資料シート●各科目

電磁波

http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/radiowave.html




 電場と磁場の振動が空間を伝わって行く現象を電磁波(electromagnetic wave)という。光も電磁波の一種だ。
 現代では、ラジオ、TV、携帯電話、無線LANなど、多くの通信が電磁波を媒体として行なわれている。さらに、金属線や光ファイバを使った通信も、これらの通信線に沿って電磁波を導いている点が特別だというだけで、広い意味では電磁波を使った通信といっていい。つまり、現代的な通信の技術のほとんどは、電磁波によって成立している。

 電磁波のうち、振動数が3THz(=3×1012Hz)以下のものを電波という。一つの振動数の電磁波を同時に何人もが使うことはできないので(エネルギが低ければ距離を隔てて使うことは可能)、特に電波については使い方が法律できちんと決められている(▽図)。電波の定義も(日本では)電波法で定められている(2条)。

名称
振動数
波長
HF
(=High Frequency)
アマチュア無線
超短波
VHF
(=Very High Frequency)
30 MHz 〜300 MHz
1〜10 m
TV(放送の初期から使われている)
FMラジオ
ポケットベル
アマチュア無線(簡易型)
極超短波
UHF
(=Ultra High Frequency)
300 MHz 〜3 GHz
10 cm〜100 cm
TV(各地にTV局が新設されるようになった60年代後半からVHFに追加するかたちで使われるようになった)
親子電話
無線LAN
アマチュア無線
電子レンジ(通信ではないがこれが無線LANの障害の原因になっている)
センチ波
SHF
(=Super High Frequency)
3 GHz 〜30 GHz
1 cm〜10 cm




もっときちんと学習するための資料

吉村和昭、安居院猛、倉持内武
イラスト-図解
電波のひみつ
(技術評論社) 2002-06-10
ISBN4-7741-1471-5

電磁波 http://www2.nsknet.or.jp/~azuma/e/e0037.htm

コンピュータ


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05-06-10