粉大さじ2をはたく。表面加工のしてあるフライパンにサラダ油大さじ1+1/2を熱し、両面をこんがり焼く。
  【合わせ地】に白みそを加えて混ぜ、 に加える。とろみがつくまで煮詰め、柚子の絞り汁を加えて煮からめる。
ポイント: 合わせ地は、強火で一気に煮詰めます。
  器に盛り、柚子の皮をあしらう。

【合わせ地】
白みそや柚子を加えて、いつもと違った魚料理に。
●応用●
ぶりの幽庵(ゆうあん)焼き



51-11c  かきの柚子がま蒸し

見た目にもうれしい。おもてなし料理です。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・柚子(ゆず) 2コ
・かき (加熱用/むき身)  6〜8コ
・絹ごし豆腐 60g
・みつば 1/5ワ

 【煮汁(1:1:8)】 
  ・しょうゆ 10ml(小さじ2)
  ・みりん 10ml(小さじ2)
  ・だし 80ml
・水溶きかたくり粉 大さじ1
*かたくり粉を同量の水で溶く。 
・サラダ油 適量
 
    

  表面加工のしてあるフライパンにサラダ油適量を熱し、かきを両面焼く。豆腐は1.5cm角に切っておく。みつばはサッとゆで、1.5cm長さに切る。
  柚子は上から1/4のところで切り、スプーンで中身をくりぬく。かきと豆腐を等分にし、交互に詰める。
ポイント: 柚子の果肉は、搾り汁を搾ってポン酢しょうゆなどに使うとよい。底の部分は抜けやすいので、破らないように注意してくりぬく。
  耐熱容器に を入れ、ラップをして電子レンジ(600W)に2〜3分間かける。
  小さめの鍋に【煮汁】の材料を入れて火にかける。沸騰したら、水溶きかたくり粉を加えてとろみをつけ、あんにする。
  切り落とした柚子の上部と一緒に を皿に盛る。 のあんをかけ、みつばをあしらう。

【煮汁】
「基本の煮汁」は、あんとして使うことも可能。
●応用●
あんかけ豆腐



51-11d  かぶの葉のポン酢がけ

かぶら汁で余った材料で!


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (昆布をつけておく時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・かぶの葉 2コ分(150g)
・油揚げ 1/2枚

 【ポン酢しょうゆ(1:1:1)】*つくりやすい分量。 
  ・しょうゆ 50ml(カップ1/4)
  ・みりん 50ml(カップ1/4)
  ・柚子(ゆず)の搾り汁 50ml(カップ1/4)
・昆布 (5cm四方)  1枚
・柚子の皮 (せん切り)  1/3コ分
・塩 小さじ約1/4
 
    

  【ポン酢しょうゆ】の材料を合わせ、昆布を加えて約1日おく。
ポイント: 【ポン酢しょうゆ】は保存容器に入れ、冷蔵庫で1〜2か月間保存可能。
  かぶの葉は3cm幅に切り、重さの1%の塩(約小さじ1/4)で塩もみする。
  油揚げはフライパンで両面をこんがりと焼き、短冊形に切る。
   、柚子の皮(飾り用に少しとりおく)をボウルに入れ、【ポン酢しょうゆ】適量であえる。器に盛り、飾り用の柚子の皮をあしらう。

【ポン酢しょうゆ】
柚子がなければ好みのかんきつ類でも。
●応用●
鍋料理に添えて。



51-12  男のガトーショコラ

チョコレートのおいしさを際立たせるため、材料はごくシンプルです。粉を入れず、カカオ分の高いチョコレートを使った生地を蒸し焼きにします。火が入りすぎないよう、スリムなパウンド型を使うのもポイントです。


  エネルギー : 1610 kcal (エネルギーは1台分【飾り用チョコレート】1670kcal(エネルギーは全量))
  塩分 : -
  調理時間 : 90分 (バター、卵を室温におく時間、ガトーショコラを冷ます時間は除く。
【飾り用チョコレート】40分。チョコレートを固める時間は除く。)


 講師: 三枝 俊介


(23×3.5×高さ6.5cmのパウンド型3台分)
・製菓用チョコレート 300g
・ごま油 (白)  50g
・卵 4コ
・卵黄 1コ分
・グラニュー糖 110g
・ウイスキー 小さじ2
・バター (食塩不使用)  200g

 【飾り用チョコレート】*つくりやすい分量。飾り用チョコレートで仕上げる場合は前もってつくっておく。 
  ・製菓用チョコレート 300g
  ・食用金ぱく 少々


 
 バターは7〜8mm厚さに切り、室温に戻して柔らかくする。パレットナイフなどで押すと、スッと筋が入るくらいが目安。 
 卵は室温に戻す。 
 チョコレートは粗く刻む。角から斜めに切り、中央付近に角ができたら、その角をさらに切っていくと刻みやすい。 
 オーブン用の紙を型に合わせて切る。型の外側に紙を当て、底と側面に沿って折り目をつけ、側面の4辺に深めの切り込みを入れる。四隅を折り込んで、型に敷き込む。 
 絞り出し袋に直径1cmの丸形口金をつけて袋の先をねじり、口金の内側に詰めておく。 
 オーブンは160℃に温めておく。 
    


チョコレートを溶かす
  《湯煎にかけ、45〜50℃まで上げて溶かします》

ポイント: 湯煎にかけるときは、湯や蒸気が入らないよう、ボウルより口径がひと回り小さい鍋を使い、蒸気でボウルの底を温めます。
  湯煎から外し、ごま油を加えて混ぜる。
ポイント: ごま油を使うと、チョコレートの風味が引き立ち、軽い口当たりになります。

生地をつくる
  別のボウルに卵、卵黄を入れて泡立て器で溶きほぐし、グラニュー糖を加えて混ぜる。 の鍋に重ねて湯煎にかけ、卵の繊維を切るように混ぜ、グラニュー糖を溶かし、約40℃に温める。目の細かいざるでこす。
ポイント: 卵を温めながら混ぜることでグラニュー糖が溶けやすくなり、さらにこすことで口当たりがよくなります。
  《なめらかに乳化した状態にすることが大切です》

ポイント: チョコレートと卵を合わせたときに堅くしまらないよう、それぞれの温度を保った状態で混ぜます。油脂の中に水分を混ぜるため、ここでは分離してザラッとした状態になります。
   の残りから1/2量を加えて同様に混ぜる。つやが出たら残りの を加え、さらにつやが出て、マヨネーズ状に乳化するまで混ぜる。
ポイント: チョコレートに少しずつ水分を加え、なめらかに乳化させます。つやが出たら混ぜすぎないこと。
  ウイスキー小さじ1を加え混ぜる。
  バターを加えて混ぜ、全体になじんだら、ゴムべらにかえて、きめ細かく、なめらかになるまで手早く混ぜる。ハンディプロセッサーで混ぜてもよい。
ポイント: 途中で生地が冷めてきたら湯煎にかけて温め、約35℃を保ちます。

型に入れて焼く
  《スリムなパウンド型に入れて蒸し焼きにします》
  天板に をのせ、湯を入れた耐熱ボウルものせる。160℃のオーブンに入れ、約18分間焼く。表面を指で軽く押してみて、弾力があればOK。
ポイント: 湯を入れた容器を置いて焼くことで、オーブンの庫内に蒸気が回り、蒸し焼き状態になります。
  残りのウイスキーをはけで塗り、粗熱が取れたら、型から出して紙をはがす。冷めたら、飾り用チョコレートで飾る。または、果物やドライフルーツ、ナッツなどで飾ってもよい。常温で約3日間、冷蔵庫で約1週間保存できる。

飾り用チョコレート
  《美しいチョコレートで飾りたい場合は、チョコレートのテンパリング(温度調整)が欠かせません。テンパリングすることで、つやがあり、口溶けのよいチョコレートができます。》ボウルに刻んだチョコレートを入れる。湯をはった鍋にボウルを重ねて湯煎にかけ、溶けてきたらゴムべらで混ぜる。温度を45〜50℃に上げてサラサラとした状態に溶かす。
  大理石など石の台の上に の2/3量を流し、スケッパーで均等に薄く広げる。チョコレートをすべらせるようにしながら、集めては広げる作業を繰り返し、25〜26℃に冷やす。
   のボウルに を戻し、ゴムべらで混ぜる。ぬるめの湯煎にかけて29〜30℃にし、もったりするまで混ぜる。温度を上げすぎないこと。
  鉄板に製菓用の厚手のセロハンを敷き、 を流してパレットナイフで平らにのばす。
  金ぱくをふり、厚手のセロハンを重ねる。その上にも鉄板をのせ、涼しい場所に1日間おいて固める。
  直径3.5cm、直径5cmの抜き型をそれぞれ湯につけて温め、水けを拭く。 のチョコレートを丸く抜く。

《プロの技法 1 》上質のチョコレートを選ぶ
このガトーショコラは、使用するチョコレートの味がストレートに出る。食べてみて、おいしいと感じるチョコレートでかまわないが、カカオ分60〜75%のクーベルチュールチョコレート(カカオ分の割合が高いチョコレート)がおすすめ。一般的なものより、風味や口溶けがよく、カカオの芳香がしっかり感じられるからだ。ぜひ、クーベルチュールチョコレートでつくってほしい。
《プロの技法 2 》「分離」から「乳化」へ
溶かしたチョコレート(油分)と、卵や生クリームなどの水分が均一に混ざり合った状態を「乳化」という。仕上がりの食感や口溶けに影響するので、乳化の工程にはいちばん気を使う。チョコレートに卵を少し加えると、初めは分離するが、さらに卵を加えて混ぜていくと乳化してつやのあるマヨネーズ状になる。卵を一度に加えるときれいに乳化せず、混ぜすぎると空気を含んで気泡ができてしまう。生地の状態を見極めることが大切。
【飾りのバリエーション】
いちごやラズベリーなどのベリー類とミントの葉、好みのドライフルーツとナッツ類、スパイスなどで飾ると華やかです。粉砂糖を茶こしでふるだけでもきれいに仕上がります。
【3つの味わいをお好みで】
常温でも、冷蔵庫で冷やしても、軽く温めてもおいしく食べられます。常温では濃厚でなめらかな口溶けが、カチッと冷やし固めれば口の中でゆっくり溶けていく食感が、電子レンジ(600W)で約10秒間温めればトロリととろけるような口当たりが楽しめます。



51-12a  男のショコラショー

溶かしたチョコレートに生クリームを混ぜて乳化させ、ガナッシュをつくります。それを牛乳で溶かした濃厚なホットドリンクです。ラム酒で風味づけして大人の味わいに。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 三枝 俊介


(2人分)

 【ガナッシュ】*つくりやすい分量。残りは保存容器に入れて冷蔵庫で約10日間保存可能。 
  ・製菓用チョコレート 100g
  ・生クリーム カップ1/2
・牛乳 カップ1〜1+1/4
・ラム酒 小さじ2

 【仕上げ】 
  ・牛乳 適量
  ・シナモンパウダー 適量
 
    

  チョコレートは粗く刻み、湯煎にかけて溶かす(男のガトーショコラのつくり方 参照)。
  小鍋に生クリームを入れて沸騰させ、 に半量を加えて泡立て器で混ぜる。残りの生クリームを少しずつ加えて混ぜる。
  鍋に牛乳、 の【ガナッシュ】70gを入れて中火にかけ、泡立て器で混ぜながら沸騰させる。ラム酒を加えて混ぜる。
  カップに注ぎ、温めて泡立てた牛乳をのせ、シナモンパウダーをふって仕上げる。



51-13  鶏だんご鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜力士絶賛ちゃんこ鍋〜



  エネルギー : 500 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 宮城野部屋


(5〜6人分)

 【鶏だんご】*つくりやすい分量。余ったら保存袋などに入れて冷凍する。使うときは自然解凍してから使う。 
  ・鶏もも肉 600g
  ・鶏むね肉 300g
  ・たまねぎ (みじん切り)  1/2コ
  ・しょうが (みじん切り)  50g
  ・卵 3コ
  ・みそ 大さじ3
  ・酒 カップ3/4
  ・塩 大さじ1強
  ・こしょう 少々

 【スープ】 
  ・水 4リットル
  ・昆布 (16×6cm)  1枚
  ・削り節 20g

 【A】 
  ・うす口しょうゆ カップ1/4
  ・みりん 大さじ2+2/3
  ・塩 大さじ1+1/2

 【具】 
  ・豚バラ肉 200g
  ・大根 100g
  ・白菜 1/4コ
  ・ほうれんそう 1ワ
  ・えのきだけ 1袋
  ・しめじ 1パック
  ・絹ごし豆腐 1丁(350g)
  ・油揚げ 2〜3枚
 
    


具材を準備する
  豚肉は7〜8cm幅に切る。大根は皮をむいて1cm厚さの短冊形に切り、ゆでる。白菜はザク切りにし、ほうれんそうは根元の汚れを落とす。えのきだけとしめじは根元を取り除き、食べやすくほぐす。 豆腐は6等分に切り、油揚げは半分に切ったあと斜め半分に切る。

【スープ】をつくる
  鍋に水と昆布を入れて中火にかけ、沸いたら昆布を取り出す。火を止めて削り節を加え、そのまま15分間おく。削り節を取り出し、【A】を加える。

【鶏だんご】をつくる
  鶏もも肉とむね肉はミンチ機でひく。大きめのバットにすべての材料を入れ、粘りが出るまでしっかり練る。
ポイント: 練り方が足りないと形がくずれるので、肉から粘りが出てたまねぎとくっつくまで練る。

煮る
  【具】は全量を入れず、1/3〜1/2量ほどを用意する。 を中火にかけ、温まったら豚肉を入れる。しゃもじに を適量のせ、手前から菜箸で俵形に落とす。2〜3回繰り返し、アクを取り除きながら煮る。
   に火が通ったら大根を入れる。ほうれんそうは半分にちぎり、ほかの【具】とともに入れて煮る。
  野菜が柔らかくなったら器に盛る。沸騰しない程度の火加減にして、残りの【具】を順次追加しながら煮る。
ポイント: 好みでご飯を添える。



51-13a  ソップ炊き

【達人たちの鍋レシピ】〜力士絶賛ちゃんこ鍋〜



  エネルギー : 790 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分

 講師: 伊勢ノ海部屋


(5〜6人分)

 【スープ】 
  ・鶏ガラ 1羽分(約300g)
  ・水 3リットル

 【A】 
  ・砂糖 200g
  ・しょうゆ カップ3+1/2
  ・酒 カップ1/2
  ・みりん カップ1/2

 【具】 
  ・鶏もも肉 1kg
  ・たまねぎ (大)  2コ
  ・ごぼう 1/2本
  ・にんじん 1/2本
  ・こんにゃく 2枚
  ・キャベツ 1/4コ
  ・小松菜 2ワ
  ・チンゲンサイ 1ワ
  ・油揚げ 2枚
  ・鶏の内臓卵 10コ
  *鶏の体内で卵になる前のもの。 キンカンとも呼ばれている。 
 
    


具材を準備する
  鶏肉は食べやすく切る。たまねぎは半分に切り、1cm幅に切る。ごぼうは皮をこそげ取ってささがきにし、ぬるま湯につけてアクを取る。にんじんは皮をむいて乱切りにする。こんにゃくは手でちぎり、水に浸す。キャベツはザク切りにし、小松菜とチンゲンサイは長さを2〜3等分に切る。油揚げは短冊形に切る。

【スープ】をつくる
  鶏ガラは水で洗って汚れを取り除き、鍋に水と一緒に入れて強火にかける。アクが出てきたら弱火にしてアクを取り、【A】を加える。 中火にして10分間ほど煮て、鶏ガラを取り出す。

煮る
  【具】は全量を入れず、1/3〜1/2量ほどを用意する。 を中火にかけ、鶏肉を入れる。アクを取り、たまねぎを加えて少し煮たらごぼう、にんじん、こんにゃくを入れる。

ポイント: たまねぎの甘み、ごぼうの風味が加わり、味のベースが完成。
  たまねぎがしんなりしたら内臓卵、残りの【具】を加え、火が通るまで煮る。
  器に盛る。沸騰しない程度の火加減にして、残りの【具】を順次追加しながら煮る。
ポイント: 好みでご飯を添える。また、ある程度食べたらゆでたうどんを用意し、鍋に入れて煮るか、器に入れて煮汁をかけても、お好みで。



51-13b  湯豆腐

【達人たちの鍋レシピ】〜力士絶賛ちゃんこ鍋〜



  エネルギー : 510 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 玉ノ井部屋


(5〜6人分)

 【たれ】 
  ・削り節 20g
  ・昆布だし入りじょうゆ (市販)  カップ1
  ・しょうゆ カップ1/3
  ・ねぎ (小口切り)  1本分
  ・卵 2コ
  ・青のり 5g

 【A】 
  ・水 6リットル
  ・昆布 (5×7cm)  3枚

 【具】 
  ・鶏もも肉 約1kg
  ・キャベツ 1/2コ
  ・絹ごし豆腐 (大)  2丁(800g)
 
    


具材を準備する
  鶏肉は大きめの一口大に、キャベツも大きめのザク切りにする。豆腐は6〜8等分に切る。

【たれ】をつくる
  大きめの鍋に湯を沸かし、その中に小さめの鍋を置く。弱火にし、小さめの鍋に削り節をもみながら入れ、水分がとんでパラパラになり、香りが出てくるまでいる。

ポイント: 直接火にかけると焦げやすいので、やさしく火を入れる。
   に昆布だし入りじょうゆとしょうゆを入れてなじませ、ねぎを入れて火を止める。卵を溶いて加え 、中心部に卵を寄せるようにやさしくからめて、青のりを加える。
ポイント: 余熱を利用してやさしく熱を加える。【たれ】がにごるので卵は混ぜないこと。

煮る
  【具】は全量を入れず、1/3〜1/2量ほどを用意する。鍋に【A】を入れて強火にかけ、沸いたら昆布を取り出す。鶏肉を入れ、アクを取り除き、火を弱めて豆腐を入れる。ひと煮立ちしたらキャベツを入れ、しんなりするまで煮る。
  【たれ】を器にとる。【たれ】はこのままでも、煮汁でうすめても。沸騰しない程度の火加減にして、残りの【具】を順次追加しながら煮る。

ポイント: 好みでご飯を添える。



51-14  白菜漬けと豚肉の鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 高城 順子


(2〜3人分)
・白菜漬け (古漬け)  250g
・豚薄切り肉 150〜180g
・干しえび 大さじ1/2(5g)
・チンゲンサイ 1〜2株
・白菜 (葉の部分)  100g
・生しいたけ 4〜6枚
・ねぎ 1/2本
・しょうが 1かけ

 【A】 
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ1
  ・水 カップ4〜5
・サラダ油 大さじ1/2
・塩 小さじ1/2
・酢 大さじ1〜2
・紹興酒 大さじ3
*なければ酒でもよい。 
・ごま油 大さじ1/2
 
    

  豚肉は長さを半分に切る。白菜漬けは水けをよく絞り2〜3cm幅に切る。干しえびはサッと洗い、水カップ1/4に浸す。チンゲンサイは長さを半分に切り、軸のほうは縦4〜6つに切る。白菜は2〜3cm幅に切る。しいたけは軸を取り、半分にそぎ切りにする。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。しょうがは薄切りにする。
ポイント: 白菜漬けには水分が多く含まれているため、水けをよく絞り、白菜漬けのうまみを生かす。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、しょうがを炒める。油がなじんだら、白菜漬けを入れて炒める。
   の香りがたってきたら鍋に移し、【A】と干しえびを汁ごと加える。塩小さじ1/2、酢大さじ1〜2、紹興酒大さじ3、ごま油大さじ1/2で味を調え、沸騰したら弱火で5〜6分間煮る。しいたけ、ねぎ、チンゲンサイ、白菜、豚肉を加えて火を通しながら食べる。

中国で食べられている酸味の強い白菜漬けを使った鍋を、日本の白菜漬けでもつくれるようにアレンジしました。白菜漬けはぜひ、古漬けを使ってくださいね。浅漬けの場合は酢を多めに入れると本場の味に近づきます。具材にかき、あさりなどの魚介や春雨を入れてもおいしいですよ。
◆締めは 「ラーメン」◆
中華麺 (生) をゆで、冷水で洗って水けをきる。残った煮汁に加えて2〜3分間煮る。煮汁が足りないときはチキンスープを補う。香菜 (シャンツァイ) や黒こしょう (粗びき) を添えても。
※このレシピは、2015/01/06に放送したものです。



51-14a  揚げごぼうと昆布のクミン風味

素揚げしたごぼうと昆布のポリポリ食感が楽しい、ヘルシーなおつまみ。クミンのスパイシーな香りで、お酒もすすみます。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 飯塚 宏子


(つくりやすい分量)
・ごぼう 1本
・昆布 (10cm四方)  1〜2枚
・クミンシード 大さじ1

 【A】 
  ・にんにく (すりおろす)  少々
  ・しょうゆ 小さじ1
・オリーブ油 
*またはサラダ油。 
 
    

  ごぼうはこすって洗い、皮付きのまま6〜7cm長さに切り、縦に2〜3mm幅の棒状に切る。昆布は料理ばさみで食べやすい長さで5mm幅に切る。
  フライパンにオリーブ油(またはサラダ油)を3〜4cm深さに入れて熱し、昆布をサッと素揚げする。続いて、ごぼうをカリッとなるまでしっかりと素揚げする。どちらも紙タオルに取り出して油をきる。
   が熱いうちにクミンシード、【A】をふって、サッと混ぜる。

【保存】
保存容器に入れて冷蔵庫で3〜4日間保存可能。



51-14b  かにときのこのワイン鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 飯塚 宏子


(2〜3人分)
・かにの足 (殻付き/ゆでたもの)  10本
・しめじ 1/2パック(約50g)
・まいたけ 1/2パック(約50g)
・えのきだけ 1/2袋(約50g)
・エリンギ 1パック(2〜3本)
・にんにく (小/みじん切り)  1かけ分
・エシャロット (小/みじん切り)  1コ分
・オリーブ (黒)  20コ
・スパークリングワイン 1本(750ml)
*白ワインで代用してもよい。 
・レモン 適宜
・オリーブ油 大さじ3
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  かには殻付きのまま食べやすい大きさに切る。しめじ、まいたけ、えのきだけは根元を取り、食べやすい大きさにほぐす。エリンギは食べやすい大きさに裂く。
  鍋にオリーブ油大さじ3、にんにく、エシャロットを入れ、中火にかけて炒める。香りがたったら、かにの足を加えて炒める。かにの足に油が回ったら、オリーブと のきのこ類を加えて炒める。
  香りがたったらスパークリングワインを注ぎ、10分間以上、好みの加減まで煮る。
ポイント: 土鍋で煮る場合は、具は鍋で炒めてから土鍋に移し、スパークリングワインを注ぐこと。
  味をみて塩・こしょう各少々で調える。好みでレモンを搾る。

スパークリングワインを入れた瞬間、シュワシュワと湧き上がる泡がおもしろくて盛り上がるので、おもてなしにぴったり。かにの代わりに、あさり、はまぐり、殻付きのえびでもおいしくできます。濃厚なうまみの煮汁でつくる締めのリゾットが絶品。ぜひつくってみてください。手間をかけるだけの価値はあります。
●締めは リゾット●
残りの鍋に米180ml(1合)、豆乳 (無調整)、コンソメスープ(固形スープの素(もと)(洋風)を表示どおりに溶いたもの。)各カップ1を入れ、好みの堅さになるまで時々混ぜながら強めの中火で煮る。途中、水分が少なくなってドロッとしたら水適宜を足す。生クリーム大さじ2、塩・黒こしょう (粗びき) 各少々、パルメザンチーズ (すりおろす) 大さじ3を加えて混ぜる。器に盛り、好みでオリーブ油適宜をかける。



51-14c  にんじんのピリ辛あえ

ザーサイのコクとラーユの辛さが、にんじんの甘みを引き立てます。爽やかな辛さが、お鍋の箸休めにぴったりです。


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 高城 順子


(つくりやすい分量)
・にんじん 1本
・ねぎ 5cm
・ザーサイ 40g
*表面の調味料を洗い流し、薄切りにして水に5分間つけて塩抜きしたもの。水けをよくきっておく。なければ味つきの瓶詰でもよい。 

 【A】 
  ・ラーユ 小さじ2〜3
  ・サラダ油 大さじ1
  ・酢 大さじ1+1/2
  ・砂糖 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ2
・香菜(シャンツァイ) 1ワ
 
    

  にんじんは皮をむいて、5cm長さの細切りにする。ねぎは芯を取ってせん切りにし、水に放す。香菜は葉の部分を摘み、茎2本分は1cm幅に切る。ザーサイは細切りにする。
  ボウルに【A】を入れてよく混ぜ合わせる。
  にんじん、ザーサイを であえる。食べる直前に水けをきったねぎと香菜を加え、器に盛る。



51-14d  鯛とはまぐりの雪間鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (昆布だしをつくる時間は除く。)

 講師: 後藤 加寿子


(2〜3人分)
・たい (切り身)  3切れ(約200g)
・はまぐり (砂抜きしたもの)  6コ
・大根 1/2本(600g)
・せり 1/2ワ(30g)

 【昆布だし】 
  ・昆布 10g
  ・水 カップ3

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・みりん 大さじ1弱
  ・うす口しょうゆ 大さじ1弱

 【柚子(ゆず)しょうゆ】 
  ・柚子の搾り汁 大さじ2+1/2
  ・しょうゆ 大さじ2
 
    

  【昆布だし】をつくる。土鍋に分量の水と昆布を入れ、一晩おく。
  たいは食べやすい大きさに切る。はまぐりは殻をよくこすり洗いし、水けをきる。【柚子しょうゆ】の材料を混ぜておく。
  大根は鬼おろしや目の粗いおろし器で粗くすりおろし、ざるに上げて軽く水けをきる。せりは5cm長さに切る。
   の土鍋にはまぐりを入れて弱火で煮る。途中、アクが出たら取り、はまぐりの口が開いたら取り出す。昆布は煮立つ直前に取り出す。
   の鍋を煮立て、【A】を加えて混ぜ、たいを加えて煮る。
  たいに火が通ったら、 のはまぐりを戻し入れ、 の大根おろし、せりを加え、再び煮立たせる。好みで【柚子しょうゆ】をかける。

はまぐりを弱火でゆっくり煮て、うまみをしっかりとだしに移すのがポイントです。ただし、煮すぎると身が堅くなるので気をつけてください。また、大根おろしは歯ごたえが残る程度に粗くおろし、具として味わいます。鬼おろしでおろすのが最良ですが、なければ、目の粗いおろし器などを使ってください。
◆締めは 餅で雑煮風◆
残りの鍋に丸餅、または切り餅を適量を加え、柔らかく煮る。器に盛り、5mm角に切った柚子の皮少々を散らし、すりおろしたわさび 、または練りわさびを 少々をのせる。あれば、せり適量を添え、好みで柚子しょうゆ適宜をかける。



51-14e  わけぎと油揚げのぬた

【達人たちの鍋レシピ】〜お酒がすすむ大人鍋〜



  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 後藤 加寿子


(2〜3人分)
・わけぎ 1/2ワ
・油揚げ 1枚

 【あえ衣】 
  ・白みそ 50g
  *みそが堅い場合は、煮きり酒適量を加えて溶きのばすとよい。 
  ・酢 大さじ1+1/3
  ・砂糖 大さじ2/3
  ・練りがらし 少々
・塩 少々
 
    

  わけぎは塩少々を入れた熱湯でゆで、ざるに上げて湯をきる。うちわであおいで冷まし、包丁でぬめりをしごき出し、3cm長さに切る。
  油揚げは魚焼きグリルかオーブントースターで両面をこんがりと焼き、縦半分に切って7〜8mm幅に切る。
  【あえ衣】の材料をボウルに混ぜ、 を加えてあえる。



51-15  柔らか芋煮鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜シニアもうれしい元気鍋〜



  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 90分

 講師: 池田百合子


(4人分)
・牛肉 (しゃぶしゃぶ用)  300g
・里芋 500g
・こんにゃく 160g
・大根 200g
・ごぼう 80g
・まいたけ 200g
・ねぎ 150g

 【A】 
  ・酒 大さじ1+1/2
  ・砂糖 大さじ1+1/2
  ・しょうゆ 大さじ5
・塩 
 
    


具材を準備する
  牛肉は長さを2〜3等分に切る。里芋は皮をむき、塩少々をふってもみ洗いをする。大きければ半分に切り、水に5分間ほどつけてぬめりを取る。こんにゃくは小さくちぎり、ゆでてアクを抜く。大根は皮をむき、こんにゃくと同じ大きさの乱切りにする。

ポイント: こんにゃくが食べにくい方には大根を代用する。
  ごぼうは皮をこそげて3〜4cm長さのささがきにし、水に5分間ほどつける。水をかえてさらに5分間つけ、アクを取る。まいたけはほぐす。ねぎの白い部分は全体に1〜2mm幅に浅く斜め切り込みを入れ、1〜2cm幅の斜め切りにする。仕上げ用に少量を2〜3mm幅の小口切りにする。緑の部分も1〜2cm幅の斜め切りにする。
ポイント: ねぎの白い部分は切り込みを入れることでかみやすくなる。

煮る
  鍋に水1.2リットル、里芋、こんにゃく、大根、ごぼうを入れて強火にかける。沸騰したら中火にし、ふたをして、里芋が柔らかくなるまで1時間ほど煮る。
ポイント: 堅いものから入れて柔らかく煮る。
  まいたけ、斜め切りのねぎを入れ、ねぎに火が入ったら【A】を加える。アクを取り、約5分間煮る。
  牛肉は重ならないように広げて入れる。

仕上げ
  牛肉に半分ほど火が入ったら小口切りにしたねぎを加える。ねぎがしんなりしたらでき上がり。



51-15a  柔らか芋煮カレーうどん

【達人たちの鍋レシピ】〜シニアもうれしい元気鍋〜



  エネルギー : 1110 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 池田百合子


(つくりやすい分量)
柔らか芋煮鍋 1/2量
・カレールー (市販/甘口)  1かけ(20g)
・ゆでうどん (細め)  1玉
 
    

  残り半分になった芋煮鍋を中火にかけ、カレールーを入れる。
  カレールーが溶けたらうどんを入れて全体を混ぜる。
ポイント: 汁けが足りなかったら水を足す。

土鍋によってはカレーのにおいがつくことがあるので、長時間放置をしないようにする。



51-15b  柔らか芋煮トマト鍋

【達人たちの鍋レシピ】〜シニアもうれしい元気鍋〜



  エネルギー : 800 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 池田百合子


(つくりやすい分量)
柔らか芋煮鍋 1/2量
・トマト 1コ(200g)
・しょうゆ 大さじ1
 
    

  トマトはヘタを取って湯むきをする。水につけて粗熱を取り、3cm角くらいのザク切りにする。
  残り半分になった芋煮鍋を中火にかけ、 を入れる。しょうゆ大さじ1を加え、全体を混ぜる。
ポイント: 煮加減はお好みで。トマトのフレッシュ感を楽しむもよし、クタクタに煮てもよし。



51-15c  りんごの黒糖キャラメルソテー

焼いたりんごは柔らかく、いつもと違う食感を楽しめます。りんごの酸味と黒糖の甘みがバランスよく、ヨーグルトとの相性も抜群です。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 池田百合子


(4人分)
・りんご 1コ

 【A】 
  ・水 カップ1+1/2
  ・塩 小さじ1
・黒糖 大さじ2+1/2
・プレーンヨーグルト (無糖)  適宜
*水けをきったもの。ざるに紙タオル (不織布タイプ)を敷いてヨーグルトを入れ、そのまま容器に移して表面をラップ で覆い、冷蔵庫に半日〜一晩おいたもの。 
・ミント 適宜
・バター 大さじ1
 
    

  りんごは皮をむいて四つ割りにし、芯を除く。縦に1cm厚さに切り、混ぜ合わせた【A】に5分間つける。ざるにあけ、水けを紙タオルで拭き取る。
  フライパンを強火で熱してバター大さじ1を入れ、バターが溶けないうちに を並べる。2〜3分間焼いたら裏返し、両面を焼く。
  黒糖をふりかけて焼きながらからめ、照りが出てきたら火を止める。皿に盛り、好みでヨーグルトを添え、ミントを飾る。