32-1  らっきょうの甘酢漬け

料理に利用しやすいのも、うれしい甘酢漬けは、漬けておくと何かと便利。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 笠原 将弘


(つくりやすい分量)
・塩らっきょう (塩抜きしたもの)  400g

 【甘酢】 
  ・酢 カップ1
  ・水 カップ1
  ・砂糖 80g
  ・赤とうがらし (種をのぞく)  少々
 
    

  らっきょうは紙タオルで水けを拭き、熱湯消毒した保存瓶に入れる。
ポイント: 水けを拭くだけでもよいが、屋外のざるの上で半日程度らっきょうの表面を乾かすのが理想的。味のしみや日もちがよくなる。
  鍋に甘酢の材料を入れて、中火にかける。沸いたら冷まし、保存瓶に注ぐ。

《食べごろ》3日後
《保存期間》冷凍庫で1年間



32-1a  らっきょうの甘酢漬け

料理に利用しやすいのも、うれしい甘酢漬けは、漬けておくと何かと便利。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 笠原 将弘


(つくりやすい分量)
・塩らっきょう (塩抜きしたもの)  400g

 【甘酢】 
  ・酢 カップ1
  ・水 カップ1
  ・砂糖 80g
  ・赤とうがらし (種をのぞく)  少々
 
    

  らっきょうは紙タオルで水けを拭き、熱湯消毒した保存瓶に入れる。
ポイント: 水けを拭くだけでもよいが、屋外のざるの上で半日程度らっきょうの表面を乾かすのが理想的。味のしみや日もちがよくなる。
  鍋に甘酢の材料を入れて、中火にかける。沸いたら冷まし、保存瓶に注ぐ。

《食べごろ》3日後
《保存期間》冷凍庫で1年間



32-1b  らっきょうの赤ワイン漬け

大人の味の赤ワイン漬けで鮮やかな色も目をひきます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 笠原 将弘


(つくりやすい分量)
・塩らっきょう 400g

 【A】 
  ・酢 カップ1
  ・砂糖 150g
  ・赤ワイン カップ1/2
 
    

  らっきょうは紙タオルで水けを拭き、熱湯消毒した保存瓶に入れる。
  鍋に【A】を入れて、中火にかける。沸いたら冷まし、保存瓶に注ぐ。

《食べごろ》3日後。
《保存期間》冷蔵庫で3か月間。



32-1c  らっきょうのみそ漬け

誰もが好きな甘辛い味なら、らっきょうが苦手な人にも、おすすめです。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 笠原 将弘


(つくりやすい分量)
・塩らっきょう (塩抜きしたもの)  400g

 【A】 
  ・みそ 100g
  ・酢 カップ1/4
  ・砂糖 50g
 
    

  らっきょうは紙タオルで水けを拭く。
  ボウルに【A】を入れて混ぜ合わせる。1を入れてもみ込み、熱湯消毒した保存瓶に入れる。

《食べごろ》3日後
《保存期間》冷蔵庫で3か月



32-1d  らっきょうのしょうゆ漬け

昆布の風味が感じられる深い味が後を引くおいしさです。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 笠原 将弘


(つくりやすい分量)
・塩らっきょう (塩抜きしたもの)  400g

 【A】 
  ・酒 180ml
  ・みりん 60ml
  ・昆布 5g
  ・赤とうがらし (種をのぞく)  少々
 
    

  らっきょうは紙タオルで水けを拭き、熱湯消毒した保存瓶に入れる。
  鍋に【A】を入れて、中火にかける。沸いたら冷まし、保存瓶に注ぐ。保存後、昆布は1週間で取り出す

《食べごろ》3日後
《保存期間》冷蔵庫で3か月



32-2  お手軽ぬか漬け

初心者でも安心の、少量漬けを紹介します。毎日混ぜるのも、小さめの保存容器なら手軽。常にぬか床を味見して、おいしいと思う状態を保つようにすると、野菜も上手に漬かりますよ。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 大原 千鶴


(つくりやすい分量)

 【ぬか床】 
  ・生ぬか 500g
  ・水 カップ2+1/2(500ml)
  ・塩 (生ぬかの13%)  65g
・昆布 (10×5cm)  2枚
・赤とうがらし 2本
・捨て漬け用の野菜 適量
・干ししいたけ 1枚


 

《本漬け》の野菜の下ごしらえ 
 《きゅうり》
 
    


ぬか床をつくる
  分量の水を沸かして粗熱を取り、塩を加える。よく混ぜて溶かし、塩水をつくる。
  生ぬかに の塩水の2/3量程度を加えて、なじませるように手で混ぜる。
  様子を見ながら残りの塩水を加えて混ぜる。全体に水分が回り、しっとりするくらいでよい。
ポイント: 次の捨て漬けで野菜の水分が加わるので、ここでは堅めにとどめる。
  容器に移し、昆布と赤とうがらしを埋め込む。

捨て漬けをする
  捨て漬け用のキャベツでぬかを包み、押し込むように埋める。大根の葉の間にもぬかをよくまぶし、大根の皮とともにぬかに完全に埋める。
  表面を平らにならし、容器の周りのぬかを、湿らせた紙タオルで拭き取る。ふたをして、暗くて涼しい場所で漬ける。
ポイント: 周囲にぬかが残っていると雑菌の繁殖につながるので、常にきれいに拭いておくこと。
  1日2回、朝晩底から大きく混ぜる。これを4〜5日間続ける。
ポイント: 空気が入り、野菜の水分が加わることでおいしいぬか床になる。
  捨て漬け用の野菜を取り出し、ぬかをこそげるようにして落とす。干ししいたけを加える。
ポイント: ここでは3のぬか床よりも、水けを含んだぽってりとした状態になっているとよい。

本漬けをする
  野菜に薄く塩をすり込む(それぞれの野菜の準備は下ごしらえ参照)。
  野菜をぬかに押し込むようにして、完全に埋める。
  表面を平らにならし、容器の周りのぬかを湿らせた紙タオルできれいに拭き取る。ふたをして、暗くて涼しい場所で、半日〜1日間漬ける。
ポイント: 一般的に温度が高いと早く漬かる。気温、置き場所、野菜の種類や大きさによって漬かり具合が変わってくるので、食べながら好みで調節する。

食べるとき
  野菜を取り出し、ぬかを軽く落とす。サッと洗って、好みの大きさに切る。
ポイント: このとき、野菜の水分をぬかの上で絞らないようにする。

《準備するもの》
捨て漬け用の野菜は、キャベツの外葉、大根の葉、大根の皮など、くず野菜でよい。
《漬ける容器》
ここでは21cm×17cm×高さ7.5cmで容量約2.5リットルのステンレスのふた付き保存容器を使用。陶製やホウロウでもよいが、塩分に弱い鉄製やアルミ製の容器は避ける。
《干ししいたけはぬか漬けとしても楽しみましょう!》
ぬかにうまみを足すために加えた干ししいたけは、1〜2日間漬けると水分を吸ってふっくら戻ります。うまみはぬかに出ているので、薄切りにしてぬか漬けとして食べるのがおすすめです。
《毎日必ず混ぜる》
気温が20℃以下の場合は、1日1回混ぜる。ただし、梅雨時や夏場(気温が20℃以上)は、1日2回、朝晩混ぜること。空気に触れることで、ぬかが発酵し、酵母や乳酸菌のバランスがよくなる。また空気に触れている表面がかびやすいため、混ぜることでかびを防ぐことができる。
《水けは厳禁》
ぬかの表面からジワジワと水が出てくる場合は、紙タオルをぬかの上にのせ、水けを吸わせ、そのままかぶせておく(水けがかなり多い場合は、足しぬかをするとよい)。



32-2a  ぬか漬けの洋風だし

常備菜の「だし」もバジルやオリーブ油を使うと、洋風に。キリッと冷やしてそうめんにのせて。ゆでだこを加えても。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(1人分)
・きゅうりのぬか漬け 1/2本(30g)
・パプリカのぬか漬け 1/8コ(20g)
・かぶのぬか漬け 1/8コ(20g)
・セロリのぬか漬け 10g
・バジル (生)  1枚
・そうめん 1ワ
・塩 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    

  ぬか漬けはすべて粗みじん切りにする。バジルはみじん切りにする。
   をボウルに移し、塩二つまみ、エクストラバージンオリーブ油小さじ1を加えてよく混ぜる。
  そうめんを袋の表示どおりにゆで、流水で洗って冷水でしめる。水けをきって器に盛り、 をのせる。



32-2b  きゅうりの古漬けといかのいり煮

古漬けの酸味とうまみがメイン調味料。シンプルで大人っぽい味でお酒のつまみにもぴったり。


  エネルギー : 70 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 大原 千鶴


(2人分)
・するめいか (胴)  1ぱい分
・きゅうりの古漬け 1本
・焼きのり (全型)  1枚
・塩 
・酒 
 
    

  いかの胴は開いて皮をむき、1cm幅、4cm長さの短冊形に切り、塩少々で下味をつける。きゅうりは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。
  1を小鍋に入れて酒大さじ1をふり、中火でいる。いかが白くなったら火を止め、焼きのりをちぎって加え、全体をよくあえる。



32-2c  ぬか漬けの和風だし

好みの野菜と香味野菜でつくる山形の常備菜「だし」。ぬか漬けを使って、より深いうまみを加えましょう!


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 大原 千鶴

・長芋のぬか漬け 30g
・オクラのぬか漬け 2本
・みょうがぬか漬け 1コ
・しょうが 少々
・青じそ 2枚
・ご飯 (温かいもの)  茶碗1杯分
・しょうゆ 小さじ1
 
    

  ぬか漬け、しょうが、青じそはみじん切りにする。まな板の上ですべて合わせて包丁でたたき、粘りを出す。
   をボウルに移し、しょうゆ小さじ1を加えて混ぜ、温かいご飯にたっぷりのせる。



32-3  豆腐と帆立てのしょうがあんかけ

帆立ての風味としょうがの香りは好相性で、体も心もぽかぽかする一品です。丸ごとの豆腐をくずしながら食べる、ちょっとぜいたくな気分のあんかけです。


  エネルギー : 210 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・絹ごし豆腐 (小)  1丁(200g)
・帆立て貝柱 (缶詰/小)  1缶(70g)
・にんじん 20g

 【A】 
  ・昆布水 80ml
  ・酒 大さじ1
  ・みりん 小さじ1/2
  ・塩 少々
・しょうが (すりおろす)  小さじ1+1/2
・みつば (軸はみじん切り)  1株
・かたくり粉 
・しょうゆ 
 
    

  耐熱皿に豆腐を入れてラップで覆い、電子レンジ(600W)に3分間かける。帆立てはざっとほぐす。にんじんは3cm長さの細切りにする。
  小鍋に帆立ての缶汁と【A】を入れて煮立てる。アクを取り、帆立て、にんじん、しょうが小さじ1/2と、 の豆腐から出た水分があれば加える。
  にんじんに火が通ったら、かたくり粉小さじ1を同量の水(または昆布水)で溶いて加える。とろみがついたらみつばの軸を加え、しょうゆをひとたらしして火を止める。
  器に豆腐を盛って のあんをかけ、しょうが小さじ1とみつばの葉をあしらう。



32-3a  春雨とわかめのピリ辛スープ

わかめやハムなど、常備できるものを上手に使い、うまみを引き出しましょう。辛さはとうがらしの切り方で調節。細かく切るとよりピリ辛に。


  エネルギー : 140 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・春雨 20g
・カットわかめ (乾)  小さじ1強
・ねぎ 1/3本
・ハム 1枚
・しょうが (せん切り)  5g
・赤とうがらし (種を取る)  1/2本
・にんにく (すりおろす)  小さじ1/8
昆布水 カップ1+1/4
・白ごま 小さじ1
・ごま油 
・塩 
・しょうゆ 
 
    

  春雨は2等分し、熱湯に2分間つけて水けをきる。ねぎは斜め薄切り、ハムは半分に切って細切りにする。赤とうがらしは3等分に切る。

ポイント: 赤とうがらしを細かく切ると、より辛くなるので、好みで調節を。
  小鍋にごま油小さじ1/3、赤とうがらし、にんにくを入れて中火で熱し、香りがたったらねぎを加えて炒める。
  昆布水、春雨、塩少々を加え、煮立ったらわかめ、ハム、しょうがを加える。軽く煮て、仕上げにしょうゆをひとたらしする。器に盛り、ごまを指でひねって散らす。



32-3b  キムチしょうがみそ鍋

キムチとみそは、発酵食品同士で相性バツグン。厚揚げはヘルシーなだけでなく食べごたえがあるので、夜食にぴったり。


  エネルギー : 350 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・厚揚げ 1枚(150g)
・白菜キムチ (市販)  100g
・にら 1ワ
・しょうが (薄切り)  3枚
昆布水 カップ1+3/4〜2
・酒 
・みそ 
 
    

  厚揚げは1cm幅、キムチはザク切り、にらは6cm長さに切る。
  小鍋に昆布水、しょうが、酒大さじ2を入れて中火にかける。煮立ったらキムチ、厚揚げを加え、再び煮立ったらアクを取り、ふたをして弱火にする。
  2分間ほど煮たらにらを加え、みそ大さじ1+1/2を鍋の昆布水で溶いて加え、火を止める。



32-3c  にらともやしの重ね蒸し

肉はしっかり下味をつけているので、少量でも満足感があります。下味にも、つけだれのポン酢しょうゆにも、ダブルでしょうがが入っています。


  エネルギー : 210 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・にら 1/2ワ
・もやし 1袋(250g)
・豚ロース肉 (しゃぶしゃぶ用)  50g

 【A】 
  ・しょうが (すりおろす)  小さじ1/2
  ・しょうゆ 小さじ1/2
  ・酒 小さじ1
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
  ・かたくり粉 小さじ1強
・ポン酢しょうゆ 適量
・しょうが (すりおろす)  適量
・一味とうがらし 適量
・酒 
 
    

  豚肉に【A】を順番にもみ込んで下味をつける。にらは6cm長さに切る。
  小鍋に酒大さじ1を入れ、もやしの半量、豚肉の半量を広げる。さらに残りのもやし、豚肉、にらを重ね、酒大さじ1をふってふたをする。
  中火で5分間ほど加熱したらざっと混ぜ、ふたをして2分間ほど加熱する。器に盛り、ポン酢しょうゆとしょうがを混ぜたものと、一味とうがらしを添える。



32-3d  ゆで鶏手羽と小松菜しょうがスープ

鶏のうまみがじんわりしみ出たスープと、しっとりと蒸らして仕上げた鶏手羽肉。なんと2品同時にできてしまいます。なんだかおトクな気分!


  エネルギー : 180 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・鶏手羽中 (縦半分に切ったもの)  6本
・小松菜 1株
昆布水 カップ1+1/2

 【A】 
  ・にんにく 1かけ
  ・しょうが (薄切り)  2枚
  ・酒 大さじ1
・しょうが (せん切り)  5g
・細ねぎ (小口切り)  適量
・練りがらし 適量
・塩 
・こしょう 
・しょうゆ 
 
    

  小松菜は葉と茎に分け、食べやすい長さに切る。
  小鍋に昆布水の半量と【A】を入れて中火にかけ、煮立ったら残りの昆布水、鶏手羽中、塩・こしょう各少々を加える。再び煮立ったら弱火にしてアクを取り、5分間ほど煮る。火を止めてふたをし、5分間ほど蒸らす。
  鍋から鶏手羽中、にんにく、しょうがを取り出し、鶏手羽中は器に盛る。鍋の残ったスープに小松菜の茎とせん切りのしょうがを加えて中火にかけ、ひと煮立ちしたら小松菜の葉を加え、塩少々で味を調える。
  練りがらし・しょうゆ各適量を混ぜ合わせ、からしじょうゆをつくる。スープを別の器に盛り、 の鶏手羽中にからしじょうゆと細ねぎをかけて食べる。



32-3e  和風オートミール

ツルンとしたささ身とトロッとしたかぼちゃで、口当たりが柔らか。しょうがの香りが食欲をそそり、オートミールが苦手な人でも、スルスル食べられます。


  エネルギー : 190 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・オートミール 25g
・鶏ささ身 1本(30g)
・かぼちゃ 正味50g
昆布水 カップ1+1/4
・しょうが (すりおろす)  小さじ1強
・細ねぎ (小口切り)  適量
・塩 
・こしょう 
・かたくり粉 
・酒 
・しょうゆ 
 
    

  鶏ささ身は筋を取って1cm角に切り、塩・こしょう各少々、かたくり粉小さじ2/3をもみ込む。かぼちゃは皮ごと1cm角に切る。
  小鍋に昆布水の半量、酒大さじ1、塩一つまみを入れて中火にかける。煮立ったら残りの昆布水を加えて温度を下げ、鶏ささ身を入れて固まらないよう箸でひと混ぜする。かぼちゃも加え、煮立ったら弱火にしてアクを取る。
ポイント: 一度スープの温度を下げることで、鶏ささ身からうまみを引き出す。
  オートミールを加えて2分間ほど煮たら火を止め、ふたをして蒸らす。しょうがを加えて塩少々で味を調え、しょうゆを一たらしする。器に盛り、細ねぎをあしらう。



32-3f  塩ざけと白菜のレンジ蒸し ねぎオイルがけ

山盛りの白菜も、レンジ蒸しにすればかさが減るので、たっぷり食べられます。香りのよい「ねぎオイル」をかけて召し上がれ。


  エネルギー : 180 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 平山 由香


(1人分)
・塩ざけ (甘塩/切り身)  1切れ(60g)
・白菜 200g
・細ねぎ 6本
・しょうが (薄切り)  2枚
・しょうが (すりおろす)  適量
・酒 
・こしょう 
・塩 
・しょうゆ 
・ごま油 
 
    

  さけに酒少々をかけて5分間ほどおき、水けを拭いてこしょう少々をふる。白菜は葉と軸に分け、葉は大きめにちぎり、軸は1cm幅の棒状に切る。細ねぎは青い部分と白い部分に分け、青い部分は小口切りにする。
  耐熱容器に白菜の軸を広げ、酒大さじ1、塩一つまみをふる。その上にさけ、細ねぎの白い部分、薄切りのしょうがをのせ、白菜の葉をかぶせる。
  ラップをして電子レンジ(600W) に4〜5分間かけ、さけに火が通ったら、しょうがを除いて器に盛る。容器に残った水分は、しょうゆを一たらしして回しかける。
  ねぎオイルをつくる。耐熱容器に1の細ねぎの青い部分、ごま油小さじ1/2、塩一つまみを入れ、ラップをして電子レンジに20秒間かける。 のさけにのせ、すりおろしたしょうがをあしらい、混ぜながら食べる。



32-3g  昆布水

昆布を水に浸し、上品でやさしいうまみを引き出した昆布水。保存もきくので、ご飯を炊くときや、みそ汁をつくるときなど幅広く使いましょう。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 平山 由香


(つくりやすい分量)
・昆布 5g
・水 カップ2+1/2
 
    

  昆布5gを軽く水で湿らせ、料理ばさみで細く切る。
  水カップ2+1/2に を入れ、半日ほどおく。時間がないときは、熱湯に5分間ほど入れるだけでもよい。昆布は途中で取り出しても、昆布水と一緒に料理に使っても。

《保存》
冷蔵庫で10日間ほど保存可能



32-4  あさりの炊きピラフ

炊飯器で気軽につくれる簡単ピラフ。あさりのうまみたっぷりのご飯と、プックリしたあさりが絶品です。


  エネルギー : 1280 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (米を炊く時間は除く。)

 講師: 松本 忠子


(つくりやすい分量)
・あさり (殻付き)  400g
*砂抜きしてよく洗ったもの(下ごしらえ参照)。 
・米 360ml(2合)

 【A】 
  ・水 カップ1+1/3
  ・白ワイン カップ1/4
  ・塩 小さじ2/3
・ブロッコリー 1/2コ(約120g)
・にんにく (みじん切り)  小さじ1
・バター 
・塩 


 

あさりの下処理 
 あさりは底の広いボウルやバットに入れてヒタヒタの塩水に浸し、一晩おいて砂や汚れをはかせる。塩水の濃度は海水程度(水カップ1に対し、塩小さじ1が目安)にするとよい。 
 殻と殻をこすり合わせて流水で丁寧に洗い、ざるに上げて水けをきる。 
    

  米は洗って30分間ほど水に浸し、ざるに上げ、炊飯器の内釜に入れる。
  フライパンにバター15gを弱火で溶かし、にんにくを炒める。香りが出たらあさりを加えて強火にし、サッと炒める。
ポイント: あとで米に炊き込むので、ここで貝を開かせるまで加熱する必要はない。
   に【A】を加えて混ぜ、 のあさりを汁ごと加えて普通に炊く。その間にブロッコリーを小房に切り分け、塩少々を入れた熱湯で堅めにゆでてざるに上げる。
  米が炊き上がったら、すぐにブロッコリーを加えて5分間ほど蒸らし、全体をサックリと混ぜる。



32-4a  かきたま深川めし

あさりたっぷりのみそ汁にほんのり甘みをつけてかきたま風に仕立て、まろやかでやさしい味わいの東京の下町に伝わる汁かけご飯。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 松本 忠子


(2人分)
・あさり (殻付き)  500g
*砂抜きしてよく洗ったもの。生のむき身が手に入れば、70〜80gを使う。 
・ねぎ 1本

 【A】 
  ・水 カップ1/4
  ・酒 大さじ1

 【B】 
  ・あさりの蒸し汁+だし カップ3
  *生のむき身を使う場合は、だしのみでカップ3。 
  ・みりん 大さじ2
  ・みそ 約70g
  *みその塩分によって加減する。 
・卵 2コ
・ご飯 (温かいもの)  300g
・もみのり 適量
・おろししょうが 適量
 
    

  あさりは【A】を加えて蒸し煮にし、貝が開いたら汁をとり分け、殻から身をはずす。ねぎは繊維と垂直に2〜3mm幅に切り目を入れ、2cm長さに切る。こうしておくと、食べたときに芯が飛び出さない。
  【B】の材料を鍋に入れて混ぜ合わせ、中火にかける。ねぎを加え、ひと煮立ちしたら、あさりの身を加える。
  再び煮立ったら、溶いた卵を細く流し入れ、ふんわりと浮いてきたら火を止める。
  器にご飯を盛って をかけ、もみのり、おろししょうがをのせる。
【殻付きの場合は】
1.あさり500g、水カップ1/4酒大さじ1をフライパンに入れ、ふたをして中火で蒸し煮にする。ガーゼやさらしの布巾を敷いたざる(下をボウルで受ける)にあけ、貝と汁を分ける。
2.なるべく貝柱もこそげ取るように、スプーンなどで殻から身をはずす。うまみの出た蒸し汁も捨てずに利用する。
【むき身の場合は】
あさりの産地周辺では、旬の時季になると、貝や魚の小売店で生のむき身が売られることも。海水程度の塩水でサッと洗い、水けをきって使う。



32-4b  あさりと山菜の和風ドリア

クラムチャウダーのようなあさりのホワイトソースと下処理の簡単な山菜を使い、ご飯に散らした焼きのりの香りのする春らしいドリア。


  エネルギー : 700 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 松本 忠子


(2人分)
・あさり (殻付き)  500g
*砂抜きしてよく洗ったもの。生のむき身が手に入れば、70〜80gを使う。 
・ベーコン (薄切り)  50g
・たまねぎ 50g
・生しいたけ 2枚
・こごみ 2〜3コ
・たらの芽 2〜3コ

 【A】 
  ・水 カップ1/4
  ・酒 大さじ1

 【B】 
  ・バター 20g
  ・小麦粉 大さじ3
  ・あさりの蒸し汁+牛乳 カップ2
  *生のむき身を使う場合は、牛乳のみでカップ2。 

 【C】 
  ・白ワイン カップ1/4
  ・塩 適量
  ・こしょう 適量
・ご飯 (温かいもの)  350〜400g
・焼きのり 適量
・粉チーズ 適量
 
    

  オーブンを200℃に温めておく。
  あさりは【A】を加えて蒸し煮にし、貝が開いたら汁をとり分け、殻から身をはずす(かきたま深川めし参照)。ベーコンは1cm幅に切る。たまねぎはみじん切りにする。
  生しいたけは軸を取り、2〜3等分のそぎ切りにする。こごみ、たらの芽は根元の堅い部分を切り落とす。たらの芽は、大きければ縦半分に切る。
  フライパンに【B】のバターを弱めの中火で溶かし、ベーコンとたまねぎを炒める。たまねぎが透き通ってしんなりしたら、小麦粉をふり、木べらで混ぜながら丁寧に炒める。
  粉に火が通ってさらりとしてきたら、あさりの蒸し汁と牛乳を合わせて加え、よく混ぜながら火を通す。
  なめらかになったら、あさりと を加えて混ぜ、【C】を加えて味を調える。やや火を強め、ひと煮立ちしたら火を止める。
  耐熱皿にご飯を1人分ずつ入れ、焼きのりを大きめにちぎって散らす。 をたっぷりとかけ、粉チーズをふり、200℃のオーブンで7〜8分間焼く。



32-4c  あさりと菜の花の昆布蒸し

菜の花の鮮やかな姿にあさりや昆布の香りとともに立ちのぼる湯気もごちそう、思わず歓声が上がりそう!


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 松本 忠子


(2〜3人分)
・あさり (殻付き)  500g
*砂抜きしてよく洗ったもの。 
・菜の花 1ワ
・昆布 適量
・いり酒 カップ1/4
*なければ酒でもよい。 
 
    

  菜の花は根元を少し切り落とす。昆布は土鍋の底に長さを合わせて切る。
  土鍋に昆布を敷いて、あさりをのせ、菜の花をところどころに差し込む。
  いり酒、水カップ1/4を合わせて回しかけ、ふたをして中火にかける。貝が開けば蒸し上がり。



32-4d  あさりと春キャベツのバター蒸し

土鍋でつくる、あさりの汁けをたっぷり吸った野菜入り、ヘルシーでシンプルな蒸し煮。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 松本 忠子


(2〜3人分)
・あさり (殻付き)  500g
*砂抜きしてよく洗ったもの。 
・春キャベツ (外葉)  6〜7枚

 【A】 
  ・バター 20g
  ・塩 小さじ1/2
  ・こしょう 少々
・白ワイン カップ1/4
 
    

  キャベツは4cm四方程度のザク切りにし、土鍋に入れる。あさりをのせ、【A】のバターをちぎってところどころに置き、塩、こしょうをふる。
  白ワインを均等に回しかけ、ふたをして中火にかける。貝が開けば蒸し上がり。



32-4e  ミモザトースト




  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 松本 忠子

・マヨネーズ カップ1/2
・卵黄 1/2コ
・かにの身 100g
・たまねぎ (みじん切り)  カップ1/4
・白こしょう 適量
・粉チーズ 適量
・サンドイッチ用のパン 12枚
 
    

  たまねぎ・カニの身・卵黄・マヨネーズを混ぜパンに塗る。
  粉チーズをふり トースターでこんがり焼く。



32-4f  いり酒

刺身のつけじょうゆに混ぜたり、野菜のおひたしのだしに加えるのもおすすめ。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 松本 忠子


(約280ml分)
・梅干し (中粒)  2コ
・酒 カップ1+1/2
・うす口しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ1
 
    

  すべての材料をを小鍋に合わせて火にかけ、沸騰したら弱火にして10分間ほど煮る。アルコールはとび、まろやかなうまみと塩けのある上品な調味料になる。

冷蔵庫で約6か月間保存可能。



32-5 お母さんカレー

お母さんが家族のためを思ってつくる、温かい家庭のカレーライス。つくり方一つ一つを「おいしそうな状態」に持っていけば市販のルーに頼らずとも、最高のカレーができ上がります。


  エネルギー : 1730 kcal (エネルギーは全量(ご飯は除く))
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・牛切り落とし肉 250g
・たまねぎ 2コ(400g)
・じゃがいも (小)  3コ(250g)
・にんじん 1本(200g)
・にんにく (すりおろす)  1かけ分
・しょうが (すりおろす)  20g
・カレー粉 大さじ2
・ご飯 (温かいもの)  適量
・塩 
・サラダ油 
・バター 
・小麦粉 
 
    

  たまねぎは縦半分に切り、薄切りにする。じゃがいもとにんじんは食べやすい大きさに切る。
  牛肉は1枚ずつ重ねて2つの塊のようにし、それぞれ3cm幅に切る。塩小さじ1をふっておく。
ポイント: 下味をつけるとともに、牛肉のうまみを引き出します。
  鍋にサラダ油大さじ1/2、バター30gを溶かし、たまねぎ、にんにく、しょうがを強めの中火で炒める。鍋についた焼き色をたまねぎでこそげるようにして、きつね色になるまで8分間ほど炒める。
ポイント: 焼き色はうまみのもと。あまり鍋を触りすぎず、鍋に焼き色がついたらたまねぎでうまみをさらって。
  鍋に小麦粉大さじ4をふり入れ、少し火を弱めて炒める。鍋にできた小麦粉の膜をこそげるようにしてよく火を通す。カレー粉を加えてさらに炒める。
ポイント: 小麦粉を入れると、たまねぎがひとまとまりになりますが、火が通ったらほぐれてきます。
  フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、 の牛肉をほぐさないようにして両面に焼き色をつける。 の鍋に加え、炒めてなじませる。同じフライパンをきれいにし、サラダ油少々を熱して、じゃがいもとにんじんも焼きつけるようにして炒める。
ポイント: 牛肉も野菜も、焼き色がつくのを恐れずこんがりするまで焼いて。
  鍋に水カップ5を数回に分けて加え、水を加えるたびに鍋底をこそげるようにしてなじませる。これを繰り返し、水が半分ほど入ったら鍋にじゃがいもとにんじんを加えて混ぜ、残りの水を数回に分けて加える。
  塩小さじ1/3を加え、時々混ぜながら、にんじんとじゃがいもに火が通り、少しとろみがつくまで25分間ほど煮る。途中で味をみて、足りなければ塩適量を加える。ご飯と一緒に器に盛り、コールスローを添える。



32-6 オクラの冷や茶漬け

トマトとバジルの香りもよく、食欲がないときにもぴったりな一品。味だけでなく星形の切り口や、色の鮮やかさなど、オクラのすべてを楽しめる一品です。


  エネルギー : 170 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 村田 吉弘


(2人分)
・オクラ 1袋(11本)

 【A】 
  ・だし カップ1+1/2
  ・うす口しょうゆ 小さじ2
  ・塩 小さじ1/3
・トマト 1/2コ
・バジル 少々
・練りわさび 小さじ2/3
・ご飯 (冷ましたもの)  160g
 
    

  【A】を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて冷ましておく。
  オクラはガクの堅い部分をむき、薄い小口切りにする。トマトは1cm角に切り、バジルはザク切りにする。
  オクラをざるに入れて熱湯にサッとくぐらせ、色が鮮やかになったらざるごと冷水にとって色止めをする。
  オクラの水けをざっときり、 のだしに加える。わさびを加えて溶く。
  ご飯を器に盛り、 をかける。トマトとバジルをあしらう。



32-7  水きりヨーグルトのブルーベリー酢ソース

どんな果実酢でつくってもおいしいデザートの出来上がり!ブルーベリー酢の美しさは特に際立ちます。


  エネルギー : 180 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (ヨーグルトを水きりする時間は除く。)

 講師: ワタナベ マキ


(2人分)
・プレーンヨーグルト (無糖)  250g
ブルーベリー酢 大さじ4
ブルーベリー酢の果実 適量
・はちみつ 適宜
 
    

  ざるをボウルで受けて不織布タイプの紙タオルを敷き、プレーンヨーグルトをのせ、冷蔵庫に一晩おいて水きりをする
  器に盛ってブルーベリー酢と果実をかけ、好みではちみつをかける。



32-7a  あんず酒

甘酸っぱくて飲みやすく、焼き菓子やデザートの香りづけにも利用できる人気の果実酒です。


  エネルギー : 3100 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (漬ける時間は除く。)

 講師: ワタナベ マキ


(つくりやすい分量)
・あんず 800g(10〜12コ)
・氷砂糖 250〜300g
・焼酎 900ml


 

保存瓶を消毒する 
 酢や酒に果実を漬ける大きな瓶は鍋で煮沸ができないので、全体に熱湯を回しかけて殺菌する。やけどをしないように、布巾などでつかんで湯をきり、逆さまにして清潔な布巾の上で自然乾燥させる。熱湯消毒できないパッキンは、食品用のアルコールスプレーを吹きかけたり、清潔な布に焼酎をつけて拭くとよい。 
    

  あんずは洗って、なり口に付いているヘタを竹串で取り除き、水けを丁寧に拭く。
  保存瓶にあんずと氷砂糖を1/4〜1/3量ずつ交互に入れ、焼酎を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々揺すって氷砂糖を溶かす。
ポイント: 約3か月後から飲める。半年〜1年後を目安に、果実を取り出す。

《オン・ザ・ロックで》
自家製のあんず酒は、市販品と比べて甘みが濃すぎず、すっきりした飲み口。まずはオン・ザ・ロックで、シンプルに味わってみてください。



32-7b  しょうが酢

みずみずしい新しょうがを使うと、香りのキレが断然違います。取り出したしょうがも、刻んで料理に。


  エネルギー : 630 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (漬ける時間は除く)

 講師: ワタナベ マキ


(つくりやすい分量)
・新しょうが 80g
*または しょうが 
・てんさい糖 100g
・酢 500ml
 
    

  新しょうがは洗って水けを拭き、皮をスプーンなどでこそげ取り、3mm厚さの薄切りにする。
  保存瓶に新しょうがとてんさい糖を入れ、酢を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々揺すって、てんさい糖を溶かす。

約2週間後から飲める。それ以上保存する場合は、しょうがを取り出して冷蔵庫へ。
《炭酸水で割って》
しょうが酒に水やジュースを加えても爽やかですが、炭酸水で割ると、スーッとした香りがいっそう際立ちます。ビールと合わせるのもおすすめ。
《お湯で割って》
しょうが酢を4倍ほどの熱湯で割れば、体を内側から温めるホットドリンクに。好みでシナモンスティックを添えて。



32-7c  ローストビーフのブルーベリー酒ソース

肉料理と相性がいいブルーベリー酒を使って、果実と一緒に煮詰めて香り高いソースにして召し上がれ!


  エネルギー : 190 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: ワタナベ マキ


(2人分)
・ローストビーフ (市販/厚めのもの)  4枚
ブルーベリー酒 大さじ2
ブルーベリー酒の果実 6〜8コ

 【A】 
  ・みりん 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1
・クレソン・チコリなどの好みの野菜 適量
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  
・オリーブ油 
 
    

  ブルーベリー酒と果実を小鍋に入れて弱火にかけ、煮立ったら【A】を加え、果実をつぶしながら3分間ほど煮る。塩小さじ1/4、黒こしょう少々を加えて味を調え、オリーブ油小さじ2を加えて混ぜる。
  ローストビーフと好みの野菜を皿に盛る。ローストビーフに のソースをかけ、野菜には黒こしょう・オリーブ油各適量をふる。



32-7d  ブルーベリー酢

ポリフェノール豊富でとってもヘルシー。目の覚めるような酸味のあと、鼻にスーッと抜けるブルーベリーのいい香り。


  エネルギー : 1910 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (漬ける時間は除く)

 講師: ワタナベ マキ


(つくりやすい分量)
・ブルーベリー 300g
・てんさい糖 400〜500g
・酢 500ml
 
    

  ブルーベリーは洗って、なり口にヘタが付いていれば竹串で取り除く。布巾に広げてはさみ、水けを押さえる。
  保存瓶にブルーベリーとてんさい糖を入れ、酢を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々瓶を揺すって、てんさい糖を溶かす。

◎約2週間後から飲める。それ以上保存する場合は、果実を取り出して冷蔵庫へ。
《牛乳で割って》
コップ1杯の牛乳に、ブルーベリー酢を大さじ1〜2。牛乳が少し固まって、キリッと酸っぱいヨーグルトのような味わいになります。



32-7e  あんず酢

お酒の苦手な人は、あんずの魅力をサワードリンクで楽しんで。ドレッシングやあえ物に加えるのもおすすめ。


  エネルギー : 750 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (漬ける時間は除く)

 講師: ワタナベ マキ


(つくりやすい分量)
・あんず 400g(約6コ)
・てんさい糖 100g
・酢 500ml
 
    

  あんずは洗って、なり口に付いているヘタを竹串で取り除く。水けを丁寧に拭き、風味が出やすくなるように十文字の切り目を1か所、深めに入れる。
  保存瓶にあんずとてんさい糖を1/4〜1/3量ずつ交互に入れ、酢を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々揺すっててんさい糖を溶かす。

◎約2週間後から飲める。それ以上保存する場合は、果実を取り出して冷蔵庫へ。
《りんごジュースを加えて》
果実酢は全般的に、酸味の穏やかなりんごジュースとよく合います。あんず酢の3倍ほどのジュースを上からそっと注ぎ、きれいな層をながめてから、少しずつ混ぜてどうぞ。



32-7f  ブルーベリー酒

「こんなに香り高いフルーツだったの?」と感動すること間違いなしです。ブルーベリーの保存食といえばジャムが定番ですが、焼酎や酢に漬けると、驚くほど風味が凝縮。


  エネルギー : 3550 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (漬ける時間は除く)

 講師: ワタナベ マキ


(つくりやすい分量)
・ブルーベリー 300g
・氷砂糖 400〜500g
・焼酎 900ml
 
    

  ブルーベリーは洗って、なり口にヘタが付いていれば竹串で取り除く。布巾に広げてはさみ、水けを押さえる。
  保存瓶にブルーベリーと氷砂糖を1/4〜1/3量ずつ交互に入れ、焼酎を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々瓶を揺すって氷砂糖を溶かす。

◎約4か月後から飲める。半年〜1年後を目安に、果実を取り出す。
《水割りにして》
水で割ってクリアな薄紫色になっても、フレッシュな香りはそのまま。漬けたブルーベリーの果実も加えると楽しい!



32-7g  しょうが酒

かんきつ類のような香りのハーブ、レモングラスを加えるて、洋風やエスニックの料理にもよく合う風味に。


  エネルギー : 4640 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (漬ける時間は除く)

 講師: ワタナベ マキ


(つくりやすい分量)
・しょうが 150g
・はちみつ 300〜400g
・レモングラス (生/20?長さ)  10本
*なければ省いてもよい。 
・焼酎 1.8リットル
 
    

  しょうがはよく洗って水けを拭き、皮付きのまま約3mm厚さの薄切りにする。レモングラスは洗って水けをよく拭く。
  保存瓶にしょうがとはちみつを入れ、レモングラスを加えて焼酎を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々揺すって、はちみつをなじませる。

約3か月後から飲めるが、半年後からが飲みごろ。それ以上保存する場合は、しょうがとレモングラスを取り出す。
《炭酸水で割って》
しょうが酒に水やジュースを加えても爽やかですが、炭酸水で割ると、スーッとした香りがいっそう際立ちます。ビールと合わせるのもおすすめ。



32-7h  みょうがとじゃこのしょうが酢ご飯

しょうが酢は塩を加えてそのまますし酢としても使えます。いつもある材料だけで、上品なちらしずしができ上がり!


  エネルギー : 500 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: ワタナベ マキ


(2人分)
・ご飯 (温かいもの)  茶碗3杯分

 【A】 
  ・みょうが 3コ
  ・ちりめんじゃこ 30g
  ・しょうが酢 大さじ4
  ・しょうが酢のしょうが 6枚
  ・塩 小さじ1/2
・青じそ 4枚
・いりごま (白)  大さじ2
 
    

  みょうが、しょうが酢のしょうがは粗みじん切りにする。青じそはせん切りにする。
  【A】の材料を混ぜ合わせる。
  ボウルにご飯を入れて と青じそを加えてサックリと混ぜ、いりごまをふる。



32-7i  たことゴーヤーのあんず酢あえ

あんず酢のリッチな甘みとゴーヤーの苦み。絶妙なハーモニーをお試しください。


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: ワタナベ マキ


(2人分)
・ゆでだこ 150g
・ゴーヤー (縦半割り)  1/2本
・香菜(シャンツァイ) (ザク切り)  1ワ
あんず酢 大さじ2
・ナムプラー 小さじ1
・塩 
・こしょう 
・オリーブ油 
 
    

  たこは塩適量をまぶしてもみ洗いし、水けを拭いて薄い輪切りにする。ゴーヤーはワタを除いて薄切りにし、冷水に5分間ほどつけて水けをきる。
  ボウルに を入れ、あんず酢、ナムプラーをふってなじませる。香菜、こしょう少々、オリーブ油小さじ2を加え、サッとあえる。



32-8 黒糖のふわふわ淡雪かん

昔ながらの夏向きのおやつ、淡雪かんです。ふわふわと雪のようにとろける食感と淡い甘みに、懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。体にやさしい寒天スイーツをお楽しみください。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (冷やし固める時間は除く。)

 講師: 小菅 陽子


(約100ml容量の器4コ分)
・卵白 (L)  1コ分(40g)
・粉寒天 小さじ1/2(1g)
・黒砂糖 40g

 【きな粉クリーム】 
  ・生クリーム 大さじ4
  ・きな粉 大さじ2
  ・砂糖 大さじ1
・きな粉 少々


 

つくる前にしておくこと 
 卵白は室温におく。 
    

  ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーでしっかりとツノが立つまで泡立てる。
  小鍋に水カップ1/2を入れ、粉寒天を加えて混ぜる。
  中火にかけて混ぜながら溶かす。
  沸騰したら、黒砂糖を加える。吹きこぼれない程度に火を弱め、混ぜながら2分間煮立てて溶かす。
   をもう一度軽く泡立て、 を熱いうちに少しずつ加え、ハンドミキサーの低速で手早く混ぜる。
  スプーンなどですくって器に入れる。
  氷水をはったバットに入れて冷やし固める。
  【きな粉クリーム】をつくる。きな粉と砂糖を混ぜ合わせ、生クリームを加えてよく混ぜる。 にのせ、きな粉をふる。



32-8a  パイナップルのふわふわ淡雪かん

白くてふわふわの淡雪かんの中に、粒々のパイナップル。ジューシーな果肉と、甘酸っぱい爽やかな香りが広がります。


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (冷やし固める時間は除く。)

 講師: 小菅 陽子


(直径18?のボウル1コ分)
・パイナップル 正味400g
・卵白 (M)  2コ分(70g)
*新鮮なもの。 
・砂糖 50g
・レモン汁 小さじ1
・キルシュ 小さじ2
*あれば。さくらんぼのリキュール。オレンジリキュールでもよい。 
・粉寒天 小さじ1+1/2(3g)
・ミントの葉 適宜


 

つくる前にしておくこと 
 卵白は室温におく。 
    

  パイナップル200gは細かく刻み、100gは5mm角に切り、残りはフードプロセッサーでピュレ状にする。
  ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーでしっかり泡立てる。砂糖を加え、しっかりとツノが立つまでさらに泡立てる。レモン汁、キルシュを加えて混ぜる。
  小鍋に水カップ3/4を入れ、粉寒天を加えて混ぜる。中火にかけて混ぜながら溶かし、沸騰したら吹きこぼれない程度に火を弱め、2分間煮立てる。細かく刻んだパイナップルを加え、再び煮立ったら火を止める。
   をもう一度軽く泡立て、 を熱いうちに加え、ゴムべらで手早く混ぜる。
  直径18cmのボウルに移して表面をならし、底を氷水に当てて冷やし固める。
  ボウルから出し、8等分に切って器に盛る。角切りとピュレ状のパイナップル、ミントを添える。

★そのまま冷蔵庫に入れておけば、約3日間おいしく食べられる。



32-8b  抹茶かんの練乳がけ

香り高く、清涼感のある抹茶かん。まろやかな練乳の甘さがよく合います。寒天液にかたくり粉を加えると、抹茶が均一に固まって、口当たりもなめらかに。


  エネルギー : 50 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷やし固める時間は除く。)

 講師: 小菅 陽子


(2人分)
・抹茶 小さじ1
・砂糖 大さじ1
・粉寒天 小さじ1/2(1g)
・かたくり粉 小さじ1
・練乳 適量
 
    

  ボウルに抹茶、砂糖を入れて混ぜる。
  小鍋に水カップ1を入れ、粉寒天、かたくり粉を加えて混ぜる。中火にかけて混ぜながら煮溶かし、沸騰したら吹きこぼれない程度に火を弱めて2分間煮立てる。
   を加えて混ぜる。
  流し函や容器などに、茶こしでこしながら流し入れ、氷水をはったバットに入れて冷やし固める。一口大の角切りにして器に盛り、練乳をかける。



32-9 豚肉と夏野菜のテリーヌ

しっとりとした上級の食感を家庭でも味わえるレシピです。手間を惜しまない究極の一品をお楽しみください。


  エネルギー : 2280 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 210分 (氷水に浸す時間、冷蔵庫で一晩、ねかせる時間は除く。)

 講師: 上柿元 勝


(約縦8×横18×深さ6cmの テリーヌ型1台分)
・黒豚肩ロース肉のひき肉 400g
*精肉店などでひいてもらうとよい。 

 【A】 
  ・塩 小さじ1強〜2+1/2
  ・こしょう 小さじ1/2
  ・シナモンパウダー 小さじ1/2
  ・ジンジャーパウダー 小さじ1/2
  ・ブランデー 大さじ1
・たまねぎ (みじん切り)  1+1/2コ分(正味300g)
・パプリカ (黄)  30g
・パプリカ (赤)  30g
・枝豆 30g(正味)
・グリーンアスパラガス 2本(約40g)
・バジル (生/みじん切り)  3枚分
・セージ (生/みじん切り)  3枚分
・ベーコン (1mmの薄切り)  16枚(約160g)
・にんにく (小/薄切り)  1コ分
・ローリエ 1枚
・タイム (生)  適量
・バルサミコ酢 カップ1
・夏野菜のピクルス 適量
・イタリアンパセリ 適量
・黒こしょう (粒)  適量
・岩塩 (粗びき)  適量
・バター 
・オリーブ油 
・塩 
・こしょう 
 
    


ファルス(詰め物)をつくる
  ボウルに豚ひき肉を入れ、【A】を加え、なじませるように全体をよく混ぜる。ラップをかけ、冷蔵庫で1時間ほどねかせてマリネする。
  表面加工をしたフライパンに、バター20gとオリーブ油大さじ1を入れ、たまねぎを加える。弱めの中火で、軽くきつね色に色づくまでゆっくりと炒め、仕上げに塩・こしょう各少々をふり、しっかりと冷ます。
ポイント: じっくり炒めてたまねぎの甘みを引き出します。炒め足りないと、仕上がりがたまねぎ臭くなるので注意。
  パプリカ2種は、7mm角に切る。
  塩少々を入れた熱湯で、枝豆をサッとゆでてさやから出し、薄皮をむく。アスパラガスは、堅い根元を落とし、皮むき器で根元のほうの皮をむき、テリーヌ型の長さに合わせて穂先を切り落とす。
   を大きなボウルに移し、 の枝豆とバジル、セージを加える。全体が均一になるまでよく混ぜる。

テリーヌ型にベーコンを敷き、ファルスを詰める
  オリーブ油適量を、テリーヌ型の内側にまんべんなく塗る。端からベーコンを、太いほうを内側にして1枚敷き(細いほうは外側に出てよい)、その上に少し重ねながら同じ向きでもう1枚敷く。残りも同様にして、合計8枚を隙間がないように敷き詰める。
ポイント: ベーコンでファルスを包み、ファルスの乾燥を防ぎながら、風味をつけます。
  テリーヌ型の反対側から、ベーコンの細いほうを内側にして、 と同様に8枚敷き詰める。
ポイント: 左右でベーコンの太いほうと細いほうを逆にして敷き詰めることで、底面と表面で均等にベーコンの風味を入れることができます。
  手にオリーブ油少々を塗り、ファルスを少量取り、たたいてしっかり空気を抜いてからテリーヌ型に入れる。
  さらに指で空気を抜くようにファルスを押しながら、きっちりと詰めていく。
  テリーヌ型の高さの半分までファルスを詰めたら、 のアスパラガスを軽く押すようにして入れる。残りのファルスも3〜4回に分けて、 と同様に空気をしっかり抜きながら詰めていく。
  ベーコンを片側ずつかぶせていき、にんにく、ちぎったローリエ、タイムをのせ、アルミ箔(はく)でふたをする。常温で15〜20分間休ませる。

火入れしてしめる
  オーブン用の天板にバットをのせ、紙タオルを敷いてテリーヌ型をのせる。バットに90℃の湯を、テリーヌ型の3分の1ほどの深さに注いで湯煎し、150℃に温めたオーブンで1時間10〜15分間焼く。
  テリーヌ型をオーブンから取り出す。竹串を刺してみて、透明な肉汁が出るようならば、中まで火が通っている。
  粗熱を取ったのち、氷水に2時間ほど浸してしめる。その後、ラップをかけて冷蔵庫に入れ、一晩ねかせてしめ、しっとりとさせる。

盛り付ける
  小鍋にバルサミコ酢を入れ、1/4くらいの分量になって、軽くとろみがつくまで中火で煮詰める。
  冷蔵庫からテリーヌ型を出し、ゴムべらなどを差し入れてテリーヌを型からはずし、1cm厚さに切る。皿にテリーヌを盛り、 のバルサミコソースを添える。夏野菜のピクルスを盛り、イタリアンパセリを飾る。岩塩と砕いた黒こしょうを添える。
ポイント: テリーヌ型からはずれにくいときは、湯煎などで底面を温めるとはずれます。型に残った肉汁のゼリーは、そのままパンに塗って食べたり、炒め物などに入れてもおいしいですよ。



32-9a  夏野菜のピクルス

りんご酢を使ったまろやかな酸味のピクルス。味・彩りのバランスともに濃厚なテリーヌに、ぴったりです。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (冷蔵庫で一晩ねかせる時間は除く)

 講師: 上柿元 勝


(つくりやすい分量)
・パプリカ (黄)  1/2コ(約100g)
・パプリカ (赤)  1/2コ(約100g)
・ズッキーニ 1本(約130g)
・グリーンアスパラガス 6本(約120g)
・ゴーヤー 1本(約150g)

 【マリネ液】 
  ・水 370ml
  ・りんご酢 カップ1+1/4
  ・白ワイン 大さじ4
  ・グラニュー糖 180g
  *きび糖でもよい。 
  ・赤とうがらし (種を除いたもの/小口切り)  1本分
  ・しょうが (薄切り)  3〜4枚
  ・コリアンダー (粒)  20粒
  ・黒こしょう (粒/細かく砕く)  8粒
  ・塩 一つまみ
・エクストラバージンオリーブ油 
・塩 
 
    

  パプリカとズッキーニは乱切りにする。アスパラガスは、堅い根元を落とし、皮むき器で根元のほうの皮をむき、斜めに切る。ゴーヤーは縦半分に切ってスプーンでワタを除き、1cm幅に切る。
  【マリネ液】の材料を鍋に入れて煮立たせ、火を止めてエクストラバージンオリーブ油大さじ2を加える。
  器に のパプリカとアスパラガスを生のまま入れ、熱い をヒタヒタに注ぐ。残りのマリネ液は完全に冷ます。
  塩少々を入れた熱湯で、ゴーヤーをサッとゆでる。氷水にとってざるに上げ、紙タオルで水けを拭く。器に入れて、 の冷めた【マリネ液】を注ぐ。ズッキーニも同様にし、ラップをして、冷蔵庫で一晩ねかせる。器に盛り、豚肉と夏野菜のテリーヌ のバルサミコソースを添え、好みでイタリアンパセリを飾る。

《保存》
冷蔵庫で3日間保存可能。



32-10  サーモンとフェンネルのティーサンドイッチ

手ごろなさけ缶が、フェンネルの爽やかな甘い香りで、ぐっと上品な味に。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 本多 京子


(4人分)
・フェンネル (生/みじん切り)  大さじ1/2
・クリームチーズ 50g

 【A】 
  ・さけ缶 (皮と缶汁を除いて正味)  100g
  ・たまねぎ (みじん切り)  大さじ2
  ・マヨネーズ 大さじ2
・食パン (サンドイッチ用)  8枚
・塩 
・こしょう 
・バター (またはマーガリン)  


 

つくる前にしておくこと 
 クリームチーズとバターは、室温において柔らかくしておく。 
    

  クリームチーズをボウルに入れ、フェンネルと【A】を加えて混ぜ合わせ、塩・こしょう各少々で味を調える。
  食パンにバターを薄く塗り、 を塗り広げて好みでフェンネル(生/分量外)をちぎって散らす。もう1枚のパンにもバターを薄く塗って重ねる。残りの3組も同様につくる。
  1組を6等分に切り分けて器に盛り、フェンネル(分量外)を添える。

《フェンネル》
魚と相性がいいことから、「魚のハーブ」ともいわれる。種(フェンネルシード)は、ハーブビネガーやピクルスに使われる。
ヘルシーポイント
● 消化促進作用のほか、利尿作用や強壮作用がある。



32-10a  コリアンダーのエスニックサラダ

コリアンダーの香りが存分に楽しめる、シンプルなサラダ。鶏のから揚げや冷ややっこ、ラーメンなどにトッピングしても。


  エネルギー : 130 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 本多 京子


(2人分)
・コリアンダー (生)  6〜8株(50g)
・ねぎ 1本
・ピーナツ (粗みじん切り)  20粒分

 【A】 
  ・スイートチリソース (市販)  大さじ2
  ・砂糖 小さじ1
  ・レモン汁 小さじ1
  ・ごま油 小さじ1
 
    

  コリアンダーは堅い茎を除き、3〜4cm長さに切る。
ポイント: 茎は小口切りにしてチャーハンやスープに入れるとよい。
  ねぎは4cm長さに切り、縦に切り目を入れて芯を除き、重ねてせん切りにする。芯はみじん切りにし、それぞれ水にさらし、水けをきる。
  ねぎのみじん切りと**A**を混ぜ合わせ、たれをつくる。
   とねぎのせん切りをざっと混ぜて器に盛り、 のたれであえ、ピーナツを散らす。

《コリアンダー》
中国では香菜(シャンツァイ)、タイではパクチーと呼ばれ、特有の香りがエスニック料理によく合う。
ヘルシーポイント
● ビタミン類が豊富で、消化を促し、食欲を増進させる作用がある。



32-10b  バジルうどん

パスタでおなじみのバジルソースをめんつゆと合わせた異色の逸品。爽やかな香りは、じつはしょうゆ味とも相性抜群です。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 本多 京子


(2人分)
・バジルソース 大さじ2
*下ごしらえ参照。 
・めんつゆ (3倍濃縮)  大さじ2
・冷凍うどん 2玉
・焼きのり (全形)  1枚
・バジル (生)  少々
*あれば。 

 【バジルソース】*つくりやすい分量 
  ・バジル (生)  50g
  ・にんにく 1かけ
  ・松の実 20g
  ・オリーブ油 大さじ4
  ・パルメザンチーズ 大さじ3
  ・塩 小さじ2
  ・黒こしょう (粗びき)  小さじ1/2


 
 バジルはサッと洗って葉を摘み、紙タオルで1枚ずつ水けを拭き取る。 
  とにんにく、松の実をフードプロセッサーに入れ、かくはんする。オリーブ油、パルメザンチーズ、塩、黒こしょうを加え、再びフードプロセッサーにかけてなめらかなソースにする。 
    

  ボウルに【バジルソース】とめんつゆを入れてよく混ぜ合わせる。
  冷凍うどんは袋の表示どおりにゆで、ざるに上げて水けをきる。
   のボウルに を加えてざっと混ぜる。器に盛り、ちぎったのりを散らし、バジルを添える。

【バジルソースの保存】
清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で約2週間。またはジッパー付きの保存袋に平らに入れて冷凍庫で約1年間。凍ったまま、必要な分だけ折って使う。
【残った茎はビネガーに!】
残ったバジルの茎は、好みの酢に漬けておくと、香りのよいバジルビネガーに。めんつゆ、ごま油と一緒に混ぜ合わせると、葉野菜に合うドレッシングになる。



32-10c  ローズマリーのアイスボックスクッキー

イギリス家庭のティータイムで親しまれている、甘く爽やかな香りのクッキーです。焼きたての香りがとてもいいので、食べる分だけ焼くのがおすすめ。


  エネルギー : 40 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (生地を凍らせる時間は除く。)

 講師: 本多 京子


(約40コ分)
・ローズマリー (生/葉を摘んで粗みじん切り)  大さじ1
・バター (食塩不使用)  100g
・砂糖 50g
・溶き卵 1/2コ分
・薄力粉 160g


 

つくる前にしておくこと 
 バターは室温において柔らかくしておく。 
 薄力粉はふるっておく。 
    

  バターをボウルに入れ、砂糖を加えて泡立て器でよく混ぜる。
   に溶き卵を少しずつ加えてよく混ぜ、薄力粉とローズマリーを加えて混ぜ合わせる。
  10cm長さの2本の棒状にしてラップで包み、冷凍庫に30分間以上入れて凍らせる。
ポイント: この状態で1か月間ほど冷凍庫で保存できる。
   を冷凍庫から取り出し、5mm厚さに切る。オーブン用の紙を敷いた天板に並べ、160℃に温めておいたオーブンで13〜15分間焼く。

《ローズマリー》
肉料理によく合うほか、お菓子やパンの香りづけにも最適。
ヘルシーポイント
● 強い抗酸化力があり、「若返りのハーブ」ともいわれる。
● 集中力、記憶力アップに役立つ。



32-11  カモミールミルクティー

牛乳の乳脂肪分が、カモミールの甘い香りを引き立てます。体がポカポカ温まるので、かぜのひき始めや夏の冷えに効果的。


  エネルギー : 100 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 本多 京子


(2人分)
・カモミールのティーバッグ ((ジャーマン種))  2コ(小さじ山盛り2杯分)
*カモミール〈乾〉 
・牛乳 カップ1
・マシュマロ 適量
・シナモンパウダー 少々
 
    

  鍋にカモミールと湯カップ1を入れ、3分間おく。
   に牛乳を加えて火にかけ、沸騰直前に火を止めてふたをし、1〜2分間蒸らす。温めたカップに注いでマシュマロを浮かべ、好みでシナモンをふる。マシュマロが溶けたくらいが飲みごろ。

《カモミール》
気持ちを落ち着かせるリラックス効果があり、ハーブティーにして楽しむのが一般的。
ヘルシーポイント
● 血行促進作用があり、かぜや冷えの予防に役立つ。
カモミールには、主にジャーマン種とローマン種があり、ローマン種は少し苦みがある。



32-11a  いわしのタイムパン粉焼き

パン粉にすがすがしく、シャープな香りのタイムを混ぜ、香ばしく焼き上げます。いわしの臭みを消してくれるので、青背の魚が苦手な人でもおいしく食べられます。


  エネルギー : 360 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 本多 京子


(2人分)

 【タイムパン粉】 
  ・タイム (乾)  小さじ1/2
  ・パン粉 カップ1/2
  ・パルメザンチーズ 大さじ2
  ・にんにく (みじん切り)  1かけ分
・いわし (小)  4匹(正味160g)
・溶き卵 1/2コ分
・レモン (くし形切り)  2切れ
・塩 
・こしょう 
・小麦粉 
・オリーブ油 
 
    

  ボウルに【タイムパン粉】の材料を入れ、混ぜ合わせておく。
  いわしは頭と内臓を除いて手開きにし、塩・こしょう各少々で下味をつけ、4〜5分間おく。出てきた水けを紙タオルで拭き取る。
   に小麦粉大さじ2を薄くはたき、溶き卵にくぐらせ、 の【タイムパン粉】をまぶす。
  オーブン用の紙を敷いた天板に を並べ、オリーブ油大さじ1〜2をかけて220℃のオーブン、またはオーブントースターで約10分間、こんがりと焼き色がつくまで焼く。器に盛り、レモンを添える。

《タイムパン粉を炒めて》
タイムパン粉をバター大さじ1で炒めると、カリカリと食感がよく、サラダのトッピングやスープの浮き実に使える。
《タイム》
肉や魚料理の臭み消しのほか、煮込み料理の風味づけなどにも使われる。
ヘルシーポイント
● 殺菌、防腐作用に優れ、発汗を促す作用もある。



32-11b  フレッシュミントの冷たいドリンク3種

心も体もリフレッシュする香りが、初夏にぴったり!ペパーミントでもスペアミントでも、お好みで。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 本多 京子


 【フレッシュミントティー】 
  ・ペパーミント (生)  一つかみ(ポットの1/3くらい まで入れる)
  *よく洗う 
  ・熱湯 カップ1+1/2
  ・氷 適量
  ・ミント 適量

 【モヒート】*角砂糖と炭酸水の代わりにサイダーでもよい。 
  ・スペアミント (生)  一つかみ(グラスの1/3くらい まで入れる)
  *よく洗う 
  ・角砂糖 2コ
  ・ライム (四つ切り)  1/2コ分
  ・クラッシュアイス 適量
  ・ラム酒 (ホワイトまたはダー ク)  30〜50ml
  ・炭酸水 カップ1
  ・ライム (輪切り)  適量
  ・ミント 適量

 【ミントウォーター】 
  ・ペパーミント (よく洗う)  適量
  ・水 適量
  ・ミネラ ルウォーター 適量
  ・ミント 適量
 
    


フレッシュミントティー
  ペパーミント(生)一つかみ(ポットの1/3くらいまで入れる)はよく洗い、茎を除いて温めたポットに入れる。
  熱湯カップ1+1/2を注いで3〜5分間蒸らし、茶こしでこす。そのまま冷まし、氷を入れたグラスに注ぎ、ミントの葉を添える。

モヒート
  スペアミント(生)一つかみ(グラスの1/3くらいまで入れる)はよく洗い、茎を除いて厚手のグラスに入れる。
   に角砂糖2コとライム(四つ切り)1/2コ分をのせて細めのすりこ木などで軽くつぶし、クラッシュアイス適量を入れる。ラム酒(ホワイトまたはダーク)30〜50mlと炭酸水カップ1を加えてひと混ぜする。輪切りにしたライムとミントの葉を添える。

ミントウォーター
  ペパーミントの葉適量は1枚ずつよく洗い、製氷皿に1枚ずつ入れる。水を注ぎ、冷凍庫で凍らせる。
  グラスに のミント入り氷を適量入れ、ミネラルウォーター適量を注ぐ。ミントの葉を添える。

【フレッシュミントティー】0kcal 調理時間 10分
【モヒート】140kcal 調理時間 5分
【ミントウォーター】0kcal 調理時間 2分
*冷凍庫で氷を凍らせる時間は除く。
《ミント》
いろいろな種類があるが、ペパーミントやスペアミントが一般的。清涼感のある香りをもつ。
ヘルシーポイント
● 消化を促し、胃をスッキリさせる作用がある。



32-11c  バラの香りのりんごジャム

りんごとバラの香りが溶け合った、優雅な色のジャム。白ワインで戻して、香りよく仕上げます。


  エネルギー : 460 kcal (エネルギーは全量/食パンは除く。)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (ローズに白ワインをふりかけておく時間は除く。)

 講師: 本多 京子


(つくりやすい分量)
・ローズ (ガリカ種/乾)  10g
*食用のローズには、主にガリカ種とケントフォーリア種の2種がある。 ケントフォーリア種は薄いピンク色なので、色の濃いガリカ種がおすすめ。 
・白ワイン カップ1/2
・りんご 1コ(200g)
・レモン汁 大さじ1
・グラニュー糖 70〜80g
・食パン (細く切ってカリカリに焼く)  適量
・ミントの葉 (生)  少々
*あれば。 
 
    

  ローズはガクを除いて花びらをバラバラにし、白ワインをふりかけて20〜30分間おく。りんごは皮をむいてすりおろし、レモン汁を混ぜる。
   とグラニュー糖を鍋に入れて火にかけ、沸騰したらふたをして弱火にし、トロリとするまで15〜20分間煮る。
  食パンにジャムをつけてミントの葉を添える。

《保存》
清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で約2週間保存できる。
《ローズ》
幸福感をもたらす甘く優雅な香りが特長で、ハーブティーやデザートによく使われる。
ヘルシーポイント
● 抗菌作用や整腸作用がある。



32-11d  皮なし手づくりソーセージ

「ソーセージ」の名前の由来になったといわれるセージです。肉の臭みを抑えて風味をプラス。肉ダネをラップで包んで蒸すだけなので、手軽につくれます。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 本多 京子


(4本分)
・豚ひき肉 300g

 【A】 
  ・セージ (乾)  小さじ1
  ・にんにく (すりおろす)  1かけ分
  ・たまねぎ (すりおろす)  大さじ2
  ・パン粉 大さじ3
  ・塩 小さじ1/2
  ・黒こしょう (粗びき)  小さじ1/2
  ・ナツメグ 小さじ1/2
  ・冷水 大さじ3

 【マスタードソース】 
  ・粒マスタード 大さじ2
  ・トマトケチャップ 大さじ2
 
    

  ボウルに豚ひき肉と【A】の材料を入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせる。
   を4等分して約15cm長さの棒状にし、ラップでぴっちり包み、両端をひねる。
ポイント: この状態で冷凍庫に入れ、約1週間保存できる。
  蒸気の上がった蒸し器に間隔をあけて並べ、強火で約10分間蒸す。
  粒マスタードとトマトケチャップを混ぜ合わせ、【マスタードソース】をつくる。
   の粗熱が取れたらラップをはずして食べやすい大きさに切り、器に盛って のソースを添える。

冷めてしまったら、油でこんがり焼いてもおいしい。
《セージ》
防腐作用があり、食肉加工品の風味づけに欠かせない。香りが強いので、控えめに使うのがコツ。
ヘルシーポイント
● 抗菌作用や消化促進、疲労回復に役立つ。



32-12  ミルクでマイルドマーボー

牛乳パワーで、味も見た目もマイルドなマーボー豆腐。まろやかな辛みで食べやすく、トロリとやさしい口当たり。甘酸っぱいミニトマトが、アクセントになります。


  エネルギー : 230 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: コウ 静子


(2人分)

 【A】 
  ・牛乳 カップ1/2
  ・かたくり粉 小さじ2/3
・合いびき肉 100g
・絹ごし豆腐 1/2丁(150g)
・ミニトマト 6コ

 【B】 
  ・にんにく (みじん切り)  1/2かけ分
  ・しょうが (みじん切り)  小さじ1
  ・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1/2

 【C】 
  ・酒 大さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1
・細ねぎ (小口切り)  1本分
・ごま油 
・塩 
・こしょう 
 
    

  豆腐は厚みを半分に切ってから、食べやすい大きさに切る。ミニトマトはヘタを取る。
  【A】の牛乳にかたくり粉を加え、溶き混ぜる。
  フライパンにごま油小さじ1と【B】を入れ、弱めの中火にかける。香りがたったら、合いびき肉を入れて軽く混ぜ、【C】を加えて炒める。
  肉の色が8割程度変わったら、水カップ1/4を加える。煮立ったらアクを取り、1〜2分間煮る。
   を順に加え、弱火にして2〜3分間煮る。塩・こしょう各少々で味を調えて器に盛り、細ねぎを散らす。



32-12a  ラタトゥイユのミルクガレット

ガレットの生地に加えた牛乳が、ほんのりとした甘みもつけ、食べやすくします。そば粉独特の風味は生かしつつも、くせを抑えます。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: コウ 静子


(4人分)

 【ラタトゥイユ】 
  ・にんにく (つぶす)  1かけ分
  ・パプリカ (黄)  1/2コ
  ・パプリカ (赤)  1/2コ
  ・ズッキーニ 1本
  ・なす 1本
  ・トマト 3コ
  ・バジル (乾)  小さじ1/2
  ・オリーブ油 大さじ2
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々

 【生地】 
  ・そば粉 100g
  *または小麦粉 
  ・塩 小さじ1/2
  ・卵 1コ
  ・バター 10g
  ・牛乳 カップ1+1/4
・卵 4コ
・バター 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  【ラタトゥイユ】をつくる。パプリカはヘタと種を取り、食べやすい大きさの乱切りにする。ズッキーニは1cm厚さの輪切りにする。なすはヘタを取り、1cm厚さの輪切りにする。トマトはヘタを取り、熱湯にくぐらせて冷水にとり、切り口から皮をむいて六〜八つ割りにする。
  フライパンにオリーブ油とにんにくを弱めの中火で熱し、パプリカ、ズッキーニ、なすを中火で炒める。トマトとバジルを加え、ふたをして蒸し煮にし、時々かき混ぜる。トマトが煮くずれるほど柔らかくなったら、塩、こしょうで味を調える。
  【生地】をつくる。バターは電子レンジ(600W)に20秒間かける。
  そば粉をボウルにふるい入れ、塩、卵、 の溶かしバターを加えて混ぜる。牛乳を3〜4回に分けて加え、そのつど混ぜる。粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
  フライパン(直径26cmが最適)にバターを薄くひいて熱し、 の1/4量を流し入れ、すぐにフライパンを回して全体に広げる。
  生地の表面が乾いてきたら、中央に卵を1コ割り入れる。卵白が少し白くなったら、 の【ラタトゥイユ】の1/4量を卵の周りにのせる。【生地】を内側に折って形を四角に整え、黒こしょうをふって器に盛る。残りも同様につくる。



32-12b  初夏の2色チヂミ

牛乳で生地を溶きます。生地自体にしっかりと味がつき、野菜の味とのなじみもよくなります。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: コウ 静子


(4人分)

 【生地】 
  ・小麦粉 60g
  ・上新粉 40g
  ・卵 1コ
  ・塩 小さじ1/4
  ・牛乳 カップ3/4
・新ごぼう 1本(50g)
・たまねぎ 1/4コ(50g)
・青じそ 10枚(15g)
・にんじん (せん切り)  1/3本分(50g)
・かぼちゃ (せん切り)  (50g)

 【たれ】 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・酢 大さじ1
  ・粉とうがらし 小さじ1/4
  *中びき/韓国産 
  ・白ごま 小さじ1/4
・ごま油 
 
    

  ボウルに生地の小麦粉から塩までを合わせて牛乳を加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。
  新ごぼうは皮をこそげ取って洗い、斜め薄切りにしてからせん切りにし、しょうゆ小さじ をからめる。たまねぎは縦に薄切りにする。青じそは縦半分に切り、重ねて細かくちぎる。
   の生地の半量を別のボウルに移し、 を加えて大きく混ぜる。
  フライパン(直径26cmが最適)にごま油小さじ を熱して を流し入れ、スプーンの背で平らに広げて色よく焼く。生地を裏返し、フライパンの端からごま油小さじ1を回し入れ、スプーンの背で押さえながらカリッとするまで焼き、取り出す。
  残りの生地ににんじん、かぼちゃを加えて大きく混ぜ、 と同様に焼く。器に盛り、たれの材料を合わせて添える。



32-13  うまあじフライ 豆腐タルタルソース

ナゲット感覚の小さめあじフライなので、どんどんいけちゃいます!にんにくとウスターソース風味で新感覚の味。人気のタルタルソースも豆腐入りでふんわり、あっさり、おすすめです。


  エネルギー : 500 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (あじの下ごしらえをする時間は除く。)

 講師: きじま りゅうた


(2人分)
・あじ (三枚おろしたもの)  4匹分(正味約200g)

 【A】 
  ・ウスターソース 大さじ2
  ・みりん 大さじ1/2
  ・にんにく (すりおろす)  小さじ1/2

 【豆腐タルタルソース】 
  ・絹ごし豆腐 (大)  1/4丁(100g)
  ・たまねぎ (みじん切り)  1/4コ分(50g)

 【B】 
  ・酢 大さじ1
  ・砂糖 大さじ1/2
  ・塩 少々
  ・ゆで卵 1コ
  ・マヨネーズ 大さじ1
・小麦粉 適量
・溶き卵 適量
・パン粉 適量
・キャベツ (せん切り)  適量
・青じそ (せん切り)  適量
・パプリカ (赤/せん切り)  適量
・揚げ油 


 

あじの下ごしらえ 
 腹骨をそいで除き、身の中央にある小骨を骨抜きで頭側に引き抜く。 
ポイント: 反対の手の中指と人さし指ではさむように押さえると取りやすい。 
 頭側の皮を少しはがして尾を右にして置き、皮を尾に向かってはがす。 と同様に指で押さえると腹の身が皮につきにくい。 
    

  あじは下ごしらえをして(小骨や皮は気にならなければ取らなくてもよい)【A】を合わせてからめ、7〜8分間おいて下味をつける。
  【豆腐タルタルソース】のたまねぎは水に5分間さらす。水けをしっかりと拭き取って【B】をからめ、ゆで卵を加えてフォークでつぶしながら混ぜる。
  ボウルに豆腐を入れ、泡立て器でペースト状にほぐす。 とマヨネーズを加えて混ぜる。
  あじの汁けを軽く拭き、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。170℃の油できつね色になるまで2〜3分間揚げ、油をきる。器にキャベツと青じそ、パプリカを混ぜて敷き、あじフライを盛り、 を添える。

ウスターソースはあとからかけず、下味に。これで香ばしさ&うまさも満点!
≪チャレンジポイント≫
にんにくとウスターソースであじに下味。これで魚臭さなし。小麦粉は、はたいて余分な粉を落とすと衣が厚くなりにくく、サクッと揚がる。



32-13a  れんこんさんが焼き

さんが焼きは細かくたたいた青背の魚と薬味を合わせて焼いた、千葉県や神奈川県の郷土料理。あじ以外にさば、いわしでつくることも。これをれんこんに詰め、つくる&仕上げる&食べる、3度楽しめるおかずにしました。かわいい盛り付けで、さらに魚好きになること間違いなし!


  エネルギー : 280 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (あじの下ごしらえをする時間は除く。)

 講師: 柳原 尚之


(2人分)
・あじ (三枚におろしたもの)  3匹分(正味約150g)
・れんこん 200〜250g

 【A】 
  ・ねぎ (みじん切り)  6〜7cm分(20g)
  ・しょうが (大/みじん切り)  1かけ分(15g)
  ・みそ 15g
・そら豆 (さやから出す)  適量
・酢 
・塩 
・かたくり粉 
・サラダ油 


 

あじの下ごしらえ 
 腹骨をそいで除き、身の中央にある小骨を骨抜きで頭側に引き抜く。反対の手の中指と人さし指ではさむように押さえると取りやすい。 
 頭側の皮を少しはがして尾を右にして置き、皮を尾に向かってはがす。反対の手の中指と人さし指で押さえると腹の身が皮につきにくい。 
    

  あじは下ごしらえをする。れんこんは皮をむき、かぶるくらいの薄い酢水に浸す。そら豆はくぼみの部分(おはぐろと呼ばれる部分)の皮をむき、2分間ほど塩ゆでし、ざるに上げて塩少々をふる。冷まして薄皮をむく。
  あじを細切りにしてから粗くたたき、塩少々を加えて細かくなるまでさらにたたく。【A】のねぎ、しょうがを入れてたたきながら混ぜ、最後にみそを混ぜてバットに移す。
ポイント: あじに塩を加えてたたき、粘りを出し、ねぎ、しょうがを加えて香りをプラス。
  れんこんの水けを拭いて5〜6cm長さに切り、大きいほうの切り口を下にして のあじに当てる。押して手前に引く、を繰り返し、れんこんの穴にあじを詰める。上の穴からあじが出るようになったら表面をならし、1cm厚さの輪切りにする。バットに残ったあじは一口大に丸め、ともにかたくり粉を全体に薄くまぶす。
ポイント: れんこんの大きいほうの切り口をあじに当て、ぐっと押して手前に引くのを繰り返すと、穴にしっかり入る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、 を並べ入れる。弱火にして両面に焼き色がつくまでゆっくりと焼き、火を通す。器に盛り(一口大にしたものは串に刺す)、そら豆を添える。



32-13b  あじのしっとりチャーハン

しょうが&カレー風味のあじをチャーハンに混ぜれば、一体になってパクパク食べられちゃいますよ。フライパンひとつでできるから親子で味見しながらつくって!


  エネルギー : 440 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (あじの下ごしらえをする時間は除く。)

 講師: 陳 建太郎


(2人分)
・あじ (三枚におろしたもの)  2匹分(正味約120g)

 【A】 
  ・酒 小さじ1/2
  ・しょうが汁 小さじ1/2
  ・塩 少々
・カレー粉 大さじ1+1/3
・卵 1コ
・ご飯 (温かいもの)  200g

 【B】 
  ・酒 小さじ1
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (中国風)  小さじ1/3
  ・塩 小さじ1/3
  ・こしょう 少々
・ねぎ (みじん切り)  5cm分
・グリーンアスパラガス (5mm角に切る)  1本分
・えのきだけ (ほぐして4等分の長さに切る)  40g
・エリンギ (7〜8mm角に切る)  20g

 【C】 
  ・ホワイトソース (缶詰)  大さじ2
  ・水 カップ1
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・塩 小さじ1/3
・粉チーズ 適量
・小麦粉 
・サラダ油 
・しょうゆ 
・バター 


 

あじの下ごしらえ 
 あじは、腹骨をそいで除き、身の中央にある小骨を骨抜きで頭側に引き抜く。反対の手の中指と人さし指ではさむように押さえると取りやすい。 
 頭側の皮を少しはがして尾を右にして置き、皮を尾に向かってはがす。 と同様に指で押さえると腹の身が皮につきにくい。 
    

  あじは下ごしらえをして【A】をからめ、10分間おいて下味をつける。汁けを拭き、カレー粉・小麦粉各大さじ1を混ぜてまぶす。フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、あじの両面に焼き色をつけ、取り出して粗くほぐす。
ポイント: あじはしょうが汁やカレー粉でくせをなくしてソテー。粗くほぐしてご飯に混ぜれば食べやすい。
  ボウルに卵を溶きほぐし、ご飯を入れてほぐしながらまぶす。【B】を加え、さらにムラなく混ぜる。
   のフライパンを拭いてサラダ油大さじ1/2を熱し、 を入れて広げる。中火でパラパラになるまで炒め、強火にしてねぎ、 のあじを加えて炒め合わせる。しょうゆ小さじ1/2を鍋肌から回し入れ、サッと炒める。取り出してフライパンを拭く。
ポイント: ご飯を炒め、仕上げにしょうゆで香ばしく。
   のフライパンにバター5g、アスパラガス、えのきだけ、エリンギを入れて中火で炒め、残りのカレー粉大さじ1/3をふる。香りがたったら【C】を加えて混ぜながら煮立て、 を戻し入れて混ぜる。器に盛り、粉チーズをふる。
ポイント: ホワイトソースにチャーハンを混ぜて、クリーミー仕上げ。



32-14  きゅうりとささ身のごまあえ

鶏ささ身をゆでたその汁をあえ衣にも加えましょう。削り節のうまみもきいて、ご飯にぴったりのごまあえになります。


  エネルギー : 160 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (ささ身を冷ます時間、ごまの粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 山本 麗子


(2人分)
・きゅうり 2本
・鶏ささ身 2本

 【あえ衣】 
  ・白ごま 30g
  ・削り節 5g
  ・しょうゆ 大さじ1
・塩 
 
    

  きゅうりは薄い輪切りにしてボウルに入れる。一つまみの塩をふり、5〜6分間おいてから、手でもんでしんなりとさせ、軽く水けを絞る。
  塩一つまみを入れた熱湯でささ身を約4分間ゆでてそのまま冷ます。手で食べやすい大きさに裂く。ゆで汁大さじ2をとっておく
  【あえ衣】の白ごまはフライパンでいって粗熱を取り、ポリ袋に入れて麺棒などで半ずりにする。削り節は、耐熱容器に入れて電子レンジ(600W)に30秒間かけ、乾燥させる。紙タオルにとって、手でもんで細かくする。
  ボウルに のささ身、ささ身のゆで汁、あえ衣の材料を入れ、よくあえる。



32-14a  からし漬けきゅうり

信州ではこれぞ、大定番の一品。最初は砂糖の甘みを感じますが、



  エネルギー : 440 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (漬け汁に漬ける時間は除く。)

 講師: 山本 麗子


(つくりやすい分量)
・きゅうり 4本

 【漬け汁】 
  ・砂糖 80g
  ・酒 40ml
  ・粉がらし 15g
  ・塩 15g
 
    

  きゅうりは2cm厚さの輪切りにして、ボウルに入れる。
  【漬け汁】の材料を順に加え、よく混ぜる。保存容器に入れ、冷蔵庫で一晩おく。

≪保存≫
10日間、保存可能。
≪ゆでたいかとあえても!≫
ワタを取り出して1cm幅の輪切りにしたいかを、熱湯でサッとゆで、からし漬けきゅうりと漬け汁であえる。いかのうまみと漬け汁がよく合って、これでまたご飯がさらにすすみます。



32-14b  きゅうりの水キムチ風

野菜を漬け汁に入れて発酵させる韓国の夏の漬物、水キムチ!今回はそれをヒントに、発酵させずに手軽に食べられる方法を考えました。ピリ辛でがらさっぱりとした味わいです。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (冷蔵庫で味を含ませる時間は除く。)

 講師: 山本 麗子


(つくりやすい分量)
・きゅうり 4本
・大根 (せん切り)  200g
・にんじん (せん切り)  1/2本分
・しょうが (せん切り)  1かけ分
・にら 5本

 【漬け汁】 
  ・だし 1+1/2
  *熱湯カップ1+1/2に削り節10gを加えて、こしたもの。 
  ・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  1本分
  ・塩 小さじ2
  ・酢 大さじ2
  ・ごま油 大さじ1/2
  ・砂糖 小さじ1/2
 
    

  きゅうりは、長さを4等分に切り、半量は縦に四つ割りにする。残りは、縦十文字に切り目を七分目まで入れる。にらは3cm長さに切る。
  ボウルに【漬け汁】の材料を合わせ、 のきゅうりを熱湯でサッとゆでて加える。
  大根、にんじん、しょうが、にらを加えて、トングなどで全体をよく混ぜ合わせる。そのまま10〜20分間おいて味を含ませる。
  野菜がしんなりとしたら十文字に切り目を入れたきゅうりにはさむ。保存容器に入れ、冷蔵庫で味を含ませる。四つ割りのきゅうりは半日後、十文字のきゅうりは1日後から食べられる。

≪保存≫
冷蔵庫で4〜5間保存可能。
≪残った汁でつけ麺も!≫
きゅうりの水キムチ風適量を刻んで入れた漬け汁に、オイスターソース・塩各少々を加えると、だしのきいたおいしいつけだれに。中華麺をゆでて流水で冷やし、水けをきって、つけながら食べるのがおすすめ。



32-14c  きゅうりのみそマヨくるディップ




  エネルギー : 330 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 山本 麗子


(2人分)
・くるみ 30g
・みそ 大さじ1
・マヨネーズ 60g
・きゅうり 2本
 
    

  くるみはフライパンでカリッとするまでいってから粗く刻み、みそとマヨネーズとよく混ぜる。
  きゅうりは1cm厚さの斜め切りにする。 を適量のせて食べる。



32-14d  きゅうりの福神漬け風

これもまた、信州ではポピュラーな一品。しょうゆと砂糖を煮含ませて福神漬けのような味わいに。保存もきくので、いっぱいつくって、ご飯をモリモリ食べよう!


  エネルギー : 590 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分

 講師: 山本 麗子


(つくりやすい分量)
・きゅうり 1kg

 【煮汁】 
  ・みりん カップ3/4
  ・しょうゆ カップ3/4
  ・砂糖 60g
  ・酢 大さじ1
  ・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  少々
  ・しょうが (せん切り)  1かけ分
 
    

  きゅうりは、1cm厚さの輪切りにする。
  鍋に【煮汁】の材料を入れて火にかけ、沸騰したら を入れて全体によく混ぜ、鍋の中が少しフツフツしてきたら火を止める。
  きゅうりが冷めたら取り出し、煮汁だけを再び火にかける。煮汁が2/3くらいになったらきゅうりを戻し、少しフツフツしたら火を止める。
  再び冷めたら、保存容器にきゅうりと少しの【煮汁】を入れ、冷蔵庫に保存する。

【保存】冷蔵庫で1か月間保存可能。



32-15  丸ごとピーマンのトマト煮

なんと、種もヘタも食べてしまう、その名のとおりの「丸ごとピーマン」!ズッキーニ、オクラとともに、「トリプル緑野菜」のほっこりとした煮物です。


  エネルギー : 350 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: マロン


(2人分)
・ピーマン (大)  4コ
・ズッキーニ (1cm厚さに切る)  1本分
・オクラ 8本
・トマトの水煮 (缶詰/ホール)  1/2缶(200g)
・にんにく (みじん切り)  1かけ分
・たまねぎ (縦に薄切り)  1/4コ分
・ベーコン (薄切り)  3枚
・パプリカ (粉)  小さじ1/2
*あれば。 
・オリーブ油 
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  
・酢 
 
    

  ピーマンは、側面の数か所に包丁の先で切り込みを入れる。オクラはヘタを取り、ガクの周りをグルリとむく。トマトの水煮は手でつぶしておく。ベーコンは4等分に切る。
  フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、ピーマンを入れる。全体に油が回ったらふたをして、弱めの中火で5分間ほど蒸し焼きにして水分を出し、火を通す。フライ返しでギュッと押さえて柔らかくし、塩少々をふって取り出す。
  フライパンにオリーブ油大さじ2を中火で熱してにんにくを炒め、香りがたったら、たまねぎを加え、しんなりとしたらベーコンを加えてさらに炒める。
  ズッキーニ、オクラを加え、トマトを缶汁ごと入れ、全体を炒める。水カップ1/2を加え、あればパプリカをふる。
   のピーマンを戻し入れ、ふたをして全体がくったりとして、程よく水分がとぶまで、弱火で約10分間煮る。塩・黒こしょう各少々で味を調え、仕上げに酢小さじ1を加える。
ポイント: 冷たくしてもおいしい。



32-15a  丸ごとピーマンのアヒージョ風

スペイン料理のアヒージョは、にんにくの香りを移した油で煮込んだおつまみです。今回は、ピーマンを電子レンジで柔らかくして、種もヘタも「丸ごと」煮込みます。えびとミニトマトのうまみも相まって格別のおいしさに!


  エネルギー : 690 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: マロン


(2人分)
・ピーマン 6コ
・むきえび 150g
・ミニトマト 8コ
・にんにく 2かけ
・赤とうがらし (種を除く)  1本
・塩 
・オリーブ油 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  えびは背ワタを取り、塩少々で軽くもんでから洗って塩けを除き、水けをよく拭き取る。ミニトマトはヘタを取って、側面に1cmほどの切り込みを入れる。にんにくは包丁の腹でつぶす。
  ピーマンは、側面の数か所に包丁の先で切り込みを入れる。ラップにピーマン1コを置き、手前、右、左の順に折って包む。残りも同様に包み、耐熱皿にのせて電子レンジ(600W)に6分間かける。
  ボウルに氷水を用意し、 のピーマンをラップごと入れ、皿などでおもしをして冷やし、色止めをする。ラップをはずしてギュッと絞って水けを出し、さらに紙タオルなどでしっかり水けを拭く。
  深めのフライパンにオリーブ油大さじ3とにんにく、好みで赤とうがらしを入れ、中火でにんにくが色づくくらいまで熱し、にんにくの香りを油に移す。
  えび、ミニトマトを加えてサッと炒め、えびの色が変わったら、塩小さじ1/3とピーマンを入れる。オリーブ油カップ1/2を注いで煮立て、中火で約3分間煮る。仕上げに黒こしょう適量をふる。器に盛り、パン(分量外)を添える。



32-15b  丸ごとピーマンのトマト煮

なんと、種もヘタも食べてしまう、その名のとおりの「丸ごとピーマン」!ズッキーニ、オクラとともに、「トリプル緑野菜」のほっこりとした煮物です。


  エネルギー : 350 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: マロン


(2人分)
・ピーマン (大)  4コ
・ズッキーニ (1cm厚さに切る)  1本分
・オクラ 8本
・トマトの水煮 (缶詰/ホール)  1/2缶(200g)
・にんにく (みじん切り)  1かけ分
・たまねぎ (縦に薄切り)  1/4コ分
・ベーコン (薄切り)  3枚
・パプリカ (粉)  小さじ1/2
*あれば。 
・オリーブ油 
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  
・酢 
 
    

  ピーマンは、側面の数か所に包丁の先で切り込みを入れる。オクラはヘタを取り、ガクの周りをグルリとむく。トマトの水煮は手でつぶしておく。ベーコンは4等分に切る。
  フライパンにオリーブ油大さじ1を中火で熱し、ピーマンを入れる。全体に油が回ったらふたをして、弱めの中火で5分間ほど蒸し焼きにして水分を出し、火を通す。フライ返しでギュッと押さえて柔らかくし、塩少々をふって取り出す。
  フライパンにオリーブ油大さじ2を中火で熱してにんにくを炒め、香りがたったら、たまねぎを加え、しんなりとしたらベーコンを加えてさらに炒める。
  ズッキーニ、オクラを加え、トマトを缶汁ごと入れ、全体を炒める。水カップ1/2を加え、あればパプリカをふる。
   のピーマンを戻し入れ、ふたをして全体がくったりとして、程よく水分がとぶまで、弱火で約10分間煮る。塩・黒こしょう各少々で味を調え、仕上げに酢小さじ1を加える。
ポイント: 冷たくしてもおいしい。



32-15c  ピーマンのねぎ塩油

生のピーマンに、アツアツのねぎ塩油をジュッとかけるだけで簡単!ピーマン好きにはたまりません。よく混ぜてから食べてください。


  エネルギー : 190 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: マロン


(2人分)
・ピーマン 6コ
・ねぎ (白い部分)  1/2本
・赤とうがらし 1本
・ごま油 大さじ2
・サラダ油 大さじ1
・塩 小さじ1/4
 
    

  ピーマンは、ヘタと種を除いて7〜8mm幅の細切りにし、皿に盛る。ねぎ(白い部分)は小口切りにする。赤とうがらしは種を除く。
  フライパンにごま油とサラダ油を入れて中火で熱し、 のねぎ、赤とうがらし、塩を加え、ねぎの香りがたったら、 の皿に回しかける。



32-15d  ピーマンのねぎ塩油

生のピーマンに、アツアツのねぎ塩油をジュッとかけるだけで簡単!ピーマン好きにはたまりません。よく混ぜてから食べてください。


  エネルギー : 190 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: マロン


(2人分)
・ピーマン 6コ
・ねぎ (白い部分)  1/2本
・赤とうがらし 1本
・ごま油 大さじ2
・サラダ油 大さじ1
・塩 小さじ1/4
 
    

  ピーマンは、ヘタと種を除いて7〜8mm幅の細切りにし、皿に盛る。ねぎ(白い部分)は小口切りにする。赤とうがらしは種を除く。
  フライパンにごま油とサラダ油を入れて中火で熱し、 のねぎ、赤とうがらし、塩を加え、ねぎの香りがたったら、 の皿に回しかける。



32-15e  ピーマンと牛肉のオイスター炒め

油にくぐらせて、ピーマンのツヤと甘みを引き出しましょう!同じく油にくぐらせて、うまみをギュッと閉じ込めた牛肉と合わせます。オイスターソースに加えるカレー粉でグッと味に奥行きが出ます。


  エネルギー : 400 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: マロン


(2人分)
・ピーマン 4コ
・牛もも肉 (塊)  150g
*なければ薄切りでもよい。 
・セロリ (小)  1本

 【A】 
  ・オイスターソース 大さじ3
  ・砂糖 小さじ2
  ・しょうゆ 小さじ1
  ・カレー粉 少々
・塩 
・こしょう 
・かたくり粉 
・サラダ油 
 
    

  ピーマンはヘタと種を除き、1cm幅の細切りにする。牛肉は1.5cm幅の棒状に切り、塩・こしょう各少々をもみ込み、かたくり粉大さじ1を全体にまんべんなくもみ込む。セロリはピーマンと同じくらいの細切りにする。【A】は合わせておく。
  深めのフライパンに2cm深さまでサラダ油を入れて火にかける。中温(170℃)に温まったら、ピーマンとセロリをサッとくぐらせ(油通し)、紙タオルを敷いたバットにとって油をきる。同じ油に牛肉もくぐらせて、同様に油をきる。
ポイント: これで、ピーマンの青臭さがやわらぎ、ツヤがよくなり、調味料もからみやすくなる。
  フライパンの油をあけて、ピーマン、セロリ、牛肉を戻し入れる。合わせた【A】で味をつけ、全体を炒め合わせる。塩・こしょう各少々で味を調える。



32-16  豚肉とトマトのチーズ焼き

シンプルに焼き上げた豚肉に、とろけるチーズをプラス!焼き汁のソースに加え、トマトと卵もソース代わりに。さっぱりしながらボリューム満点!一皿でいろいろな味が楽しめます。


  エネルギー : 480 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 笹島 保弘


(1人分)
・トマト 1コ
・豚肩ロース肉 (薄切り)  80g
・ピザ用チーズ 30g
・卵 1コ
・青じそ (細切り)  適量
・塩 
・こしょう 
・小麦粉 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    

  トマトは湯むきをする。ヘタを取り除き、ヘタの反対側に十文字の切り込みを入れる。沸いた湯に入れ1〜2分間したら取り出して氷水にとり、皮をむく。紙タオルなどで水けをしっかり拭く。くし形に切る。豚肉は少したたいてのばし、筋を切る。塩・こしょう各適量をふり、小麦粉を両面にまぶす。余分な粉ははたき落とす。
  フライパンにエクストラバージンオリーブ油大さじ1を熱し、豚肉の両面を、焼き色がつくまで焼く。余分な脂は紙タオルで拭き取る。
  豚肉の上にトマトを並べる。チーズをふりかけ、あいたところに卵を割り入れる。水100〜150mlを注いでふたをし、蒸し焼きにする。
  卵の表面に軽く火が入ったら火を止め、皿に盛る。残った焼き汁を煮詰め、味をみて適量を回しかける。青じそを散らす。



32-16a  トマトと納豆の冷製パスタ

ケッカソースと納豆で和風にアレンジ。納豆の粘りがパスタとよくからみ、トマトとの相性も抜群!温泉卵をくずせばまろやかさが増し、おいしいこと間違いなし!


  エネルギー : 620 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 笹島 保弘


(1人分)
・スパゲッティ (1.4mm〜1.5mm)  60g
・昆布 5g

 【A】 
  ・納豆 60g
  ・納豆のたれ・からし (市販)  適量
  *市販の納豆に付いているたれとからし 
  ・基本のケッカソース 40
・温泉卵 (市販)  1コ
・刻みのり 適量
・塩 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    

  鍋にたっぷりの水と昆布を入れて沸かし、水の1%の塩(吸い物より少し濃い程度のしっかりした塩味)を入れてスパゲッティをゆでる。袋の表示時間より1分間長くゆで、塩少々を入れた氷水にとる。スパゲッティが冷えたら紙タオルなどで水けをしっかり取る。冷やしたボウルに入れ、味をみて、塩適量とエクストラバージンオリーブ油小さじ2を加えて調える。
  別のボウルに【A】の納豆、たれ、からしを入れ、基本のケッカソースを加え、粘りが出るくらいよく混ぜる。
  冷やした皿に を盛り付け、 をのせる。真ん中をくぼませて温泉卵をのせ、たっぷりの刻みのりを散らす。



32-16b  焼きトマトとあじのアンチョビソース

トマトは焼くことで一段と甘みが増します!すっきりしたしょうが汁とにんにくの風味がよく、アンチョビソースで食欲アップ!トマトのうまみと旬のあじが相性バツグンです。


  エネルギー : 300 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 笹島 保弘


(1人分)
・トマト 1/2コ
・あじ (刺身用)  40〜50g

 【アンチョビソース】 
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ2
  ・にんにく (薄切り)  1〜2かけ分
  ・アンチョビ (フィレ/刻む)  1枚分
  ・米酢 小さじ2
  ・しょうが汁 小さじ2
・塩 
 
    

  トマトは横半分に切る。フライパンまたは魚焼きグリルを熱し、トマトを焼く。竹串などを刺して中までほんのり温かくなっていたら塩適量をふり、取り出す。
  あじは薄切りにし、 の上にのせてしばらくおき、なじませる。
  【アンチョビソース】をつくる。鍋にエクストラバージンオリーブ油、にんにくを入れて熱し、薄く色づいたら、にんにくを紙タオルなどに取り出しておく。この鍋にアンチョビを入れ、弱火で煮溶かす。火を止め、米酢、しょうが汁を加えてソースにする。
  皿に をのせ、あじの上からアツアツの を回しかけ、取り出しておいたにんにくをのせる。



32-16c  トマトとたこのカルパッチョ

ケッカソースに、わかめとわさびを加えた海の香りたっぷりのソースは、たことの相性抜群!冷えた白ワインにもぴったりですよ。


  エネルギー : 230 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (わかめを戻す時間、冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: 笹島 保弘


(1人分)
・ゆでだこ 40〜50g

 【A】 
  ・基本のケッカソース 40g
  ・わかめ (乾)  1〜2g
  ・わさび 少々
  ・米酢 小さじ1
  ・エクストラバージンオリーブ油 小さじ2
 
    

  わかめは水で戻し、粗く刻む。ボウルに【A】を入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫でよく冷やす。
  たこは薄くそぎ切りにして皿に並べ、 をかける。



32-16d  トマトとすいかのシャーベット

チョコレートチップをすいかの種に見立てたシャーベットの完成!



  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (トマトの水けを抜く時間、凍らせる時間は除く。)

 講師: 笹島 保弘


(つくりやすい分量。1人分のでき上がりは40g。)
・トマト 2コ
・すいか 
*トマトの半量 
・はちみつ 適量
・レモン汁 適量
・チョコレートチップ 適量
・塩 
 
    

  トマトは湯むきをする。ヘタを取り除き、ヘタの反対側に十文字の切り込みを入れる。沸いた湯に入れ1〜2分間したら取り出して氷水にとり、皮をむく。紙タオルなどで水けをしっかり拭く。適当な大きさの角切りにして塩適量をふる。ボウルにざるを重ねてトマトをあけ、20〜30分間おいて水けを抜く。
  すいかは種を取り、トマトと同じくらいの角切りにする。
  ミキサーに を入れてかくはんする。このとき、回りにくかったら適量の水を足す。なめらかになったらはちみつ、レモン汁を加え、好みの味に調える。
  バットに広げて冷凍庫に入れる。3時間ほどして固まりかけたら空気を含ませるようにフォークでかき混ぜ、再び冷凍庫に入れる。これを1時間おきに3〜4回繰り返し、シャーベット状にする。チョコレートチップを入れて混ぜ、器に盛る。



32-16e  トマトとえびの簡単リゾット

チーズのコクや、トマトの酸味と甘みが詰まった、うまみたっぷりのリゾット。口当たりのよいトマトと、プリップリのえびがアクセントになって夏のおもてなしどうぞ!


  エネルギー : 390 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 笹島 保弘


(1人分)
・トマト 1/2コ(80g)
・むきえび 40g
・卵白 少々
・冷やご飯 60g
・豆板醤(トーバンジャン) 小さじ1
・パルメザンチーズ (すりおろす)  25g
・細ねぎ (小口切り)  適量
・塩 
・小麦粉 
・エクストラバージンオリーブ油 
・酒 
 
    

  トマトは湯むきをする。ヘタを取り除き、ヘタの反対側に十文字の切り込みを入れる。沸いた湯に入れ、1〜2分間したら取り出して氷水にとり、皮をむく。紙タオルなどで水けをしっかり拭く。横半分に切り、スプーンで内側をギリギリまでくりぬき、器にする。くりぬいた部分はとっておく。
  えびはボウルに入れ、塩・小麦粉各少々と卵白でもむ。流水でよく洗い、紙タオルで水けをしっかり取る。
  フライパンにエクストラバージンオリーブ油大さじ1を熱してえびを炒め、くりぬいたトマトの中身を加えてスプーンでくずしながら炒める。
  豆板醤、塩適量を加え、トマトの水分をとばすようにさらに炒める。酒小さじ1〜2をふりかける。
  水カップ1/2を加え、煮立ったら冷やご飯を入れて煮る。水分がほとんどなくなったら火を止め、チーズを加えて全体を混ぜる。 のトマトの器に盛り、ねぎを散らす。
≪笹島さんのトマトの使い≫
 近年フルーツトマトをはじめ、いろいろな種類が出回っていますが、トマトの魅力は何といっても酸味。甘いだけではなく、酸味とのバランスが大事です。この酸味、種が最も強いので、一般的には湯むきしたときに取り除くことが多いのですが、この部分にはとても多くのアミノ酸が含まれているので、捨てずに料理に使っています。
 トマトは加熱すれば水分が抜けて味が凝縮するし、湯むきをすれば口当たりがよくなる。幅広い料理に使えて重宝するので、露地物が出回る今こそ、たくさん買って常備するといいですよ。



32-16f  トマトと豆腐のカプレーゼ風

淡泊な豆腐と合わせた日本風カプレーゼ!口当たりがよく、バジルのこがいいアクセントになっています。


  エネルギー : 160 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 笹島 保弘


(2人分)
・トマト 1コ(90g)
・絹ごし豆腐 120g
・塩 適量
・米酢 小さじ1〜2
・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
・バジルの葉 適量
 
    

  トマトはヘタを取り除いて4等分に切る。絹ごし豆腐は水けをきり、トマトと同じくらいの大きさに切る。
  ボウルにトマトを入れ、塩適量と米酢小さじ1〜2、エクストラバージンオリーブ油大さじ1を加えてよくあえる。トマトを汁ごと取り出し、同じボウルに豆腐を入れ、トマトのときと同量の塩、米酢、エクストラバージンオリーブ油を加えてあえる。
  よく冷やした皿に彩りよくトマトと豆腐を並べ、バジルの葉適量を散らす



32-16g  基本のケッカソース




  エネルギー : 870 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 5分 (トマトの水けを抜く時間は除く。)

 講師: 笹島 保弘


(つくりやすい分量)
・トマト 2コ(240g)
・エクストラバージンオリーブ油 カップ1/2
・塩 適量
 
    

  トマトは湯むきをする。ヘタを取り除き、ヘタの反対側に十文字の切り込みを入れる。沸いた湯に入れ、1〜2分間したら取り出して氷水にとり、皮をむく。紙タオルなどで水けをしっかり拭く。
  種を取らず、約1cmの角切りにして塩をふる。ボウルにざるを重ねてトマトをあけ、20〜30分間おいて水けを抜く
  別のボウルにトマトを移し、エクストラバージンオリーブ油を入れてあえる。

《保存》
冷蔵庫で3〜4日間、保存可能。