36-1 洋風シャキシャキとろろ

長芋はすりおろしてご飯にかける以外にも、たたいて歯ざわりを生かしたり、洋風の味つけにしてもおいしいですよ。


  エネルギー : 570 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 1.50 g
  調理時間 : 5分

 講師: 村田 裕子


(つくりやすい分量)
・長芋 (細めのもの)  1本(約400g)

 【A】 
  ・オリーブ油 大さじ3
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 少々
 
    

  長芋は皮をむいて5〜6等分に切り、ジッパー付きの保存袋に入れる。麺棒などで、小さいかけらが少し残る程度にたたく。
  【A】を加え、袋の上からよくもみ込んで味をなじませる。

【保存】
空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で翌日まで、冷凍庫で3〜4日間保存可能。



36-1a  長芋とたこのマリネサラダ

甘酢づけは和風のおかずと決めつけず、サラダ仕立てでも楽しめます。赤じそ酢づけの長芋の鮮やかな色、シャキッとした歯ざわりと酸味が気のきいたアクセントになります。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 裕子


(2人分)
長芋の赤じそ酢づけ 1/4量
・ゆでだこ (刺身用)  100g
・きゅうり 1本
・長芋のつけ汁 大さじ2
・オリーブ油 大さじ2
・ベビーリーフ 適量
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  ゆでだこは小さめの一口大の乱切りにする。きゅうりはヘタを除き、たこと同じ大きさの乱切りにし、塩少々をふって4〜5分間おく。しんなりしたら水けをよく拭く。
  ボウルに長芋、たこ、きゅうりを入れて、長芋のつけ汁(赤じそ酢)、オリーブ油を加えてサックリと混ぜる。塩・こしょう各少々で味を調え、器に盛ってベビーリーフをあしらう。

美しいピンク色は、サラダやお弁当の彩りにも。花や葉の形の抜き型で抜いてもきれい。



36-1b  蒸ししゃぶのポン酢とろろだれ

ヘルシーな蒸ししゃぶにとろろだれをからめれば、満足感アップ!育ち盛りの子どもたちや男性にも喜ばれる一品です。


  エネルギー : 410 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 村田 裕子


(2人分)
和風ポン酢とろろ 1/2量
・豚バラ肉 (薄切り)  200g

 【A】 
  ・酒 大さじ4
  ・塩 小さじ1/2
・キャベツ 1/4コ(5枚)
・もやし 1/2パック
・にら 1/4ワ
・しょうが 1かけ
・水 カップ1
 
    

  豚肉は10cm長さに切り、【A】をもみ込む。キャベツは軸を除き、5cm四方に切る。にらは3〜4cm長さに切る。しょうがは皮をむいてせん切りにする。
  浅めの鍋にキャベツ、豚肉を1/3〜1/2量ずつ交互に重ねる。しょうがを散らし、水カップ1を回しかける。
  ふたをして中火にかけ、7〜8分間蒸し煮にする。豚肉の色が変わり、キャベツがしんなりしたら、もやし、にらをのせて、ふたをしてさらに1〜2分間蒸し煮にする。
  器に和風ポン酢とろろを適量ずつ入れ、 をつける。



36-1c  長芋と鶏肉の甘酢炒め

長芋フライ&チキンナゲットの応用レシピ。中国風の甘酢炒めは、材料を一度揚げる手間が面倒ですが、これなら簡単!あっさりした長芋と鶏肉に甘酸っぱいあんがよく合い、ご飯がすすむおかずです。


  エネルギー : 380 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 裕子


(2人分)
長芋フライ&チキンナゲット 各1/2量

 【甘酢あん】 
  ・水 カップ1/2
  ・酢 大さじ2
  ・砂糖 大さじ2
  ・トマトケチャップ 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・酒 大さじ1/2
  ・かたくり粉 大さじ1/2
  ・顆粒チキンスープの素 (中国風) 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々
 
    

  耐熱皿に紙タオル(電子レンジ使用可能なもの)2枚を敷き、長芋フライ&チキンナゲットを並べる。ラップをせずに、電子レンジ(600W)に約3分間かけて温める。
  【甘酢あん】の材料をボウルに合わせてよく混ぜ、フライパンに入れて中火にかける。木べらで絶えず混ぜながら、とろみがついてフツフツとするまで2〜3分間熱し、 を加え、手早く混ぜる。



36-1d  ポン酢とろろのチヂミ風

とろろ入りの生地ならではの、ふわふわ、もっちりお店顔負けの焼き上がりです。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1枚分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 村田 裕子


(6枚分)

 【生地】 
  ・和風ポン酢とろろ 1/2量
  ・卵 2コ
  ・小麦粉 カップ1/2
・豚バラ肉 (薄切り)  100g
・にら 3/4ワ
・ごま油 
 
    

  豚肉、にらは3〜4cm長さに切る。
  ボウルに和風ポン酢とろろを入れて卵、小麦粉を加え、箸または泡立て器で混ぜる。ダマがほぼなくなったら、豚肉、にらを加えてサックリと混ぜる。
  フライパンにごま油大さじ1を弱めの中火で熱し、 を直径8cmくらいの円形に広げて3枚分、流し入れる。3〜4分間焼き、下側に焼き色がついたら裏返し、反対側も3〜4分間焼いて取り出す。ごま油大さじ1を足し、残りの3枚分も同様に焼く。
ポイント: 好みでポン酢しょうゆ、コチュジャンなどをつけてもおいしい。

卵や小麦粉と合わせて、お好み焼きやチヂミの生地に。ポン酢しょうゆで味がついているから、卵と粉を加えるだけで、調味料は必要ありません。



36-1e  長芋の赤じそ酢づけ

定番をひと工夫してランクアップ。酸味をキリッときかせ、赤じそふりかけで色と風味を加えました。長芋は大きめに切って、独特の歯ざわりと持ち味を存分に生かします。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (赤じそ酢につける時間は除く。)

 講師: 村田 裕子


(つくりやすい分量)
・長芋 (細めのもの)  1本(約400g)

 【赤じそ酢】 
  ・砂糖 大さじ2
  ・赤じそふりかけ (市販)  大さじ1
  ・塩 小さじ1
  ・酢 カップ1
  ・水 カップ1
 
    

  長芋は皮をむき、1cm厚さの輪切りにする。
  【赤じそ酢】の材料は、耐熱計量カップまたはボウルに入れて混ぜる。ラップをふんわりとかぶせ、電子レンジ(600W)に3分間かけ、粗熱を取る。
   が赤く色づいたら、紙タオルを敷いたこし器(またはざる)でこし、密封容器に移す。
ポイント: 容器はガラスや厚手のプラスチックなど、酸に強い素材のものを。
   に長芋を加え、浮かないようにラップをぴったりと張りつけてかぶせ、常温に1〜2時間おいて味をなじませる。

【保存】
容器のふたをして、冷蔵庫で3〜4日間保存可能。



36-1f  長芋とたこのマリネサラダ

甘酢づけは和風のおかずと決めつけず、サラダ仕立てでも楽しめます。赤じそ酢づけの長芋の鮮やかな色、シャキッとした歯ざわりと酸味が気のきいたアクセントになります。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 裕子


(2人分)
長芋の赤じそ酢づけ 1/4量
・ゆでだこ (刺身用)  100g
・きゅうり 1本
・長芋のつけ汁 大さじ2
・オリーブ油 大さじ2
・ベビーリーフ 適量
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  ゆでだこは小さめの一口大の乱切りにする。きゅうりはヘタを除き、たこと同じ大きさの乱切りにし、塩少々をふって4〜5分間おく。しんなりしたら水けをよく拭く。
  ボウルに長芋、たこ、きゅうりを入れて、長芋のつけ汁(赤じそ酢)、オリーブ油を加えてサックリと混ぜる。塩・こしょう各少々で味を調え、器に盛ってベビーリーフをあしらう。

美しいピンク色は、サラダやお弁当の彩りにも。花や葉の形の抜き型で抜いてもきれい。



36-1g  まぐろとアボカドの洋風山かけ

まぐろとクリーミーなアボカドを合わせ、レモンとオリーブ油風味のとろろでおもてなしにも向くボリュームサラダに仕上げます。


  エネルギー : 400 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 裕子


(2人分)
洋風シャキシャキとろろ 1/2量
・まぐろ (刺身用)  150g
・アボカド 1コ

 【A】 
  ・レモン汁 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1/2
  ・みりん 小さじ1
  ・練りわさび 小さじ1/4〜1/2
 
    

  まぐろは2cm角に切る。アボカドは縦半分に割って種を取り、皮をむいて2cm角に切る。
  ボウルに【A】を混ぜ合わせ、 を加えてあえる。器に盛り、洋風シャキシャキとろろをかける。



36-1h  皮むき長芋

【冷凍ストック術】皮をむいて途中まで使った長芋は、そのまま冷凍して保存できます。凍った状態ですりおろすと、手がかゆくなりにくいのもうれしい。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 村田 裕子

・長芋 (皮をむいたもの)  
 
    


冷凍
  長芋の皮をむき、ラップで二重に包んで冷凍する。

食べるとき
  使う分だけラップをはがし、ラップで包まれた部分を手に持ってすりおろす。
ポイント: 手がかゆくなりにくい!

【保存】
冷凍庫で2〜3週間保存可能。



36-1i  洋風とろろスープ

クリームスープにみえるのに、食べるとさっぱりとヘルシーな味わいにびっくり!炒めたベーコンとたまねぎのおかげで、スープの素いらず。


  エネルギー : 310 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 裕子


(2人分)
洋風シャキシャキとろろ 1/2量
・ベーコン 2枚
・たまねぎ 1/4コ
・牛乳 カップ1
・パセリ (みじん切り)  適量
・バター 大さじ1/2
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  ベーコンは1cm幅に切る。たまねぎは縦に薄切りにする。
  鍋にバター大さじ1〜2を中火で熱し、ベーコン、たまねぎを入れ、2〜3分間炒める。たまねぎがしんなりしたら、洋風シャキシャキとろろ、牛乳を加え、沸騰直前まで温める。
  味をみて、足りなければ塩・こしょう各少々で調え、器に盛ってパセリをふる。

洋風とろろは、加熱するととろみが増しもちもちに。腹もちもよく、体が温まるスープに変身しますよ。



36-1j  和風ポン酢とろろ

すりおろした長芋にポン酢しょうゆで味をつければ、さっぱりした後味に。野菜や肉にぴったりのたれは、鍋物の季節にも活躍します!


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 村田 裕子


(つくりやすい分量)
・長芋 (細めのもの)  1本(約400g)
・ポン酢しょうゆ 大さじ3〜4
 
    

  長芋は皮をむいてすりおろす。
  ポン酢しょうゆを加えて混ぜる。

【保存】
密封容器に入れ、冷蔵庫で翌日まで保存可能。



36-1k  長芋のすりおろし

【冷凍ストック術】長芋を使う分だけ少しずつすりおろすのは大変。多めにすりおろして分割しやすく冷凍しておくと便利です。使いみちが決まっていれば、味をつけてから冷凍しておいても。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 村田 裕子

・長芋 (皮をむいてすりおろす)  
 
    


冷凍する
  長芋は皮をむいてすりおろし、ジッパー付きの保存袋に入れる。好みで、洋風シャキシャキとろろ和風ポン酢とろろのように味をつけてもよい。
  空気を抜きながら平らにし、袋の口を閉じる。バットにのせ、1〜2本の割り箸を横向きに等間隔にのせる。その間隔に合わせて切った割り箸をのせて、縦方向にも2〜3等分する。
  上にもバットをのせて冷凍庫へ。完全に凍って袋に筋がついたら、バットと割り箸をはずす。

食べるとき
  筋に沿って割り、使う分だけ自然解凍する。凍ったまま焼きのりではさみ、ごま油少々を熱したフライパンで焼くのもおすすめ。

【保存】
冷凍庫で2〜3週間保存可能。



36-1l  長芋フライ&チキンナゲット

長芋は皮付きのままで揚げましょう。外側はカリッとして中はホックリ。ポテトフライとはひと味違ったおいしさです。


  エネルギー : 310 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 村田 裕子


(4人分)
・長芋 (細めのもの)  1本(約400g)
・鶏むね肉 2枚(400g)

 【チキンナゲットの衣】 
  ・卵 1コ
  ・粉チーズ 大さじ2
  ・小麦粉 大さじ2
  ・かたくり粉 大さじ2
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1
  ・顆粒チキンスープの素(洋風) 小さじ1
  ・塩 小さじ1/2
  ・こしょう 少々
・サラダ菜 適量
・レモン (くし形切り)  適量
・トマトケチャップ 適量
・揚げ油 適量
・塩 適量
・こしょう 適量
 
    

  長芋は火にかざしてひげ根を焼ききり、水で洗い流す。皮付きのまま長さ6〜7cmに切り、縦に1cm角の棒状に切る。
ポイント: 長芋を持つ手は、やけどをしないように注意。
  鶏肉は皮と余分な脂を除き、1cm厚さの一口大のそぎ切りにする。
  ボウルに【チキンナゲットの衣】の卵を入れて溶きほぐし、残りの材料を加えて混ぜる。鶏肉を加え、手でよくもみ込む。
  揚げ油を中温(170〜175℃)に熱し、長芋を入れる。時々上下を返しながら3〜4分間揚げ、薄く色づいてカリッとしたら取り出し、塩・こしょう各適量をふる。
   の鶏肉は、1切れずつボウルの衣をからめながら揚げ油に入れる。衣が固まったら時々上下を返す。きつね色に色づき、カリッとするまで3〜4分間揚げる。
  器にサラダ菜を敷いて を盛り、レモン、塩、トマトケチャップを添える。

【保存】
紙タオルを敷いた密封容器に入れる。冷蔵庫で1〜2日間保存可能。



36-2 チキンマカロニグラタン

グラタンのおいしさはホワイトソースです。だから、いつもは当たり前のチーズもかけません。そのほうが、ソースのおいしさが際立つからです。粉にしっかり火を通すことがポイントですよ。


  エネルギー : 490 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.00 g
  調理時間 : 50分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・マカロニ 100g
・たまねぎ 120g
・しめじ 100g
・鶏もも肉 180g

 【ホワイトソース】 
  ・バター 50g
  ・小麦粉 50g
  ・牛乳 カップ2+1/2
  ・塩 小さじ2/3
・生パン粉 40g
・塩 
・サラダ油 
 
    

  マカロニは袋の表示どおりに塩ゆでし、くっつくようであればサラダ油少々をからめ、耐熱ボウルに入れておく。たまねぎは薄切りにする。しめじは石づきを除いて小房に分ける。鶏肉は余分な脂を除き、一口大に切って塩小さじ1/3をふっておく。
  【ホワイトソース】をつくる。小さめの厚手の鍋にバターを入れ、中火にかける。十分に泡立つまで煮立てる。
ポイント: バターはしっかり煮立てます。鍋は底が平らで、小さめのほうが混ぜやすく、つくりやすいでしょう。(ここでは直径16cmの鍋を使用)
  小麦粉を一気に加え、手早く混ぜてなじませる。泡立ちが静かになるまで、混ぜながら火を入れる。
ポイント: 多少色づいても大丈夫。色がつくことを恐れるより、粉にちゃんと火を通すことを意識して。
  牛乳を数回に分けて加える(はじめは玉じゃくしに1杯ずつ、なめらかな液体状になってからは多めに)。はじめはだんご状になるが、ほぐすように火を入れると、ほどけてくる。
ポイント: 火加減は基本的に中火ですが、手が追いつかないときは焦げないよう適宜、火を弱めます。
   を繰り返して火を入れる。途中で塩を加える。徐々に牛乳を加えると餅のようにねっとりした状態になり、火が入るとふくらむようになる。底からゆっくり煮立ち、なめらかなソースになるまで火を入れる。
ポイント: いずれも、しっかり煮立ったところに牛乳を加えるようにします。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、たまねぎを焼くように炒める。焼き色がついたら のマカロニのボウルに移す。サラダ油少々を足しながら、しめじ、鶏肉も同様に順に焼き、ボウルに入れて合わせる。
   に【ホワイトソース】を加えて軽く混ぜ、グラタン皿に入れる。生パン粉を散らし、200℃に温めたオーブンで様子を見ながら20分間ほど焼く。
【ホワイトソースの材料は1:1:10】
ホワイトソースの材料は、バター:小麦粉:牛乳が1:1:10。あとは塩で味つけをします。もし多めにつくったら、翌日火にかけて少し水でのばし、クロックムッシュなどにしてもおいしいですよ。




36-3 柿と鶏肉の照り焼き

定番の照り焼きを柿と鶏肉の組み合わせでどうぞ。柿の食感を味わうためには、堅めのものがおすすめです。


  エネルギー : 620 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.80 g
  調理時間 : 20分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・柿 1コ
・鶏もも肉 280g
・さやいんげん 8本
・くるみ (むき身)  40g(正味)

 【たれ】 
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・みりん 大さじ2
  ・酒 大さじ2
  ・砂糖 小さじ1
・かぼすの搾り汁 1コ分
・かぼすの皮 (せん切り)  1コ分
・塩 
・小麦粉 
・サラダ油 
 
    

  柿は縦半分に切り、ヘタを除いて皮をむく。さらに縦半分に切ってから1cm幅に切る。種があれば除く。鶏もも肉は3cm角に切る。さやいんげんはヘタを除き、半分に切って塩ゆでする。柿と鶏肉に小麦粉を薄くまぶす。
  表面加工のしてあるフライパンにサラダ油大さじ1+1/2を熱し、鶏もも肉を焼く。両面をこんがり焼き、フライパンの片側に寄せて柿を加える。
  柿の両面をこんがりと焼き、くるみとさやいんげんを加える。【たれ】を合わせて加え、焼きからめる。
  【たれ】が煮詰まり、照りが出てきたら火を止め、かぼすの搾り汁を加えて混ぜる。
  器に盛り、かぼすの皮をあしらう。




36-3a  柿の柚子みそ焼き

主役の柿がホックリとした甘ぐりと、おいしさを引き立て合います。柚子みその風味でおいしさアップ!


  エネルギー : 360 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・柿 1コ
・甘ぐり (むいてあるもの)  80g

 【柚子みそ】 
  ・白みそ 120g
  ・酒 大さじ2+1/2
  ・卵黄 1コ分
  ・柚子(ゆず)の搾り汁 大さじ2
・柚子の皮 1/2コ分
・バター 
 
    

  柚子みそをつくる。白みそ、酒、卵黄を鍋に入れて中火にかけ、焦げないように混ぜながら、もとの白みその堅さになるまで練る。火から下ろし、柚子の搾り汁を加えて混ぜる。
  柿は皮をむいてヘタを除き、2cm角に切る。柚子の皮は白い部分を除き、細かいあられ切りにする。
  表面加工のしてあるフライパンに、バター小さじ2を溶かし、柿と甘ぐりをサッと炒める。 の柚子みその2/3量と、柚子の皮(仕上げ用に少し残しておく)をフライパンに加えて混ぜる。
  耐熱皿に を等分に盛り、柚子みその残りを等分にかける。バターを小さじ1ずつのせ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。仕上げ用の柚子の皮を散らす。
ポイント: 柿と合わせているのは、濃厚な柚子みそ。柿の香りは強くないので、かんきつの香りやバターの風味を加えておいしさをアップさせます。



36-3b  柿なます

にんじんと大根でつくる「紅白なます」は定番ですが、ここで登場するのは柿とかぶ。形も食感も似た者同士、よく合う食材です。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・柿 1コ
・かぶ 1コ

 【A】 
  ・柚子(ゆず)の搾り汁 1/2コ分
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
  ・塩 小さじ1/2
・柚子の皮 (せん切り)  1/2コ分
 
    

  柿は皮をむいてヘタを除き、かぶは茎を切り落とす。それぞれ12〜16等分のくし形に切り、ボウルに入れる。【A】は合わせておく。
   のボウルに【A】と柚子の皮(仕上げ用に少し残しておく)を加え、混ぜ合わせる。
ポイント: 柿の甘みがあるので、砂糖は必要ありません。酢の代わりに柚子の搾り汁を合わせると、甘みと酸味のバランスもよい、爽やかな、なますが完成します。
  器に盛り、 で残しておいた柚子の皮をあしらう。



36-4 なすのおやき

おやきの定番具材・みそ風味のなす。奥村流は、きのこやひき肉を加えて炒めるのが特徴です。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : 0.90 g
  調理時間 : 50分

 講師: 奥村 彪生


(12コ分)

 【皮】 
  ・薄力粉 300g

 【A】 
  ・ベーキングパウダー 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1
  ・塩 小さじ1/3
  ・サラダ油 大さじ2
  *溶かしバターを使ってもよい。 香りと風味が増す。 
  ・牛乳 160ml

 【あん】 
  ・なす 2コ(300g)
  ・しめじ 1パック(120g)
  ・じゃがいも (小)  1コ(100g)
  ・豚ひき肉 100g

 【B】 
  ・信州みそ 30g
  *なければ好みのみそでよい。 
  ・砂糖 大さじ2
・塩 
・ごま油 
 
    


皮の生地をつくる
  ボウルに薄力粉を入れ、【A】を順に加えて混ぜる。中央をくぼませ、サラダ油を加える。
  牛乳を加え、ボウルの外側から内側へ、円を描くように手を大きく動かしてかき混ぜる。
  全体に牛乳をなじませるようにこね、ボウルや手につかなくなったら、ひとまとめにして台に取り出す。
  手のひらの付け根で生地をぐっと押して平らにのばし、左手で生地の端を中へ折り込んで再び押す。台に生地がつく場合は、少量の打ち粉(薄力粉)をふる。
   の作業を繰り返し、生地を50回以上こねる。表面につやが出てきたらひとまとめにし、ラップで包み、常温で20〜30分間ねかせる。

あんをつくる
  なすはヘタを落とし、1cm角に切ってポリ袋に入れ、塩小さじ1/2をまぶして軽くもむ。5分間ほどおき、水けを軽くきる。しめじは石づきを除いてみじん切りにする。じゃがいもは、皮をむいてすりおろす。
ポイント: じゃがいもはすりおろして少し時間がたつと色が変わるが、気にしなくてよい。
  フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、 のしめじをサッと炒める。なすを加え、なすが透き通るまで炒める。
  ひき肉を加えてさらに炒め、肉の表面が白くなったら【B】を加えて弱火にし、炒めながらみそを溶かす。じゃがいもを加えて中火にし、混ぜながらざっと炒めて火を通す。
  バットに移して粗熱を取り、12等分に分ける。

あんを包む
  生地を取り出し、 の要領で30回ほどこねる。表面がなめらかになり、弾力が出てくる。
  棒状にのばす。長さが40cmくらいになったら包丁で半分に切る。
   の半量を両手で転がしてさらにのばし、長さが30cmくらいになったら6等分にする。半分に切ってから、それぞれを3等分ずつにするとよい。残りも同様にし、計12等分にする。
  生地を1コ分ずつ手のひらで丸めて押さえる。
  左手に をのせ、右手の親指の付け根と、人さし指、中指ではさむように押さえ、生地を回しながら直径7cmの円形にのばす。
ポイント: 中心部が厚めになるようにのばすと、包むときに破れにくくなる。
  皮の中央に のあん1コ分をのせ、手のひらを丸めてあんを包み込むように生地を寄せていく。
  あんが半分くらい隠れたら、右手の親指と人さし指で生地の端を引き上げるようにつまみ、ひだを寄せながら1周する。
  口をしっかり閉じ、手のひらで押さえて平らに形を整える。

焼く
  閉じ口を上にし、油をひかずにホットプレートに並べ、ふたをして4分間ほど焼く。
ポイント: ホットプレートは130℃に温めておきます。一度にたくさん焼こうとせず、ホットプレートの電熱線の位置に合わせておやきを並べるとよい。時々位置を動かしながら、均一に焼き色をつける。
  焼き色がついたら裏返してふたをし、さらに4分間焼く。
定番のなすに、きのこやひき肉のうまみと食感を加えて。じゃがいもは、つなぎの役目も果たします。ホットプレートは温度を管理しやすいので、おやきを低温でじっくり焼くのに最適。




36-4a  小松菜の薄焼き

おやきと同様の信州の伝統食で「せんべい」とも呼ばれます。今回は肉みそを塗ってボリュームを出していますが、酢じょうゆでさっぱり食べるのもおすすめ。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1枚分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 奥村 彪生


(4枚分)
・小松菜 (みじん切り)  1/2ワ分(125g)
*かぶの葉、にら、春菊などでもよい。 
・薄力粉 (ふるう)  100g

 【A】 
  ・水 カップ1
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・削り節 (手でもむ)  2g
肉みそ 適量
・サラダ油 適量
 
    

  ボウルに薄力粉を入れ、中央をくぼませる。【A】を順に加え、そのつど泡立て器で混ぜる。小松菜を加えて全体をゴムべらで混ぜる。
  200〜240℃のホットプレート(またはフライパン)にサラダ油適量をひき、 を1/4量ずつ薄くのばして焼く。表面が乾いたら、裏返して焼く。
  焼き色がついたら裏返し、表面に肉みそを適量塗って二つ折りにする。



36-4b  かぼちゃベーコンのおやき

バターじょうゆの香りがたまりません。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 奥村 彪生


(12コ分)
・皮 

 【あん】 
  ・かぼちゃ (種とワタを除く)  350g
  ・たまねぎ (みじん切り)  1/4コ分(50g)
  ・ベーコン (5mm幅に切る)  3枚分
・バター 10g
・しょうゆ 小さじ2
 
    

  皮はなすのおやき と同様につくる。
  かぼちゃは皮ごとラップで包み、電子レンジ(600W)に5分間かけ、竹串がスッと通る柔らかさにする。ラップをしたまま蒸らしておく。
  フライパンにバター10gを中火で溶かし、たまねぎを炒め、透き通ってきたら、ベーコンを加えて軽く炒める。
  しょうゆ小さじ2を加え、ジュッと音がしたら火を止める。
  かぼちゃをボウルに入れ、マッシャーまたは泡立て器でつぶす。 を加えて混ぜ、バットに広げて粗熱を取り、12等分にする。
  なすのおやき と同様に包んで焼く。



36-4c  肉みそ

ボリューム満点のたれを小松菜の薄焼きに合わせて。


  エネルギー : 830 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 奥村 彪生


(つくりやすい分量)
・豚ひき肉 50g
・しょうが (みじん切り)  20g

 【A】 
  ・信州みそ 100g
  ・みりん 大さじ4
  ・酒 大さじ2
  ・砂糖 70g
・ごま油 大さじ1
 
    

  フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、ひき肉、しょうがを入れてパラパラになるまで炒める。
  【A】を加えて混ぜ、ひと煮立ちさせて火を止める。



36-5 きな粉棒

昔ながらの素朴なおやつ、きな粉棒。つくり方はシンプルですが、深いコクと豊かな風味に、きな粉の魅力を再発見するおいしさです。



  エネルギー : 25 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : 0.00 g
  調理時間 : 10分 (平らにのしてからなじませる時間は除く。)

 講師: 谷島 せい子


(14本分)
・きな粉 50g
・はちみつ 大さじ2
*きな粉の粒子の細かさにより、はちみつの浸透具合が違うので、はちみつの量は様子を見ながら調整する。 
 
    

  ポリ袋(丈夫なもの)にきな粉とはちみつを入れ、手でよくもんで一塊にまとめる。
  袋の上から麺棒で平らにのし、縦8cm、横14cmの長方形にする。そのまま半日間ほどおいてなじませる。
ポイント: 常温でよいが、夏は冷蔵庫に入れる。
  まな板に打ち粉代わりにきな粉(分量外)をふり、 を袋から出してのせる。1cm幅の棒状に切り、真ん中を手でねじる。

【保存】
冷蔵庫で約2か月間保存できる。




36-5a きな粉バー

きな粉の魅力を再発見! ドライフルーツやナッツを組み合わせて栄養満点なおやつです。


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 谷島 せい子


(8本分)
・きな粉 大さじ1
*ドライフルーツの粘度により、きな粉の量を調整する。 
・プルーン (粗く刻む)  100g
*ドライフルーツやフレーク、ナッツ類は好みのもので。 

 【A】*ドライフルーツやフレーク、ナッツ類は好みのもので。 
  ・玄米フレーク カップ1
  ・アーモンド (粗く刻む)  6粒
  ・松の実 大さじ1
・きな粉 (まぶす用)  大さじ2〜3
 
    

  ポリ袋(丈夫なもの)にきな粉とプルーンを入れ、手でもんでなじませる。
  【A】を加えて混ぜ合わせ、ざっくりとした棒状にまとめる。
   の袋にきな粉を入れてまぶし、袋の上から麺棒で平らにのして縦8cm、横18cmの長方形にする。袋から出して横半分に切り、2cm幅の棒状に切る。飾りに松の実(分量外)をのせる。

【保存】
冷蔵庫で約2か月間保存できる。
【携帯するならこのサイズ!】
約10cmの棒状にしてワックスペーパーかラップで包んで携帯しておけば、外出先でも手軽に楽しめます。




36-5b  じゃがきな粉の茶巾

火を使わないので簡単! じゃがいものやさしい食感に、きな粉の香ばしさがよく合います。ちょっとしたおもてなしにもおすすめです。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 谷島 せい子


(3コ分)
・じゃがいも 1コ(約100g)

 【A】 
  ・きな粉 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1
  ・バター 小さじ1
・きな粉 大さじ1
・メープルシロップ 適量
*好みで黒みつに代えてもよい。 
 
    

  じゃがいもは皮付きのままラップで包み、電子レンジ(600W)に約3分間かける。熱いうちに皮をむいてポリ袋に入れ、手でもんでザックリつぶす。【A】を加えてよく混ぜる。
ポイント: じゃがいもが熱いので、布巾などを使うとよい。
   を3等分にして丸め、ラップで包んで茶巾に絞る。
  ラップをはずして器に盛る。茶こしできな粉をふり、メープルシロップをかける。

【甘納豆を入れてアレンジ】
つくり方[2]で、[1]を[3]等分にして丸めたら、ラップにのせて平たくし、甘納豆(ミックスタイプ)を5〜6粒のせる。丸めて同様に茶巾に絞り、器に盛る。茶こしできな粉をふって飾りに甘納豆をのせる。
★甘納豆の代わりに甘ぐりを入れてもおいしい。



36-5c  プルプルきな粉ミルク

おなじみのきな粉牛乳にところてんを加えて、さらにヘルシーに。牛乳の代わりに豆乳でつくるのもおすすめです。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 2分

 講師: 谷島 せい子


(1人分)

 【A】 
  ・きな粉 大さじ1
  ・ところてん 100g
  ・牛乳 カップ1
・メープルシロップ 適宜
 
    

  【A】をミキサーに入れ、ところてんの粒が少し残る程度にかくはんする。
  グラスに注いできな粉少々(分量外)をのせ、好みでメープルシロップを加えて混ぜる。



36-5d  ホットはちみつきな粉レモン

きな粉を加えるだけで、ひと味違う和風のドリンクに。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 1分

 講師: 谷島 せい子


(1人分)
・きな粉 小さじ1
・レモンのはちみつ漬け 大さじ2
*漬けたレモンも一緒に加える。 

 【レモンのはちみつ漬け】*つくりやすい分量 
  ・レモン 2コ
  ・はちみつ カップ1


 

【レモンのはちみつ漬け】をつくる 
 レモンの皮を厚くむいて3mm厚さの輪切りにし、清潔な保存瓶に入れる。はちみつを加え、冷蔵庫に入れて1日漬けておく。冷蔵庫で約2か月間保存できる。 
    

  カップに【レモンのはちみつ漬け】を入れて湯カップ1を注ぎ、きな粉を加えて混ぜる。



36-6  小豆とクリームチーズのトースト

小豆は乳製品によく合います。サンドイッチにするのもおすすめ。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 鮫島 正樹


(1人分)
・食パン (6枚切り)  1枚
・クリームチーズ 大さじ1
フレーバー小豆 大さじ1
・はちみつ 小さじ1/2
 
    

  食パンをオーブントースターで焼き、クリームチーズを塗ってフレーバー小豆をのせ、はちみつをかける。



36-6a  レッドキドニービーンズと魚介のパンツァネッラ

イタリア・トスカーナ地方の郷土料理「パンツァネッラ」をアレンジしました。レッドキドニービーンズと魚介でボリューム満点。これだけで一食になる、栄養バランスのよいサラダです。


  エネルギー : 400 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 70分 (豆を戻す時間、冷ます時間は除く。)

 講師: 鮫島 正樹


(2人分)
レッドキドニービーンズ (乾)  70g
・まぐろ (刺身用)  60g
・ゆでだこ 60g
・むきえび 60g
・アンチョビ (フィレ)  2枚
・ベビーリーフ 1パック(30g)
・ミニトマト 8コ
・フランスパン (1.5cm厚さに切る)  5枚

 【オニオンドレッシング】 
  ・たまねぎ (すりおろす)  大さじ1
  ・ワインビネガー 大さじ1+1/2
  *赤、白のどちらでもよく、米酢で代用してもよい。 
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
・パルメザンチーズ (すりおろす)  大さじ2
 
    

  レッドキドニービーンズは水カップ1+1/2とともに鍋に入れ、6時間〜半日間おいて戻す。鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にし、柔らかくなるまでゆでる(40分〜1時間が目安)。途中アクを取り、水分が少なくなったら差し水をする。火から下ろし、冷ます。
  まぐろは1cm角に切る。たこは薄切りにする。むきえびは背ワタを取る。アンチョビは刻む。ベビーリーフは洗い、水けをきる。ミニトマトはヘタを取り、縦4等分に切る。
  小鍋に1cm深さに水を入れて沸かし、えびをサッとゆでる。フランスパンは1.5cm角に切り、オーブントースターで両面をカリッと焼く。
  【ドレッシング】のたまねぎからこしょうまでをボウルに合わせ、泡立て器で混ぜる。塩が溶けたら、オリーブ油を加えて混ぜる。
  大きめのボウルにまぐろ、たこ、えび、アンチョビを合わせ、 の豆を煮汁をきって加える。
  【ドレッシング】の半量を加えて混ぜ、5分間おいてなじませる。ベビーリーフ、ミニトマト、フランスパン、残りのドレッシングを加えて混ぜる。器に盛り、パルメザンチーズを散らす。
【1袋(200g)をまとめてゆでてもOK!】
チリコンカン」と「レッドキドニービーンズと魚介のパンツァネッラ」の、豆の分量は合計200g。1袋(200g)を一度にまとめてゆでて、「チリコンカン」に2/3量、「パンツァネッラ」に1/3量と使い分けてもよいでしょう。すぐに使わない場合は、煮汁適量とともに密封容器かジッパー付きの保存袋に入れて保存。冷蔵庫で約2日間、冷凍庫で約3週間保存可能。スープやオムレツなど、いつものおかずに加えて栄養アップ。ペースト状につぶしてパンに塗ったり、牛乳で溶いてポタージュスープにしてもおいしい。



36-6b  小豆のベジタブルカレー

辛みをしっかりと効かせるので、小豆の甘みとうまみが際立ちます。和菓子だけでなく料理にも合う、小豆の魅力を再発見できますよ!


  エネルギー : 490 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 4.50 g
  調理時間 : 90分 (カレーベースを冷ます時間は除く。)

 講師: 鮫島 正樹


(2人分)

 【小豆のカレーベース】*つくりやすい分量 
  ・小豆 (乾)  200g
  ・にんにく (つぶして粗く刻む)  2かけ分
  ・たまねぎ (粗みじん切り)  1コ分
  ・セロリの茎 (粗みじん切り)  1本分
  ・カイエンヌペッパー 小さじ1/3
  *赤とうがらしを乾燥させて粉末にしたもので、 辛みが強い。 
  ・カレー粉 大さじ2
  ・はちみつ 小さじ2
  ・トマトピュレ カップ1
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (洋風)  小さじ1+1/2
  ・カシューナッツ 15g
・オクラ 4本
・パプリカ (赤/1cm幅に縦に切る)  4枚
・かぼちゃ (薄切り)  4枚
・なす 1コ
・ご飯 (温かいもの)  240g
・レモン汁 適量
・オリーブ油 
*またはサラダ油 
・塩 
・こしょう 
 
    


小豆をゆでる
  小豆は洗って水けをきり、水カップ4とともに鍋に入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、柔らかくなるまでゆでる(豆の状態にもよるが、35〜45分間が目安)。途中、アクが出たら取る。
ポイント: ゆでる間に水分が少なくなったら、差し水をする。
  1粒食べてみて、柔らかくなっていたら火から下ろす。ゆで汁を取り分け、水を加えて600mlにする。

小豆のカレーベースをつくる
  鍋にオリーブ油大さじ2、にんにくを入れて弱火で炒める。香りがたったら、たまねぎを加えて中火で炒める。たまねぎが薄い茶色になったらセロリの茎を加えて炒め、脇に寄せる。
  あいたところにオリーブ油大さじ1を入れ、カイエンヌペッパーとカレー粉を混ぜて加える。弱火で炒めて香りを出し、全体を混ぜる。
  はちみつとトマトピュレを加えて中火で煮立て、 のゆで汁と水、顆粒チキンスープの素を加える。
  フードプロセッサーにカシューナッツを入れ、細かくつぶす。
ポイント: フードプロセッサーがなければ、すり鉢ですりつぶすか、ポリ袋に入れて麺棒を転がしてつぶしてもよい。
   が煮立ったら小豆を加え、水分が少なくなり、とろみがつくまで煮る。 と塩小さじ1+1/4を加えて火を止める。

カレーを仕上げる
  オクラはガクを取り、塩少々で表面をこすってうぶ毛を取り、パプリカ、かぼちゃとともに少量の熱湯でサッとゆでる。
  なすはヘタを取り、縦四つ割りにする。フライパンにオリーブ油少々を熱し、なすを皮を下にして入れ、弱火で両面をこんがりと焼く。続いて、ゆでたパプリカ、かぼちゃもなすと同様に焼き、好みで塩・こしょう各少々をふる。
  器にご飯を盛り、 の小豆のカレーベースを1/7〜1/6量ずつかけ、レモン汁をふる。なす、パプリカ、かぼちゃ、オクラをのせる。

【小豆のカレーベース】
でき上がりは約1050gで、6〜7人分。残りは冷まし、ジッパー付きの保存袋に1〜2人分ずつ小分けして冷凍保存するとよい。約3週間保存可能。



36-6c  チリコンカン

「チリコンカン」はアメリカの代表的な豆料理。隠し味にしょうゆを加えることでシニアにもなじみやすい味に仕上がります。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 90分 (豆を戻す時間は除く。)

 講師: 鮫島 正樹


(3〜4人分)
レッドキドニービーンズ (乾)  130g
・牛ひき肉 200g
・たまねぎ 1/2コ
・にんにく 1/2かけ
・赤とうがらし 1本
・トマトの水煮 (缶詰/カットタイプ)  1/2缶(200g)

 【A】 
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (洋風)  小さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・塩 少々
  ・ローリエ 1枚
・サラダ油 大さじ1
・しょうゆ 
 
    

  レッドキドニービーンズは水カップ2+1/2とともに鍋に入れ、6時間〜半日間おいて戻す。
  鍋を戻し汁ごと中火にかけ、沸騰したら弱火にし、柔らかくなるまでゆでる(40分〜1時間が目安)。途中アクが出たら取り、水分が少なくなったら差し水をする。ゆで汁を取り分け、水を加えて300mlにする。
  たまねぎは1cm四方に切る。にんにくはつぶしてから粗く刻む。赤とうがらしは2〜3等分にちぎり、種を取る。
  鍋にサラダ油大さじ1、にんにく、赤とうがらしを入れて弱火で炒める。香りがたったら、牛ひき肉、たまねぎを加えて中火で炒める。
  トマトの水煮を缶汁ごと、 のゆで汁と水、【A】も加えて弱火で10分間煮る。
  レッドキドニービーンズを加え、さらに10分間煮る。味をみて、しょうゆを小さじ2くらい加えて調える。
【1袋(200g)をまとめてゆでてもOK!】
チリコンカン」と「レッドキドニービーンズと魚介のパンツァネッラ」の、豆の分量は合計200g。1袋(200g)を一度にまとめてゆでて、「チリコンカン」に2/3量、「パンツァネッラ」に1/3量と使い分けてもよいでしょう。すぐに使わない場合は、煮汁適量とともに密封容器かジッパー付きの保存袋に入れて保存。冷蔵庫で約2日間、冷凍庫で約3週間保存可能。スープやオムレツなど、いつものおかずに加えて栄養アップ。ペースト状につぶしてパンに塗ったり、牛乳で溶いてポタージュスープにしてもおいしい。



36-6d  フレーバー小豆

砂糖不使用!スパイスやハーブでほんのりと香りをつけます。好みのハーブ&スパイスでアレンジしてみては?


  エネルギー : 340 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分 (小豆を冷ます時間は除く。)

 講師: 鮫島 正樹


(つくりやすい分量)
・シナモンスティック 1本
・クローブ 6粒
・小豆 (乾)  100g
・水 カップ2
 
    

  シナモンスティック、クローブはだし用パックに入れ、たこ糸で縛る。
  小豆は洗い、水とともに鍋に入れ、中火で煮立てる。弱火で20分間煮て を加え、柔らかくなるまで煮る(15〜25分間が目安)。途中、アクを取り、水分が少なくなったら差し水をする。
  1粒食べてみて柔らかくなっていたら火から下ろし、そのまま冷ましてスパイスと煮汁適量とともに密封容器またはジッパー付きの保存袋に移す。

【保存】
冷蔵庫で約2日間、冷凍庫で約3週間保存可能(ただし冷凍の場合、解凍後は豆がつぶれやすくなる)。
【小豆に合うスパイス/シナモンスティック・クローブ】
どちらも素材の風味を引き立てる独特な甘い香りを持つ。



36-7  万能にんにくヨーグルトソース

クリームチーズのような濃厚さが魅力の水きりヨーグルト。トルコでは「スズメヨーグルト」という名(“スズメ”は?水きり?の意味)で、市販もされています。それに塩、にんにくを混ぜたソースは、トルコの家庭料理の定番。肉、卵、野菜、パスタなど、さまざまな料理に活用します。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.80 g
  調理時間 : 180分

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・プレーンヨーグルト (無糖)  450g
・塩 小さじ1/2
・にんにく (すりおろす)  1かけ分
 
    

  ボウルにざるをのせ、紙タオルを敷く。その上にプレーンヨーグルトをのせ、3時間ほどおいて水分をきる。
ポイント: この状態で、クリームチーズの代わりに料理や菓子に使うこともできる。
  水分をきったヨーグルト(でき上がりは約150g)をボウルに入れ、塩、にんにくを混ぜる。
ポイント: 保存瓶などに入れて冷蔵庫で約1週間保存可能。



36-7a  ほうれんそうのサラダ

「万能にんにくヨーグルトソース」のアレンジレシピです。まろやかな味でモリモリ食べられます。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 荻野 恭子


(2〜3人分)
・ほうれんそう 1ワ(250g)
・たまねぎ (薄切り)  1/4コ分

 【A】 
  ・トマトペーストまたはトマトケチャップ 小さじ1
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
万能にんにくヨーグルトソース 大さじ3
・オリーブ油 大さじ2
 
    

  ほうれんそうは4cm長さに切り、熱湯でゆでて冷水にとり、水けを絞る。
  フライパンにオリーブ油大さじ2を中火で熱し、たまねぎを炒める。しんなりしたら、 と【A】を加えて炒める。器に盛り、万能にんにくヨーグルトソースをかける。



36-7b  くるみのヨーグルトパスタ

「万能にんにくヨーグルトソース」をアレンジ。爽やかさと香ばしさのハーモニーが楽しめます。


  エネルギー : 680 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 荻野 恭子


(2人分)
・フェットチーネ 160g
・くるみ (粗く刻む)  50g
・パルメザンチーズ (すりおろす)  大さじ2
万能にんにくヨーグルトソース 大さじ3
・塩 
・バター 大さじ1+1/2
・オリーブ油 大さじ1+1/2
 
    

  1%の塩を入れた熱湯(湯1リットルに対して塩10g)にフェットチーネを4等分に折って入れ、袋の表示時間どおりにゆでる。
ポイント: フェットチーネを折るのは、本場の手打ち麺に近づけるためで、食べやすくもなる。
  フライパンにバター・オリーブ油各大さじ1+1/2を弱火で熱し、くるみ、パルメザンチーズを入れて中火で軽く炒める。
   の湯をきって に加え、あえる。器に盛り、万能にんにくヨーグルトソースをかける。



36-7c  ヨーグルトときゅうりの飲むサラダ

ヨーグルトをサラダとして楽しむトルコの料理です。きゅうりの食感と、爽やかなディルの風味で、体もすっきり!


  エネルギー : 340 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)

 【A】 
  ・プレーンヨーグルト (無糖)  450g
  ・塩 小さじ1
・きゅうり (粗みじん切り)  1本分
・にんにく (すりおろす)  1かけ分
・ディル (生/みじん切り)  2枝分

 【B】 
  ・一味とうがらし 少々
  ・オリーブ油 適量
 
    

  ボウルに【A】を混ぜて水カップ1を加え、泡立て器で混ぜる。
  きゅうり、にんにく、ディルの半量を加えて混ぜ、ラップをして冷蔵庫で冷やす。
ポイント: この状態で冷蔵庫で2〜3日間保存可能。
  食べる直前に器に盛り、残りのディルと【B】をふる。



36-7d  にんじんのトルコ風おやき

野菜たっぷりで栄養満点なトルコのおやき。にんじんはすりおろして甘みを引き出し、ソースのコクと酸味で、くせを抑えます。


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 荻野 恭子


(2人分)
・にんじん (大)  1本(230g)

 【A】 
  ・小麦粉 大さじ4
  ・卵 (小)  1コ
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・ディル (生/みじん切り)  3枝分
万能にんにくヨーグルトソース 適量
・塩 
・オリーブ油 
 
    

  にんじんはスライサーで粗くすりおろし、塩少々をふって2〜3分間おき、水けを軽く絞る。
  ボウルに と【A】を混ぜる。
  フライパンにオリーブ油大さじ3を中火で熱し、 を大さじ1強くらいずつ直径5cmに広げ、こんがりと両面を焼く。
  器に盛り、万能にんにくヨーグルトソースを添える。



36-7e  なすのヨーグルトグラタン

混ぜるだけでOKのソースは、ホワイトソースを使わないのでヘルシーで簡単!具はなすだけでも、食べごたえ十分です。


  エネルギー : 490 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 荻野 恭子


(2人分)
・なす 3〜4コ

 【簡単トマトソース】 
  ・トマトの水煮 (缶詰/カットタイプ)  1缶(400g)
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 少々

 【ソース】 
  ・プレーンヨーグルト (無糖)  カップ1
  ・卵 1コ
  ・小麦粉 大さじ2
  ・塩 少々
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
・グリュイエールチーズ (細切り)  70g
・塩 少々
・オリーブ油 大さじ3
 
    

  なすはヘタを取って1.5cm厚さの輪切りにし、塩少々をふる。
  フライパンにオリーブ油大さじ3を中火で熱し、 の両面をこんがりと焼く。
  ボウルに【簡単トマトソース】の材料を混ぜ合わせる。
  別のボウルに【ソース】の材料を混ぜ合わせる。
  グラタン皿に の半量、 のなす、残りの**3を**順に重ね、 のソースをかける。
  グリュイエールチーズを散らして天板にのせ、230℃に温めたオーブンで15分間焼く。



36-7f  荻野さんの自家製ヨーグルト

市販のヨーグルトと牛乳で、手軽に自家製ヨーグルトをつくりませんか?


  エネルギー : 730 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (発酵させる時間は除く。)

 講師: 荻野 恭子


(つくりやすい分量)
・プレーンヨーグルト (無糖)  大さじ3〜4
・牛乳 1リットル
 
    

  牛乳を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火から下ろし、約50℃まで冷ます。
  清潔な保存瓶にプレーンヨーグルトを入れ、牛乳を加える。
  泡立て器で混ぜ、表面に浮いた泡を取る。
ポイント: 泡を取ると、表面がきれいに仕上がる。
  ふたをしてタオルや厚手の布で包む。
  さらにポリ袋で包み、常温で3〜4時間おく。ヨーグルトが固まったら、冷蔵庫で保存する。約1週間保存可能。



36-8  能登金時のスイートポテト

皮のケースに柔らかく練り上げたスイートポテトの生地をたっぷりと詰めて、こんがり黄金色に焼き上げます。表面にふった塩がアクセントとなり、さつまいもの甘さをさらに引き立てます。


  エネルギー : 590 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : 0.90 g
  調理時間 : 40分

 講師: 辻口 博啓


(2コ分)
・さつまいも 1本(約300g)
*正味200g。 

 【A】 
  ・生クリーム (乳脂肪分45%)  80ml
  ・バター (食塩不使用)  40g
  ・グラニュー糖 40g
  ・卵黄 15g
  ・はちみつ 10g
  ・塩 一つまみ
・卵黄 適量
*つや出し用。 
・塩 適量
*トッピング用。 
 
    

  さつまいもをラップで包み、電子レンジ(600W)に約3分間かける。
  さつまいもが柔らかくなったら、皮の部分を厚めに残しながら中身をスプーンでくりぬく。
  くりぬいた中身(約200g)をボウルに入れ、フォークの背でつぶす。
   と【A】を鍋に入れて火にかける。ゴムべらで混ぜながら、つやが出てひとまとまりになるまで練り上げる。
   のさつまいもの皮に入れる。卵黄を少量の水で溶き、はけで表面に塗る。
  180℃のオーブンで15〜20分間焼く。表面に塩をふる。



36-8a  沢野ごぼうのキッシュ

すき焼き風に味つけしたごぼうと牛肉がたっぷり入ったキッシュです。和洋折衷の見事なハーモニーを召し上がれ。


  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 70分 (休ませる時間は除く。)

 講師: 辻口 博啓


(直径9cm×高さ5cmのココット型4コ分)
・ごぼう 150g
・牛切り落とし肉 100g
・しょうが 1かけ

 【アパレイユ(卵生地)】 
  ・卵 150g(約2+1/2コ)
  ・牛乳 150ml
  ・生クリーム (乳脂肪分45%)  125ml
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・塩 2g
  ・こしょう 少々
・パルメザンチーズ (粉)  大さじ2
・冷凍パイシート 1枚
・卵黄 (つや出し用)  適量
・サラダ油 大さじ1
・砂糖 大さじ1強
・しょうゆ 大さじ1
 
    

  ごぼうは皮をむき、ささがきにして水に放し、ざるに上げる。牛肉は大きければ一口大に切る。しょうがはせん切りにする。
  フライパンにサラダ油大さじ1としょうがを入れて火にかけ、香りが出てきたら牛肉を入れて炒める。
  牛肉の色が変わったら、ごぼうを加えて炒め合わせる。
  ごぼうがしんなりとしてきたら、砂糖大さじ1強、しょうゆ大さじ1を加えてサッと炒め、バットにあけて冷ます。
  ボウルに【アパレイユ】の材料をすべて入れ、よく混ぜる。目の細かいざるなどでこす。
ポイント: 【アパレイユ】は冷蔵庫で一晩休ませると、焼き上がりがなめらかになる。
  ココットに を4等分して入れ、 の【アパレイユ】を等分に流し入れる。表面にパルメザンチーズをふり、170℃のオーブンで約20〜30分間焼く。
  パイシートは2mmほどの厚さにのばす。メッシュローラーで網目模様をつけ、網目を広げて直径12cmの丸型で抜く。メッシュローラーがなければ丸型で抜き、フォークで数か所穴をあける。冷蔵庫で30分間ほど休ませてから、170℃のオーブンで15分間焼く。表面に溶いた卵黄を塗り、200℃のオーブンでさらに3〜5分間焼く。
   をのせる。



36-8b  能登の塩キャラメル

塩をきかせた口溶けのよい生キャラメル。甘さと塩辛さの組み合わせが絶妙でやみつきになりそうな濃厚な味わいです。


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (キャラメルを冷ます時間は除く。)

 講師: 辻口 博啓


(30コ分)

 【A】 
  ・生クリーム (乳脂肪分45%)  120ml
  ・水あめ 80g
  ・グラニュー糖 60g
  ・バター (食塩不使用)  20g
  ・塩 3g
  *使う塩によって塩辛さが異なるので、塩化ナトリウムの含有率が高い場合はやや減らすとよい。 
・グラニュー糖 40g


 

つくる前にしておくこと 
 オーブン用の紙を13×11×2cmの箱状に折り、ホチキスなどでとめ、バットにのせる。 
    

  【A】を鍋に入れて中火にかけ、煮立てる。
  別の鍋にグラニュー糖を入れて中火にかける。溶けて色がつき始めたら、ゴムべらで混ぜながら、全体に濃いめのキャラメル色になるまで煮詰める。
  全体がキャラメル色になったら、 を入れ、混ぜ合わせる。
  ゴムべらで混ぜながら、114〜117℃になるまで煮詰める。
ポイント: 温度がこれ以上高くなると、仕上がりが堅くなる。温度計がない場合は、火から下ろし、少量を氷水に落として、堅さを確かめるとよい。柔らかい場合は、火にかけてもう少し煮詰める。堅すぎる場合は、生クリーム適量(分量外)を加えて調整する。
  火から下ろし、煮立ちが落ち着くまで混ぜ続ける。
  用意しておいたオーブン用の紙に流し、そのまま常温で冷ます。キャラメルが固まったら、包丁で約2cm角に切り分ける。
ポイント: 包丁にくっついて切りにくい場合は、冷蔵庫で少し冷やすとよい。
一つずつオーブン用の紙で包み、冷蔵庫で5日間保存可能。



36-9  さんまのコンフィのスパゲッティ レモン風

オイル漬けしたさんまをカリカリになるまで炒めてうまみを引き出すのがポイントです。レモンと青ねぎでさっぱりといただきます。


  エネルギー : 660 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (さんまに塩をしておく時間、コンフィを冷ます時間は除く。)

 講師: 日高 良実


(2人分)

 【さんまのコンフィ】 
  ・さんま (三枚におろしたもの)  2匹分
  ・タイム 2〜3本
  ・にんにく (大/薄切り)  1かけ分
  ・サラダ油 適量
・スパゲッティ 160g
・にんにく (みじん切り)  適量
・赤とうがらし (小口切り)  適量
・レモンの搾り汁 1/2コ分
・青ねぎ (小口切り)  1/2ワ分
・レモンの皮 (国産/すりおろす)  適量
・塩 
・エクストラバージンオリーブ油 
・こしょう 
 
    

  【さんまのコンフィ】をつくる。さんまは全体に重量の1.3%の塩をふり、30分間ほどおく。
  鍋底に合わせて切ったオーブン用の紙を鍋に敷き、 、タイム、にんにくを入れる。サラダ油をヒタヒタに注ぎ、火にかける。
  約80℃を保ったまま(小さな泡が静かにフツフツ立つ程度)15分間ほど弱火で煮る。火を止めてそのまま冷ます。
  さんまの表面の油を軽く拭き、フライパンに入れて火にかけ、木べらでくずしながら弱火でじっくりと炒める。途中でフライパンにくっつくようなら、オリーブ油適量を加える。
  スパゲッティは1%の塩(湯1リットルに対して10gが目安)を入れたたっぷりの湯で袋の表示時間より1〜2分間短くゆでる。
  さんまがカリカリになったら、にんにく、赤とうがらしを加え、レモンを搾る。
   のゆで汁少々を加え、ゆで上がったスパゲッティを加えて全体によくあえる。塩・こしょう各適量で味を調え、青ねぎとオリーブ油適量を加えて全体をあえる。皿に盛り、レモンの皮をふる。

【さんまのコンフィ】
さんまのコンフィは多めにつくっておくと便利。そのまま前菜として食べたり、サッとソテーして食べてもよい。冷蔵庫で1週間保存可能。



36-9a  さんまとベーコンの香草バター焼

さんまでベーコンをくるりと巻いて、香草バターをのせてオーブンへ。あっという間に、白ワインにもぴったりの前菜が完成!カリッと焼けたパン粉が香ばしく、子どもにも喜ばれる一品です。


  エネルギー : 530 kcal
  塩分 : 1.40 g
  調理時間 : 15分

 講師: 日高 良実


(2人分)
・さんま (大/三枚におろしたもの)  2匹分
・ベーコン 2枚
香草バター 50g
・塩 
・こしょう 
 
    

  さんまは塩・こしょう各少々をふり、斜めに3等分に切る。
  さんまの大きさに合わせてベーコンを切る。さんまでベーコンを巻き、ようじでとめる。
  耐熱容器に を並べ、上に香草バターをのせる。220℃のオーブンで7〜8分間、パン粉がきつね色になるまで焼く



36-9b  さんまの揚げだんごと白菜のクリーム煮

三陸の郷土料理・さんまのすり身でつくるつみれ汁をアレンジ。イタリア風のつみれを白菜たっぷりのクリームソースと合わせました。


  エネルギー : 690 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 日高 良実


(2〜3人分)

 【さんまだんご】 
  ・さんま (大/三枚におろしたもの)  2匹分
  ・ベーコン (薄切り)  1〜2枚(20g)
  ・松の実 大さじ1
  ・レーズン 大さじ1〜2
  ・たまねぎ (みじん切り)  小さじ1
  ・レモンの皮 (国産/みじん切り)  1/2コ分
  ・パン粉 (乾)  30g
  ・イタリアンパセリ (みじん切り)  小さじ1
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2

 【白菜のクリーム煮】 
  ・白菜 (中心の白っぽい部分)  300g
  ・干しえび 10g
  ・生クリーム カップ1

 【グレモラータ】*肉の煮込み料理やソテーなどの仕上げにふりかけると香りがよい、いわばイタリア風薬味のようなもの。 
  ・イタリアンパセリ (みじん切り)  大さじ2
  ・にんにく (すりおろす)  1/2かけ分
  ・レモンの皮 (国産/すりおろす)  1/4コ分
・塩 
・こしょう 
・揚げ油 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    


【さんまだんご】をつくる
  さんまは皮をひき、包丁で粗くたたく。ベーコンは粗めのみじん切りにする。松の実は200℃のオーブンで4〜5分間、からいりする。
  ボウルに と【さんまだんご】の残りの材料をすべて入れ、よく混ぜる。塩・こしょう各適量を加えて味を調え、12等分して手で丸める。170℃の揚げ油できつね色になるまで揚げる。

【白菜のクリーム煮】をつくる
  白菜は軸の部分は繊維に沿って細切りに、葉は食べやすい大きさに切る。干しえびはヒタヒタの水で戻す。
  フライパンにオリーブ油少々を熱し、白菜を炒める。干しえびを戻し汁ごと加え、白菜がしんなりするまで煮る。
  生クリームを加え、煮立ったらふたをして15〜20分間弱火で煮る。塩・こしょう各適量で味を調える。

仕上げる
   の【さんまだんご】を加えて、ソースをなじませるように少し煮る。
  器に を盛り、【グレモラータ】の材料を混ぜて、適量をふりかける。



36-9c  香草バターのつくり方

鶏肉や豚肉にのせて焼いたり、パンにのせて焼いたりするほか、貝にもよく合う万能バターです。


  エネルギー : -
  塩分 : 0.50 g
  調理時間 :

 講師: 日高 良実


(つくりやすい分量)
・バター 200g
・イタリアンパセリ 10g
・パン粉 (乾)  50g
・ブランデー 大さじ1
・にんにく (小)  1かけ
・塩 少々
 
    

  すべての材料をフードプロセッサーでかくはんする。または、室温で柔らかくしたバターに他の材料(イタリアンパセリとにんにくはみじん切り)を混ぜ合わせる。ラップを敷いた保存容器に厚みが1〜2cmになるように入れ、冷凍庫で冷やし固める。

【保存】
冷凍庫で6か月間保存可能。



36-10  れんこんえびチリ

プリプリのえびと、シャキシャキのれんこん。食べごたえも十分で、食感のコンビネーションが絶妙です!


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 吉田 勝彦


(2人分)
・えび (殻付き、無頭)  16匹

 【A】 
  ・塩 小さじ1
  ・かたくり粉 小さじ1
・れんこん 60g
・ねぎ (白い部分)  1/3本

 【B】 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・酒 小さじ2
  ・かたくり粉 小さじ1
・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1/2

 【C】 
  ・酒 大さじ1
  ・塩 一つまみ
  ・砂糖 小さじ1
  ・トマトケチャップ 大さじ2
  ・にんにく (すりおろす)  1/2かけ分
  ・ねぎ (白い部分、みじん切り)  1/3本分
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 小さじ1
  ・水 小さじ1
・細ねぎ (小口切り)  1本分
・酢 
・サラダ油 
 
    

  れんこんは皮をむき、薄いいちょう形に切って酢水に5分間さらす。ねぎは2cm幅に切る。
  えびは背に切り込みを入れて背ワタを取り、殻をむく。殻はとっておく。えびをボウルに入れ、【A】を順にふって軽くもみ、水で洗い流し、水けを拭く。
  フライパンにえびの殻を入れ、色が変わるまで、弱火でからいりする。
  水カップ1+1/2、 のねぎを加えて強火にし、煮立ったら弱火にして3分間煮る。火から下ろし、ざるでこして、だしを用意する。
  ボウルをきれいにして のえびを入れ、【B】を順に加えて軽くもみ込む。
  フライパンをきれいにしてサラダ油大さじ1を熱し、えびを中火で炒める。色が変わったら、れんこんの水けをきって加え、炒める。
  れんこんが透き通ったら、 のだしを注いで中火で煮立て、豆板醤を加えて混ぜる。
  【C】を加えて混ぜ、火を止める。【水溶きかたくり粉】をよく混ぜて回し入れ、再び中火にかけ、とろみがつくまで煮る。火を止め、酢小さじ1を加えて混ぜ、細ねぎを散らして器に盛る。
ポイント: 水溶きかたくり粉は火を止めてから加えると、ダマにならずに均一なとろみがつく。



36-10a  れんこん鶏つくね

れんこんが主役のつくね。たっぷりのれんこんを、ギリギリの量の鶏ひき肉でまとめます。柚子こしょうマヨネーズとの相性もぴったり。


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 渡辺 あきこ


(2人分)
・鶏ひき肉 200g
・れんこん 100g
・生しいたけ 2枚

 【【A】】 
  ・塩 小さじ1/4
  ・溶き卵 大さじ1
  ・こしょう 少々
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・小麦粉 大さじ1

 【柚子(ゆず)こしょうマヨネーズ】 
  ・マヨネーズ 大さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・柚子こしょう 少々
・サラダ油 小さじ1
 
    

  れんこんは皮をむき、5〜6mm角に切る。切ったはしから水にさらし、切り終わったらざるに上げて水けをよくきる。しいたけは軸を除き、5〜6mm角に切る。
  ボウルにひき肉を入れ、【A】の塩を加えて粘りが出るまで練る。残りの【A】の材料を順に加えて混ぜ、水大さじ1を加えてさらに混ぜる。 のれんこんとしいたけを加えて、全体を混ぜ合わせる。
   の肉ダネを6等分し、1cm厚さくらいのだ円形にする。フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、肉ダネを並べ入れる。片面に焼き色がつくまで焼いたら裏返し、ふたをしてさらに弱火で3分間ほど焼いて火を通す。
  器にれんこん鶏つくねを盛り、柚子こしょうマヨネーズの材料を合わせて添える。
【こちらのたれもおすすめ!梅ポン酢】
市販のポン酢しょうゆ大さじ2に、梅干し1/2コ分の梅肉を刻んで混ぜる。ポン酢しょうゆをつくる場合は、だし・しょうゆ各大さじ1に、酢大さじ1/2、すだちやかぼすなどの搾り汁大さじ1/2を加えて混ぜる。



36-10b  れんこんポークソテー

ボリューム満点のポークソテーのソースに、おろしれんこんを加えました。ソースが豚肉にグンとからみやすくなり、おいしさもアップ!


  エネルギー : 510 kcal
  塩分 : 1.60 g
  調理時間 : 25分

 講師: 脇 雅世


(2人分)
・豚ロース肉 (豚カツ用)  2枚(300g)
・れんこん 150g

 【A】 
  ・白ワイン 大さじ3
  ・水 大さじ3
  ・はちみつ 大さじ1/2
  *なければ、砂糖でもよい。 
  ・しょうが汁 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・塩 小さじ1/4
・イタリアンパセリ 少々
・塩 
・こしょう 
・小麦粉 
・サラダ油 
 
    

  豚肉は、脂身と赤身の間の筋を切る。塩一つまみ半(肉の重さの0.5%が目安)を両面にふり、なじむまで5〜10分間おく。れんこんは皮をむき、100g分は7mm厚さの輪切り、もしくは半月形に切り、水にサッとさらして水けを拭く。
  ボウルに【A】を合わせ、 の残りのれんこんをすりおろしながら加える。
  肉から出た水分を紙タオルなどで拭く。こしょう少々をふって薄く小麦粉をまぶし、余分な粉を払い落とす。
  フライパンにサラダ油小さじ2を中火で熱し、れんこんを加えて少し透き通るまで両面を焼く。豚肉を、盛り付けて表になる面を下にして並べ入れる。
  豚肉は、中火で片面3分間ずつ焼く。その間にれんこんも裏返しながら焼く。
   のソースを加え、煮立てながらソースをからめる。器に豚肉を盛り、輪切りのれんこんとイタリアンパセリを添え、フライパンに残ったソースをかける。
ポイント: ソースにれんこんのうまみが加わるのはもちろん、とろりとしたソースとなり、肉にからみやすくなります。



36-11  ごぼうビーフシチュー

牛肉の塊肉をしっかり煮込む本格シチューです。煮詰めた赤ワインでコクを出し、小麦粉とバターでとろみをつけます。ご飯にも合う一品。


  エネルギー : 2530 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 100分

 講師: 脇 雅世


(つくりやすい分量)
・牛肩ロース肉 (塊)  600g
・ごぼう 150g
・たまねぎ (薄切り)  1コ(200g)
・にんじん 1本(160g)

 【A】 
  ・赤ワイン カップ2
  ・トマト 1コ(160g)
  ・にんにく 1かけ
  ・ブーケガルニ 1コ
  *タイム、ローリエ、セロリなどをたこ糸で縛ったもの。なければ、ローリエ1枚でもよい。 
  ・塩 小さじ1
  ・砂糖 小さじ1

 【B】 
  ・バター 大さじ2
  ・小麦粉 大さじ2
・サラダ油 小さじ2
・塩 小さじ1/2
・こしょう 少々
 
    

  小鍋に【A】の赤ワインを入れて火にかけ、フツフツするくらいの火加減で、半量になるまで煮詰める。トマトはヘタを取って湯むきし、ザク切りにする。にんにくは縦半分に切って芯を除く。【B】のバターは冷蔵庫から出しておく。
  ステンレス製の厚手の鍋にサラダ油小さじ2を入れて中火で熱し、大きめの一口大に切った牛肉を並べ入れる。転がしながら全体に焼き色をつけて、一度取り出す。
  同じ鍋にたまねぎを入れて塩小さじ1/2を加え、しんなりとするまで炒める。 を戻し入れて【A】を加え、かぶるくらいの水を注いで火にかける。煮立ったらアクを取り、こしょう少々を加えてふたをし、弱火で45分間煮る。
ポイント: ホウロウや薄手の鍋で煮る場合は、フライパンで2の牛肉を焼いて取り出し、3のたまねぎを炒めて一緒に鍋に移す。
  ごぼうは皮をこそげ、洗って3〜4cm長さに切り、太ければ縦半分に切る。5分間ほど水にさらして水けをきる。にんじんは1cm厚さの輪切りもしくは半月形に切る。【B】は合わせて練る。
   のごぼうとにんじんを加え、さらに20分間煮る。
  合わせた【B】を に加える。時々底から混ぜて焦げないようにしながら、さらに15分間煮る。



36-11a  ごぼうマーボー豆腐

ごぼうの風味が豆腐や肉をおいしくします。肉とごぼうは一緒に炒めてから煮ることでうまみと香りの相乗効果! おいしさもアップします。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 吉田 勝彦


(2人分)
・ごぼう 1/3本(30g)
・木綿豆腐 1/2丁(150g)
・豚ひき肉 80g
・甜麺醤(テンメンジャン) 小さじ2
・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1/2
・チキンスープ カップ1
*顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を袋の表示どおりに溶く。 

 【A】 
  ・にんにく (みじん切り)  1/2かけ分
  ・ねぎ (白い部分/みじん切り)  1/3本分
  ・細ねぎ (小口切り)  2本分

 【B】 
  ・酒 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1

 【水溶きかたくり粉】 
  ・かたくり粉 小さじ1
  ・水 小さじ1
・サラダ油 大さじ1
 
    

  ごぼうはたわしで皮をこすって洗う。食べやすい長さのささがきにし、水に5分間さらす。豆腐は2cm角に切る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、豚ひき肉を中火で炒める。色が変わったら、ごぼうの水けをきって加え、炒める。
  ごぼうがしんなりしたら火を止め、甜麺醤を加える。再び中火にかけ、炒める。
ポイント: 火を止めるのは、甜麺醤が焦げつかないようにするため。
  全体がなじんだら再び火を止め、豆板醤を加える。再び中火にかけ、炒める。
  全体がなじんだらチキンスープを加えて煮立たせ、豆腐を加える。煮汁をかけながら、豆腐がなじむまで煮る。【A】を散らし、【B】を加えて混ぜ、火を止める。
  【水溶きかたくり粉】をよく混ぜてから回し入れ、とろみがつくまで中火で煮る。



36-12 さばそぼろ弁当

栗原家の大人気おかず「さばそぼろ」のお弁当です。つくりおきしておけば、朝は詰めるだけで簡単!


  エネルギー : - (エネルギーはこの弁当箱に詰めた場合(ご飯150gを含む)。)
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 栗原 はるみ


 【さばそぼろ】*材料は4人分 
  ・さば (三枚におろしたもの)  1匹分(正味200g)
  ・干ししいたけ 3〜4枚
  ・たまねぎ 1/2コ(100g)
  ・にんじん 50g
  ・しょうが 1かけ

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1〜1+1/2
  ・みりん 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・みそ 小さじ1〜2
  ・サラダ油 大さじ1〜2

 【ゆで絹さや】 
  ・絹さや 50g
  ・塩 少々
茶巾卵 2コ
ちくわの磯辺揚げ 5〜6コ

 【菊花たくあん】 
  ・たくあん 適量
  ・赤とうがらし 適量
・きゅうりの漬物 (市販)  適量
 
    


【さばそぼろ】をつくる
  干ししいたけは少なめの水に30分間〜1時間浸して戻す。水けを軽く絞って軸を取り、粗みじん切りにする。
  たまねぎ、にんじんは、それぞれ3〜4mm角の粗みじん切りにする。
  しょうがはみじん切りにする。
  さばは中骨の両側の身をスプーンでかき出し、小骨があれば除く。さらに包丁で軽くたたく。
ポイント: 頭から尾の方向へかき出すと、おもしろいように身が取れますよ!
  フライパンにサラダ油大さじ1〜2を熱し、 を中火で炒める。小骨が出てきたら除き、さばがほぐれたら を加え、炒め合わせる。
  【A】のみそ以外の調味料を順に加えてサッと混ぜ、最後にみそを加える。汁けが少なくなるまで混ぜながら弱めの中火で煮る。
ポイント: フライパンの中の水分で、みそを溶かしながら混ぜてくださいね。

【ゆで絹さや】をつくる
  絹さや50gは筋を取り、塩少々を入れた熱湯でサッとゆでる。
  冷水にとり、水けをよくきって斜めせん切りにする。

【菊花たくあん】をつくる
  たくあんを厚めに切って格子状に深めに切り込みを入れる。中央に小口切りにした赤とうがらしをのせる。

弁当箱に詰める
  弁当箱にご飯150gを詰め、 の【さばそぼろ】をたっぷりのせて の【絹さや】を散らす。茶巾卵と【菊花たくあん】、きゅうりの漬物、ちくわの磯部揚げを詰める。




36-12a 茶巾卵

スクランブルエッグをかわいく丸めます。


  エネルギー : 110 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 栗原 はるみ


(1人分)
・卵 1コ

 【A】 
  ・みりん 小さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1
  ・塩 少々
・サラダ油 少々
 
    

  ボウルに卵を割りほぐし、【A】を加えて混ぜる。
  小さめのフライパンにサラダ油少々を熱し、 を流し入れる。箸で大きくかき混ぜてスクランブルエッグをつくる。
  冷めないうちに半量ずつラップで包み、茶巾絞りにする。そのまま少しおいて粗熱を取る。
ポイント: 熱いので、絞るときにやけどをしないよう、気をつけて!




36-12b ちくわの磯辺揚げ

冷めてもおいしい、みんなが大好きな味です。


  エネルギー : 310 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・ちくわ (太)  1本

 【衣】 
  ・天ぷら粉 (市販)  大さじ2
  ・冷水 大さじ2
  ・青のり粉 大さじ1/2
・揚げ油 
 
    

  ちくわは5〜6等分に切る。
  ボウルに天ぷら粉を入れ、冷水を加えて軽く混ぜ、青のり粉を加えてさらに混ぜる。
   を入れ、全体にまんべんなくまぶしつける。
  揚げ油を180℃に熱し、 を入れて揚げる。
ポイント: 少し色がつくまで、カラリと揚げてくださいね!
  バットに上げて油をきる。




36-12c  ぶりの照り焼き弁当

主役のぶりによく合う玄米ミックスご飯のお弁当。ほうれんそうも詰めて、体にやさしいお弁当に。


  エネルギー : - (エネルギーはこの弁当箱に詰めた場合(玄米ミックスご飯150gを含む)。)
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 栗原 はるみ

ぶりの照り焼き 適量
ほうれんそうのごまあえ 適量
たくあんの土佐酢づけ (せん切り)  適量
・玄米ミックスご飯 150g
*白米と玄米を1:1で合わせて炊いたもの。 
・柚子(ゆず) 適量
・みかん 適量
・しば漬け (市販/細かく刻む)  適量
 
    

  弁当箱に玄米ミックスご飯を詰める。しば漬けは、細かく刻んでボールのように丸め、ご飯の上にのせる。
ポイント: しば漬けをほぐしてご飯と混ぜながらいただく。
  ぶりの照り焼きほうれんそうのごまあえを詰め、さらに柚子、みかん、たくあんの土佐酢づけを詰める。



36-12d  ぶりの照り焼き

調味料につけておく必要がないので、忙しくても簡単つくれます。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (ぶりに塩をふっておく時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(2人分)
・ぶり (切り身)  2切れ

 【【A】】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・砂糖 小さじ1/2
・塩 
・サラダ油 少々
 
    

  ぶりは軽く塩をふって5〜10分間おき、水けを紙タオルで拭く。
  【A】の調味料を混ぜておく。
  フライパンにサラダ油少々を熱し、ぶりを中火で焼く。焼き色がついたら裏返し、両面にきれいな焼き色がついたら取り出し、火を止める。
  フライパンに残った脂を紙タオルで拭き取り、 を入れて中火にする。
ポイント: 熱すぎると調味料が一気に煮詰まってしまうので、少し冷めてから!
  煮立ったらぶりを戻し入れ、照りよく煮からめながら焼く。



36-12e  さばそぼろ

つくりおきしておけば、朝はラクチン。刻んだ野菜もたっぷり入っているのでお子さんのお弁当にもおすすめ。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (干ししいたけを戻す時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(4人分)
・さば (三枚におろしたもの)  1匹分(正味200g)
・干ししいたけ 3〜4枚
・たまねぎ 1/2コ(100g)
・にんじん 50g
・しょうが 1かけ

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1〜1+1/2
  ・みりん 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・みそ 小さじ1〜2
・サラダ油 少々

 【ゆで絹さや】 
  ・絹さや 50g
  ・塩 少々
 
    

  干ししいたけは少なめの水に30分間〜1時間浸して戻す。水けを軽く絞って軸を取り、粗みじん切りにする。
  たまねぎ、にんじんは、それぞれ3〜4mm角の粗みじん切りにする。
  しょうがはみじん切りにする。
  さばは中骨の両側の身をスプーンでかき出し、小骨があれば除く。さらに包丁で軽くたたく。
ポイント: 頭から尾の方向へかき出すと、おもしろいように身が取れますよ!
  フライパンにサラダ油大さじ1〜2を熱し、 を中火で炒める。小骨が出てきたら除き、さばがほぐれたら を加え、炒め合わせる。
  【A】のみそ以外の調味料を順に加えてサッと混ぜ、最後にみそを加える。汁けが少なくなるまで混ぜながら弱めの中火で煮る。
ポイント: フライパンの中の水分で、みそを溶かしながら混ぜてくださいね。

ゆで絹さやをつくる
  絹さや50gは筋を取り、塩少々を入れた熱湯でサッとゆでる。
  冷水にとり、水けをよくきって斜めせん切りにする。



36-12f  ほうれんそうのごまあえ

ゆでてごまだれであえるだけでOK。すり鉢いらずの簡単ごまあえ。


  エネルギー : 220 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・ほうれんそう 1ワ(300g)
ごまだれ 大さじ3〜4
・塩 少々
 
    

  ほうれんそうは根元を除き、3〜4cm長さに切って茎と葉に分ける。
  塩少々を入れた熱湯に茎、葉の順に入れてゆで、冷水にとる。ざるに上げ、水けをよく絞る。
ポイント: 水けが残っていると味がぼやけてしまうので、しっかり絞ってくださいね。
   をボウルに入れてほぐし、ごまだれであえる。



36-12g  たくあんの土佐酢づけ

爽やかにたくあんをアレンジ。ついつい箸がすすむ、あっさり味です。


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (たくあんを水にさらす時間、冷蔵庫に入れておく時間は除く。)

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・たくあん 1/2本(150g)

 【土佐酢】 
  ・酢 大さじ4
  ・だし 大さじ4
  ・砂糖 大さじ1
  ・うす口しょうゆ 大さじ1/2
・すだち (輪切り)  適量
・削り節 適量
 
    

  たくあんは薄切りにし、塩けを洗う。味をみて、濃いものはしばらく水にさらす。ざるに上げて水けをきり、十分に絞る。
  ボウルに【土佐酢】の材料を合わせる。
  容器に を重ねて並べ入れ、 を注ぎ、すだちを加える。
  冷蔵庫で2時間ほどおいて味をなじませる。
  器に盛り、削り節をのせる。



36-12h  ごまだれ

ドレッシングや煮物に使ったり、しゃぶしゃぶや田楽にもよく合います。


  エネルギー : 1230 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 栗原 はるみ


(つくりやすい分量)
・練りごま (白)  カップ1/2
・砂糖 80g
・しょうゆ カップ1/2
・すりごま (白)  カップ1/2
 
    

  ボウルに材料をすべて入れ、混ぜる。
  保存容器に入れ、冷蔵庫で2週間保存可能。



36-13 玄米スープ

玄米を梅干しと昆布とともに煮出した玄米スープは、余分なものをそぎ落とした果てにたどり着いた、まさに究極の養生スープ。習慣として飲んで、寒さに打ち勝つ体をつくりましょう。


  エネルギー : 80 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.80 g
  調理時間 : 35分

 講師: 辰巳 芳子


(カップ4弱分)

 【玄米を炒(い)る】 
  ・玄米 カップ2(300g)
  *つくりやすい分量。 

 【玄米を炊く】 
  ・玄米 (炒ったもの)  80g
  ・昆布 (5cm四方)  2〜3枚
  ・梅干し 1コ
  *梅干しの種3コでもよい。 
 
    


玄米を炒る
  玄米は水で洗い、ボウルに入れる。たっぷりの水を注いで30分間浸して、ざるに上げて6時間ほどおく。
  厚手で油けのない平鍋を用意する。火力全開を10とすると7の火にかけ、鍋を温めてから、玄米を入れる。
ポイント: 最初は割合と強い火にかけ、玄米を炒りましょう。
  玄米全体を木べらで動かしながら5〜10分間ほど炒ると、玄米が小麦色になり、はぜる音が聞こえてくる。火力全開を10とすると3〜4の火に弱め、玄米を炒る。
ポイント: はぜさせるのは玄米の中のでんぷん質を表に出すため。でんぷん質を表に出し、栄養分をよりスープに煮出すのです。玄米がはぜ始め、ピチピチとした音を聞くのはよいものですよ。
  たえず木べらを動かしながら炒り、色づかせる。
ポイント: 香りと音に集中しながら、へらをあきれるほど絶え間なく動かす。何度もつくって、この感覚をわがものとしてください。
  20分間ほど炒ったら紙の上にあけて粗熱を取る。
ポイント: 瓶などに入れて常温で1週間ほど保存可能。それ以上は油臭さが出てくる。

玄米を炊く
  ホウロウのポットなどに、炒った玄米、昆布、梅干し、水カップ5を入れ、ふたをして中火にかける。
ポイント: 対流すると栄養分が抽出しやすいので、鍋ではなくポットを使う。
  煮立ったらふたをずらし、弱火にする。フツフツと30分間ほど炊き、味をみてこす。




36-13a  玄米のサラダ風

スープを煮出したあとの玄米にも栄養素が含まれています。最後まで食べきりましょう。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 辰巳 芳子

煮出した玄米 適量
・梅干し 適量
・レタス 適量
・きゅうり (薄切り)  適量
・オリーブ油 適量
 
    

  煮出した玄米が温かいうちに、粗くほぐした梅干しと混ぜ合わせる。
  丸く形を整えて、レタスで包む。薄切りにしたきゅうりを添え、オリーブ油をかける。



36-13b  鶏のブイヨン




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 辰巳 芳子


(5人分)
・鶏手羽先 5本
・鶏の首骨 5本
*なければ鶏手羽先を2〜5本増やす。 
・レモン (国産、輪切り)  2枚

 【A】 
  ・たまねぎ (皮をむいて丸ごと)  1コ(150g)
  ・にんじん (皮をむいて丸ごと)  たまねぎの半量(75g)
  ・セロリ (縦半分に切る)  たまねぎの半量(75g)
  ・パセリの軸 1本
  ・ローリエ 1枚
  ・白こしょう (粒)  10粒
  ・昆布 (5cm四方)  5枚
  ・干ししいたけ (大)  3枚
・水 カップ13
 
    

  【A】の昆布としいたけは、ヒタヒタの水に1時間浸す。
  鍋に湯を沸かし、レモン、鶏手羽先と首骨を入れる。再び煮立ったら鶏を引き上げ、首骨の脂と汚れをしごき取り、手羽先とともに冷水でよく洗う。出刃などの重い包丁でたたき、味を出しやすくする。
  深めの鍋に手羽先と首骨、【A】の材料を の水ごと入れ、分量の水を注ぎ、強めの中火にかける。
  煮立ったら弱火にし、アクを取る。30分間たったら昆布、しいたけ、野菜類を除き、さらに30分間コトコトと煮出す。
  火を止め、すぐに不織布タイプの紙タオルを敷いたこし器でこす。

【保存】
冷凍できる保存袋に入れ、冷凍庫で1か月間保存可能。



36-13c  大豆と切り干し大根のおむすび

ご飯とともに大豆を炊いておむすびに。飽きないように、梅酢で握った白いおむすびを添えます。


  エネルギー : 1530 kcal (エネルギーは大豆と切り干し大根のおむすびのみ(全量)。)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 辰巳 芳子


(つくりやすい分量)
ゆで大豆 カップ1
・切り干し大根 (乾)  25g
・米 360ml(2合)
大豆のゆで汁 カップ1/2
・鶏のブイヨン カップ1+1/2

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・塩 小さじ1
・梅酢のおむすび 適量
*手に赤梅酢をつけて、温かいご飯を握る。 
・紫花豆 (市販)  適量
・煮たくあん 適量
*土用(7月下旬)を過ぎたたくあんを、調味料で煮た料理。まず、たくあんをごく薄く切って、水にさらし程よく塩抜きする。さらに歯ざわりを残すように、軽くゆでて水にさらし、水けを絞る。鍋に並べ、赤とうがらし、梅干しとともに水・酒各1に対し、しょうゆ1/2の割合で加えて煮る。 
・梅干し 適量
・オリーブ油 大さじ1
・酒 大さじ1弱
 
    

  米は洗ってざるに上げ水けをきる。切り干し大根は袋の表示どおりに戻し、水けを絞って2〜3mm幅に切る。
  鍋にオリーブ油大さじ1を火力全開を10とすると3の火で熱し、切り干し大根を入れて炒める。
  油が回ったら、大豆を入れて炒め合わせる。酒大さじ1弱を加え、米を加える。
  米が透き通ってきたら、大豆のゆで汁鶏のブイヨンを加え、すぐに【A】を加えて混ぜ合わせる。
  煮立ったらふたをして2の火にし、20分間ほど炊く。炊き上がったら、そのまま蒸らす。手にしょうゆを塗って、小型のおむすびにする。



36-13d  大豆とひじきとひいかの炊き合わせ

大豆と相性がよく海藻と組み合わせに、よい味が出るひいかを加えます。多めにつくって常備菜に。


  エネルギー : 1740 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (ひいかを戻す時間は除く。)

 講師: 辰巳 芳子


(つくりやすい分量)
ゆで大豆 カップ2
・ひいか 100g
*小いかを乾燥させたもの。入手できなければ、いかの足(生)で代用する。包丁で吸盤を取って、先端を切り落とす。包丁の背でたたいて、うまみを引き出しやすくして使用する。 

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・みりん 大さじ1+1/3
  ・うす口しょうゆ 大さじ2
・ひいかの戻し汁 適量
・ひじき (乾)  80g

 【B】 
  ・酒 大さじ4
  ・砂糖 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ2
・オリーブ油 
 
    

  ひいかは洗い、ひいかの上に水が3〜5cmかぶるぐらい注ぎ、2時間ほど浸して戻す。戻し汁はとっておく。ひじきは洗い、水で戻す。
  鍋にオリーブ油大さじ2とひいかを入れて、弱火でじっくりと炒める。香ばしくなったら【A】を順に加え、 のひいかの戻し汁を注ぎ、ひいかが柔らかくなるまで煮る。火を止めてひいかを取り出し、煮汁と分けておく。
  別の鍋にオリーブ油大さじ4とひじきを入れ、中火で炒める。油が回ったら【B】大豆を加えて合わせ、 の煮汁を注ぐ。
  煮汁を全体にからめながら煮る。煮汁がほとんどなくなったら、 のひいかを加える。少し煮てなじませる。



36-13e  玄米のおじや

スープを煮出したあとの玄米にも栄養素が含まれています。最後まで食べきりましょう。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 辰巳 芳子

・うす口しょうゆ 
・塩 
・煮出した玄米 
・だし (あるいは水)  
・くず粉 
・細ねぎ (小口切り)  
*刻んだみつばでも可。 
・温泉卵 
 
    

  鍋にだしを入れて火にかけ、うす口しょうゆ・塩を加えて、吸い物よりやや濃いめの加減に味つけする。
  だし1に対し、煮出した玄米1の割合で加え、味がなじむ程度に炊く。
  だし、あるいは水にくず粉を溶いて回し入れ、3〜4分間ほどゆっくり混ぜながら炊く。
  小口切りにした細ねぎや刻んだみつばを散らし、温泉卵をのせる。



36-13f  大豆と鶏手羽の煮物

大豆と手羽先は組み合わせがよく、お互い味を引き立て合います。辰巳家定番の料理です。


  エネルギー : 320 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分

 講師: 辰巳 芳子


(4人分)
・ゆで大豆 カップ2
・鶏手羽先 8本
・にんにく (たたいてつぶす)  2かけ分
・たまねぎ (みじん切り)  1コ分
・ローリエ 2枚
・トマトの水煮 (缶詰/ホール)  1缶(400g)
・大豆のゆで汁 適量
*鶏のブイヨン、水でもよい。 
・パセリ (みじん切り)  適量
・塩 
・オリーブ油 
 
    

  鶏手羽先は関節で2つに切り、塩少々をふる。
  フライパンにオリーブ油大さじ2を中火で熱し、 を入れる。上下を返しながら7〜8分間こんがりと焼き、焼けたものから鍋に移す。
ポイント: 手羽先をしっかりと焼きつけることが、この料理の決め手。色濃く焼いた手羽先が、大豆の味に力を与えます。
  フライパンの余分な油を紙タオルで吸い取る。オリーブ油少々を入れて弱火にかけ、にんにく、たまねぎ、ローリエを順に加えて5分間ほど炒め、手羽先を入れた鍋に移す。
  鍋にトマトを缶汁ごと加えて、トマトをつぶしながらなじむまで煮る。
ポイント: 夏は完熟トマトを使ってもよいでしょう。皮を湯むきして種を除き、粗く切って加えます。
  大豆を加えて、大豆のゆで汁をかぶる程度加える。火力全開を10とすると5の火にかける。
  煮立ったらアクをすくい、2くらいの火に弱め、塩適量を加える。20分間ほど煮て味見し、足りなければ塩で味を調える。器に盛り、パセリをのせる。



36-13g  大豆の扱い方

大豆は冷凍できるのがありがたいところ。一度に煮て、小分けに冷凍しておくのがおすすめです。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 辰巳 芳子


(つくりやすい分量)
・大豆 500g
 
    

  大豆は虫食いを除いて水で洗う。ボウルに入れ、5倍量の水(2.5リットル)を注ぎ、そのまま一晩おく。
  大豆が十分にふくらんだら、戻し汁ごとそのまま鍋に移す。
  鍋を中火にかけ、ふたをする。煮立ち始めたらふたをずらして弱火にし、アクをすくう。ゆで汁が大豆の上に2〜3cmかぶるように差し水をしながら、1時間ほどゆでる。

【保存】
乾燥を防ぐため、ゆで汁ごと冷凍できる保存袋に入れて冷凍する。約1か月間保存できる。



36-14 ねぎのヤンニョム

ヤンニョムとは韓国でいう調味料や薬味のこと。鍋物に添えてよし、ご飯にのせてよしと使いやすさも抜群です。毎日の食事に取り入れて、寒さを迎える準備をしましょう。


  エネルギー : 300 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 2.50 g
  調理時間 : 10分

 講師: ジョン キョンファ


(つくりやすい分量)
・ねぎ 1本
・赤とうがらし (生)  1本
・青とうがらし (生)  1+1/2本
・にら 1/3ワ

 【A】 
  ・粉とうがらし (細びき)  大さじ2
  *韓国産の粉とうがらしがおすすめ。マイルドな辛さで甘みもある。 
  ・すりごま (白)  大さじ2
  ・粉とうがらし (中びき)  小さじ2
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ2
  ・しょうゆ カップ3/4
 
    

  ねぎ、赤とうがらし、青とうがらしは粗みじん切りにする。にらは1cm長さに切る。
ポイント: ねぎは細かく切りすぎないように。食感を残すのがおいしさのコツです。
  ボウルに を入れて、【A】を順に加えて、混ぜ合わせる。

【保存】
瓶などに入れて冷蔵庫で2週間保存できる。




36-14a  牛肉と大根の炊き込みご飯

大根が甘くなる季節におすすめ。ヤンニョムをのせると、箸が止まりません。


  エネルギー : 420 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (米を浸水させる時間は除く。)

 講師: ジョン キョンファ


(4人分)
・米 カップ2(400ml)
・大根 300g
・牛薄切り肉 (すき焼き用)  80g

 【A】 
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・酒 小さじ1
  ・にんにく (すりおろす)  少々
ねぎのヤンニョム 適量
・塩 小さじ1/2
・ごま油 大さじ1
 
    

  米は洗い、30分間ほど水に浸し、ざるに上げて水けをきる
  大根は3cm長さに切り、5mm角の拍子木切りにする。牛肉は5mm幅に切り、【A】をもみ込む。
  水カップ2に塩小さじ1/2を入れて混ぜ合わせる。
  鍋にごま油大さじ1を中火で熱し、 を入れる。油が回ったら、 を加えて炒め合わせ、 を注ぐ。
ポイント: 3を加えたあと、そのまま炊飯器に移して炊いてもかまいません。
  ふたをして火を強め、煮立ったら弱火にする。そのまま10分間炊く。最後の10秒間は強火にする。火を止めたら、そのまま5分間蒸らす。
ポイント: 10秒間強火にすることで、水分がとび、ふっくらと炊き上がります。
  ふんわり混ぜてから器に盛り、ヤンニョムをかける。



36-14b  牛肉の具だくさんスープ

ポイントは、水を加える前に肉を炒めすぎないこと。赤い部分が残っているほうが一層だしが出ます。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: ジョン キョンファ


(4人分)
・牛切り落とし肉 200g

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ2+1/2
  ・酒 大さじ2
・大根 100g
・しらたき (小)  1袋
・えのきだけ (小)  1袋
・にんにく (すりおろす)  少々
・ねぎ (斜め切り)  1/4本分
・にら (2〜3cm長さに切る)  1/3ワ分
・粉とうがらし (中びき/好みで)  適量
・塩 小さじ1/2
・水 カップ4
 
    

  大根は3mm厚さ、2〜3cm四方に切る。しらたきはサッと洗って食べやすく切る。えのきだけは根元を落として、半分の長さに切る。牛肉は食べやすく切る。
  鍋に牛肉を入れて【A】を加え、強火にかける。へらでからめ合わせて、フツフツとしてきたら水カップ4を注ぐ。沸騰したらアクを取り、大根としらたきを加える。
ポイント: 肉が鍋にくっつくのを防ぐため、冷たい鍋に入れます。
  火を弱めて7〜8分間煮て、えのきだけとにんにくを加え、塩小さじ1/2を加える。
  仕上げにねぎとにらを加えてひと煮立ちさせ、火を止める。器に盛り、粉とうがらしをふる。



36-14c  きんめだいのヤンニョム煮

まだ切り身が柔らかく「そろそろ煮えたかな?」というころが食べごろです。煮すぎは厳禁。魚の身の厚さによって煮る時間を調整しましょう。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: ジョン キョンファ


(4人分)
・きんめだい (切り身)  4切れ(約300g)
・にんにく 2〜3かけ
・しめじ 1パック
・細ねぎ 1/3ワ

 【A】 
  ・ねぎのヤンニョム 大さじ2強
  ・コチュジャン 大さじ2
・ごま油 小さじ1
・水 カップ3/4
 
    

  にんにくは3mm幅に切る。しめじは石づきを除き、小房に分ける。細ねぎは3〜4cm長さに切る。【A】は合わせておく。
  浅めの鍋にごま油小さじ1を中火で熱し、にんにくを炒める。香りがたったら、きんめだいを並べ、【A】をのせる。
  きんめだいの周りの油がフツフツとしてきたら、鍋の縁から水カップ3/4を注ぐ。切り身を軽く動かして、ふたをし、3分間ほど煮る。
ポイント: 切り身を動かすと、鍋とくっつきません。
  弱火にし、時々煮汁をかけながら3〜4分間煮て、しめじを加える。
  2分間ほど煮て、ねぎを加える。煮立ったら器に盛り、煮汁をかける。



36-14d  キムチとあさりのテンジャンスープ

韓国でテンジャンとは「みそ」のことです。煮干しは食べにくければ残しても。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (あさりを砂抜きする時間は除く。)

 講師: ジョン キョンファ


(4人分)
・あさり 200g
・白菜キムチ 150g
・じゃがいも 1コ(約120g)
・木綿豆腐 200g
・わけぎ 2本
・煮干し 30g
・塩 
・ごま油 
・みそ 
 
    

  あさりは殻をこすり合わせてよく洗い、海水程度の塩水(水カップ1に対し、塩小さじ1が目安)につけて砂抜きする。
  キムチは食べやすい大きさに切る。じゃがいもは1cm角に切る。豆腐は1cm厚さの長方形に切る。わけぎは斜め切りにする。煮干しは頭と腹ワタを取る。
  鍋にごま油大さじ1を中火で熱し、キムチを炒める。香りがたったら、煮干しを加えて炒め合わせ、水カップ4を注ぐ。
  煮立ったら、アクを取ってじゃがいもを加える。弱火にし、5分間ほど煮る。
  みそ大さじ4を溶き入れ、豆腐、あさりを加えて煮る。あさりの口が開いたら、わけぎを加え、煮立ったら器に盛る。
ポイント: みそは塩分に差があるので、味をみて量を加減しましょう。



36-14e  鶏と白菜のチゲ

鶏肉のだしと白菜の甘みが、体と心を温めてくれます。ヤンニョムに酢、柚子(ゆず)の搾り汁を加えてもおいしいですよ。


  エネルギー : 320 kcal
  塩分 : 3.90 g
  調理時間 : 20分

 講師: ジョン キョンファ


(4人分)
・鶏もも肉 1枚
・白菜 1/4コ
・ねぎ 1本

 【A】 
  ・しょうが (薄切り)  20g
  ・鶏手羽先 7〜8本
  ・酒 カップ1/4
  ・水 2リットル
・春雨 80g

 【B】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・塩 小さじ2
ねぎのヤンニョム 適量
 
    

  白菜は1枚ずつはがして洗う。横半分に切って、柔らかい葉の部分と堅い軸の部分に分ける。葉の部分は縦3cm幅、軸の部分は縦1.5cm幅ほどに切る。ねぎは斜め薄切りにする。鶏肉は一口大に切る。
  大きめの土鍋に【A】を入れ、強火にかける。煮立ったらアクを取って弱火にし、7〜8分間煮る。春雨は熱湯に入れ、4分間ほどおいて戻す。流水にとって水けをきり、食べやすい長さに切る。
  鶏肉を加えて火を強め、煮立ったらアクを取って弱火にする。2〜3分間煮て、【B】を加える。
  白菜の軸を加える。透き通ってきたら、白菜の葉、ねぎ、春雨を加える。煮えたら器に盛り、ヤンニョムを好みの量加えて食べる。
ポイント: 先に軸を加えて、白菜のうまみをスープに煮出します。



36-14f  焼き豆腐のヤンニョムがけ

シンプルで、ねぎのヤンニョムが生きる料理です。せりではなく、みつばでつくってもおいしい。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: ジョン キョンファ


(2人分)
・木綿豆腐 1丁(350g)
・せり 1/3ワ
ねぎのヤンニョム 適量
・ごま油 大さじ1
 
    

  豆腐は紙タオルで包んで、軽く水けをきり、1cm厚さの長方形に切る。せりは3〜4cm長さに切る。
  フライパンを中火にかけ、温まったらごま油大さじ1を入れ、豆腐を並べ入れる。
  両面がこんがりと色づくまで焼き、器に盛る。せりをのせて、ヤンニョムをかける。



36-14g  白菜のサラダヤンニョムドレッシング

白菜をそぎ切りにするのがポイント! 切り口にヤンニョムがしみ込んでおいしく仕上がります。


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: ジョン キョンファ


(2人分)
・白菜 1/8コ

 【ヤンニョムドレッシング】 
  ・ねぎのヤンニョム 大さじ1+1/2強
  ・酢 大さじ1
  ・しょうゆ 小さじ2
  ・ごま油 小さじ1+1/2
  ・砂糖 少々
 
    

  白菜は根元を切り落として1枚ずつ洗う。水けをきって、軸のほうから3cm幅のそぎ切りにする。
ポイント: 手前から奥側へ切り出すようにすると、手早くできます。
  【ドレッシング】の材料を混ぜ合わせる。
   をボウルに入れて を加え、サッとあえる。



36-14h  ヤンニョム卵ご飯

コツは卵焼きを甘めにつくること。シンプルでも、やみつきになる味です!


  エネルギー : 410 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: ジョン キョンファ


(2人分)
・卵 2〜3コ

 【A】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・塩 少々
・ご飯 (温かいもの)  茶碗(わん)2杯分
・ねぎのヤンニョム 適量
・サラダ油 大さじ1
 
    

  ボウルに卵と【A】を入れ、軽く溶きほぐす。
  器2つにご飯を盛る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱し、 を一気に流し入れる。
  手早く混ぜ、ふわっとまとまったら、ご飯の上にのせ、ヤンニョムをのせる。



36-15 ザワークラウト

キャベツを塩でもんで乳酸発酵させた、ドイツの冬に欠かせない保存食。ビタミンを豊富に含むほか、手ごろでおいしい旬のキャベツを丸ごと1コ使いきることができるのも魅力です。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.10 g
  調理時間 : 10分 (水分が上がってくるまでおく時間、 発酵、熟成させる時間は除く。)

 講師: 門倉 多仁亜


(つくりやすい分量)
・キャベツ 1コ(約1kg)

 【A】 
  ・ローリエ (ちぎっておく)  1枚
  ・ジュニパーベリー 3粒
  *あれば。ねずの実。ヒノキ科の植物で肉料理によく使われる。 
  ・キャラウェイシード 少々
  *セリ科のスパイス。甘く爽やかな香りとほのかな苦みがある。 
・塩 
 
    

  保存瓶(容量約1リットル)は煮沸し、ボウルは熱湯をかけて殺菌する。
  キャベツは外側の葉を除き、4等分に切る。堅い芯を取り、太めのせん切りにする。
   の重さを量ってボウルに入れ、分量の2%の塩をふり入れてしんなりするまで手でもみ込む。
  【A】を混ぜ、手でギュッと押し込みながら、保存瓶に詰める。
  表面をラップで覆い、水を入れた瓶など(約200g)をのせておもしにする。水分が上がってくるまで常温で数時間おく。
ポイント: 水分が十分に上がってこない場合は、2%の塩水をキャベツ全体がつかるまで注ぐ。
  おもしを取ってラップごと軽くふたをし、バットにのせる。常温で3〜6日間おいて発酵してきたら、ラップで覆ったままふたを閉め、冷蔵庫の野菜室で約2週間熟成させる。
ポイント: 発酵すると中身が膨張するため、ふたは軽く閉めておく。水分もあふれ出るので、バットにのせておくこと。あふれたら、キャベツ全体がつかっている状態を保つ程度に水分を捨てる。小さな泡が出て、酸っぱい香りがしてきたら、発酵している合図。

【保存】
冷蔵庫で約半年間保存できる。




36-15a  ザワークラウトのライ麦サンド

相性のよいハムやソーセージを、風味豊かなライ麦パンではさみます。パンに油分がないので、バターをたっぷり塗るのがポイント。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 門倉 多仁亜


(2人分)
ザワークラウト 60g
・たまねぎ (薄切り)  少々
・にんじん (細切り)  少々
・マヨネーズ 小さじ1〜2
・ライ麦パン (薄切り)  4枚
・バター 適量
・マスタード 適宜
・生ハム 4枚
 
    

  ザワークラウトを軽く汁けをきってボウルに入れ、たまねぎとにんじんを混ぜてマヨネーズであえる。
  ライ麦パンにバターを塗り、好みでマスタードも塗る。
   に生ハム、 の順にのせ、もう1枚のライ麦パンではさむ。食べやすい大きさに切る。



36-15b  じゃがいものニョッキ




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 門倉 多仁亜


(つくりやすい分量)
・じゃがいも (男爵)  500g
・小麦粉 125g
・溶き卵 1コ分
・塩 少々
・こしょう 少々
・ナツメグ 少々
・バター 少々
 
    

  じゃがいもは、皮付きのまま柔らかく塩ゆでし、皮をむいて温かいうちにマッシャーでつぶす。
  小麦粉、溶き卵、塩・こしょう・ナツメグ各少々を加え、木べらでよく混ぜ、7〜8cm長さの棒状にする。
  沸騰した湯に塩少々を入れ、 をゆでる。浮いてきたら網じゃくしですくい、水けをきる。
  フライパンにバター少々を溶かし、 の両面に焼き色をつける。

【保存】
作り方、工程3の状態で1本ずつくっつかないようにラップで包み、1か月間冷凍保存もできる。常温で少し解凍してから焼くと、中まで火が通りやすい。



36-15c  ザワークラウトと柿のサラダ

ザワークラウトの酸味と柿の甘みがよく合います。くるみの食感がアクセントに。柿の代わりに梨やりんごでつくるのもおすすめです。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 門倉 多仁亜


(2人分)
ザワークラウト 150g
・柿 1/2コ
・くるみ (むき身)  5〜6コ
・細ねぎ 4〜5本
・オリーブ油 大さじ1
・こしょう 少々
 
    

  柿は薄いくし形に切る。くるみはフライパンで香りが出るまでからいりし、手で軽く砕く。細ねぎは小口切りにする。
  ザワークラウトを軽く汁けをきってボウルに入れ、 、オリーブ油大さじ1、こしょう少々を混ぜる。



36-15d  ザワークラウトのシンプルサラダ

ドイツではとてもポピュラーな一品。隠し味のはちみつで、酸味がやわらぎ、食べやすくなりますよ。


  エネルギー : 100 kcal
  塩分 : 0.20 g
  調理時間 : 5分

 講師: 門倉 多仁亜


(2人分)
ザワークラウト 150g
・たまねぎ 1/4コ
・にんじん 5cm
・パセリ 適量
・はちみつ 小さじ1
・オリーブ油 
・こしょう 
 
    

  たまねぎは薄切りにし、にんじんは細切りにする。パセリはみじん切りにする。
  ザワークラウトを軽く汁けをきってボウルに入れ、 を混ぜる。
  はちみつ、オリーブ油大さじ1、こしょう少々を加えてあえる。



36-15e  ザワークラウトの煮込み

南ドイツの伝統的な一品です。ベーコンなどと一緒に煮込むことでうまみとコクが増し、よく炒めたたまねぎとりんごの甘みで酸味もマイルドに。


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 55分

 講師: 門倉 多仁亜


(4人分)
ザワークラウト 600g
・ベーコン (塊)  70g
・りんご 1コ
・たまねぎ (みじん切り)  1/2コ分

 【A】 
  ・スープ カップ1/2
  *顆粒(かりゅう)スープの素(もと)(洋風)を袋の表示どおりに湯で溶く。 
  ・ジュニパーベリー 3粒
  *あれば。ねずの実。ヒノキ科の植物で肉料理によく使われる。 
  ・クローブ 1粒
  *クローブはみじん切りにしたたまねぎの1かけに刺すと、あとで取り出しやすい。 
  ・ローリエ 1枚
  ・キャラウェイシード 少々
  *セリ科のスパイス。甘く爽やかな香りとほのかな苦みがある。 
・じゃがいものニョッキ 適量
・サラダ油 大さじ1〜2
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  ベーコンは1cm角の棒状に切る。りんごは皮をむいて芯を除き、いちょう形に切る。
  鍋にサラダ油大さじ1〜2を熱してベーコンを入れ、中火でゆっくり炒めて脂を引き出す。たまねぎを加えてしんなりするまでよく炒める。
  ザワークラウトを軽く汁けをきって加える。サッと炒めたら、りんごも加えて軽く炒める。
  【A】を加えてふたをし、沸騰したら弱火にして40分間煮込む。
ポイント: 途中で水分が少なくなってきたら、スープ(分量外)を足す。
  塩・こしょう各少々で味を調えて器に盛り、じゃがいものニョッキを添える。



36-15f  じゃがいものスープ

ドイツでは、1日に1回、温かいスープを飲むのが冬の習慣。具を半分ほどつぶしてとろみをつけるのがおいしさのポイントです。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 門倉 多仁亜


(4人分)
・じゃがいも (メークイン)  4コ
・にんじん 1本
・セロリ 1本
・たまねぎ 1コ
・スープ カップ4
*顆粒(かりゅう)スープの素(もと)(洋風)を袋の表示どおりに湯で溶く。 
・サワークリーム 大さじ4〜6
・ナツメグ 少々
・パセリ (みじん切り)  少々
・バター 大さじ2
・塩 少々
・こしょう 少々
 
    

  じゃがいも、にんじん、セロリは1cm角に切り、たまねぎは1cm四方に切る。
  鍋にバター大さじ2を溶かして を入れ、全体に油が回るまで中火で炒める。スープを加えて強火にし、沸騰したら中火にして野菜が柔らかくなるまで20分間ほど煮る。
  マッシャーで野菜の半分くらいをつぶし、スープにとろみをつける。サワークリームを加えて溶かし、塩・こしょう各少々とナツメグで味を調える。器に盛り、パセリをのせる。



36-15g  レンズ豆の具だくさんスープ

「一つの鍋」を意味する、「アイントップフ」と呼ばれるスープです。ライ麦パンを添えて、栄養も食べごたえも満点に。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーはスープ1人分のみのエネルギー。)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分

 講師: 門倉 多仁亜


(4人分)
・レンズ豆 200g
・ベーコン (塊)  150g
・にんじん (葉付き)  1本
・セロリ (葉付き)  1本
・たまねぎ 1コ
・じゃがいも (メークイン)  3コ
・ウインナーソーセージ 4本
・ブロッコリー 1/4コ

 【A】 
  ・スープ カップ5
  *顆粒(かりゅう)スープの素(もと)(洋風)を袋の表示どおりに湯で溶く。 
  ・ローリエ 1枚
  ・タイムの茎 1本
  ・パセリの茎 1本
・白ワインビネガー 適宜
・ライ麦パン 適量
・塩 少々
・バター 
・こしょう 少々
 
    

  レンズ豆は洗って水に浸しておく。ベーコンは1cm幅に切り、にんじんとセロリは1cm角に切る。セロリの葉はザク切りにする。たまねぎは1cm四方に切り、じゃがいもは1.5cm角に切る。ソーセージは輪切りにする。ブロッコリーは小房に分け、塩ゆでする。
  ベーコンとバター大さじ1を鍋に入れ、中火でゆっくり炒めて脂を引き出す。にんじん、セロリ、セロリの葉、たまねぎを加え、少ししんなりするまで炒める。
  【A】と水けをきったレンズ豆を加えて強火にし、沸騰したら中火にしてレンズ豆がほぼ柔らかくなるまで15分間ほど煮る。
  じゃがいもを加え、さらに10分間ほど煮て火を通す。ソーセージとブロッコリーを加え、塩・こしょう各少々で味を調える。好みで白ワインビネガーをたらし、バターを塗ったライ麦パンを添える。



36-16  お赤飯

小豆をたっぷり使い、自然の色でしっかり染めたお赤飯です。どこの家でもおばあちゃんが「手加減」でつくっていた分量や時間を数値に表し、「レシピ」に仕立てました。


  エネルギー : 2360 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.70 g
  調理時間 : 90分 (もち米を小豆のゆで汁に浸す時間、蒸したあと冷ます時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・もち米 600ml(カップ3)
・小豆 カップ1
・小豆のゆで汁 約カップ5
・塩 
 
    


前日-小豆をゆでる
  小豆は洗って水けをきり、鍋に入れ、たっぷりとかぶる量の水を注ぐ。中火にかけ、沸騰したらやや火を弱め、2〜3分間静かにゆでる。
  火から下ろし、流水を細く流し入れて5分間ほど冷ます。
ポイント: このようなアク抜きの方法を「ゆでこぼし」といいます。急激に冷ますと豆にしわが寄るので、水をちょろちょろと流しながら冷ましましょう。
  ざるに上げて鍋に戻し、たっぷりとかぶる量(約カップ7)の水を注ぎ、再び中火にかける。沸騰したら、豆が割れないよう、表面が静かに煮立つ程度の弱火にして15〜20分間、やや堅めにゆで上げる。
ポイント: その年の新豆と、年を越した豆とではゆで時間に差があるので、必ず食べてみて確認を。「食べられるけれど少し堅め」が目安です。
  豆とゆで汁に分け、ゆで汁はボウルの底を水に当てて手早く冷ます。豆は堅く絞ったぬれ布巾をかけ、冷めたらラップをして冷蔵庫へ。

前日-もち米をゆで汁に浸す
   のゆで汁は、カップ4(もち米を浸す用)と、カップ1(塩ゆで汁用)に分ける。
ポイント: ゆで汁が足りなければ、水を補って。
  もち米は洗ってざるに上げ、 のゆで汁(カップ4)に浸して一晩(5〜6時間以上)おく。

当日-もち米を蒸す(一度目・20 分間)
   のもち米をざるに上げてゆで汁をきる。その間に、蒸し器の鍋に半分強ほど湯を沸かす。
  蒸し器に蒸し布を敷き、 のもち米を広げて包み、ふたをして強火で20分間蒸す。
ポイント: 蒸しムラがないように、途中で一度上下を返します。

当日-小豆と塩ゆで汁を合わせて蒸す(二度目・20 分間)
   の残りのゆで汁(カップ1)のうち、カップ3/4を大きめのボウルに入れ、塩小さじ3/4を混ぜる(塩ゆで汁)。 のもち米、 の小豆を順に加え、塊がないようにほぐす。
  再び蒸し器に蒸し布を敷き、 を戻し、再び20分間、強火で蒸す。 と同様に途中で上下を返す。
ポイント: 蒸し器の鍋をから炊きしないように注意。鍋の半分強まで湯を補い、沸かしてから蒸しましょう。

当日-打ち水をふって蒸し上げる
  少し食べてみて、まだ堅ければ、 で残ったゆで汁を手でふり(打ち水)、上下を返して2〜3分間蒸す。好みの加減になるまでこれを繰り返す。
ポイント: 打ち水をしたあとは、必ず加熱すること。冷めると少し堅くなることを考え、ここで加減します。
  蒸れて水っぽくならないよう、盤台に蒸し布ごと移して冷ます。蒸し布を取ってサックリとほぐし、重箱や器に入れる。
ポイント: 盤台がなければ、すのこや巻きすの上で冷ましても。




36-17  きのことかきのすり流し

きのこを何種類も使ったすり流しです。山の幸・きのこと海の幸・かきの組み合わせが楽しい一品。


  エネルギー : 120 kcal
  塩分 : 2.00 g
  調理時間 : 20分 (干ししいたけを戻す時間、きのこの粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・干ししいたけ 15g
・生しいたけ 4コ(50g)
・しめじ 1/2パック(50g)
・まいたけ 50g
・かき 4コ

 【A】 
  ・豆乳 カップ1/4
  *または水。調製でも無調整でもよい。 
  ・塩 小さじ1/2
  ・黒こしょう 少々
・細ねぎ (小口切り)  適量
・バター 
 
    

  干ししいたけは水カップ3/4につけ、半日から1日おいて戻す。戻し汁はとっておく。
  干ししいたけ、生しいたけは軸を除いて4等分し、しめじは石づきを除いて、まいたけとともに小房に分ける。
  鍋に の干ししいたけの戻し汁カップ1/2、水カップ1を入れて火にかける。
  きのこがしんなりしたら粗熱を取ってフードプロセッサーに移し、かくはんしてペースト状にする。
  表面加工のしてあるフライパンに、バター大さじ1を溶かす。かきの水けを拭いて並べ、両面をこんがりと焼く。
   と【A】を加え、温めながら混ぜ、仕上げにバター小さじ1を溶かす。器に盛り、細ねぎを散らす。




36-17a  えのきとトマトのみそにゅうめん

えのきだけをにゅうめんに見立てたアイデアレシピ。えのきだけがうまみと食感をプラスして、さらにカロリーダウンも!


  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・えのきだけ 130g
・そうめん 2ワ(100g)

 【A】 
  ・トマトジュース (食塩無添加)  カップ3
  ・みそ 70g
・トマト (1cm四方に切る)  1/2コ分
・パセリ (刻む)  適量
・塩 適量
・エクストラバージンオリーブ油 適量
 
    

  鍋に湯を沸かし、そうめんを袋の表示時間どおりにゆでる。ざるに上げて、水けをきって流水でもみ洗いする。再度ざるに上げて水けをきっておく。えのきだけは根元を切り落としてほぐす。
  鍋に【A】のトマトジュースを入れて火にかけ、沸騰したらえのきだけを加える。火が通ったら、みそを溶き入れる。
ポイント: そのままでもうまみがあるえのきだけに、うまみたっぷりのトマトジュースとみそを加えます。だしいらずの手軽さは、夜食にもぴったりです。
  そうめんを加えて塩適量で味を調え、温まったら器に盛る。トマトとパセリをあしらい、エクストラバージンオリーブ油適量をたらす。



36-17b  しいたけとえびのステーキ

ダイレクトにしいたけのうまみを味わうには、えびを加えて一工夫したステーキに。肉厚のしいたけを使うのがおすすめです。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・生しいたけ (大)  4コ
・えび (ブラックタイガー/殻付き/無頭)  260g
・たまねぎ 1/4コ(40g)

 【A】 
  ・大根 (おろして絞る)  150g
  ・一味とうがらし 少々
  ・細ねぎ (刻む)  適量
  ・ポン酢しょうゆ 適量
・柚子(ゆず)の皮 (せん切り)  適量
・塩 
・酒 少々
・かたくり粉 
・バター 大さじ1+1/3
 
    

  えびは殻をむいて尾を取り、包丁で背に切り込みを入れて背ワタを取り除く。塩適量でもみ洗いし、酒少々をふってさらに洗う。水けをきり、5mm幅に切る。
  たまねぎはみじん切りにする。しいたけは軸を除き、かさの内側に塩少々をふり、かたくり粉をはたく。
  ボウルにえびと塩一つまみを入れて混ぜる。たまねぎ、かたくり粉大さじ1を加えて混ぜ、しいたけのかさの内側にこんもりと盛り、形を整える。
ポイント: しいたけに、えびの上品なうまみをプラス。しいたけのジューシーさを生かす、プリプリとした食感も相性抜群です。
  表面加工のしてあるフライパンにバター大さじ1+1/3を弱火で溶かし、 をえびの面を下にして並べる。ふたをし、えびに焼き色がついたら裏返して焼く。
  しいたけに焼き色がついたら、半分に切って器に盛る。【A】を順に混ぜ合わせて添え、柚子の皮を散らす。



36-18  干し柿

干し柿は、先人の知恵と自然の甘みがギュッと詰まった、日本の伝統的なドライフルーツです。柿をつるしたら、寒風の吹く日が待ち遠しくなりますよ。


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : 0.00 g
  調理時間 : 60分 (干す期間は除く。)

 講師: 飛田 和緒


(つくりやすい分量)
・渋柿 24〜25コ
・焼酎 適量
 
    

  渋柿は洗い、先端のほうから皮をむく。ヘタの下にも包丁の刃を入れ、ギリギリまできれいにむいておく。
ポイント: 食べるときに皮が口に入らないよう、丁寧にむく。ヘタと枝を残さないとひもがかけられないので、ヘタごと切り取らないこと。
  用意したひもに、つるすとき下になるほうの側から の柿をくくりつける。7〜8cm間隔をあけながら、1本に5コずつつけていく。
  すべての柿をひもにくくりつけたら、雨が当たらず風通しのよい軒下や物干しざおなどにつるす。
ポイント: 折りたたみ式の物干し台なら、天候によって場所を移動できるので便利。ハンガーに2〜3本ずつバランスよくつるし、軒下に下げても。
  焼酎を霧吹きに入れ、すべての柿の表面にまんべんなく吹きつける。
  1週間ほどたったら様子を見て、表面が乾いていれば、膜を破らないように手でやさしくもむ。
ポイント: 干しながらもむことで中心まで渋みが抜け、柔らかく干し上がる。表面が乾かないうちに触わると、雑菌がついてかびの原因になるので注意。
  3〜4日ごとに柿をもみ、好みの柔らかさになるまで1か月〜1か月半ほど干す。

色がきれいなうちに食べても、表面に白い粉が吹いてきてから食べても。冷蔵庫に入れると堅くなるので、新聞紙などで包んで涼しい場所に置き、2週間〜1か月間で食べきる。
【柿のくくりつけ方】
1 ひもで輪をつくり、交差した部分を指で押さえて持つ。
2 つるすとき上になる側のひもを1の輪の中にくぐらせる。
3 2の輪に柿の枝を下からくぐらせ、下側のひもをしっかりと引いてから、上側のひもも引き締める。




36-18a  柿なます

干し柿の甘みと上品な色でアクセントを! 堅くなった干し柿でもおいしいので、年末に、おせち料理としてつくっても。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 飛田 和緒


(つくりやすい分量)
干し柿 (大)  1/2〜1コ
・大根 1/4本
・塩 小さじ1
・砂糖 大さじ4
・酢 大さじ4
 
    

  大根は皮をむいてマッチ棒ほどの大きさの細切りにする。塩小さじ1をふってもみ、10〜15分間おき、しんなりとしたら、サッと洗って水けを絞る。
ポイント: 水で洗って好みの塩加減に調整するが、あまり塩けを抜きすぎないこと。
  砂糖・酢各大さじ4をボウルに合わせ、 を加えて混ぜる。
  干し柿はヘタと種を除き、細切りにする。 に加えてあえ、器に盛る。




36-18b  干し柿とナチュラルチーズ

ナチュラルチーズの発酵したうまみと塩けは、ドライフルーツにぴったり。ぜひ干し柿との組み合わせもお試しください!


  エネルギー : 610 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 飛田 和緒


(つくりやすい分量)
干し柿 (大)  1コ
・ナチュラルチーズ 適量
*カマンベールチーズ、パルメザンチーズなど。 
 
    

  干し柿と好みのチーズを盛り合わせ、少しずつ切って食べる。



36-18c  干し柿の天ぷら

衣をつけて揚げ菓子にすると、子どもたちも喜ぶ一品に。天ぷら粉の代わりにホットケーキミックスを使ってもおいしくいただけます。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 飛田 和緒


(2人分)
干し柿 (大)  2コ
・天ぷら粉 (市販)  適量
・揚げ油 
 
    

  天ぷら粉は水適量を加えて溶き、とろりとした衣をつくる。
  揚げ油を170℃に熱し、干し柿 にくぐらせてカラリと揚げる。



36-18d  干し柿とくりのブランデーあえ

干し柿を洋酒に漬けてドライフルーツ風に仕上げます。お正月の黒豆と合わせてもおいしい。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分

 講師: 飛田 和緒


(つくりやすい分量)
干し柿 (大)  1コ
・くりの甘露煮 (市販)  2〜3コ
・ブランデー 少々
 
    

  干し柿はヘタと種を除き、小さめの一口大に切る。くりの甘露煮は汁けを軽くきり、干し柿と同じように切る。
  干し柿とくりを合わせ、ブランデーを回しかけてあえる。