ある目的で作業をする場合、作業に関係があるウェブ、文献、人や会社などについての情報がまとめてあって、ウェブを呼び出したり電子メールを出したりできるページがあるととても便利だ。このような目的のために作られているページをホームページ(<homepage=ここから出かけるためのページ)という。
同じことをしていても、必要な情報の選び方やその使いやすい並べ方は人によって違うから、ホームページはウェブを使っている一人一人が1ページずつ作って持つのがふつうだった。けれども、ホームページを作るのはそれなりに面倒なので、最近では、検索サービスの検索ページや所属している会社のウェルカムページ(会社の窓口のページ)をホームページとして共用する人が増えている。また、同時にいくつもの仕事をするために、それぞれの仕事に応じて別々のホームページを使い分けることもできる。
ふつう使われているブラウザには、ホームページを指定しておく機能(▽図)がついている。これによって、ブラウザを立ち上げたら自動でホームページを呼び出して表示させたり、ウィンドーのボタンを打つだけでホームページに戻ったりすることができる。
このように、ホームページはウェブを構成しているいろんなページのうちの一部のページにすぎない。たとえば、ウェブを組み立てているページのうちのほとんどは記事が書いてある本文のページだから、ホームページではない。
けれども、最近の本や雑誌の記事などでは、ホームページではないページ(たとえば記事の本体が載っているページ)のことまで一まとめにしてして"ホームページ"と呼んでいることがある。これは、もとの意味の方もまだ使われていることを考えると、あまりいい呼び方とは言えない(ジャンクション
["ホームページ"誤用問題])。
また、子どもや飼っている猫のことみたいな、自分の
家庭の話題を紹介するページがホームページだと思っている人もいる(笑)!