28-1 ふわふわキャロットケーキ

にんじんたっぷりでヘルシーなうえ、一度加熱することで野菜臭さは消え、爽やかなレモン風味の仕上がりに。シナモン風味の生クリームを添えてどうぞ。


  エネルギー : 2070 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分 (ケーキを冷ます時間は除く)

 講師: 舘野 鏡子


(直径18cmの丸型1台分)

 【にんじんのレモン煮】 
  ・にんじん (大)  1本(180〜200g)

 【A】 
  ・レモン汁 大さじ1
  ・砂糖 大さじ2
・バター (食塩使用のもの)  50g
・レモンの皮 (国産/すりおろす)  1コ分
・卵 3コ
・砂糖 100g

 【B】 
  ・薄力粉 130g
  ・ベーキングパウダー 小さじ1

 【トッピング】 
  ・生クリーム 100ml
  ・砂糖 大さじ1
  ・シナモン (粉)  少々


 

つくる前にしておくこと 
 卵は室温に戻し、卵黄と卵白に分けておく。 
 砂糖はふるっておく。 
 【B】の薄力粉とベーキングパウダーは合わせてサッと混ぜておく。 
 オーブンを200℃に温めておく。 
 丸型にオーブン用の紙を敷いておく。 
    


にんじんのレモン煮をつくる
  にんじんは皮をむき、さらに50g分をピーラーで削り、横にして細切りにする。残りはすりおろす(すりおろしたものが約100gになる)。
ポイント: にんじんの苦手な人は、すりおろし120gのみでつくってもよい。
  耐熱ボウルに と【A】を入れて混ぜ、ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)に3分間かけたあと、触れる程度まで冷ます。
ポイント: しっかり冷ましたら、冷蔵庫で3〜4日間、冷凍庫で約1か月間保存可能。
  バターは耐熱容器に入れ、湯煎、またはラップをして電子レンジ(600W)に50秒〜1分間かけて溶かす。 と、すりおろしたレモンの皮を合わせる。

卵を泡立てる
  大きなボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーを強にして1分間泡立てる。フワッとしてきたところで、砂糖を2〜3回に分けて加える。
  さらにハンドミキサーで3分間ほど泡立て、重くてしなやかな「鳥のくちばし」状にする。
  卵黄を加えて、さらにハンドミキサーで10〜15秒間ほど、全体を混ぜる(少しムラがあってもよい)。

生地をつくる
   をゴムべらで2回すくい入れ、ハンドミキサーで10秒間ほど、全体をムラなく混ぜる。
ポイント: このとき、3のバターとにんじんが冷たくなっていると、ふんわりと焼き上がらないので、その場合は電子レンジに少しかけて温め直す。
  残りの に【B】の半量弱をふるい入れ、ゴムべらで混ぜ合わせる。
ポイント: ボウルを左手で反時計回りに回しながら、ゴムべらは時計回りに縁に向かって切るように混ぜるとよい。

焼く
  ほぼ粉が見えなくなるくらいに混ざったら、 を加えて同様に混ぜる。9割混ざったら、残りの【B】をふるい入れ、全体を混ぜる。
ポイント: 薄力粉は2回に分けて混ぜるとしっかり混ぜても卵の泡がつぶれにくく、生地が均一にふくらむ。
  オーブン用の紙を敷いた丸型に、生地を流し入れる。
  200℃のオーブンで10分間焼き、170℃に下げてさらに20〜30分間焼く。竹串を刺してみて、生地がつかなければOK。
  丸型に入れたまま乾いた布巾をかぶせ、皿などをのせて冷ます。型からはずし、適当な大きさに切って皿に盛る。トッピングの生クリームに砂糖とシナモンを混ぜて泡立て、シナモンをふる。



28-1a  アイスボックスクッキー

生地を冷凍庫で凍らせてから作ります。そのまま保存もできます。焼きたいときに焼きたい分だけ焼けるのが便利。卵の入らない生地で、ビスケット風のサックサクの食感に仕上がります。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : -
  調理時間 : 100分 (デコレーション後におく時間は除く。)

 講師: 舘野 鏡子


(20コ分)
・バター 80g
・砂糖 50g
・牛乳 大さじ1

 【A】 
  ・薄力粉 130g
  ・ココアパウダー 20g
  ・ベーキングパウダー 小さじ1/4

 【レモンアイシング】 
  ・粉砂糖 30g
  ・レモン汁 小さじ1弱
・アラザン 適宜


 

つくる前にしておくこと 
 バターは室温に戻しておく。 
 砂糖はふるっておく。 
 【A】は合わせてサッと混ぜておく。 
 【レモンアイシング】の粉砂糖はふるっておく。 
 天板にオーブン用の紙を敷く。 
 オーブンを170℃に温めておく。 
    

  ハンドロールデコクッキーの手順 を参照し、 の卵を牛乳に変えて加え、直径3cmの2本の棒状にまとめる(途中で冷蔵庫にねかせる必要はない)。
  2本の生地をそれぞれラップでピッチリと包んで金属のバットにのせ、冷凍庫に1時間くらい入れて凍らせる。
  程よく凍った生地を、5〜6mm厚さに切る。
  オーブン用の紙を敷いた天板に を並べ、170℃のオーブンで15分〜20分間焼き、粗熱を取る。
  ハンドロールデコクッキーの手順 と同様に【レモンアイシング】でデコレーションをし、好みでアラザンを飾る。
ポイント: 生地は冷凍庫で2〜3週間保存可能。切るときは、常温に10〜15分間おいてから切る。



28-1b  ハンドロールデコクッキー

子どものころからお菓子づくりが好きだった舘野さんの自慢のレシピです。長年にわたって改善を重ねてきた抜き型いらずのクッキーです。


  エネルギー : 70 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分 (デコレーション後におく時間は除く。)

 講師: 舘野 鏡子


(24コ分)
・バター 80g
・きび糖 50g
*なければ、砂糖(上白糖)でもよい。 
・溶き卵 1/2コ分(30g)

 【A】 
  ・薄力粉 160g
  ・ベーキングパウダー 小さじ1/4
  ・シナモン (粉)  少々

 【レモンアイシング】 
  ・粉砂糖 30g
  ・レモン汁 小さじ1弱

 【ココアアイシング】 
  ・粉砂糖 20g
  ・ココアパウダー 5g
  ・レモン汁 小さじ1
・打ち粉 適宜
*薄力粉 
・アラザン 適宜


 

つくる前にしておくこと 
 バターと卵は室温に戻しておく。 
 きび糖はふるっておく。 
 【A】は合わせてサッと混ぜておく。 
 【レモンアイシング】の粉砂糖はふるっておく。 
 【ココアアイシング】の粉砂糖とココアパウダーは合わせてふるっておく。 
 天板にオーブン用の紙を敷く。 
 オーブンを180℃に温めておく。 
    


生地と形をつくる
  ボウルにバターを入れ、ゴムべらで柔らかくなるまでよく練り混ぜる。
  きび糖の半量を加えて混ぜ、残りの半量を加えてさらに混ぜる。
  溶き卵の半量を加えて混ぜ、残りの半量を加えてさらに混ぜる。
  【A】をふるいながら入れ、ゴムべらで粉をバターに入れ込むようにして混ぜ合わせ、ひとつにまとめる。
ポイント: 室温が高いときなど、生地が柔らかくて扱いにくく感じる場合は、ラップで包んで冷蔵庫に15分間ほどねかせるとよい。
  生地を2つに分け、それぞれを20cmくらいの長さの棒状にまとめる。
   をそれぞれ12等分に切る。
  まな板などに打ち粉をし、 を両方の手のひらで転がして鉛筆くらいの太さに整える。
  生地の端と端を合わせ、中央にくぼみをつくってハート形をつくる。同様に曲げたり、ねじったりしながら好きな形をつくる。数字やイニシャルは、1本を切ったり貼ったりしてもよい。

焼いてデコレーションする
  オーブン用の紙を敷いた天板に、 を並べる。180℃のオーブンで5分間焼いたのち、さらに160〜170℃で15分間焼いて、粗熱を取る。
  【レモンアイシング】をつくる。ふるった粉砂糖に、レモン汁を少しずつ入れては混ぜ、堅めにトロッとする程度に仕上げる。【ココアアイシング】も同様につくる。
ポイント: 堅めのほうがデコレーションしやすく、早く固まる。柔らかくなってしまった場合は、粉砂糖を足して加減する。余ったアイシングは、トーストやフルーツなどに。
  2枚のポリ袋に のレモンアイシングとココアアイシングをそれぞれ入れて、先端の1〜2mmを切り、粗熱の取れたクッキーに絞り出し、好みでアラザンを飾る。2時間後くらいから食べられる。



28-1c  キャロットマフィン

材料をいっぺんに混ぜて焼くだけなので、子どもも一緒につくって楽しめます。どっしりと食べごたえ満点で、男子ウケもまちがいなし!朝食にもどうぞ。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 舘野 鏡子


(直径18cmの丸型1台分)

 【にんじんのレモン煮】 
  ・にんじん (大)  1本

 【A】 
  ・レモン汁 大さじ1
  ・砂糖 大さじ2

 【B】 
  ・薄力粉 120g
  ・きび糖 60g
  *なければ、砂糖(上白糖)でもよい。 
  ・ベーキングパウダー 小さじ1
  ・塩 少々
  ・シナモン (粉)  適宜
  ・オールスパイス (粉)  適宜
・卵 1コ
・レモンの皮 (すりおるす)  1コ
*国産 
・サラダ油 40g
・くるみ (むき身/粗く刻む)  50g


 

つくる前にしておくこと 
 卵は室温に戻す。 
 【B】は合わせてサッと混ぜておく。 
 オーブンを200℃に温めておく。 
    

  ふわふわキャロットケーキのつくり方 と同様に、【にんじんのレモン煮】をつくり、粗熱を取る。
  ボウルに【B】をふるい入れ、 と卵、レモンの皮、サラダ油を加えて、泡立て器で混ぜ合わせる。
ポイント: シナモンとオールスパイスはお好みで。
   にくるみを加えて全体を混ぜ、マフィン型に八〜九分目まで入れる。
ポイント: 生地は多めに入れたほうが、焼いたときにマフィン型から生地が出て、かわいい仕上がりに。
  200℃のオーブンで18〜20分間、こんがりと色がつくまでしっかりと焼く。
ポイント: 焼きたてでもおいしい。粗熱を取れば、冷蔵庫で2〜3日間保存可能。



28-2 クランブルチーズケーキ

しっとりなめらかな生地に、クランブルのサクサク食感が絶妙なチーズケーキです。甘酸っぱく煮たりんごもたっぷり入れて、ぜいたくな味わいに。


  エネルギー : 1870 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 45分 (冷蔵庫で冷やす時間は除く。)

 講師: 小嶋 ルミ


(直径15cmの丸型(底が抜けないもの)1台分)
・クリームチーズ (常温に戻す)  190g
・グラニュー糖 (細粒)  55g
*製菓材料店で手に入る。一般的なグラニュー糖は目が粗く、溶けにくい。フードプロセッサーで細かくしてもよい。 
・バニラビーンズ 2〜2.5cm
・発酵バター (食塩不使用/常温に戻す)  22g
*なければ、発酵ではない食塩不使用のバターでもよい。 
・サワークリーム (常温に戻す)  50g
・卵黄 (常温に戻す)  18g
・全卵 (常温に戻す)  54g
・コーンスターチ 6g
りんご煮 140g
クランブル生地 70g


 

つくる前にしておくこと 
 クリームチーズは厚みを均一にしてラップで包み、手でもんで16℃くらいにしておく(触るとほんのり冷たいくらい)。 
 バニラビーンズは縦に切り込みを入れて開き、ナイフの背でさやからしごき出す。 
 卵黄と全卵はよく混ぜ合わせておく。 
 コーンスターチはふるっておく。 
 オーブンを200℃に温めておく。 
 丸型にオーブン用の紙を敷いておく。側面は下部を2cm折って切り込みを入れ、型に沿わせる。底には円形のものを敷く。 
    


生地をつくる
  ボウルにクリームチーズ、グラニュー糖、バニラビーンズを入れ、ゴムべらで強く押しつけながら練り混ぜ、均一な状態にする。
ポイント: クリームチーズが20℃以上の柔らかい状態だと、このあとの作業で空気を含まず、フワッとした仕上がりにならない。また、生地が分離してしまうこともある。
  泡立て器に替え、約1〜2分間、力強く混ぜる。
ポイント: 手前にかくように約10回混ぜたらボウルの位置を120℃回転させ、同様に混ぜる。これを3〜6回繰り返す。
  発酵バターをゴムべらでよく練って柔らかくし、 に加えて約30秒間泡立て器で混ぜ、均一な状態にする。
ポイント: バターが堅いと生地にバターの粒が残ってしまうので注意する。
  サワークリームを加え、約1分30秒間混ぜる。
  混ぜ合わせておいた卵黄と全卵を3回に分けて加え、そのつど約30秒間よく混ぜる。
  最後にコーンスターチを加え、手早くまんべんなく混ぜ合わせる。

型に入れる
  オーブン用の紙を敷いた型に生地の2/3〜3/4量を流し入れる。
  りんご煮 の上に重ならないようにのせる。残りの生地を流し込み、ゴムべらで表面をならす。
  2種類のクランブル生地を適量ずつ手にとり、握って塊にし、細かくほぐしながら散らす。

焼く
  天板にのせ、180℃に温度を下げたオーブンで24〜25分間、1.5cmほど生地が上がるまで焼く。粗熱を取り、冷蔵庫で3時間以上冷やす。
《型から出すときは…》
よく冷やすと、オーブン用の紙ごときれいに取り出すことができる。うまく出ない場合は、片手で表面を押さえながら逆さにして出す(あれば、底が抜ける型を使うと取り出しやすい)。



28-2a りんご煮

甘みと酸味を加えて蒸し煮にすることで、りんごのおいしさをギュッと凝縮!りんごがたくさんあるときにぜひお試しを!


  エネルギー : 390 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (冷ます時間は除く)

 講師: 小嶋 ルミ


(つくりやすい分量/でき上がり約450g)
・りんご (ふじ、サンふじなど)  約2コ(皮と芯を除いた正味450g)
・グラニュー糖 36〜45g(りんごの分量の8〜10%)
・レモン汁 18ml(りんごの分量の約4%)
・水 10ml(りんごの分量の約2%)
 
    

  りんごは皮をむいて四つ割りにし、芯を取る。縦に2〜3等分にしてから横に3〜4等分にし、約2cm角に切る。
  底が広めの鍋に、りんごを入れる。グラニュー糖を上からふりかけ、レモン汁と水を加える。
ポイント: 少量の水を入れて煮ると焦げつかない。
  ふたをして強火にかけ、沸騰して湯気が出てきたら、弱火にして7〜8分間煮る(温度が下がるので、途中でふたを開けないこと)。
  竹串を刺して芯が残っていないようなら、火を止めてそのまま冷めるまでおく。その間にシロップがりんごにしみ込む。使用する分の【りんご煮】はざるに上げて煮汁をきっておく。

グラニュー糖とレモン汁の分量は、 りんごの種類や好みによって調整する。
《ピュレにアレンジしてもおいしい!》
りんご煮(煮汁ごと)適量とバニラビーンズ少々(さやから出し、さやも一緒に)を鍋に入れ、中火で煮詰めます。煮汁が完全になくなるまで煮て、粗熱が取れたらさやを取り除き、フードプロセッサーでなめらかにかくはんします。ヨーグルトに入れたり、パンにのせたりと、いろいろ楽しめます。



28-2b クランブル生地

食感が楽しいクランブルは、ケーキをおいしくしてくれる名脇役。シナモンとプレーン、2種類の生地をつくります。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 小嶋 ルミ


(つくりやすい分量/でき上がり約70g)

 【A】 
  ・薄力粉 20g
  ・アーモンドパウダー 20g
  ・グラニュー糖 (細粒)  15g
  *製菓材料店で手に入る。一般的なグラニュー糖は目が粗く、溶けにくい。フードプロセッサーで細かくしてもよい。 
  ・塩 少々
・発酵バター (食塩不使用)  13g
*なければ、発酵ではない食塩不使用のバターでもよい。 
・シナモン (粉)  小さじ1/8〜適量


 
 薄力粉はふるっておく。 
 アーモンドパウダーは目の粗いざるでふるっておく。 
 発酵バターは1cm角に切り、冷蔵庫で冷やしておく。 
    

  ボウルに【A】を混ぜ合わせる。バターを加え、粉をまぶしながら、指先でバターをつぶしていく。
  さらに指ですりつぶしてバターを細かくし、全体をそぼろ状にする。
  ボウルの中で半分に分け、片方にシナモンを加えてすり混ぜる。
ポイント: 多少、大きさにムラがあってもよい。

《クランブル生地の保存》
ジッパー付きの保存袋に入れ、冷蔵庫で4〜5日間、冷凍庫で2週間保存できる。
《クランブル生地のバリエーション》
プレーンの生地に好みの素材を混ぜてもOK!チーズケーキには、すりおろしたレモンの皮(国産)や粉末のインスタントコーヒー(細かいもの)、ミックススパイス(シナモン、クローブ、ジンジャー、アニスなどの粉末ミックスなど)入りもおすすめ。クランブル70gに対し、レモンの皮なら小さじ1、コーヒーなら小さじ1/2、ミックススパイスなら小さじ1/4を目安に加えて。



28-2c  チーズクリームとフルーツのクランブルのせ

香ばしいクランブルに、チーズクリームを合わせたデザートです。フルーツはお好みで。酸味のあるものがよく合います。


  エネルギー : 240 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 小嶋 ルミ


(5コ分)
クランブル生地 70g
*クランブル生地はシナモンを加えず、 プレーンのみをつくる。好みですりおろしたレモンの皮(国産)少々を混ぜてもよい。 

 【チーズクリーム】 
  ・クリームチーズ (常温に戻す)  100g
  ・グラニュー糖 (細粒)  15g
  *製菓材料店で手に入る。一般的なグ ラニュー糖は目が粗く、溶けにくい。フ ードプロセッサーで細かくしてもよい。 
  ・レモン汁 小さじ1
  ・レモンの皮 (国産/すりおろす)  少々
  ・生クリーム 80g
・パイナップル 適量
・いちご 適量
・ミントの葉 少々
*あれば 


 

つくる前にしておくこと 
 天板にオーブン用の紙を敷いておく。 
 オーブンを190℃に温めておく。 
    


底生地とクランブルを焼く
  クランブル生地を直径2cmくらいに5コ丸め、天板にのせて手で直径5cmくらいにのばし、底生地をつくる。
  残りのクランブルは、適量ずつを手にとり、握って塊にし、細かくほぐしながら天板にのせる。170℃に温度を下げたオーブンで約10分間焼き、完全に冷ます。

チーズクリームをつくる
  【チーズクリーム】をつくる。ボウルにクリームチーズ、グラニュー糖、レモン汁、レモンの皮を入れ、グラニュー糖がなじむまで、ゴムべらでよく練り混ぜる。
  生クリームを泡立て器で八分(ぶ)立てにし、半量を に加えてゴムべらでよく混ぜる。
ポイント: 最初は、生クリームの気泡がつぶれるが、それでよい。
  残りの生クリームを加え、ゴムべらで気泡がつぶれないように軽く混ぜ合わせ、なめらかにする。

盛り付ける
   の底生地に をのせ、パレットナイフで形よくならし、皿にのせる。食べやすく切ったパイナップルといちごを飾り、クランブルを散らし、ミントの葉を添える。好みですりおろしたレモンの皮(国産)を散らしてもよい。

【小さなグラスに盛っても!】
1人分ずつグラスに盛ると、おもてなしにも向くしゃれた雰囲気に。チーズクリーム、クランブル、フルーツを重ね入れ、底生地も適当な大きさに割って添えて。



28-2d  あんずのミニチーズケーキ

小さなココット型で短めの時間で焼き上げます。生ケーキのようになめらかな食感のチーズケーキです。キリリとしたあんずの酸味が程よいアクセント。生地が柔らかめなので、スプーンですくってどうぞ。


  エネルギー : 640 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 小嶋 ルミ


(直径8cm・17ml容量のココット3コ分)
・クリームチーズ (常温に戻す)  190g
・グラニュー糖 (細粒)  55g
*製菓材料店で手に入る。一般的なグラニュー糖 は目が粗く、溶けにくい。フードプロセッサーで 細かくしてもよい。 
・バニラビーンズ 2〜2.5cm
・発酵バター (食塩不使用/常温に戻す)  22g
*なければ、発酵ではない食塩不使用のバターでもよい。 
・サワークリーム (常温に戻す)  50g
・卵黄 (常温に戻す)  18g
・全卵 (常温に戻す)  54g
・コーンスターチ 6g
・干しあんず 40g

 【クランブル生地】*シナモンを加えず、プレ ーンのみをつくる。 

 【A】 
  ・薄力粉 24g
  ・アーモンドパウダー 24g
  ・グラニュー糖 (細粒)  18g
  ・塩 少々
  ・発酵バター (食塩不使用)  15g
  *なければ、発酵ではない食塩不使用のバター でもよい。 


 

つくる前にしておくこと 
 クリームチーズは厚みを均一にしてラップで包み、手でもんで16℃くらいにしておく(触るとほんのり冷たいくらい)。 
 バニラビーンズは縦に切り込みを入れて開き、ナイフの背でさやからしごき出す。 
 卵黄と全卵はよく混ぜ合わせておく。 
 コーンスターチはふるっておく。 
 オーブンを200℃に温めておく。 
 ココットの内側に柔らかくしたバター(食塩不使用/分量外)をはけで塗っておく。 
    

  あんずを小さなボウルに入れ、湯をかけて2〜3分間おき、柔らかく戻す。紙タオルで水けを拭き、半分に切ってから3〜4等分に切る。
  クランブルチーズケーキ を参照し、同様に生地をつくる。
  バターを塗ったココットに生地の2/3量を流し入れ、 のあんずを散らす。残りの生地を流し込み、ゴムべらで表面をならす。
  クランブル生地を細かくほぐしながら散らして天板にのせ、180℃に温度を下げたオーブンで14〜15分間焼く。オーブンから出して常温で1時間以上おき、冷ます。
ポイント: ココットの容量により焼き時間は調整する。目安は表面が全体に盛り上がってくるまで。あまりふくらみすぎると、冷めてから生地がへこんでしまい、堅くなるので注意する。

【型は好みのものでOK!】
ココットのほかに、家にある小さな耐熱の器など、型は何でもかまいません。木製のパウンド型なら、型ごとプレゼントできて便利。型の材質によって火の入り具合が違うので、多少食感は異なります。



28-3 甘酒どら焼き

フライパンで手軽にできるどら焼きです。甘酒入りの生地で、普通のどら焼きよりも口当たりは、しっとり、もっちり。


  エネルギー : 170 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (生地を休ませる時間は除く)

 講師: 酒井 礼子


(直径6〜7cm・12コ分)
・卵 (M)  2コ(100g)
・砂糖 100g
・甘酒 (市販/濃縮タイプ)  90g
*甘酒には、こうじからつくったものと酒かすからつくったものがあるが、ここではこうじからつくったものを使用。 
・重曹 2g
*「食品添加物」と表示されているもの。 
・薄力粉 120g
・ゆで小豆 (缶詰)  360g
・サラダ油 


 
 砂糖と薄力粉はそれぞれ、目の細かいざるでふるっておく。 
 甘酒はすり鉢ですりつぶすかミキサーにかけて、なめらかにしておく。 
 重曹は水小さじ1で溶いておく。 
 ゆで小豆は30gずつに分け、12等分にしておく。  
    

  ボウルに卵を割り入れ、泡立て器で卵白のコシを切るように溶きほぐす。砂糖を加え、とろみがつくまで泡立てて、甘酒を加えて混ぜる。
  水で溶いておいた重曹を に混ぜる。
  ふるった薄力粉を の表面にまんべんなくふり入れ、泡立て器で底からすくい上げるように混ぜる。ラップをかけ、室温に30分間ほどおいて生地を休ませる。
   に水35〜45mlを生地の状態を見ながら、少しずつ加える。ゴムべらですくうと、スーッと流れ落ち、落ちた跡が生地の表面ですぐに消える程度を目安にする。水は全部加えなくてもよい。
  フッ素樹脂加工のフライパンをごく弱火で温め、サラダ油少々をしみ込ませた紙タオルで拭くように薄く塗る。まず、試し焼きをする。 の生地小さじ1/2を1か所に落とす。自然に丸く広がるので、そのまま40〜50秒間焼く。表面に気泡が出たら上下を返して20秒間ほど焼き、生地に厚みが出てふっくらと焼けたらOK。生地を大さじ1強ずつすくい、試し焼きと同様にして流し入れ、間隔をあけて2〜3枚ずつ焼く。
ポイント: 試し焼きをしたときに、生地が薄いままでふっくらとしなかったら水適量を足してゆるくする。また、上下を返したときに焦げつくようなら、火加減を弱くする。
  表面に気泡が出てくるまで1分間ほど焼く。フライ返しを生地の下に差し入れ、上面を竹串で押さえて上下を返し、20秒間ほど焼く。金網などの上にのせ、冷ます。残りの生地も同様に全部で24枚焼く。
  先に焼いた生地の面を下にしてバットに並べる。1枚を手のひらにのせ、ゆで小豆の1/12量(30g)をのせ、へらやスプーンで表面をならす。その上に生地をもう1枚重ね、手のひらで軽く押さえる。残りも同様につくる。



28-3a  あんバターとら焼き

オーブン用の紙に生地をのせて焼くと、とら模様に焼き上がります。ゆで小豆にバターをのせて、あんバターサンドにしてどうぞ。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分

 講師: 酒井 礼子


(直径6〜7cm・12コ分)
どら焼き 
*どら焼きと同じ分量の材料。 
・ゆで小豆 360g
・バター 適量
*1コ分約5gが目安。 
 
    

  どら焼きのつくり方 と同じ分量の材料で同様に生地をつくる。
  どら焼き と同様に試し焼きをしたあと、12cm×22cmに切ったオーブン用の紙をフライパンに敷き、その上に生地を大さじ1強流し入れる。間隔をあけて、もう1枚分を同様に流し入れ、2枚焼く。
  1分間ほど焼いて表面に気泡が出てきたら、オーブン用の紙の左右を手で持ち上げて、紙ごと生地の上下を返す。紙をはずし、もう片面を20秒間ほど焼く。焼き上がったら、金網などの上にのせて冷ます。残りの生地も同様に焼く(オーブン用の紙は、焼くたびに取り替える)。
  先に焼いた生地の面を下にしてバットに並べる。1枚を手のひらにのせ、ゆで小豆の1/12量(30g)をのせ、へらやスプーンで表面をならす。その上にバター適量(約5gが目安)をのせ、生地をもう1枚重ねて軽く押さえる。残りも同様につくる。



28-3b  甘酒カステラ

パウンド型をつかえばカステラ専用の型枠がなくても手軽に作れるカステラです!甘酒の働きで、焼き上がりはふんわり、翌日はしっとり、きめの細かい食感が楽しめます。


  エネルギー : 1100 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 60分 (粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 酒井 礼子


(直径18cmの丸型1台分。型は底が抜けるもの。)
・卵白 (M)  4コ分
・卵黄 (M)  3コ分
*卵白と卵黄は合わせて170g。 
・砂糖 110g

 【A】 
  ・甘酒 30g
  ・水 大さじ1
・薄力粉 110g
・バター 
・サラダ油 


 

つくる前にしておくこと 
 丸型の内側にバターを薄く塗る。オーブン用の紙を型に合わせて直径18cmの円形に切った底用と、6.5cm×60cmの長方形に切った側面用を準備し、型の底と側面に敷いておく。 
 砂糖はふるっておく。 
 薄力粉は2回ふるっておく。 
 【A】の甘酒はすり鉢ですりつぶすかミキサーにかけてなめらかにし、分量の水を加えて混ぜる。電子レンジ(600W)に20秒間ほどかけて沸騰させ、常温に冷ましておく。 
 オーブンを170℃に温めておく。 
 オーブン用の紙を25cm四方より大きめに切り、片面にサラダ油をご
 
    


生地をつくる
  メレンゲをつくる。大きめのボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーの低速で、白っぽくなって泡が細かくなるまで溶きほぐす。分量の砂糖を大さじ1ほど加え、ハンドミキサーを高速にして混ぜる。残りの砂糖を3回に分けて加え、泡立てる。ミキサーの筋がつく堅さになったら低速にし、きめを整えながら、つやが出てツノが立つまで、しっかりと泡立てる。
  卵黄を1コ分ずつ1に加え、ハンドミキサーの低速で、そのつど全体を混ぜる。ミキサーですくうと、落ちた跡が消えずに表面に残る堅さまで混ぜる。
  下準備した【A】を、 に少しずつ加えながら、さらにハンドミキサーの低速で混ぜる。
  ふるった薄力粉を の表面にまんべんなくふり入れ、ゴムべらで底からすくい上げるようにして、粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜ合わせる。ゴムベらですくうと、リボン状に落ちた生地が消えずに表面に残るくらいの堅さまで混ぜる。

生地を焼く
  オーブン用の紙を敷いた丸型に の生地を流し入れ、表面をへらでならす。型を15cmくらいの高さから、台に2〜3回落として空気を抜く。天板にのせ、170℃のオーブンで30分間焼き、160℃に下げて10分間焼く。途中でドーム形に盛り上がった生地が下がり、竹串を刺して生地がついてこなければ、焼き上がり。
  オーブンから取り出し、型を15cmくらいの高さから、底を台に打ちつけるように落とす。サラダ油を塗ったオーブン用の紙を上面にかぶせ、その上に天板など平らなものをのせ、型ごと上下を返す。そのまま焼き網などにのせ、粗熱が取れるまで15分間ほどおく。
ポイント: 型を落とすのは、焼き縮みを防ぐため。
  側面、底の順に型をはずし、側面と底の紙をはがす。金網を上面にかぶせて上下をひっくり返し、天板と紙をはずし、そのまま冷ます。好みの大きさに切り分け、側面の堅い部分を切り落とす。

ポイント: 焼きたてより翌日以降がおいしい。密封容器に入れて、常温で2〜3日間保存可能。
【甘酒の風味をしっかり出すには】
甘酒ソースをつくり、カステラにかけて食べるとよい。「甘酒ソース」は甘酒適量を、すり鉢ですりつぶすかミキサーにかけ、なめらかにする。分量の目安は、カステラ1台分で約120g。



28-3c  ココアどら焼き

ココア入りの生地にモカクリームをはさんだ、洋風どら焼きの出来上がり!バレンタインデーのプレゼントにもおすすめです。


  エネルギー : 190 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 酒井 礼子


(直径6〜7cm・12コ分)
どら焼き 
*どら焼きと同じ分量の材料。 
・ココアパウダー 大さじ2
・生クリーム 200ml
・グラニュー糖 大さじ2
・インスタントコーヒー 小さじ2
 
    

  どら焼きの薄力粉にココアパウダー大さじ2を合わせてふるう。
  どら焼きのつくり方 と同じ分量の材料で同様に生地をつくって焼く。ただし、つくり方 で加える水は40〜50mlにする。先に焼いた生地の面を下にしてバットに並べる。
  生クリーム200mlとグラニュー糖大さじ2をボウルに入れ、泡立て器で八分ぶ立てにする。
  インスタントコーヒー小さじ2をごく少量の湯または水で溶き混ぜ、 に加える。ツノが立つまで、しっかりと泡立ててモカクリームをつくる。
   の生地1枚を手のひらにのせ、 の1/12量をのせ、へらやスプーンで表面をならす。その上に生地をもう1枚重ね、軽く押さえ。残りも同様につくる。



28-3d  ごまチーズどら焼き

ごま入りの生地で、クリームチーズ&レーズンをはさんでアレンジどら焼きに!レーズンを好みのドライフルーツにしてもOK。


  エネルギー : 190 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (クリームチーズを常温に戻す時間、レーズンを湯につけておく時間は除く。)

 講師: 酒井 礼子


(直径6〜7cm・12コ分)
どら焼き 
*どら焼きと同じ分量の材料。 
・クリームチーズ 240g
・レーズン 50g
・黒ごま 大さじ1
 
    

  クリームチーズ240gは常温に戻し、レーズン50gはヒタヒタの湯に1時間ほどつけ、それぞれ柔らかくしておく。
  どら焼きのつくり方 と同じ分量の材料で
  どら焼き と同様に試し焼きをしたあと、黒ごま一つまみをフライパンに置き、その上に生地を大さじ1強流し入れる。残りも同様にし、間隔をあけて2〜3枚ずつ焼く。
  どら焼き と同様に生地の上下を返して焼く。先に焼いた生地の面を下にしてバットに並べる。
   のクリームチーズ、水けを拭いたレーズンをボウルに混ぜ合わせる。
   の生地1枚を手のひらにのせ、 の1/12量をのせ、へらやスプーンで表面をならす。その上に生地をもう1枚重ね、軽く押さえる。残りも同様につくる。



28-3e  あんいちご

きんつばで残ったようかんは電子レンジで溶かし、いちごにつけて、チョコレートフォンデュ風に。


  エネルギー : 25 kcal (エネルギーは1コ分 )
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (あんが固まるまで冷ます時間は除く。)

 講師: 酒井 礼子


(16~20コ分)
・いちご 1パック(16〜20コ)
・ようかん 
*「ようかんのきんつば風」で残ったようかん。全量。 


 

つくる前にしておくこと 
 いちごはヘタを付けたまま洗い、布巾や紙タオルにのせて水けを取っ
 
    

  ようかんのきんつば風のつくり方 で、くりぬいたようかんの残りを耐熱容器に入れる。ラップでふんわりと覆い、電子レンジ(600W)に入れ、表面がフツフツとするまで様子を見ながらかける。
ポイント: ラップをピッタリすると、ようかんがはねてラップが裂けることがあるので、空気が通るようにふんわりと覆う。
  ラップをはずし、耐熱性のゴムべらで手早く混ぜ、溶け残りがないように、なめらかなあんにする。
   がアツアツのうちに、いちご1コのヘタを持ち、いちごの2/3くらいのところまで浸し、あんをよくからませる(やけどに注意)。バットに並べ、あんが固まるまで冷ます。残りも同様にする。
ポイント: あんが冷めると固まってしまうので、温度が下がらないうちに作業をすること。



28-3f  ようかんのきんつば風

ようかんを使って簡単!きんつばできあがり。一口サイズのハート形にして、和菓子好きな方へのバレンタインデーのブレゼントに。


  エネルギー : 90 kcal (エネルギーは1コ分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (くりぬいたようかんを冷やす時間、焼いてから冷やす時間は除く。)

 講師: 酒井 礼子


(約6コ分)
・ようかん (約20cm×5.5cm×4cm厚さ)  1/2本

 【衣】*衣はつくりやすい分量。余りは、衣だけをクレープのように焼いて、 はちみつなどをかけてもよい。また、さつまいもを食べやすく切って焼くか蒸し、衣をつけて焼き、いもきんつば風にしてもよい。 
  ・白玉粉 小さじ1/2(1.5g)
  ・水 20ml
  ・砂糖 小さじ1(3g)
  ・薄力粉 大さじ2+1/2(15g)
・サラダ油 
 
    

  ようかんの厚みを半分に切り、3.5cm×3.7cmのハート形の抜き型でくりぬく。バットに並べてラップをし、冷蔵庫に入れて30分間以上おき、冷やす。
  【衣】の白玉粉をボウルに入れ、分量の水のうち少量を加えて泡立て器で溶き混ぜる。塊がある程度なくなったら、残りの水を混ぜる。よく混ざったら、砂糖を混ぜる。
  ふるっておいた薄力粉を に加え、サラサラの液状になるまで混ぜ合わせて衣をつくる。
  フライパンを弱火で温め、サラダ油少々をしみ込ませた紙タオルで拭くように薄く塗り、油をなじませる。ざっとひと混ぜした の【衣】に のようかんの片面をつけ、【衣】を下にしてフライパンに置き、5秒間ほど乾かすように焼く。
  バットに の【衣】の面を上にして置く。残りも同様に片面を焼いたら、いったん冷蔵庫に入れて冷やす。十分に冷たくなったら、反対の面を【衣】につけ、 と同様に焼く。
ポイント: ようかんが冷たい状態でないと衣がはがれやすいので、冷蔵庫で冷やしてから残りの片面を焼くと、きれいに焼ける。



28-4 五目炒め鍋

細切りの具を別々に炒めてから、合わせて煮込むのが特徴の鍋です。それぞれの具から味が出た、おいしいスープごとどうぞ!


  エネルギー : 450 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (干ししいたけを戻す時間は除く。)

 講師: 堀江 ひろ子


(約4人分)
・豚薄切り肉 200〜300g
・干ししいたけ 5〜6枚
・白菜 500〜600g
・細ねぎ 2ワ
・にんじん 1本
・かにかまぼこ 70〜80g
・春雨 (乾)  50g

 【A】 
  ・しょうが (薄切り)  2〜3枚
  ・ねぎ (青い部分)  適量

 【B】 
  ・酒 大さじ2
  ・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (中国風)  大さじ1+1/2
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・しょうゆ 少々
・ご飯 適量
・サラダ油 
・塩 
・こしょう 
 
    

  干ししいたけはヒタヒタの水につけて戻し、軸を除いて薄切りにする。戻し汁はとっておく。
  豚肉は一口大に切る。白菜は軸と葉に切り分け、軸は4cm長さ、1cm幅に切る。葉はザク切りにする。細ねぎは4cm長さに切り、にんじんは4cm長さの厚めの短冊形に切る。
ポイント: 白菜の軸は繊維に沿って切ると甘みが出すぎず、シャキシャキ感も残る。
  かにかまぼこは粗くほぐす。春雨は熱湯につけて戻し、食べやすい長さに切る。
  フライパンにサラダ油少々を入れ、白菜の軸を中火で炒める。透き通ってきたら塩・こしょう各少々をふって取り出す。サラダ油少々を加え、白菜の葉を炒め、しんなりしたら塩・こしょう各少々をふって取り出す。
  豚肉、干ししいたけ、細ねぎも同様に1種類ずつ炒め、塩・こしょう各少々をふって取り出す。にんじんは炒めて塩・こしょう各少々をふったら、水大さじ2〜3を加え、ふたをして蒸し煮にし、柔らかくなったら取り出す。
   の干ししいたけの戻し汁に水を加えてカップ6にし、【A】とともに鍋に入れて煮立て、香りが出たら【A】を取り除き、【B】を加えて味を調える。
  土鍋に白菜の軸と春雨を入れ、そのほかの具を放射状に並べ、 のスープをヒタヒタに注いで中火にかける。煮立ったら塩・こしょう各少々で味を調えて全体を軽く混ぜ、スープごと器によそい、ご飯を少しずつ加えながら食べる。
ポイント: スープはヒタヒタに注ぎ、煮る間に少なくなったら適宜加えていく。

《これで締めいらず!》
具とスープを多めによそった器に、ご飯を一口分ずつ加えるのがおすすめ。アツアツのスープにご飯を加えることで食べやすくなり、どんどん箸がすすむ。
※このレシピは、2013/02/11に放送したものです。



28-5 鶏手羽とれんこんのホクホク鍋

煮込んだれんこんの食感と甘みがおいしい、具だくさん鍋。しょうがをきかせたシンプルな味つけでいただきましょう。


  エネルギー : 330 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 45分

 講師: 藤野 嘉子


(約4人分)
・鶏手羽中 8本
・鶏もも肉 1枚(250g)
・れんこん 250g
・白菜 1/4コ(350g)
・しめじ 1パック(100g)
・しょうが (薄切り)  4枚
・顆粒(かりゅう)チキンスープのもと (中国風)  大さじ1
・細ねぎ (小口切り)  4本
・ポン酢しょうゆ 適宜
・ごま油 
・酒 
・塩 
・こしょう 
 
    

  白菜は縦半分に切り、1cm幅に切る。れんこんは皮をむいて四つ割りにし、ポリ袋に入れる。麺棒でたたき、1〜2cmの大きさにほぐす。しめじは石づきを除いて小房に分ける。鶏もも肉は余分な脂を除いて、8等分に切る。
ポイント: 下に布巾を敷き、れんこんをたたいて亀裂を入れ、手でほぐす。
  フライパンにごま油大さじ1/2を熱し、鶏肉を皮側から並べる。両面がこんがりと焼けたら取り出す。
ポイント: 焼きつけることで、うまみが逃げず、そのあとのアクも出にくくなる。
  土鍋に白菜、 の鶏肉、れんこん、しょうがを入れ、水カップ5、スープのもと、酒大さじ2を加える。ふたをして中火にかけ、沸いてきたらアクを除く。弱めの中火にして、ふたをし、さらに20分間煮る。
  しめじを加え、味をみて足りなければ塩・こしょう各適量で調える。仕上げにごま油大さじ1を回し入れ、細ねぎを中央にのせる。好みでポン酢しょうゆを足しながら食べる。

《締めは「ラーメン」》
土鍋にスープと具を残し、中華麺(生)を加えてサッと煮る。好みでポン酢しょうゆや豆板醤(トーバンジャン)を加えても。
※このレシピは、2013/02/12に放送したものです。



28-6 牛ひき肉のカレーフォンデュ鍋

牛ひき肉のコクと野菜の甘みが合わさった誰もが大好きな味です。やさしいとろみの正体は、なんとれんこん!お試しあれ。


  エネルギー : 470 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 白井 操


(約4人分)

 【カレーソース】 
  ・牛ひき肉 400g
  ・たまねぎ (小)  2コ(450g)
  ・れんこん 200g
  ・にんじん 80g
  ・にんにく (小)  1かけ
  ・トマトの水煮 (缶詰/カットタイプ)  1缶(400g)
  ・カレー粉 大さじ2
  ・固形スープのもと (洋風)  1コ
  ・プレーンヨーグルト カップ1/2

 【具】 
  ・にんじん 1/2本
  ・じゃがいも 2コ
  ・ブロッコリー 1/2コ
  ・カリフラワー 1/2コ
・サラダ油 
・酒 
・砂糖 
・塩 
・しょうゆ 
 
    

  【カレーソース】をつくる。たまねぎはみじん切りにし、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)に5分間かける。れんこん、にんじん、にんにくはすりおろす。
ポイント: れんこんをすりおろして入れることで、ソースに自然なとろみがつく。
  鍋にサラダ油大さじ1強を熱し、たまねぎを炒める。色づいたら牛ひき肉、にんにく、カレー粉を加えてしばらく炒める。土鍋に移し、にんじん、トマトの水煮、スープのもと、酒大さじ2、水カップ3を加えて弱めの中火で煮る。
  アクを取り、砂糖大さじ1、塩小さじ1+1/2強を入れ、ヨーグルトを少しずつ加えてしばらく煮る。れんこんのすりおろしを加えて、4〜5分間ほど弱火にかけ、とろみがついたらしょうゆ大さじ1を加える。
ポイント: 脂が多い牛ひき肉は、アクがたくさん出る。しっかり取ること。
  具のにんじんとじゃがいもは一口大に切り、ブロッコリーとカリフラワーは小房に分ける。それぞれ塩ゆでして水けを取り、器に盛る。フォークや串に具を刺し、【カレーソース】をつけて食べる。
ポイント: 土鍋によってはカレーのにおいがつくことがあるので、長時間ソースを入れて放置しないようにする。

《締めは「バゲット」》
残ったカレーソースにピザ用チーズを加えて混ぜる。チーズが溶けたら、一口大に切ったバゲットをカレーソースにつけて食べる。
※このレシピは、2013/02/13に放送したものです。



28-7  さばのしょうが鍋

しょうがたっぷりで体が温まり、口当たりもさっぱり!さばは塩をふって余分な水分を出し、皮側を香ばしく焼くと、独特のくせが抜け、野菜との相性もアップしますよ。


  エネルギー : 260 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 田口 成子


(4人分)
・さば (三枚おろし)  1匹分
・大根 約1/4本(300g)
・にんじん 約1/3本(60g)
・生しいたけ 4枚
・えのきだけ 2パック(200g)
・わけぎ 4本

 【煮干しだし】*つくりやすい分量/カップ6使う 
  ・煮干し (だし用)  20〜25g
  *だしをとったあとの煮干しは好みで入れても入れなくてもよい。食べる煮干しを使う場合は20g。 
  ・昆布 (8cm四方)  1枚
  ・水 カップ7

 【A】 
  ・酒 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・塩 小さじ1/2
・しょうが (すりおろす)  30g
・七味とうがらし 適宜
*好みで 
・塩 
・サラダ油 


 

煮干しだし 
 煮干しは頭と腹ワタを取り、2枚に裂く。 
 ボウルに と昆布を入れ、分量の水を加えて30分間以上(一晩でもよい)おく。一晩おく場合は、冷蔵庫に入れる。 
  を鍋に移して強火にかけ、煮立ったら火から下ろし、ざるでこす。 
    

  さばはウロコと小骨が残っていたら取り除き、2〜3cm幅に切る。塩小さじ1/2をふり、10分間ほどおき、紙タオルで表面の水けを拭く。
ポイント: さばの全体に塩をふり、少しおいて余分な水分を出し、臭みを取る。
  フライパンにサラダ油大さじ1を強火で熱し、さばの皮側を先にしっかりと焼く。こんがりと焼き色がついたら中火にして上下を返し、身のほうはサッと焼いて取り出す。
ポイント: 皮側を香ばしく焼き、さらに臭みを取る。ここで火を通しすぎないこと。
  大根、にんじんはそれぞれ、5cm長さ、1cm幅の短冊形に切る。しいたけは石づきを取り、2〜3等分にそぎ切りにする。えのきだけは根元を切り落とし、食べやすくほぐす。わけぎは3〜4cm長さに切る。
  土鍋に煮干しだし、大根、にんじんを入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にして5〜6分間煮る。【A】を加えて混ぜ、しいたけ、えのきだけ、 のさば、わけぎを加えて5〜6分間煮る。
  しょうがを全体に散らし、具に火が通ったら、七味とうがらしをふる。

《締めは「にゅうめん」》
そうめん2ワを袋の表示時間どおりにゆで、もみ洗いをしてぬめりを取る。ざるに上げて水けをきり、鍋に残った汁に加えて中火で温める。
※このレシピは、2013/02/14に放送したものです。
《煮干しだし》
E30kcal(全量)T10分
密封容器やジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫で約5日間、冷凍庫で約3週間保存可能。昆布と煮干しを水につけておく時間は除く。



28-8  ふろふき大根

炊きみそと相性抜群で、寒いこの時季に欠かせない、うれしい逸品です。蒸してから、さらに八方だしを加えて蒸す方法で、芯まで柔らかく、味も行き渡ります。


  エネルギー : 90 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 35分

 講師: 高橋 英一


(2人分)
・大根 200g
・昆布 (11cm×4cm)  1枚
・八方だし カップ1
*下ごしらえ参照 

 【炊きみそ】*つくりやすい分量 
  ・赤みそ 60g
  ・白みそ 140g
  ・砂糖 大さじ1+1/3
  ・酒 大さじ2+2/3
  ・みりん 大さじ1+1/3
・しょうが汁 小さじ1/2


 

八方だしをつくる 
 鍋に水2リットル、昆布10g、削り節(かつお)30g、酒カップ1/2、みりんカップ1/4を入れて強火にかける。沸騰してきたらアクを取り、中火で約10分間煮立たせてアルコール分をとばす。 
 こし器に不織布の紙タオルを敷いて をこし、よく絞る。 
    

  大根は3cm厚さの輪切りにする。皮を厚めにむいて面取りをし、火が通りやすいように断面から1/3の深さまで十文字の切り込みを入れる。
  深めのバットに昆布を敷いて大根をのせ、蒸気の上がった蒸し器に入れて20分間蒸す。
  【炊きみそ】をつくる。すり鉢に赤みそを入れてよく練り、白みそを3〜4回に分けて加える。均一に混ざったら砂糖を加えて混ぜ、酒は2〜3回に分けて加える。よく練れたらみりんを加え、全体を混ぜ合わせる。
   を鍋に移し、弱めの中火にかける。鍋底を混ぜながら、みそに気泡が上がってきたら弱火にし、4〜5分間練る。
   の大根を竹串で刺し、スッと通るくらい柔らかくなったら八方だしを加える。そのまま8分間蒸す。器に大根を盛り、蒸し汁適量を回しかける。
  ボウルに【炊きみそ】大さじ2を入れ、 の蒸し汁を少量ずつ加える。なめらかになるまで混ぜる。しょうが汁を混ぜたら、 にかける。



28-8a  揚げ大根と干し貝柱の煮物

大根と貝柱のうまみたっぷりの煮物。油のコクが加わり、満足感のある仕上がりです。多めに注いだ汁がとてもいい味で、程よく残った貝柱の歯ごたえがよいアクセント。


  エネルギー : 140 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分 (昆布と干し貝柱を戻す時間は除く。)

 


(2人分)
・大根 300g
・干し貝柱 7g
・昆布 (12cm×5cm)  1枚
・油揚げ 20g

 【A】 
  ・みりん 小さじ2
  ・塩 小さじ1/4
  ・うす口しょうゆ 小さじ1

 【水溶きくず粉】 
  ・水 小さじ2
  ・くず粉 5g
・ねぎ (薄切り)  適量
・揚げ油 
 
    

  昆布は両端に数か所の切り込みを入れる(大きければ半分に切る)。バットに昆布、干し貝柱、水カップ2+1/2を入れ、一晩おいて戻す。
  大根は2cm厚さの輪切りにする。皮を厚めにむき、四つ割りにする。水けをよく拭き取る。
  油揚げは1cm四方に切る。
  揚げ油を120℃の低温に熱し、大根を入れる。大根に揚げ色がつかないように弱めの中火で5分間揚げる。
   を鍋に移し、強火にかける。沸騰したら弱火にし、アクを取り除く。
  弱火のまま昆布を取り出し、 を入れる。コトコトと5分間煮て、【A】を順に入れる。
  全体をなじませたら を加える。
  【水溶きくず粉】を混ぜてから回し入れ、ひと煮立ちさせる。器に盛り、汁をたっぷり注ぐ。ねぎをあしらう。



28-9  干し野菜

太陽の光をたっぷり浴びた野菜は、味わいがギュッと凝縮され、存在感のある歯ごたえに。シンプルながら奥深い、干し野菜の世界を体感してください。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 前沢 リカ

・大根 適量
・白菜 適量
・ねぎ 適量
 
    


大根
  皮ごと5cm長さ、1cm角の拍子木形に切る。干すと皮との一体感が増し、皮の堅さが気にならなくなる。

白菜
  葉を1枚ずつはがし、切らずに干す。調理するときに適当な大きさに切る。

ねぎ
  青い部分と白い部分に分け、白い部分を1.5cm幅の輪切りにする。

野菜の干し方
  切った野菜を盆ざるなどに並べ、風通しがよく日当たりのいい場所で3〜4時間干す。途中様子を見ながら裏返し、水分が抜け、表面がサラサラになったら干し野菜の完成。できるだけ重ならないよう保存容器に並べ入れ、冷蔵庫で1週間ほど保存可能だが、しっとりしてしまうので早めに食べること。
《干し野菜の魅力》
野菜を干すと、保存期間が長くなるだけではなく、うまみがギュッと凝縮されて独特の歯ごたえが生まれます。乾いているので味が入りやすく、調理中に水分が出てこないので味が決まりやすいこと、そして「半干し」状態に仕上げるため、すぐに調理に使うことができるのが魅力です。
《干し方のコツ》
干し時間は気候や野菜の大きさによっても変わってくるので、様子を見ながら加減してください。くもりがちの日は干し時間を延ばし、2日間以上干す場合は、夜は室内に取り込んで翌日日差しが出てきたら再び干します。洗濯物を干すのと似たような感覚ですね。
《干し野菜いろいろ》
同じ野菜でも切り方を変えると、また違った味わいになるから不思議です。今回、白菜は干してから切りましたが、保存しやすいよう、切ってから干してもいいですよ。しめじ、エリンギなどのきのこ類や、りんごやいちごなどの果物を干すのもおすすめです。



28-9a  干しねぎと桜えびのフリット

干し野菜を使えば、油はねが少ないのがうれしい。カラリと揚がったフリットは、ついもう1コと手が出てしまうおいしさ。


  エネルギー : 200 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 前沢 リカ


(2人分)
・干しねぎ 1+1/2本分
・桜えび (乾)  10g

 【衣】 
  ・ビール カップ1/4
  *または炭酸水。 
  ・小麦粉 30g
・揚げ油 
・塩 
 
    

  ボウルに【衣】の材料を混ぜ合わせ、干しねぎと桜えびを加えて混ぜる。
  揚げ油を170〜180℃に熱し、 をスプーンで1/6量ずつ落とす。
  3〜4分間揚げ、表面がカラリとしたら取り出し、油をきる。好みで塩をふって食べる。



28-9b  干し白菜と肉だんごのスープ

白菜の凝縮されたうまみは、肉だんごにも負けません。味つけは、洋風でも和風でもお好みでどうぞ。


  エネルギー : 180 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 前沢 リカ


(2人分)
・干し白菜 2枚

 【肉だんご】 
  ・豚ひき肉 100g
  ・ねぎ (みじん切り)  5cm分
  ・水溶きかたくり粉 小さじ2
  *かたくり粉と水を1:1の割合で溶いたもの。 
  ・ごま油 小さじ1/2
  ・しょうが (すりおろす)  少々
  ・塩 少々
・春雨 (乾)  20g
・顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと) (中国風)  小さじ2
・割りこしょう 適量
*黒こしょう(粒)をすり鉢などに入れ、すりこ木でつぶしたもの。麺棒で軽くたたいたり、ペンチで割ってもよい。 
・塩 小さじ1/4
・しょうゆ 小さじ1/4
 
    

  ボウルに【肉だんご】の材料を入れ、粘りが出るまでしっかり練る。6等分して丸める。
  春雨は熱湯に浸して戻し、ざるに上げて水けをきる。料理ばさみなどで食べやすい長さに切る。干し白菜は食べやすい大きさに切る。
  鍋にチキンスープの素と水カップ2を入れて火にかけ、煮立ったら火を弱めて【肉だんご】を加える。【肉だんご】が表面に浮いてきたら、塩・しょうゆ各小さじ1/4で味を調える。
  春雨と干し白菜を加え、白菜に火が通るまで煮る。器に盛り、割りこしょうをふる。



28-9c  干し大根の甘酢漬け

干して甘みを増した大根でつくる、冬の保存食。柚子(ゆず)を輪切りの干し大根で巻いて漬けた「柚子巻き大根」としてもおいしいですよ!


  エネルギー : 290 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (甘酢を冷ます時間は除く。)

 講師: 前沢 リカ


(つくりやすい分量)
・干し大根 1/2本分
・柚子の皮 1/4コ分

 【甘酢】 
  ・だし カップ1
  *または水。 
  ・酢 カップ1/2
  ・みりん カップ1/2
  ・砂糖 40g
  ・塩 小さじ1/4
  ・赤とうがらし (種を除く)  1/2本


 

干し大根のつくり方 
 皮ごと5cm長さ、1cm角の拍子木形に切る。干すと皮との一体感が増し、皮の堅さが気にならなくなる。 
 切った大根を盆ざるなどに並べ、風通しがよく日当たりのいい場所で3〜4時間干す。途中様子を見ながら裏返し、水分が抜け、表面がサラサラになったら干し野菜の完成。できるだけ重ならないよう保存容器に並べ入れ、冷蔵庫で1週間ほど保存可能だが、しっとりしてしまうので早めに食べること。 
    

  甘酢の赤とうがらしは5等分にちぎる。鍋に【甘酢】の材料を入れて煮立て、冷ます。
  柚子の皮は内側のワタをできるだけ取り除き、せん切りにする。
   を保存容器に入れ、干し大根と柚子の皮を漬ける。1日後から食べられる。



28-9d  干しねぎと白身魚のグラタン

グラタンソースの中でも、シャッキリ歯ごたえの干し野菜は存在感を失いません。ねぎのやさしい甘みを堪能(たんのう)しましょう。


  エネルギー : 530 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 40分 (白身魚を冷蔵庫におく時間は除く。)

 講師: 前沢 リカ


(2〜3人分)
・干しねぎ 1本分
・白身魚 (切り身)  2切れ
*たらなど好みのもの。 
・マカロニ 40g
・にんにく (薄切り)  1/2かけ分

 【グラタンソース】 
  ・生クリーム カップ1+1/2
  ・パルメザンチーズ (すりおろす)  大さじ2
  ・塩 小さじ1/4
  ・こしょう 少々
・ピザ用チーズ 適量
・パン粉 適量
・塩 
・オリーブ油 大さじ1
・酒 大さじ2
 
    

  白身魚は食べやすい大きさに切り、両面に塩少々をふって冷蔵庫で30分間おく。出てきた水分を紙タオルで拭き取る。マカロニは袋の表示時間どおりに塩ゆでし、水けをきる。【グラタンソース】の材料を合わせる。
  フライパンにオリーブ油大さじ1とにんにくを中火で熱し、チリチリと音がたったら白身魚を入れて両面を焼き、干しねぎも加えて酒(または白ワイン)大さじ2をふり入れる。
  ふたをして2〜3分間強めの弱火にかけ、水分がほとんどなくなったら耐熱容器に移す。マカロニも加えて【グラタンソース】を回しかける。
  ピザ用チーズをのせ、さらにパン粉を散らす。オーブンを180℃に熱し、焼き色がつくまで15〜20分間焼く。



28-9e  干し大根と油揚げの炒め煮

味が入りやすいのが、干し野菜のいいところ。しっかり味がしみ込みながらも、大根の歯ごたえが心地よく残った煮物に仕上がります。


  エネルギー : 160 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 前沢 リカ


(2人分)
・干し大根 1/3本分
・油揚げ 1枚
・赤とうがらし (種を除く)  1/2本
・だし カップ2

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
  ・みりん 大さじ1
  ・塩 小さじ1/4
・ごま油 大さじ1
 
    

  油揚げは熱湯をかけて油抜きし、横半分、縦に1cm幅に切る。赤とうがらしは5等分にちぎる。
  鍋かフライパンにごま油大さじ1を熱し、干し大根と赤とうがらしを入れて中火で炒める。全体に油が回ったら、だしを加える。
  煮立ったら火を弱め、【A】と油揚げを加える。煮汁がフツフツするくらいの火加減で、10〜15分間煮含める。



28-10  まかないクリームシチュー

材料を下ゆですると時間短縮につながります。一口食べて思わず「うまい!」と声が出るクリームシチューですよ。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 滝本 将博


(4人分)
・鶏もも肉 1/2枚
・じゃがいも (大)  1コ(150g)
・にんじん 1本(100g)
・たまねぎ 1コ(150g)
・ベーコン (塊/1cm角に切る)  50g
・しめじ (小房に分ける)  1/3パック(50g)
・白ワイン カップ1/4
・はちみつ 小さじ1
・昆布 (3cm四方)  1枚
・生クリーム カップ1
・牛乳 カップ1/4
・パセリ (みじん切り)  適量
・塩 
・オリーブ油 
・バター 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  鶏肉は一口大に切る。じゃがいもとにんじんは一口大の乱切りにする。たまねぎは1cm幅のくし形に切る。
  鍋にじゃがいもとかぶるくらいの水、塩少々を入れ、強火にかける。竹串を刺してスッと通ったら取り出し、水けをきる。にんじんも同様にゆでる。
  鍋をきれいにし、鶏肉とたっぷりの水を入れる。強火にかけて沸騰したら取り出し、水けをきる。
ポイント: 一度ゆでることで不純物や余分な脂が落ちる。完全に火を通す必要はない。
  フライパンにオリーブ油少々とベーコンを弱火で熱し、じっくり炒める。ベーコンから脂が出てきたら、たまねぎと を加える。脂が全体に回ったら、 、しめじ、塩少々を加え、さらに炒める。
ポイント: シチューの色が悪くなるので、なるべく色づかないように弱火で炒めること。
  全体がなじんだら、白ワインを加えて煮立てる。さらに水カップ1/2を加えて煮立て、はちみつ、昆布を加えて5分間ほど煮込み、生クリームを加える。
  トロッとしてきたら牛乳を加え、バター10gを加えてなじませる。仕上げに塩・黒こしょう各少々で味を調えて、火を止める。器に盛り、パセリを散らす。



28-12  春キャベツと豚しゃぶのサラダ

春キャベツと豚肉は一緒にゆでるので手軽にできます。豚肉と相性のよいオレンジ果汁を穀物酢と混ぜ、爽やかさをプラスして。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 野崎 洋光


(2人分)
・春キャベツ 約4枚(200g)
・豚ロース肉 (薄切り)  150g
・ねぎ (白い部分)  10cm

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・穀物酢 大さじ2
  **小麦、とうもろこしなどの穀物を原料とする醸造酢。 米酢は香りが強いので使わない。 
  ・オレンジの搾り汁 大さじ1
  ・ごま油 大さじ1/2
 
    

  【A】の穀物酢は耐熱容器に入れて電子レンジ(600W)に20秒間ほどかけて煮立たせ、粗熱を取る。ほかの材料と混ぜ合わせ、ドレッシングをつくる。
  春キャベツは堅い軸を除いて4cm四方に、豚肉は7cm長さに切る。ねぎは長さを半分に切って縦に切り目を入れ、芯を抜く。重ねて縦に細切りにし、水に5分間さらして水けをきる(白髪ねぎ)。
  80℃ の湯に春キャベツと豚肉を入れて2分間ゆで、ざるに上げて湯をきる。器に盛り、白髪ねぎを散らす。 のドレッシングを回しかける。



28-12a  春キャベツとベーコンのサラダ

フランスのキャベツの酢漬け「シュークルート」を春キャベツの柔らかさを生かしてサラダ風にアレンジします。サッと炒めるのがポイント。


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 田代 和久


(2人分)
・春キャベツ (縦半分に切る)  3枚
・ベーコン (厚さ5mm×幅10cm)  (約50g)
・ラード 15g
*なければサラダ油でもよい。 
・たまねぎ (せん切り)  25g
・にんにく (みじん切り)  小さじ1

 【A】 
  ・白ワインビネガー 大さじ1
  ・白ワイン 大さじ2
・ジュニパーベリー (たたいて細かくする)  4コ
*ねずの実。ヒノキ科の植物で、洋酒のジンの香りづけに使用。なければ代わりにジンを小さじ1加える。 
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  ベーコンは10g分を2〜3mm幅の細切りにする。残りはフライパンでカリッと焼く。
  別のフライパンにラード、たまねぎ、にんにく、春キャベツ、細切りのベーコンを入れ、油をなじませるように中火で炒める。
  塩一つまみと黒こしょう少々を加えてさらに炒め、キャベツがしんなりとしてきたら、【A】を順に加えてふたをし、1分30秒間ほどおく。
  ジュニパーベリーを加え、全体をサッと合わせる。仕上げに、塩・黒こしょう各適量で味を調える。皿に盛り、 の大きいベーコンをのせる。



28-12b  春キャベツとかつおのにんにく風味

かつおのうまみと香ばしいにんにくじょうゆだれが相性ぴったり。キャベツがたっぷり食べられます。


  エネルギー : 230 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (かつおをつける時間、キャベツを冷水に放しておく時間は除く。)

 講師: 野崎 洋光


(2人分)
・春キャベツ 約3枚(150g)
・かつお (刺身用)  1さく(200g)
・にんにく (芯を取って薄切り)  2かけ分

 【つけ汁】 
  ・しょうゆ 160ml
  ・みりん 大さじ3
・わけぎ (小口切り)  適量
・サラダ油 
 
    

  かつおは厚みを半分に切る。鍋に湯を沸かし、かつおをサッとくぐらせる。表面の色が変わったら、すぐに氷水にとって水けを拭く。
  【つけ汁】をバットに混ぜ合わせ、かつおを浸して15分間ほどおく。汁けをきり、7〜8mm厚さのそぎ切りにする。つけ汁はとっておく。
  春キャベツは堅い軸を除いて葉をクルクルと丸め、端からせん切りにする。冷水に放して10分間ほどおき、パリッとさせて水けをきる。器の中央をあけるように敷き、かつおを少しずつ重ねて中央に並べる。
  フライパンにサラダ油小さじ1を弱火で熱し、にんにくを炒める。きつね色になってカリッとしたら、 でとっておいたつけ汁を加える。ひと煮立ちしたら、適量をかつおに回しかけ、わけぎをのせる。 



28-12c  春キャベツとサーモンのサラダ

春キャベツをサッとゆで、スモークサーモンとあわせます。


  エネルギー : -
  塩分 : -
  調理時間 :

 講師: 田代 和久

・春キャベツ (縦半分に切る)  3枚
・スモークサーモン 2〜3枚

 【A】 
  ・紫キャベツ 2枚
  ・たまねぎ (みじん切り)  小さじ1
  ・塩 適量
  ・こしょう 適量
  ・オリーブ油 小さじ1/2
  ・シェリービネガー 小さじ1/2
  *シェリー酒を発酵させてつくった褐色の食用酢。 濃厚な味わいと香りがある。なければ、白ワインビネガーでもよい。 
・塩 少々
・黒こしょう (粗びき)  少々
・オリーブ油 小さじ1
・ごま油 ごく少々
 
    

  春キャベツは、塩少々を入れた熱湯でサッとゆでて水けをきる。塩・黒こしょう少々、オリーブ油小さじ1、ごま油ごく少々と合わせて、器に盛る。
  フライパンにオリーブ油小さじ1と【A】の紫キャベツを入れて弱火にかけ、水分をとばす程度にサッと焼く。せん切りにしてボウルに入れ、残りの【A】と合わせる。
  スモークサーモンをオーブントースターでごく軽く焼いて にのせ、その上に を盛る。



28-12d  春キャベツとささ身のしそ風味サラダ

田代さんの懐かしの味を洋風にアレンジ。春キャベツときゅうり、青じそを塩でもんだシンプルなサラダにささ身を加えてボリュームアップ。ドレッシングのマーマレードジャムがアクセント。


  エネルギー : 260 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 田代 和久


(2人分)
・春キャベツ 1/4コ
・鶏ささ身 (筋を取る)  3本
・きゅうり (輪切り)  2/3本(60g)
・青じそ (せん切り)  6枚

 【A】 
  ・オリーブ油 大さじ2
  ・マーマレードジャム (市販)  小さじ1+1/2
  ・こしょう 少々
  ・青じそ (せん切り)  1枚
・塩 
・オリーブ油 
 
    

  ボウルに春キャベツ、きゅうり、青じそを合わせて塩小さじ1/2〜1をふり、15〜20回、しっとりとするまでもみ込む。
  小鍋に、水小さじ4、オリーブ油小さじ2、塩一つまみ、ささ身を入れて弱めの中火にかける。沸騰してから5分間ゆで、火を止めてから3分間おいて中まで火を通す。
   から出てきた水分を別の小さなボウルに移し、【A】を加えてよく混ぜ、ドレッシングをつくる。
   のささ身を手で裂きながら加え、味をなじませる。 の野菜にオリーブ油少々を加えて合わせ、皿に盛ってささ身をのせる。



28-12e  塩もみキャベツとあじの干物のレモンあえ

キャベツは塩をふってすぐにもむと割れやすいので、少しおくのがきれいに仕上げるポイント。レモンの酸味で干物の塩けもまろやかになります。


  エネルギー : 150 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (あじの干物の粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 野崎 洋光


(2人分)
・春キャベツ 約4枚(200g)
・あじの干物 2枚
・黒ごま 大さじ1
・レモン 1/2コ
・塩 小さじ1(5g)
 
    

  春キャベツは堅い軸を除いて3cm四方に切り、ボウルに入れる。塩小さじ1(5g)をふって5分間おき、全体にまんべんなくもみ込む。
  焼き網(または魚焼きグリル)を中火で熱し、あじの干物の両面をこんがりと焼く。
   の粗熱が取れたら、頭と尾を切り落として皮と骨を除き、身を粗くほぐす。
   と黒ごまを加えて混ぜ、レモンを搾ってあえ、器に盛る。



28-13  新じゃがとオイルサーディンのサラダ

ホクホクの新じゃがいもがたまらないおいしさ。フレンチドレッシングにたまねぎ・パセリ・ケイパーなどを加えた「ラビゴットソース」で召し上がれ。


  エネルギー : 250 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 25分

 講師: 田代 和久


(2人分)
・新じゃがいも 1+1/2コ(250〜300g)
・オイルサーディン (市販)  3匹
*あれば、せぐろいわしを手開きし、塩をふって30分間ほどおくとよい。 

 【A】 
  ・紫たまねぎ (みじん切り)  30g
  *なければ、たまねぎでもよい。 
  ・パセリ (みじん切り)  小さじ1

 【ラビゴットソース】 
  ・きゅうりのピクルス (みじん切り)  大さじ1
  ・たまねぎ (みじん切り)  大さじ1
  ・ケイパー (みじん切り)  大さじ1/2
  ・パセリ (みじん切り)  大さじ1+1/2
  ・オリーブ油 大さじ2
  ・マスタード 小さじ1/3
  ・塩 適量
  ・黒こしょう (粗びき)  適量
  ・シェリービネガー 小さじ1
  *シェリー酒を発酵させてつくった褐色の食用酢。濃厚な味わいと香りがある。なければ、白ワインビネガーでもよい。 
・パセリ (みじん切り)  大さじ1
・粗塩 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  新じゃがいもは洗い、蒸気の上がった蒸し器で20分間蒸して皮をむく。手でくずしながら皿に盛り、粗塩と黒こしょうをやや強めにふる。
  新じゃがいもを蒸している間に、【ラビゴットソース】の材料を順にボウルに入れて、よく合わせる。
  オイルサーディンを手で開いて2つに分け、 にのせて【A】を合わせてかける。 を全体に少しずつかけ、パセリを散らす。 



28-13a  新じゃがのあさりドレッシング

新じゃがいもは薄くスライスしてフライパンで焼き、余分な水けをとばします。



  エネルギー : 160 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 田代 和久


(2人分)
・新じゃがいも 1コ(150〜200g)

 【A】 
  ・パセリ (みじん切り)  小さじ1
  ・にんにく (みじん切り)  小さじ1/2

 【あさりドレッシング】 
  ・あさり 10コ
  *砂抜きしたもの。 
  ・たまねぎ (みじん切り)  大さじ1
  ・にんにく (みじん切り)  小さじ1/3
  ・バター (食塩不使用)  5g
  ・オリーブ油 大さじ1/2
  ・カレー粉 少々
・いちご (ヘタを取って薄切り)  2コ
・セロリ (薄切り)  15g
・パセリ (みじん切り)  適量
・オリーブ油 
・塩 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  新じゃがいもは皮をむいて2mm厚さの薄切りにし、サッと水で洗って水けを拭く。フライパンにオリーブ油小さじ2と新じゃがいもを入れ、中火で3〜5分間、時々裏返しながら、新じゃがいもに焼き目がつくまで焼く。
  塩・黒こしょう各適量をふり、【A】と合わせてサッと炒め、器に盛る。
  鍋に【あさりドレッシング】の材料を順に合わせ、ふたをしてあさりの殻が開くまで約3分間、中火にかける。火を止めていちごとセロリを合わせ、オリーブ油少々と黒こしょうで味を調える。 にかけてパセリを散らす。



28-13b  クリームチーズの和風ポテトサラダ




  エネルギー : 170 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (新じゃがいもの粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 野崎 洋光


(2人分)
・新じゃがいも 150g
・クリームチーズ (1cm角に切る)  50g
・パセリ 4〜5枝(20g)
・きゅうり 2本
・ミニトマト 2コ

 【A】 
  ・穀物酢 大さじ2
  *小麦、とうもろこしなどの穀物を原料とする醸造酢。米酢は香りが強いので使わない。 
  ・うす口しょうゆ 小さじ1
  ・溶きがらし 小さじ1/2
  *または練りがらし。 
 
    

  新じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま二〜四つ割りにする。鍋に入れ、たっぷりの水を注いで中火にかける。煮立ったら火を弱め、フツフツと泡立つ火加減を保ちながら、柔らかくゆでる。ざるに上げ、粗熱を取って皮をむき、ボウルに入れる。
  80℃の湯にパセリをザッとちぎって入れ、1分間ゆでる。冷水にとり、水けをきって粗みじん切りにする。
  きゅうりはすりおろし、紙タオルで包んで水けをしっかり絞る。ミニトマトはヘタを取って縦四つ割りにする。【A】の穀物酢は電子レンジ(600W)に20秒間かけて煮立たせ、粗熱を取る。残りの【A】と混ぜる。
  クリームチーズを に加え、新じゃがいもをつぶしながら混ぜる。パセリ、きゅうり、【A】を加えて混ぜる。グラスに等分に盛り、トマトを半量ずつのせる。



28-13c  揚げじゃがとクレソンのサラダ

柔らかい新じゃがいもならではの「丸揚げ」。揚げることで余分な水分も除けます。半熟卵がドレッシング代わりになり、クレソンのほか、せりなどを添えるのもおすすめ。


  エネルギー : 200 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 田代 和久


(2人分)
・新じゃがいも (小)  15コ
・クレソン 4本
・卵 1コ

 【A】 
  ・オリーブ油 小さじ1/2
  ・ごま油 小さじ1/2
  ・シェリービネガー 少々
  *なければ白ワインビネガーでもよい。 
  ・塩 少々
  ・黒こしょう (粗びき)  少々
・揚げ油 
・塩 
 
    

  新じゃがいもはよく洗って水けをしっかり拭く。160〜170℃ に熱した揚げ油で約10分間、竹串がスッと刺さるまで揚げて取り出し、塩をやや強めにふる。
  卵は沸騰した湯に入れ、6分間ゆでて半熟にし、冷水にとって殻をむき、半分に切る。器に とともに盛り合わせる。
  クレソンは柔らかい茎と葉を摘み、【A】と合わせてよくなじませてから にのせる。

【シェリービネガー】
シェリー酒を発酵させてつくった褐色の食用酢。濃厚な香りと味わいがある。



28-13d  新じゃがのたらこドレッシング

香ばしく焼いた新じゃがいもを、マヨネーズのようなコクと口当りが楽しめるたらこドレッシングでいただきます。卵黄は湯煎でトロリとさせるのがコツです。


  エネルギー : 230 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (卵黄を冷ます時間は除く。)

 講師: 野崎 洋光


(2人分)
・新じゃがいも (小)  5コ(200g)
・卵黄 2コ分
・たらこ 1腹(80g)
・サラダ油 
・塩 
・こしょう 
 
    

  新じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま縦四つ割りにする。水から少し堅めにゆでてざるに上げ、ボウルに入れる。サラダ油小さじ2をからめ、塩・こしょう各少々をふる。
  焼き網(または魚焼きグリル)を中火で熱し、新じゃがいもを並べる。途中、面を返しながら、軽く焼き色がついて柔らかくなるまで焼き、器に盛る。
  卵黄をボウルに入れ、底を沸騰した湯に当てながら(湯煎)、泡立て器でかき混ぜる。とろみがついてマヨネーズのような堅さになったら、湯からはずし、冷ます。
  たらこは薄皮を取ってほぐし、 に加えてゴムべらなどでよく混ぜ合わせ、 にかける。



28-13e  新じゃがと豆乳のディップ

今回、野菜は80℃の湯でゆでるレシピで紹介しますが、新じゃがいもだけは別です。でんぷん質のいも類は、温度が低いと中まで火が通らないので、沸騰した湯で、しっかりとゆでます。


  エネルギー : 270 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分 (新じゃがいもとグリーンアスパラガス、にんじん、大根の粗熱を取る時間は除く。)

 講師: 野崎 洋光


(つくりやすい分量)
・新じゃがいも 200g
・豆乳 (無調整)  160ml
・しょうが (すりおろす)  15g
・グリーンアスパラガス 6本
・にんじん 8cm
・大根 8cm
・塩 
・こしょう 
 
    

  新じゃがいもはよく洗い、皮付きのまま二〜四つ割りにする。鍋に入れ、水をたっぷり注いで中火にかける。煮立ったら火を弱め、フツフツと泡立つ火加減を保ちながら、柔らかくゆでてざるに上げ、粗熱を取る。
  新じゃがいもの皮をむいてフードプロセッサーに入れ、粗くつぶす。豆乳を加えてペースト状に混ぜ、しょうがを加えて塩・こしょう各少々で味を調える。グラスに適量ずつ分け入れる。
  グリーンアスパラガスは堅い根元の皮をむき、長さを2〜3等分にする。80℃の湯でアスパラガスを1分間ゆでる。にんじん、大根は2cm幅、2〜3mm厚さに縦に切り、80℃の湯にサッとくぐらせる。これらの野菜の粗熱を取り、 に盛る。