11-1 イタリアンおこ芸

残りご飯を使った、いつでもつくれる技です。揚げたおこげにかけるあんは、トマトと鶏肉のイタリアン。


 エネルギー : 580 kcal
 塩分 : -
 調理時間 : 45分

 講師: 平野 レミ


(2人分)

 【トマトあん】 
  ・トマト (完熟。大)  2コ(400g)
  ・鶏もも肉 1/2枚
  ・オレガノ (乾)  小さじ1

 【A】 
  ・たまねぎ 1/2コ(100g)
  ・にんにく (みじん切り)  大さじ1
  ・赤とうがらし 1本
  ・オリーブ油 大さじ2
  ・水溶きかたくり粉 大さじ1
  *かたくり粉を同量の水で溶いたもの 

 【おこげ】 
  ・ご飯 200g
  ・小麦粉 適量
・オレガノ (生)  少々
*あれば 
・塩 
・こしょう 
・揚げ油 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  【トマトあん】をつくる。トマトはヘタと皮を除き、8等分のくし形に切る。鶏肉は一口大に切る。たまねぎは薄切りにする。
  鍋に鶏肉と水カップ2を入れて中火にかけ、沸騰したらアクを取り、オレガノを加える。ふたをして火を少し弱め、煮汁が3/4量(カップ1+1/2)になるまで約20分間煮る。
  フライパンに【A】を入れて弱火にかけ、たまねぎがしんなりするまでじっくり炒める。トマトを加えてサッと炒め、 を汁ごと加え、塩約小さじ1+1/3、こしょう少々を加えて味を調える。中火にし、煮立ったら、水溶きかたくり粉を加えながら混ぜ、とろみがついたら火を止める。

ポイント: トマトを炒めたところに鶏肉を煮汁ごと加え、鶏肉のだしがきいたあんをつくる。
  【おこげ】をつくる。ご飯を10等分にし、ポリ袋をかぶせた手でギュッと握って、平らに押しつぶす。小麦粉を薄くまぶし、170℃に熱した揚げ油でカリッとするまで揚げる。

ポイント: ポリ袋をかぶせた手でご飯をギュッと握ると、手が汚れず、作業がスムーズ。小麦粉を薄く広げた皿の上で押しつぶし、そのまま粉をまぶすとよい。
   をすぐ器に盛り、アツアツの をかける。好みで黒こしょう少々をふり、オレガノを飾る。

このレシピは、2011/10/25に再放送しました。



11-1a  ミニトマトの甘酢漬け

見た目も、甘酸っぱい味も食欲をそそる、夏の前菜にぴったりのピクルスです。油はねに注意して。


  エネルギー : 370 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (トマトを甘酢に漬けておく時間は除く)

 講師: 陳 建一


(つくりやすい分量)
・ミニトマト (赤)  10コ
・ミニトマト (黄)  10コ

 【A】 
  ・砂糖 75g
  ・酢 大さじ5
  ・水 大さじ2+1/2
  ・しょうゆ 少々
  ・塩 少々

 【B】 
  ・サラダ油 大さじ1
  ・ホワジャオ 4〜5粒
  *中国さんしょうの実を乾燥させたもの。なければ省略可。 
  ・赤とうがらし (輪切り)  少々
・揚げ油 
 
    

  ボウルに【A】を順に入れて混ぜ合わせ、砂糖を溶かす。
  中華鍋(またはフライパン)に【B】を入れて弱火にかけ、ゆっくり混ぜながら香りをたたせる。赤とうがらしとホワジャオが黒っぽくなってきたら取り出し、火を止める。
  油はねに十分注意して、 の油を のボウルに加える。
  あいた中華鍋に揚げ油を入れて160〜170℃に熱し、ミニトマトを入れ、皮がはじけたらすぐ引き上げる。はねる油をよけながら に加え、冷蔵庫で5〜6時間漬ける。
ポイント: ミニトマトは油に入れたとたんに皮がはじけ、水分がはねるので注意。



11-1b  フレッシュトマトのえびチリ

生のトマトでつくるチリソースは、爽やかなおいしさ!溶き卵が辛みをまろやかに包み込みます。


  エネルギー : 310 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 陳 建一


(2人分)
・むきえび 180g
・トマト 60g
・にんにくの芽 2本
・生しいたけ 2枚
・ねぎ 5cm
・卵 1コ

 【A】 
  ・しょうが (みじん切り)  小さじ2
  ・にんにく (みじん切り)  小さじ1
  ・トーバンジャン 小さじ2

 【B】 
  ・スープ カップ1
  *顆粒チキンスープの素(中国風)を表示どおりに溶いたもの 
  ・砂糖 小さじ1/2
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・昆布茶 (粉)  少々
・水溶きかたくり粉 大さじ2
*かたくり粉を同量の水で溶いたもの 
・塩 
・こしょう 
・かたくり粉 
・サラダ油 
・酢 
 
    

  トマトは角切り、にんにくの芽は小口切りにする。しいたけは石づきを除いてみじん切りにする。ねぎはみじん切りにする。
  えびは背ワタがあれば除き、洗って水けを拭き、塩・こしょう各少々をふる。卵を器に割り、卵白小さじ1を取り分けてえびに加え、よくもみ込む。さらに、かたくり粉・サラダ油各小さじ1を順に加えてまぶす。
  中華鍋(またはフライパン)を熱してサラダ油大さじ1を強火でなじませ、 のえびを入れ、両面をサッと焼いて取り出す。

ポイント: えびは火が通りすぎないよう、表面を焼いたら取り出しておく。
  あいたフライパンにサラダ油大さじ1を足し、【A】を順に炒める。香りがたったら のトマトを加え、水分をとばすように炒める。しいたけ、にんにくの芽を加えて炒め合わせ、 と【B】を加えて混ぜる。

ポイント: 香味野菜と豆板醤の香りがたったらトマトを加え、炒めて甘みを引き出す。
   のねぎを加えてサッと混ぜ、水溶きかたくり粉を少しずつ加えてとろみをつける。 の残りの卵を溶いて回し入れ、サラダ油小さじ1を鍋肌から加えて混ぜ合わせ、酢少々を加えて火を止める。

ポイント: 仕上げに溶き卵を回し入れると、ピリ辛味がまろやかに。

このレシピは2011/10/25に再放送しました。



11-1c  トマト卵炒め

トマトを最初に炒めて水分をとばしておくと、うまみと甘みが凝縮。卵にはかたくり粉を混ぜ、ふんわりと。


  エネルギー : 230 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 陳 建一


(2人分)
・トマト 1コ(160g)
・卵 4コ
・細ねぎ 3本

 【A】 
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・昆布茶 (粉)  少々
  ・水溶きかたくり粉 大さじ1
  *かたくり粉を同量の水で溶いたもの。 

 【B】 
  ・スープ カップ1/4
  *顆粒チキンスープの素(中国風)を表示どおりに溶いたもの。 
  ・酒 小さじ1
  ・砂糖 少々
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
・サラダ油 
 
    

  トマトはヘタを除いて16等分のくし形に切る。細ねぎは小口切りにする。卵をボウルに割り入れ、【A】を順に加えながらほぐす。
  中華鍋(またはフライパン)を強火で熱してサラダ油大さじ1をなじませ、 のトマトをしっかりと炒める。【B】を加え、1〜2分間火を通す。
ポイント: トマトを炒めて水分をとばしたところに、スープと調味料を加える。
  いったん火を止め、 の卵液をよく混ぜてから回し入れる。中火にかけ、底から大きく混ぜて炒める。ふんわりとしたら、 の細ねぎを混ぜ合わせて火を止める。
ポイント: かたくり粉を混ぜた卵液を加え、底から大きくやさしく混ぜながら炒める。



11-2 なすと豚肉のしぎ焼き

なすは砂糖と油との相性が抜群。こっくりみそ味でご飯がモリモリすすむ、おかずの代表選手です!


 エネルギー : 440 kcal
 塩分 : 4.70 g
 調理時間 : 20分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・なす 2コ
・豚バラ肉 (薄切り)  100g
・ピーマン 2コ
・白ごま 大さじ1
・ごま油 
・砂糖 
・みそ 
・しょうゆ 
 
    

  なすはヘタを落とし、皮をしま目にむく。大きめの乱切りにして水に2〜3分間さらし、水けを紙タオルなどで拭き取る。

ポイント: 水けが残っていると油を吸いにくくなるので、紙タオルなどでしっかり拭く。
  豚肉は3cm幅に切る。ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を取り除き、一口大の乱切りにする。
  白ごまは軽くフライパンでいり、紙タオルの上で軽く刻む。

ポイント: からいりしてから刻む、このひと手間でぐっとごまの香りがたつ。
  フライパンにごま油大さじ2を中火で熱して豚肉を炒める。色が変わったら、なすを加えて炒める。なすに油が回ったら、ピーマンを加えて炒め合わせる。
  全体に油が回ったら砂糖大さじ2を加え、全体にまぶしつけるように炒め合わせる。

ポイント: 先に砂糖だけを全体にまぶし、なすの水分を引き出す。みその辛さによって砂糖の量は調整する。
  みそ大さじ3を加え、弱めの中火でじっくりと炒め、味をからめる。しょうゆ大さじ1と のごまを加えて炒め合わせる。

このレシピは、2011/10/26に再放送しました。



11-2a  なすの焼きびたし

なすを薄く切って油でしんなりと焼いたら、だしじょうゆにつけ込むだけ。うどんやそうめんのお供にもいいです。


  エネルギー : 170 kcal
  塩分 : 1.90 g
  調理時間 : 15分 (つけ汁を冷ます時間、つける時間は除く)

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・なす 2コ
・みょうが 2コ
・一味とうがらし 適量

 【A】 
  ・だし カップ1
  ・みりん 大さじ2
  ・うす口しょうゆ 大さじ1
  ・塩 少々
・サラダ油 
・酒 
 
    

  なすはヘタを落とし、縦に2〜3mm厚さに切ってサッと水で洗い、水けを紙タオルなどで拭く。
  みょうがはせん切りにする。
  鍋に【A】を合わせて火にかけ、軽く沸いたら別の容器に入れて冷ます。
  フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火にかけ、なすの半量を重ならないように並べて片面を香ばしく焼く。
  なすを裏返して一味とうがらし少々をふり、酒大さじ1を加えてふたをし、30秒間ほど蒸し焼きにする。
ポイント: なすはしんなりするまで蒸し焼きにする。
   のつけ汁に15分間以上つけ込む。残りのなすも同様に焼き、つけ汁につけ込む。
ポイント: 熱いうちにつけ汁に入れると、味がよくしみ込む。
  器に のなすとみょうがを盛り、つけ汁をかける。好みで一味とうがらし少々をふる。



11-2b  なすのあっさり漬けイタリア風

漬物と発酵食品は相性抜群です。オリーブ油とバジルを加えるだけで、イタリアンに早変わり。


  エネルギー : 530 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 2.10 g
  調理時間 : 5分

 講師: 斉藤 辰夫


(つくりやすい分量)
・モッツァレラチーズ 1コ(100g)
・バジルの葉 7〜8枚
なすのあっさり漬け 全量
・オリーブ油 
・塩 
・こしょう 
 
    

  モッツァレラチーズは2cm角に切る。バジルの葉は手でちぎる。なすのあっさり漬けにチーズとバジルを混ぜ、オリーブ油大さじ1、塩・こしょう各少々を加えて混ぜる。



11-2c  焼きなすのマリネ

焼きなすをオリーブ油とビネガーでマリネするのがイタリア風。白ワインが欲しくなるような、おしゃれな一品です。


  エネルギー : 120 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 片岡 護


(2人分)
・なす 4コ
・フルーツトマト (角切り)  30g
・たまねぎ (みじん切り)  大さじ1

 【A】 
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ1+1/2
  ・パセリ (みじん切り)  小さじ1
  ・バジルの葉 (生/せん切り)  2〜3枚分
  ・バルサミコ酢 小さじ1
  ・レモン汁 小さじ1
  ・白ワインビネガー 小さじ1/2
  ・塩 少々
  ・こしょう 少々
  ・にんにく (すりおろす)  少々
・バジルの葉 (生)  適量
*飾り用 
 
    

  なすはヘタの部分に包丁でグルリと1周浅い切り込みを入れ、ガクを取り除く。焼き網でなす全体が黒くなるまで焼き、熱いうちに皮をむく。
ポイント: ヘタに浅い切り込みを入れるとガクが簡単に取れる。
   のなすの粗熱が取れたら、縦に手で裂きながらボウルに入れる。フルーツトマトとたまねぎを加え、さらに【A】を加えて全体によくあえる。
ポイント: 包丁で切らずに手で裂くことで、調味料がよくしみ込む。
  皿に盛り、バジルの葉を飾る。



11-2d  なすとベーコンのペンネ

たっぷりのなすと、ベーコンをトマトでまとめたソースを、ペンネがしっかりと受け止めるボリュームのある一皿。


  エネルギー : 640 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (なすに塩をしておく時間は除く)

 講師: 片岡 護


(2人分)
・ペンネ 120g
・なす 2コ
・ベーコン (塊)  80g
・フルーツトマト 3コ(200g)
・にんにく (みじん切り)  1
・赤とうがらし 1本
・バジルの葉 (生/せん切り)  2〜3枚分
・オレガノ (乾)  1つまみ
・パルメザンチーズ (すりおろす)  適量
・パセリ (みじん切り)  適量
・塩 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    

  なすはヘタを落とし、1.5cm厚さの輪切りにして両面に塩少々をふる。20分間ほどおき、水けを紙タオルなどで拭く。
  ベーコンは1cm角の棒状に切る。フルーツトマトはヘタを取り、くし形に切る。
  鍋にたっぷりの湯を沸かし1%の塩(水1リットルにつき10g)を入れ、ペンネを袋の表示時間どおりにゆでる。
  フライパンにオリーブ油大さじ2、にんにく、赤とうがらしを入れて中火にかける。にんにくが色づいてきたら、ベーコンを加えてサッと炒め、なすを加えて炒める。弱火にし、時々水少々を加えながら、なすに火が通るまで炒める。
  トマトを加え、ペンネのゆで汁少々を加える。バジルとオレガノを加えて、なすを箸でくずしながら、トマトがくずれるまで煮る。
  ペンネがゆで上がったら湯をきって加え、パルメザンチーズ少々とオリーブ油大さじ1+1/3を加えて全体にからめる。器に盛り、パルメザンチーズ少々とパセリをふる。

このレシピは2011/10/26に再放送しました。



11-2e  なす&ベーコン丼

なすとベーコンを炒め、みそと砂糖で甘辛味に。ご飯に合わないはずがない!


  エネルギー : 710 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (なすに塩をしておく時間は除く)

 講師: 片岡 護


(2人分)
・なす 2コ
・ベーコン (塊)  80g
・フルーツトマト 3コ(200g)
・にんにく (みじん切り)  大さじ1
・赤とうがらし 1本
・バジルの葉 (生/せん切り)  2〜3枚分
・オレガノ (乾)  一つまみ
・砂糖 20g
・赤みそ 10g
・みょうが (せん切り)  2コ分
・しょうゆ 少々
・ホットペッパーソース 少々
・ご飯 丼2杯分
・塩 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    

  なすとベーコンのペンネのつくり方 と同様につくる(ペンネのゆで汁の代わりに湯でよい)。砂糖、赤みそを加えて、みょうがのせん切り1コ分を加える。仕上げにしょうゆ少々で味を調え、ホットペッパーソース少々を加える。ご飯の上に盛り、みょうがのせん切り1コ分をのせる。



11-2f  なすとチーズのオーブン焼き

トマトソースとチーズを重ねて焼いたアツアツのグラタン。なすはじっくりと揚げて、甘みとうまみを凝縮させます。


  エネルギー : 410 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 35分 (なすに塩をしておく時間は除く)

 講師: 片岡 護


(2人分)
・米なす 1コ
・トマト 1+1/2コ
・ピザ用チーズ 80g
・バジルの葉 (生)  3〜4枚
・パルメザンチーズ (すりおろす)  適量
・パセリ (みじん切り)  適量
・塩 
・揚げ油 
・こしょう 
・エクストラバージンオリーブ油 
・バター 
 
    

  なすはヘタを除いて縦に7〜8mm厚さに切り、全体に塩少々をふって20分間ほどおく。紙タオルなどでしっかりと水けを拭く。トマトはヘタを除いて縦に2〜3mm厚さに切る。
ポイント: なすは塩をしてしばらくおくと水分が出てくるので、しっかりと拭き取る。
  180℃の揚げ油に のなすを入れ、きつね色になるまで揚げる。
   の粗熱が取れたら、金網や紙タオルなどの上に並べ、 のトマトを等分にのせる。軽く塩、こしょうをふる。
  バジルの葉をちぎりながら等分にのせ、さらにピザ用チーズを等分にのせる。パルメザンチーズを大さじ1ずつふる。
ポイント: なすの上にスライストマト、バジル、チーズを重ねていく。
  耐熱皿に薄くオリーブ油を塗り、 を重ねて入れる。パルメザンチーズ適量と溶かしたバター少々を表面にふり、200℃のオーブンに入れて10〜15分間焼く。表面にパセリを散らす。
ポイント: 耐熱皿に重ねると、ミルフィーユ状になる。



11-2g  なすのあっさり漬け

塩をして水けを絞り、しんなりさせたところに漬け汁を加えると、味がしっかりしみ込みます。


  エネルギー : 160 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 1.70 g
  調理時間 : 10分 (塩をしておく時間、漬ける時間は除く。)

 講師: 斉藤 辰夫


(つくりやすい分量)
・なす 2コ
・きゅうり 1本
・みょうが 2コ
・しょうが 10g

 【A】 
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・みりん 大さじ1+1/3
  ・酢 小さじ2
  ・昆布茶 (粉)  小さじ1/2
・白ごま 小さじ2
・塩 
 
    

  なすはヘタを落とし、皮をしま目にむいて薄い輪切りにする。水にさらし、水けをきり、塩小さじ1をまぶして10分間おく。
  きゅうりは表面を塩少々でもみ、薄い小口切りにして塩小さじ1を全体にまぶして10分間おく。
  みょうが、しょうがはそれぞれせん切りにする。
   をそれぞれ水で2〜3回洗い、しっかりと水けを絞る。
  ボウルに【A】を合わせ、 を入れて混ぜ合わせ、15分間以上漬ける。器に盛り、白ごまをふる。



11-3 トマトのケッカ風パスタ

冷たいケッカソースを、パスタにかけて混ぜながら食べる「冷やあつ」のパスタ。ソースは肉や魚、パンにのせてもOK。


 エネルギー : 660 kcal
 塩分 : 1.10 g
 調理時間 : 20分

 講師: 片岡 護


(2人分)
・フェデリーニ 160g
*直径約1.4mmのロングパスタ。スパゲッティより細く、ソースのからみがよい 
・トマト (完熟)  2コ(320g)
・ツナ (缶詰。油漬け)  50g
・松の実 15g
・ケイパー 大さじ1+1/2

 【A】 
  ・バジルの葉 (生/せん切り)  5枚分
  ・エクストラバージンオリーブ油 大さじ3
  ・はちみつ 大さじ1
  ・レモン汁 大さじ1
  ・バルサミコ酢 大さじ1
  ・にんにく 1/2かけ分
  ・塩 適量
  ・こしょう 適量
・塩 

ソースを冷やす時間は除く 
 
    

  トマトはヘタを除いて小さめの乱切りにし、ボウルに入れる。
ポイント: トマトの味がソースの決め手なので、完熟のものを使うこと。
  松の実はフライパンでからいりし、包丁で粗く刻む。ケイパーも粗く刻む。
ポイント: ケイパーを刻んで加えると、ソースにうまみと風味が加わる。
   のボウルに とツナを缶汁をきって加え、【A】を加えて全体をよく混ぜる。ボウルごと氷水につけてよく冷やす。
ポイント: ソースは冷たいことが必須。時間があれば、冷蔵庫で冷やしておいてもよい。
  鍋にたっぷりの湯を沸かし、1%の塩を入れてフェデリーニを袋の表示時間どおりにゆでる。
  ゆで上げて湯をきったフェデリーニを皿に盛り、 のソースをかける。

このレシピは2011/10/27に再放送しました。



11-3a  トマト肉じゃが

多めにつくったスープを使ってつくる肉じゃがは、甘辛しょうゆ味にたっぷりのトマトで、後味さっぱり。


  エネルギー : 570 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 片岡 護


(2人分)
・じゃがいも 2コ
・たまねぎ 1コ
・にんじん 1/2本
・牛こま切れ肉 170g

 【A】 
  ・砂糖 大さじ2+1/2
  ・酒 カップ1
  ・みりん カップ1/4
・しょうゆ カップ1/4
・スープ カップ1/2
*トマトの蒸しスープ参照 
・トマトジュース カップ1/2
・トマト 1+1/2コ分
・さやいんげん 少々
・サラダ油 
 
    

  じゃがいもは一口大に切る。たまねぎはくし形に、にんじんは一口大に切る。
  鍋にサラダ油少々を熱し、牛こま切れ肉を炒める。色が変わったら野菜を入れて炒め合わせる。【A】を加え、煮立ったらしょうゆを加え、スープ、トマトジュースを加える。
  煮立ったら落としぶたをして30分間煮る。くし形に切ったトマトを加えてトマトに火が通るまで煮る。
  器に盛り、あればゆでたさやいんげん少々を添える。



11-3b  トマトの蒸しスープ

丸ごとトマトのスープ。器ごと蒸すことで、トマトが煮くずれせず、スープもすっきりと仕上がります。


  エネルギー : 30 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (スープを煮る時間は除く)

 講師: 片岡 護


(2人分)
・フルーツトマト 2コ(140g)

 【スープ】*つくりやすい分量。 
  ・固形チキンスープの素 (洋風)  2コ
  ・たまねぎ 1/2コ
  ・にんじん 2cm
  ・セロリ 6cm
  ・セロリの葉 適量
  ・ローリエ 2枚
  ・黒こしょう (粒)  10粒
・塩 
・こしょう 
・黒こしょう (粗びき)  
 
    

  スープをつくる。たまねぎ、にんじん、セロリはそれぞれ薄切りにする。鍋に水カップ4と【スープ】の材料を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にして20〜30分間煮る。ざるなどでこし、塩少々を加えて味を調える。
  フルーツトマトはヘタを取り除き、湯むきする。
  耐熱のスープ皿にトマトを1コずつ入れ、塩・こしょう各少々をふる。 の【スープ】をカップ1ずつ注ぐ。蒸気の上がった蒸し器に入れ、15分間蒸す。黒こしょう適量をふる。



11-3c  ミニトマトのみそ汁

トマトにベーコンとセロリも入った具だくさんのみそ汁はさながら和風のミネストローネです。


  エネルギー : 160 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・ミニトマト 7〜8コ
・ベーコン (薄切り)  50g
・セロリ 1/3本(30g)
・だし カップ2
*煮干しでとったものがおすすめ。 
・シャンツァイ 適量
・サラダ油 
・みそ 
・こしょう 
 
    

  ミニトマトはヘタを取り、四つ割りにする。セロリは筋を取り、斜め薄切りにする。ベーコンは1cm幅に切る。
  鍋にサラダ油小さじ1を熱し、ベーコンを炒める。香りが出てきたら、セロリを加えてしんなりするまで炒める。
  だしを加え、煮立ったらトマトを加え、みそ30gを溶き入れる。
  器によそい、シャンツァイをあしらい、こしょう適量をふる。



11-3d  トマトの白あえ

コクのあるあえ衣とトマトの酸味が好相性。時間がたつとトマトの水分が出てしまうので、食べる直前にあえて。


  エネルギー : 180 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 15分 (豆腐を水きりする時間は除く)

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・トマト 1コ(160g)
・木綿豆腐 1/2丁(150g)
・練りごま (白)  大さじ2
・砂糖 
・うす口しょうゆ 
・塩 
 
    

  トマトはヘタを除いてくし形に切り、斜め半分に切る。
ポイント: 氷に見立てて三角に切るのは、夏向きの切り方。
  耐熱皿に電子レンジ対応の厚手の紙タオルを敷く。適当な大きさにちぎった豆腐を置いて、電子レンジ(500W)に3分間かける。ざるに上げて15分間ほどおいて水けをきる。ざるなどで裏ごしする。
  すり鉢に練りごまを入れて軽くすり、 の豆腐を入れてさらにする。砂糖大さじ1、うす口しょうゆ小さじ2を加え、塩少々で味を調える。トマトを加えてあえる。
ポイント: 練りごまも軽くすってから、豆腐を入れてするとなじみやすい。



11-3e  トマトのみそスープパスタ

冷たい麺に温かいみそ汁をかける、ケッカ風パスタの逆パターン。そうめんでもおいしい。


  エネルギー : 350 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・カッペリーニ 100g
ミニトマトのみそ汁 全量
・シャンツァイ 
・こしょう 
 
    

  カッペリーニは袋の表示時間どおりにゆで、水にさらして水けをきる。器に盛り、ミニトマトのみそ汁をかけて、シャンツァイをあしらい、こしょう適量をふる。



11-3f  トマトの親子丼

トマトと卵は相性よし、トマトとだしも実は相性がいいんです。彩りもよく、目にも鮮やかな夏の新定番丼。


  エネルギー : 760 kcal
  塩分 : 4.40 g
  調理時間 : 20分

 講師: 斉藤 辰夫


(2人分)
・ご飯 (温かいもの)  丼2杯分(500g)
・トマト 1コ(160g)
・鶏もも肉 1/2枚(160g)
・卵 3コ
・みつば 1/4ワ

 【A】 
  ・だし カップ3/4
  ・しょうゆ 大さじ3
  ・砂糖 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
・粉ざんしょう 適量
 
    

  トマトはヘタを取って皮を湯むきし、横半分に切って種を取る。1.5cm角に切る。
ポイント: トマトの酸味が強くなりすぎるのと、水っぽくなるのを避けるために種を取り除く。
  鶏肉は2cm角に切る。熱湯にさっとくぐらせて、表面が白くなったら水にさらし、水けをきる。
ポイント: 鶏肉を霜降りにすると臭みがぬけ、あっさりと仕上がる。
  みつばは3cm長さに切る。卵は溶きほぐす。
  フライパンに【A】を合わせて火にかけ、沸いてきたら鶏肉を入れて火を通し、トマトを加えて1分間ほど煮る。溶き卵を回し入れて軽く混ぜる。中央部分が沸騰して半熟状態になったら火を止めて、みつばを全体に散らす。ふたをして30秒間蒸らす。
ポイント: 溶き卵はフライパンの中央から外側に向かって、円を描きながら細くたらす。
  器にご飯をよそい、 をかけ、粉ざんしょうをふる。

このレシピは、2011/10/27に再放送しました。



11-3g  トマトとモッツァレラの冷たいスープ

モッツァレラチーズをスープ仕立てにした一皿。クリーミーにするためにモッツァレラは水牛の乳でできたものを。


  エネルギー : 540 kcal
  塩分 : -
  調理時間 : 30分 (スープを冷やす時間は除く)

 講師: 片岡 護


(2人分)
・トマト 1コ(160g)
・モッツァレラチーズ 200g
*水牛の乳でつくられたもの。 
・牛乳 110ml
・生クリーム カップ1/2
・たまねぎ (薄切り)  20g
・きゅうり 40g
・バジルの葉 (生/せん切り)  4〜5枚分
・白ワインビネガー 少々
・レモン汁 少々
・塩 
・こしょう 
・エクストラバージンオリーブ油 
 
    

  トマトは小さめの乱切りにする。たまねぎは水にさらし、水けをきる。きゅうりは5mm角に切る。
  モッツァレラチーズは適当な大きさに切る。小鍋に牛乳を入れて60℃ぐらいまで温める。モッツァレラチーズとともにミキサーに入れて、なめらかになるまでかくはんし、ボウルに移す。
  ボウルごと氷水に当て、生クリームを加えて混ぜながら冷ます。塩・こしょう各少々をふる。
ポイント: モッツァレラチーズを溶かして混ぜているので、自然なとろみがつく。
  トマト、たまねぎ、バジルを合わせて白ワインビネガー、レモン汁、塩・こしょう各少々であえる。
   を皿の中央に盛り、きゅうりをのせる。周りに のスープを注ぎ、オリーブ油少々をふる。



11-4 鶏だんごとかぶのスープ煮

食パン入りのフワフワの鶏だんごが絶品。昆布と鶏だんごのうまみをだしとして、かぶにもしっかり煮含めましょう。


 エネルギー : 190 kcal
 塩分 : -
 調理時間 : 40分

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・かぶ 8コ(約730g)

 【鶏だんご】 
  ・鶏ひき肉 200g
  ・卵 1コ
  ・小麦粉 大さじ1/2
  ・しょうが汁 大さじ1/2
  ・塩 小さじ1/3
  ・食パン (6枚切り)  1枚
・昆布 (10cm角)  1枚
・七味とうがらし 適宜
・酒 
・うす口しょうゆ 

*エネルギーは1人分 
 
    

  かぶは茎を2cmほど残して葉を落とし、皮を厚めにむく。茎の付け根は竹串などを使ってきれいにする。
ポイント: 皮の部分に繊維が多いため、大きいかぶの場合ほど厚めにむくことで柔らかく煮上げることができる。皮は浅漬けにして食べてもよい。
  【鶏だんご】の食パン以外の材料をボウルに入れ、なめらかになるまで練り混ぜる。
  食パンは水に浸す。柔らかくなったら水けをしっかり絞り、 に混ぜ合わせる。
ポイント: ひき肉と同量ほどのパンを加えると、ふわりと柔らかな鶏だんごになる。
  鍋に水1リットルを注ぎ、昆布と のかぶを入れて強火にかけて煮立てる。 の肉ダネを手のひらにとり、親指と人さし指でギュッと絞り出し、スプーンですくって鍋に加える。
  酒・うす口しょうゆ各大さじ3を加え、アクを除く。落としぶたをし、表面が静かに波立つ程度の火加減を保ち、約20分間、かぶが柔らかくなるまで煮る。器に盛り、七味とうがらしを添える。
ポイント: たっぷりの煮汁でゆっくり煮る。これが、【鶏だんご】を柔らかく煮上げるコツ。また、火を止めいったん冷ませば、味がグッと入っておいしさアップ!



11-4a  手羽先のにんにくじょうゆ焼き

にんにくじょうゆに漬け込めば、うまみがギュッと凝縮し、焼くとこんがり、パリッとする皮もおいしい手羽先の完成です!


  エネルギー : 60 kcal (エネルギーは1本分)
  塩分 : 0.90 g
  調理時間 : 15分 (手羽先を漬け込む時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・鶏手羽先 10本

 【にんにくじょうゆ】 
  ・しょうゆ カップ1/4
  ・酒 カップ1/4
  ・にんにく 2かけ
 
    

  【にんにくじょうゆ】の材料を準備する。にんにくは皮付きのままたたいてつぶす。
ポイント: たったこれだけの材料に漬け込むだけで、おいしさが格段にアップ。
  ジッパー付きの保存袋に手羽先を入れる。【にんにくじょうゆ】の材料を加え、冷蔵庫で2日間以上漬け込む。
ポイント: 皮がある手羽先は、長時間漬け込んでも味が強くなりすぎない。好みで1週間ほどを目安に漬け込む。
  魚焼きグリルで、手羽先にこんがりとした焼き色がつくまで焼き上げる。にんにくも一緒に焼いて添えてもよい。



11-4b  鶏だんごの照り煮

甘辛い味で煮からめた鶏だんごをご紹介します。短時間でできますし、冷めてもおいしくいただけますよ。


  エネルギー : 150 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(2〜3人分)

 【鶏だんご】 
  ・鶏ひき肉 150g
  ・卵 1コ
  ・小麦粉 大さじ1

 【煮汁】 
  ・水 カップ1/2
  ・砂糖 大さじ1
  ・みりん 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ1+1/2
・ほうれんそう (ゆでて食べやすく切ったもの)  適量
 
    

  ボウルに【鶏だんご】の材料を順に入れ、なめらかになるまでよく練る。
ポイント: だんごのつくり方は鶏だんごとかぶのスープ煮つくり方4を参照。何度かつくれば、必ず上手にできる。
  小さめの鍋に【煮汁】の水を注いで中火にかけ、 をスプーンで丸く形づくって加える。
  鍋底にだんごがくっつかないように少し転がし、砂糖、みりん、しょうゆを加える。弱めの中火で、【煮汁】がほぼなくなるまで煮詰める。器に盛り、ほうれんそうを添える。
ポイント: 少量の煮汁で手早く煮ると、しっかりとした心地よい歯ごたえのある鶏だんごに。柔らかいばかりでなく、これもごちそう。



11-4c  チキンマカロニグラタン

焼きつけた鶏肉のおいしさが際立つグラタンです。ホワイトソースを覚えれば、グラタンが得意料理に加わりますよ。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分 (マカロニをゆでる時間は除く)

 講師: 土井 善晴


(4人分)
・鶏もも肉 1枚(220g)
・たまねぎ 1/2コ(120g)
・マカロニ 100g

 【ホワイトソース】 
  ・バター 50g
  ・小麦粉 50g
  ・牛乳 カップ2+1/2
  ・塩 小さじ1
  ・こしょう 少々
  ・ナツメグ (粉)  少々
・生パン粉 30g
*食パンをミキサーにかけたもの。 
・塩 
・こしょう 
・サラダ油 
・バター 


 

【ホワイトソース】をつくる 
 小鍋にバターを入れ、泡立つまで中火でしっかりと加熱する。小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。 
ポイント: 泡立ちがやさしくなり、全体のかさが沈むまでしっかりと火を入れると、混ぜる手が軽くなってきます。 
 牛乳を5〜6回に分けて注ぎ、よく混ぜる。 
ポイント: 牛乳を加えるたびになめらかになるまで火を入れる。 
 全体がなめらかになり、鍋底からフツフツと沸き上がるような状態になったら、塩、こしょう、ナツメグを加えて味を調える。 
ポイント: 火の入れ方ひとつでソースの風味が違う。しっかり粉に火を入れること。 
    

  具の下ごしらえをする。鶏肉は一口大に切り、塩小さじ1/3、こしょう少々をふって下味をつける。たまねぎは薄切りにする。マカロニは袋の表示時間どおり塩ゆでし、ざるに上げる。くっつくようであればサラダ油少々をまぶす。
  フライパンにバター10g、サラダ油少々を熱し、 のたまねぎを炒める。しんなりとしたら端に寄せ、あいたところに の鶏肉も加えてこんがりと焼き、ほぼ火を通す。
  鍋に【ホワイトソース】、 のマカロニを加え、弱火で少し温めながら混ぜ合わせる。
  グラタン皿に4等分にして入れ、生パン粉を散らす。200〜250℃に温めたオーブンで10〜15分間、様子を見ながらこんがりと焼く。
ポイント: チーズをかけないほうが、おいしいホワイトソースの風味が生きる。



11-5  豆腐の茶碗(わん)蒸し

「空也蒸し」という名前でも知られる豆腐を入れた茶碗蒸しです。のりあんをかけた姿も印象的でごちそう感たっぷりですよ。


  エネルギー : 480 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 30分

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・木綿豆腐 1丁(300g)
・卵 1コ
・だし カップ3/4

 【のりあん】 
  ・焼きのり (全形)  2枚
  ・だし カップ1+1/4
  *下準備参照。 
  ・しょうゆ 大さじ1
  ・かたくり粉 大さじ1+1/2
・塩 
・ごま油 


 

おかずづくりに使いやすい「だし」の材料ととり方 
 鍋に水カップ6、昆布(10cm角)1枚、削り節30gを入れて、弱めの中火で約1分間しっかり煮出し、ざるでこす。約1リットルのだしがとれる。 
    

  ボウルに卵を溶き、だし、塩小さじ1/3を加えて混ぜる。
  中鉢にごま油大さじ1を入れ、豆腐を置いて軽くくずす。
ポイント: ごま油を入れることで、茶碗蒸しにコクが出る。そのまま蒸すので、フライパンに入れてふたができる大きさの耐熱の器を使って。
   を注ぎ入れる。
  深めのフライパンに、中鉢が1/3つかる程度の湯を沸かす。布巾を敷き、その上に中鉢をそっと置いてふたをし、弱火で20分間ほど蒸す。
ポイント: 湯の表面が静かに波立つくらいの火加減を保つ。煮立ってきたらふたを少しずらして火加減を調整して。布巾を敷くと安定する。
  【のりあん】をつくる。鍋にだしを注ぎ、のりをちぎり入れて中火で煮立てる。しょうゆを加え、かたくり粉を同量の水で溶いたものを回し入れてとろみをつける。
  茶碗蒸しに【のりあん】をかけて仕上げる。



11-5a  豆腐とひき肉の煮物

子供でも安心、やさしい味の和風マーボー豆腐をご紹介です。豆腐の存在感もたっぷりで、ご飯がすすみますよ。


  エネルギー : 350 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(2人分)
・絹ごし豆腐 1丁(300g)
・豚ひき肉 100g
・しょうが 20g
・にんにく 1かけ
・ねぎ 1/2本(50g)
・サラダ油 
・しょうゆ 
・かたくり粉 
 
    

  しょうが、にんにく、ねぎは粗いみじん切りにする。
  鍋にサラダ油大さじ2、 のしょうが、にんにくを入れて中火にかける。香りが出てきたらひき肉を加え、木べらなどで混ぜながらしっかり火を通す。
  豆腐を玉じゃくしで大きくすくって加え、火を弱める。
ポイント: 豆腐にすが入らないよう、弱火でやさしく煮るのがポイント。
   のねぎ、しょうゆ大さじ1+1/2〜2、水カップ1も加え、弱火で6〜7分間煮る。火を止め、かたくり粉大さじ1+1/2を同量の水で溶いて加え、サッと煮てとろみをつける。
ポイント: しっかりとした味が好みであれば、しょうゆを多めに入れ、仕上げにごま油を加えてもおいしい。



11-5b  きんぴら豆腐

ごぼうの歯ごたえと、柔らかな豆腐のコントラストが楽しい一品です。豆腐の存在感のあるおいしさを楽しみましょう!


  エネルギー : 210 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(2〜3人分)
・絹ごし豆腐 1丁(300g)
・ごぼう 1本(180g)
・赤とうがらし (種を除いて小口切り)  小さじ1

 【A】 
  ・砂糖 大さじ2
  ・みりん 大さじ1
  ・しょうゆ 大さじ2
  ・酒 大さじ2〜3
・サラダ油 
 
    

  ごぼうはたわしで洗う。斜め薄切りにして、少しずつずらして重ね、3mm幅ほどに切る。水にさらしてアクをぬき、水けをきる。
  フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、 、赤とうがらしを入れて炒める。【A】を順に加え、よく炒め合わせて煮汁をからめる。
ポイント: 酒を加えて煮汁を少し増やすことで、しっかりと煮からめられる。
  豆腐を加えて玉じゃくしで大きくくずし、豆腐がある程度熱くなるまで炒め合わせる。
ポイント: 豆腐は煮込んでいないので、きんぴらのように保存しないで、アツアツをすぐにいただく。



11-5c  かみなり豆腐

熱い油に豆腐を入れたときのはじける音を雷に見立てた粋な一皿をご紹介!シンプルながら滋味深いおいしさですよ。


  エネルギー : 340 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 15分

 講師: 土井 善晴


(2人分)
・木綿豆腐 1丁(300g)
・ねぎ (小口切り)  1本分
・ごま油 
・塩 
・しょうゆ 
 
    

  木綿豆腐は布巾などで表面の水けを押さえておく。鍋にごま油大さじ4を入れて中火にかけ、少し煙が出るくらいに熱したところへ、木綿豆腐を入れる。
ポイント: 鍋ぶたなどで油はねを防いで!
  豆腐を粗くくずし、豆腐がある程度熱くなるまで火にかける。器に油ごと盛り、ねぎをのせる。好みで、塩少々をふるか、しょうゆ少々をたらして食べる。



11-6 きのこの吹き寄せ汁

きのこの香りやだしがよく出て、野趣あふれる味わい。人がたくさん集まるときにたっぷりつくって!


 エネルギー : 110 kcal
 塩分 : -
 調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(5〜6人分)
・きのこ 400〜500g(合わせて)
*まいたけ、しめじ、なめこ、えのきだけなど。 
・なす 1コ
・鶏もも肉 1枚
・みそ 

*エネルギーは1人分 
 
    

  きのこは石づきを除き(えのきだけは根元を切り落として)、食べやすくほぐす。なすはヘタを除き、1cm厚さの輪切りにする。鶏もも肉は一口大に切る。
ポイント: 残って翌日温め直してもまたおいしい汁物なので、きのこは数種類を合わせてたっぷりと。
  鍋に水1リットルを入れて中火にかけ、 を入れる。煮立ったら、浮いてきたアクをすくい取りながら煮る。
  鶏肉に火が通ったら、みそ約100gを溶く。火を弱め、2〜3分間煮て、みその風味を全体になじませる。
ポイント: ここで使ったのは信州みそ。種類によって塩分が違うので、味をみて量を加減する。

◆残ったら、こんな食べ方も!◆
【お煮かけそば】
「お煮かけ」とは、具だくさんの汁にゆでたそばやうどんを合わせた、長野県の郷土料理。きのこたっぷりの吹き寄せ汁は、こんな素朴な食べ方がよく合います。ゆでて洗ったそばを温めて器に入れ、汁も温め直して上にかければでき上がり。好みで一味とうがらしをパラリとふって。



11-6a  えのきと帆立ての昆布蒸し

ほかの素材や調味料のうまみをしっかりと含むえのき茸をつかった一品です。昆布とバターの香りがごちそうですよ!


  エネルギー : 120 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分

 講師: 土井 善晴


(2人分)
・えのきだけ 1袋(100g)
・帆立て貝柱 4コ
・昆布 約20cm
*フライパンに入る長さ。 
・すだち 適量
・酒 
・バター 
・しょうゆ 
 
    

  えのきだけは根元を切り落とし、食べやすくほぐす。帆立て貝柱は半分に切る。昆布は水にサッとくぐらせる。
ポイント: 昆布は水で戻すのではなく、ぬらして表面を柔らかくする程度。
  フライパンに昆布を敷き、えのきだけと帆立てをのせ、酒大さじ3を回しかける。バター10gをのせ、ふたをして強火で2分間ほど蒸し焼きにする。
ポイント: えのきだけと帆立て、それぞれの上にバターを半量ずつのせて蒸す。
  ふたを取り、バターと昆布を少し焦がし、昆布と汁ごと器に盛る。横半分に切ったすだち、しょうゆを添える。
ポイント: 最後にふたを取って少し焦がすのがポイント。うまみが凝縮し、香ばしさも加わる。



11-6b  きのこのピクルス

「ピクルス」といっても保存向けではなく、さっぱりとしたサラダ感覚の甘酢づけです。和・洋、どちらのおかずにもよく合いますよ。


  エネルギー : 470 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 10分 (冷ます時間は除く。)

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)

 【きのこ】*合わせて400g 
  ・生しいたけ 
  ・しめじ 

 【A】 
  ・砂糖 大さじ1
  ・米酢 カップ1/3
  ・黒こしょう (粗びき)  適量
・パセリ (みじん切り)  適量
・オリーブ油 
・塩 
 
    

  しいたけは石づきを切り落とし、1cm幅に切る。しめじは石づきを切り落とし、バラバラにほぐす。フライパンにオリーブ油大さじ3を強火で熱し、しいたけとしめじを入れ、塩小さじ1をふって炒める。
  少ししんなりしたら【A】を順に加えて混ぜる。ふたをして中火で1分間ほど蒸し焼きにし、ふたから蒸気が出てきたら火を止めてボウルに移す。
  すぐにボウルごと氷水に当て、時々ボウルを回しながら混ぜて冷やす。粗熱が取れたらパセリを散らし、完全に冷まして器に移す。
ポイント: 酢の酸味は熱でとびやすいので、なるべく早く冷ます。



11-6c  まいたけと牛肉のしょうゆ煮

味も色も濃く、肉とよく合うまいたけをつかった一皿です。シンプルな味付けなので、ぜひ、おいしいしょうゆを使ってください!


  エネルギー : 840 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : -
  調理時間 : 50分

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・まいたけ 300g
・牛切り落とし肉 200g
だし 1リットル
*豆腐の茶碗(わん)蒸し参照。 
・たまりしょうゆ 大さじ4
・実ざんしょうのつくだ煮 大さじ2
 
    

  まいたけは食べやすい大きさにほぐし、牛肉は一口大に切る。鍋にまいたけ、牛肉、だしを入れて強火にかけ、煮立ったらアクを取る。
  実ざんしょうのつくだ煮と、たまりしょうゆの半量を加える。
ポイント: たまりしょうゆは一度に加えず、まず半量を先に。牛肉、まいたけという力強い素材に釣り合う、濃厚なたまりしょうゆを使う。
  落としぶたをして中火で20分間ほど煮たあと、味をみながら残りのたまりしょうゆを加える。
  再び落としぶたをしてさらに中火で20〜30分間、煮汁が少なくなるまで煮る。
ポイント: ここでしっかり煮詰めておくことで、日もちするおかずに。



11-7 里芋の揚げだし

里芋のおいしさを最大限に楽しめる一品です。ふんわりとした衣に調味だしをほどよく含ませていただきましょう!


 エネルギー : 240 kcal
 塩分 : 4.20 g
 調理時間 : 40分

 講師: 土井 善晴


(2人分)
・里芋 (大)  3〜4コ

 【調味だし】 
  ・水 カップ1
  ・しょうゆ カップ1/4
  ・みりん カップ1/4
  ・削り節 一つかみ
・大根 200〜250g
・しょうが 30g
・かたくり粉 
・サラダ油 

*エネルギーは1人分 
 
    

  里芋は洗って泥を落とし、皮ごと水からゆでる。沸騰後、約25分間ゆで、柔らかくなったら湯をきる。大根、しょうがは皮をむいてすりおろす。
ポイント: 皮ごとゆでると、皮の下のぬめりにある栄養とおいしさを失わない。皮もツルリときれいにむける。
   の里芋が熱いうちに、堅い部分を切り落とす。熱の当たりが和らぐように、布巾で包んで皮をむき、手でギュッと握ってつぶす。
   の里芋に、かたくり粉をたっぷりまぶす。
ポイント: かたくり粉は多めにまぶして揚げると、しっかりとした衣になり、【調味だし】をよく含む。
  小さめのフライパンにサラダ油を1cmほどの深さまで入れて弱火にかけ、菜箸を入れて小さな気泡が出るくらいまで熱する。 の里芋を入れ、表面がこんがりするまでしっかりと揚げる。
  里芋を揚げるのと同時に、【調味だし】をつくる。材料を小鍋に入れて弱火にかけ、ひと煮立ちさせたらざるでこす。 を器に盛り、 の大根おろしとおろしたしょうがをのせて、【調味だし】をかける。

※このレシピは2011/11/03に放送したものです。



11-7a  さつまいもと切り昆布の煮物

甘いさつまいもも切り昆布と合わせれば、ご飯に合う一品に変わります!やわらかいさつまいもがたまりませんよ。


  エネルギー : 540 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.90 g
  調理時間 : 30分

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・さつまいも 1本(300g)
だし カップ3
*豆腐の茶碗(わん)蒸し参照。 
・切り昆布 (乾)  20g
 
    

  さつまいもは皮ごと1.5cm厚さの輪切りにし、水にさらす。切り昆布は、料理ばさみで食べやすい長さに切る。
ポイント: 水にさらすことでさつまいものアクがぬけ、色がきれいに仕上がる。
  さつまいもの水けをきって鍋に入れ、だしを加えて強火にかける。煮立ったら砂糖大さじ3を加え、落としぶたをして弱火で10分間ほど煮る。
ポイント: さつまいもが柔らかく煮えるまで、塩分は加えない。煮くずれしないよう弱火でコトコトと。
  さつまいもが柔らかくなったら、切り昆布を加え、再び落としぶたをして7〜8分間煮る。しょうゆ大さじ1/2を加えて味をなじませ、さらに4〜5分間煮て火を止め、冷ましながら味を含ませる。
ポイント: 昆布に塩けがあるので、しょうゆは風味づけ程度。ヒタヒタの煮汁からいもが少し顔を出すくらいで火を止めて。



11-7b  大学いも

家庭でぜひつくってほしい素朴なおやつです。冷めても固まらず、しっとり柔らかく仕上がるコツをお教えしましょう。


  エネルギー : 850 kcal (エネルギーは全量)
  塩分 : 0.30 g
  調理時間 : 20分

 講師: 土井 善晴


(つくりやすい分量)
・さつまいも 1本(300g)

 【A】 
  ・ざらめ糖 80g
  ・うす口しょうゆ 小さじ1
・白ごま 大さじ1
・揚げ油 
・サラダ油 
 
    

  さつまいもは上下を少し切り落とし、ところどころ縦に皮をむく。14〜15cm長さ、1.5cm角の棒状に切り、水にさらしてアクをぬく。
ポイント: 皮の赤い部分が少し残るようにむいたほうが、さつまいもらしくてきれい。手に持ちやすい長さに切り、残った部分は適当に輪切りにする。
  鍋に湯を沸かして を入れ、2〜3分間ゆでて湯をきり、水けを拭く。
ポイント: ゆでるのは、いもに水分を保たせ、しっとりさせるため。中まで柔らかくしない。
  小さめのフライパンに揚げ油を1cmほどの深さに入れて弱火にかけ、菜箸の先を入れて小さな気泡が出るくらいに熱する。 を入れて3〜4分間揚げ、取り出して油をきる。
ポイント: ここでは中心まで串が刺さるくらいに火を通す。
  フライパンの油をあけてきれいにし、水カップ1/3を入れて熱し、【A】を入れて混ぜる。ざらめ糖を溶かして を戻し入れ、全体にからめる。サラダ油を薄く塗ったバットに取り出して冷まし、白ごまをふる。



11-7c  芋煮

芋煮はとにかくおいしい里芋を使うことが重要です!みそとしょうゆで味を整えた、奥深い味わいの一品ですよ。


  エネルギー : 260 kcal (エネルギーは1人分)
  塩分 : 2.40 g
  調理時間 : 45分

 講師: 土井 善晴


(6〜7人分)
・里芋 12コ(約600g)
・牛切り落とし肉 300g
・こんにゃく 1枚(330g)
・ごぼう 1本
・ねぎ 2本

 【煮汁】 
  ・みそ 80g
  ・酒 カップ1
  ・水 カップ6
  ・みりん 大さじ2
  ・しょうゆ 大さじ約2
 
    

  里芋は洗わずに根元の堅い部分を切り落とし、ナイフで皮をこそげてむく。全部むけたらきれいに洗い、水けをきる。
ポイント: 旬の里芋なら、ナイフでこそげれば軽く皮がむける。包丁でむくと、皮の下のおいしい部分がなくなってしまうのでもったいない!
  こんにゃくは一口大にちぎって水からゆで、煮立ったらざるに上げる。ごぼうはたわしで洗い、大きめのささがきにして水にさらし、水けをきる。ねぎは2cm長さ、牛肉は3cm長さに切る。
ポイント: ごぼうはささがきにして柔らかく煮ると食べやすく、主役の里芋のじゃまをしない。
  鍋を中火で熱して牛肉を入れ、木べらで混ぜていりつけながら火を通す。肉の色が変わったら、【煮汁】のみそを加えていりつけ、香ばしく焼けたら一度取り出す。
ポイント: 肉は一度取り出し、途中で戻し入れると存在感のある煮上がりに。
   の鍋に里芋、こんにゃく、ごぼうを入れて中火にかけ、【煮汁】の酒を加える。鍋底をこそげて混ぜ、全体になじんだら水を注ぐ。アクを取り、弱火で10分間、里芋が柔らかくなるまで煮る。牛肉を戻し、再び煮立ったら、ねぎ、みりんを加えてさらに10分間煮、しょうゆで味を調える。
ポイント: 仕上げはしょうゆで味加減。みそとしょうゆ、2つの発酵調味料で奥深い味わいに。
◆残ったら、こんな食べ方も!◆
《芋煮カレー》
里芋と肉たっぷりの芋煮は、カレーにしてもおいしい。残った芋煮を温め直してカレールー、またはカレー粉適量を溶かします。これはカレー皿ではなく、茶碗(わん)に盛ったご飯にかけて食べるのがふさわしい味!