資料シート●[三月劇場]

EOL
end of line

http://www.infonet.co.jp/apt/March/syllabus/bookshelf/EOL.html




 文章を記録/通信する場合や、作文システムで作文をする場合は、文字列は実際にただの文字の列として表現されている。しかしそれだけでは、文章の区切りがどこか分からないので、文字列の途中に、EOL(end of line=行末)という、区切りのための特別な文字列を入れる。
 EOLは、特別に規則で決めた文字列を使う場合もあるし、ふつうの文字としては絶対に使わない特別な準キャラクタの列(1〜2個の短いもの)を使う場合もある(▽表)。

方式
EOL
MacOS 方式
[CR]
MS-DOS 方式
[CR] [LF]
(2字)
unix 方式
[LF]
HTML
"<BR>"
(4字)

 [LF]、[CR]は、文字の表示/印刷を細かくコントロールするための命令で、ふつうの文字とは全く違った符号が割り当てられているが、それ以外については文字みたいに扱われる。

[LF]
改行
・××× ○×○×
表示位置を今のますのすぐ真下に下ろさせる
[CR]
復帰
・××× ○○××
表示位置を今のますの真左端に戻させる

 EOLは、本来は名前のとおり、行末を示すものだった。しかし、表示や印刷の機能が変化して、行の長さは、作文をする人が指定するのではなく、紙やウィンドーの幅に応じて動的に変化させるようになったので、EOLの役割りも文末を示すものに変化した。ただし、ふつうの作文ではEOLは段落の切れ目に入れるぐらいで、文の切れ目にいちいちEOLをつけたりはしない。



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00-05-20