42-1  たいの刺身




  エネルギー : 820 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・真だい 1匹(約2.5kg)
・大根 (細切り)  適量
・青じそ 適量
・むら芽 適宜
*赤じその芽で、双葉に本葉が 出たばかりのもの。 
・花穂じそ 適宜
・わさび (生/すりおろす)  適量
・酢 
・しょうゆ 
 
    


たいの下処理
  流しに紙や新聞紙を敷き、たいをのせる。水でぬらし、頭のほうから、ウロコ取りで、全体のウロコをこそげ取る。
ポイント: エラ、アゴ、背ビレの辺りなど、包丁が入る部分は隅々まで除く。
  水けを拭き、まな板に頭を左、腹側を手前に置く。エラぶたを開き、エラの上下のつけ根を出刃包丁で切り離す。
  頭の向きを変え、アゴの部分から包丁を入れ、肛門まで切り開き、エラと内臓を一緒に引っ張り出す。
ポイント: 真子や白子があれば、「たいのアラ炊き」に使う。
  流水を腹の中に当て、ささらか割り箸で血合いをかき出し、よく洗う。水けをきり、酢水で洗い、水けをよく拭く。
ポイント: ささらとは、竹や細い木をたばねた道具で、洗浄などに使われる。

たいを三枚におろす
  出刃包丁でおろす。頭のつけ根から胸ビレ、腹ビレの後ろにかけて包丁を入れ、頭を斜めに切り落とす。
ポイント: 頭は「たいのアラ炊き」に使う。
  頭側を右、腹側を手前に置く。切り口から尻ビレの上に包丁を45度の角度で入れ、尾まで切り目を入れる。片手で上側の身を持ち上げ、中骨の上に包丁を少しずつ入れ、奥まで滑らせながら、切り目を開く。包丁が中骨の太い部分に当たったら、腹骨の関節を切って、はずす。
  そのまま包丁を背のほうに滑らせていき、半身を骨から切り離す。
  背を手前に置き、返し包丁(プロの技法2参照)で尾から頭のほうに向かって切り目を入れる。包丁を元に戻して頭側に45度の角度で入れ、包丁を中骨にのせ、尾に向かって滑らせて切り目を開く。腹骨の関節を切ってはずし、そのまま切り進んで骨から身をはずし、三枚に分ける。
ポイント: 中骨は「たい茶漬け」に使う。

たいを三枚におろす。
  返し包丁で身と腹骨の間に切り目を入れ、包丁を元に戻して、切り目から腹骨をすき取る。
ポイント: 腹骨は「たい茶漬け」に使う。

たいを三枚におろす
  骨抜きで小骨を抜く。

刺身を引く
  柳刃包丁で引く。背と腹の間に包丁を入れて切り分け、さく取りをする。
ポイント: 部位によって切り方を変え、皿に変化をつける。
  皮を水でぬらし、尾のほうから身と皮の間に包丁を入れ、皮を引く。
ポイント: 皮が乾いていると、きれいに引けないので、ぬらす。
  腹側の薄い身を切り離して細切りにする。厚い身は小骨を抜いた部分を細く切り取り、きれいに整える。背側の尾の部分をそぎ切りにし、さらに細切りにする。
ポイント: 細切りにしたり、細く切り取った身は、「たい茶漬け」に使う。
  腹側の厚い身は2〜3mm幅のそぎづくりにする。
  背側は5mm幅の平づくりにする。器に刺身を盛り、青じそを敷き、大根、むら芽、花穂じそ、わさびをあしらい、しょうゆ適量を添える。
《プロの技法1 酢水で洗う》
水で洗うだけだと、表面のぬめりが完全に取れないので、酢水で洗います。酢水の割合は、水3リットルにつき酢大さじ2が目安。腹の中も洗います。
《プロの技法2 返し包丁を入れる》
返し包丁とは、包丁の向きを逆側に返し、通常とは反対に入れる技法。返し包丁を入れることで包丁の道筋ができ、おろしやすくなります。
《プロの技法3 刺身を引くテクニック》
皮を引くときは、片手で皮を動かしながら包丁を進めるのが、きれいに引くコツ。刺身は部位によって、切り方を変えます。切り方は、そぎづくりと平づくりの2種類。そぎづくりは、たいの身を左の指で押さえ、包丁を刃元から斜めに45度の角度で入れて、手前に引き切ります。平づくりは身を左の指で押さえ、身に対して、包丁を刃元から45度に当て、刃先まで使って一気に引き切り、右に送ります。



42-1a  たいのアラ炊き

アラは霜降りし、丁寧に掃除をしてから煮ると、生臭みが残らず、調味料ともよくなじみますよ。


  エネルギー : 1050 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 田村 隆


(つくりやすい分量)
・たいの頭 全量
・真子 (または白子)  全量
*あれば。 
・ごぼう (皮ごと5mm厚さの斜め薄切り)  100g

 【A】 
  ・水 カップ1
  ・酒 カップ1
  ・しょうゆ カップ1/2
  ・砂糖 60g
・木の芽 適量
 
    

  たいの頭は出刃包丁を口から入れて、左右を切り分ける。口に近いほうの鼻の穴からアゴに向けて包丁を直角に入れ、口と目に切り分ける。さらに目の下からカマを切り離す。裏返し、身のない部分(アゴ)を切り落とす。
  湯を沸かし、 を1切れずつ霜降りする。すぐに冷水につけ、残ったウロコや血合いを取り除き、水けを拭く。
  ごぼうを鍋に並べ、 をのせる。【A】を加えて強火で煮立て、アクを取る。アルミ箔(はく)を落としぶたにし、中火にして2〜3分間煮る。真子または白子を加え、落としぶたをして汁けが半量になるまで7〜8分間煮る。落としぶたを取り、煮汁をかけながら煮詰める。照りが出たら、器に盛り、木の芽をのせる。



42-1b  たい茶漬け

ごまだれのコクのあとに、上品なうまみがじんわりするお茶漬けです。香ばしく焼いた骨のだしが隠し味です。


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 田村 隆


(4人分)
・たいの中骨 全量
・たいの腹骨 全量

 【A】 
  ・水 カップ4
  ・昆布 5g
・たいの刺身 全量(約130g)
*たいの薄い身を細切りにしたり、細く切り取った身の部分を使う。 

 【ごまだれ】 
  ・練りごま (白)  50g
  ・たまりじょうゆ 大さじ2
  *なければ、しょうゆ大さじ1で代用する。 
  ・みりん 大さじ1
・煎茶の葉 大さじ1+1/2
・ご飯 (温かいもの)  茶碗(わん)4杯分
・みつば (小口切り)  適量
・焼きのり (ちぎる)  適量
・わさび (生/すりおろす)  適量
・塩 小さじ2/3
 
    

  中骨はヒレと尾を切り落とし、腹骨とともに魚焼きグリルで両面をこんがりと焼く。鍋に入れて【A】を加え、中火にかける。煮立ったらアクをすくい、5分間ほど煮る。
ポイント: 中骨と腹骨は焼いてからだしをとると、香ばしいうまみが出る。
  【ごまだれ】の材料をすり鉢ですり混ぜ、たいの刺身を加えてあえる。
   に煎茶の葉を加えて少し煮出し、こす。塩小さじ2/3を混ぜる。
  器にご飯を盛り、 をのせ、みつば、焼きのり、わさびを添え、 をかける。



42-2 えんどう豆と新じゃがのバター煮

バターの香りが新じゃがとえんどう豆の甘さをより引き立てます。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・えんどう豆 (さや付き)  120g(60g)
*正味。 
・新じゃがいも (小)  1〜2コ(100g)

 【煮汁】 
  ・水 カップ1/4
  ・きび糖 小さじ1/2
  ・塩 二つまみ
・バター 10g
 
    

  えんどう豆はさやから取り出す。じゃがいもは皮をむいて1.5cm角に切り、いったん水にさらしてからざるに上げて水けをきる。
  鍋に と煮汁を入れてふたをし、中火にかける。沸いたら火を弱め、じゃがいもが柔らかくなるまで5分間ほど煮る。
  ふたを取り、煮汁が多ければ混ぜながら蒸発させる。ほぼ汁けがなくなったら火を止め、バター10gを加えて全体にからめる。



42-2a  さやいんげんの炊いたん

煮汁をたっぷり含んだ油揚げがおいしい。砂糖より甘みがやさしいみりんを使って、豆のおいしさを味わいましょう。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・さやいんげん 100g
*スナップえんどうでも代用できる。 
・油揚げ 1/8枚(30g)

 【煮汁】 
  ・だし カップ1/2
  ・みりん 大さじ2
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
・サラダ油 小さじ1/2
 
    

  さやいんげんはヘタを除き、長さを半分に切る。油揚げは縦半分に切って、5mm幅の短冊形に切る。
  鍋にサラダ油小さじ1/2を中火で熱し、さやいんげんをサッと炒める。
  油が全体に回ったら、油揚げと【煮汁】を加える。沸いたら中火でふたをし、5分間煮る。



42-2b  そら豆とゆり根のご飯

そら豆の緑が鮮やか! やさしく滋味深い味わいです。


  エネルギー : 310 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・米 180ml(1合)
・そら豆 (さやから出し、薄皮を取る)  40g
・ゆり根 30g
*1枚ずつはがして洗い、変色した部分は除く。 
・塩 小さじ1/2
 
    

  米は洗ってざるに上げ、30分間おく。
  炊飯器に米を入れる。普通の水加減にし、塩小さじ1/2を加えて混ぜる。
  そら豆とゆり根を上にのせて早炊きモードで炊く。
ポイント: 早炊きモードで、ゆり根とそら豆の火の通しすぎを防ぐ。
  炊き上がったら全体を混ぜ、茶碗に盛る。
ポイント: 混ぜる前に、そら豆とゆり根を取り出し、茶碗に盛ったご飯にのせると見栄えよく仕上がる。



42-2c  えんどう豆とミニトマトの卵とじ

風味のよいえんどう豆とトマトの酸味が、想像以上に好相性。ふんわり卵がおいしい一品です。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・えんどう豆 (さや付き)  160g(正味80g)
・ミニトマト 6コ
・卵 2コ
・だし カップ1/2

 【A】 
  ・みりん 小さじ2
  ・うす口しょうゆ 小さじ1
 
    

  えんどう豆はさやから取り出す。ミニトマトはヘタを除いて半分に切る。卵は溶きほぐす。
  鍋にえんどう豆とだしを入れ、中火にかける。沸いたら【A】を入れて火を弱め、2分間炊く。
  ミニトマトを加え、溶き卵を回し入れる。鍋を揺すりながら、卵にふんわりと火を通す。



42-2d  スナップえんどうの天ぷら

見た目がかわいらしい天ぷらです。卵を使わないサラッとした生地で豆の甘さを引き立てます。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・スナップえんどう 10コ
*さやいんげんでも代用できる。 

 【衣】 
  ・小麦粉 20g
  ・水 カップ1/4
・小麦粉 
・揚げ油 
・塩 適量
 
    

  スナップえんどうはヘタを除いて、両側の筋を取る。ボウルに【衣】の材料を軽く溶いておく。
  スナップえんどうに小麦粉を薄くまぶし、衣にくぐらせる。170℃に熱した揚げ油に入れ、1分間ほどカラッと揚げて器に盛る。塩適量を添える。



42-2e  シンプルな自家製だし

夜つくれば翌朝から使える水だしです。お茶パックや昆布は濃くなるので、好みのときに取り出します。使い終わった昆布は、つくだ煮に。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 大原 千鶴


(つくりやすい分量)
・混合削り節 15g
*かつお、いわし、さばなどが混ざった 削り節。 
・煮干し 5g
・昆布 5g
・水 1.7リットル
 
    

  混合削り節と煮干しを、お茶用の不織布パックに入れる。保存容器に水とパック、昆布を入れ、冷蔵庫で保存する。

【保存期間】
冷蔵庫で夏は2日間、冬は3日間保存可能。



42-3  鶏つくねの照り焼き

ふんわり食感だけど、食べごたえのあるつくねです。


  エネルギー : 310 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)

 【A】 
  ・鶏ひき肉 200g
  ・たまねぎ (みじん切り)  70g
  ・卵黄 1コ分
  ・かたくり粉 小さじ1

 【合わせ地1:1:2】 
  ・しょうゆ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・みりん 20ml(大さじ1+1/3)
  ・酒 40ml(大さじ2+2/3)
・ししとうがらし 4本
・粉ざんしょう 少々
・木の芽 2枚
・サラダ油 大さじ1
 
    

  【A】をボウルに合わせてよく混ぜ、2等分して小判形にする。 
ポイント: 割合で味が決まるので、つくねの材料は極力シンプルに。
  表面加工のしてあるフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、 を入れる。ふたをして弱火で焼き、片面がこんがり焼けたら上下を返す。
  残りの面も焼けたら、切り目を入れたししとうがらしを加え、【合わせ地】の調味料を混ぜてフライパンに加える。
  汁気が煮詰まって照りが出てきたら、ししとうがらしと一緒に器に盛る。粉ざんしょうをふり、木の芽をあしらう。



42-3a  春キャベツのごまあえ

春キャベツの柔らかさ、甘さを生かしたあえものです。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・春キャベツ 100g

 【あえ衣】*1:1:2 
  ・しょうゆ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・みりん 20ml(大さじ1+1/3)
  ・すりごま (白)  40ml(大さじ2+2/3)
・白ごま 少々
 
    

  キャベツは食べやすい大きさにちぎり、熱湯でゆでる。ざるに上げ、水けをきる。
  【あえ衣】の材料を合わせる。
ポイント: 好みで砂糖少々を加えてもよい。
  キャベツをボウルに入れ、【あえ衣】を少しずつ加えて混ぜる。器に盛り、白ごまをふる。
【あえ衣 しょうゆ:みりん:すりごま=1:1:2】
ごまは直前にすると、より香り高くいただけます。
(応用)
菜の花のごまあえ/もやしのごまあえ



42-3b  春の煮しめ

万能の煮汁で、どの具もしっかり味が決まります。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (干ししいたけを戻す時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・ゆでたけのこ 1/2本(200g)
・干ししいたけ 2枚
・にんじん 3cm
・こんにゃく 1/5枚

 【煮汁】*1:1:8 
  ・しょうゆ 12.5ml(小さじ2+1/2)
  ・うす口しょうゆ 12.5ml(小さじ2+1/2)
  ・みりん 25ml(大さじ1+2/3)
  ・だし 200ml(カップ1)
・菜の花 4本
・木の芽 適量
 
    

  干ししいたけは水につけて半日ほどおき、戻ったら軸を切る。たけのこは穂先と根元を切り落とす。根元に近い部分は1cm幅の輪切りにし、大きいものは半分に切る。穂先に近い部分は縦6等分に切る。
  にんじんは5mm厚さの輪切りにする。耐熱容器に入れ、水少々を加えてラップをし、電子レンジ(600W)に2分間ほどかける。
  こんにゃくは端から5mm厚さに切る。真ん中に切り込みを入れて端をくぐらせ、手綱の形にする。
  菜の花は、ざるに入れて熱湯をかける。
  鍋にたけのこ、干ししいたけ、にんじん、こんにゃくを入れて【煮汁】を加え、落としぶたをして強火にかける。【煮汁】がほとんどなくなったら菜の花を加えて煮からめ、器に盛り、木の芽をあしらう。
ポイント: 煮汁がうっすら残るくらいで、菜の花を加えます。
【煮汁 しょうゆ:みりん:だし=1:1:8】
最もオーソドックスな、基本の煮物の割合です。
(応用)
たけのこの土佐煮/新じゃが、新たまねぎの炊き合わせ



42-3c  しじみのみそ汁

うまみがたっぷりつまった、春のみそ汁です。


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・しじみ (砂抜きしたもの)  200g

 【みそ汁】*1:15 
  ・みそ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・だし 300ml(カップ1+1/2)
・青ねぎ (小口切り)  適量
 
    

  しじみはやさしく水で洗い、水けをきる。
  しじみとだしを鍋に入れて火にかける。沸騰してしじみの口が開いたら、火を弱め、みそを溶き入れる。器に盛り、青ねぎをあしらう。
【みそ汁 みそ:だし=1:15】
毎日つくるみそ汁も、割合を覚えておけば安心です。
(応用)
わかめのみそ汁



42-4  えびとかぶの炊き合わせ

そのまま飲めるくらいの煮汁で野菜にやさしい味をつけます。


  エネルギー : 120 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・かぶ 1コ
・かぶの葉 1コ分
・車えび (殻付き/有頭)  6匹(180g)

 【煮汁A(1:1:15)】 
  ・うす口しょうゆ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・みりん 20ml(大さじ1+1/3)
  ・だし 300ml(カップ1+1/2)

 【煮汁B(1:1:8)】 
  ・うす口しょうゆ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・みりん 20ml(大さじ1+1/3)
  ・だし 160ml
・木の芽 適量
・かたくり粉 
 
    

  かぶは6等分のくし型に切り、皮をむいて面取りをする。耐熱容器にかぶと煮汁【A】を入れてラップをし、電子レンジ(600W)に5〜6分間ほどかけ、そのまま粗熱を取る。
  かぶの葉はゆでて水にとり、水けを絞って5cm長さに切る。 の耐熱容器に加え、かぶと一緒に冷ます。
  車えびは頭を取り、尾を残して殻をむく。背に切り込みを入れて背ワタを取り、かたくり粉をまぶす。
  鍋に煮汁【B】を入れて沸騰させ、えびを加えて火を通す。
ポイント: 加熱しすぎると堅くなるので、丸まって赤くなったら火を止めます。
   にラップをし、電子レンジに3〜4分間かけ、 、煮汁【A】と一緒に器に盛る。木の芽をあしらう。



42-4a  さわらの幽庵(ゆうあん)焼き

弱火でふっくら焼き上げましょう。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (さわらをつけておく時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・さわら 2切れ(180g)

 【幽庵地】*1:1:4:4 
  ・しょうゆ 20ml(大さじ1+1/3)
  ・みりん 20ml(大さじ1+1/3)
  ・酒 80ml
  ・水 80ml
・木の芽 4枚
・サラダ油 少々
 
    

  【幽庵地】を合わせ、さわらを約24時間つけておく。
  表面加工のしてあるフライパンにサラダ油少々を熱し、 の汁けをきって入れる。
  ふたをして弱火で焼き、片面が焼けたら裏返す。こんがり焼けたら器に盛り、木の芽をあしらう。
ポイント: 焦げやすいので、火はごく弱火で。ふたをして中まで火を通す。
【幽庵地 しょうゆ:みりん:酒:水=1:1:4:4】
割合は基本の煮汁(1:1:8)と同じ。魚には臭みがあるので、だしではなく酒を使います。
(応用)
さけの幽庵焼き



42-4b  うどとわかめの黄身酢あえ

春を感じるおもてなしの小鉢です。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (甘酢、黄身酢を冷ます時間、 うどを甘酢につける時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・うど 1/2本
・わかめ (生)  50g

 【甘酢】*1:1:1 
  ・酢 50ml(カップ1/4)
  ・みりん 50ml(カップ1/4)
  ・だし 50ml(カップ1/4)

 【黄身酢】*6:1:1:1 
  ・卵黄 30ml(2コ分)
  ・うす口しょうゆ 5ml(小さじ1)
  ・みりん 5ml(小さじ1)
  ・酢 5ml(小さじ1)
・酢 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  【甘酢】をつくる。材料を鍋に合わせて火にかけ、沸騰直前で火から下ろして冷ます。
  【黄身酢】をつくる。ボウルに卵黄を溶きほぐし、残りの材料を合わせて湯煎にかけ、混ぜながら加熱する。トロリとしてきたら火から下ろして冷ます。  
  うどは皮をむいて乱切りにし、酢少々を入れた湯でゆでる。ざるにあけ、冷めたら【甘酢】に半日ほどつける。
  わかめは食べやすい大きさに切り、 の【甘酢】にくぐらせて水けをきる。
  器にうど、わかめを盛り、【甘酢】適量で好みの濃さにのばした【黄身酢】をかける。黒こしょう適量をふる。
【甘酢 酢:みりん:だし=1:1:1】
キリッと酸味のきいた甘酢です。
(応用)
小かぶのあちゃら漬け
【黄身酢 卵黄:しょうゆ:みりん:酢=6:1:1:1】
1:1:1で三杯酢をつくり、倍の卵黄でのばします。
(応用)
アスパラの黄身酢あえ/黄身酢のポテトサラダ



42-4c  ふきご飯

ほろ苦い春の香りを堪能しましょう。


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (米をおく時間、炊く時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・米 300ml(カップ1+1/2)
・ふきの葉 2枚
・ふき 100g
*正味。 

 【合わせ地】*1:3:120 
  ・塩 2.5ml(小さじ1/2)
  ・酒 7.5ml(小さじ1+1/2)
  ・水 300ml(カップ1+1/2)
・塩 適量
 
    

  米は洗い、ざるに上げて30分間おく。米、ふきの葉、【合わせ地】を炊飯器に入れ、普通に炊く。
  ふきは塩適量で板ずりし、色が鮮やかになるまでゆでる。水にとり、皮をむいて小口切りにする。
ポイント: 板ずりと下ゆでをし、ふきのアクを除く。
   が炊き上がったらふきの葉を除き、 を加えて混ぜる。
【炊き込みご飯の合わせ地 塩:酒:水=1:3:120】
しょうゆを入れず、素材の香りを楽しむ割合です。
(応用)
豆ご飯



42-4d  新じゃがの白みそ仕立て

ほのかに甘い白みそが、ハレの日を演出してくれます。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・新じゃがいも 2コ

 【白みそのみそ汁】*1:5 
  ・白みそ 60ml(大さじ4)
  ・だし 300ml(カップ1+1/2)
・せり (小口切り)  1/4ワ分
・練りがらし 適量
・塩 
 
    

  新じゃがいもは皮をむき、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)に5〜6分間ほどかける。塩を少々ふっておく。
  だしを鍋で温めて白みそを溶き入れ、一度煮立たせる。
  器に新じゃがいもとせりを盛り、 を注ぐ。練りがらしをあしらう。
【白みそのみそ汁 みそ:だし=1:5】
白みそは、普通のみその3倍と覚えておいてください。
(応用)
菜の花の白みそ仕立て



42-5  たけのこご飯

アクぬきは、生のたけのこを切って大根おろし汁に浸すだけ。たけのこ本来の野性味が感じられます。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.60 g
  調理時間 : 45分 (たけのこをおろし汁に浸す時間は除く。)

 講師: 野崎 洋光


(4〜6人分)
・たけのこ 1本
*正味300g。 
・米 3合(540ml)
・大根 約1/3本
・油揚げ 1枚

 【A】 
  ・水 カップ2+1/4
  ・うす口しょうゆ 45ml
  ・酒 45ml
・木の芽 適量
・塩 小さじ1弱
 
    

  大根はすりおろし、おろし汁カップ1を用意する。同量の水、塩小さじ1弱とともにボウルに合わせる。大根おろしはそのまま食べたり、料理に使う。
  たけのこは縦半分に切って皮をむき、さらに半分に切って1cm厚さに切る。 のボウルに入れて30分以上浸す(大根の酵素の働きで、アクがぬける)。
ポイント: たけのこは繊維を断つように切る。やや厚めに切ると食感がよい。
  米は洗い、ヒタヒタの水に15分間浸し、ざるに上げて15分間ほどおく。
  油揚げはフードプロセッサーにかけて細かくする。熱湯をかけてきつく絞って油抜きをする。
ポイント: 米粒となじむようにごく細かくすると、たけのこの食感が際だつ。包丁で刻んでもよい。
  炊飯器の内釜に と【A】、 を入れて軽く混ぜ、水で洗った をのせて(水加減をしてから、たけのこをのせて)普通に炊く。ざるにあげている間に米が表面の水を吸収するので、米と同量の水分量(水と調味料とで540ml)で炊いてよい。また、あらかじめ吸水させているので、あれば「早炊きモード」で炊いてもよい。
  炊きあがったら全体をほぐし(余分な水分をとばす)、器に盛る。木の芽を添える。

※このレシピは、2009/04/09に放送したものです。



42-5a  若竹煮

昆布と追いがつおのだしをしっかり含んだたけのこは絶品です。わかめがたけのこのえぐみを中和してくれますよ。


  エネルギー : 50 kcal
  塩分 : 2.10 g
  調理時間 : 30分

 講師: 田村 隆


(4人分)
・新ゆでたけのこ (中ほどの部分)  2本分(500〜600g)
・わかめ (塩蔵)  60〜80g

 【A】 
  ・だし カップ3
  ・酒 カップ1/4
  ・みりん 大さじ1
  ・うす口しょうゆ 大さじ1
・昆布 10g
・かつお節 (削り節)  20g
*かつお節を包むガーゼを用意する。 
・木の芽 適宜
 
    

  たけのこは繊維が細ければ半分に切って四つ割りに、繊維が太ければ、回しながら7mm厚さの乱切りにする。 
  わかめは水に浸して塩出しをし、湯でサッとゆでる。湯をきって一口大に切る。
  かつお節はガーゼで包み、しっかりと口を縛っておく。
  鍋に のたけのこ、【A】の材料、昆布を入れて火にかける。
  フツフツと煮立ってきたら、 のかつお節を加え(追いがつお)、弱火にして少し煮てから火を止め、そのままおいて味を含ませる。
  昆布と追いがつおを取り出し、 のわかめを加えて火にかけ、十分に温かくなったら、たけのことわかめを器に盛り、木の芽をのせて煮汁を注ぐ。



42-5b  たけのこの焼きめし

新たけのこは、とうもろこしのような甘い香りがして、歯ごたえはやさしく、甘みと春の苦みがあります。蒸気で蒸らし、ふんわりとさせた、今風のチャーハンではない、どこか郷愁を誘う焼きめしです。


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(2〜3人分)
・ゆでたけのこ (小)  1本(160g)
・卵 1コ
・冷やご飯 300g
・桜えび (乾)  10g
・サラダ油 
・塩 
 
    

  ゆでたけのこの根元は薄切りにしたあと細切りにし、柔らかい穂先は薄切りにする。
  切ったたけのこは、水分が含まれているので、紙タオルで包み、水けをしっかり取る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、たけのこを入れる。中火にし、塩小さじ1/4を加えて全体を炒め合わせ、一度取り出す。
ポイント: 全体に油がからむようにしっかり焼く。えぐみが取れておいしさアップ。
  同じフライパンを強火にかけ、サラダ油大さじ1を熱する。溶き卵を入れ、すぐにご飯を加え、鍋返しをしながら炒める。弱めの中火にし、少しずつご飯をほぐしながら炒め、塩小さじ1/4を入れる。
ポイント: ご飯は焼かれて熱くなると周囲から自然にほぐれます。
  おおよそご飯がほぐれたら、 のたけのこ、桜えびを入れ、炒め合わせる。
ポイント: 「炒める」よりも「焼く」感じで。中火以下で焼き色をつけながら時間をかけて焼く。
  仕上げに湯大さじ2を回しかける。ご飯を蒸らすような感じで全体になじませ、ご飯がふっくらしたら火を止め、皿に盛る。



42-6 春色おにぎり弁当

手軽なレシピで本格的な和の行楽弁当を紹介します。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 中嶋 貞治

春色おにぎり 適量
牛肉のやわらかしぐれ煮 適量
しらすのいり卵 適量
和風グリーンサラダ 適量
 
    

  春色おにぎりをつくる。
  牛肉のやわらかしぐれ煮をつくる。
  牛肉のしぐれ煮を詰める。
ポイント: 常温に少しおいて、弁当箱に詰める。
  しらすのいり卵をつくる。
  和風グリーンサラダをつくる。
  和風グリーンサラダを詰める。
ポイント: ドレッシングが余ったら、ソース用の容器に詰めて添えるとよい。
   を詰める。

【ほめられポイント】
★ 主役のおにぎりは、桜の花のおめかしで、見た目も香りも春爛(らん)漫(まん)。
★ 牛肉のしぐれ煮は、味がしみて、ふっくら柔らか、香りよし!
★ いり卵には、旬のしらす干しをたっぷり混ぜて、ボリュームアップ。
★ あえ物風のサラダは、時間がたっても、シャキッと歯ごたえ満点。



42-6a  春色おにぎり

前日に具を準備しておけば、当日はご飯と混ぜて、握るだけです。桜の花の塩漬けは、塩けを程よく落とすことがポイント。


  エネルギー : 290 kcal
  塩分 : -
  調理時間 :  (調理時間:15分(前日)、10分(当日)。 八方地をつくる時間は除く。)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・ご飯 (温かいもの)  640g
・グリンピース (さやから出す)  50〜60g(正味)
・八方地 適量
・ブロッコリー 約1/4コ(50g)
・たくあん 40g
・桜の花の塩漬け (市販)  8コ
・塩 

 【八方地】*つくりやすい分量 
  ・だし カップ3+1/2
  ・みりん カップ1/4
  ・うす口しょうゆ カップ1/4


 

八方地を作る 
 鍋に材料を合わせ、強火にかけて煮立てる。火を止めてそのまま冷まし、保存瓶に入れて冷蔵庫で保存する。夏場は3〜4日間、秋〜春は約1週間保存可能。 
    


前日
  グリンピースは塩少々を入れた熱湯で柔らかくゆでて冷水にとる。水けをきって容器に入れ、【八方地】をヒタヒタに注いで冷蔵庫に入れる。
  ブロッコリーは の熱湯で少し堅めにゆでてざるに上げ、粗熱を取る。小房に分けて容器に入れ、八方地をヒタヒタに注ぐ。たくあんは4〜5mm角に切る。どちらも冷蔵庫に入れる。

当日
  桜の花の塩漬けは水にサッと浸す。花が開いて、塩が落ちたら取り出し、水けをきる。ガクを残して茎を切り落とす。
  ブロッコリーは汁けをきり、粗く刻む。ボウルにご飯を入れ、汁けをきったグリンピース、たくあんを加えてまんべんなく混ぜる。ブロッコリーを加え、サックリと混ぜる。
  8等分にして好みの形に握り、表面に の桜の花を軽く埋める。

【八方地】
煮物、あえ物、ドレッシングなど幅広く活用できる万能調味料。つくりおきしておくと重宝します。
150kcal(全量)15分(冷ます時間は除く。)
材料(つくりやすい分量)
だし…カップ3+1/2
みりん…カップ1/4
うす口しょうゆ…カップ1/4
鍋に材料を合わせ、強火にかけて煮立てる。火を止めてそのまま冷まし、保存瓶に入れて冷蔵庫で保存する。夏場は3〜4日間、秋〜春は約1週間保存可能。



42-6b  牛肉のやわらかしぐれ煮

牛肉はサッと煮て、牛肉と煮汁を分けます。煮汁に香味野菜を入れて風味よく煮てから肉を戻すと、翌日もふっくら柔らかに仕上がります。赤みそのコクで、こっくりとした味わい。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (前日)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・牛切り落とし肉 250g

 【A】 
  ・酒 カップ1
  ・水 カップ1/2
  ・みりん カップ1/4
  ・砂糖 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
・しょうが (皮をむいてせん切り)  20g
・ねぎ (斜め薄切り)  80g

 【B】 
  ・たまりじょうゆ 大さじ1強
  *なければ、しょうゆ大さじ1強で代用してもよい。 
  ・はちみつ 大さじ1
・赤みそ 小さじ2
 
    


前日
  鍋にたっぷりの湯を沸かして牛肉を入れ、菜箸でほぐして霜降りにする。色が変わったら手早く冷水にとって冷まし、よく水けをきる。
  鍋をきれいにし、【A】を合わせて強火にかけ、煮立ったら肉を入れる。ひと煮立ちしたら、ざるを通して肉と煮汁に分ける。
   の煮汁を鍋に戻して中火にかけ、しょうが、ねぎを加えて煮立てる。そのまま大きな泡が出るまで煮て、牛肉を加える。
  【B】を順に加えて混ぜる。とろみがついたら、煮汁を少量取り分けて赤みそを溶き、鍋に加える。泡がブクブクと沸き立つ火加減を保ちながら、煮汁がほとんどなくなるまで煮詰める。火を止めてそのまま冷まし、冷蔵庫に入れる。

当日
  常温に少しおいて、弁当箱に詰める。



42-6c  しらすのいり卵

かき混ぜながら火を入れると、ふんわりとしたいり卵に仕上がります。しらすの塩けを生かした味つけです。


  エネルギー : 45 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (当日)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・卵 2コ

 【A】 
  ・だし 大さじ1/2
  ・酒 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1/4
・しらす干し 25g
 
    

  ボウルに卵を溶きほぐし、【A】を混ぜる。しらすを加えて、さらに混ぜる。
  フライパンに流し入れて中火にかけ、数本の箸でかき混ぜる。
  卵がふんわりしたら火を止め、さらに数本の箸で混ぜて余熱で火を通す。



42-6d  和風グリーンサラダ

傷みやすいサラダは、防腐作用のあるわさびベースのドレッシングでコーティングします。野菜は水けをよくきってからあえるのがポイントです。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (当日)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・絹さや 16枚
・オクラ 8本
・きゅうり 1+1/2本

 【ドレッシング】 
  ・ごま油 (白)  大さじ1+1/2
  ・塩 少々
  ・昆布茶 (粉)  小さじ1
  ・米酢 大さじ1+1/2
  ・練りわさび 小さじ1
  ・白みそ 大さじ1
・塩 
 
    

  【ドレッシング】をつくる。ボウルにごま油と塩を入れて泡立て器で混ぜ、昆布茶、米酢の順に加えてよく混ぜる。昆布茶が溶けてきたら、練りわさびを混ぜ、最後に白みそを混ぜる。
  絹さやはヘタと筋を取る。オクラはガクを取る。きゅうりは縦四つ割りにして3cm長さに切り、包丁でたたいてひびを入れる。
  塩少々を入れた熱湯で絹さやをサッとゆでて冷水にとり、水けをよくきって斜め半分に切る。
   の湯でオクラをゆでて冷水にとり、しっかり水けをきって、きゅうりと同じ大きさに切る。
  ボウルに 、きゅうりを入れ、【ドレッシング】であえる。
ポイント: 【ドレッシング】が余ったら、ソース用の容器に詰めて添えるとよい。



42-6e  包みいなりずし

油揚げに詰める手間がいらない簡単にできるいなりずしです。好みの具材をいろいろ混ぜても楽しめます。


  エネルギー : 550 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (前日30分(冷ます時間は除く。)当日10分)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・油揚げ 8枚

 【A】 
  ・だし カップ2
  ・酒 小さじ2
  ・砂糖 60g
  ・しょうゆ 大さじ2
・うす口しょうゆ 少々

 【すし酢】*つくりやすい分量。 
  ・米酢 カップ1
  ・砂糖 70g
  ・塩 15g
  ・昆布 (5cm四方)  1枚
・ご飯 640g
*温かいもの 
・白ごま 大さじ1
 
    


前日
  油揚げは長いほうの一辺を残して三辺を切り落とし、手で切り口からゆっくりと開く。熱湯をかけて油抜きし、水けを絞る。
ポイント: 切り口が開きづらいときは、包丁でゆっくりと切り開く。
  大きめの鍋に油揚げを1枚ずつ広げて重ねる。【A】を合わせて注ぎ、落としぶたをして中火にかける。煮立ったら弱火にし、煮汁が半量くらいになったら火から下ろし、そのまま冷ます。
ポイント: 油揚げが浮いてくるようなら、落としぶたをしたまま冷ます。
  再び中火にかけ、煮立てる。うす口しょうゆを加えて、煮汁の量が最初の1/4程度になるまでじっくりと煮詰める。冷まして冷蔵庫に入れる。
ポイント: 煮返すことで味がよくなじんで、冷めてもおいしくなる。
  【すし酢】をつくる。材料を鍋に合わせて弱火にかけ、砂糖と塩が溶けたら火から下ろす。冷めたら昆布を取り出し、保存瓶に注いで冷蔵庫に入れる。
ポイント: すし酢は冷蔵庫で約1か月間保存可能。

当日
  すし飯をつくる。大きめのボウルにご飯を入れ、 の【すし酢】約大さじ4を回しかける。うちわであおぎながら、手早く切るように混ぜ、白ごまを全体にふる。
  油揚げの煮汁をきり、油揚げ1枚の内側を上にして広げる。すし飯の1/8量を俵形に握ってのせる。
  四方から対角線上に油揚げをたたんで、すし飯を包む。残りも同様にする。
ポイント: 弁当箱に盛るときは、合わせ目を下にして置く。



42-6f  包みいなりずし弁当




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 中嶋 貞治

包みいなりずし 適量
サーモンの柚庵西京焼き 適量
ごぼう入り鶏つくね 適量
塩昆布とピーマンのあえ物 適量
 
    

  包みいなりずしをつくる。
ポイント: 弁当箱に盛るときは、合わせ目を下にして置く。
  サーモンの柚(ゆ)庵(あん)西京焼きをつくる。
  塩昆布とピーマンのあえ物をつくる。
  ごぼう入り鶏つくねをつくる。
ポイント: 常温に少しおいて汁けをきり、弁当箱に詰める。
   を詰める。

【ほめられポイント】
★ いなりずしは、油揚げで包む方法ならば、形を整えるのも簡単!
★ 料亭の定番焼き魚は、一度で二度おいしい! 柚庵(ゆあん)焼き&西京焼きをミックス。
★ あえ物には、ピーマンと混ぜるだけで絶品!味つけいらずの万能調味料・塩昆布を。
★ 鶏つくねは、うまみたっぷり、口当たりしっとり。火を通したそぼろと、生のひき肉を混ぜるプロの技!



42-6g  ごぼう入り鶏つくね

ひき肉は1/3量をそぼろにし、その煮汁もひき肉と合わせるので、うまみがたっぷりです。ゴツゴツとした食感を楽しむため、ごぼうのささがきは太めがおすすめです。


  エネルギー : 190 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (前日30分)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・鶏ひき肉 300g

 【A】 
  ・だし カップ1/2
  ・しょうゆ 小さじ2

 【B】 
  ・卵黄 1コ分
  ・かたくり粉 大さじ1
・新ごぼう 100g

 【C】 
  ・水 カップ2
  ・酒 カップ1/2
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・みりん 大さじ3
 
    


前日
  鍋にひき肉100gを入れて【A】を注ぎ、中火にかける。絶えず混ぜながら、水分をとばす。肉がポロポロになったら火から下ろし、ざるを通して、そぼろと煮汁に分け、煮汁もとっておく。
  フードプロセッサーに残りのひき肉を入れ、 のそぼろを2〜3回に分けて加え、かくはんする。
   の煮汁を2〜3回に分けて加え、かくはんする。スプーンですくってポタリと落ちるくらいが混ぜ上がりの目安。
  【B】を加え、なめらかになるまで軽くかくはんする。
  ごぼうは皮をこそげ、ささがきにする。水にさらしてアクを抜き、水けをしっかりときる。
   をボウルに移し、ごぼうを加え、まんべんなく混ぜ合わせる。8〜12等分に分けて丸める。
  鍋に【C】を合わせて強火にかけ、煮立ったら、 を入れる。つくねが浮いてきたら火を止め、そのまま冷ましてから、煮汁ごと冷蔵庫に入れる。 

当日
  常温に少しおいて汁けをきり、弁当箱に詰める。



42-6h  塩昆布とピーマンのあえ物

塩昆布のうまみと塩けを生かした、調味料いらずの一品です。


  エネルギー : 25 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (前日5分/当日10分)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・ピーマン 4コ
・塩昆布 (約4.5cm四方)  15g
・白ごま 大さじ1
 
    

  ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、細切りにする。塩昆布も細切りにする。どちらも冷蔵庫に入れる。
  ピーマンを熱湯でサッとゆでる。色鮮やかになったらざるに上げ、粗熱を取る。
  ボウルにピーマンと塩昆布を入れ、よく混ぜ合わせる。白ごまを加えてサッと混ぜる。



42-6i  サーモンの柚庵(ゆあん)西京焼き

柚庵焼きと西京焼き、2つのおいしさが一度に味わえます。手間と時間は多少かかりますが、それだけの価値がある味です。


  エネルギー : 190 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 65分 (前日55分/当日10分)

 講師: 中嶋 貞治


(4人分)
・生ざけ (切り身)  4切れ(約280g)

 【柚庵地】 
  ・酒 カップ1/4
  ・みりん 大さじ2+1/2
  ・しょうゆ 大さじ1+2/3
  ・好みのかんきつ類 (輪切り)  1コ分

 【西京みそ床】 
  ・西京みそ 200g
  ・酒 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・卵黄 1コ分
・塩 少々
 
    


前日
  さけはバットに並べて塩少々をふり、30分間おいて水けを拭く。
  【西京みそ床】を鍋に入れ、卵に火が通るまで弱火で練り混ぜて、冷ます。
  【柚庵地】を混ぜて に注ぎ、さけの表面をラップでピッタリと覆い、10分間おく。さけの上下を返し、さらに10分間おく。
  【西京みそ床】の半量を別のバットに敷き、さけの汁けをきって並べる。残りの【西京みそ床】をゴムべらでまんべんなく塗り、冷蔵庫で一晩以上おく。

当日
  さけのみそをよくぬぐう。魚焼きグリルでゆっくりと中火で焼き、食べやすい大きさに切る。

《柚庵地》
本来は柚子(ゆず)が入るが、すだち、かぼす、レモンなど好みのかんきつ類でよい。
《西京みそ床》
白みその上品な味わいに、卵黄でまろやかなコクをつける。



42-7  クイックのりから弁当




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: Mako(多賀 正子)

クイックから揚げ 適量
スペイン風オムレツ 適量
カレーマヨブロッコリー 適量
巨大のり弁 適量
かぶ・きゅうり・赤パプリカのピクルス 適量
 
    

  クイックから揚げをつくる。
  スペイン風オムレツをつくる。
ポイント: 一口大に切って詰める。食べるときは、トマトケチャップの先端にようじで穴をあけてかける。
  カレーマヨブロッコリーをつくる。
  巨大のり弁をつくる。
  かぶ・きゅうり・赤パプリカのピクルスをつくる。
   を詰める。

【ほめられポイント】
★ から揚げは、電子レンジを上手に使って味はしっかり、時間は短縮。
★ オムレツは、具だくさんでカラフルに。卵は折りたたむだけでOK。
★ ブロッコリーは、カップに味をしのばせて見た目よし、食べてなおよし。
★ のり弁は、のり1枚をそのまま使ってごく簡単。切り分けるのも盛り上がる!
★ ピクルスは、切って漬けておくだけで彩りアップ。
★ フルーツと個包装のお菓子は、手間いらずで歓声倍増!



42-7a  クイックから揚げ

たっぷりの薬味入りの下味をもみ込んで、電子レンジへ入れます。かたくり粉と米粉の衣で、外はカリッ、中はジューシーな仕上がりに。


  エネルギー : 490 kcal
  塩分 : -
  調理時間 :  (調理時間:5分(前日)、10分(当日))

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・鶏もも肉 (大)  2枚(650g)

 【下味】 
  ・しょうが 50g
  ・にんにく (大)  2かけ
  ・しょうゆ 大さじ4

 【衣】 
  ・かたくり粉 大さじ5
  ・米粉 大さじ5
・揚げ油 
 
    


前日
  鶏肉は余分な脂を除く。1枚を7〜8コに切るイメージで、大きめの一口大に切る。
  しょうがは皮付きのまますりおろす。にんにくもすりおろし、しょうがと合わせる。鶏肉と薬味を別々に冷蔵庫に入れる。

当日
  揚げ油を熱し始める。耐熱ボウルに鶏肉と薬味、しょうゆを入れてもみ込む。
   のボウルをラップをせずに電子レンジ(600W)に1分40〜50秒間かけ、下味をさらによくもみ込む。
ポイント: これで味がよく入り、油の温度が下がらないので揚げ時間も短縮できる。
   にかたくり粉、米粉を順に加えて、全体になじませる。1つずつキュッと握ってさらになじませてから、180℃の揚げ油で色よく揚げる。
ポイント: かたくり粉を先に加えたほうが、粉のつきがよい。



42-7b  巨大のり弁

のりは、切らずに1枚使います。均等に行き渡るように、梅干しとたくあんは4か所に均等におきます。切り分けるへらを忘れずに。


  エネルギー : 420 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分 (当日は、おかずをつくる前にご飯を炊き始めるとスムーズ。)

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・米 540ml(3合)
・焼きのり (全形)  2枚
・削り節 2袋(8〜10g)
・梅干し 4コ
・たくあん (薄く切る)  適量
・しょうゆ 適量
 
    

  米は洗って炊飯器の内釜に入れ、普通に水加減して炊く。
  弁当箱にご飯の半量を詰め、削り節1袋分を散らし、しょうゆ適量をかけ、のり1枚をのせる。
  同様にもう一度、残りのご飯と削り節、しょうゆ適量、のりを重ねる。のりに十文字の切り込みを入れ、梅干しを置く。四隅にたくあんを置く。
ポイント: 食べるときは、へらで4等分に切り分ける。



42-7c  豚肉の串焼き

豚肉をマリネして、ミニトマトや紫たまねぎと一緒に串に刺して焼きましょう。子どもの大好きな行楽のごちそうです。


  エネルギー : 510 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (5分(前日)豚肉をマリネする時間は除く。/15分(当日))

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・豚肩ロース肉 (塊)  650g

 【A】 
  ・塩 大さじ1+1/3
  ・黒こしょう (粗びき)  適量
  ・にんにく (大)  2かけ
  ・ローズマリー (生)  3枝
  ・オリーブ油 大さじ2+1/2
・ミニトマト 8コ
・紫たまねぎ 1/2コ
・オリーブ油 
 
    


前日
  豚肉は縦半分に切り、1.5cm幅に切る。【A】のにんにくはつぶしてみじん切りにし、ローズマリーは葉をしごいて細かく刻む。
  ポリ袋に の豚肉と【A】を入れる。袋をふって味をよくなじませ、できるだけ空気を抜いて冷蔵庫に入れる。

当日
  ミニトマトはヘタを取る。紫たまねぎは、1cm幅のくし形に切る。
  フライパンにオリーブ油を薄くひき、前日 のポリ袋の中身をすべて入れ、強火で焼く。肉に焼き色がしっかりついたら裏返し、中火にして中まで火を通す。
  竹串に豚肉、紫たまねぎ、豚肉、紫たまねぎ、ミニトマトの順に刺す。
ポイント: 紫たまねぎの辛みはアクセントになるが、気になる場合は、サッと焼く。



42-7d  味つけ卵

市販のめんつゆにゆで卵をつけておくだけ! 糸の飾り切りをマスターすれば、盛り付けも華やかになりますよ。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (15分(前日)卵をつける時間は除く。/5分(当日))

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・卵 4コ
・めんつゆ (3倍濃縮)  大さじ4
 
    


前日
  卵は水から入れて火にかけ、沸いたら、中火で8分間ゆでて固ゆでにする。殻をむき、粗熱を取る。
  ポリ袋に とめんつゆを入れ、しっかりと口をひねってから結んで、冷蔵庫に入れる。

当日
  糸の端を口でくわえ、もう片方の端を の卵の周囲にグルリと回す。1周する直前で左右にギザギザと動かしてから最後まで回し切る。



42-7e  カレーマヨブロッコリー

ブロッコリーは電子レンジで手軽に。茎を下に盛り付けると、見た目も鮮やか。


  エネルギー : 50 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (5分(前日)/5分(当日))

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・ブロッコリー 1/2コ

 【A】 
  ・マヨネーズ 大さじ2
  ・カレー粉 小さじ1/2
 
    


前日
  ブロッコリーは小房に分けて洗い、軽く水けをきる。
ポイント: 電子レンジにかけるときに残った水けを利用するので、きりすぎないこと。
  耐熱ボウルに不織布タイプの紙タオルを敷き、 を入れてラップをし、電子レンジに2分30秒間かける。バットにあけて粗熱を取り、冷蔵庫に入れる。

当日
  カップの底に【A】のマヨネーズを入れ、カレー粉をふる。 のブロッコリーの茎を下にして入れる。



42-7f  豚肉の串焼き弁当




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: Mako(多賀 正子)

・豚肉の串焼き 適量
・味つけ卵 適量
・赤じそチーズご飯 適量
・焼き野菜のケチャップソース 適量
・セロリ・きゅうり・黄パプリカのピリ辛漬け 適量
 
    

  豚肉の串焼きをつくる。
  味つけ卵をつくる。
  赤じそチーズご飯をつくる。
  焼き野菜のケチャップソースをつくる。
  セロリ・きゅうり・黄パプリカのピリ辛漬けをつくる。
   を詰める。

【ほめられポイント】
★ 豚肉の串焼きは串に刺すだけで子どもたちに大人気のごちそうに。
★ 味つけ卵は、めんつゆにつけておくだけで煮卵風に。
★ 赤じそチーズご飯は、ふりかけとチーズをご飯に混ぜるだけ。
★ 焼き野菜は、ボリューム満点。ケチャップソースでモリモリ食べられる!
★ ピリ辛漬けは、市販の焼き肉のたれをアレンジして本格味の漬物に。



42-7g  スペイン風オムレツ

前日に中の野菜を用意しておけば、当日は卵と合わせて焼くだけです。バターの香りでグンとリッチな味わいに仕上がります。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (10分(前日)/10分(当日))

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・卵 4コ
・じゃがいも 2コ
・にんじん 1/2本
・たまねぎ 1/2コ
・ピーマン 1コ
・オリーブ油 大さじ1
・塩 小さじ1/3
・こしょう 少々
・トマトケチャップ 適量
・バター 20g
 
    


前日
  耐熱ボウルに不織布タイプの紙タオルを敷き、じゃがいもとにんじんを5mm厚さの半月形に切って入れる。ラップをし、電子レンジ(600W)に4分間かける。
  たまねぎは5mm幅に切る。ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を除き、横に5mm幅に切る。
  フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、 の順に炒める。塩小さじ1/3、こしょう少々で味をつけ、耐熱ボウルに取り出す。
  ポリ袋をヒダが内側になるように裏返してトマトケチャップ適量を入れ、しっかりとひねって結び、余分な長さをはさみで切る。 とケチャップを冷蔵庫に入れ、卵は室温に出す。

当日
  ボウルに卵を割り入れ、塩二つまみとこしょう少々を加えて溶く。 の野菜を電子レンジに4分30秒間かけてから合わせる。
  フライパンにバター20gを中火で溶かし、強火にして5を流し入れる。箸でならしながら火を通し、半熟の部分がなくなったら弱火にして、左右上下を折りたたみ、全体を裏返す。卵液が流れ出なくなるまで2分〜2分30秒間焼き、火を止めて、さらに余熱で火を通す。
ポイント: 一口大に切って詰める。食べるときは、トマトケチャップの先端にようじで穴をあけてかける。



42-7h  焼き野菜のケチャップソース

大ぶりに切った野菜を、ケチャップソースで豪快に仕上げます。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (5分(前日)/5分(当日))

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・ピーマン 3コ
・なす 2コ
・マッシュルーム 4コ

 【ケチャップソース】 
  ・トマトケチャップ 大さじ2+1/2
  ・中濃ソース 大さじ2
  ・ガーリックパウダー 小さじ1
  ・黒こしょう (粗びき)  適量
・オリーブ油 大さじ2
 
    


前日
  ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を取る。冷蔵庫に入れておく。

当日
  なすは縦半分に切り、皮に横に2〜3mm幅の切り目を入れながら、半分に切る。マッシュルームは石づきを取り、四つ割りにする。
  フライパンにオリーブ油大さじ2とピーマン、なす、マッシュルームを入れて強めの中火で焼く。焼き色がついたら裏返して、さらに焼く。
  ボウルに【ケチャップソース】の材料を合わせて、 を入れて味をよくからめる。



42-7i  赤じそチーズご飯

たっぷりの白ごまと赤じそふりかけ、チーズを炊きたてご飯に混ぜるだけ! 味も香りも絶妙なバランス。


  エネルギー : 530 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 55分 (5分(前日)/50分(当日)当日は、おかずをつくる前にご飯を炊き始めるとスムーズ。)

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・米 540ml(3合)
・赤じそふりかけ 大さじ1強
・プロセスチーズ 100g
・白ごま 大さじ3
 
    


前日
  プロセスチーズは5mm角に切り、白ごまはフライパンでいって、冷蔵庫に入れる。

当日
  米は洗って炊飯器の内釜に入れ、普通に水加減して炊く。
  炊き上がったご飯の内釜に、赤じそふりかけと白ごまを入れて混ぜる。なじんだら、プロセスチーズを加えてさらに混ぜる。
ポイント: 食べるときは、へらで4等分に切り分ける。



42-7j  かぶ・きゅうり・赤パプリカのピクルス

彩り鮮やか!ピクルス液の材料をポリ袋に入れ、野菜を生のまま加えるだけのピクルスです。


  エネルギー : 35 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (野菜をつける時間は除く。)

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・かぶ 2コ
・きゅうり 2本
・パプリカ (赤)  1/2コ

 【ピクルス液】 
  ・にんにく (大/薄切り)  1かけ
  ・米酢 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2強
  ・塩 小さじ1
  ・黒こしょう (粒)  20粒
  *あればピンクや緑なども加えるとカラフルに。 
  ・ローリエ 2〜3枚
 
    

  かぶは1コを八つ割りにする。きゅうりはしま目に皮をむき、1cm幅の輪切りにする。パプリカは乱切りにする。
  ポリ袋に【ピクルス液】の材料を入れ、 を加える。ポリ袋をふって味をよくなじませ、できるだけ空気を抜いて冷蔵庫に入れる。



42-7k  セロリ・きゅうり・黄パプリカのピリ辛漬け

市販の焼き肉のたれを漬け汁のペースに。色鮮やかな野菜を一晩漬けておくだけで本格的な味の漬物の完成です。


  エネルギー : 35 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (野菜を漬ける時間は除く。)

 講師: Mako(多賀 正子)


(4人分)
・セロリ 1本
・きゅうり 2本
・パプリカ (黄)  1/2コ

 【漬け汁】 
  ・焼き肉のたれ (市販)  大さじ3
  ・米酢 大さじ1
  ・しょうが 20g
  ・にんにく (大)  2かけ
  ・赤とうがらし 2〜3本
 
    

  セロリは斜めに繊維を断つように切る。きゅうりはしま目に皮をむき、縦四つ割りにして、4〜5cm長さに切る。パプリカは乱切りにする。
  漬け汁のしょうがは皮付きのまま薄切りにする。にんにくはつぶして粗みじん切りにする。赤とうがらしは1本だけ種を除き、小口切りにする。
  ボウルに【漬け汁】の材料を合わせる。ポリ袋に の野菜を入れ、漬け汁を注いでよくなじませてから、冷蔵庫に入れる。



42-8 ノンフライコロッケ&わさび卵サンド




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 塩田 ノア


 【ノンフライコロッケサンド】 
  ・食パン (10枚切り)  4枚

 【マッシュポテト】 
  ・じゃがいも 250g
  ・牛ひき肉 100g
  ・たまねぎ 80g
  ・サラダ油 小さじ1

 【A】 
  ・塩 1/2〜2/3
  ・こしょう 少々

 【B】 
  ・砂糖 一つまみ
  ・中濃ソース 大さじ1+1/3

 【わさび卵サンド】 
  ・食パン (10枚切り)  4枚
  ・卵 2コ

 【A】 
  ・バター 大さじ3
  ・練りわさび 小さじ1
  ・塩 少々
 
    

  ノンフライコロッケサンドをつくる。
  わさび卵サンドをつくる。
  アスパラの粒マスタードサラダつくる。
  オレンジのジンジャーはちみつマリネをつくる。
   を詰める。

【ほめられポイント】
・コロッケサンドは、ポテトをはさんだトーストが衣代わりのコロッケ風。
・わさび卵サンドは、わさびの隠し味で、いつもの卵サンドが「大人の味」に。ゆで卵をバターであえているから、ベチャッとしない!
・ゆで卵とサラダのアスパラは、ひとつの鍋でゆでて時短&洗い物減。マスタードと油でアスパラをあえればドレッシングいらず。
・ジンジャーはちみつは、ソーダで割ってドリンクにも。



42-8a  柔らかビーフサンド

薄切り肉を重ねて焼いているので、柔らかく食べやすいサンドイッチです。


  エネルギー : 490 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (当日)

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・食パン (10枚切り)  8枚
・牛薄切り肉 (しゃぶしゃぶ用)  300g

 【わさびバター】 
  ・バター 大さじ3
  ・練りわさび 小さじ1+1/2
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    


当日
  バターは室温で柔らかくし、練りわさびを加えてよく混ぜ、【わさびバター】をつくる。食パンは両面をこんがりと焼く。
ポイント: 小さい子ども向けには、わさびの代わりに梅肉やおろしにんにくを加えたフレーバーバター(全体備考参照)でも。
  牛肉は塩・こしょう各少々をふる。4等分に分け、それぞれ食パンより一回り小さい四角形に整えてまとめる。
  表面加工のしてあるフライパンを中火で熱し、 の肉を並べる。焼き色がついたら上下を返し、完全に色が変わるまで焼く。
   のパンに【わさびバター】を塗って2枚一組にし、 の肉をはさんで4等分に切る。
ポイント: ようじなどを刺して仮どめしておくと、切るときに肉が引っ張られてずれるのを防げる。

【サンドイッチにおすすめほめられフレーバーバター】
パンに塗るバターにひと工夫で、シンプルなサンドイッチにアクセントをプラス。「何が入ってるの?」と驚かれること請け合いです。加える調味料の量は、バター大さじ3に小さじ1+1/2が目安。どれも冷蔵庫に余りがちなチューブの調味料でつくれます。
・柚子(ゆず)こしょうバター:柔らかビーフサンドには、実はこちらのバターも一押し。柚子の香りが牛肉によく合います。
・練り梅バター:梅肉の酸味と塩けがサンドイッチの具の味つけにも。蒸し鶏やオイルサーディンなどにもぴったり。
・にんにくバター:牛肉のほか、チャーシューやゆで豚のおいしさを引き立てます。揚げ物のサンドイッチにも。
・マスタードバター:ハム、ソーセージ、ベーコンのような加工肉と合わせるのが定番。ジャーマンポテトにもおすすめ。



42-8b  アスパラの粒マスタードサラダ

ゆでたアスパラガスを、粒マスタードとオリーブ油であえるだけ!


  エネルギー : 20 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (当日)

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・グリーンアスパラガス 6〜8本

 【A】 
  ・粒マスタード 小さじ1
  ・オリーブ油 小さじ1
・塩 
 
    

  アスパラガスは下半分を皮むき器でむき、一口大に切る。
  ゆで卵をゆでている熱湯に1%の塩(湯カップ2に対して小さじ1弱)とアスパラガスを加え、3分間ゆでて冷水にとる。
  アスパラガスの水けをきり、【A】を入れたボウルに加えてあえる。



42-8c  フルーツと甘納豆のみつ豆風

砂糖と水を加えてレンジにかけた甘納豆はふっくら、ツヤツヤ。見た目はみつ豆のえんどう豆、食べればあんこのような味わいです。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (当日)

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・甘納豆 大さじ4

 【A】 
  ・砂糖 大さじ3
  ・水 大さじ3
・りんご 1コ
・バナナ 1本
・レモン汁 1/2コ分
 
    


当日
  甘納豆は耐熱容器に入れて【A】を加えて混ぜ、ラップをして電子レンジ(600W)に20秒間かける。
ポイント: しっとりした甘納豆なら、何も手を加えずにそのまま使う。
  りんごは皮のきれいな部分を残してむく。八つ割りにして芯を除き、小さめの一口大に切る。
  バナナは皮をむいて輪切りにする。ボウルに入れてりんごと合わせ、レモン汁をまぶす。
   を汁ごと加えてあえ、容器に詰める。



42-8d  しそキャベツサラダ

せん切りキャベツの一夜漬けを青じそと白ごまで和テイストに仕上げます。


  エネルギー : 15 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (10分(前日)/5分(当日))

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・キャベツ 180〜200g
・青じそ 4枚

 【A】 
  ・白ごま 少々
  ・砂糖 一つまみ
・塩 小さじ3/4
 
    


前日
  キャベツはせん切りにし、塩小さじ3/4をふってまぶす。しんなりとしたら水けをしっかりと絞り、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫におく。
  しんなりとしたら水けをしっかりと絞り、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫におく。

当日
   のキャベツは袋ごとギュッと絞り、もう一度水分を捨てる。青じそをせん切りにして加え、【A】をふって混ぜ、容器に入れる。



42-8e  わさび卵サンド

マヨネーズの代わりにバターとわさびでゆで卵をあえて、ひと味違った卵サンドに。お子様向けにはわさび抜きで。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (当日)

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・食パン (10枚切り)  4枚
・卵 2コ

 【A】 
  ・バター 大さじ3
  ・練りわさび 小さじ1
・塩 
 
    


当日
  小鍋に湯を沸かす。【A】のバターは小さく切り、練りわさびとともにボウルに入れる。
  冷蔵庫から出したての卵の下のほう(カーブがゆるいほう)に少しひびを入れ、 の鍋にそっと沈める。中火で11分間ゆで、冷水にとって殻をむく。
  ゆで卵を のボウルに加え、大きいフォークなどでつぶしながら混ぜる。好みで塩少々を加え、2枚のパンに均等にのせてはさみ、4等分に切る。

《バターであえたゆで卵サンドは、冷凍もOK》
ゆで卵をバターであえたディップは、冷凍しても味が落ちません。パンにはさんだ状態できっちりとラップで包み、ジッパー付きの保存袋に入れて前日に冷凍しておき、当日は凍ったまま持って出かけます。気温の高い日でもこれなら安心。ランチタイムには自然に解凍されていますよ。



42-8f  うずら卵とミニトマトのしょうゆピクルス

一口で食べやすい、うずら卵とミニトマトはお弁当のマストアイテムです。トマトは竹串で穴をあけておくと、一晩でもしっかり味がしみ込みます。


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (10分(前日)/5分(当日))

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・うずらの卵 (水煮)  10〜12コ
・ミニトマト 8コ

 【ピクルス液】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・コチュジャン 小さじ1
  ・酢 小さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1/2
 
    


前日
  ジッパー付きの保存袋にうずらの卵を入れる。
  ミニトマトはヘタを取り、竹串で穴を数か所あけて の袋に加える。
  【ピクルス液】の材料を合わせて に加え、冷蔵庫におく。

当日
  汁けをきって容器に詰める。



42-8g  柔らかビーフサンド弁当




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 塩田 ノア

柔らかビーフサンド 適量
しそキャベツサラダ 適量
うずら卵とミニトマトのしょうゆピクルス 適量
フルーツと甘納豆のみつ豆風 適量
 
    

  柔らかビーフサンドをつくる。
  しそキャベツサラダをつくる。
  うずら卵とミニトマトのしょうゆピクルスをつくる。
  フルーツと甘納豆のみつ豆風をつくる。
   を詰める。

【ほめられポイント】
★ ビーフサンドは、ステーキサンド並みのボリュームながら、柔らかく食べやすい! わさびバターが意外なアクセント。
★ しそキャベツサラダは、パンにはさまず容器に詰めてみずみずしさを堪能。
★ うずら卵とミニトマトのしょうゆピクルスは、一晩で味がしみて程よい味に。
★ フルーツと甘納豆のみつ豆風は、組み合わせがユニークな新感覚の和風デザート!



42-8h  オレンジのジンジャーはちみつマリネ

ジンジャーはちみつを常備しておけば、フルーツのデザートや爽やかなドリンクがいつでも手軽につくれて便利ですよ!


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (5分(前日)/5分(当日))

 講師: 塩田 ノア


(つくりやすい分量)
・オレンジ 2コ

 【ジンジャーはちみつ】 
  ・しょうが 2かけ
  ・はちみつ カップ1/2
 
    


前日
  【ジンジャーはちみつ】をつくる。しょうがは皮をむいてせん切りにする。保存瓶に入れてはちみつを加え、冷蔵庫において味をなじませる。

当日
  オレンジは上下の皮を平らに切り落とし、側面のカーブに沿ってナイフで皮をそぐようにしてむく。
  大きめの一口大に切って容器に入れ、【ジンジャーはちみつ】大さじ3〜4を加えてあえる。

《ジンジャーはちみつでサワードリンク!》
オレンジのマリネの容器に残ったジンジャーはちみつは、炭酸水で割れば、オレンジの香りとしょうがの風味がきいたサワードリンクができ上がります。みんなで楽しむなら、ドリンク用にジンジャーはちみつを多めに持って行き、適宜加えてつくりましょう。



42-8i  ノンフライコロッケサンド

パン粉をつけて揚げる代わりに、カリッとトーストしたパンにひき肉とたまねぎ入りのマッシュポテトをはさみます。手間なく、食べやすく、低エネルギーのコロッケです。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 :  (調理時間:15分(前日)、10分(当日))

 講師: 塩田 ノア


(4人分)
・食パン (10枚切り)  4枚

 【マッシュポテト】 
  ・じゃがいも 250g
  ・牛ひき肉 100g
  ・たまねぎ 80g
  ・サラダ油 小さじ1

 【A】 
  ・塩 小さじ1/2〜2/3
  ・こしょう 少々

 【B】 
  ・砂糖 一つまみ
  ・中濃ソース 大さじ1+1/3
 
    


前日
  じゃがいもは皮をむいて大きめの一口大に切り、サッと洗う。水けがついたまま耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジ(600W)に4〜5分間かける。
  竹串がスッと通るくらい柔らかくなったら、再びラップをしてしばらく蒸らしておく。
  たまねぎはみじん切りにして耐熱皿に入れ、サラダ油をまぶす。ラップをして電子レンジに1分30秒間かける。
   のたまねぎにひき肉と【A】を混ぜ、均一に広げる。ラップをして電子レンジに3分間、肉の色が完全に変わるまでかける。
   のじゃがいもをマッシャーや麺棒などでつぶし、 と【B】を加えて混ぜる。保存袋に入れて平らにし、冷蔵庫に入れておく。

当日
  マッシュポテトは電子レンジに30〜40秒間かけて温める。食パンは両面をこんがりと焼き、2枚一組にする。
  パンにマッシュポテトを均等にのせてはさみ、4等分に切る。

《ひき肉入りのマッシュポテトはもちろんコロッケにも》
マッシュポテトは、冷蔵で2日間、冷凍で2週間保存可能。2人家族の場合、半量はサンドイッチに、残りはコロッケのタネに利用しても。中濃ソースを加えてあるので何もつけずに食べられますが、保存する分はソースの味つけなしでも。



42-9 初夏のトントンハンバーグ

2種の豚肉の部位を使うから「トントン」ハンバーグ。食パンでふんわり、卵は1コ、最小限のつなぎでくずれそうな肉ダネのホロホロ感を目指します。


  エネルギー : 470 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・豚肩ロース肉 (ステーキ用)  3枚(300g)
*塊肉でもいい。 
・豚ひき肉 100g
・たまねぎ 2コ(400g)
・食パン (6枚切り)  1枚
・牛乳 カップ1/2
・卵 1コ
・ハーブ類 小さじ2〜3
*乾/タイム・オレガノ・バジルなど 

 【日本酒バターソース】*つくりやすい分量。2人分。 
  ・酒 カップ1/2
  ・塩 小さじ1/2
  ・バター 10g
・クレソン 1ワ
・レモン (くし形切り)  2/3コ分
・塩 
・こしょう 
・サラダ油 
 
    


肉ダネをつくる
  豚肩ロース肉は細切りにしてから厚みを整え、あられ大(5mm角)に切る。たまねぎはあられ切りにする。
  食パンはちぎって牛乳に浸す。
  ボウルに の豚肩ロース肉、豚ひき肉、食パン、卵、ハーブ類、塩・こしょう各小さじ1を入れて粘りが出るまで混ぜる。
  最後に のたまねぎを混ぜ、4等分して丸くボール状にまとめる。

焼く
  大きめのフライパンで2コずつ焼く。フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、 の肉ダネを手で押さえつけるようにして広げて入れる。
  こんがり焼き色がついたら裏返してふたをする。ごく弱火にし、8分間ほど焼いて火を通す。
  ふたを取って中央に金串を刺し、透明な肉汁が出てきたら焼き上がり。残り2コも同様に焼く。それぞれ温めた皿に盛り、アルミ箔(はく)などをかけて保温する。

日本酒バターソースをつくる
   のフライパンに残った油を捨て、強火にかける。酒と塩を入れて煮詰め、トロリとしたら火から離してバターを加え、フライパンを揺すって溶かし、乳化させてソースを仕上げる。残り2コ分のソースも同様につくる。
   の皿に の【日本酒バターソース】をかけ、クレソン、レモンを添える。



42-10 せん切りレタスと豚こまのしょうが焼き

ワインが隠し味のたれは、定番にしたいおいしさと手軽さ。野菜にたれをからめてたっぷりいただきましょう。


  エネルギー : 440 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 柳原 尚之


(2人分)
・豚こま切れ肉 200g

 【下味】 
  ・しょうが (すりおろす)  20g
  ・しょうゆ 大さじ1

 【たれ】 
  ・赤ワイン カップ1/2
  *甘口がおすすめ。 
  ・みりん 大さじ3
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・砂糖 小さじ2
・レタス 1/4コ
・トマト 1コ
・スナップえんどう 6本
・しょうゆ 少々
・サラダ油 小さじ2
 
    

  豚肉に下味をからめ、10分間ほどおく。鍋にたれの材料を合わせて火にかけ、1/2量になるまで煮詰める。
  レタスはせん切りにし、トマトはくし形に切る。
  スナップえんどうはヘタと筋を取り、沸騰した湯で2分間ゆでる。水けをきり、ボウルに入れてしょうゆ少々をからめ、半分に切る。
  フライパンにサラダ油小さじ2を熱し、強火で豚肉を焼く。焼き色がついたら中火にしてたれを加え、煮からめる。 と一緒に器に盛る。

このレシピは、2014/05/05に放送したものです。



42-10a  豚こまの博多蒸し

博多帯のしま模様みたいなので「博多」蒸し。庶民派だと思われがちな豚こまも、工夫次第でこんな上品なおかずに変身します。


  エネルギー : 700 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 柳原 尚之


(12×15cmのバット1枚分)
・豚こま切れ肉 200g
・春キャベツ 4〜5枚
・青じそ 16枚
・ねぎ 1/2本
・大根おろし 適量
・一味とうがらし 少々

 【レモンしょうゆ】 
  ・レモン汁 1/2コ分
  ・しょうゆ 大さじ1
・塩 
 
    

  キャベツは軸を除き、バットの長さに合わせて切る。バットに隙間なく敷き、その上に豚肉の1/4量を並べる。塩少々をふり、青じそを4枚並べる。
   を4回繰り返し、最後にキャベツをのせる。同じ大きさのバットをのせておもしにし、蒸気の上がった蒸し器で約25分間蒸す。
  ねぎは2cm長さに切り、切り目を入れて芯を取る。せん切りにして布巾で包み、流水でもみ洗いをし、水けを絞って白髪ねぎにする。
   を食べやすく切り、器に盛る。軽く水けを絞った大根おろし、白髪ねぎを添え、一味とうがらしをふる。【レモンしょうゆ】を合わせ、かけて食べる。



42-10b  カリカリ豚こまのからしじょうゆ

みずみずしい新たまねぎと、ほのかに甘いそら豆をカリカリで香ばしい豚こまと合わせます。色と味のコントラストのが絶妙です。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 柳原 尚之


(2人分)
・豚こま切れ肉 150g
・新たまねぎ 1コ
・そら豆 6本
・白ごま 適量

 【からしじょうゆ】 
  ・練りがらし 適量
  ・しょうゆ 適量
・塩 
・サラダ油 
 
    

  たまねぎは薄切りにして布巾で包む。流水でもみ洗いをして水けを絞る。そら豆はさやから出し、柔らかくなるまで塩ゆでする。ざるに上げてうちわであおいで冷まし、薄皮をむく。豚肉は大きければ食べやすい長さに切る。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、豚肉を並べて焼く。焼き色がついてきたら、フライ返しなどで両面を押しつけるようにし、余分な油を出す。
   がカリッと焼き上がったら紙タオルにとってから器に盛り、たまねぎとそら豆を添えて白ごまをふる。【からしじょうゆ】を添える。



42-10c  豚こまの柳川風

本来はどじょうを使う柳川鍋を、豚こまで作ります。豚肉のコクが、初夏野菜のみずみずしさを引き立てる味。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 柳原 尚之


(2人分)
・豚こま切れ肉 100g
・新ごぼう 1/3本(40g)
・なす 1コ
・グリンピース (正味)  30g

 【煮汁】 
  ・だし カップ1/2
  ・酒 大さじ1/2
  ・みりん 大さじ1/2
  ・しょうゆ 小さじ2
  ・砂糖 小さじ1
・卵 2コ
・粉ざんしょう 適宜
・塩 
・サラダ油 
 
    

  豚肉は大きければ食べやすい長さに切る。ごぼうはささがきにして水にさらし、水けをきる。
  なすは縦半分に切り、5mm幅の斜め切りにして水にさらし、水けをきる。グリンピースはさやから取り出し、塩を多めに入れた熱湯で柔らかくなるまでゆで、ぬるま湯につける。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、豚肉を炒める。火が通ったら豚肉を取り出し、なすを入れてしんなりするまで炒める。
  直火にかけられる耐熱皿(なければ底が広く浅い鍋でもよい)に、ごぼうを敷き詰め、豚肉となすを並べる。【煮汁】を合わせて注ぎ、火にかける。
  【煮汁】が沸騰したらグリンピースを散らし、卵を軽く溶いて流し入れる。半熟の状態で火を止め、好みで粉ざんしょうをふる。



42-10d  爽煮椀

豚こまをごく細く切るには、一度凍らせるのがポイント。仕上げにこしょうをふって爽やかな爽(さわ)煮椀(わん)に仕上げましょう。


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 柳原 尚之


(2人分)
・豚こま切れ肉 30g
・うど 4cm
・春にんじん 4cm(30g)
・生しいたけ 1枚
・絹さや 5枚

 【A】 
  ・だし カップ2+1/2
  ・うす口しょうゆ 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1/2
・塩 
・こしょう 
 
    

  豚肉は細切りにし、サッと熱湯にくぐらせて水けをきる。
ポイント: 冷凍庫に30分間ほど入れておくと、細く切りやすい。
  うど、にんじんはせん切り、しいたけは軸を除いて薄切りにする。絹さやは塩ゆでし、ヘタを除いてせん切りにする。
  【A】を鍋に合わせて温め、 を入れる。温まったら器に盛り、こしょうをふる。



42-10e  新じゃが肉じゃが

コロコロした新じゃがに、豚こまのおいしさをしみ込ませて、こっくりした味に仕上げます。


  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 柳原 尚之


(2人分)
・豚こま切れ肉 200g
・新じゃがいも (小)  8コ(250g)
・新たまねぎ 1/2コ
・さやいんげん 30g

 【煮汁】 
  ・だし カップ2
  ・砂糖 大さじ2+1/2
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・酒 大さじ2
・木の芽 適量
・塩 
 
    

  じゃがいもは水からゆでる。竹串がスッと刺さる柔らかさになったらざるに上げ、布巾などを使って皮をむく。
  豚肉は大きければ食べやすい長さに、たまねぎはくし形に切る。さやいんげんは塩ゆでして冷水にとり、水けをきって2〜3等分に切る。
  鍋に【煮汁】の材料を合わせ、じゃがいもを入れて煮る。【煮汁】が半分くらいになったら豚肉とたまねぎを加え、【煮汁】をからめるように煮る。
  豚肉に火が通ったら、さやいんげんを加えてサッと煮る。【煮汁】ごと器に盛り、木の芽をあしらう。



42-11  豚こま八宝菜

定番料理の八宝菜を豚こまでつくります。牛乳を加えてコクを出すのが、建太郎流。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (きくらげを戻す時間は除く。)

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・豚こま切れ肉 60g
・むきえび 4匹

 【下味】 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・卵白 大さじ1/2
  ・かたくり粉 大さじ1
・春キャベツ 1/8コ(140g)
・グリーンアスパラガス 1本(30g)
・春にんじん 20g
・きくらげ (乾)  8〜10g
・グリンピース 20g
*正味。 

 【A】 
  ・チキンスープ カップ1+1/2
  *顆粒チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。 
  ・酒 大さじ1
  ・牛乳 大さじ1
  ・砂糖 小さじ1/3
  ・塩 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
・水溶きかたくり粉 大さじ2強
*かたくり粉を同量の水で溶く。 
・サラダ油 大さじ1
・ごま油 少々
 
    

  きくらげは1〜2時間水につけて戻し、大きければ半分に切る。むきえびは【下味】を順にからめる。キャベツは一口大に切り、アスパラガスは一口大、にんじんは薄切りにする。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱して豚肉とえびを炒め、火が通ったらきくらげ以外の残りの を加える。
  【A】を加えて煮立てたら、きくらげ、グリンピースを加える。一度火を止め、水溶きかたくり粉を加えて混ぜる。再び火にかけ、とろみがついたらごま油少々を回し入れる。



42-11a  豚こまのオイスターソース炒め

歯ごたえのよい初夏野菜と豚こまを、オイスターソースが決め手の合わせ調味料で仕上げます。


  エネルギー : 340 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・豚こま切れ肉 120g

 【下味】 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・酒 小さじ1
  ・しょうゆ 少々
  ・水溶きかたくり粉 小さじ1
・ゆでたけのこ 40g
・グリーンアスパラガス 2本
・ねぎ 5cm
・しょうが 1かけ
・きくらげ (乾)  10〜12g
・卵 1コ

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・チキンスープ 大さじ1
  *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(中国風)を表示どおりに湯で溶く。 
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・オイスターソース 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1
  ・水溶きかたくり粉 小さじ1
  *かたくり粉を同量の水で溶く。 
  ・こしょう 少々
・サラダ油 
 
    

  きくらげは1〜2時間水につけて戻し、大きいものは半分に切る。豚肉に【下味】を順にからめる。【A】は合わせておく。
  たけのこは5cm長さの薄切りにする。アスパラガスは根元を落として根元に近い部分を皮むき器でむき、縦半分にしてから5cm長さに切る。ねぎは斜めに1cm幅に切り、しょうがは薄切りにする。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、卵を溶いて入れる。半熟程度になったら1つにまとめて皿に移し、5〜6等分にしておく。
   のフライパンにサラダ油大さじ1/2を加え、豚肉を炒める。色が変わったら、たけのことアスパラガスを加えて炒め、ねぎ、しょうが、きくらげを加える。
  卵を戻し入れてなじませたら、【A】を鍋肌から回し入れ、炒めながらからめる。



42-11b  豚こまうま辛サラダ

豚こまはゆでて脂を落とし、野菜と合わせてさっぱりと仕上げます。ピリッと辛いたれが後を引くおいしさ。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・豚こま切れ肉 100g
・レタス 1/8コ
・スナップえんどう 2本
・ヤングコーン 2本
・ゆで卵 1コ

 【うま辛だれ】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・酢 小さじ1/2
  ・オイスターソース 小さじ1/2
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1/2
  ・ラーユ 小さじ1/2
  *好みで。 
 
    

  豚肉は色が変わるまで熱湯でゆで、水けをきる。
  レタスは食べやすくちぎる。スナップえんどうは筋を取って縦半分、ヤングコーンも縦半分に切り、サッとゆでて冷水にとり、水けをきる。ゆで卵は4等分に切る。
  器に を盛り、【うま辛だれ】を合わせてかける。



42-11c  にらもやしの豚こま炒め

にらともやしのシャキシャキ感を保つのがおいしさのポイントです。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・豚こま切れ肉 100g
・にら 1/2ワ(40g)
・もやし 80g
・細ねぎ 10cm

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・オイスターソース 大さじ1/2
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・こしょう 少々
・サラダ油 大さじ1
 
    

  にらは10cm長さに切り、細ねぎは1cm幅に切る。【A】は合わせておく。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、豚肉を炒める。火が通ったらもやし、細ねぎ、【A】を加え、ふたをする。
  1分間たったら、にらを加えて混ぜ合わせる。



42-11d  豚こまと新たまのスープ

シンガポールの「バクテー」という料理をヒントにした一品です。丸ごとのにんにくに、新たまねぎと香辛料で、パワーがわいてきそうなスープです。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・豚こま切れ肉 100g
・新たまねぎ 1コ
・にんにく 1コ

 【A】 
  ・湯 1リットル
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ1
  ・塩 小さじ1/3

 【B】 
  ・黒こしょう (粗びき)  小さじ1/3
  ・五香粉 少々
・たまりじょうゆ 適量
*なければしょうゆに砂糖少々を加える。 
・赤とうがらし (生/小口切り)  1/2本分
・香菜(シャンツァイ) 適量
・サラダ油 大さじ1
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  たまねぎは縦半分に切る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、豚肉を炒める。【A】とたまねぎ、にんにくを皮ごと加え、沸騰したら弱火にする。アクを除きながら、30分間ほど煮る。
  【B】を加え、器に盛って黒こしょう少々をふる。たまりじょうゆ、赤とうがらし、香菜を添え、具につけたり、スープに加えたりして食べる。にんにくは、好みで皮をむいて食べてもよい。



42-12 豚こまとスナップえんどうの黒ごまソース炒め

砂糖をサラダ油で溶かしたカラメルで炒めて、コクをつけ、黒ごまソースで香ばしく仕上げた炒め物です。スナップえんどうのシャキシャキした食感と甘みがアクセントで美味しい。


  エネルギー : 390 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・豚こま切れ肉 150g

 【下味】 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・小麦粉 大さじ1/2
・スナップえんどう 150g
・新たまねぎ 1/2コ
・卵 1コ

 【カラメル】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・サラダ油 小さじ1

 【黒ごまソース】 
  ・ウスターソース 大さじ2
  ・酒 大さじ1+1/2
  ・すりごま (黒)  大さじ1
・塩 少々
・サラダ油 少々
 
    

  豚肉に下味を順にまぶす。スナップえんどうはヘタと筋を取り、塩少々を入れた熱湯でゆでる。たまねぎは繊維と垂直に1cm幅に切る。
  フライパンにサラダ油少々を中火で熱し、卵を割り入れて目玉焼きをつくり、取り出す。
  フライパンをきれいにして、【カラメル】の材料を入れ、中火にかける。砂糖が溶けたらフライパンを時々揺すり、茶色に色づくまで加熱する。
  カラメル状になったら豚肉を加え、ほぐしながら炒める。
  肉の色が変わったら、たまねぎを加えてしんなりするまで炒め、スナップえんどうを加える。
  【黒ごまソース】を混ぜ合わせて加え、汁けをとばしながら炒める。器に盛り、目玉焼きをのせる。

このレシピは、2014/05/07に放送したものです。



42-12a  豚こまと新じゃがのマスタード照り煮

豚こまを新じゃがと同じくらいの大きさに丸めて、食べごたえUP。和風ベースの味つけに、マスタードの酸味が爽やかな余韻をプラスします。


  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・豚こま切れ肉 200g
・新じゃがいも (小)  6〜8コ(200g)
・クレソン 1ワ

 【A】 
  ・水 カップ3/4
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・砂糖 大さじ1
  ・みりん 大さじ1/2
・粒マスタード 大さじ1/2
・かたくり粉 
・サラダ油 大さじ1/2
 
    

  じゃがいもはよく洗って水けを拭く。クレソンは根元を落とす。豚肉は8等分にして丸め、かたくり粉を薄くまぶして形を整える。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を弱火で熱し、じゃがいもを皮付きのまま入れ、転がしながら焼く。5〜6分間かけ、しっかりと全体に焼き色をつける。じゃがいもを脇に寄せ、あいたところに豚肉を並べ、両面を焼きつける。
  混ぜ合わせた【A】を加えてふたをし、弱火で15分間煮る。
  ふたを取り、汁けが少なくなってとろみがつくまで煮る。粒マスタードを加えて煮からめ、肉とじゃがいもを器に盛る。
  フライパンに残った煮汁を再び中火にかける。クレソンをサッと煮て、 に添え、煮汁を回しかける。



42-12b  豚こまとそら豆のパセリかき揚げ

そら豆のほっこり感とパセリの香りが満喫できる一品。スパイシーなカレー塩が好相性で、ビールのつまみにぴったりです。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・豚こま切れ肉 150g
・そら豆 2〜3本
・パセリの葉 1〜2本

 【A】 
  ・塩 少々
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
  ・かたくり粉 大さじ1/2
  ・小麦粉 大さじ5

 【B】 
  ・冷水 大さじ5
  ・溶き卵 1/2コ分

 【カレー塩】 
  ・カレー粉 小さじ1/4
  ・塩 小さじ1/4
・揚げ油 
 
    

  そら豆はさやから出して薄皮をむき、縦半分に割る。パセリの葉は粗みじん切りにする。
  ボウルに豚肉、そら豆、パセリの葉を入れ、【A】を順に加えて混ぜる。
  【B】を混ぜて に加える。ザックリと混ぜ、6等分にする。
  フライパンに揚げ油を3cm深さに入れて170℃に熱し、 をスプーンですくって入れ、4〜5分間、両面をカラッと揚げる。
  油をきって器に盛り、【カレー塩】を添える。



42-12c  豚トマポテトのオーブン焼き

こんがりと焼けたマヨネーズで、パンチのある味わいに仕上がります。豚こまを野菜にのせることで、うまみを含ませながら焼くのがポイント。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・豚こま切れ肉 150g

 【下味】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1/2
  ・みりん 大さじ1/2
・トマト (小)  1コ
・新たまねぎ 1/4コ
・新じゃがいも 2〜3コ(250g)
・バター 
・塩 少々
・こしょう 少々
・マヨネーズ 適量
 
    

  豚肉に【下味】をもみ込んで5分間ほどおく。
  トマトはヘタを取って横半分に切り、種をくりぬいて放射状に6等分に切る。たまねぎは繊維に沿って5mm幅に切る。じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま1コずつラップで包む。電子レンジ(600W)に4〜5分間かけ、柔らかくなったら、皮ごと1cm幅の半月形に切る。
  耐熱容器の内側にバターを薄く塗り、じゃがいもを敷き詰める。その上にたまねぎとトマトを散らし、塩・こしょう各少々をふる。
  肉を少し丸め、 の上に並べる。
  マヨネーズ適量をかけて、200℃に温めたオーブンで12〜15分間、こんがりと焼き色がつくまで焼く。



42-12d  豚こまとアスパラのワイン蒸し

あさりのワイン蒸しを豚こまとアスパラとたけのこでボリュームアップ。肉と貝のダブルのうまみが深みのある味わいに仕上げます。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・豚こま切れ肉 150g

 【下味】 
  ・塩 少々
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
・あさり (砂抜きしたもの)  150g
・グリーンアスパラガス 3本
・ゆでたけのこ 100g
・にんにく 1かけ
・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  1本分
・白ワイン 大さじ3

 【A】 
  ・水 大さじ3
  ・しょうゆ 小さじ2
  ・はちみつ 小さじ2
・オリーブ油 小さじ2
 
    

  豚肉に【下味】をふる。あさりは殻をこすり合わせてよく洗う。アスパラガスは堅い根元を切り落とし、下半分を皮むき器でむいて4cm長さに切る。たけのこは一口大の薄切りにし、サッと湯通しする。にんにくは縦半分に切って芯を取り、薄切りにする。
  フライパンにオリーブ油小さじ2とにんにくを入れて中火にかける。にんにくが少し色づいてきたら、赤とうがらしと豚肉を順に加えて炒める。肉の色が変わったら、あさりを加えて混ぜる。
  白ワインを加えて煮立て、アルコールをとばす。
  混ぜ合わせた【A】とたけのこを加えて混ぜる。
  アスパラガスをのせてふたをし、弱火で2〜3分間、蒸し煮にする。
ポイント: アスパラガスは、具にのせて煮汁に浸さずに、蒸すようにすると、色がきれいに仕上がり、ふっくらとする。
  あさりの口が開いてアスパラガスに火が通ったら、ふたを取ってオリーブ油小さじ2を加えて混ぜる。



42-12e  豚こまと初夏野菜のケチャップ炒め

ナポリタン風のケチャップベースの味つけです。汁けがなくなるまで、具によく味をからませるのがポイント!


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・豚こま切れ肉 150g
・新たまねぎ 1/2コ
・ミニトマト 8コ
・さやいんげん 50g

 【A】 
  ・トマトケチャップ 大さじ2+1/2
  ・酒 大さじ1
  ・水 大さじ1
  ・ウスターソース 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1

 【B】 
  ・ホットペッパーソース 適量
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
  ・粉チーズ 少々
・サラダ油 小さじ1
 
    

  たまねぎは8等分のくし形に切る。ミニトマトはヘタを取り、横半分に切る。さやいんげんは筋があれば取り、熱湯で堅めにゆでて、長さを半分に切る。
  フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、豚肉を炒める。色が変わったら、たまねぎを加え、しんなりするまで炒める。
  ミニトマト、混ぜ合わせた【A】を加え、汁けをとばしながら炒める。
  さやいんげんを加え、サッと炒める。器に盛り、【B】をふる。



42-13 チーズとにんにくの手打ちパスタ

手打ちならではのモチモチしたおいしさ!手打ちパスタは前日に生地をこねておけば、当日は手早くつくれます。


  エネルギー : 710 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (生地をねかせる時間は除く。前日にパスタ生地をつくる時間は、このうち約15分。)

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)

 【生パスタ】*でき上がり量は約320g 
  ・強力粉 200g
  ・卵 2コ(120g)
  ・オリーブ油 小さじ1〜2
  ・塩 小さじ1/2
・コンテチーズ 30g
*なければ、パルメザンチーズ、チェダーチーズ、 ミモレットチーズなどのナチュラルチーズを合計60g。 
・ゴーダチーズ 30g
*なければ、パルメザンチーズ、チェダーチーズ、 ミモレットチーズなどのナチュラルチーズを合計60g。 
・にんにく (たたいてつぶす)  1かけ分
・パスタのゆで汁 大さじ2
・塩 
・オリーブ油 
・黒こしょう (粗びき)  


 

前日やっておくと◎! 
 台の上に強力粉を山形に盛り、中央にくぼみをつくり、卵を割り入れる。 
 オリーブ油、塩を加え、少しずつ全体に混ぜ、なじんだら両手でもみ込むようにまとめる。 
 なめらかになるまでこね、ひと塊になってしっとりしたら丸めてラップで包み、冷蔵庫で一晩ねかせる。 
ポイント: 卵を使うので、丸1日以上ねかせるのは避けましょう。当日作業する場合は、15分間以上ねかせれば大丈夫です。 
    

  台に打ち粉(強力粉/分量外)をふり、 の生地を麺棒で50cm×30cmくらいに薄くのばす。
ポイント: 慣れない方は、生地を半分に分けて30cm×25cmくらいにのばしてもいいですよ。
  表面に打ち粉をふって30cmの辺を つに折りたたみ、包丁で端から2〜3mm幅に切る。
  切ったらすぐに打ち粉をふり、手でバラバラにほぐす。
  コンテチーズ、ゴーダチーズは粗くすりおろす。
  沸騰した湯に1%の塩(湯1リットルに対して10gが目安)を入れ、パスタをほぐしながら加える。全体をかき混ぜながら約2分間ゆでる。
  パスタのゆで上がりに合わせて、フライパンにオリーブ油大さじ2とにんにくを入れて中火で炒め、香りがたったらパスタのゆで汁を加え、よく混ぜて乳化させる。
ポイント: 油が熱すぎるとゆで汁と油が乳化せずに油がはねるので、加熱しすぎないように気をつけて。熱すぎる場合は、底にぬれ布巾を当てて、少し冷ましましょう。
  パスタはざるに上げて水けをよくきり、 に入れて手早く混ぜる。火を止め、チーズを加えて混ぜ合わせ、黒こしょう適量をふる。
  器に盛り、好みでさらにチーズ(分量外)をおろしかけ、黒こしょう適量をふる。



42-13a  まぐろのカルパッチョ

イタリアンに、和のテイストを加えた爽やかな味のカルパッチョ。濃厚なチーズのパスタと、あわせてもOK。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (前日の作業時間は、このうち約10分。)

 講師: 栗原 はるみ


(2〜4人分)
・まぐろ (刺身用/赤身)  1/2さく

 【葉野菜】*葉野菜は好みのものでよい。 香りのよい和風の野菜を数種類入れると、 まぐろの味が引き立つ。 
  ・せり 1/2ワ
  ・みつば 1/2ワ
  ・クレソン 1/2ワ
  ・ルッコラ 1/2ワ
  ・サラダほうれんそう 1/2ワ
  ・ベビーリーフ (和風)  1パック

 【たれ】 
  ・サラダ油 大さじ2
  ・しょうゆ 小さじ2
  ・しょうが汁 小さじ2
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・木の芽 適宜
・すだちなどのかんきつ類 適宜


 

前日やっておくと◎! 
 せり、みつばは4〜5cm長さに切る。クレソン、ルッコラ、サラダほうれんそうは4〜5cm長さに切り、葉先は小さめの一口大にちぎる。ベビーリーフと合わせて冷水または氷水に入れる。 
 パリッとしたらざるに上げ、サラダスピナーなどで水けをよくきる。 
 ポリ袋などに入れ、空気を入れて密封する。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておく。 
ポイント: 葉野菜はパリッとさせてから保存。当日作業する場合は、水けをよくきってからボウルに入れてラップをし、食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておけばOK。 
    

  【たれ】をつくる。小さなボウルにサラダ油を入れ、しょうゆを加えて泡立て器でよく混ぜる。しょうが汁を加えてさらに混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
  まぐろは薄くそぎ切りにする。
  冷やしておいた を器に盛り、 のまぐろをのせ、好みで粗くたたいた木の芽を散らす。 の【たれ】をかけ、好みですだちなどのかんきつ類を搾りかける。



42-13b  網焼きガーリックトースト

焼き網で焼くと、香ばしさがグンとアップします。ついつい手がのびるおいしさ。


  エネルギー : 750 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・バゲット 1本
・にんにく 1かけ
・オリーブ油 
 
    

  にんにくはすりおろす。
  バゲットは2〜3cm厚さの斜め切りにし、片面に のにんにくを薄くのばして塗る。焼き網を熱し、バゲットをこんがり焼き目がつくくらいに両面を焼く。
   を平らな器に並べ、熱いうちにオリーブ油をたっぷりとかける。



42-14 鶏のから揚げ

鶏肉のうまみを生かした、しょうゆベースのシンプルなから揚げです。2種類の粉を混ぜた衣で、絶妙な食感に。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 清水 信子


(2人分)
・鶏もも肉 300g

 【下味】 
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・しょうが汁 小さじ1/2

 【A】 
  ・かたくり粉 大さじ2〜3
  ・小麦粉 大さじ2〜3
・そら豆 適量
・揚げ油 
・塩 
 
    

  鶏肉は紙タオルで水けを拭き、包丁で余分な脂肪をそぎ取り、4〜5cm角に切る。
  ボウルに【下味】の材料を入れて鶏肉を加え、手でもみ込む。
ポイント: 汁けがほぼなくなるまでよくもみ、肉にしっかり味を入れる。
  そら豆は薄皮をむいて半分に割る。160℃に熱した揚げ油に入れ、サッと揚げて取り出し、塩少々をふる。
  鶏肉の汁けをきって紙タオルを敷いたバットに並べ、上からもう1枚の紙タオルで軽く押さえて汁けを拭き取る。
ポイント: 汁けがあると粉が均一につかず、ダマになりやすい。
  バットに【A】を合わせてふるい、広げる。鶏肉にまぶし、余分な粉をはたいて落とす。
  揚げ油を180℃に熱して鶏肉を入れ、少し色づいてきたら火を弱める。時々返しながら、鶏肉に火が通るまで4〜5分間揚げる。最後に火を強めてカリッとさせ、油をきる。
ポイント: 時間をおいて食べるときは、180℃で二度揚げするとおいしい。
  揚げたてを器に盛り、そら豆を盛り合わせる。

《かたくり粉と小麦のミックス衣で》
衣となる粉は、かたくり粉と小麦粉を1:1の割合で混ぜるのがポイント。かたくり粉はサクッと、小麦粉はしっとりするので、両方のよさを合わせることで口当たりよく仕上がります。



42-14a 鶏の照り焼き

台所から漂う砂糖としょうゆの甘辛いにおいが懐かしい。鶏むね肉を一口大に切り、焼きます。あっさりと食べやすい照り焼きを紹介します。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 清水 信子


(2人分)
・鶏むね肉 300g

 【下味】 
  ・酒 小さじ2
  ・みりん 小さじ2
  ・しょうが汁 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1/3
・ミニトマト 適量

 【たれ】 
  ・きび糖 (または砂糖)  小さじ2
  ・みりん 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酒 大さじ1
・サラダ菜 適量
・サラダ油 少々
 
    

  鶏肉は紙タオルで水けを拭き、大きめの一口大のそぎ切りにする。
  ボウルに【下味】の材料を入れて鶏肉を加え、軽くもみ込んで味をなじませる。
  ミニトマトはヘタを取り、先のほうに十文字に浅く切り目を入れる。サラダ油少々をなじませたフライパンでサッと炒め、取り出す。
   のフライパンにサラダ油少々を足して熱し、汁けをきった の鶏肉を入れる。強めの中火で焼き、焼き色がついたら裏返し、両面をこんがりと焼く。余分な脂や汚れは、紙タオルで拭き取る。
ポイント: 焼き色をしっかりつけておくと、【たれ】を入れたときにきれいな色がつく。
  【たれ】のきび糖をふりかけてひと混ぜし、残りの【たれ】の材料を一気に入れる。フライパンを揺すりながら3〜4分間煮詰め、肉にからめる。
ポイント: 先にきび糖をなじませることで、うまみが出てくる。
  器に盛り、ミニトマトとサラダ菜を添える。
下味とたれは別々に
【下味】に使った調味料を焼くときにからめると、きれいな照りがつきません。【たれ】を別に用意すれば、風味も照りもよくなります。



42-14b きんぴらごぼう

シャキッと歯ごたえよく、ピリッと辛い正統派のきんぴらごぼうです。煮汁がほぼなくなるまでしっかりといりつけます。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 0.90 g
  調理時間 : 20分

 講師: 清水 信子


(2人分)
・ごぼう 100g
・にんじん 20g
・赤とうがらし (ぬるま湯で戻す)  1/2〜1本
・だし カップ1/3
*または水。 
・砂糖 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・しょうゆ 小さじ2
・ごま油 大さじ1
*またはサラダ油。 
 
    

  ごぼうは皮をたわしでこすって洗い、4〜5cm長さに切ってから、縦2mm厚さに切る。少しずらして重ね、端から2mm幅に切り、切ったものから水にさらす。にんじんも同様に切る。赤とうがらしは種を除いて小口切りにする。
   のごぼうは2〜3回水を取り替えてアクを抜き、ざるに上げる。ざるの下にふきんなどをあてて何度かふり、水けをしっかりきると、油はねを防ぐことができる。
  なべを熱してごま油大さじ1をなじませ、 のごぼうを強火でサッと炒め、油で表面を固めてアクが出ないようにする。
  続けてにんじんを加えてサッと炒め、赤とうがらしとだしを加える。落としぶたをし、煮立ったら中火にして3〜4分間煮、砂糖と酒を加えて4〜5分間煮る。
  みりん、しょうゆを加えて1〜2分間煮、落としぶたを取って、混ぜながら煮汁がほとんどなくなるまで煮、器に盛る。



42-15 あじの南蛮漬け

小ぶりのあじを骨まで柔らかく揚げて、ピリ辛の南蛮酢に漬け込みます。頭から骨まで丸ごと食べられますよ。


  エネルギー : 1160 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (風干しをする時間、南蛮酢に漬けておく時間は除く。)

 講師: 野口 日出子


(つくりやすい分量)
・小あじ 24匹
*1匹15〜20gのもの。 

 【南蛮酢】 
  ・米酢 カップ3/4
  ・砂糖 120g
  ・だし 大さじ6
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・塩 小さじ1/2
  ・赤とうがらし (小口切り)  2本分
・たまねぎ (薄切り)  1コ分
・塩 
・かたくり粉 
・揚げ油 
 
    

  小あじは流水で洗い、エラぶたを少しめくる。エラと胸ビレのあたりを親指と人さし指でつまんで引っ張り、エラと内臓を取り除く。
   を塩水(水カップ2に塩大さじ1)につけて、残っている内臓や血の塊などを取り除く。さらに流水で洗い、紙タオルで表面と腹の中の水けを拭き取る。盆ざるに並べ、2〜3時間ほど風干しする。
  小鍋に【南蛮酢】の米酢から塩までを入れて混ぜ、中火にかける。砂糖が溶けたら火から下ろし、赤とうがらしを加えてボウルに移す。
ポイント: 砂糖が下にたまらないよう、火にかける前によく混ぜておく。
  小あじにはけなどで薄くかたくり粉をまぶす。
ポイント: かたくり粉をまぶすことで、油を吸いすぎず、食感よく揚がる。
  揚げ油を160〜170℃に熱して のあじを入れ、色づくまで3分間ほど揚げる。
ポイント: 高温だと焦げるので、低めの温度でゆっくり揚げ、骨まで柔らかくする。
  熱いうちに【南蛮酢】に入れ、たまねぎも加えて1時間〜半日間漬ける。青じそ(分量外)を敷いた器に盛る。
《風干しをして水分を抜く》
下ごしらえしたあじは、風干しをしてしっかり乾かしておくと、カラッと揚がり、骨までおいしく食べられます。干すときは、日が当たらない風通しのよい場所で。室内の場合は、扇風機に当てながら干すといいでしょう。



42-15a  いわしの梅煮

梅干しを加えていわしを煮るとくせがやわらぎ、食べやすさが増します。鍋底に敷いた昆布も一緒に刻んで。


  エネルギー : 1150 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 90分 (味をなじませる時間は除く。)

 講師: 野口 日出子


(つくりやすい分量)
・いわし (中)  10匹(500g)
・梅干し (種を取り除く)  3コ分
・昆布 (10cm四方)  1枚
*水で柔らかく戻しておく。戻したときに鍋底が隠れる程度の大きさがよい。だしをひいたあとのものを使ってもよい。 
・しょうが (細切り)  30g
・米酢 カップ1

 【A】 
  ・酒 カップ3/4
  ・しょうゆ カップ3/4
  ・みりん カップ1/3
・塩 
 
    

  いわしはウロコを爪でかくようにして取り、きれいに洗う。
  頭と尾を切り落とし、3〜4等分の筒切りにする。
  塩水(水カップ2に塩大さじ1)に20分間ほどつける。菜箸で押して内臓を取り除き、水で洗ってざるに上げる。
ポイント: 塩水につけておくと身が締まり、内臓が簡単にポロッと取れる。皮も破れにくくなる。
  昆布は縦に2〜3本切り目を入れ、鍋(直径約21cm)に敷く。しょうがの半量を散らしていわしを並べ、残りのしょうがを散らす。
ポイント: 昆布を敷くのは、いわしの皮が鍋にくっつくのを防ぐため。
  米酢と水カップ1を注ぎ、紙ぶたをして火にかける。煮立ったら弱めの中火にし、約30分間煮る。途中で脂が浮いたら除く。
ポイント: 煮詰まってきたら、同量ずつ合わせた米酢と水を適宜加える。
  【A】を注ぎ、梅干しをちぎって加える。再度紙ぶたをし、汁けがなくなるまで30分間ほど煮る。火を止めて冷まし、味をなじませる。
ポイント: でき上がったいわしに、いったけしの実をまぶすと、食感にアクセントがつき、上品な一品に。
【煮るときは、水と酢を半々で】
酢を加えることで、早く骨まで柔らかくなるだけでなく、いわしのくせも消えて一石二鳥。



42-15b  かつおのたたき

いつの時代も、新鮮な初がつおは初夏のごちそう。直火で表面を香ばしくあぶり、たっぷりの大根おろしと薬味、ポン酢しょうゆでさっぱりいただきます。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 野口 日出子


(2人分)
・かつお (皮付き)  1節
・みょうが (縦半分に切って薄切り)  1コ分
・大根おろし 1/2本分
*軽く汁けをきっておく。 
・にんにく (みじん切り)  2かけ分
・細ねぎ (小口切り)  適量

 【ポン酢しょうゆ】 
  ・かんきつ類の搾り汁 カップ1/4
  *夏みかん、文旦など。 
  ・しょうゆ カップ1/4
・塩 適量
 
    

  かつおは皮を下にしてまな板に置き、皮に近い位置に、金串5本を扇形に打つ。
  皮側から強火の直火であぶり、焼き目をつける。身側はサッと焼いて氷水につけ、金串を回しながら抜く。粗熱が取れたら、紙タオルで水けを拭き取る。
ポイント: 余熱で中まで火が入らないよう、焼いたらすぐに氷水につける。
  かつおを、皮を上にしてまな板に置き、1cm幅の平づくりにする。みょうがはサッと水にさらして水けをきる。
ポイント: 包丁を刃元から身に垂直に入れ、手前に引きながらまっすぐに切る。
  切り身を少しずつずらして塩適量をふり、手で軽くたたいてなじませる。大根おろし、にんにく、細ねぎをのせ、さらにたたいてなじませる。器に盛ってみょうがを添え、【ポン酢しょうゆ】をかける。
ポイント: 塩をふることで、かつおのくせが取れて食べやすくなる。
【中まで火を入れない!】
皮側はしっかり焼いて食べやすくしますが、身側は表面の色が白く変わる程度に焼けば十分。火を入れすぎると身が堅くなり、おいしさが半減してしまいます。



42-16  五目焼きそば

お手軽お昼ごはんの代表、焼きそば。具だくさんの焼きそばには、母親の子どもの成長を思う気持ちが詰まっています。美味しくなるコツは、具を加えるごとに、味つけすることです!


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 程 一彦


(2人分)
・中華麺 (蒸し)  2玉
・豚切り落とし肉 50g
・もやし 1袋(200g)
*ひげ根がないもやしがおすすめ。 
・生しいたけ 2〜3枚
・ピーマン 2コ
・パプリカ (赤)  1/2コ
・にんにく (みじん切り)  1かけ分

 【A】 
  ・チキンスープ カップ1/2
  *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酒 小さじ1
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々
  ・ごま油 少々
・ごま油 数滴
・サラダ油 大さじ1
 
    

  中華麺はたっぷりの水で洗い、ざるに上げる。水けをきり、ごま油数滴をふる。
ポイント: 麺は洗ってしっかりほぐす。ごま油をふると、麺がくっつかず、香りもよい。
  豚肉は1cm幅に切る。生しいたけは軸を除き、3〜4mm幅の細切りにする。ピーマンとパプリカは、ヘタと種を除き、3〜4mm幅の細切りにする。【A】は合わせておく。
  フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、にんにくを30秒間ほど炒める。豚肉を加え、ほぐしながら、色が変わるまで炒める。
  もやしを加えてサッと炒め合わせる。【A】を大さじ1加えて混ぜ、ふたをして蒸す。
ポイント: 具を加えるたびに、【A】を大さじ1足す。具それぞれにしっかり味がつく。
  もやしがしんなりしたら、しいたけを加え、同様に【A】を加えて混ぜ、ふたをして蒸す。
  しいたけがしんなりしたら、同様にピーマンとパプリカ、【A】を加えてふたをし、しんなりするまで蒸す。
  麺を加えて軽くほぐし、残りの【A】をすべて加える。
ポイント: 麺にもしっかり味をつけ、具と一体感をもたせる。
  ふたをして10秒間ほど蒸し、ふたを取って汁けがなくなるまで30秒間ほど炒め合わせ、器に盛る。
ポイント: 炒めすぎると麺が短く切れ、野菜はパサパサになるので注意。

《野菜は繊維に沿って切る》
五目焼きそばに使う野菜は、麺とよくなじむように細切りにします。細切りにするときは繊維に沿って切りましょう。繊維に垂直に切ると、炒めたあとに縮みが大きく見た目と食感が悪くなります。



42-16a  かにたま

さまざまな食感を楽しめるかにたまは、昔も今も変わらないごちそうです。


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 程 一彦


(2人分)
・卵 3コ
・かに 40g
*ほぐし身や缶詰でもよい。 
・にんじん 30g
・ゆでたけのこ 30g
・絹さや 30g
*筋を取る。 
・エリンギ 30g

 【A】 
  ・塩 一つまみ
  ・砂糖 一つまみ
  ・こしょう 少々
  ・ごま油 少々

 【あん】 
  ・チキンスープ カップ1
  *顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。 
  ・塩 小さじ1/2
  ・砂糖 少々
  ・ごま油 少々

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 大さじ1
  ・水 大さじ1
・サラダ油 大さじ2〜3
 
    

  かにはほぐし、軟骨を除く。にんじん、ゆでたけのこ、絹さや、エリンギは、それぞれ1〜2mm幅のせん切りにする
  ボウルに卵を割り入れ、サッと溶きほぐす。【A】を加え、混ぜる。
ポイント: 砂糖を加えると、卵が柔らかく仕上がる。
   をそれぞれ3/4量加え、混ぜ合わせる。
ポイント: 残りの1/4量は【あん】に加えるので、とりおく。
  フライパンにサラダ油大さじ2〜3を強火で熱し、 を流し入れる。
ポイント: サラダ油は少し多めに。卵がフワッと仕上がる。
  周囲が固まってきたら中火にし、大きく混ぜ合わせて、へらなどで丸く形づくる。
ポイント: 中火にし、卵に火が入りすぎて堅くなるのを防ぐ。
  底が固まったら、裏返す。同じ大きさの皿を2枚用意する。1枚にすべらせるように移し、もう1枚をふたにしてひっくり返し、フライパンに戻す。
  1分間ほど焼き、両面がこんがり焼けたら器に移す。
  【あん】をつくる。鍋に【あん】の材料をすべて入れて中火にかけ、 でとりおいた材料を加える。煮立ったら、【水溶きかたくり粉】を加え、再び煮立ったら、7にかける。

【卵を溶くときは混ぜ過ぎないように】
卵を混ぜ過ぎると弾力がなくなってしまい、仕上がりが堅くなります。菜箸3本を用意し、ボウルの底に箸先をつけたまま20回ほどかき混ぜるようにすると、ふんわり仕上がります。



42-16b  バンバンジー

鶏肉は蒸す前と、あとの2回棒で軽くたたいて柔らかく仕上げます。ドレッシングはサラダにも利用できます。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 程 一彦


(2人分)
・鶏もも肉 (皮なし)  1/2枚(150g)

 【A】 
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1

 【蒸し汁】 
  ・ねぎ (包丁の腹でたたく)  1/3本分
  ・チキンスープ カップ1
  *顆粒チキンスープの素(もと)(中国風)を 表示どおりに湯で溶く。 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・にんにく (すりおろす)  大さじ1
  ・しょうが (すりおろす)  大さじ1
  ・酒 小さじ1
  ・塩 小さじ1/5
  ・ごま油 少々
  ・こしょう 少々

 【ドレッシング】 
  ・蒸し汁 カップ1/4
  *手順5でとりおいたもの。 
  ・ねぎ (みじん切り)  5cm分
  ・にんにく (すりおろし)  小さじ1
  ・しょうが (すりおろし)  小さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1〜2
  ・練りごま (白)  20g
  ・砂糖 大さじ1+2/3
  ・酢 小さじ1
  ・ラーユ 小さじ1/3

 【付け合わせ】 
  ・トマト 1コ
  ・きゅうり 1本
  ・ねぎ (みじん切り)  少々
・酢 小さじ1
 
    

  鶏もも肉はラップで覆って、まな板の上に置き、麺棒などで軽く30秒間ほどたたく。
ポイント: たたくことで肉の繊維がほぐれて、柔らかくなる。
  ボウルに【A】を入れ、 を加えてもみ込む。
  大きめの耐熱容器に、【蒸し汁】の材料を入れて混ぜ合わせ、 を汁ごと加える。
ポイント: 蒸すと汁の量が増えるので、大きめの器を選ぶ。
  蒸気の上がった蒸し器に、 を入れる。強火で20〜25分間、竹串を刺して透明な肉汁が出てくるまで蒸す。
ポイント: ゆでるよりも蒸したほうが、肉のうまみが逃げない。
  蒸し上がったら粗熱を取り、汁ごと約20分間冷蔵庫に入れて冷やす。写真は蒸し上がった直後。
ポイント: 蒸し汁が鶏肉にしみ込み、しっとりと仕上がる。
  冷ます間に【ドレッシング】と【付け合わせ】をつくる。耐熱容器に【ドレッシング】の材料を入れて混ぜ、電子レンジ(600W)に2〜3分間かける。トマトは薄切りにする。きゅうりは細切りにして、酢小さじ1をふる。
   をまな板に置き、ラップをかけて再び麺棒で軽く数回たたく。手で細く裂いて器の中心に盛り、ねぎをのせる。
ポイント: 再度たたいて、より柔らかく。手で裂くと、ドレッシングとよくなじむ。
  鶏肉の周りにトマトときゅうりを盛り、ドレッシングを添える。
【蒸し器がない場合は、電子レンジでも】
電子レンジ(600W)を使う場合は、ふんわりとラップをし、2〜5分間ごとに様子を見ながら20分間ほどかけます。この場合も、同様に冷蔵庫に入れて冷やします。



42-17 老舗の親子丼

二階建て卵の親子丼は、女心がときめきます!最初に回し入れた卵が割り下の味となじみながら火が通って、ふんわり、しっかり、肉を支える土台になります。さらに仕上げの卵を回しかければ、繊細な口溶けを生み出します。


  エネルギー : 760 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 山田 耕之亮


(2人分)
・鶏もも肉 120g
・鶏むね肉 80g
・卵 (L)  4コ

 【割り下】*つくりやすい分量(約2カップ使用) 
  ・水 カップ1
  ・昆布 
  *10×3cm 
  ・みりん カップ1
  ・しょうゆ カップ1/2
  *なるべく鮮度のよいものを使う。 
・鶏ガラスープ 適量
*鶏ガラにねぎ、しょうがなどの香味野菜を加え、アクを取りながら弱火で長時間煮出したスープ。家庭では市販品でもよい。 
・ご飯 (堅めに炊く)  400g


 

割り下 
 昆布は分量の水に浸して30分間ほどおく。昆布を浸した水、みりん、しょうゆの割合は2:2:1と覚えるとよい。 
 すべての材料を鍋に入れて中火にかけ、静かにひと煮立ちしたら火から下ろす。グラグラ沸かさないこと。 
 熱いままだと水分が蒸発して味が濃くなるので、ボウルに移し、昆布を取り出し、氷水に当てて手早く冷ます。 
    


鶏肉の下ごしらえをする
  鶏肉は皮を取り、筋や脂肪を除いて小さめの一口大に切る。
ポイント: 筋肉質の鶏肉は筋が多いので、これを丁寧に取ることも臭みなく肉を味わうポイント。もも、むね、2種類の肉を使うのは、食べ飽きさせない心配り。
  小鍋にもも肉を入れて割り下を少々加え、手でもみ込む。
  割り下をカップ1〜1+1/2ほど加えて弱めの中火にかける。煮立ったらアクを取り、2〜3分間煮て、肉に七分(ぶ)〜八分どおり火を通す。
ポイント: 肉がふっくらして丸みが出るくらいが目安。あとでまた加熱するので、火を通しすぎないこと。
  ざるに上げ、煮汁の割り下はボウルにとっておく。
  別の鍋に鶏ガラスープとむね肉を入れて弱めの中火にかける。3と同様に七分(ぶ)〜八分どおり煮て引き上げる。
ポイント: むね肉はスープで下煮し、もも肉と対照的に白く、あっさりと。

割り下と鶏肉を合わせる
  親子丼用の鍋に水を高さの半分ほど入れて中火で沸かし、湯を捨てる。卵はボウルに2コ割り入れてほぐし、注ぎやすい器に入れておく。
ポイント: できるだけ短時間で仕上げるため、鍋に湯を沸かして予熱します。から炊きはしないこと。
   の鍋に、 でとっておいた煮汁の割り下40mlと、新しい割り下40mlを入れ、弱めの中火で温める。
ポイント: 鶏肉のだしが出た煮汁も合わせることで、程よいコクを加えます。
  鍋の縁のほうが煮立ってきたら、 の肉を半量ずつ、均一に散らす。

卵の3/4量でとじる
  再び煮立ったら、溶いた卵の3/4量ほどを中心から外側へ円を描くように回し入れる。ここであらかじめ丼にご飯200gをよそい、平らにならしておく。
ポイント: どこを食べてもご飯と具のバランスが均一になるのが理想。専門店では、面が広く、底が平らな丼を使います。
  卵が生の部分を玉じゃくしで少しすくい、煮立っている部分にかけながら手早く火を通す。
ポイント: 火の当たり具合によって卵の煮え加減が違いますが、鍋は動かさず定位置で。状態をよく観察し、煮えていない卵をすくって、煮えやすい部分に移します。

余熱で仕上げる
  縁のほうがうっすら固まり、表面全体が半熟状になったら、残りの卵を回しかける。
  すぐに火から下ろし、縁のほうからすべらせるようにして、 のご飯にのせる。
ポイント: あとから加えた卵に火が通らないうちに、ここは素早く!
  丼のふたをかぶせ、表面の卵を余熱でふんわりとさせる。もう1人分も からと同様につくる。
ポイント: 食卓に運ばれ、ふたを取るタイミングで絶妙の半熟状に。

このレシピは、2014/05/15に放送したものです。
《これでプロの味:1》
割り下について
親子丼用に、みりん、しょうゆ、うすめの昆布だしを合わせた下地。店で使用する割り下の配合は数字で表すことはできないが、その味に限りなく近く、誰にでもつくりやすいレシピ。2人分の親子丼には多めだが、すき焼きや煮物などにも幅広く利用できる。風味が落ちないように保存容器に移して冷蔵庫に入れ、翌日くらいに使いきって。
《これでプロの味:2》
鶏肉について
親子丼の主材料は、ご飯と鶏肉、卵だけ。だからこそ、鶏肉は、信頼のおける小売店やデパートなどで、できるだけ良質なものを選ぶことが大切。のびのびと放し飼いされ、長期間かけて育てられた鶏の肉は、一般的な若鶏と比べると、その大きさや色、質感からも、いかに筋肉質で体格がよく、水分や脂肪が少なくてうまみが濃いかが分かる。



42-17a  家でもおいしい親子丼

親子丼専用の鍋がなければ、小さいフライパンでも作れます。底に敷いたたまねぎは、程よい甘みを出すだけでなく、煮上がった卵をスムーズにフライパンからすべらせてくれます。


  エネルギー : 690 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 山田 耕之亮


(2人分)
・鶏もも肉 160g
*全体備考参照。 
・たまねぎ (小)  1/2コ
・卵 (L)  4コ
割り下 160ml
・ご飯 (堅めに炊く)  400g
 
    

  鶏肉は皮を取り、脂肪を丁寧に除いて小さめの一口大に切る。
ポイント: 手に入りやすい肉ほど筋は少ないが脂肪が多いので、丁寧に取り除く。
  たまねぎは繊維と垂直に薄切りにする。
ポイント: 繊維を断つように切ると口当たりもよく、甘みが出る。
  鍋に割り下と鶏肉を入れて弱めの中火にかける。静かに煮立つ程度の火加減で、2〜3分間煮て七分〜八分どおり火を通し、火から下ろす。
ポイント: 加熱してもパサつきにくいもも肉のみを使用。1種類だけなら下ごしらえも簡単です。
  卵はボウルに2コを割り入れてほぐす。丼にご飯200gをよそい、平らにならしておく。
ポイント: 丼は面が広く、高低差が少ないものを。浅鉢などでもよい。
  直径15〜18cmのフライパンにたまねぎの半量を広げて入れ、 割り下と鶏肉を半量ずつ加えて弱めの中火にかける。
ポイント: たまねぎを敷いておくことで卵に伝わる熱がやわらぐ。卵が底にくっつきにくくなるというメリットも。
  煮立ってきたら、溶いた卵の3/4量を中央から外側へ円を描くように回し入れる。生の部分を少しすくい取り、煮立っている部分にかけながら火を通す(「老舗の親子丼」 参照)。
  半熟状になったらすぐ火から下ろし、 のご飯の上にのせて、残りの卵を全体に回しかける。「老舗の親子丼」 のように、仕上げの卵をかけてから火から下ろすタイミングは熟練の判断。ご飯にのせてから仕上げたほうが失敗が少ない。
  ラップで覆ってしばらく蒸らし、表面の卵を余熱でふんわりとさせる。もう1人分も からと同様につくる。
ポイント: ふた付きの丼がなくても、ラップをふた代わりにすればよい。

【鶏肉について】
親子丼の主材料は、ご飯と鶏肉、卵だけ。だからこそ、鶏肉は、信頼のおける小売店やデパートなどで、できるだけ良質なものを選ぶことが大切だ。のびのびと放し飼いされ、長期間かけて育てられた鶏の肉は、一般的な若鶏と比べると、その大きさや色、質感からも、いかに筋肉質で体格がよく、水分や脂肪が少なくてうまみが濃いかが分かる。



42-18  キャベツ焼き

豚肉の香ばしくカリッと焼いた香りとうまみを、キャベツと合わせていただきます。つなぎには卵を使い、コクを加えつつ、キャベツの食感も生かします。


  エネルギー : 300 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・キャベツ 1/4コ(300g)
・卵 2コ
・豚バラ肉 (薄切り)  100g
・一味とうがらし 適量
・ポン酢しょうゆ 適量
・塩 
 
    

  キャベツは中心の軸を除き、繊維に垂直に1cm幅に切る。
  ボウルに卵と塩二つまみを入れ、溶きほぐす。キャベツを加え、混ぜ合わせる。
  フライパンに豚肉を並べて中火にかけ、塩少々をふる。豚肉の色が変わったら をのせて弱火にし、ふたをする。
  3分間ほどこんがりと焼いたら裏返し、さらにふたをせずに2分間ほど焼いて器に盛る。一味とうがらしをふり、ポン酢しょうゆを添える。

《キャベツは上手にうまみを加えて》
キャベツはほかの野菜に比べてくせがなく、いろいろなお料理に大活躍。安価で毎日のように使えるからこそ、油やちょっとうまみがある食材と合わせるのが、おいしくいただくコツ。




42-18a  キャベツのみそ汁

みそ汁の具としてもキャベツは大活躍。油揚げとも好相性です。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・キャベツ 2〜3枚(80g)
・油揚げ 20g
・だし カップ2
・みそ 30g
 
    

  キャベツは一口大にちぎる。油揚げは2cm幅程度に切る。
  鍋にだしとキャベツを入れ、中火にかける。煮立ったら油揚げを入れて火を弱め、1分間煮て、みそを溶き入れる。



42-18b  キャベツときゅうりの酢みそあえ

あえる前に、水けをしっかりきるのがコツ。シャキシャキとした歯ざわりが美味しい。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・キャベツ 200g
・きゅうり 1/2本

 【酢みそ】 
  ・白みそ 大さじ3
  ・米酢 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1
  ・練りがらし 小さじ1/6
・黒ごま 適量
・塩 一つまみ
 
    

  キャベツは中心の軸を除いて、一口大にちぎる。きゅうりは縦半分に切って斜め薄切りにし、塩一つまみをふってもみ、3分間おいて水けをきる。
  鍋に熱湯を用意し、キャベツをサッとゆでてざるに上げる。粗熱が取れたら水けを絞る。
  ボウルに【酢みそ】の材料を混ぜ合わせ、キャベツときゅうりを加えてあえる。器に盛り、黒ごまをふる。



42-18c  ウスターキャベツ

ウスターソースをかけたキャベツが色鮮やかです。ご飯にもパンにも合います。


  エネルギー : 45 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・キャベツ 200g
・昆布茶 (粉)  小さじ1/6
・ウスターソース 適量
・サラダ油 小さじ1
*ごま油(白)があれば、おすすめ。 くせのないごまの香りがキャベツを引き立てる。 
 
    

  キャベツは5cm四方のザク切りにする。
  フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、キャベツを入れる。水大さじ1をふり、しんなりするまで炒める。
  昆布茶を加えて混ぜ合わせ、器に盛り、ウスターソースをかける。



42-18d  キャベツの鍋蒸し

お鍋いっぱいの野菜も、蒸すとペロリといただけます。野菜そのものの甘みも楽しめるように、添えみそはところどころに。みそのピリッとする辛みは、野菜の青臭さをやわらげてくれます。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・キャベツ 300g
・たまねぎ 1/4コ
・豆苗(トーミョー) 1パック

 【添えみそ】 
  ・みそ 大さじ1
  ・すりごま (白)  大さじ1
  ・ごま油 小さじ1
  ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1/8
 
    

  キャベツは5cm四方のザク切りにする。たまねぎは1cm幅に切る。豆苗は根元を除く。【添えみそ】の材料は合わせておく。
  浅めの鍋にたまねぎ、キャベツ、豆苗の順に重ねて入れ、水カップ1/4を注ぐ。中火にかけてふたをし、煮立ったら弱火にして5分間ほど蒸し煮にする。
  ところどころ、【添えみそ】をのせてふたをし、1分間ほど蒸す。