Mandala Project

グループKATARIBEのマンダラ・プロジェクト


■グループKATARIBE

 グループKATARIBEは昨年10月,Gallery RAKU(京都造形芸術大学・京都芸術短期大学)におけるメディア・インスタレーション「鏡の寓話」の開催を機に,その製作メンバーの中村滋延(作曲家・京都芸術短期大学教授),山田実(造形作家・京都芸術 短期大学講師),石原亘(情報科学・情報工学/コンピュータグラフィックス・常磐大学助教授)によって結成されたグループである。必要に応じて長嶋洋一(情報科学/コンピュータミュージック・作曲家・京都芸術短期大学講師)にも協力参加を要請することになっている。
 基本的には,メディア・インスタレーション「鏡の寓話」の継続製作を意図して結 成されたグループである。

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■ホームページ開設のキッカケ■

 グループKATARIBEは,予定では,今年度10月に「MANDALA(曼陀羅)」をテーマにメディア・インスタレーションを行なうつもりであった。昨年10月の「鏡の寓話」でやり残したことをやり遂げ,そこで新たに発見した問題を追及するつもりであった。残念ながら,予定していた会場がその時期に使用不可能になったので,開催時期の先送りを余儀なくされた。そこで代案として,その時期にインターネットWWWを利用した作品提示を行なうことを企画した。
 そうは言っても,実際には,空間を利用したインスタレーションと,インターネットWWWでの作品提示とは本質的に異なる。インターネットWWWでの作品提示は本物のインスタレーションに向けてのコンセプト提示にしか過ぎない。しかし,インターネッ トのすぐれているところは情報の迅速で幅広いやり取りが可能であるというところであって,こうしたコンセプト提示が,その提示のままで終わらないのである。つまり,グループKATARIBEのコンセプト提示に様々な意見や情報が寄せられることが期待でき,本物のインスタレーションに向けて,そのコンセプトがインターネットWWW上で鍛えられていくのではないかと期待しているのである。  ただ,10月開設予定が7月になってしまった。したがって,ホームページそのものについてのグループKATARIBE内の論議は必ずしも充分であるとはいえない。また開設までの準備期間も少なく,工事中の様相を呈しているところもないとは言えない。だが,そこは,インターネットである。開設してしまえば,日々,様々な形で内容更新が行なわれるはずだと期待しているのである。


■ホームページMANDALA

 ホームページはその開設のキッカケとなったメディア・インスタレーションからMANDALAと名付けられている。このMANDALAは密教の曼陀羅であり,心理学者ユンクがいうところのマンダラでもある。密教の曼陀羅についての宗教思想的な興味や美術作品としての興味,ユンクマンダラについての心理学的な興味,等が予定されている メディア・インスタレーションについてのコンセプトを支えている。ホームページも当然そうしたことを反映した内容になる。
 しかし,何よりもインターネットWWWそのものの構造が曼陀羅の構造によく似ていることが,このホームページの直接的な発想や構造のもとになったのである。


仮想マンダラ美術館

 ここ当面は,「MANDALA(曼陀羅)」をテーマにメディア・インスタレーションのための発想を醸成するために,グループKATARIBE各人が,それぞれのホームページ上のギャラリーにおいて,自由にマンダラをモチーフにしたスケッチやメモを書き,発表していきます。つまり,進行中のアイデアをインターネット上の「仮想マンダラ美術館」で提示・発表していきます。その過程で,いろいろな意見や情報を広く得ていきたいと思っています。われわれのアイデアについての意見をお聞かせください。


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連絡先

このホームページに関する、お問い合わせ、またはご意見などは下記まで。
中村滋延 Mail: nakmra50@mbox.kyoto-inet.or.jp
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    ■ ■■  ■ (自宅)〒569大阪府高槻市高槻町12−1
■■■■■ ■ ■ ■ (勤務)京都芸術短期大学映像研究室
■     ■  ■■     〒606京都市左京区北白川瓜生山2-116
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