基 礎

建物には重さがあります。それを支えるのが基礎です。言い方を変えれば建物は基礎によって地面の上に乗っています。しかし地面は 場所によって千差万別です。1平方メートルに5tの重さまで耐えられるということは、地耐力 5t/u となります。
軟弱な地盤では基礎の面積を広くとると有利になります。
たとえば 5t/uの地盤で10tの重さのものを支えたい時は、1uで5tですから2uの広さにすれば10tを支えられることに なります。

阪神大震災以降、ベタ基礎に人気があるようですが、ベタ基礎というのは建物部分全体をコンクリート基礎によって支えるもので、従 来の布基礎に比べて支える面積は3〜5倍にもなり、かなり丈夫なものです。

ここで基礎を大きく分けると直接基礎と杭基礎に分けられます。杭基礎は荷重の重いビルなどに使われますが、ここでは一戸建住宅に 使われる直接基礎について考えてみます。

直接基礎は、鉄筋コンクリート造の基礎を造り、荷重を地盤の広い範囲に分散させるものです。ですから前述のように広い方が有利と なるわけです。

このとき問題となるのがその広さの決定ですが、それは建物の単位面積(1u)あたりの重量です。
1階分の概算で鉄筋コンクリートで1t〜1.6t、鉄骨造や木造では0.5t〜0.8tです。

例えば木造の2階建てで、延べ床面積が200uとすると、200×0.8t=160tの重さとなります。その土地の地耐力が5t /uの地盤とすると、160÷5=32uの広さの基礎が必要と計算されます。

ここで、建物の重さは同じ建物でも場所によって異なり、地盤も同じ敷地内でも場所によって異なります。その事によって基礎が建物 の場所によって異なった量の沈下をする場合があります。これを不同沈下といいます。

不同沈下を起こすと、建物の柱、梁などにひずみが生じ、ドアが閉まらないなどの構造上の影響がでてきます。
それを防ぐためにも十分に余裕をもったベタ基礎に人気があるのは、前述のとうりです。


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