37-1 いり玄米おこし

いり玄米といり大豆やごまなど体によい素材を合わせ、自家製の黒みつで固めたおこし。香ばしくて甘さすっきりですよ。


  エネルギー : 650 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.00 g
  調理時間 : 20分

 講師: 金塚 晴子


(15cm四方、5mm厚さ1枚分)
・いり玄米 (玄米茶用/市販)  カップ1/2(35g)
・いり大豆 (市販)  30g
・白ごま 大さじ2(約15g)

 【黒みつ】 
  ・黒砂糖 (粉末)  60g
  ・水 80g
  ・水あめ 10g
・麦こがし 大さじ2〜3


 
 バットにオーブン用の紙を敷き、麦こがしの半量をふっておく。
 
 【黒みつ】をつくる鍋の重さを量る。 
    


具を合わせる
  いり玄米、いり大豆、白ごまをボウルに合わせる。

黒みつをつくる
  黒砂糖と分量の水を片手鍋に入れて弱めの中火にかけ、木べらで混ぜて黒砂糖を溶かす。
  黒砂糖が溶けてから5〜6分間、焦がさないように鍋を回しながら、半量(70g)に煮詰める。
  大きな泡がブクブクと出てきたら、おおかた半量になったサイン。はかりに、ぬらして堅く絞った布巾をのせて鍋を置き、重さを量る。半量より重ければ、再び煮詰める。
ポイント: 黒みつの煮詰め具合がおいしく仕上げるコツなので、できるだけ正確に半量に煮詰める。ぬれ布巾をのせるのは、鍋の底が熱くなっているため。
  半量になったら火を止め、水あめを加え、木べらで混ぜる。弱めの中火にかけ、木べらでは混ぜずに、鍋を火から少し浮かして揺らしながら、1分30秒〜2分間煮詰める。
  ぬらして堅く絞った布巾の上に鍋をのせる。中央に木べらで線を引くと、ゆっくりと閉じる程度になればよい。

おこしを仕上げる
   に加え、木べらで大きくゆっくりと、まんべんなく混ぜる。
  麦こがしの半量をふったバットに をあけ、残りの麦こがしをふるいながら、うっすらとまんべんなくかける。オーブン用の紙をかぶせ、手のひらで押さえながら平らにし、15cm四方、5mm厚さを目安に形を整える。そのまま冷まし、固まったら、手で割るか包丁で切り、食べやすい大きさにする。




37-1a  げんこつパンおこし

乾燥させた食パンに黒みつを吸わせ、コクのある味わいに。堅くなった食パンのリサイクルにおすすめです。


  エネルギー : 50 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 金塚 晴子


(約12コ分)

 【A】 
  ・乾燥パン カップ3/4(20g)
  *下準備参照。 
  ・くるみ (むき身)  30g
  ・黒ごま 10g

 【黒みつ】 
  ・黒砂糖 (粉末)  60g
  ・水 80g
  ・水あめ 10g
・麦こがし 適量


 

乾燥パンを準備する(つくりやすい分量) 
 食パン(10枚切り)4〜5枚は、みみ付きのまま約7mm角に切る。 
 オーブン用の紙を敷いた天板に食パンを広げ、120℃に温めたオーブンで1時間乾燥焼きにする。
 
ポイント: おこしに使った残りは、クルトンの代わりにスープやサラダに使うとよい。また、乾燥パンをつくる余裕がないときは、市販のクルトンで代用してもよい。 

つくる前にしておくこと 
 くるみは約7mm角に刻み、からいりしておく。 
 オーブン用の紙を約30cm四方に切り、バットに敷いておく。 
 【黒みつ】をつくる鍋の重さを量っておく。 
    

  ボウルに【A】を合わせる。
  いり玄米おこし を参照して【黒みつ】をつくる。
   に加え、木べらで大きくゆっくりと、まんべんなく混ぜる。
  準備しておいたオーブン用の紙の真ん中に をあけ、左右から紙をかぶせるようにして両手でやさしく押さえ、ひとまとめにする。紙を広げ、全体が冷めるまでおく。
  両手に麦こがしをつけ、 の端から約1/12量をへらで取り、直径3〜4cmに丸める。残りも同様にする。



37-1b  和風グラノーラ

黒みつを結晶化させてグラノーラ風に。水あめは加えず、パラッと仕上げるのがポイントです。


  エネルギー : 580 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 金塚 晴子


(つくりやすい分量)

 【A】 
  ・いり玄米 10g
  ・いり黒大豆 15g
  ・コーンフレーク 35g
  ・オートミール 大さじ2(10g)

 【黒みつ】 
  ・黒砂糖(粉末) 60g
  ・水 80g

 【B】 
  ・クコの実 25粒(5g)
  ・松の実 7g
  ・かぼちゃの種 7g


 

つくる前にしておくこと 
 オーブン用の紙を約30cm四方に切り、バットに敷いておく。
 
 【黒みつ】をつくる鍋の重さを量っておく。  
    


つくる前にしておくこと
  【A】をボウルに合わせる。
  【黒みつ】をつくる。黒砂糖と分量の水を片手鍋に入れて弱めの中火にかけ、木べらで混ぜて黒砂糖を溶かす。焦がさないように鍋を回しながら5〜7分間、約65gになるまで計量しながら煮詰め、火から下ろす。
   に加え、まんべんなく混ぜる。再び弱火にかけ、【黒みつ】が結晶化してパラパラになるまで、さらに混ぜ続ける。
  準備しておいたオーブン用の紙に をあけ、冷ます。【B】を加えて混ぜる。
ポイント: 【B】は好みのドライフルーツやナッツでもよい。



37-1c  まんまるシリアルおこし

コーンフレークとオートミールを加えて洋風のおこしに仕上げます。


  エネルギー : 35 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 金塚 晴子


(15コ分)

 【A】 
  ・いり玄米 10g
  ・いり黒大豆 15g
  ・コーンフレーク 35g
  ・オートミール 大さじ2(10g)

 【黒みつ】 
  ・黒砂糖 (粉末)  60g
  ・水 80g
  ・水あめ 10g


 

つくる前にしておくこと 
 オーブン用の紙を約30cm四方に切り、バットに敷いておく。
 
 【黒みつ】をつくる鍋の重さを量っておく。 
    

  【A】をボウルに合わせる。
  いり玄米おこし を参照して【黒みつ】をつくる。
   に加え、木べらで大きくゆっくりと、まんべんなく混ぜる。
  準備しておいたオーブン用の紙の真ん中に をあけ、左右から紙をかぶせるようにして両手でやさしく押さえ、ひとまとめにする。紙を広げ、ベタつかなくなるまでおく。
  端から約1/15量をへらで取って手のひらにのせ、直径3cmほどに丸める。残りも同様にする。
ポイント: ベタつくようなら、手のひらに麦こがしか、きな粉適宜(分量外)をつけると丸めやすくなる。



37-2 東坡肉(トンポーロー)

豚肉の栄養とうまみ、コラーゲンが凝縮した東坡肉は、中国料理の「薬食同源」の精神を体現する東坡肉(トンポーロー)。手間と時間をかけなければ味わえない、究極の一品をどうぞ。


  エネルギー : 4340 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 160分

 講師: 陳 龍誠


(つくりやすい分量)
・豚バラ肉 (塊)  1kg
・中国しょうゆ 大さじ1
*カラメルを加えたコクのあるしょうゆ。なければたまりじょうゆでもよい。 
・にんにく 6かけ
・しょうが 1コ
・ねぎ 1本

 【A】 
  ・南乳(ナンルー) 30g
  *【プロの技法1】を参照。なければこうじみそ、豆腐よう、腐乳(フールー)などでもよい。 こうじみその場合は50gにする。 
  ・酒 大さじ2

 【B】 
  ・花椒(ホワジャオ) 適量
  ・八角 2コ
  ・桂皮 1〜3枚
  *シナモンの中国での呼び方。 
・赤米 30g
*《プロの技法1》を参照。 

 【C】 
  ・オイスターソース カップ1/2
  ・しょうゆ カップ1
  ・砂糖 90g
・ほうれんそう 1ワ
・香菜(シャンツァイ) 適量
・揚げ油 
・サラダ油 
・塩 
・こしょう 
・かたくり粉 
・ごま油 
 
    


肉を処理する
  豚バラ肉は塊のままバットなどにのせ、蒸気の上がった蒸し器に入れて1時間蒸す。
ポイント: 家庭では通常の蒸し器やせいろを使ってください。蒸し器に入らない場合は、2つに切ってもいいですよ。
   を取り出し、表面に中国しょうゆを塗る。手のひらでなじませ、全体にまんべんなく行き渡らせる。
ポイント: しょうゆを塗るのは、色づけするためと、次の工程で揚げたときに、しょうゆと豚肉のたんぱく質が合わさって膜をつくることによって、煮くずれしにくくするためです。
  中華鍋に揚げ油を200℃に熱し、 を揚げる。上から油をかけながら揚げ、途中で上下を返して全体がこんがり色づくようにする。
ポイント: 高温で揚げるため、油がかなりはねます。やけどには十分に注意してください。
   をバットに上げる。流水でよく洗い、表面についた焦げや汚れをたわしでこすって落とす。
ポイント: 表面を柔らかくなめらかにすることで、調味料が浸透しやすくなります。
  3〜4cm厚さに切ってから5cm幅に切る。

炒めて煮込む
  にんにくは紙タオルではさみ、包丁でたたいて軽くつぶす。しょうがは皮をむき、7〜8mm厚さに切ってからザク切りにする。ねぎは縦半分に切ってから2cm長さに切る。
  中華鍋にサラダ油適量を強火で熱し、にんにく、しょうが、ねぎを順に入れて炒める。香りが出たら、【A】を加え、南乳をくずしながら炒める。
   の豚肉を加えてサッと炒める。
  水カップ6、【B】の香辛料、赤米、【C】の調味料を加え、沸騰したら弱火にする。
  フツフツした状態を保ち、約20分間煮込む。
ポイント: 煮込むうちに、煮汁に赤米の色が出て真っ赤になってきます。

蒸して仕上げる
  熱いうちに を煮汁ごとバットに移す。
ポイント: 肉が煮汁にヒタヒタにつかった状態にしてください。
  蒸気の上がった蒸し器に入れて50分間蒸す。
  ほうれんそうは根元を除き、長さを4等分にしてゆで(【プロの技法2】を参照)、器に盛る。 の肉を取り出し、ほうれんそうの上に盛り付ける。バットに残った煮汁は、ボウルで受けたざるでこし、表面に浮いた脂を取り除く。
  中華鍋で の煮汁を熱し、塩・こしょう各少々で味を調える。かたくり粉大さじ1を同量の水で溶いて加え、とろみをつける。ごま油小さじ1を回し入れる。
  肉に をかけ、香菜をのせる。

【プロの技法1】2つの赤い食材
「南乳」…豆腐にかびづけして塩漬けにしたのち、紅こうじで発酵させたもの。中国食材専門店などで購入できる。コクを出すとともに豚肉のうまみを引き出すために加える。
「赤米」…タンニン系の色素を含む米。スーパーマーケットや自然食品店などで購入できる。赤い色が出るために仕上がりが華やかになり、また、酵素の働きで肉が柔らかく仕上がる。赤米を入れるのは、陳さんが勤める店の先代料理長が考案したオリジナルの技。
【プロの技法2】野菜をシャキッと仕上げるゆで方
1 熱湯に塩一つまみとサラダ油大さじ2を入れてから野菜を入れる。湯の温度が高くなるので短時間で火が通る。
2 ざるに上げて水けをきったら、不織布タイプの紙タオルではさんで手で押さえ、しっかりと水けを除く。




37-2a  花巻

東坡肉(トンポーロー)をはさんで食べるのがおすすめ! ムッチリとした食感とほの甘さがよく合います。


  エネルギー : 85 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 :  (1時間)

 講師: 陳 龍誠


(16コ分)

 【A】 
  ・薄力粉 250g
  ・強力粉 25g
・砂糖 50g
・ベーキングパウダー 5g

 【B】 
  ・生イースト 4g
  *培養したイーストそのもので、粘土状をしている。製パン材料店などで購入できる。なければ、ドライイースト2gで代用してもよい。 
  ・水 65ml
  ・牛乳 65ml
・ラード 5g
・薄力粉 (打ち粉用)  適量
・サラダ油 


 

下準備 
 薄力粉、強力粉は合わせてふるっておく。
 
 生イーストは【B】の水の半量を加えてよく混ぜ、溶かしておく。 
    

  【A】をボウルに入れ、砂糖とベーキングパウダーを加え、サッと混ぜる。
   に【B】を加え、よく混ぜる。
ポイント: ドライイーストを使用する場合は粉末のまま1で加えておき、ここでは水と牛乳を加えます。
  ボウルの中で生地をこね、ひとまとまりになったらラードを加えてなじませ、さらによくこねる。
  生地がまとまり、表面がなめらかになったら、軽く打ち粉をふった台に取り出す。手のひらの付け根に体重をのせ、押しつけるようにこねる。
ポイント: 様子を見ながら、適宜打ち粉をふってください。
  10分間以上こね、つやが出たらスケッパーで等分にする。半量にはぬれ布巾をかけておく。
  半量を麺棒で15cm×25cm程度にのばし、表面にサラダ油を薄く塗る。
   の短いほうを手前にし、端からロール状に丸める。
  包丁で8等分に切る。
   の1コの端をスケッパーで押さえながら、反対の端を持って生地をのばす。
  向こう側の端から手前へロール状に丸め、幅の中央にスケッパーを当てて軽く押さえる。同様にあと7コつくる。
  残りの生地も の要領で成形し、オーブン用の紙を敷いたせいろに並べて、80℃に温めたオーブンに5分間おく。
ポイント: 一度にオーブンに入らない分は、成形した状態でぬれ布巾をかけておきます。この生地で好みのあんを包んで、肉まんやあんまんもつくれます。
  オーブンから取り出し、ぬれ布巾をかぶせて常温で6分間おく。
  小さなせいろに穴を開けたオーブン用の紙を敷き、 を1コずつのせる。蒸気の上がった蒸し器に入れ、10分間蒸す。
ポイント: 1つのせいろにいくつか並べて蒸してもいいですよ。蒸すとふくらむので、2cm程度間隔をあけて並べてください。



37-3 はすだんごのつみれ汁

もちもちしただんごは、甘くこってり煮詰めた白みそと相性抜群。食べごたえも十分で、気持ちがなごむおいしさです。


  エネルギー : 320 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 3.10 g
  調理時間 : 30分 (干し貝柱を浸しておく時間、冷ます時間、鶏に塩をふっておく時間は除く。)

 講師: 上野 修三


(2人分)

 【A】 
  ・干し貝柱 20g
  ・水 270ml
  ・酒 180ml
  ・昆布だし カップ1
・鶏むね肉 約50g
・ほうれんそう 適量

 【B】 
  ・れんこん 150g
  ・上新粉 40g
  ・小麦粉 10g
・白みそ 70g
・柚子(ゆず)の皮 (すりおろす)  少々
・塩 
 
    

  【A】の水と酒を入れた鍋に干し貝柱を浸して一晩おく(室温が高いときは冷蔵庫に入れる)。
  鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にする。貝柱が柔らかくなり、煮汁が半量以下になるまで煮詰め、火を止める。冷めたらざるでこし、基本の昆布だしを同量合わせる。貝柱は細かくほぐす。
  鶏肉は約5mm厚さに切ってバットなどに広げ、塩少々をふり、冷蔵庫に2時間おく。
  ほうれんそうはサッと塩ゆでする。氷水にとって水けを絞り、4〜5cm長さに切る。
  はすだんごをつくる。【B】のれんこんは皮をむき、4/5はすりおろし、残りは5mm角に切る。ともにボウルに入れ、上新粉と小麦粉を加えて練り、柔らかかったら上新粉か小麦粉を、堅かったら昆布だしか水を加える。耳たぶくらいの堅さにまとまってきたら、 のほぐした貝柱を混ぜる。一口大に丸めて耐熱皿に並べ、ラップをして電子レンジ(600W)に1分間かける。
ポイント: 水分はれんこんのおろした汁で補い、もちもちの食感に。貝柱で歯ざわり、うまみをアップ。
  鍋に のだしを入れて火にかけ、沸いたら火を弱めて白みそを溶き、こってりとした味になるまでゆっくり煮詰めていく。 の鶏肉と を入れ、鶏肉に火が通ったら、椀(わん)に盛る。 のほうれんそうを添え、柚子の皮をふる。
ポイント: 最初はうすく感じるくらいでも、ゆっくり煮詰めることでおいしく、こってりとした味に仕上がる。




37-3a  れんこんの白あえ

丁寧に裏ごしして、舌ざわりなめらかで上品な白あえに。シャキシャキのれんこんがいいアクセント。少し甘めのあえ衣に春菊の風味がよく合います。


  エネルギー : 150 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (おもしをする時間、れんこんを冷ます時間は除く。)

 講師: 上野 修三


(2人分)
・木綿豆腐 1/2丁(約200g)

 【A】 
  ・練りごま (白)  7g
  ・白みそ 7g
  ・砂糖 大さじ1+1/2
・れんこん 100g
基本の昆布だし 180ml
・削り節 6g

 【B】 
  ・酒 小さじ1
  ・みりん 小さじ1
  ・うす口しょうゆ 小さじ1
  ・塩 1g
・春菊 30g
・酢 
・塩 
 
    

  豆腐はさらしの布巾で包み、20〜30分間おもしをする。裏ごし器で豆腐を裏ごしし、【A】を加えてあえる(ここで再度裏ごしをすると、さらに舌ざわりがよくなる)。
ポイント: 豆腐を2cm厚さくらいに薄く切れば水けが早くしっかり抜ける。裏ごしをすることで調味料と混ざりやすくなり、舌ざわりがよくなる。
  れんこんは皮をむいて薄いいちょう形に切る。軽く水で洗い、酢水に5〜10分間つけてアクを抜く。ざるにあけ、れんこんがかぶる程度の湯で約30秒間ゆで、半透明になったらゆで汁は捨てずにれんこんを取り出す。
ポイント: ゆでるのは少量の湯で十分。短時間でゆでられ、また、ゆで汁にほんのり味も移る。
   の鍋に基本の昆布だしを同量合わせて沸かし、削り節を入れて火を止める。このまま5分間おき、ざるでこす。再び火にかけ、【B】を入れる。 のれんこんを戻し入れてひと煮立ちさせ、火を止めてこのまま冷ます。
  春菊は3〜4cm長さに切ってサッと塩ゆでし、氷水にとる。水けを絞り、 の鍋に浸す。
  れんこん、春菊の汁けを軽く絞り、 に加えて混ぜ、器に盛る。



37-3b  基本の昆布だし

“大阪の味”に欠かせないのが昆布だし。今回は濃いめにとっているので、ほかのだしと割ったり、水で薄めたり、用途が広がり、使いやすい。


  エネルギー : -
  塩分 : 0.50 g
  調理時間 :

 講師: 上野 修三

・水 2リットル
・昆布 70g
 
    

  昆布は3cm幅に切り、分量の水を入れた鍋に浸して一晩おく(室温が高いときは冷蔵庫に入れる)。
  鍋を火にかけ、ゆっくり温める。フツフツと沸き始めたら昆布を取り出し、ひと煮立ちさせて火を止める。このまま冷まし、使いやすい分量に分けて保存する。
ポイント: 沸き始めが取り出す合図。

【保存方法】
保存用ポットやジッパー付きの保存袋などに入れ、冷蔵庫で3日間、冷凍庫で2週間保存ができる。



37-3c  昆布の粉節煮

だしをとったあとの、うまみが残る昆布を利用。削り節とよくからんで、うまみも増すので、お茶漬けに、酒の肴(さかな)にぴったりです。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 上野 修三


(つくりやすい分量)
だしをとった昆布 70g

 【A】 
  ・酒 カップ1
  ・水 カップ1/2

 【B】 
  ・たまりじょうゆ カップ1/2
  ・砂糖 大さじ1〜2
・削り節 適量
・いりごま (白)  適宜
 
    

  昆布は細く切って鍋に入れ、【A】を加えて火にかける。沸騰したら弱火にし、煮汁が半分以下になるまでゆっくり煮詰める。昆布がより柔らかくなったら【B】を加え、つややかな照りが出て、汁けがなくなるまで煮詰め、火を止める。
  削り節はもみながら細かくする。鍋に加えて全体をからめ、器に盛る。好みでいりごまをふる。

【保存】
半月間ほど冷蔵庫でもつ。



37-3d  れんこんのごまだれ焼き

れんこんを風味よく焼き、ホクホクの食感に。濃厚なごまだれがよくからんで、食べごたえのある一品です。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 上野 修三


(2人分)
・れんこん 約100g

 【ごまだれ】*つくりやすい分量。密封容器に入れれば冷蔵庫で1週間保存できる。 
  ・基本の昆布だし 72ml
  ・みりん 72ml
  ・酒 36ml
  ・うす口しょうゆ 36ml
  ・練りごま (白)  36ml
・青のり粉 少々
・かたくり粉 少々
・ごま油 少々
 
    

  ボウルに【ごまだれ】の材料を混ぜ合わせる。
ポイント: 基本の昆布だし、みりん2:酒・しょうゆ・練りごま各1の割合で混ぜる。かぶや大根、じゃがいもなどを焼き、からめて使うとよい。
  れんこんは皮をむき、1.5cm厚さの輪切りにし、両面にかたくり粉少々を軽くまぶす。フライパンにごま油少々を熱し、中火で焼く。れんこんが半透明になったら火を弱め、全体がからまるくらいの を加えて焼きつける。皿に盛り、青のり粉をふる。



37-4 たいあらの爽煮

梅のさっぱり感とすだちの香りが引き立つ爽やかな爽煮(さわに)に、たいと白菜がよく合います。臭みがなく、やさしい味なので煮汁までおいしく食べられますよ。


  エネルギー : 240 kcal
  塩分 : 4.20 g
  調理時間 : 40分

 講師: 上野 修三


(2人分)
・たいの頭 (縦半分に切ったもの)  1匹分(約450g)
・白菜 2枚
・みつば (ゆでたもの)  1〜2本
基本の昆布だし 360ml
・削り節 12g

 【A】 
  ・酒 180ml
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・うす口しょうゆ 小さじ1
  ・みりん 大さじ1
・しょうが (せん切り)  15g
・梅干し (種を取ってたたく)  30g
・すだち (半分に切る)  1コ
 
    

  鍋に白菜と、かぶる程度の湯を入れて沸かし、火が通るまでゆでる。ゆで汁は捨てずに白菜を取り出し、葉と軸に分ける。巻きすに葉を重ね、縦に拍子木切りにした軸を手前におく。形を整えながら巻き、みつばで3か所結ぶ。
ポイント: 白菜の軸を巻くことで食べごたえが出て、見た目にもボリューム感が出る。
   の鍋に基本の昆布だしを同量合わせて沸かし、削り節を入れて火を止める。このまま5分間おき、ざるでこす。
  たいの頭はウロコを取り、湯にくぐらせて霜降りにする。取り出してよく洗い、水けを拭いて鍋に入れる。 のだし720mlを注いで火にかけ、ひと煮立ちしたら【A】を加え、火を弱めて5分間煮る。
ポイント: 下処理をしっかりすることで、だしの味、あとで加える調味料などの味が引き立つ。
   の白菜、しょうが、梅干しを入れ、サッと煮て火を止める。白菜は取り出して4等分に切り、たいの頭と一緒に器に盛る。汁を注ぎ、すだちを添える。




37-4a  たいとわかめの吸酢

たいの浸し酢とわかめのゆで汁を合わせて、汁ごと飲める吸酢(すいず)に。おろししょうがですっきりと仕上げます。


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (たいと吸酢を冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 上野 修三


(2人分)
・たい (切り身/刺身用)  3切れ(175g)

 【浸し酢】*つくりやすい分量 
  ・基本の昆布だし 216ml
  ・米酢 144ml
  ・みりん 少々
・わかめ (乾)  2〜3g
・水溶きくず粉 18ml
*くず粉と水を同量の割合で溶いたもの。 
・しょうが (すりおろす)  少々
・クコの実 (水で戻したもの)  適量
・塩 少々
 
    

  たいは皮を取り除き、塩少々をまんべんなくふり、冷蔵庫に一晩おく。
  【浸し酢】の材料を混ぜ合わせる。
   のたいを取り出して余分な水分を拭き、バットなどに入れる。たいがかぶるくらいの を注ぎ、30分間浸す。
ポイント: 基本の昆布だし6:米酢4:みりん少々の割合で混ぜる。ほかの白身魚でもおいしい。密封容器に入れれば冷蔵庫で2〜3週間保存できる。
  わかめは水で戻し、かぶる程度の湯を沸かしてゆでる。ゆで汁は捨てずにわかめを取り出し、食べやすい大きさに切る。
  鍋に の【浸し酢】4に対し、わかめのゆで汁1の割合で合わせ、火にかける。水溶きくず粉を回し入れ、薄くとろみがつき、透明感が出てきたら火を止める。粗熱を取り、このまま冷蔵庫で冷やす。
ポイント: あとで冷やすので、薄くとろみがつくくらいがちょうどいい。食材とのからみも抜群。
   のたいの汁けを拭き、薄切りにする。わかめと一緒に器に盛り、 を注ぎ、しょうが、クコの実を添える。



37-4b  たいかぶら汁

強いうまみの骨付きたいと、旬のかぶのゆで汁ごとたっぷり使ったかぶら汁は相性ぴったり。やさしいとろみで、体が温まります。



  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (たいに塩をふっておく時間は除く。)

 講師: 上野 修三


(2人分)
・たい (骨付き)  200g
・かぶ 2コ
基本の昆布だし 360ml

 【A】 
  ・酒 36ml
  ・うす口しょうゆ 12ml
  ・みりん 少々
・かぶ (皮をむいてすりおろす)  60g
*正味。 
・水溶きくず粉 36ml
*くず粉と水を同量の割合で溶く。 
・かぶの葉 (ゆでたもの)  適量
・柚子(ゆず)の皮 (細切り)  少々
・塩 少々
 
    

  たいは縦半分に切り、塩少々をまんべんなくふって冷蔵庫に5時間おく。表面加工のしてあるフライパンを火にかけ、たいの皮を焼き色がつくようにしっかり焼く。
  かぶは皮をむき、縦半分に切る。かぶる程度の湯を沸かし、皮と一緒にゆで、ゆで汁は捨てずに取り出す。
ポイント: 味のある皮は捨てずに、身と一緒にゆでて利用する。
   の鍋に基本の昆布だしを同量合わせて火にかけ、【A】を入れる。 のたいを加えたら弱火で火を通し、かぶを加えて3分間煮る。火を止め、たいとかぶを器に盛る。
   の鍋を火にかけ、すりおろしたかぶを加え、水溶きくず粉を回し入れてとろみをつける。火を止めて に注ぎ、かぶの葉、柚子の皮を添える。
ポイント: みぞれ汁にすることで、よりかぶの風味がよくなる。



37-5 玄米スープ

玄米を梅干しと昆布とともに煮出した玄米スープは、余分なものをそぎ落とした果てにたどり着いた、まさに究極の養生スープ。習慣として飲んで、寒さに打ち勝つ体をつくりましょう。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.80 g
  調理時間 : 35分

 講師: 辰巳 芳子


(カップ4弱分)

 【玄米を炒(い)る】 
  ・玄米 カップ2(300g)
  *つくりやすい分量。 

 【玄米を炊く】 
  ・玄米 (炒ったもの)  80g
  ・昆布 (5cm四方)  2〜3枚
  ・梅干し 1コ
  *梅干しの種3コでもよい。 
 
    


玄米を炒る
  玄米は水で洗い、ボウルに入れる。たっぷりの水を注いで30分間浸して、ざるに上げて6時間ほどおく。
  厚手で油けのない平鍋を用意する。火力全開を10とすると7の火にかけ、鍋を温めてから、玄米を入れる。
ポイント: 最初は割合と強い火にかけ、玄米を炒りましょう。
  玄米全体を木べらで動かしながら5〜10分間ほど炒ると、玄米が小麦色になり、はぜる音が聞こえてくる。火力全開を10とすると3〜4の火に弱め、玄米を炒る。
ポイント: はぜさせるのは玄米の中のでんぷん質を表に出すため。でんぷん質を表に出し、栄養分をよりスープに煮出すのです。玄米がはぜ始め、ピチピチとした音を聞くのはよいものですよ。
  たえず木べらを動かしながら炒り、色づかせる。
ポイント: 香りと音に集中しながら、へらをあきれるほど絶え間なく動かす。何度もつくって、この感覚をわがものとしてください。
  20分間ほど炒ったら紙の上にあけて粗熱を取る。
ポイント: 瓶などに入れて常温で1週間ほど保存可能。それ以上は油臭さが出てくる。

玄米を炊く
  ホウロウのポットなどに、炒った玄米、昆布、梅干し、水カップ5を入れ、ふたをして中火にかける。
ポイント: 対流すると栄養分が抽出しやすいので、鍋ではなくポットを使う。
  煮立ったらふたをずらし、弱火にする。フツフツと30分間ほど炊き、味をみてこす。




37-6 ナポリタン スパゲッティ

ケチャップは、ただ混ぜ合わせて赤くするのではなく、しっかりと「焼く」ことで味わいを深めます。これが、ケチャップ味の洋食の基本テクニックです。


  エネルギー : 800 kcal
  塩分 : 3.00 g
  調理時間 : 25分

 講師: 土井 善晴


(2人分)
・スパゲッティ 200g
・たまねぎ 200g
・ウインナーソーセージ 80g
・しめじ 80g
・にんにく 1かけ
・グリンピース 40g(さやから出して)
*冷凍でもよい。その場合は、塩ゆでせずにサッと湯通しする。 
・トマトケチャップ 120g
・赤ワイン 大さじ2
・塩 
・サラダ油 
・こしょう 
・バター 
 
    

  たまねぎは縦半分に切り、縦に5mm幅の薄切りにする。ソーセージは1cm幅に切る。しめじは石づきを落としてほぐす。にんにくはたたきつぶし、粗く刻む。グリンピースは塩少々を入れた熱湯でゆで、湯をきる。
ポイント: グリンピースは冷凍でもよいですが、旬の時季はぜひ生の豆を!
  鍋にたっぷりの湯を沸かし、1%の塩(湯1リットルに対して10gが目安)を入れ、スパゲッティを袋の表示どおりにゆでる。ざるに上げ、くっつかないようにサラダ油大さじ1/2をからめる。
ポイント: ソースの仕上がりに合わせてゆでようとすると慌ててしまいますが、ナポリタンならこうしてスタンバイしておけばいいんです。
  大きめのフライパンにサラダ油大さじ1とにんにくを入れ、弱火で温める。香りが出たら、たまねぎ、しめじを広げ入れ、強めの中火にして塩少々をふる。あまり触らずに、焼き色がついたら上下を返し、これを繰り返して炒める。
ポイント: 慌ただしく混ぜながら炒めない!下側に焼き色がつくまでじっくり待って「焼き炒める」こと。
  ソーセージを加え、同じようにじっくりと焼き炒める。
  少しかさが減って全体がなじんできたら、トマトケチャップを加える。ざっと混ぜたら、触らずにケチャップもじっくりと焼き、時々上下を返す。
ポイント: ケチャップを「焼く」ということを覚えてください。これでぐっと味に深みが出ます。
  赤い色が茶色っぽくなってきたら、赤ワインを加え、底をこそげるように混ぜる。グリンピースを加え、こしょう少々をふり、ざっと混ぜる。
  スパゲッティを入れ、ほぐしながらよくからめ、バター20gを加えて全体になじませる。

《トマトケチャップはきちんと計量》
ナポリタンをつくるとき、スパゲッティを合わせてから、適当にケチャップを絞り出していませんか?それでは味が決まらず、入れすぎて甘ったるくなるばかり。きちんと計量したケチャップを、具材と合わせてしっかりと焼く。そこに赤ワインを加えれば、うまみの深い「大人の味」になりますよ。バターは仕上げにからめ、コクを出します。
※このレシピは2013/05/09に放送したものです。




37-7 白菜とひき肉のうま煮

煮汁の味を吸う白菜は、煮物に最適!にんにく、しょうが、赤とうがらしのきいた中国風のうま煮にすれば、1/4コもペロリといけちゃいます。


  エネルギー : 310 kcal
  塩分 : 3.00 g
  調理時間 : 25分

 講師: 山本 麗子


(2人分)
・白菜 1/4コ(500g)
・豚ひき肉 150g
・生しいたけ 3枚
・にんにく (みじん切り)  小さじ1
・しょうが (みじん切り)  小さじ1
・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  1本分

 【A】 
  ・水 カップ1
  ・紹興酒 大さじ2
  *または酒。 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (中国風)  小さじ1
  ・オイスターソース 小さじ1

 【水溶きかたくり粉】 
  ・水 大さじ1
  ・かたくり粉 大さじ1
・サラダ油 
・ごま油 
 
    

  白菜の葉と軸は食べやすい大きさのザク切りに、芯は薄切りにする。しいたけは軸を除いて1cm幅に切る。【A】は合わせておく。
  鍋にサラダ油大さじ1強を中火で熱し、にんにく、しょうが、赤とうがらしを加えて炒め、香りが出たらひき肉を加えて炒める。
  ひき肉の色が変わったら【A】を加え、白菜の芯と軸を入れ、上に葉をのせてふたをする。煮立ったら弱火にし、15分間ほど煮る。
  白菜がしんなりとしたら、 のしいたけとごま油少々を加え、水溶きかたくり粉でとろみをつける。

【ご飯にのせても!】
煮汁ごとご飯にのせるもよし、ラーメンにのせるもよしで、煮汁まで一滴のムダなく食べられます。




37-7a  白菜とさば缶の煮物

経済的なさばの缶詰を使うと、さらにおいしく、うまみたっぷりでだしいらずな煮物になりますよ。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 山本 麗子


(2人分)
・白菜 1/6コ(約330g)
・さばの缶詰 (水煮)  1缶
・えのきだけ 1パック(100g)

 【煮汁】 
  ・水 カップ1+1/2
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酒 大さじ1
  ・塩 小さじ1/2
・しょうが (せん切り)  少々
・黒こしょう (粗びき)  少々
 
    

  白菜の葉と軸は大きめのザク切りに、芯は薄切りにする。えのきだけは堅い根元を切り落とし、半分の長さに切ってほぐす。さばは缶汁ごとボウルにあけ、ほぐしておく。
  鍋に【煮汁】の材料とさば、さばの缶汁、えのきだけを入れて中火にかける。白菜の芯と軸を入れ、葉をのせてふたをする。煮立ったら弱火にし、15分間ほど煮る。
  器に盛って、黒こしょう少々をふり、しょうがをのせる。



37-7b  白菜のミルク煮

牛乳とも相性のよい、甘い白菜。彩りのにんじんと手軽なソーセージを加えて、仕上げに粉チーズをふります。生クリームを使わずに、クリームシチューのような味わい!


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 山本 麗子


(2人分)
・白菜 1/4コ(500g)
・にんじん 1/3本
・ウインナーソーセージ 4本

 【A】 
  ・牛乳 カップ1
  ・水 カップ1
  ・固形スープの素(もと) (洋風)  1/2コ

 【B】 
  ・塩 小さじ1/3
  ・こしょう 少々

 【水溶きかたくり粉】 
  ・水 大さじ1
  ・かたくり粉 大さじ1
・粉チーズ 大さじ2
 
    

  白菜の葉と軸は3cm幅に切り、芯はそぎ切りにする。にんじんとソーセージはそれぞれ1cm角に切る。にんじんは耐熱皿に入れて水大さじ2を加え、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)に4〜5分間かけ、柔らかくする。
  鍋に の白菜、にんじん、ソーセージを入れて、【A】を加える。中火にかけ、ふたをして15分間ほど煮る。
  【B】で味を調え、【水溶きかたくり粉】でとろみをつける。仕上げに粉チーズを加えてサッと煮る。



37-7c  辣白菜(ラーパーツァイ)

山本さん流のラーパーツァイは酸味が控えめでまろやか。酸っぱい料理が苦手な人にもおすすめです。本来は軸の部分だけを使うところ、今回は葉も使って白菜を丸ごと楽しみます。


  エネルギー : 520 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 山本 麗子


(つくりやすい分量)
・白菜 1/2コ(1?)

 【A】 
  ・しょうが (せん切り)  1かけ分
  ・砂糖 大さじ4強
  ・酢 大さじ4

 【スパイス油】 
  ・サラダ油 大さじ2
  ・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  1本分
  ・花椒(ホワジャオ) (つぶす)  少々
  *爽やかな香りと辛みのある、中国の実ざんしょう。 
・塩 大さじ1弱
 
    

  白菜は芯を除き、5〜6cm長さの細切りにしてボウルに入れる。塩大さじ1弱をふり、水カップ1を注ぐ。
  全体を混ぜてから上に皿を置く。ボウル(またはやかん)に2リットル程度の水を入れておもしとしてのせ、5分間ほどおく。
  白菜の堅い軸の部分がしんなりとしたら、水けをしっかりと絞り、【A】を加えて全体を混ぜ合わせる。
  小鍋に【スパイス油】の材料を入れて中火で熱し、赤とうがらしが黒くなってきたあたりで にジュッとかけ、全体に味をなじませる。すぐに食べられるが、2時間以上おくとさらにおいしくなる。

【保存】
冷蔵庫で4〜5日間保存可能。



37-7d  白菜と柚子の浅漬け

おなじみの白菜と柚子の浅漬けに、りんごを加えてまろやかに仕上げます。削り節の香ばしさで食欲アップ!


  エネルギー : 160 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 山本 麗子


(つくりやすい分量)
・白菜 1/4コ(500g)
・柚子(ゆず)の皮 (2〜3mm幅の薄切り)  1/2コ分
・りんご 1/2コ
・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  1/2本分
・削り節 1パック(5g)
・塩 小さじ1弱
 
    

  白菜は芯を除き、5mm幅の細切りにする。りんごは皮付きのまますりおろす。
ポイント: りんごは、半分に切ってすりおろすより、大きいまま回しながら芯をよけ、1?2コ分をすりおろすほうがおろしやすい。
  ボウルに 、柚子の皮、赤とうがらしを入れ、塩小さじ1弱と削り節を加える。しんなりとして水けが出るまで手でよくもみ、水けをよく絞って器に盛る。

【保存】
冷蔵庫で1週間保存可能。



37-7e  きのこのみそ汁




  エネルギー : -
  塩分 : 1.30 g
  調理時間 :

 講師: 山本 麗子


(2人分)
・きのこ (お好みの種類のもの)  100g
*番組では山本麗子さん庭にはえたやぶたけを使用。 
・細ねぎ (小口切り)  2〜3本分
・だし 300ml
・みそ 大さじ1
 
    

  鍋にだしを入れ、ゆっくり沸かす。
   にみそを加えよく混ぜ煮立たせ、きのこを加え、ひと煮たちさせ、火を止める。
  器に盛り、細ねぎを散らす。



37-8 焼き大根と鶏ひき肉の炊いたん

甘みの増した冬の大根をじっくりと揚げ焼きにして油を含ませ、鶏ひき肉と炊き合わせました。


  エネルギー : 320 kcal
  塩分 : 3.80 g
  調理時間 : 30分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・大根 1/4本(約380g)
・鶏ひき肉 100g

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・酒 小さじ2
  ・みりん 小さじ2
  ・かたくり粉 大さじ1/2〜1

 【B】 
  ・だし カップ1
  ・酒 大さじ4
  ・みりん 大さじ2
  ・うす口しょうゆ 大さじ1

 【水溶きかたくり粉】 
  ・水 大さじ1/2
  ・かたくり粉 大さじ1/2
・サラダ油 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  大根は皮をむいて縦に四つ割りにし、1.5〜2cm厚さに切る。
  小ぶりのフライパンにサラダ油を7mm深さまで入れて熱する。 の大根の水けを拭いて入れ、中火で揚げ焼きにする。
  焼き色がついたら裏返し、裏側にも焼き色がついたら、紙タオルを敷いたバットに上げて油をきる。フライパンは油をあけてきれいにする。
  ボウルに鶏ひき肉と【A】を入れて混ぜ合わせる。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、 を中火で炒める。箸で軽くほぐしながら炒め、表面の色が変わったら取り出す。
  フライパンの油を拭き取り、 の大根と【B】を入れて強火にかける。沸騰したら落としぶたをして弱めの中火にし、途中で上下を返しながら、煮汁が少なくなるまで煮る。
   を戻し入れ、煮立ったら水溶きかたくり粉を加える。サッと混ぜ、再び煮立ったら火を止める。器に盛り、黒こしょうをふる。




37-8a  たらの柚子みぞれ仕立て

うまみが詰まった冬のたらを甘みの増した大根おろしと味わう、冬においしい一品です。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・大根 約1/3本(400g)
・たら (切り身)  4切れ
*小 
・絹ごし豆腐 1/4丁(75g)
・青ねぎ 2/3ワ

 【A】 
  ・だし カップ1+1/2
  ・ポン酢しょうゆ 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・うす口しょうゆ 大さじ1
  ・みそ 30g
・柚子(ゆず)の皮 適量
・一味とうがらし 適量
・塩 少々
 
    

  大根はおろし金ですりおろし、軽く汁けを絞る。豆腐は一口大に切る。青ねぎは斜め切りにする。
  たらは、塩少々をふってしばらくおく。鍋に湯を沸かしてたらを入れ、表面が白くなったら氷水にとる(霜降り)。
  鍋に【A】と大根おろしを入れて火にかけ、みそを溶かす。沸騰したら を加えて弱めの中火で煮る。
  アクを除きながら煮、たらに火が通ったら豆腐、青ねぎを加える。ひと煮立ちしたら火を止める。
  器に盛って柚子の皮を散らし、一味とうがらしをふる。



37-8b  大根づくしのおかゆ

だしの味を含ませじっくり炊いた大根、風味を生かしてゆでた大根、さらに茎と大根おろしを加え、さまざまな大根のうまみが詰まっておいしいですよ。やさしい味と柔らかな食感で夜食にもおすすめの一品。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・大根 1/3本(約500g)
・大根の茎 1/4本分
・米 100ml(カップ1/2)

 【【A】】 
  ・だし カップ1+1/2
  ・うす口しょうゆ 小さじ2
  ・塩 少々
・水 大さじ1
・かたくり粉 大さじ1
・しょうが (すりおろす)  1かけ分
 
    

  米は洗って水けをきり、鍋に入れる。水カップ3+1/2を入れ、強火にかける。煮立ったら弱火にし、ふたを少しずらしてのせ、吹きこぼれないように注意しながら約40〜45分間煮ておかゆをつくる。
  大根は皮をむき、200g分はおろし金ですりおろし、汁けをきる。残りは縦に八つ割りにしてから、乱切りにする。大根の茎は細かく刻み、水にさらす。
  鍋に水と乱切りにした大根の半量を入れて火にかけ、ゆでる。
  別の鍋に乱切りにした大根の残りと【A】を入れて火にかけ、沸騰したら弱めの中火で煮る。箸がスッと通るようになったら、 の大根おろしと の大根を加えて煮る。
  ひと煮立ちしたら水溶きかたくり粉を加え、とろみをつける。大根の茎を水けをきって加え、再び沸騰したら火を止める。
  器に を盛って をかけ、しょうがをのせる。



37-8c  大根の皮とぶりのきんぴら

シャキシャキとした大根の皮の歯ごたえに、うまみのあるぶりを加え、ぜいたくなきんぴらに仕上げます。


  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・大根の皮 60g
・ぶり (切り身)  4切れ(200g)
*小 
・ごぼう 40g
・にんじん 20g

 【A】 
  ・だし カップ2
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・酒 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
  ・砂糖 大さじ2
・いりごま (白)  適量
・一味とうがらし 適宜
・塩 少々
・サラダ油 適量
・酢 
 
    

  ぶりは一口大に切り、塩少々をふる。しばらくおいて紙タオルで水けを拭く。フライパンにサラダ油適量を熱し、ぶりを中火で焼く。焼き色がついたら裏返し、両面に焼き色がついたら紙タオルを敷いたバットに上げる。
  ごぼうはよく洗って4cm長さに切り、薄切りにしてからマッチ棒くらいの細さの細切りにする。酢水にしばらく放し、ざるに上げて水けをきる。
  大根の皮は4cm長さに切り、ごぼうと同じ太さに切る。にんじんは皮をむき、ごぼうと同じ太さに切る。
   のフライパンをきれいにし、サラダ油大さじ1を強火で熱する。ごぼうと大根の皮、にんじんを入れて炒める。
  全体にしんなりしてきたら、【A】を加えて中火にし、10〜15分間、煮汁が少なくなるまで煮る。
  ぶりを戻し入れ、煮汁をからめながら煮、いりごまを加えてサッと混ぜる。器に盛り、好みで一味とうがらしをふる。



37-8d  ごまみそふろふき大根

冬においしい、ふろふき大根。白みそや赤みそでつくることが多いたまみそですが、信州みそにごまを加えてコクをアップします。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 高橋 拓児


(2人分)
・大根 8cm(約300g)
・昆布 (4cm四方)  1枚

 【たまみそ】*つくりやすい分量。保存容器に入れ、冷蔵庫で1週間保存可能。 
  ・信州みそ 200g
  ・すりごま (白)  大さじ1+1/3(12g)
  ・酒 120ml
  ・砂糖 70g
  ・卵黄 2コ分
・柚子(ゆず)の皮 (みじん切り)  少々
 
    

  大根は長さを半分に切って皮を厚めにむき、縦半分に切る。煮くずれを防ぐため、切断面の角を細くそぎ取る(面取り)。
  鍋に大根と昆布、かぶるくらいの水を入れ、強火にかける。沸騰したら弱めの中火にし、竹串がスッと通るくらいまでゆでる。
  別の鍋に【たまみそ】の材料を入れてよく混ぜ、弱火にかける。フツフツと沸いた状態を保ちながら、木べらで10〜15分間練り続ける。
ポイント: 多めにつくったたまみそは、きゅうりやかぶ、焼いた野菜などにつけて食べても。
  器に大根を盛り、ゆで汁少々を器にはる。 を適量かけ、柚子の皮をのせる。

【保存】
たまみそは、つくりやすい分量。密封容器に入れ、冷蔵庫で1週間保存可能。



37-9 キャベツのロールキャベツ

中にもキャベツを入れて、丸ごと1コを使いきってしまう大胆かつ経済的な「キャベツ入りのロールキャベツ」。時間があるとき、一気につくってストックすればOK。


  エネルギー : - (エネルギーは大サイズ E110kca、中サイズ E90kca、小サイズ E120kca(すべて1コ分))
  塩分 : 2.60 g
  調理時間 : 60分

 講師: 杵島 直美


(大、中、小サイズそれぞれ8コ分)
・キャベツ 1コ(1.5kg)
・合いびき肉 500g
・たまねぎ (大)  1コ

 【A】 
  ・卵 2コ
  ・牛乳 カップ1/2
  ・パン粉 カップ1
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 適量
・スパゲッティ 2〜3本
・かんぴょう (25〜30cm長さ)  16本
・ベーコン 8枚
・固形スープのもと (洋風/刻む)  3コ分
・サラダ油 
・塩 
・こしょう 
 
    


ロールキャベツをつくる
  たまねぎはみじん切りにし、サラダ油小さじ2を熱したフライパンでしんなりするまで炒める。塩・こしょう各少々をふって冷ましておく。
  キャベツの芯に向かって斜めにぐるりと包丁を入れ、芯を大きくくりぬく。大きな鍋に湯を沸かし、キャベツの芯のあったほうを下にして入れる。
  キャベツの葉がはがれてきたら、トングで外側から順にはがしてざるに上げる。一度上下を返しながら、葉を24枚はがす。残った中心の部分は一度取り出し、大きく切ってから軽くゆで、ざるに上げる。
  はがした葉の軸の堅い部分をそぎ切り、粗みじんに切る。 で残った中心の部分も粗みじんにし、軸のみじん切りと一緒にボウルに入れる。塩少々をまぶし、ギュッと水けを絞る。
  ボウルに合いびき肉と【A】を入れてよく練り、 を加えて混ぜる。
  まな板に汁けをきったキャベツの葉を広げ、 の肉ダネをのせて包む。
  大、中、小サイズのロールキャベツはそれぞれ別の鍋に入れ、固形スープのもとを1コ分ずつ加える。かぶるくらいの水を注ぎ、煮立ったら火を弱めてアクを取る。大サイズは20分間、中サイズは15分間、小サイズは10分間ほど煮て、塩・こしょう各少々で味を調える。
ポイント: 大きな鍋がある場合は、3種類とも同じ鍋で煮てよい。その場合はいちばん下に大サイズ、その上に中サイズと小サイズを並べ、火が通ったら小サイズ、中サイズの順に取り出していく。

冷凍・解凍する
  大サイズは2コずつ、中、小サイズは4コずつ、スープ約カップ1/2と一緒にジッパー付きの保存袋に入れ、冷凍する。
  料理に使うときは、保存袋の口を少し開けて耐熱皿にのせ、それぞれ電子レンジ(600W)に3分30秒間ほどかけて半解凍にし、鍋などに入れて調理する。
【大サイズ】
いちばん大きい外葉で巻いた、食べごたえたっぷりの大サイズ。キャベツをとめたスパゲッティはそのまま食べられるので、ようじでとめるより安心です。
【中サイズ】
かんぴょうで2か所結んでいるので、真ん中で切って使うこともできます。和風の料理にもピッタリ。
【小サイズ】
肉ダネが少ないので、ベーコンを巻いてボリュームアップ! 巻くときにベーコンが長ければ切り、一緒に鍋に入れて煮て、冷凍保存しておきましょう。




37-9a  ロールキャベツの甘辛煮

ロールキャベツを和風の甘辛煮に変身させます! お弁当のおかずにもおすすめの一品。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 杵島 直美


(2人分)
・ロールキャベツ (冷凍したもの/中サイズ)  4コ

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・砂糖 大さじ1
  ・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・水 大さじ2

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 大さじ1/2
  ・水 大さじ1
 
    

  ロールキャベツは電子レンジ(600W)に3分30秒間ほどかけて半解凍にする。スープは小さめの鍋に入れ、ロールキャベツは半分に切る。
   の鍋に【A】を加えて火にかけ、煮立ったらロールキャベツを並べ入れる。ふたをして弱火で10分間ほど煮たら、水溶きかたくり粉を加え、鍋を揺すってとろみがつくまで煮る。
【こんなアレンジも! おでん】
かんぴょうを巻いた中サイズのロールキャベツは、おでんでも大活躍。半解凍のまま鍋に加えるだけで、子どもも大喜びのおでんダネになります。



37-9b  クリームロールキャベツ

簡単にできるホワイトソースで手軽にできるおいしいロールキャベツは、冬にうれしい一品です。


  エネルギー : 420 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 杵島 直美


(2人分)
・ロールキャベツ (冷凍したもの/大サイズ)  4コ
・牛乳 カップ1+1/2

 【A】 
  ・バター 20g
  ・小麦粉 大さじ1+1/2
・イタリアンパセリ 少々
 
    

  ロールキャベツは2コずつ電子レンジ(600W)に3分30秒間ほどかけて半解凍にし、スープごと鍋に入れて火にかける。5分間ほど煮たら牛乳を加えて火を弱める。
  小さめの耐熱容器に【A】のバターを入れ、電子レンジに20秒間ほどかけて柔らかくし、小麦粉を加えてよく練る。
   の鍋が温まったらロールキャベツを鍋の端に少し寄せ、あいたところに を加えて静かに混ぜる。3分間ほど煮てとろみがついたら器に盛り、イタリアンパセリを添える。

【こんなアレンジも!きのこスープ煮】
1コでも食べごたえのある大サイズのロールキャベツは、野菜などをたっぷり添えるだけで、メインのおかずになります。きのこを加えてボリュームアップし、うす口しょうゆや酒を加えて和風の味つけで食べるのもおすすめ。



37-9c  ロールキャベツのスープカレー

カレーの具にするなら小さめサイズのロールキャベツで。アクセントとなるベーコンで、ご飯がすすむおいしさです。


  エネルギー : 630 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 杵島 直美


(2人分)
・ロールキャベツ (冷凍したもの/小サイズ)  4コ
・たまねぎ 1/2コ
・にんにく 1かけ
・カレー粉 大さじ1

 【A】 
  ・水 カップ1
  ・白ワイン 大さじ2
  ・固形スープの素(もと) (洋風/刻む)  1コ分
・カレールー 1皿分
・ご飯 (温かいもの)  300g
・ピクルス (好みのもの)  適量
・サラダ油 大さじ1
 
    

  ロールキャベツは電子レンジ(600W)に3分30秒間ほどかけて半解凍にする。たまねぎは薄切り、にんにくはせん切りにする。
  鍋にサラダ油大さじ1を熱し、たまねぎとにんにくを炒める。たまねぎがしんなりしたら、カレー粉を加えて炒め合わせる。
  ロールキャベツのスープと【A】を入れて3分間ほど煮たら、ロールキャベツを加えて5分間ほど煮る。カレールーを刻んで加え、とろみがつくまで煮る。器に盛り、ご飯とピクルスを添える。
【こんなアレンジも! 焼きロールキャベツ】
ロールキャベツは、焼いてもおいしいんです。ベーコンがこんがりとするまで焼き、トマトの水煮缶とスープを煮詰めたソースをかけるだけで、手軽なごちそうに!



37-9d  きのこのスピードみそ汁




  エネルギー : -
  塩分 : 1.80 g
  調理時間 :

 講師: 杵島 直美


(2人分)
・しめじ 100g
・昆布 5cm
・削り節 5g
・水 カップ2
・みそ 大さじ1+1/2
・細ねぎ 2本
 
    

  小鍋に水と昆布を入れて弱火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出す。削り節を入れ、弱火のまま2分程煮てこし、「だし」をとる。
  しめじは、石づきを取り除いて大きめの小房に分け、耐熱皿にひろげてラップでおおい、電子レンジ(600w)に1分間かける。(うまみを凝縮)
   を火にかけてみそを溶き入れ、 を汁ごと加えて、1〜2分間煮る。(煮えばなを頂く)
  椀によそい、細ねぎ(小口切り)をあしらう。



37-10  ひっつみ肉だんごと大根の煮物

手で引っ張って摘み入れるという意味の「ひっつみ」。手で丸められないくらい柔らかくひき肉ダネを練って、へらで落とし入れてつくります。ホロッと口の中でくずれる食感が味わえます。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (大根を下ゆでする時間、下ゆで後に冷ます時間、煮てから冷ます時間は除く。)

 講師: 柳原 尚之


(2人分)

 【ひっつみ肉だんご】 
  ・合いびき肉 100g
  ・いちょう芋 (すりおろす)  小さじ2
  ・砂糖 小さじ1弱
  ・しょうゆ 小さじ1弱
  ・粉ざんしょう 少々
  ・水 小さじ1
・大根 6cm(約350g)
・水菜 1/2ワ(100g)

 【煮汁】 
  ・だし カップ2+1/2
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・砂糖 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
・柚子(ゆず)の皮 (せん切り)  適量
 
    

  大根は3cm厚さの輪切りにして皮を厚めにむく。片面に厚みの半分くらいまで十文字に切り目(隠し包丁)を入れて鍋に並べ、十分にかぶるくらいの米の研ぎ汁(または水と米小さじ1でもよい)を注いで火にかける。
  煮立ったら弱火にし、竹串が通るまでゆで、ゆで汁に入れたまま冷ます。
  鍋に【煮汁】の材料を合わせ、大根を角がつぶれないようにそっと取り出して入れる。中火にかけて10分間煮て、火を止めて冷ます。これを合計2回繰り返し、大根に味としょうゆの色をしみ込ませる。
  ボウルに【ひっつみ肉だんご】のひき肉を入れて粘りが出るまでしっかりと練り、水以外の材料を加えてよく混ぜる。最後に水を加えて混ぜる。
  水菜は根元を切り、3cm長さに切る。
   を再び火にかけて煮立て、 を水でぬらしたしゃもじで食べやすい大きさに取り、落とし入れる。5分間ほど煮て火を通し、水菜を入れてしんなりとするまで煮る。器に盛り、煮汁をかけて、柚子の皮を添える。
【ひっつみ肉だんごのコツ】 
ひき肉にいちょう芋を加えることでつなぎになり、口当たりも柔らかくなる。
水を加えてさらに柔らかくする。水で肉のくせも出やすくなるので、煮汁に入れる直前に混ぜる。肉だんごのタネはへらに取って落とし入れる。形がくずれないように火が通るまで静かに煮ること。



37-10a  ピーマンの肉詰めパーティープレート

下ゆでして食べやすくしたピーマンを、ハンバーグの肉ダネと合わせます。少し甘めのケチャップソースがポテトにもピーマンの肉詰めにも、ぴったり! 子どもも大人も大満足の味です。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (フライドポテトをつくる時間は除く。)

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・ピーマン (小)  4コ(約100g)

 【A】 
  ・合いびき肉 150g
  ・たまねぎ (みじん切り)  1/4コ分
  ・小麦粉 小さじ1
  ・パン粉 カップ1/3
  ・卵 1コ
  ・塩 二つまみ
・パン粉 適量

 【ケチャップソース】 
  ・赤ワイン 大さじ4
  ・トマトケチャップ 大さじ3
  ・ウスターソース 小さじ2
  ・はちみつ 小さじ2
・フライドポテト (市販または冷凍を揚げたもの)  適量
・ミニトマト 適量
・塩 少々
・小麦粉 
・サラダ油 大さじ1/2
 
    

  ピーマンは縦半分に切り、種をくりぬき、ヘタも取る。塩少々を入れた湯で30秒間ゆで、冷水にとって粗熱を取り、水けを拭く。たまねぎに小麦粉をまぶす。
  ひき肉をボウルに入れて練り、 のたまねぎを混ぜる。残りの【A】の材料も加えてよく練り、8等分にする。
  ピーマンの内側に小麦粉を薄くつけ、 の1/8量ずつをスプーンで押し込むようにして詰める。パン粉を手でもんで細かくし、肉の面にまぶす。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を弱火にかけ、 の肉の面を下にして軽く押しつけるようにして並べ入れる。ふたをして裏返さずに6〜7分間焼き、取り出して器に盛る。
   のフライパンを拭き、【ケチャップソース】の赤ワインを入れて煮立てる。残りの材料を加えて混ぜ、とろみがつくまで中火で煮詰める。容器に入れてフライドポテト、ミニトマトとともに のピーマンに添え、ピーマンにかけたり、フライドポテトにつけて食べる。



37-10b  ひき肉と五目野菜の炒め煮

少しタンメン風、春雨入りのボリューム炒め煮です。少量の牛乳でまろやかさとコクを出します。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (春雨を戻す時間は除く。)

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・合いびき肉 120g
・春雨 (乾)  40〜45g
・キャベツ 60g
・もやし 60g
・にんじん 30g
・ピーマン 30g
・スープ カップ2
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)小さじ1を湯カップ2で溶く。 

 【A】 
  ・酒 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 少々
  ・牛乳 大さじ1
・サラダ油 大さじ1/2
 
    

  春雨は湯に浸して戻し、食べやすい長さに切る。キャベツ、にんじん、ヘタと種を取ったピーマンは細切りにする。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、中火でひき肉をポロポロになるまで炒める。 の野菜ともやしをサッと炒め合わせ、スープ、春雨を加えて煮立てる。
  【A】を順に加え、再び煮立ったら汁ごと器に盛る。



37-10c  ジューシーシューマイ

先にひき肉をよく練るのと、帆立て貝柱を加えるのが、プロの味にするコツ。形が少し悪くても味は僕の保証付きです。


  エネルギー : 50 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : 1.10 g
  調理時間 : 30分

 講師: 陳 建太郎


(17コ分)
・合いびき肉 200g
・シューマイの皮 (市販)  17枚
・たまねぎ 100g(1/2コ)
・しょうが 1かけ(10g)
・えのきだけ 80g
・生しいたけ 40g
・帆立て貝柱の水煮 (缶詰)  10g
*ほぐし身でもよい。汁けを軽くきる。 
・卵 1/2コ分

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・オイスターソース 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1
  ・塩 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
  ・ごま油 大さじ1/2
・かたくり粉 
・練りがらし 
・しょうゆ 
 
    

  たまねぎ、しょうがはそれぞれみじん切りにする。えのきだけは根元を切り落とし、1cm長さに切る。しいたけは石づきを除き、5mm角に切る。
  たまねぎにかたくり粉大さじ3をまぶす。帆立て貝柱は軽くほぐす。
  ボウルにひき肉を入れて粘りが出るまでしっかりと練り、【A】を加えて混ぜる。しょうが、帆立て貝柱、卵、きのこ類、 のたまねぎも加えて練り混ぜる。17等分に分ける。
  シューマイの皮に3を1コずつのせて包む(シューマイの包み方参考)。蒸し器またはせいろに間隔をあけて並べ、沸騰後10〜12分間強火で蒸す。好みでからしじょうゆをつけて食べる。
《シューマイの包み方》
シューマイの皮の中央に肉ダネ大さじ山盛り1杯(約30g)をのせ、真ん中にへらの先を当てる。へらを立てて皮を上にし、側面を手で握るようにして肉ダネに皮をくっつける。肉の上面をへらでならし、底も平らに形づくる。



37-10d  トマトタコライス

ご飯にメキシコ料理のタコスの具をのせた沖縄名物のタコライスをつくりやすくアレンジ! ソースの辛みはお好みでどうぞ。


  エネルギー : 600 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・合いびき肉 200g
・たまねぎ 1/4コ
・トマト (大)  1コ
・レタス (7〜8mm幅に切る)  2枚分
*大 

 【A】 
  ・トマトケチャップ 大さじ3
  ・ウスターソース 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・カレー粉 少々

 【B】 
  ・トマトケチャップ 大さじ1/2
  ・酢 大さじ1/2
  ・塩 少々
  ・一味とうがらし 少々
  ・ホットペッパーソース 適量
・ご飯 (温かいもの)  茶碗(わん)2杯分
・スライスチーズ (細切り)  適量
・コーンチップス 適宜
・サラダ油 小さじ1
 
    

  たまねぎはみじん切りにし、トマトはヘタを除いて1cm角に切る。
  フライパンにサラダ油小さじ1を中火にかけ、たまねぎをしんなりとするまで炒め、ひき肉を加えてほぐしながら炒める。トマトの半量を入れて汁けがなくなるまで炒め、【A】を加えてパラッとするまで炒める。
  フライパンに残りのトマトと【B】を入れ、トロリとするまで煮る(または耐熱容器にトマトと【B】を入れて混ぜ、ラップをして電子レンジ〈600W〉に2分間かける)。
  器にご飯を盛り、 をのせて周りにレタスを散らす。チーズをふって をかけ、好みでコーンチップスを添える。



37-11 チューリップから揚げ

おいしく揚げるコツはチューリップの皮を外側にすること。チューリップに形づくるのも意外と簡単です。カラリと揚がったチューリップをつまむのは格別のうれしさ。


  エネルギー : 280 kcal (エネルギーは野菜のスティックサラダは除く。)
  塩分 : 1.50 g
  調理時間 : 60分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・鶏手羽先 12本(1本50〜60g)

 【下味  】 
  ・塩 小さじ1/2
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酒 大さじ1

 【衣】 
  ・カレー粉 大さじ1
  ・小麦粉 大さじ4
・野菜のスティックサラダ 適量
・かたくり粉 
・サラダ油 
 
    


チューリップをつくる
  手羽先の先端を関節で切り落とす。
ポイント: 落とした先端は、一緒に揚げても結構です。とりおいて冷凍可能。スープに活用を。
  切り落としたところの2本の骨の間の筋を切り、骨を切り離す。
  切り離した部分、こぶ状の周囲の筋を切り、肉と骨を切り離す。
ポイント: 筋は丁寧に切ること。それだけ仕上がりがきれいになります。
  包丁を手前に引いてこそげるようにして、骨についた肉をはずす。ある程度はずれたら、細いほうの骨を指でつまんで引き抜く。
  残った骨をしっかり持つ。肉を引き、皮が内側にくるように裏返して、形を整える。
ポイント: これで「チュリーップ」が完成。思い出していただけましたか。
  裏返した肉を、再び皮が外側にくるように戻して、形を整える。
ポイント: これで技あり。皮を外側にすることで余分な脂が落ち、表面はカラリと香ばしく、中はジューシーに揚がります。

衣をつける
   をボウルに入れて【下味】を加え、軽くもんでなじませる。【衣】のカレー粉、小麦粉を加えて全体にからめ、かたくり粉を一つ一つ丁寧にまぶす。

揚げる
  フライパンにサラダ油を1cm深さに注ぎ、 を入れる。
ポイント: 常温の油に入れて揚げ始めると中までしっかり火が入り、失敗がありません。油の表面から、鶏肉が飛び出していても大丈夫。
  強めの中火にかける。温度が上がってきたら火を弱めて加減する。
ポイント: 鶏肉の表面から泡が出てくるので、温度の上昇が分かります。油の量が少ないため、すぐに高温になるので注意しましょう。温度が上がったら、忘れずに火を弱めます。
  肉の表面が堅くなり、揚げ色がつき始めたら裏返す。7〜8分間して全体においしそうな揚げ色がついたら取り出す。油をきって器に盛り、野菜のスティックサラダを添える
ポイント: 揚げ色は鍋底のほうから、ついてきます。揚げ物をしている間は鍋から離れず、玉じゃくしで飛び出した骨などに油をかけるとよいでしょう。




37-12 煮込みハンバーグ

じっくり煮込んだハンバーグと本格的なソースが同時にでき上がります。大人っぽいソースには野菜のピュレがぴったり。年の瀬の素敵な夜に家族でどうぞ。


  エネルギー : 410 kcal (エネルギーは3色ピュレは除く。)
  塩分 : 3.60 g
  調理時間 : 50分

 講師: 土井 善晴


(4〜5人分)

 【肉ダネ】 
  ・合いびき肉 500g
  ・牛乳 カップ1/2
  ・食パン (6枚切り)  1枚
  ・たまねぎ (みじん切り)  1コ分(300g)
  ・卵 1コ
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 少々

 【ソース】 
  ・たまねぎ 1コ
  ・バター 10g
  ・トマトケチャップ カップ1/2
  ・赤ワイン カップ1
  ・塩 小さじ2/3
3色ピュレ 適量
・サラダ油 
 
    


肉ダネをつくる
  ボウルに牛乳を入れて、食パンをちぎって浸し、なじませる。
  フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、たまねぎを入れる。3〜4分間ほど炒めて焼き色をつけ、バットに取り出し、粗熱を取る。
ポイント: たまねぎにはあまり触らず、しっかり焼き色をつけます。
  ボウルに と残りの【肉ダネ】の材料を入れ、粘りけが出るまで練り混ぜる。
ポイント: 指先から少し糸を引くぐらいまで、練りましょう。
  フライパンにサラダ油大さじ1を弱火で熱する。 を8〜10等分にし、それぞれ丸く形を整える。できたものからフライパンに入れる。
ポイント: リズミカルに5〜6回両手に打ちつけて空気を抜き、丸く整えていきます。
  焼き色がついたら裏返し、合計4〜5分間ほど焼いて、煮込み用の鍋に移す。
ポイント: 中まで火を通す必要はありません。表面に大まかに焼き色がついたら鍋に移します。

ソースをつくる
  【ソース】用のたまねぎを大きめの色紙大(2cm四方)に切る。
  フライパンにバターを入れて中火にかけ、バターが溶けたらたまねぎを入れる。焼き色がついたらケチャップを加え、焼きつける。
ポイント: たまねぎは混ぜずにしっかり焼きつけましょう。
  ケチャップが渋く深い色になったら、赤ワインと塩を加える。フライパンの底をこそげながら煮立てて、 の煮込み用の鍋に移す。フライパンに水カップ2を注いで煮立て、鍋に加える。
ポイント: 仕上げにフライパンに水を加えて、うまみを残さず鍋に移しましょう。
  鍋を中火にかける。煮立ったらアク、油脂を取って火を弱め、ふたを少しずらして、20分間ほど煮る。
ポイント: 油脂を丁寧に除くとソースが濁らず、色つやがよくなり、味わいも洗練されます。
  ハンバーグはボウルに取り出す。ソースはざるでこして別の鍋に入れ、強火にかける。アクを除いてトロリとするまで煮詰める。ハンバーグを戻し入れて温め、器に盛り、3色ピュレを添える。




37-12a 3色ピュレ

彩りは楽しさです。つくり方はシンプルで、牛乳とバターで調えます。煮込みハンバーグに添えて、よりいっそう魅力的に!


  エネルギー : - (エネルギーはじゃがいものピュレ450kcal、かぼちゃのピュレ510kcal、
               ほうれんそうのピュレ170kcal(すべて全量))

  塩分 : 0.80 g
  調理時間 :  (じゃがいものピュレ35分、かぼちゃのピュレ25分、ほうれんそうのピュレ15分)

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)

 【じゃがいものピュレ】 
  ・じゃがいも 3コ(400g)

 【A】 
  ・牛乳 カップ1/4〜1/2
  ・バター 10g
  ・塩 

 【かぼちゃのピュレ】 
  ・かぼちゃ 400g

 【B】 
  ・牛乳 カップ1/2
  ・バター 10g
  ・塩 

 【ほうれんそうのピュレ】 
  ・ほうれんそう 300g

 【C】 
  ・牛乳 カップ1/4
  ・バター 10g
  ・塩 
 
    


じゃがいものピュレ
  じゃがいもは皮をむいて2〜3等分する。
  鍋にじゃがいもを入れ、かぶるくらいの水を注いで中火にかける。煮立ったら弱火にし、煮くずれないよう柔らかくなるまでゆでる。
ポイント: 煮くずれそうであれば、火を止めておきます。10分間ほどおけば余熱で柔らかくなります。
  ふたで押さえて湯をきる。弱火にかけ、へらなどでじゃがいもをつぶし、【A】を加え、混ぜ合わせる。
  塩小さじ1/3を加えて、ぽってりとした感じになるように水分をとばして仕上げる。

かぼちゃのピュレ
  かぼちゃは種とワタを除いて、3cm角に切り、皮をむく。
  鍋にかぼちゃを入れ、かぶるくらいの水を注いで中火にかけ、煮立ったら弱火にし、フツフツと10分間ほどゆでる。
  ふたで押さえて湯をきる。弱火にかけ、へらなどでかぼちゃをつぶし、【B】を加え、混ぜ合わせる。
  塩小さじ1/3を加えて、ぽってりとした感じになるように水分をとばして仕上げる。

ほうれんそうのピュレ
  鍋にたっぷりの湯を用意し、ほうれんそうを柔らかくゆでて、水にとる。
  流水にさらしてアクを抜く。水けを絞って、包丁で細かく刻み、さらに軽く絞る。
ポイント: 柔らかくゆでることで口当たりがよくなります。
  小鍋に移して弱火にかけ、【C】を加え、混ぜ合わせる。
  塩小さじ1/3を加え、なじませて仕上げる。




37-13  煮豚

肉が縮まないように柔らかく煮上げるコツは火加減。静かに丁寧に煮込みます。調味料のざらめ糖とたまりじょうゆでコクを出して。


  エネルギー : 430 kcal
  塩分 : 2.40 g
  調理時間 : 165分

 講師: 土井 善晴


(4〜5人分)
・豚肩ロース肉 (塊)  700g
・にんにく 1かけ
・しょうが (皮付き)  40g
・ねぎ 1本

 【A】 
  ・酒 カップ2
  ・水 カップ2
・ざらめ糖 大さじ4
*普通の砂糖でもよいが、 ざらめ糖を使ったほうが、 味にコクが出る。 
・たまりじょうゆ 大さじ4
*普通のしょうゆでもよいが、たまりじょうゆを使ったほうが、 味にコクが出る。 
・絹さや 適量
・サラダ油 
・塩 
 
    

  豚肉は、3cm角に切る。にんにくとしょうがは、包丁の腹でたたいてつぶす。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱して豚肉を入れ、強火で表面に焼き色をつけて取り出す。
ポイント: 表面を焼きつけて固め、脂を落とし、焼いたうまみをプラスします。
  豚肉を煮込み鍋に移して【A】を注ぎ、にんにく、しょうが、ねぎを加えて中火にかける。煮立ったら、玉じゃくしでアクを取り除く。
ポイント: 煮汁の表面に浮いてくる油脂も、アクと一緒にすくい取りましょう。
  ざらめ糖を入れて落としぶたをし、ごく弱火にして1時間くらい煮る。
ポイント: 火を弱めたら最初の3〜5分間は様子を見ること。まだフツフツしているようなら、さらに弱めて。「ごく弱火に調える」ことが大事!
  たまりじょうゆを加えて再び落としぶたをし、ごく弱火でさらに1時間〜1時間30分ほど煮る。途中で煮汁の味をみて、塩少々を補い、味をしめる。
ポイント: たまりじょうゆは色は濃いですが、塩分はうすいものです。
  金串を刺して肉の堅さを確かめ、スッと通るようなら火を止める。器に盛り、ヘタと筋を取って色よくゆでた絹さやを添える。



37-14 すき焼き

家族みんなの「甘い」や「塩辛い」の声にこたえながら、卓上で味をつくっていきましょう。ここで紹介するのは、関西の「家庭のすき焼き」です。


  エネルギー : 820 kcal
  塩分 : 4.70 g
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・牛肉 (すき焼き用)  500g
・たまねぎ 2コ
・焼き豆腐 2丁(600g)
・しらたき 200g
・焼き麩(ふ) 12コ
・生しいたけ 1パック
・青ねぎ (太いもの)  3本
・牛脂 適量
・卵 適量
・ゆでうどん 適量
・砂糖 
・しょうゆ 
・酒 
 
    


具の下ごしらえをする
  たまねぎは1cm幅の半月形に切り、焼き豆腐は1丁を横半分に切って2cm幅に切り、大皿に盛る。しらたきはゆでて水にとり、水けを絞って食べやすく切る。焼き麩は水に浸して柔らかく戻し、水けを絞る。これらも大皿に盛る。しいたけは軸を除いて1cm幅に切り、青ねぎは4cm長さの斜め切りにし、大皿に盛る。牛肉は食べやすく切って別皿に盛り、牛脂、卵、調味料を食卓に用意する。
ポイント: 具を大皿に盛るときは、たまねぎや焼き豆腐のように形の決まるものを先に盛ると安定してきれいに盛れます。

煮る
  鉄鍋を火にかけて熱し、牛脂を入れて脂を溶かす。牛肉を2〜3枚広げて入れ、砂糖適量をかける。
ポイント: 急がず、じっくり焼きつけることが肝心!牛肉は自然にはがれるまで、いじらない。
  牛肉がこんがりと焼け、砂糖が溶けてカラメル状になるまで中火で焼きつける。
ポイント: 最初に肉のうまみを鍋に移しておくと、最後までこのうまみがきいて、全体の味が驚くほどおいしくなるんです。
  たまねぎ、焼き豆腐、しらたきなど、水けの出る具を重ならないように鍋に入れて、砂糖・しょうゆ・酒各適量をかけて味をつける。
ポイント: 一つ一つの食材に砂糖としょうゆを少しずつたらして味をつけていきます。このほうが、まとめて味をつけるより、加減しやすいものです。酒は、焦げないように適宜まとめて補います。
  残りの具も加え、そのつど調味料各適量で味をつける。
  全体が煮えたら、牛肉を1枚ずつ広げてのせ、調味料各適量で味をつける。
ポイント: 牛肉は直(じか)火で焼かず、最後にのせると、柔らか〜く火が入りますよ。
  煮えたものから、溶いた卵につけて食べる。その後も同様に、具を入れて調味料各適量で味つけし、最後に牛肉をのせることを繰り返す。
ポイント: 2回目以降はだんだん煮詰まってくるので、味つけを加減してください。
【締めはうどんで!】
食べ終わった鉄鍋にゆでうどんを入れ、煮汁の残り具合によって、砂糖・しょうゆ・酒各適量で味をつける。中火で煮汁をからめるようにして仕上げる。




37-15  えびの含ませ

紅白のえびの色は、日本の色。丸く曲がった姿は長寿を表し、「腰折れ」といいますが、日の出のようでもあり、お正月にふさわしい一品です。


  エネルギー : 15 kcal (エネルギーは1匹分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 鈴木 登紀子


(7匹分)
・車えび (殻付き/有頭)  7匹
*「中巻き」、「巻き」などと呼ばれる、10〜15cm長さのもの。生きたものを使う。 

 【つけ汁】 
  ・だし カップ1
  ・砂糖 大さじ1
  ・うす口しょうゆ 大さじ1/2
  ・塩 少々
 
    

  えびは洗って水けをきり、2〜3節目に竹串を刺して背ワタを取る。
  殻付きのまま熱湯でサッとゆで、色が変わったら湯をきる。
  頭と尾を切り落として殻をむき、容器に入れる。
  鍋に【つけ汁】の材料を合わせて中火で煮立て、熱いうちに に注ぐ。

【保存】
汁ごと密封容器に入れ、冷蔵庫で3日間保存可能。
※このレシピは、2013/12/10にも放送。



37-15a  菊花かぶ

焼き物のお供に欠かせない、白菊に見立てたかぶの甘酢漬け。大きなかぶも小菊に変身するかれんな一品です。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (味をなじませる時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・かぶ 5コ

 【甘酢】 
  ・酢 カップ3/4
  ・だし カップ3/4
  ・砂糖 大さじ3
・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  少々
・塩 大さじ1弱
 
    

  かぶは上下を落として薄く皮をむく。柔らかい下側を上にして置き、厚みの3/4くらいまで縦に細かく包丁を入れる。90度向きを変えて、同様に包丁を入れて格子状に切り目が入るようにする。
ポイント: 皮や切り落とした部分はみそ汁などに。
  ボウルに水と3%の塩(水カップ2に塩大さじ1弱が目安)を入れて混ぜ、かぶを加えてしんなりとするまで30分間ほどおく。密封容器に【甘酢】の材料を合わせ、かぶの水けをきつく絞って放し、赤とうがらしを加える。翌日から食べられる。
  食べるときは、水けをきつく絞って、裏側から十文字に切り目を入れて手で割く。竹串などで花びらのように広げて盛り、赤とうがらしと菊の葉を飾る。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で1週間保存可能。
※このレシピは、2013/12/09にも放送。



37-15b  岩石卵

「伊達(だて)巻きは手に負えない」方におすすめ。手軽につくれて、見た目も華やかです。2本に分けて巻けばかれんで、1本にまとめて太く巻くと豪華に仕上がります。


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(2本分)
・卵 6コ

 【A】 
  ・砂糖 大さじ6
  ・塩 小さじ1/5
・酢 少々
 
    

  卵は鍋に入れてたっぷりの水と酢少々を加え、中火にかける。沸騰後、13分間ゆでて水にとり、殻をむいて白身と黄身に分ける。黄身は熱いうちに【A】を加え、ねっとりとするまで手でよく混ぜる。
ポイント: 卵をゆでる間に、巻きすに堅く絞ったぬれ布巾を広げて準備しておくこと。
  白身は乾いた布巾の上で粗く刻み、黄身に加えてよく混ぜる。
ポイント: 刻みすぎず不ぞろいなほうが、おもしろい模様になる。
  ぬれ布巾を広げた巻きすの中央に、 の半量を縦長にのせ、左右から寄せて棒状にまとめる。
  ぬれ布巾でクルクルと巻き、巻きすの手前側に置く。
ポイント: 巻いた卵に節がつくように、巻きすは凹凸のある面を上にして使う。
  巻きすできっちりと巻き、はみ出た布巾の端は巻きすの中に押し込める。
  巻きすがゆるまないように、たこ糸できつく巻く。残り半量も同様に巻き、蒸気のたった蒸し器に入れて、ごく弱火で7分間蒸す。蒸し器から取り出して冷まし、2〜3cm幅に切る。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で4日間保存可能。
※このレシピは、2013/12/10にも放送。



37-15c  ぶりの若菜焼き

脂ののったぶりを濃いめの味に仕立てます。卵黄をひと塗りしてあでやかに。


  エネルギー : 1300 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (つけ汁に浸す時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・ぶり (切り身)  4切れ(400g)

 【つけ汁】 
  ・酒 大さじ3
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
・大根の茎 少々
・卵黄 2コ分
・塩 少々
 
    

  ぶりは1切れを二つ〜三つに切る。【つけ汁】の材料をバットに合わせる。
  【つけ汁】にぶりを浸し、時々上下を返して3時間ほどおく。大根の茎は塩少々を入れた熱湯でサッとゆでて冷水にとり、細かく刻んで水けをきつく絞る。
  オーブンは250℃に温める。天板も温めておき、オーブン用の紙を敷いてぶりを並べる。250℃で3〜4分間焼いてアルミ箔(はく)をかぶせ、さらに3分間焼く。
  卵黄を溶いて、はけでぶりにぽってりとのせ、大根の茎を散らす。オーブンに戻し、余熱で表面を乾かして取り出す。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で3日間保存可能。
※このレシピは、2013/12/10にも放送。



37-15d  田舎風煮しめ

素朴で滋味あふれるお煮物。心にも体にもやさしく懐かしいお味です。汁ごと冷蔵庫で冷たくして三が日の間楽しみましょう。


  エネルギー : 750 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 3.20 g
  調理時間 : 60分 (焼き干しを水に浸す時間、干ししいたけ、 結び昆布を戻す時間、冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・いわしの焼き干し 8匹
*いわしの頭と内臓を取って干し、焼いて乾燥させたもの。 手に入らなければ、煮干し20匹(頭と内臓を取る)でもよい。 
・干ししいたけ 8枚
・結び昆布 8コ
・里芋 8コ
・にんじん 100g
・ごぼう 100g
・れんこん 100g
・焼き豆腐 1丁
・こんにゃく 1/2枚
・絹さや 9枚

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ5
  ・酒 大さじ3
  ・塩 小さじ1
・酢 
 
    

  大きい鍋に水カップ2と焼き干しを入れ、一晩浸す。干ししいたけはかぶるくらいの水に浸し、落としぶたをして一晩戻す。水けを絞って軸を切り落とし、かさの裏側に十文字の切り目を入れる(隠し包丁)。結び昆布はカップ6の水に浸して20分間ほど戻し、戻し汁もとっておく。
  里芋はたわしで洗って乾かし、上下を少し切り落とす。下から上へ皮をむき、流水でこすり洗いをしてぬめりをよく取る。にんじんは皮をむき、5〜6mm厚さの輪切りにして水に放し、水けをきる。
  ごぼうはたわしで洗って3cm長さに切り、酢水に放す。水の色が変わったら、洗って水けをきる。れんこんは皮を薄くむいて5〜6mm厚さの輪切りにし、酢水に5〜6分間さらし、洗って水けをきる。
  焼き豆腐は縦長に置いて縦半分に切る。端から2cmほどのところに斜めに包丁を入れ、刃を動かしながら波状に切っていく。
  こんにゃくは水からゆで、沸騰後5分間くらいで水にとる。5〜6mm厚さに切って中央に切り目を入れ、片方の端を切り目にくぐらせてひねる。絹さやは花落ちを残してヘタを落とし、筋を取り、サッとゆでる。
   の鍋に結び昆布と戻し汁、こんにゃく、しいたけ、里芋、にんじん、ごぼう、れんこんを加える。焼き豆腐をのせ、【A】を加えて強火にかける。
  煮立ったらアクを取って弱火にし、落としぶたをして40分間ほど煮る。火を止めて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。器に盛り、絹さやをあしらう。

【保存】
汁ごと密封容器に入れ、冷蔵庫で4日間ほど保存可能。
※このレシピは、2013/12/10に放送したものです。



37-15e  昆布巻き

生ざけのハラスは、扱いやすく程よい脂肪とうまみがあり昆布巻きにおすすめです。素材の味を生かしたシンプルな味わい。おめでたい「俵積み」の盛り付けを。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : -
  調理時間 : 120分 (昆布を戻す時間、煮たあと冷ます時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(8本分)
・昆布 (15cm長さ)  8枚
・かんぴょう (21〜22cm長さ)  16本
・生ざけ (ハラス)  150g
*腹の周囲の脂の多い部位。 
・昆布の戻し汁 カップ5〜6

 【A】 
  ・酒 カップ1/2
  ・しょうゆ カップ1/4
  ・塩 少々
・塩 適量
・酢 一たらし
 
    

  昆布は堅く絞ったぬれ布巾で拭き、水カップ6に30〜40分間つけて戻す。戻し汁はとっておく。さけは1cm角、約10cm長さの8本の棒状に切る。
ポイント: 昆布は浮かないように、板などをのせて戻すとよい。
  かんぴょうは洗って軽く絞り、塩適量をふってもむ。柔らかくなったら塩を洗い流す。
   の昆布の水けを拭き、縦長に置く。手前にさけをのせ、向こう側へしっかりと巻く。
  上下の端から1/3ほどのところ2か所を のかんぴょうで二重に巻き、しっかりと結ぶ。
  底の広い浅鍋にきっちりと並べ、昆布の戻し汁を3〜4cm上まで注ぎ、酢をひとたらしして強火にかける。煮立ったら弱火にしてアクを取り、落としぶたをして30〜40分間煮る。
ポイント: 時々アクや泡を丁寧に取り、常に汁がかぶっている状態を保つように、昆布の戻し汁か水を適宜足す。
  昆布に竹串がスッと通るようになったら、【A】を加えて味を調え、再び落としぶたをして30〜40分間煮る
  火を止めてそのまま冷まし、両端を切り落として1本を二つに切る。

【保存】
汁ごと密封容器に入れ、冷蔵庫で4〜5日間保存可能。
※このレシピは、2013/12/10にも放送。



37-15f  数の子

子孫繁栄を願う数の子は、なんといっても黄金色が華やか。塩抜きが肝要ですがつけ汁も大事です。


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (数の子の塩を抜く時間、つけ汁に浸す時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・塩数の子 300g

 【つけ汁】 
  ・水 カップ2
  ・削り節 20g
  ・酒 大さじ2

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
  ・塩 小さじ1/2
・糸がつお 少々
・塩 一つまみ
 
    

  数の子は洗って、塩一つまみを入れたたっぷりの水につける(呼び塩。こうすると塩分が抜けやすい)。1日2回ほど水をかえながら、塩抜きをする。
  味をみて塩けが抜けていたら取り出し、親指の腹で白い膜をこするように取って、水で洗う。水けを拭いて深めの密封容器に入れる。
  小鍋に【つけ汁】の材料を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にする。3〜4分間煮て火を止め、冷ます。ざるに紙タオル(不織布タイプ)を広げ、ボウルに重ねてこし、【A】と合わせる。 の容器に注ぎ、冷蔵庫に入れる。2日後くらいからがおいしい。食べやすい大きさに切って器に盛り、糸がつおをのせる。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で1週間保存可能。
※このレシピは、2013/12/09にも放送。



37-15g  紅白なます

お正月らしい紅白なますは、万人好みのさっぱりとした味わいです。ごちそうの合間に必ず手が出ること請け合い。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (味をなじませる時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・大根 600g
・にんじん 60g
*にんじんは大根の1割にし、赤くなりすぎないようにすると上品な仕上がりに。 

 【A】 
  ・砂糖 大さじ3
  ・酢 大さじ4
・塩 大さじ1弱
 
    

  大根は4〜5cm厚さの輪切りにして、皮をむく。縦に薄切りにし、ずらして置き、さらに縦にせん切りにする。にんじんも同様にする。
ポイント: 完全に重ねて切るとすべりやすいため、少しずらして置いて切るとよい。
  大きめのボウルに大根とにんじんを入れて、塩大さじ1弱(大根とにんじんの重さの2%)をふる。初めはやさしく、水けが出てきたら次第に強くもむ。
  しんなりとしたら、2回に分けて水けが少し残るくらいに軽く絞り、ほぐしてから密封容器に入れる。
ポイント: 大根を食べてみてほんのりと塩けを感じるくらい。この水けで酢の酸味がやわらぐので、絞りすぎないこと。
  【A】を順に加えてよく混ぜ、冷蔵庫に入れる。1日に2〜3回混ぜて味をなじませ、翌日から食べられる。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で1週間保存可能。
※このレシピは、2013/12/09にも放送。



37-15h  田作り

甘さひかえめで、手づくりならではの味わいです。昔は田んぼの肥やしとしたことからこの名がつき、「五万米(ごまめ)」ともいい、五穀豊穣を祈願した縁起ものの一つ。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (広げて冷ます時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・ごまめ 50g
*背が青く、腹が銀色に輝いてる、への字形のものを選ぶ。 

 【A】 
  ・砂糖 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・水 小さじ1
・酒 大さじ1
 
    

  フライパンに半量のごまめを入れ、弱火でゆっくりと、時々菜箸で動かしながら、からいりする。
  香ばしくなってきたらごまめを箸でとって冷まし、手でポキンと折れるくらいまで火を通す。残りの半量も同様にする。
  底の広い浅鍋に【A】を中火で煮立たせ、泡が大きくなったら一気にごまめを入れる。
  菜箸で手早くからめて、酒大さじ1をふってひと混ぜする。火からはずし、バットにあけて広げて冷ます。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で2週間保存可能。
※このレシピは、2014/12/29にも放送。



37-15i  黒豆

新しい一年を、まめ(健康)に息災に暮らせますようにとの願いを込めたもの。ふっくらと煮上がる秘けつは、粒のそろった上質な新豆を選ぶことです。


  エネルギー : 2260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.70 g
  調理時間 : 90分 (黒豆を戻す時間、一晩おく時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・黒豆 (乾)  カップ2
・砂糖 カップ3
・しょうゆ 大さじ1
 
    

  黒豆は流水で手早く洗い、厚手の鍋に入れる。4倍の水カップ8(豆から5〜6cm上が目安)を注ぎ、一晩おいて戻す。3倍以上にふくらむ。
  鍋を強火にかけ、泡を丁寧にすくい取る。煮立ってきたら差し水(びっくり水、しわのばし)カップ1/2を入れる。再び沸騰したらまた差し水カップ1/2を加え、さらにもう一度繰り返してアクを除き、ごく弱火にする。
ポイント: ゆでこぼすと豆のおいしさが逃げてしまうので、ゆでこぼさずに休まずアクを取ること。
  豆がゆで汁から顔を出しそうになったら適宜水を足し、時々豆をつまんで堅さを確認しながら、柔らかくなるまで煮る。
ポイント: 煮る時間は、新豆で1時間弱が目安。
  豆が親指と小指ではさんで簡単につぶれるくらいになったら、砂糖を一気に加える。ごく弱火のままで、さらに14〜15分間煮る。
  しょうゆを加えてサッと煮て火を止める。アルミ箔(はく)で表面を覆い、さらに鍋全体もアルミ箔で覆って一晩おく(鍋のふたがあれば、全体は覆わずにふたをすればよい)。

【保存】
密封容器に煮汁ごと入れ、冷蔵庫で2週間保存可能。
※このレシピは、2013/12/09に放送したものです。



37-16 田舎風煮しめ

素朴で滋味あふれるお煮物。心にも体にもやさしく懐かしいお味です。汁ごと冷蔵庫で冷たくして三が日の間楽しみましょう。


  エネルギー : 750 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 3.20 g
  調理時間 : 60分 (焼き干しを水に浸す時間、干ししいたけ、 結び昆布を戻す時間、冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: 鈴木 登紀子


(つくりやすい分量)
・いわしの焼き干し 8匹
*いわしの頭と内臓を取って干し、焼いて乾燥させたもの。 手に入らなければ、煮干し20匹(頭と内臓を取る)でもよい。 
・干ししいたけ 8枚
・結び昆布 8コ
・里芋 8コ
・にんじん 100g
・ごぼう 100g
・れんこん 100g
・焼き豆腐 1丁
・こんにゃく 1/2枚
・絹さや 9枚

 【A】 
  ・うす口しょうゆ 大さじ5
  ・酒 大さじ3
  ・塩 小さじ1
・酢 
 
    

  大きい鍋に水カップ2と焼き干しを入れ、一晩浸す。干ししいたけはかぶるくらいの水に浸し、落としぶたをして一晩戻す。水けを絞って軸を切り落とし、かさの裏側に十文字の切り目を入れる(隠し包丁)。結び昆布はカップ6の水に浸して20分間ほど戻し、戻し汁もとっておく。
  里芋はたわしで洗って乾かし、上下を少し切り落とす。下から上へ皮をむき、流水でこすり洗いをしてぬめりをよく取る。にんじんは皮をむき、5〜6mm厚さの輪切りにして水に放し、水けをきる。
  ごぼうはたわしで洗って3cm長さに切り、酢水に放す。水の色が変わったら、洗って水けをきる。れんこんは皮を薄くむいて5〜6mm厚さの輪切りにし、酢水に5〜6分間さらし、洗って水けをきる。
  焼き豆腐は縦長に置いて縦半分に切る。端から2cmほどのところに斜めに包丁を入れ、刃を動かしながら波状に切っていく。
  こんにゃくは水からゆで、沸騰後5分間くらいで水にとる。5〜6mm厚さに切って中央に切り目を入れ、片方の端を切り目にくぐらせてひねる。絹さやは花落ちを残してヘタを落とし、筋を取り、サッとゆでる。
   の鍋に結び昆布と戻し汁、こんにゃく、しいたけ、里芋、にんじん、ごぼう、れんこんを加える。焼き豆腐をのせ、【A】を加えて強火にかける。
  煮立ったらアクを取って弱火にし、落としぶたをして40分間ほど煮る。火を止めて粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。器に盛り、絹さやをあしらう。

【保存】
汁ごと密封容器に入れ、冷蔵庫で4日間ほど保存可能。
※このレシピは、2013/12/10に放送したものです。




37-16a 南部雑煮ばぁば風

青森県八戸のお雑煮は具だくさんで、すまし汁仕立て。具は温まったら汁から取り出し、ざるに上げるのがポイント。この一手間で、どのおわんにも均等で、美しく盛り分けることができます。


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 鈴木 登紀子


(4人分)
・大根 400g
・にんじん 50g
・ごぼう 100g
・鶏ささ身 2本
・イクラ 大さじ4
・かまぼこ (紅・白/薄切り)  各4枚
・切り餅 8コ
・だし カップ4

 【A】 
  ・塩 大さじ1/2
  ・うす口しょうゆ 大さじ1/2
・みつば 適量
・柚子(ゆず)の皮 適量
・酢 
・酒 
 
    

  大根、にんじんは3〜4cm長さ、1cm幅の薄い短冊形に切る。ごぼうはたわしで洗って同様に切り、酢水に放す。水の色が変わったら、洗ってざるに上げる。鍋に湯を沸かし、大根、にんじん、ごぼうの順に別々にゆで、少し歯ごたえが残るくらいでざるに上げる。
  ささ身は筋を除いて薄いそぎ切りにし、酒小さじ2をふっておく。イクラは酒大さじ1をふってほぐす。柚子の皮は丸くそぎ切りにし(へぎ柚子)、4枚用意する。
ポイント: 前日にここまで準備し、密封容器に入れて冷蔵庫で保存しておくとよい。
  鍋にだしと の野菜を入れて強火にかけ、煮立ったらささ身を加えて中火にする。【A】を加えて味を調え、かまぼこを加え、温まったらすべての具を取り出してざるに上げる。
  餅は耐熱ボウルに入れて3cmほど上までぬるま湯を注ぎ、ラップをかぶせて電子レンジ(600W)に6〜7分間かけて柔らかくする。椀(わん)に の野菜を少々敷き、餅の湯をよくきってのせる。
ポイント: 野菜を敷いておくことで、餅が椀にくっつくのを防ぐ。
  残りの具とイクラをのせ、みつばを2〜3cm長さに切って添える。椀の縁から熱い汁をはり、へぎ柚子をのせる。

※このレシピは、2013/12/10にも放送。




37-17  ドライフルーツ入りなます

あえて塩もみをせず甘酢に漬けて、野菜から出る水分を丸ごといただきましょう。ドライフルーツの自然な甘みが入るので砂糖は少なめでもOK。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・大根 1/4本(300g)
・にんじん 約1/7本(30g)
・干しあんず 20g
・レーズン 20g

 【甘酢】 
  ・酢 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2
  ・塩 小さじ1+1/2
 
    

  大根は皮をむき、皮むき器で縦にせん切りにする。にんじんも皮をむき、大根と同様に切る。
ポイント: 大根とにんじんの皮はきんぴらにするとおいしい。
  干しあんず、レーズンはざるに合わせて熱湯をかけ、水けを拭く。あんずは2〜3等分に切る。
  大根、にんじん、干しあんず、レーズンをポリ袋に入れ、【甘酢】の材料を加えて袋の上からよく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。つくってすぐに食べられるが、冷蔵庫に一晩おくと、よりおいしくなる。



37-17a  栗(くり)きんとん

くりの甘露煮のシロップにみりんを合わせ、上品でコクのある甘みをつけるのがポイント。料亭風の味わいに仕上げます。


  エネルギー : 940 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・さつまいも 1本(正味200g)
・くりの甘露煮 (市販)  1瓶(300g)

 【A】 
  ・塩 小さじ1/2
  ・みりん 小さじ1/2
 
    

  さつまいもは8mm厚さくらいの輪切りにし、皮を厚めにむく。水にサッとさらし、水けを拭く。
ポイント: さつまいもの皮は、油で揚げて砂糖をまぶした「いもかりんとう」にして楽しむとよい。
  ポリ袋(高密度)にさつまいもを入れ、くりの甘露煮をシロップごと全部加える。
  【A】を加え、よく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋(高密度)に入れて二重にし、口を結ぶ。水を入れた蒸し器に入れ、弱火で30分間ほど蒸す。
   が熱いうちに、麺棒で袋の上からさつまいもだけをつぶし、粗熱を取る。



37-17b  シンプル雑煮

雑煮もポリ袋漬けを活用! 小松菜のうまみと塩漬けにした鶏肉の食感が絶品です。相乗効果で餅のおいしさもひとしお。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (鶏肉を塩漬けにする時間、小松菜を塩漬けにする時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(2〜3人分)

 【鶏肉の塩漬け】*つくりやすい分量。冷蔵庫で3〜4日間もつもので、残りは親子丼やから揚げにするとおいしい。 
  ・鶏もも肉 1枚(250g)

 【A】 
  ・酒 小さじ1
  ・塩 小さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/4

 【小松菜の塩漬け】*つくりやすい分量。冷蔵庫で1週間もつもので、残りは野沢菜漬けと同様に食べる。 
  ・小松菜 250g

 【B】 
  ・塩 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/2

 【吸い地】 
  ・だし カップ4
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・みりん 大さじ1/2
  ・塩 小さじ1
・切り餅 2〜3コ
・柚子(ゆず)の皮 適量
 
    

  【鶏肉の塩漬け】をつくる。鶏肉は食べやすい大きさに切り、ポリ袋に入れる。【A】を加えて袋の上からよく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。冷蔵庫に一晩おき、なじませる。
  【小松菜の塩漬け】をつくる。小松菜は5cm長さに切ってポリ袋に入れ、【B】を加えて袋の上からよく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。冷蔵庫に一晩おき、なじませる。
  鍋に【吸い地】の材料を入れ、中火にかける。沸騰したら、鶏の塩漬けの3/5量(約150g)を入れ、弱火で10分間煮る。
  切り餅は焼き網やオーブントースターでこんがりと焼く。
  椀(わん)に の煮汁少々を入れ、焼き餅、小松菜の塩漬けの1/3量(約80g)を盛る。鶏肉を盛り、煮汁をはってから吸い口に柚子の皮を散らす。



37-17c  岩石卵

巻きすがなくてもきれいに成形できます! 道具を使わずつぶしてポリ袋でつくりましょう。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・ゆで卵 (固ゆでのもの)  3コ

 【A】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・塩 小さじ1/3
  ・かたくり粉 小さじ1
 
    

  ポリ袋(高密度)に殻をむいたゆで卵と【A】を入れて袋の口を閉じ、袋の上から手でつぶしながら、よく混ぜる。
  袋の底を手前にして広げ、卵を手前に寄せる。左側を1/3ほどあけてひとまとめにし、あけた部分を内側に折りたたむ。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、袋の上から卵を棒状に成形する。袋を手前から向こうにクルクルと巻く。
  蒸気がたった蒸し器に、 の巻き終わりを下にして入れ、弱火で5分間ほど蒸す。袋から取り出して1.5cm厚さに切る。
ポイント: 卵は長く蒸すと色が悪くなるので、水からではなく、蒸気がたってから蒸す。



37-17d  ぶりの香味焼き

味がよくしみ込むよう、空気を抜いたポリ袋で漬けるのがポイント。焼いてもパサつかず、しっとりとした口当たりです。ピリッと辛い豆板醤がおせち全体の味わいの中でメリハリをつけます。


  エネルギー : 580 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・ぶり (切り身)  2切れ

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酒 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1/4
  ・塩 小さじ1/4
  ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1/2
  *一味とうがらし少々で代用してもよい。 
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1/2
  ・白ごま 小さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1
・みりん 
 
    

  ぶりは3等分に切る。
  ポリ袋に【A】を入れて、袋を揺すって混ぜる。
  ぶりを に加え、手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。冷蔵庫に一晩おき、なじませる。
  袋から取り出して魚焼きグリルに入れ、両面を中火でこんがりと焼く。
ポイント: つやよく仕上げたい場合は、焼き上がったら、熱いうちにみりんを両面に薄く塗るとよい。
  器に盛り、あれば南天の葉を飾る。



37-17e  鶏むね肉のマーマレード漬け

パサつきやすい鶏むね肉が、しっとり柔らかな口当たりになります。鶏肉は香ばしく焼いてすぐにポリ袋で漬け、余熱でじんわりと火を通し味を含ませるのがコツです。


  エネルギー : 590 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・鶏むね肉 1枚(250g)

 【A】 
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々

 【B】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・赤ワイン (または酒)  大さじ1
  ・オレンジマーマレード 大さじ1
・粒マスタード 適量
・サラダ油 大さじ1
 
    

  鶏肉に【A】をふる。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、鶏肉の皮側を下にして入れ、中火で4〜5分間、こんがりと焼き色がつくまで両面を焼く。
  ポリ袋(高密度)に【B】を入れ、 の肉をアツアツのうちに加える。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋(高密度)に入れて二重にし、口を結び、冷めるまでおく。冷蔵庫に入れ、一晩おいてなじませる。
  袋から鶏肉を取り出して薄くそぎ切りにし、器に盛る。漬け汁適量をかけ、粒マスタードを添える。



37-17f  黒豆

黒豆は乾燥のまま蒸して、味を含ませながら戻します。甘さ控えめの、すっきり味に仕上げましょう。


  エネルギー : 910 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 1.00 g
  調理時間 : 125分 (粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・黒豆 (乾)  カップ1(150g)

 【A】 
  ・砂糖 大さじ4
  ・塩 小さじ1/2
  ・しょうゆ 大さじ1/2
・砂糖 大さじ4
 
    

  黒豆は洗って水けをきり、ポリ袋(高密度)に入れる。【A】を加え、50℃の湯カップ2を加える。袋の口を閉じて揺すり、よく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋(高密度)に入れて二重にし、口を結ぶ。
  水を入れた蒸し器に を入れ、弱火で1時間ほど蒸す。火を止めて粗熱を取る。
  ポリ袋の口をいったん開け、砂糖を加えて口を結ぶ。水を足した蒸し器に入れ、さらに1時間ほど弱火で蒸す。

豆の持ち味を生かし、食感を残しているので、従来の柔らかい黒豆とは、また違う味わいに仕上がる。
※ポリ袋について
ポリ袋は必ず、食品専用に市販されているものを使用してください。
食品専用ポリ袋は、半透明と透明の2種類があります。
サイズは、MまたはLが最適です。
高密度ポリエチレン/半透明
半透明の薄手のポリ袋。約120℃までの耐熱性があります(耐冷温度は約マイナス30℃)。ポリ袋蒸しには必ず、こちらのタイプを使用してください。
※ポリ袋蒸しの調理ルール
「弱火・70〜80℃で蒸す」が鉄則
ポリ袋蒸しに使用する、高密度ポリエチレン製の袋の耐熱温度は約120℃。安全のために、調理中の温度が沸点(100℃)に到達しないよう、低温でじっくりと火を通します。
袋の上からよく混ぜる。空気を抜き、口を結ぶ。
空気を抜き、口を結ぶ
材料と調味料が混ざったら、袋の上から手のひらで押さえ、空気を抜いて口を結びます。空気を抜くのは、真空に近い状態にして、全体に調味料を行き渡らせるため。ポリ袋は、万一のことを考えて、2枚重ねにしたほうが安全です。



37-17g  ミックスナッツ入り田作り

ミックスナッツは味つきのものを使ってポリ袋で調理。はちみつのすっきりした甘みで、サラッと仕上げます。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・ごまめ 30g
・ミックスナッツ (市販)  50g

 【A】 
  ・はちみつ 大さじ1
  ・しょうゆ 小さじ1/2
 
    

  ごまめはフライパンでカリッとするまでからいりするか、耐熱皿に入れて電子レンジ(600W)に1分30秒間かける。
   をポリ袋に入れ、ミックスナッツ、【A】を加えて袋の上からよく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。冷蔵庫に一晩おき、なじませる。



37-17h  数の子、ごぼう、 さきいかのごまマヨあえ

目先を変え、マヨネーズでサラダ風のあえ物にします。数の子は、ほぐして市販されているものを使ってもOK。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (数の子の塩を抜く時間、冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・塩数の子 50g
・ごぼう 1/2本
・さきいか (市販)  30g

 【A】 
  ・すりごま (白)  大さじ2
  ・マヨネーズ 大さじ2
  ・酢 大さじ1/2
  ・砂糖 大さじ1/2
  ・しょうゆ 小さじ1
 
    

  数の子はかぶるくらいの水につけ、4〜5回水をかえながら4時間ほどおいて塩けを抜く。薄皮をむいて水けを拭き、一口大に切る。
  ごぼうはささがきにし、熱湯にサッとくぐらせ、水けを拭く。さきいかは細かく裂く。
  ポリ袋に【A】を入れ、 を加えて袋の上からよく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。冷蔵庫に一晩おき、なじませる。



37-17i  自家製がんもどき

リサイクル料理とは思えない味わい!


  エネルギー : 420 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・にんじん、れんこん、大和芋の皮 (合わせて)  100g
・木綿豆腐 1/2丁(150g)
・塩 小さじ1/4
・砂糖 少々
・小麦粉 大さじ3
・しょうが (すりおろす)  適量
・揚げ油 
 
    

  にんじん、れんこん、大和芋の皮はみじん切りにする。木綿豆腐は紙タオルで軽く水けを拭く。
  ポリ袋に と塩、砂糖、小麦粉を入れ、袋の上からよく混ぜる。口を結び、底の片方の端をはさみで切り、スプーンに絞り出して成形する。
  フライパンに揚げ油を2cm深さに入れて170℃に熱し、 の両面をきつね色にカリッと揚げる。器に盛り、しょうがを添える。



37-17j  ドライフルーツ入りなます

あえて塩もみをせず甘酢に漬けて、野菜から出る水分を丸ごといただきましょう。ドライフルーツの自然な甘みが入るので砂糖は少なめでもOK。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・大根 1/4本(300g)
・にんじん 約1/7本(30g)
・干しあんず 20g
・レーズン 20g

 【甘酢】 
  ・酢 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2
  ・塩 小さじ1+1/2
 
    

  大根は皮をむき、皮むき器で縦にせん切りにする。にんじんも皮をむき、大根と同様に切る。
ポイント: 大根とにんじんの皮はきんぴらにするとおいしい。
  干しあんず、レーズンはざるに合わせて熱湯をかけ、水けを拭く。あんずは2〜3等分に切る。
  大根、にんじん、干しあんず、レーズンをポリ袋に入れ、【甘酢】の材料を加えて袋の上からよく混ぜる。手のひらで押さえて袋の空気を抜き、口を結ぶ。もう1枚のポリ袋に入れて二重にし、口を結ぶ。つくってすぐに食べられるが、冷蔵庫に一晩おくと、よりおいしくなる。



37-18 ごぼうの肉巻き弁当

お赤飯とごぼうの牛肉巻きが主役のお弁当。少しよそいき感のあり、見た目も華やかです。


  エネルギー : 670 kcal (エネルギーはこの弁当箱に詰めた場合(レンジ赤飯は150gとして計算))
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 栗原 はるみ

ごぼうの肉巻き 
レンジ赤飯 
きくらげと大根のなます 
スイートかぼちゃ 
 
    

  ごぼうの肉巻きは長さをそろえて切り、断面を見せて弁当箱に並べる。きくらげと大根のなますを詰める。
  レンジ赤飯を弁当箱に詰める。
  スイートかぼちゃを弁当箱に詰める。




37-18a ごぼうの肉巻き

ごぼうの独特の香りには、コクのある甘辛じょうゆ味がよく合います。大きめにつくって、盛り付けのバリエーションを楽しんで。


  エネルギー : 230 kcal
  塩分 : 2.10 g
  調理時間 : 30分

 講師: 栗原 はるみ


(4人分)
・ごぼう (12cm×8本分)  
*多めに用意し、太い部分のみを使用する。残っ た部分はほかの料理に使 うとよい。長さは鍋の大き さに合わせて多少変えてもよい。 
・牛薄切り肉 (しゃぶしゃぶ用)  10〜12枚(約200g)

 【A】 
  ・だし カップ1
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・砂糖 大さじ2+1/2〜3
  ・みりん 大さじ1
  ・酒 大さじ1
 
    

  ごぼうは皮むき器で皮をむき、12cm長さに切る。水にさらしてアクを抜き、水けをきる。熱湯で5〜6分間ゆで、ざるに上げて水けをきる。
  しばらくおいてごぼうの粗熱を取り、牛薄切り肉を巻く。巻き始めと巻き終わりは肉に1cmほど余裕をもたせ、隙間がないように少し重ねながら巻く。
ポイント: 加熱すると牛肉が縮むので、両端が少しはみ出るようにしてください。
  鍋に【A】を合わせて火にかけ、煮立ったら を入れる。落としぶたをして弱めの中火で煮る。
ポイント: 途中でアクが出てきたら、すくって除きます。
  途中で一度上下を返し、煮汁にとろみがつくまで15〜20分間煮て火を止める。盛り付けるときに、食べやすい大きさに切り、鍋に残った煮汁をかける。
ポイント: 煮汁が少なくなり、牛肉に照りが出てきたらでき上がり!

※このレシピは、2013/12/12に放送したものです。




37-18b レンジ赤飯

イメージ的に手間がかかる赤飯も、レンジを使って簡単に!



  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (ささげ、もち米を水に浸す時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(2〜3人分)
・もち米 200ml(カップ1)
・ささげ 40g
*小豆でもよい。 

 【ごま塩】 
  ・いりごま (黒)  適宜
  ・塩 適宜
 
    

  ささげはサッと洗って多めの水に3時間〜一晩浸し、ざるに上げて水けをきる。
  もち米は洗って多めの水に20分間浸し、ざるに上げて水けをきる。
  鍋にささげと多めの水を入れて火にかける。煮立ってアクが出たらざるに上げる。鍋とささげを水ですすぎ、ささげを鍋に戻して水カップ1を入れ、火にかける。煮立ったら弱火にし、約10分間、少し堅めにゆでてボウルで受けたざるに上げる。
ポイント: ゆで汁も捨てずに活用します。
   のゆで汁に水を加え、カップ3/4にする。
  大きめの耐熱ボウルに のもち米、 のささげを入れ、 を加える。ラップでふんわりと覆い、電子レンジ(600W)に約6分間かける。一度取り出して全体を手早く混ぜ、再びラップをかけてさらに約3分間かける。
  軽く混ぜて器に盛り、好みで【ごま塩】をふる。




37-18c  きくらげと大根のなます

さっぱりとした風味ときくらげの食感で、箸がすすむ一品です。かにを加えなければ日もちするので、多めにつくって常備菜に。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (きくらげを戻す時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(4人分)
・きくらげ (乾)  5g
・大根 1/3本(400g)
・きゅうり 1本

 【A】 
  ・酢 大さじ4
  ・柚子(ゆず)の搾り汁 大さじ2
  ・砂糖 大さじ3
・柚子の皮 (せん切り)  適宜
・かに (缶詰)  100g
・塩 小さじ1/2
 
    

  きくらげは水に30分間くらいつけて戻す。石づきを取って熱湯をかけてから、せん切りにする。大根は皮をむいて5〜6cm長さの細いせん切りにする。きゅうりは小口切りにする。
  大根をボウルに入れ、塩小さじ1/2を加えて混ぜる。5〜10分間おいてしんなりしたら、水けを堅く絞る。
ポイント: 大根の水けは、布巾で包んでギューッと力を込めてしっかり絞って!
  きゅうりを別のボウルに入れ、塩少々を加えて混ぜ、5〜10分間おいて水けを絞る。
  ボウルに【A】を合わせ、きくらげ、大根、きゅうりを加えてあえ、塩少々で味を調える。好みで柚子の皮を加える。
ポイント: この状態で、冷蔵庫で3〜4日間保存できます。
  食べるときにかにを加える。軟骨を除いて粗くほぐし、軽く汁けをきってから に加え、混ぜ合わせる。
【保存】
つくり方4の状態で、冷蔵庫で3〜4日間保存可能。




37-18d  スイートかぼちゃ

お弁当の楽しみ、一口サイズのデザートです!


  エネルギー : 50 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(直径4cmの抜き型14コ分)
・かぼちゃ 1/4コ(正味340g)

 【A】 
  ・バター 10g
  ・卵黄 1コ分
  ・砂糖 大さじ2
  ・生クリーム 大さじ2
・シナモン 適量
・卵黄 適量
 
    

  かぼちゃは種とワタを除き、皮をきれいにむいて一口大に切る。
  耐熱ボウルに紙タオル(電子レンジ対応の不織布タイプ)を敷き、 を入れる。ラップで覆って電子レンジ(600W)に8〜9分間、柔らかくなるまでかける。
  ラップと紙タオルをはずし、熱いうちにフォークなどでなめらかになるまでつぶす。【A】を加えてよく混ぜ、シナモンを加える。
  バットなどの平らな容器にオーブン用の紙を敷き、 を2cm厚さにならす。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やす。
   を紙ごと取り出し、好みの型で抜いて表面に卵黄を塗る。オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。
ポイント: でき上がったものは保存容器に入れ、冷凍庫で2週間保存できます。食べるときは自然解凍でよいので、凍ったままお弁当に持っていっても。
【保存】
保存容器に入れ、冷凍庫で2週間保存可能。




37-18e  いり鶏

たっぷり野菜が食べられるのがうれしい一品。火の通りを考えて時間差で野菜を加えるのがポイント。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (干ししいたけを戻す時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(4人分)
・鶏もも肉 1枚
・干ししいたけ 3枚
・ごぼう 1本(120g)
・れんこん 1〜2節(220g)
・にんじん 1本(150g)
・ゆでたけのこ 1コ(150g)
・こんにゃく 1枚(270g)

 【A】 
  ・だし カップ1+1/2
  ・砂糖 大さじ4
  ・しょうゆ 大さじ4
  ・みりん 大さじ2
  ・酒 大さじ2
・サラダ油 
 
    

  干ししいたけは少なめの水に30分間〜1時間つけてゆっくり戻す。軽く水けを絞り、軸を取って四つ割りにする。
  ごぼうは皮をむいて1.5cm幅の斜め切りにし、水にさらして水けをよくきる。れんこんは皮をむいて1.5〜2cm幅の半月形またはいちょう形に切り、水にさらして水けをきる。にんじんは皮をむき、1.5cm幅の輪切りまたは半月形に切る。ゆでたけのこは、下部は1cm幅の半月形またはいちょう形、上部はくし形に切る。
  こんにゃくは小さめの一口大にちぎり、ゆでてアクを抜く。
  鶏肉は一口大に切る。
  小鍋に【A】を合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止める。
  深めのフライパンにサラダ油大さじ1を熱し、鶏肉を焼きつけるように炒める。焼き色がついたら、ごぼう、こんにゃく、干ししいたけ、たけのこ、にんじんを順に加え、サラダ油大さじ1を加えながら炒め、 を加える。
  煮立ったらアクを取って落としぶたをし、中火で約5分間煮る。れんこんを加え、さらに5分間ほど煮、煮汁が少なくなったら火を止め、そのままおいて味を含ませる。




37-18f  いり鶏弁当

ふだんのおかずとしてはもちろん、おせちにも欠かせない、具だくさんのいり鶏。季節を感じさせてくれる、甘みの増した大根と柚子(ゆず)の香りも楽しめるお弁当です。


  エネルギー : 580 kcal (エネルギーはこの弁当箱に詰めた場合(ご飯150gを含む)。)
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 栗原 はるみ

いり鶏 
柚子大根 
・ご飯 150g
 
    

  弁当箱にご飯を詰め、いり鶏の具を1種類ずつきれいに並べて盛り付ける。
  柚子大根を弁当箱に詰める。



37-18g  柚子大根

保存している間に大根の水けが出てしまうので、食べるときに塩や柚子の搾り汁を追加しましょう。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (大根を漬ける時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・大根 1本(1kg)
・昆布 (5cm四方)  2枚

 【A】 
  ・柚子 (輪切り)  1コ分
  ・柚子の搾り汁 大さじ5〜6
  ・砂糖 大さじ2〜3
  ・赤とうがらし (小口切り)  1〜2本分
・塩 
 
    

  大根は皮をむいて乱切りにし、ボウルに入れて塩大さじ1をまぶす。少ししんなりしたら保存容器に移し、重い鍋などでおもしをして4〜5時間以上(できれば一晩)おく。
ポイント: 水けが出るとかなり縮むので、大きめに切って。
  ざるに上げて水けをきり、保存容器に戻して塩大さじ1/2をまぶし、一晩おく。昆布はサッと洗って水けを拭く。
  大根の水けをきって昆布と【A】を加え、しばらくおいて味をなじませる。冷蔵庫で3〜4日間保存可能。
【保存】
保存容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日間保存可能。