[映画を創る会]は今も健在です。一時は制作する会員がひとりしかいない、という状態にまで落ち込みましたが、最近ではまた活動が盛んになってきました。
秋の学園祭で行なう定例のもののほか、年に何度か上映会を行なっています。現在は休止していますが、最近まで、
常磐大学など県内の6大学の映画サークルが協働して合同上映会を行っていました。また、95年には、
水戸映画祭でビデオ[黄金のラクダ](藤岡審也)が
NHK賞を受賞しました。
最近の制作に関しては、ジャンルは、学園ドラマあり、
イメージフォーラム系あり、
CGありとさまざまです。全体的に短編が多いようです。
フォーマットとしては、ビデオ、
8ミリフィルム、
コンピュータなどが使われています。
97年度の会員は約20名です。ここ数年は女子が多く、役員も女子が中心という状態が続いています。また、会員の所属に関しては、少し前までは比較文化学類と人文学類が中心でしたが、芸術学群の学生がしだいに増え、今では半数を占めるまでになってきました。
ここ数年の映創の活動状況ですが、ごぞんじのように自主制作を廻る環境は厳しくなり、私が入部した頃からフィルムからビデオの方へと徐々に志向が変わってきました。
しかし手軽に撮影できることもあり、1年間に制作される本数は増加傾向にあります。特徴として長編やストーリー性を重視したものより、短編やイメージの断片をつないで創る作品が多くなったと思います。
サークル名も
[TET]から[ViCC−映画を創る会]へと平成5年より名称変更いたしました。"ViCC"とはVisualCreator's Clubの略です。
数年前は人数は少なかったものの、かなり活発に活動していたと思います。私の後輩達の代になると女性部員が増加し、ここ2年は実質的には執行部は女性だけとなっています。サークルの雰囲気もその頃と比べるとかなり変わってきたように思います。
基本的に春、学園祭、冬に上映会を開くことになっています。多少のずれはありますが、最低でも年に3回は行っています。